JPH0866025A - 共振型スイッチング電源装置 - Google Patents

共振型スイッチング電源装置

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JPH0866025A
JPH0866025A JP6210401A JP21040194A JPH0866025A JP H0866025 A JPH0866025 A JP H0866025A JP 6210401 A JP6210401 A JP 6210401A JP 21040194 A JP21040194 A JP 21040194A JP H0866025 A JPH0866025 A JP H0866025A
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JP
Japan
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capacitor
resonance
circuit
inductance
power supply
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JP6210401A
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Shinji Aso
真司 麻生
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーフブリッジ構成の共振型スイッチング電
源装置を小型且つ低コストにすると共に、耐ノイズ性を
高める。 【構成】 直流電源1に第1及び第2のトランジスタQ
1 、Q2 の直列回路を接続する。第2のトランジスタQ
2 に並列にトランスT1 の1次巻線N1 を接続する。1
次巻線N1 に直列に直列共振用コンデンサC1 とインダ
クタンスL1 を接続する。第1のトランジスタQ1 には
補助コンデンサを並列に接続しないで、第2のトランジ
スタQ2 のみに補助コンデンサCbを並列に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インダクタンスとこれ
に直列接続されたコンデンサとの共振を使用した共振型
スイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1はスイッチング損失を低減させるた
めの従来の共振型スイッチング電源装置を示す。このス
イッチング電源装置は、交流電源に接続された整流平滑
回路から成る直流電源1の一端と他端との間に接続され
た第1及び第2のスイッチング素子としての絶縁ゲ−ト
型電界効果トランジスタ(以下、単にトランジスタと言
う)Q1 、Q2 の直列回路と、出力トランスT1 と、こ
の出力トランスT1 の1次巻線N1 に直列に接続された
共振用のインダクタンスL1 と第1のコンデンサC1
と、第1及び第2のトランジスタQ1 、Q2 に並列接続
された第1及び第2の補助コンデンサCa 、Cb と、第
1及び第2のトランジスタQ1 、Q2 に逆方向並列に接
続された第1及び第2のクランプ用ダイオードD1 、D
2 と、第1及び第2のトランジスタQ1 、Q2 のゲ−ト
(制御端子)に接続された制御回路2と、出力トランス
T1 の2次巻線N2a、N2bと、この2次巻線N2a、N2b
に接続されたダイオードD3 、D4 と平滑用コンデンサ
C0 とから成る整流平滑回路と、誤差増幅器3と、基準
電圧源4と、電流検出器5とを有する。なお、トランス
T1 は周知のように励磁インダクタンスと漏洩インダク
タンスとを有する。また、第1及び第2のトランジスタ
はソ−スがサブストレ−ト(バルク)に接続された構造
を有するので、第1及び第2のダイオ−ドD1 、D2 は
トランジスタQ2、Q2 に内蔵されている。
【0003】1次巻線N1 とインダクタンスL1 とコン
デンサC1 との直列回路は第2のトランジスタ素子Q2
に並列に接続されている。トランスT1 の1次巻線N1
と2次巻線N2a、N2bとはコア9を介して電磁結合され
ている。2次巻線N2a、N2bの両端はダイオ−ドD3 、
D4 を介してコンデンサC0 の一端に接続され、センタ
タップはコンデンサC0 の他端に接続されている。平滑
コンデンサC0 に接続された出力端子6には負荷(図示
せず)が接続される。誤差増幅器3の一方の入力端子は
出力端子6に接続され、他方の入力端子は基準電圧源4
に接続され、この誤差出力ライン7は制御回路2に接続
されている。この誤差増幅器3は出力検出電圧と基準電
圧との差に対応する電圧を出力する。カレントトランス
から成る電流検出器5はライン8によって制御回路2に
接続されている。
【0004】制御回路2は図2に示すようにVCO(電
圧制御発振器)11と、波形整形回路12と、電流検出
用整流平滑回路14と、比較器15と、過電流検出用基
準電圧源16と、ダイオ−ドDa 、Db とから成る。
【0005】VCO11は図1の誤差増幅器3の出力ラ
イン7にダイオ−ドDa 及びライン7を介して接続され
ていると共にダイオ−ドDb とライン17を介して比較
器15にも接続されている。このVCO11の出力周波
数は、出力端子6の検出電圧が基準値よりも高い時に高
くなり、出力検出電圧が基準値より低い時に低くなると
共に、過電流時にも高くなる。VCO11の出力は波形
整形回路12で方形波に整形され、図5(F)及び
(G)に示す互いに逆位相の2つの制御信号に変換され
る。図5(F)の制御信号はトランジスタQ1 のゲ−ト
(制御端子)に送られ、図5(G)の制御信号はライン
19で第2のトランジスタQ2 のゲ−ト(制御端子)に
送られる。なお、図5(F)(G)の2つの制御信号は
僅かなデットタイムを有して交互に発生する。また、図
5(F)(G)の制御信号のパルス幅はC1 L1 の共振
波形の半波よりも長く設定されている。
【0006】整流平滑回路14はダイオード14aとコ
ンデンサ14bとから成り、電流検出器5の出力ライン
8の電圧を整流して比較器15の一方の入力端子に送
る。比較器15は他方の入力端子に接続された基準電圧
源16の過電流を示す基準電圧と整流平滑回路14の出
力電圧とを比較し、整流平滑回路14の出力電圧が基準
電圧以上になった時にダイオ−ドDb をオン駆動する。
即ち過電流時における比較器15の出力電圧は誤差増幅
器3の出力電圧よりも高くなるように設定され、また、
非過電流時の比較器15の出力電圧は誤差増幅器3の出
力電圧よりも低くなるように設定されている。これによ
り、ダイオ−ドDa 、Db は選択スイッチとして機能す
る。
【0007】図1のスイッチング電源装置において、第
1及び第2のトランジスタQ1 、Q2 は図5(A)
(C)に示すように交互にオンになる。今、トランジス
タQ1 がオンの時には、電源1と第1のトランジスタQ
1 とコンデンサC1 とインダクタンスL1 と1次巻線N
1 とから成る回路によって図5(E)の領域Er 及びE
pに示すように電流が流れる。領域Er の電流はインダ
クタンスL1 とコンデンサC1 との直列共振に基づく電
流をトランスT1 の励磁インダクタンスLp に基づく低
周波共振の電流成分によってバイアスしたものである。
領域Ep の電流は励磁インダクタンスLp の低周波共振
に基づくものである。トランジスタQ1 を流れる電流は
正弦波に近似した波形となり、ターンオン時のゼロ電流
スイッチングが可能になり、スイッチング損失が小さく
なる。第1のトランジスタQ1 のオンからオフへの転換
期間にはコンデンサCa を介して電流が流れ、ゼロボル
トスイッチングが達成される。第1のトランジスタQ1
がオフになると、所定のデットタイムの後に第2のトラ
ンジスタQ2 がオンになり、コンデンサC1 とインダク
タンスL1 と1次巻線N1 と第2のトランジスタQ2 か
ら成る回路に図5の領域Er ′及びEp ′に示すように
共振電流が流れる。上述の動作の繰返しによって出力ト
ランスT1 の1次巻線N1 に第1及び第2の方向の電流
が交互に流れ、2次巻線N2a、N2bにこれに対応した出
力電圧が得られ、これがダイオードD3 、D4 とコンデ
ンサC0 で整流平滑される。図5は第1及び第2のトラ
ンジスタQ1 、Q2 のドレイン・ソ−ス間電圧Vds1 、
Vds2 、ドレイン電流Id1、Id2及び出力トランスT1
の1次巻線N1 の電流In1を示す。図5(E)の電流I
n1のデットタイム領域E1 の電流は、直流電源1とコン
デンサCa とコンデンサC1 とインダクタンスL1 と1
次巻線N1 とから成る共振回路とコンデンサCb とコン
デンサC1 とインダクタンスL1 とから成る共振回路に
基づいて流れる。電流In1の領域E2 の電流は上記の共
振回路のコンデンサCb の代りにダイオードD2 を通っ
て流れる。負の半波における領域E3 、E4 の電流は、
1次巻線N1 とインダクタンスL1 とコンデンサC1 と
コンデンサCb 及びCa を通って流れ、その後、コンデ
ンサCa の代りにダイオードD1 を通って流れる。
【0008】図1の装置において出力端子6の電圧が所
定値よりも高くなった時には、図2のVCO11の出力
周波数が高くなり、第1及び第2のトランジスタQ1 、
Q2のオン・オフ繰返し周波数fが高くなる。逆に出力
端子6の電圧が所定値よりも低い時は上記と反対の動作
になる。
【0009】出力トランスT1 の1次巻線N1 の電圧V
n1の振幅は第1及び第2のトランジスタQ1 、Q2 のオ
ン・オフ周波数fに依存して変化する。図3はオン・オ
フ周波数fとインダクタンスL1 とコンデンサC1 との
共振回路によるトランスT1の2次側への供給電力Pと
の関係を示す。L1 とC1 とで決定される固有の直列共
振周波数f0 よりも高い周波数でトランジスタQ1 、Q
2 がオン・オフすると、供給電力Pが低下する。図4は
これを説明するためのものであり、図4の前半分に示す
fが低い場合には1次巻線N1 の電圧Vn1の振幅か大き
いが、後半分に示すfが高い場合には電圧Vn1の振幅が
低下する。この結果、オン・オフ周波数fをfa 〜fb
の範囲で制御することによって電圧制御及び電力制御が
達成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1の回路
は第1及び第2のトランジスタQ1 、Q2 の両方にコン
デンサCa、Cbが並列に接続されているために、第1
のトランジスタQ1 のオンからオフへの転換時にインダ
クタンスL1 、1次巻線N1 、電源1、コンデンサC
a、コンデンサC1 の回路に電流が流れ、また第2のト
ランジスタQ2 のオンからオフへの転換時に1次巻線N
1 、インダクタンスL1 、コンデンサC1 、コンデンサ
Ca、電源1の回路に電流が流れる。このため、電源1
に含まれるノイズが直列共振回路に入り込み、共振動作
が不安定になることがある。また、スイッチング電源装
置の小型化及び低コスト化が要求されている。
【0011】そこで、本発明の目的は小型化及び低コス
ト化ができると共に、ノイズの影響を受けにくくするこ
とができる共振型スイッチング電源装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、直流電源と、前記直流電源の一端と他端と
の間に接続された第1及び第2のスイッチング素子の直
列回路と、1次巻線と2次巻線とを備えた出力トランス
と、前記2次巻線に接続された整流平滑回路と、前記第
2のスイッチング素子に対して並列に接続された共振用
コンデンサとインダクタンスと前記1次巻線との直列回
路又は共振用コンデンサと漏洩インダクタンスを有する
1次巻線との直列共振回路と、前記第1及び第2のスイ
ッチング素子をデット・タイムを有して交互にオン・オ
フする制御回路と、前記第1及び第2のスイッチング素
子に対して逆並列に接続された第1及び第2のダイオー
ドと、前記第2のスイッチング素子に対して並列に接続
された補助コンデンサとを具備し、前記第1のスイッチ
ング素子に対して並列にコンデンサが接続されていない
共振型スイッチング電源装置に係わるものである。本発
明の第2のスイッチング素子は実施例の第1及び第2の
トランジスタQ1、Q2 のいずれであってもよい。
【0013】
【発明の作用及び効果】本発明においては、直列共振回
路が並列に接続される第2のスイッチング素子には補助
コンデンサを並列接続するが、第1のスイッチング素子
に対してはコンデンサを並列に接続しない。従って、装
置の小型化及び低コスト化が達成されるばかりでなく、
第1及び第2のスイッチング素子のオンからオフへの転
換時に、電源を通って電流が流れない。これにより、電
源のノイズの直列共振回路への侵入を抑制することがで
き、共振動作が安定する。
【0014】
【実施例】次に、図6及び図7を参照して本発明の実施
例に係わる共振型スイッチング電源装置を説明する。但
し、図6において、図1と実質的に同一の部分には同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0015】図6の共振型スイッチング電源装置は図1
の共振型スイッチング電源装置の第1の補助コンデンサ
Caを省いた他は図1と同一に構成したものである。
【0016】図6の第1及び第2のトランジスタQ1 、
Q2 のゲートには図7(A)(B)に示すゲート信号V
g1、Vg2が与えられる。図7のt0 〜t1 期間には、1
次巻線N1 とインダクタンスL1 と共振用コンデンサC
1 と補助コンデンサCbとから成る回路で補助コンデン
サCbの充電が行われる。t1 時点で補助コンデンサC
bの充電が完了すると、励磁インダクタンスLpと漏洩
インダクタンスとを有する1次巻線N1 とインダクタン
スL1 とコンデンサC1 との直列回路を通って流れてい
た電流はダイオードD1 に転流し、上記直列回路とダイ
オードD1 と電源1の閉回路に電流が流れる。従って、
第1のトランジスタQ1 とダイオードD1 とから成る第
1のスイッチ回路の電流I1 は図7(E)に示すように
t1 〜t2 において逆方向電流になる。
【0017】t2 時点で逆方向電流がゼロになると、次
に、電源1と第1のトランジスタQ1 と共振用コンデン
サC1 とインダクタンスL1 と1次巻線N1 とから成る
閉回路に図7(E)のt2 〜t3 に示すように正弦波状
の直列共振電流が流れる。なお、第1のトランジスタQ
1 のオン期間にはC1 L1 の高周波数の直列共振の他に
トランスT1 の図6で破線で示す励磁インダクタンスL
pとコンデンサC1 とに基づく低周波数の共振も生じ
る。励磁インダクタンスLpは1次巻線N1 の負荷に対
して等価的に並列に接続される。なお、漏洩インダクタ
ンス及びインダクタンスL1 に比べて励磁インダクタン
スLpが十分に大きい場合にはLpに基づく共振周波数
は極めて低くなり、この励磁インダクタンスLpに流れ
る電流Ipは傾斜を有してほぼ直線的に増大する。第1
のトランジスタQ1 を通って流れる電流I1 はC1 L1
の共振電流Irと励磁インダクタンスLpの電流Ipと
の合成になる。図7のt3 でC1 L1 の共振電流Irが
ゼロになった後のt3 〜t4においては励磁インダクタ
ンスLpに基づく電流Ipが第1のスイッチ回路の電流
I1 となる。
【0018】t4 で第1のトランジスタQ1 がオフにな
ると、補助コンデンサCbと直列共振用コンデンサC1
とインダクタンスL1 と励磁インダクタンスLpを有す
る1次巻線N1 とから成る閉回路に電流Icbが図7
(G)のt4 〜t5 に示すように流れる。即ち、励磁イ
ンダクタンスLpに流れていた電流Ipが補助コンデン
サCbの電流Icbに転流し、補助コンデンサCbが放電
する。これにより、補助コンデンサCbの電圧即ち第2
のトランジスタQ2 のドレイン・ソース間電圧Vds2 が
図7(D)に示すように徐々に低くなる。一方、第1の
トランジスタQ1 のドレイン・ソース間電圧Vds1 は、
電源1の電圧から第2のトランジスタQ2 のドレイン・
ソース間電圧Vds2 を差し引いた値になるので、図7
(C)に示すように徐々に高くなり、ターンオフ時のゼ
ロボルトスイッチングが達成される。第2のトランジス
タQ2 のゲート信号Vg2を図7(B)に示すようにt5
時点で印加すると、このターンオン時のゼロボルトスイ
ッチングが達成される。従って、スイッチング損失が大
幅に小さくなる。
【0019】t5 時点で補助コンデンサCbの電圧が実
質的にゼロになると第2のダイオードD2 の逆バイアス
が解除される。これにより、励磁インダクタンスLpの
電流は補助コンデンサCbから第2のダイオードD2 に
転流し、図7(F)のt5 〜t6 期間の電流が流れる。
即ち、t5 〜t6 期間には励磁インダクタンスLpを有
する1次巻線N1 と第2のダイオードD2 と直列共振用
コンデンサC1 とインダクタンスL1 とから成る閉回路
で電流が流れる。また、t5 〜t7 の第2のトランジス
タQ2 のオン期間には直列共振用コンデンサC1 と第2
のトランジスタQ2 と1次巻線N1 とインダクタンスL
1 とから成る閉回路で直列共振電流が流れる。この時に
第2のトランジスタQ2 とダイオードD2 とから成る第
2のスイッチ回路に流れる電流I2 は図7(F)のt5
〜t7 のように流れ、図7(E)に示す第1のスイッチ
回路の電流I1 と実質的に同一である。
【0020】t7 で第2のトランジスタQ2 がオフにな
ると、励磁インダクタンスLpによって上向きに流れて
いた電流I2 が補助コンデンサCbに転流し、図7
(G)のt7 〜t8 の電流Icbが流れ、コンデンサCb
の電圧即ち第2のトランジスタQ2 のドレイン・ソース
間電圧Vds2 が図7(D)に示すように徐々に高くな
る。一方、第1のトランジスタQ1 のドレイン・ソース
間電圧Vds1 は電源1の電圧からVds2 を差し引いた値
であるから、図7(C)に示すように徐々に低くなる。
これにより、第1及び第2のトランジスタQ1 、Q2 の
ゼロボルトスイッチングが達成され、スイッチング損失
が低減する。
【0021】t8 時点で第1のトランジスタQ1 のドレ
イン・ソース間電圧Vds1 が実質的にゼロになると、第
1のダイオードD1 の逆バイアスが解除され、励磁イン
ダンタンスLpの電流は補助コンデンサCbから第1の
ダイオードD1 に転流し、励磁インダンタンスLpを有
する1次巻線N1 と直列共振インダクタンスL1と直列
共振コンデンサC1 と第1のダイオードD1 と電源1の
閉回路に電流が流れる。
【0022】本実施例の共振型スイッチング電源装置は
次の効果を有する。 (イ) 図1の従来回路において図7のt0 〜t1 、t
4 〜t5 、t7 〜t8に相当する区間に対応して第1の
補助コンデンサCa及び電源1を通って流れた電流が、
図6の本実施例の回路では流れない。従って、電源1の
ノイズの直列共振回路への入り込みを防いで、共振動作
の安定化を図ることができる。 (ロ) 図1の第1の補助コンデンサCaを省いた分だ
け装置の小型化及び低コスト化が達成される。
【0023】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) トランスT1 の漏洩インダクタンスをコンデン
サC1 との直列共振用のインダクタンスとし、直列共振
用インダクタンスL1 を省くことができる。勿論、トラ
ンスT1 の漏洩インダクタンスとインダクタンスL1 と
の合計をC1 との直列共振用のインダクタンスとするこ
ともできる。 (2) 1次巻線N1 又は1巻線N1 とインダクタンス
L1 との直列回路に対して並列にインダクタンスを接続
し、これを励磁インダクタンスLpと同様に使用するこ
とができる。 (3) トランジスタQ1 、Q2 をバイポーラトランジ
スタとすることができる。 (4) 電流検出器5を設ける代りにコンデンサC1 の
両端電圧を検出し、これにより負荷電流を検出すること
ができる。 (5) 第1及び第2のトランジスタQ1 、Q2 のオン
・オフ周波数の可変範囲を狭くするため及び過電流時に
フの字型垂下特性を得るために直列共振用コンデンサC
1 に直列にコンデンサとインダクタンスとの並列共振回
路(トラップ回路)を接続することができる。この並列
共振回路の共振周波数は直列共振周波数よりも高く設定
する。 (6) 2次巻線N2a、N2bの巻数を変えて2つの異な
った出力を取ることができる。また、出力トランスT1
の2次巻線N2a、N2bの一方を省く構成にすることがで
きる (7) 直列共振用コンデンサC1 とインダクタンスL
1 と1次巻線N1 の直列回路を第1のトランジスタQ1
に並列接続することができる。即ち、図6において電源
1、トランジスタQ1 、Q2 、ダイオードD1 、D2 の
極性を逆にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスイッチング電源装置を示す回路図であ
る。
【図2】図1の制御回路を示す図である。
【図3】図1のQ1 、Q2 のオン・オフ周波数と2次側
への伝送電力との関係を説明するための図である。
【図4】Q1 、Q2 のオン・オフ周波数と1次巻線N1
の電圧との関係を示す図である。
【図5】図1の各部の状態を示す波形図である。
【図6】実施例のスイッチング電源装置を示す回路図で
ある。
【図7】図6の実施例のスイッチング電源装置の各部の
状態を示す波形図である。
【符号の説明】
T1 出力トランス C1 共振用コンデンサ Q1 、Q2 トランジスタ Cb 補助コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、 前記直流電源の一端と他端との間に接続された第1及び
    第2のスイッチング素子の直列回路と、 1次巻線と2次巻線とを備えた出力トランスと、 前記2次巻線に接続された整流平滑回路と、 前記第2のスイッチング素子に対して並列に接続された
    共振用コンデンサとインダクタンスと前記1次巻線との
    直列回路又は共振用コンデンサと漏洩インダクタンスを
    有する1次巻線との直列共振回路と、 前記第1及び第2のスイッチング素子をデット・タイム
    を有して交互にオン・オフする制御回路と、 前記第1及び第2のスイッチング素子に対して逆並列に
    接続された第1及び第2のダイオードと、 前記第2のスイッチング素子に対して並列に接続された
    補助コンデンサとを具備し、前記第1のスイッチング素
    子に対して並列にコンデンサが接続されていないことを
    特徴とする共振型スイッチング電源装置。
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