JPH0866572A - ヘッドレスト及びその製造方法 - Google Patents

ヘッドレスト及びその製造方法

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JPH0866572A
JPH0866572A JP6225511A JP22551194A JPH0866572A JP H0866572 A JPH0866572 A JP H0866572A JP 6225511 A JP6225511 A JP 6225511A JP 22551194 A JP22551194 A JP 22551194A JP H0866572 A JPH0866572 A JP H0866572A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表皮の開口縁が、スティの所定位置に簡単且
つ確実にセットされるようにして、生産性向上,品質安
定を図るヘッドレスト及びその製造方法を提供する。 【構成】 スティ孔11を開口した袋状表皮1と、表皮
1内に基部21が配され、この基部21から延びるステ
ィ22が前記スティ孔11を挿通して外方に突出するよ
うに配設されるインサート2と、前記表皮1内に発泡原
料6が注入され発泡成形によって前記表皮1及び前記イ
ンサート2とを一体化した発泡体3とを備えるヘッドレ
ストAにおいて、上記表皮1には上記スティ孔11の開
口縁14にドーナツ板状の止片4が固着される一方、上
記インサート2のスティ22には所定位置に凹溝23又
は小突起24が設けられ、前記止片4を凹溝23又は小
突起24に係止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のシートバッ
ク上端に取付けられるヘッドレスト及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のシートバック上端には、上下
調整可能にして乗員の頭部を保護し快適さを得るための
ヘッドレストが取付けられている。斯るヘッドレストの
製造方法としては、従来、表皮の覆いがない裸ヘッド
レストを発泡成形した後、表皮を後から被着する製法
と、枕部となる発泡体を成形するにあたって、表皮の
被着も同時に行ういわゆる表皮一体発泡成形による製法
の二つがあった。ここで、前記の表皮一体発泡成形に
よる製法では、まず、スティ92を表皮1のスティ孔1
1に挿通し外方に突き出すようにして表皮1内にインサ
ート9の基部91を配し、アッシー状態とする。次に、
これらが発泡型5のキャビティ面53,54にセットさ
れる(図10)。その後、漏斗8等を使って発泡原料6
を表皮1内へ注入して発泡成形,硬化,脱型を行うこと
で所望のヘッドレストが得られるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の表皮
一体発泡成形で造られるヘッドレストには、以下のよう
な問題があった。表皮1には、布等のラミネート表皮や
塩化ビニル樹脂製のブロー成形表皮等が用いられるが、
表皮1内にインサート9の基部91を配設して発泡原料
6を注入し発泡成形する場合、これら表皮1に剛性がな
いため、表皮は図10のようにキャビティ55底に崩れ
落ち易かった(図10の鎖線)。表皮1の開口縁14に
ドーナツ板状の止片99を取付けても、スティ92が金
属製で滑り易いことからスティ92の所定位置へのセッ
トは困難であった。その結果、表皮1,インサート9の
組付け品を発泡型5にセットするにあたっては、スティ
92をシートバック上端で上下動させる位置決め用切欠
き921を発泡型5のインサートホルダー57に係合さ
せ、更に、表皮1を伸ばすように引き上げ、その上部を
キャビティ上面59にピッタリと当てがわねばならなか
った。この作業は約5秒/個の工数を要し、大量生産の
なかで作業負担となっていた。また、このような措置を
講じても、スティ92は表皮1を所定位置で係止させる
構造をもたなかったために表皮位置が不定となる欠点が
あった。前記のように表皮1を整えて発泡型5を締める
ものの、表皮1の開口縁14からのスティ92の突出し
長さLがバラツいた。突出し長さLが長くなってヘッド
レストの一般面にシワを発生させたり、逆に突出し長さ
Lが短くなりすぎてヘッドレストの下面にシワをつくっ
たりすることもあった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、表
皮の開口縁がスティの所定位置に簡単且つ確実にセット
されるようにして、生産性向上,品質安定を図るヘッド
レスト及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一発明の要旨は、ステ
ィ孔を開口した袋状表皮と、該表皮内に基部が配され、
該基部から延びるスティが前記スティ孔を挿通して外方
に突出するように配設されるインサートと、前記表皮内
に発泡原料が注入され発泡成形によって前記表皮及び前
記インサートとを一体化した発泡体とを備えるヘッドレ
ストにおいて、前記表皮には前記スティ孔の開口縁にド
ーナツ板状の止片が固着される一方、前記インサートの
スティには所定位置に凹溝又は小突起が設けられ、前記
止片を該凹溝又は該小突起に係止したことを特徴とする
ヘッドレストにある。ここで、「ドーナツ板状」とは、
中空部分を有する板状であればよく、内周,外周形状は
円に限定されない。第二発明の要旨は、第一発明で、止
片はその内径をスティ径より小さくする一方、凹溝はス
ティ表面側の切口を大きくする傾斜部とその奥で前記止
片に係合する深溝部とで構成するようにしている。
【0006】第三発明の要旨は、スティ孔を開口し該ス
ティ孔の開口縁にドーナツ板状の止片が固着された袋状
表皮の内部にインサートの基部を配設して、更に、該イ
ンサートのスティを前記スティ孔に挿通し且つスティに
設けられた凹溝又は小突起に前記止片を係止させ表皮の
前記開口縁をスティの所定位置に位置決めして、前記表
皮及びインサートを発泡型にセットした後、前記表皮内
に発泡原料を注入し発泡成形を行うようにしたことを特
徴とするヘッドレストの製造方法にある。
【0007】
【作用】第一発明のヘッドレストによれば、スティをス
ティ孔に挿通すると、表皮の開口縁をセットする位置に
設けた凹溝又は小突起の位置で止片が係止されるので、
表皮開口縁を確実にスティの所定位置に取付けることが
できる。そして、一旦、凹溝又は小突起に止片が係止さ
れると、簡単には止片がズレないので、表皮の開口縁位
置が不定になることはない。第二発明によれば、更に、
凹溝がスティ表面側で切口を大きくする傾斜部を設けて
いるので、止片の凹溝への係合がスムーズになる。そし
て、深溝部の形成によって、係止された止片は外れにく
くなる。第三発明のヘッドレストの製造方法において
は、スティに設けられた凹溝又は小突起に止片を係止す
ると、表皮の開口縁がスティの所定位置に位置決めされ
た状態になり、そのまま次の発泡成形へと進めることが
できるので、表皮,インサートの発泡型内へのセット作
業が円滑に進む。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。
固定式ヘッドレストを造るものである。図1はヘッドレ
ストの表皮にインサートを挿入する前の分解斜視図、図
2は表皮のスティ孔周りの拡大断面図、図3は凹溝の拡
大断面図、図4は別態様の凹溝の拡大断面図、図5は凹
溝に止片を係合させた状態を示す拡大断面図、図6は表
皮内部にインサートの基部を配設して凹溝に止片を係止
させた状態の斜視図、図7はスティに設けられた小突起
周りの拡大断面図、図8は発泡型に表皮及びインサート
をセットし発泡原料を注入する状態を示す縦断面図、図
9はヘッドレストの一部断面斜視図を示す。
【0009】ヘッドレストAは、表皮1とインサート2
と発泡原料が発泡硬化した発泡体3とからなる。表皮1
とインサート2が構成部品で、これらを組みつけたもの
を発泡型5にセット後、発泡成形によって表皮一体の発
泡体3を造ることでヘッドレストAが出来上る。
【0010】表皮1は、布等に緩衝材を裏面に積層する
ラミネート表皮や、合成樹脂製(例えば塩化ビニル樹脂
など)のブロー成形表皮,発泡ゾルスラッシュ成形表皮
等が用いられ、所定の袋状に形成される(図1)。表皮
1の下面側は、スティ挿通用の二つのスティ孔11,1
1(内径約9mm)が開口されている。符号4はスティ
孔11の開口縁14に貼着した止片を示す(図2)。止
片4の形状は、厚みtが約1mmで、内径d1 を約9m
m,外径d2 を約18mmとするドーナツ板状になって
いる。止片4の材質としては、所定の弾性変形を保有す
るもの、例えばポリプロピレン(PP),アクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン(ABS)等の合成樹脂、
又は発泡樹脂,固紙等であればいずれでもよく、本実施
例ではポリプロピレンを採用する。符号12は発泡原料
6を表皮1 内へ注入するための開口部で、表皮1の舌片
13によって取囲まれた状態にある。
【0011】インサート2は、金属製パイプ(外径が約
10mmφ)をコ字状に折曲したもので、表皮1内に配
設される基部21とスティ孔11に挿通しその大半が表
皮外に突出するスティ22とからなる。スティ22に
は、発泡成形時、表皮1の開口縁14(具体的には止片
4)をセットする位置に凹溝23が設けられる。凹溝2
3は、スティ22表面側に向かって扇状に切口を大きく
する傾斜部231と、その奥でスティ中心部方向へ向か
う深溝部232とで構成する(図3)。凹溝23は、こ
こでは、スティ22の横断面で所定の円弧範囲を切欠く
ものであるが、図4のごとく、スティ22の全周面を切
欠いた環状溝としてもよい。傾斜部231は、図3のよ
うに上下面とも仰角,俯角それぞれ45度に拡開し、深
溝幅Wは前記止片4,表皮1に対応して1.2mm程度
としている。スティ外径Dが約10mmφで、止片内径
の約9mmに対応し、スティ外表面から深溝部232ま
での距離Kは約1mmとする。
【0012】ヘッドレストAの製造は、表皮1とインサ
ート2が組込み部品として前もって用意される(図
1)。表皮1は、例えば前述の布と緩衝材との積層品か
ら予めヘッドレストAのカバー形状に縫製され、これを
布面が表面となるように裏返し、舌片13を表皮1内側
に配する。この場合、開口部12は裏返し用の開口でも
ある。まず、開口部12から表皮1内にインサート2を
挿入し、基部21を表皮1内に配設すると共にスティ孔
11にスティ22を挿通し表皮外方へスティ22を突出
状態とする(図6)。そして、スティ22の凹溝23に
止片4を嵌合させ、表皮開口縁14をスティ22の凹溝
位置に位置決めする(図5)。尚、インサート2がコ字
状である場合には、一方のステー孔11からインサート
2の一方を表皮内へ挿入し、他方のステー孔から表皮外
へ出すようにして、基部21を表皮内に配設してもよ
い。そうすれば、表皮1の開口部12を使用しないの
で、開口部12を小とすることができる。止片4は、既
述のごとく、スティ径Dより若干小さい内径を有する薄
片構成であるので、止片4が弾性変形を伴って(図5の
鎖線)スティ22に嵌挿され、凹溝部分で弾性復起して
この凹溝23に係止される。そして、一旦嵌合してしま
えば、深溝部232に嵌るため、ここから外れ難い状態
にある。凹溝23は傾斜部231を形成することで、凹
溝23に止片4が入り込み易く、表皮1,インサート2
のサブアッシー作業を楽にする。表皮1とインサート2
が、このようにサブアッシーされると、表皮開口縁14
がスティ22の凹溝位置に係止され、スティ22の所定
位置からズリ落ちることはなくなる。
【0013】ところで、凹溝23に代え、スティ22の
所定位置に図7のような小突起24を設けることもでき
る。小突起24は、例えば溶接肉盛等によって形成され
る。小突起24は、基部21に向かって図示のごとく先
細のテーパ状とすることが好適である。止片4が小突起
24を弾性変形しながら乗り越え易く(図7の鎖線)、
小突起24を乗り越えてしまえば、今度は小突起24の
上面241が戻り機能を発揮して、止片4が小突起24
に確実に係止されるからである。小突起24はスティ2
2の円周を一周取り巻くようにしてもよいし、その一部
に設けるものであってもよい。尚、小突起24を設ける
場合は、止片4の内径をスティ径Dに略等しくすること
で、スティ22への止片4の挿通は行い易くなり、凹溝
23形成の場合に比し表皮1,インサート2のサブアッ
シー作業が一層簡単になる。小突起24は上述の溶接肉
盛の他、プレス成形などで盛り上げ部分を作って小突起
24としてもよい。
【0014】次に、前記表皮1,インサート2を発泡型
5にセットする(図8)。ここで、発泡型5は可動型5
1と固定型52とからなり、型内部にキャビティ面5
3,54で構成されるキャビティ55を有する。そし
て、固定型52上部にキャビティ55内外に連通する原
料注入孔56を形成し、可動型51の上面にはインサー
トホルダー57を設けている。尚、原料注入孔56は、
その近くにヒンジ機構で設けられた栓(図示せず)によ
って開閉される。発泡型5への表皮1,インサート2の
セットは型開状態下(図8の鎖線)、前記インサートホ
ルダー57にインサート2のスティ22に設けられる高
さ調節用の切欠き221を係合させた後、型閉じし、イ
ンサート2がキャビティ55内に宙吊りで保持されるよ
うにする。かくして、止片4が凹溝23に係止されてい
ることで、表皮1の開口縁14はキャビティ55上部に
位置するスティ22の凹溝23にとどまる。
【0015】その後、発泡原料6が注入機7から漏斗8
等を介して表皮内に所定量注入される。具体的には、原
料注入孔56を利用して表皮1の開口部12からポリウ
レタンフォーム等の液状発泡原料6をキャビティ55内
に注入し、注入後、漏斗8を抜取り、原料注入孔56に
栓をして表皮1,インサート2と一体に発泡させる。発
泡の圧力は舌片13,13を密着するよう塞ぐ方向に働
き、且つ発泡原料6はキャビティ6いっぱいに膨らみ、
発泡硬化すると、表皮1,インサート2と一体化した枕
状の発泡体3を造る(図9)。発泡前に、表皮1がキャ
ビティ面53,54から離れ、たとえ変形していても、
発泡圧によって表皮1はキャビティ面53,54に密着
するよう広がり、発泡体3を被着する所望の表皮1の形
となる。発泡成形過程で、止片4が凹溝23から離れる
ことはないので、発泡原料6の注入圧,発泡圧等によっ
て発泡体3を包む表皮1に皺が生じることはない。
【0016】発泡硬化が終ると、冷却,脱型工程に入
る。発泡型5を開けて、表皮一体発泡品たるヘッドレス
トAが取出される。
【0017】このようにして生産されたヘッドレストA
は、図9のように表皮開口縁14に貼着した止片4がス
ティ22の所定位置(凹溝位置)に係止される構造であ
るので、開口縁14周りの表皮1は位置ズレを起こすこ
となく、発泡体3を包む表皮1の製品時の保形が維持さ
れる。止片4の凹溝23への係止にあたっては、傾斜部
231の形成によって、切口が大きく開いているので、
止片4が凹溝23に誘導され易く、表皮1,インサート
2のサブアッシー作業が円滑に進む。また、止片4の凹
溝23への係止によって、発泡型5へ表皮1,インサー
ト2のサブアッシー品をセットする際、表皮1を手で引
き上げて位置決めする工数も削減できる。更に、スティ
22は所定の凹溝23位置から表皮外へ一定長さの突出
し状態となるので、表皮1に生じる皺,発泡不良等が解
消され、ヘッドレストAの品質は安定する。加えて、止
片4の内径d1 が多少大き過ぎても、発泡成形時、発泡
圧で表皮外方に向かう力が働くと、止片4がスティ端部
側の深溝面,傾斜面(図5中、上側に位置する傾斜部2
31,深溝部232)に密着することになり、従来、開
口縁14付近で散見されたスティ22をつたっての発泡
原料の表皮外への漏出,溢出はなくなる。これは、凹溝
23を図4のようなリング状に形成した場合に一層の改
善効果がある。凹溝23に代え、スティ22に小突起2
4を設けた場合も、前記内容と同様の作用,効果を得
る。
【0018】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。表皮1,インサート2,凹溝23,小突
起24,止片4等の形状,大きさ,材質等は、目的に応
じ適宜選択できる。インサートはコ字状に折曲されたも
のに限らない。実施例で述べた固定式ヘッドレストの
他、可倒式ヘッドレストにも適用できる。また、発泡体
3はウレタン原料に限定されるものでなく、クッション
性を保有する発泡合成樹脂であればいかなるものでもよ
い。
【0019】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係るヘッドレス
ト及びその製造方法は、凹溝に止片が一旦係止されると
ズレないので、製品不良が減り、且つ発泡型内での表皮
を引き上げ位置決めする一作業工程をなくすことができ
るので、生産性向上,品質安定等に優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るヘッドレストの表皮にインサート
を挿入する前の分解斜視図である。
【図2】図1の表皮のスティ孔周りの拡大断面図であ
る。
【図3】図1の凹溝の拡大断面図である。
【図4】図3とは別態様の凹溝の拡大断面図である。
【図5】図3の凹溝に止片を係合させた状態を示す拡大
断面図である。
【図6】表皮内部にインサートの基部を配設して凹溝に
止片を係止させた状態の斜視図である。
【図7】別態様のスティに設けられた小突起周りの拡大
断面図である。
【図8】発泡型に表皮及びインサートをセットし発泡原
料を注入する状態を示す縦断面図である。
【図9】ヘッドレストの一部断面斜視図を示す。
【図10】従来技術の説明断面図である。
【符号の説明】
1 表皮 11 スティ孔 2 インサート 21 基部 22 スティ 23 凹溝 231 傾斜部 232 深溝部 24 小突起 3 発泡体 4 止片 5 発泡型 6 発泡原料 A ヘッドレスト D スティ径

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スティ孔を開口した袋状表皮と、該表皮
    内に基部が配され、該基部から延びるスティが前記ステ
    ィ孔を挿通して外方に突出するように配設されるインサ
    ートと、前記表皮内に発泡原料が注入され発泡成形によ
    って前記表皮及び前記インサートとを一体化した発泡体
    とを備えるヘッドレストにおいて、前記表皮には前記ス
    ティ孔の開口縁にドーナツ板状の止片が固着される一
    方、前記インサートのスティには所定位置に凹溝又は小
    突起が設けられ、前記止片を該凹溝又は該小突起に係止
    したことを特徴とするヘッドレスト。
  2. 【請求項2】 前記止片はその内径をスティ径より小さ
    くする一方、前記凹溝はスティ表面側の切口を大きくす
    る傾斜部とその奥で前記止片に係合する深溝部とで構成
    するようにした請求項1記載のヘッドレスト。
  3. 【請求項3】 スティ孔を開口し該スティ孔の開口縁に
    ドーナツ板状の止片が固着された袋状表皮の内部にイン
    サートの基部を配設して、更に、該インサートのスティ
    を前記スティ孔に挿通し且つスティに設けられた凹溝又
    は小突起に前記止片を係止させ表皮の前記開口縁をステ
    ィの所定位置に位置決めして、前記表皮及びインサート
    を発泡型にセットした後、前記表皮内に発泡原料を注入
    し発泡成形を行うようにしたことを特徴とするヘッドレ
    ストの製造方法。
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