JP3493915B2 - トラッキング装置 - Google Patents

トラッキング装置

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JP3493915B2 JP27811396A JP27811396A JP3493915B2 JP 3493915 B2 JP3493915 B2 JP 3493915B2 JP 27811396 A JP27811396 A JP 27811396A JP 27811396 A JP27811396 A JP 27811396A JP 3493915 B2 JP3493915 B2 JP 3493915B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はトラッキング装置に
係り、特にヘリカルスキャン方式のVTRにおいて回転
ヘッドを、記録媒体上の傾斜トラックに追従走査させる
トラッキング装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ヘリカルスキャン方式のVTRに適用さ
れる従来のトラッキング装置としては、例えば、コント
ロールトラッキングとエンベロープ検波を併用したもの
が知られている。すなわち、この従来のトラッキング装
置は、回転ヘッドにより映像信号などの情報信号が振幅
一定のRF信号の形態で記録されたテープ長手方向に対
して傾斜したトラックの他に、固定のコントロールヘッ
ドによりテープ長手方向に沿って記録された一定周期の
コントロール信号の記録トラック(コントロールトラッ
ク)を有する磁気テープの既記録信号の再生時などにお
いて、再生コントロール信号と基準信号とを位相比較し
て得たトラッキング誤差信号で磁気テープ走行位相を制
御すると共に、傾斜トラックからの再生RF信号の信号
レベルの平均値を最大にするように磁気テープ走行位相
を制御し、回転ヘッドを傾斜トラックに追従走査させ
る。 【0003】この従来のトラッキング装置によれば、傾
斜トラックとは別のコントロールトラックに記録された
コントロール信号を利用しているので、傾斜トラックパ
ターンに影響されることなく、安定したトラッキングが
とれる利点がある。なお、磁気テープの走行速度は、例
えばキャプスタンモータの逆起電圧を一定とするように
ブリッジ回路などでキャプスタンモータの回転を一定に
制御することで行われる。また、再生時だけでなく、記
録時にも例えば記録映像信号中の垂直同期信号とキャプ
スタンモータの回転に同期した信号とを位相比較して得
た誤差信号によりトラッキング制御される。なお、VT
Rにおいては以上のキャプスタンサーボによるトラッキ
ング制御だけでなく、回転ヘッドの回転を制御するドラ
ムサーボもあるが、本発明とは関係が無いのでその説明
は省略する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、再生RF信
号のエンベロープをトラッキング誤差信号生成のために
用いる上記の従来のトラッキング装置では、既記録トラ
ック群中に別の情報信号を後から挿入記録するインサー
ト編集時には、既記録トラックとインサート編集のため
に後から記録されたトラックとが一部重なりトラック幅
が変化するのが一般的であり、インサート編集されたト
ラックの再生RF信号のエンベロープは記録トラックの
位置に正確に対応しているとはいえないため、精度が悪
い。 【0005】また、従来のトラッキング装置では、再生
RF信号のエンベロープレベルを平均化してトラッキン
グ誤差信号としているが、1本の傾斜トラックは直線で
はなく通常はわずかに蛇行している(いわゆるトラック
曲り)ので、再生RF信号のエンベロープレベルの平均
値を最大にするトラッキングでは最良のトラッキングを
とりにくい。 【0006】一方、再生RF信号のエンベロープレベル
の最大値が得られる位置に回転ヘッドの位置制御を行う
従来のトラッキング装置では、インサート編集を考えた
場合、トラッキングの最良位置に必ずしも制御できな
い。 【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
インサート編集した記録媒体に対しても高精度でトラッ
キングを行い得るトラッキング装置を提供することを目
的とする。 【0008】また、本発明の他の目的は、ヘッド幅が違
うトラックが記録された記録媒体でも、最良のトラッキ
ングができるトラッキング装置を提供することにある。 【0009】更に、本発明の他の目的は、トラック曲り
のある記録媒体に対しても適切にトラッキングし得るト
ラッキング装置を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、第1のアジマス角度の先行ヘッド及び第2
のアジマス角度の後行ヘッドの一対からなる記録用回転
ヘッドにより、情報信号を振幅一定のRF信号の形態
一対ずつ記録した傾斜トラックと、一定周期のコントロ
ール信号を固定のコントロールヘッドにより記録したコ
ントロールトラックとが形成されたテープ状記録媒体の
既記録信号の再生時に、記録用回転ヘッドと同じ第1の
アジマス角度の先行ヘッド及び第2のアジマス角度の後
行ヘッドの一対からなる再生用回転ヘッドを傾斜トラッ
クに追従走査させるトラッキング装置であって、傾斜ト
ラックの一部にトラッキング専用信号が記録され、か
つ、インサート編集時に書き換ることのないトラッキン
グ専用領域を、記録用回転ヘッドにより記録形成する記
録手段と、記録用回転ヘッド及び再生用回転ヘッドの回
転に同期して生成されるドラムパルスに基づき、記録用
回転ヘッド用の第1のヘッドスイッチングパルスと再生
用回転ヘッドの第2のヘッドスイッチングパルスとを生
成するヘッドスイッチングパルス生成手段と、再生用回
転ヘッドにより傾斜トラックから再生した信号に基づ
き、第2のヘッドスイッチングパルスの前縁から再生用
回転ヘッドによるトラッキング専用領域の再生時点まで
の時間を計測する計測手段と、再生時に、再生用回転ヘ
ッドが走査して再生した傾斜トラックに遅れて走査して
再生する記録用回転ヘッドにより、傾斜トラックから再
生した信号中のトラッキング専用領域の再生用サンプリ
ングパルスを、計測手段により計測された時間と、第1
のヘッドスイッチングパルスの前縁の時間位置とに基づ
き生成するサンプリングパルス生成手段と、再生用回転
ヘッドによる再生に遅れて記録用回転ヘッドを再生用と
して用いて傾斜トラックの記録RF信号を再生し、その
エンベロープレベルを検波する検波手段と、検波手段に
より検波されたエンベロープ検波信号をサンプリングパ
ルスでサンプリングした後ホールドしてトラッキングエ
ラー信号を出力するサンプリング及びホールド手段と、
コントロールトラックからコントロールヘッドにより再
生したコントロール信号と基準信号とを位相比較して得
た比較結果と、サンプリング及びホールド手段の出力ト
ラッキングエラー信号とに基づき、制御信号を生成する
制御信号生成手段と、制御信号生成手段の出力制御信号
により、トラッキング専用領域の再生RF信号のエンベ
ロープレベルが、再生用回転ヘッドとして用いるときの
記録用回転ヘッドの後行ヘッドの下端がその後行ヘッド
により記録された傾斜トラックの下端に一致したときの
レベルとなるようにテープ状記録媒体の走行を制御する
制御手段とを有することを特徴とする。 【0011】 この発明では、インサート編集時に書き
換わることのないトラッキング専用領域から再生したR
F信号のエンベロープレベルが、再生用回転ヘッドとし
て用いるときの記録用回転ヘッドの後行ヘッドの下端が
その後行ヘッドにより記録された傾斜トラックの下端に
一致したときのレベルとなるようにテープ状記録媒体の
走行を制御するようにしたため、インサート編集を繰り
返したテープ状記録媒体に対しても、インサート編集後
の傾斜トラックのトラック幅の変化の影響を受けること
がなく、しかも、ガードバンドのないトラックフォーマ
ットのようにトラックの重ね書きがある記録再生装置に
おいても、最適なトラッキングができる。 【0012】また、本発明では、上記のトラッキング専
用領域を、少なくとも傾斜トラックの始端付近と中央付
近と終端付近の3個所に形成されているようにしたた
め、トラック曲りが生じていても、傾斜トラック記録跡
に正確に対応した再生RF信号のエンベロープレベルを
得ることができる。 【0013】 【0014】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。 【0015】図1は本発明になるトラッキング装置の一
実施の形態のブロック図、図2は図1の要部の概略構成
図と動作説明用信号波形図を示す。図1において、回転
ドラム1は固定ドラム2上に回転自在に設けられてお
り、回転ドラム1の固定ドラム2に離間対向する回転面
には記録及びトラッキング用再生ヘッドRと再生ヘッド
Pが設けられている。 【0016】上記のヘッドRとPをより詳細に説明する
と、図2(A)の平面図に示すように、記録及びトラッ
キング用再生ヘッドRはR1及びR2で示すように相対
向して設けられており、また、再生ヘッドPはP1及び
P2で示すように、互いに相対向し、かつ、記録及びト
ラッキング用再生ヘッドR1、R2に対して90°隣接
して設けられている(なお、図1ではヘッドRとPの間
は図示の便宜上、90°より小さな角度で隣接するよう
に図示してある。)。 【0017】更に、上記の各ヘッドR1、R2、P1及
びP2は、図示を省略したが、それぞれ回転方向に対し
てはほぼ同一位置で、高さ方向に対しては位置が異な
り、互いにアジマス角度が異なる先行ヘッドと後行ヘッ
ドの一対からなる。各ヘッドR1、R2、P1及びP2
をそれぞれ構成している一対のヘッドのうち先行ヘッド
同士はそれぞれ同一アジマス角度で、後行ヘッド同士も
それぞれ同一アジマス角度である。 【0018】 上記の記録及びトラッキング用再生ヘッ
ドR1及びR2と再生ヘッドP1及びP2は、図示しな
いドラムモータにより、所定回転数で回転ドラム1と一
体的に回転する。この回転ドラム1の回転位相は、公知
のドラムパルス生成手段3により検出され、その検出パ
ルスがマイクロコンピュータ4に入力されて、記録及び
トラッキング用再生ヘッドR1及びR2の回転位相に同
期したヘッドスイッチングパルスHIDRと、再生ヘッ
ドP1及びP2の回転位相に同期したヘッドスイッチン
グパルスHIDPとして生成される。 【0019】ここで、図1では図示を省略したが、回転
ドラム1には記録媒体として磁気テープが斜めに約18
0°の角度範囲に亘って巻回され、かつ、キャプスタン
5とプーリ(図示せず)により挟持されて一定方向に定
速走行されるようになされている。そして、磁気テープ
には従来と同様に、記録映像信号の垂直同期信号に同期
したコントロールパルスが固定のコントロールヘッド6
によりテープの長手方向に沿って側縁部にコントロール
トラックを形成して記録され、また、ヘッドR1及びR
2により映像信号などの情報信号が例えばディジタルデ
ータ化されて振幅一定のRF信号の形態で磁気テープの
長手方向に対して傾斜したトラックを順次に形成して記
録される点は従来のVTRと同様である。 【0020】しかし、この実施の形態では、図3、図2
(B)及び(F)に示すように各傾斜トラック21に
は、トラック始端付近(入口)の領域22a、トラック
中央付近の領域22b及びトラック終端付近(出口)の
領域22cの計3個所をトラッキング専用領域(IT
I)として、トラッキング専用信号を記録する点に特徴
がある。このトラッキング専用信号は、トラッキング専
用領域であることを示すデータで変調された振幅一定の
信号である。このトラッキング専用信号は、新たに記録
するときは前記ディジタルデータに時系列的に合成され
て記録される。 【0021】ただし、これら3個所のトラッキング専用
領域22a、22b及び22cは、インサート編集時に
は、書き換えられないようになされている。これは、イ
ンサート編集により書き換えられるものとすると、イン
サート編集を重ねた場合、例えば図3に示すように、イ
ンサート記録トラック28がもとのトラック21とずれ
た位置に記録されることが多く、それによりトラック幅
が広くなり、正確なトラッキング位置が分からなくなっ
てしまうからである。 【0022】また、ヘッドR1及びR2により映像信号
などの情報信号が例えばディジタルデータ化されて振幅
一定のRF信号の形態で記録される傾斜したトラック
は、前記したように互いにアジマス角度が異なる先行ヘ
ッドと後行ヘッドにより2本ずつ並列に記録されてい
く。 図4は、磁気テープ23上のある走査で記録され
た2本のトラック21a1及び21b1と、次の走査で
記録される2本のトラック21a2及び21b2を示し
ている。 【0023】次に、この実施の形態の動作について説明
する。図1において、再生時に磁気テープ(図示せず)
のコントロールトラックから再生されたコントロール信
号は、再生アンプ7で増幅され、波形整形回路8で波形
整形された後、マイクロコンピュータ4内の位相比較回
路10に入力され、ここで入力端子9よりの基準信号と
位相比較される。このとき、位相比較回路10にはRF
トラッキング回路12から初期値が入力されている。こ
の位相比較回路10から出力された位相誤差信号は、キ
ャプスタンサーボ回路11に供給されて制御電圧に変換
された後、モータドライバ13で電力増幅されてキャプ
スタン5を回転するキャプスタンモータに印加されその
回転位相を制御する。 【0024】一方、記録及びトラッキング用再生ヘッド
R1及びR2により磁気テープから再生されたRF信号
は、再生アンプ14により増幅された後、エンベロープ
検波回路15に供給されてエンベロープ検波される。こ
のエンベロープ検波信号は、サンプル及びホールド回路
16に供給されて、後述するビデオ系回路17より入力
されるサンプリングパルスによりサンプルされた後ホー
ルドされた後、A/D変換器18でディジタル信号に変
換されてRFトラッキング回路12に供給される。これ
により、RFトラッキング回路12は位相比較回路10
へ再生RF信号のエンベロープレベルに応じた目標値を
出力する。 【0025】上記の回路はコントロールトラッキング方
式といわゆるRFエンベロープ山登りを併用した回路を
構成しており、図5に示すように、傾斜トラック25に
対して再生ヘッドP又はRが26で示すトラックセンタ
ー位置を走査しているときには、そのときの再生RF信
号のエンベロープレベルは図6に30で示すように最大
であるが、図5に27で示すように再生ヘッドP又はR
の走査位置がトラックセンターからずれるほど、そのと
きの再生ヘッドP又はRの再生RF信号のエンベロープ
レベルが、図6に示すように低下する。 【0026】従って、上記のコントロールトラッキング
方式の回路では、上記のトラッキング位置をセンター位
置からずらしたとき、再生RF信号のエンベロープレベ
ルの変化を見て、傾斜トラックに対する最適なトラッキ
ング位置に設定する。 【0027】ここで、この実施の形態では、トラッキン
グ位置は再生RF信号のエンベロープレベルが最大とな
る位置ではなく、図4に示すように、再生する後行ヘッ
ド24の下端が後行ヘッドで記録されたトラック(後行
トラック)21b1の下端と一致する位置である。この
下端位置に後行ヘッドをトラッキングさせるためには、
上記の再生RF信号のエンベロープが、図6に31で示
すように、センター位置にあるときの最大レベルからや
や低下したレベルとなるように、制御することにより実
現できる。 【0028】このようにすることにより、ヘッドの幅に
はばらつきがあり、また、その回転ドラム1への取り付
けはセンターではなく、ヘッド下端を基準としているた
め、特に互換を考慮した場合、後行ヘッドの下端と後行
トラックの下端が一致する位置がすべてのヘッドに対し
て適切なトラッキング位置となる。後行トラックの下端
を利用するのは、先行トラックの上端及び下端と、後行
トラックの上端は別のトラックによって上書きされて分
からなくなってしまうからである。 【0029】また、この実施の形態では、トラッキング
に使用する再生RF信号のエンベロープは最大値でも平
均値でもなく、図3及び図2(B)、(F)に示したよ
うに、3個所のトラッキング専用領域22a、22b及
び22cのみから再生したRF信号のエンベロープを使
用する。すなわち、再生ヘッドP(P1,P2)により
再生された図2(C)に模式的に示すRF信号は図1の
ビデオ系回路17に供給され、ここで復調される。この
ビデオ系回路17はマイクロコンピュータ4から図2
(D)に示す再生ヘッドP1、P2のヘッドスイッチン
グパルスHIDPの立ち下がり又は立ち上がり位置、す
なわち再生ヘッドP1、P2の一方が傾斜トラックのト
ラック開始端に位置するタイミングから、図2(E)に
示す最初の前記トラッキング専用領域22aからトラッ
キング専用信号SPAPが再生されるまでの期間Tを測
定する。 【0030】続いて、ビデオ系回路17はマイクロコン
ピュータ4から供給される図2(I)に示すトラッキン
グ用再生ヘッドR(R1、R2)のヘッドスイッチング
パルスHIDRの立ち下がり又は立ち上がり位置、すな
わち、トラッキング用再生ヘッドR1、R2の一方が傾
斜トラックのトラック開始端に位置するタイミングか
ら、上記の測定期間Tだけ遅延したタイミングでサンプ
リングパルスj1を図2(J)に示すように発生する。
このサンプリングパルスj1はトラッキング用再生ヘッ
ドR1、R2の一方が図2(F)に示す最初のトラッキ
ング専用領域22aの再生時点で発生される。 【0031】更に、1番目のトラッキング専用領域22
aから2番目のトラッキング専用領域22bまでの時
間、及び3番目のトラッキング専用領域22cまでの時
間は既知であるので、ビデオ系回路17は続いて図2
(J)にj2、j3で示すように、2番目のトラッキン
グ専用領域22bの再生時点、及び3番目のトラッキン
グ専用領域22cの再生時点に対応してサンプリングパ
ルスを生成して出力する。 【0032】上記のように、ビデオ系回路17は再生ヘ
ッドP(P1、P2)で先読みしてトラッキング専用領
域22aの位置を知り、その後(例えば数十トラック
後)にトラッキング用再生ヘッドR(R1、R2)で再
生される再生RF信号のサンプリング信号を生成する。 【0033】これにより、図1に示すサンプル及びホー
ルド回路16は、エンベロープ検波回路15で図2
(G)に示す再生RF信号のエンベロープを検波して得
た図2(H)に示す検波信号を、図2(J)に示すサン
プリングパルスでサンプリングし、次のサンプリングパ
ルスが入力されるまでサンプリングレベルをホールドす
る動作を繰り返すことにより、図2(K)に示すような
トラッキングエラー信号を出力する。このトラッキング
エラー信号は、A/D変換器18でディジタル信号に変
換された後、マイクロコンピュータ4内のRFトラッキ
ング回路12に供給される。 【0034】このように、この実施の形態では、トラッ
キング専用信号を他の情報信号に重畳するのではなく、
専用領域に記録し、再生するようにしたので、インサー
ト編集された磁気テープの記録信号再生時でも、トラッ
キング専用領域22a、22b及び22cはそれぞれ書
き換わらないので、正確なトラッキング位置を検出でき
る。また、トラッキング専用領域22a、22b及び2
2cはそれぞれトラックの入口、中央、出口の3個所に
あるため、トラックが曲っている場合でも適切なトラッ
キング位置を検出できる。 【0035】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、トラッキング専用信号が記
録される領域は3か所以外でも可能である。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インサート編集時に書き換ることのないトラッキング専
用領域から再生したRF信号のエンベロープレベルが、
再生用回転ヘッドとして用いるときの記録用回転ヘッド
の後行ヘッドの下端がその後行ヘッドにより記録された
傾斜トラックの下端に一致したときのレベルとなるよう
にテープ状記録媒体の走行を制御することにより、イン
サート編集後の傾斜トラックのトラック幅の変化の影響
を受けることがなく、しかも、ガードバンドのないトラ
ックフォーマットのようにトラックの重ね書きがある記
録再生装置においても、最適なトラッキングができ、よ
って従来に比し互換再生時でも最良のトラッキングがで
きる。 【0037】また、本発明によれば、上記のトラッキン
グ専用領域を、少なくとも傾斜トラックの始端付近と中
央付近と終端付近の3個所に形成することにより、トラ
ック曲りが生じていても、傾斜トラック記録跡に正確に
対応した再生RF信号のエンベロープレベルを得ること
ができるようにしたため、トラック曲りの生じている傾
斜トラックに対しても適切にトラッキングができる。 【0038】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態の構成図である。 【図2】図1の要部のヘッド配置を示す概略平面図と図
1の動作説明用信号波形図である。 【図3】本発明における傾斜トラックの3個所のトラッ
キング専用領域を説明する図である。 【図4】本発明におけるトラッキングすべき記録トラッ
クパターンの一例を示す図である。 【図5】傾斜トラックに対するヘッド位置の各例を示す
図である。 【図6】トラッキング位置と再生RF信号のエンベロー
プレベルとの関係を示す図である。 【符号の説明】 1 回転ドラム 2 固定ドラム 3 ドラムパルス生成手段 4 マイクロコンピュータ(制御信号生成手段) 5 キャプスタン(制御手段) 6 コントロールヘッド(制御信号生成手段) 10 位相比較回路 11 キャプスタンサーボ回路 12 RFトラッキング回路 15 エンベロープ検波回路(検波手段) 16 サンプル及びホールド回路(サンプリング及びホ
ールド手段) 17 ビデオ系回路(サンプリングパルス生成手段) 18 A/D変換器 21、25 傾斜トラック 21a1、21a2 先行トラック 21b1、21b2 後行トラック 22a、22b、22c トラッキング専用領域 24、26、27 ヘッド走査位置 P、P1、P2 再生ヘッド(再生用回転ヘッド) R、R1、R2 記録及びトラッキング用再生ヘッド
(記録用回転ヘッド) HIDP 再生ヘッド用ヘッドスイッチングパルス HID 記録及びトラッキング用再生ヘッド用ヘッドス
イッチングパルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/467 G11B 5/584

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1のアジマス角度の先行ヘッド及び第
    2のアジマス角度の後行ヘッドの一対からなる記録用回
    転ヘッドにより、情報信号を振幅一定のRF信号の形態
    で一対ずつ記録した傾斜トラックと、一定周期のコント
    ロール信号を固定のコントロールヘッドにより記録した
    コントロールトラックとが形成されたテープ状記録媒体
    の既記録信号の再生時に、前記記録用回転ヘッドと同じ
    前記第1のアジマス角度の先行ヘッド及び前記第2のア
    ジマス角度の後行ヘッドの一対からなる再生用回転ヘッ
    ドを前記傾斜トラックに追従走査させるトラッキング装
    であって、 前記傾斜トラックの一部にトラッキング専用信号が記録
    され、かつ、インサート編集時に書き換ることのないト
    ラッキング専用領域を、前記記録用回転ヘッドにより記
    録形成する記録手段と、前記記録用回転ヘッド及び前記再生用回転ヘッドの回転
    に同期して生成されるドラムパルスに基づき、前記記録
    用回転ヘッド用の第1のヘッドスイッチングパルスと前
    記再生用回転ヘッドの第2のヘッドスイッチングパルス
    とを生成するヘッドスイッチングパルス生成手段と、 前記再生用回転ヘッドにより前記傾斜トラックから再生
    した信号に基づき、前記第2のヘッドスイッチングパル
    スの前縁から前記再生用回転ヘッドによる前記トラッキ
    ング専用領域の再生時点までの時間を計測する計測手段
    と、 再生時に、前記再生用回転ヘッドが走査して再生した前
    記傾斜トラックに遅れて走査して再生する前記記録用回
    転ヘッドにより、前記傾斜トラックから再生した信号中
    の前記トラッキング専用領域の再生用サンプリングパル
    スを、前記計測手段により計測された時間と、前記第1
    のヘッドスイッチングパルスの前縁の時間位置とに基づ
    き生成するサンプリングパルス生成手段と、 前記再生用回転ヘッドによる再生に遅れて前記記録用回
    転ヘッドを再生用として用いて前記傾斜トラックの記録
    RF信号を再生し、そのエンベロープレベルを検波する
    検波手段と、 前記検波手段により検波されたエンベロープ検波信号を
    前記サンプリングパルスでサンプリングした後ホールド
    してトラッキングエラー信号を出力するサンプリング及
    びホールド手段と、 前記コントロールトラックから前記コントロールヘッド
    により再生したコントロール信号と基準信号とを位相比
    較して得た比較結果と、前記サンプリング及びホールド
    手段の出力トラッキングエラー信号とに基づき、制御信
    号を生成する制御信号生成手段と、 前記制御信号生成手段の出力制御信号により、前記トラ
    ッキング専用領域の再生RF信号のエンベロープレベル
    が、再生用回転ヘッドとして用いるときの前記記録用回
    転ヘッドの前記後行ヘッドの下端がその後行ヘッドによ
    り記録された傾斜トラックの下端に一致したときのレベ
    ルとなるように前記テープ状記録媒体の走行を制御する
    制御手段とを有することを特徴とするトラッキング装
    置。
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