JPH0863088A - プラント運転訓練シミュレータ - Google Patents

プラント運転訓練シミュレータ

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JPH0863088A
JPH0863088A JP19824294A JP19824294A JPH0863088A JP H0863088 A JPH0863088 A JP H0863088A JP 19824294 A JP19824294 A JP 19824294A JP 19824294 A JP19824294 A JP 19824294A JP H0863088 A JPH0863088 A JP H0863088A
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JP
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training
regular inspection
signal
plant
simulator
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JP19824294A
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Akihiko Maeda
彰彦 前田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】定検作業の訓練可能な運転訓練シミュレータを
提供する。 【構成】信号ケーブルのリフト/ジャンパーを行う端子
台8などを設置した定検訓練制御盤2を備えている。動
特性モデル402で模擬演算された水位高や水位低は、
切替手段403によって○印で流れを切替られ、DO1
から端子台8bを経由してDI2よりリードバックされ
る。この水位高/水位低と操作スイッチ5aの弁開操作
を入力するインターロックモデル402’は、条件が成
立すると弁開指令をDO2から端子台8aを経由してD
I2より再入力する。このとき、訓練員が定検作業内容
に応じて、水位高/水位低あるいは弁開指令が経由する
信号ケーブルを端子台8でリフト/ジャンパーすると、
それらの信号が変化して運転訓練制御盤1の計器等に反
映され、定検作業の正誤が直ちに確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラントの運転訓練シ
ミュレータ係り、特にプラントの定期定検作業の訓練を
可能にするのための訓練シミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エネルギー需要の増大にともなっ
て発電所の大容量化が進み、運転員の早期育成が急務と
なっている。一方、発電所の安全性・信頼性の向上によ
り、機器のトラブルが減少し、実プラントにおけるトラ
ブル対応の機会が減っている。
【0003】このため、プラントの運転訓練シミュレー
タを使った運転操作の習熟が不可欠で、シミュレータの
模擬範囲はプラントの起動から停止までの通常運転はも
ちろん、各種プラント事故の模擬と対応操作にも拡大
し、次第に高度化している。
【0004】ところで、発電プラント等は定期的な保守
点検(定検)が法律によって義務付けられている。定検
作業は、機器の分解点検後に機器の単体動作試験や計器
の校正などを行うが、試験中の機器をプラントからアイ
ソレーションするために、ケーブルやリレーを外してイ
ンターロック条件を替えたり、制御盤の電源をオフして
インターロックが動作しないようにしたりする必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の運転訓練シミュ
レータでは、プラントの通常運転あるいプラント事故対
応操作の習熟を目的としていて、プラントの定検作業に
ついては考慮されていなかった。
【0006】しかし、制御盤の中には多数の端子台やリ
レーがあり、プラントとの間に多数の信号ケーブルが入
出力しているので、制御盤の展開接続図等を調べてアイ
ソレーションやインターロック条件変更等を行う作業
は、熟練しないと時間がかかるばかりか誤作業を生じ
る。そのうえ、定検作業は期間内完了の要請が厳しく且
つ、プラントや現場の状況で異なる対応が求められるこ
とも多いので、熟練者の養成には長期間を要していた。
【0007】本発明の目的は、定検作業の実プラントと
同様の臨場感あふれる模擬訓練が可能で、短期間に熟練
者を養成できる訓練シミュレータを提供することにあ
る。
【0008】本発明の目的は、定検作業を反映させる模
擬信号を簡単に変更できるので、多様な定検作業の訓練
が可能となる訓練効果の高い訓練シミュレータを提供す
ることにある。
【0009】本発明の目的は、定検作業の訓練機能を付
加し、機能性の向上したプラント運転訓練シミュレータ
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、プラン
トの機器の模擬操作を行う複数の操作スイッチやプラン
ト状態を反映する計器などの出力装置を備えた運転訓練
制御盤と、プラントの挙動を模擬演算するシミュレータ
計算機と、前記制御盤と前記計算機の間で模擬信号を入
出力するプロセス入出力装置を備えたプラント運転訓練
シミュレータにおいて、定検作業に関わる定検訓練設備
を設置した定検訓練制御盤を備えると共に、所定の模擬
信号が前記定検訓練設備を経由するための入出力端子を
前記プロセス入出力装置に備えることにより達成され
る。
【0011】本発明の目的は、模擬操作を行う複数の操
作スイッチやプラント状態を反映する計器などの出力装
置を備えた運転訓練制御盤と、プラントの挙動を模擬演
算するシミュレータ計算機と、前記制御盤と前記計算機
の間で模擬信号を入出力するプロセス入出力装置と、前
記計算機に指示を与える指導員コンソールを備えたプラ
ント運転訓練シミュレータにおいて、定検作業に関わる
定検訓練設備を備える定検訓練制御盤と、所定の模擬信
号が前記定検訓練設備を経由するように、前記プロセス
入出力装置に設けられる入出力端子と、前記所定の模擬
信号毎に前記入出力端子及び前記定検訓練設備の接続関
係を設定される信号ルート設定テーブルと、前記指導員
コンソールからの定検訓練モードに応じて前記テーブル
の接続関係となるように前記所定の模擬信号の流れを切
替る切替手段とを有する構成制御手段と、を備えること
により達成される。
【0012】
【作用】本発明の構成によれば、前記定検訓練設備とし
て信号ケーブルのリフト(断)/ジャンパー(接)を行
う端子台や抜去可能なリレー等を設け、シミュレータ計
算機による周期的な模擬出力の一部が、前記定検訓練設
備を経由するように構成されている。
【0013】従って、実際のプラントにおける定検作業
と同様に、信号ケーブルのリフト/ジャンパーあるいは
リレーの引き抜きを行えば、そこを流れている模擬信号
が直ちに変化して前記運転訓練制御盤の計器やCRTな
どに現れるので、誤作業した場合に機器がトリップした
り、警報が発生したり、計器がダウンスケールしたりす
るなど、臨場感にあふれた訓練が可能になる。
【0014】さらに、前記プロセス入出力装置から前記
定検訓練設備を経由する模擬信号毎のルートが容易に外
部から設定できるので、種々の定検作業に応じた切替制
御が可能になり、多様で質の高い訓練が可能になる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0016】本実施例の理解を容易にするために、定検
作業の具体例を説明する。図2(a)に、定検の対象と
なる実プラントの機器の一例を示す。タンク200から
の液体201の流れは、弁204の開/閉によって制御
される。運転監視制御盤206の弁204の操作スイッ
チ(SW)207が操作(オン)されると、開操作信号
は端子台208を介してインターロック回路211に取
り込まれ、水位低信号がオフであれば(インターロック
条件の成立)弁開指令が出力され、端子台210を経由
して弁駆動モータ205を回転し、弁204を開く。タ
ンク200内には水位高検出器202及び水位低検出器
203が設置されていて、水位の上限又は下限を検出す
ると検出信号がオンして、端子台209を経由してイン
ターロック回路211に取り込まれる。
【0017】図2(b)に、インターロック回路211
のリレーシーケンスを示す。弁開操作信号オンで常開の
a接点213または水位高信号オンでa接点214が閉
じると、常閉のb接点215を含むリレー(Ry)21
2の回路に電流が流れ、リレー212のa接点216が
閉じて弁開指令が出力される。一方、水位低信号がオン
でa接点220が閉じると、リレー219、a接点21
8及びリレー217を介してb接点216が開くので、
インターロック条件が未成立となって弁開指令は出力さ
れない。即ち、タンク200内の水位が下限値以下にな
ると、弁204は開動作されない。なお、インターロッ
ク条件の成立/未成立のみかたは、上記と反対であって
もよい。
【0018】図2に示すようなインターロック回路をも
つ弁204の定検作業の場合、弁の分解点検後の動作確
認を制御盤206で行う。このとき、タンク200の水
位が水位低検出レベルになっていると、弁操作スイッチ
を操作してもインターロック条件が成立せず、弁204
の動作確認ができない。
【0019】このような場合に、定検の作業員は制御盤
の展開接続図等を調べて、制御盤に入力している水位低
の信号ケーブルを端子台でリフト/ジャンパーしたり、
あるいはリレーを引き抜いたりしてインターロック条件
を人為的に成立させ、弁204の動作試験をおこなう。
しかし実際の制御盤の中には多数の端子台やリレーがあ
り、プラントからの多数の信号ケーブルが接続されてい
るため、誤作業する場合があった。
【0020】図3は、本発明を適用した発電所の運転訓
練シミュレータの概略の構成図である。訓練室には、実
機の運転監視制御盤と同等の運転訓練用監視制御盤(以
下、運転訓練制御盤)1と、新しく付加される定検作業
訓練用制御盤(以下、定検訓練制御盤)2が設置されて
いる。運転訓練制御盤1には、訓練員の操作する多数の
操作スイッチ5が配備されると共に、図示していない状
態ランプ・ANN窓・指示計・記録計・CRT等の出力
装置を備えて、シミュレータ計算機4で演算されたプラ
ント状態量を反映するように構成している。
【0021】訓練室に隣接しているインストラクタ室に
は、訓練員の操作状況の監視やシミュレータ計算機4へ
の指示や初期設定などを行う指導員コンソール3が設置
されている。
【0022】図4に、シミュレータ計算機4の構成を示
す。ハード構成は、中央処理装置(CPU)40と記憶
装置(主メモリ)42及びプロセス入出力装置(PI
O)41からなる。PIO41は、制御盤1,2との間
で模擬のプロセス状態量を入出力する。
【0023】CPU40は、PIO41やインストラク
ターコンソール3との入出力を行う入出力処理手段40
1、プラント動特性模擬演算手段402、定検訓練モー
ドへの切替機能を含む訓練モード構成制御手段403を
有し、これらの各手段は図示していないOSによって制
御されている。
【0024】記憶装置42には、PIO41やコンソー
ル3との入出力データや模擬演算手段402の演算結果
などを記憶するプラントデータ記憶エリア421、プラ
ント挙動の演算プログラムを記憶するプラント動特性モ
デル記憶エリア422及び後述する構成制御データ記憶
エリア423を有している。
【0025】図5は、定検訓練制御盤2の盤面構成を示
したもので、複数の電源模擬スイッチ6a,6b...
を備える電源模擬ユニット6、複数のリレー(Ry)7
a,7b...を備えるリレーユニット7及び複数の端
子台8a,8b...を備える端子台ユニット8を装備
している。
【0026】シミュレータ計算機4が、定検訓練モード
で演算処理しているときは、定検訓練制御盤2に計算機
4から所定の模擬出力が周期的に与えられ、端子台8あ
るいはリレー7の接点を経由して、再びシミュレータ計
算機4にリードバックされる。また、電源模擬スイッチ
6が操作されると、その操作信号はシミュレータ計算機
4に周期的に入力される。
【0027】図1は、本実施例によるプラント運転訓練
シミュレータの構成を模式的に示したもので、上記した
図2のプラントによる定検訓練を例にして説明する。
【0028】プラント動特性モデル402による模擬演
算は、運転訓練モードではプラントインターロックモデ
ル402’との区別を意識することなく内部処理され
る。即ち、訓練員が運転訓練制御盤1の弁204の操作
スイッチ5aをオンすると、プラント動特性モデル40
2により水位状態が演算され、水位高信号及び水位低信
号が出力される。水位高信号や水位低信号は直接にイン
ターロックモデル402’に与えられ、その演算結果に
従ってプラント動特性モデル402から弁開指令が出力
される。
【0029】図示のインターロックモデル402’は、
図2(b)のインターロック回路211をモデル化した
もので、弁開操作信号と水位高信号のOR回路4021
と、水位低信号のNOT回路4022と、これら両回路
の出力のAND回路4023によって表わされる。
【0030】一方、指導員コンソール3から定検訓練モ
ードと、そのときの切替模擬信号が指定されると、訓練
モード構成制御403は、図示○印部の信号の流れある
いは●印部の信号の流れを実矢線のように切替え、指定
された切替模擬信号をPIO41経由で定検訓練制御盤
2を経由した後に、再びPIO41経由でリードバック
するように切替制御する。以下、この構成を詳細に説明
する。
【0031】PIO41は、運転訓練制御盤1の操作ス
イッチ5の操作状態を入力する操作スイッチ状態入力カ
ードDI1、チエック用入力入力カードDI2、プラン
ト状態模擬出力カードDO1、チエック用出力カードD
O2を備える。なお、PIO41のDO1またはDO2
と端子台8a,8b、あるいはDI2(1),(2)と
端子台8a,bはそれぞれ信号ケーブルで接続されてい
るので、通常この間の信号の流れは固定されている。
【0032】今、定検訓練モードの模擬出力に、水位高
信号及び水位低信号が指定されたとする。訓練シミュレ
ータは、プラント動特性モデル402とインターロック
モデル402’によって、タンク200の水位状態や弁
204の開閉状態の演算を周期的に行い、その演算結果
をPIO41を介して運転訓練制御盤1の指示計9やC
RT等に出力する。
【0033】それと共に、水位高信号、水位低信号は、
DO1から定検訓練制御盤2の端子台8bを経由して、
チエック用DI2(1)から計算機4に再入力される。
さらに、インターロックモデル402’の出力がチエッ
ク用DO2から端子台8aを経由し、チエック用DI2
(2)より計算機4に再入力される。
【0034】この状態で、訓練員が定検訓練制御盤2の
端子台8のケーブルをリフト/ジャンパーした場合、模
擬出力は作業(リフト/ジャンパー)結果を反映して実
時間で変化する。
【0035】たとえば、端子台8aの弁開指令がオンし
ているケーブルをリフトすると、開動作中の弁200が
停止してしまう。また、水位低信号がオンしていると
き、誤って端子台8bの水位高信号ケーブルをジャンパ
ーすると、インターロック条件が成立して弁204が開
き、水位が所定以下となってアラームが発生する。ある
いは水位低信号の模擬のために、端子台8bの水位低信
号ケーブルをジャンパーすべきところを、端子台8aの
弁開指令をジャンパーすると、弁開指令が強制的に与え
られ、インターロック条件が確認できなくなる。
【0036】リレーの例では、水位低信号の流れが図示
の前方●印部で切替られ、DO1の2入力点を介してリ
レー7aの駆動部(図2のリレー219に対応)に印加
される。接点7a’(図2の接点218に対応)は、D
I2(2)の水位低信号の2入力点を介して後方●印部
に戻っている。
【0037】ここで、水位低信号がオンであれば、リレ
ー7aに電流が流れて接点7a’を閉じるので(DI2
(2)の2入力はジャンパー状態)、DI2(2)を経
由した水位低信号もオンとなり、●印部の前後の信号は
同一状態を保つ。
【0038】このとき、リレー7aを引き抜くと、接点
7a’は開くので、DI2(2)の2入力はオフとなっ
て、後の●印部の信号は強制的にオフとなって、インタ
ーロック条件が成立する。即ち、所定の模擬出力が定検
訓練制御盤2のリレー7を経由させることで、定検作業
時に行われるリレーの引き抜きと同じ結果を出力装置に
反映できる。
【0039】このように、定検作業に関連する所定の模
擬信号を定検訓練制御盤2の端子台やリレーを経由させ
ることで、ケーブルのリフト/ジャンパーあるいはリレ
ーの引き抜きなどの定検作業を模擬信号に反映できる。
これにより、訓練員は定検作業の正誤など直ちに運転訓
練制御盤の計器やCRTで確認でき、臨場感あふれる定
検作業の訓練が可能となる。
【0040】図6は、上記した信号のルート(流れ)の
切替を示す説明図で、(a)は運転訓練モード、(b)
は定検訓練モードである。シミュレータ計算機4は、プ
ラント動特性モデル402、インターロックモデル40
2’及びPIO41を入出力する信号を区別するため
に、各々の位置におけるパラメータにユニークな名前
(番号)をつけて管理している。
【0041】同図(a)の場合、プラント動特性モデル
402の演算結果は、直ちにインターロックモデル40
2’の入力になる。たとえば、水位高信号と水位低信号
のパラメータ名は、プラント動特性モデル402では
「0002」と「0003」、インターロックモデル4
02’では「1002」と「1003」が付与され、前
者から後者への流れは、行き先のパラメータ名を付与す
ることで内部処理される。当然、このパラメータ名は、
プラントデータ記憶エリア421のアドレスと対応付け
られている。
【0042】同図(b)の場合、定検作業の訓練のため
に切替を行うパラメータついては、プラント動特性モデ
ル402及びインターロックモデル402’のパラメー
タ名に対し、パラメータが経由するPIO41のDO1
のチャンネル番号、端子台8の端子台座標、チエック用
DI2のチャンネル番号が対応付けられる。
【0043】本例の場合、切替対象の模擬信号には、水
位高信号と水位低信号が予め指定される。そして、水位
高信号は「0002」⇒「D002」⇒「A03・0
4」⇒「d002」⇒「1003」と、水位低信号は
「0003」⇒「D003」⇒「A05・06」⇒「d
003」⇒「1003」と、矢点線のように流れるルー
トとなる。なお、図示の矢実線の流れは、他のプラント
例で設定されるパラメータで、本例では切替対象になっ
ていない。
【0044】図7に、インストラクタコンソール3にお
ける切替模擬信号を割付る画面例を示す。定検模擬盤出
力信号割付の画面には、番号(NO)順に端子台8の座
標が対応し、たとえばDO2のパラメータ名「PD−0
002」をキー入力すると、信号名称「タンク水位高」
が表示されると共に、端子台座標A(03)(04)が
割付られる。なお、画面上の端子NOやパラメータ名の
矩形部がデータ入力エリアである。
【0045】このように割付られた切替模擬信号は、記
憶装置42の構成制御データ記憶エリア423で、表示
例と同様の構成の信号ルート設定テーブル4231に格
納される。訓練モード構成制御手段403は、コンソー
ル3から切替対象の模擬信号を指定されると、設定テー
ブル4231を参照して該当する信号名称のパラメータ
名と端子台座標を読出し、プラント動特性モデル402
などにおける該当信号のパラメータ名と結び付けて、図
6(b)に示す信号ルートを構成する。
【0046】これによれば、所望の切替模擬信号をコン
ソール3から簡単に割付られるので、インストラクタ
(指導員)は多種多様の定検作業に応じて、自由に切替
対象の模擬出力を指定して訓練内容を設定することがで
き、質の高い定検訓練が可能になる。
【0047】次に、第二の実施例を説明する。図8は、
指示計校正作業を行う場合の訓練シミュレータの構成を
示したものである。
【0048】水位は、プラント動特性モデル402にて
実時間で演算され、PIO42のプラント模擬アナログ
出力カードAO1を介して、運転訓練制御盤1の水位指
示計9aに出力されている。
【0049】この水位指示計9aの校正作業を、定検訓
練制御盤2を使用して訓練する場合、図示の〇印部でシ
ミュレータ計算機4の信号の流れを切替える。即ち、プ
ラント動特性モデル402の演算結果が、チエック用出
力カードAO2を経由して定検訓練制御盤2の端子台8
aに入力し、端子台8aでの作業(リフト/ジャンパ
ー)結果をチェック用AIカードAI1を介して計算機
4にリードバック入力し、そのリードバック値をAO1
を介して水位指示計9aに出力する。
【0050】図9は、アナログ信号である水位模擬出力
を、切替模擬信号として割付る画面例である。訓練モー
ド構成制御手段403は、タンク水位レベルを切替模擬
出力として指定されると、端子台8aの座標A(09)
(10)を経由するように制御する。
【0051】この構成において、水位指示計9aを校正
するために、訓練員は定検訓練制御盤2で水位模擬出力
用のケーブルをリフトする。指示計9aは直ちにダウン
スケールするので、リフトした端子台8aより校正用レ
ベル信号を入力して、指示計9aの表示を校正する。も
ちろん、リフトしたケーブルが誤っていれば、その計器
の指示がダウンし、場合によってはアラームが発生す
る。
【0052】本実施例によれば、定検作業における計器
の校正と同様にして、対象計器のケーブルのリフトと指
示計の表示動作をさせることができ、実際と同等の訓練
が可能となる。
【0053】次に、第三の実施例を説明する。図10
は、運転訓練制御盤1の電源スイッチ操作の訓練シミュ
レータの構成を示したものである。なお、図は理解しや
すいように模式的に示されているので、実際の構成と多
少相違するところがある。
【0054】定検作業中のインターロック動作を禁止す
るために、対応するプラントの運転訓練制御盤1の電源
スイッチを断操作する場合、この操作の誤りは許されな
い。そこで、インストラクターコンソール3より電源断
する制御盤1を指定し、対応する電源模擬スイッチ6を
誤りなく断操作する訓練が必要になる。
【0055】シミュレータ計算機4のプラント動特性モ
デル402の演算は、所定の制御盤1の電源が断する
と、取得できなくなるパラメータが生じる。このパラメ
ータ値を予めプラントデータ記憶エリア421に記憶
し、訓練モード構成制御403のパラメータ値切替手段
4031によって切替、参照可能に構成している。
【0056】また、インターロック条件は、インターロ
ックモデル402’の演算結果に関わらず、強制的にオ
ンまたはオフを与えるモデル402”が追加される。こ
のモデル403”は、訓練時にオフ信号を出力するワイ
プアウト(WO)4024および/またはオン信号を出
力する論理和4025から構成される。このモデル40
2”が定検専用となる場合は、通常のプラント挙動の演
算に用いられることがないので、プラント動特性モデル
記憶エリア422の領域外に格納するようにしてもよ
い。
【0057】定検訓練制御部2に配備されている電源模
擬スイッチ6aの操作信号は、PIO41のチエック用
DI1を介して、パラメータ切替手段4031の切替信
号、モデル402”のWO4024の制御信号及び論理
和4025の一方の入力信号となる。
【0058】本実施例はこのように構成されているの
で、電源模擬スイッチ6aが断操作されるとオン信号が
出力されて、パラメータ切替手段4031は電源ダウン
時のパラメータ値が入力されるように切替るので、プラ
ント動特性モデル402はそのパラメータ値に従ってプ
ラント状態を模擬演算する。また、インターロックモデ
ル403”は、例えばWO4024からオフ信号を動特
性モデル402に与えるので、この条件で以後の定検作
業を進めることができる。
【0059】このとき、電源模擬スイッチ6の操作に誤
りがあると、該当制御盤のインターロック条件が生きて
いるので、所望の定検作業の訓練ができないばかりでな
く、他の制御盤1の電源断によってシミュレータ4の模
擬演算が混乱して、アラームが発生する。
【0060】なお、上記した訓練シミュレータの各実施
例では、定検訓練制御盤2を新たにもうける構成を示し
たが、図3の運転訓練制御盤1に組込むこともできる。
また、運転訓練用シミュレータに、本発明の定検訓練機
能を付加する例を示したが、独立した定検訓練シミュレ
ータとして構成してもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明の訓練シミュレータによれば、シ
ミュレータ計算機によるプラント模擬演算の所定出力を
定検訓練制御盤に迂回させ、この定検訓練制御盤に定検
作業におけるジャンパー/リフト作業等を実際と同様に
行える端子台等を設置しているので、定検作業をしなが
らその正誤を監視でき、実際の定検作業と同様の臨場感
にあふれた訓練を行えるので、プラントの定検作業員を
短期間に養成できる効果がある。
【0062】また、定検訓練制御盤を経由させ定検作業
を反映させる模擬信号を指導員コンソールから設定でき
るので、多種多様の定検作業の訓練が簡単に実現でき、
訓練効果を向上できる効果がある。
【0063】さらに、定検訓練機能は従来のシミュレー
タ計算機に組み込まれ、運転訓練と定検訓練のモード選
択によって双方の訓練が可能となるので、安上がりで使
い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示し、定検訓練制御盤
を備えたプラント運転訓練シミュレータの機能構成図。
【図2】プラントの一例を示す構成図とそのインターロ
ック回路図。
【図3】本発明を適用するプラント運転訓練シミュレー
タの概略のハード構成図。
【図4】本実施例のシミュレータ計算機の機能構成図。
【図5】本実施例の定検訓練制御盤の実装図。
【図6】運転訓練モードと定検訓練モードで切り替わる
模擬信号ルートの説明図。
【図7】定検訓練モードで切り替わる模擬信号ルートを
割付る画面図。
【図8】本発明の第二の実施例を示し、指示計校正の定
検訓練を説明するプラント運転訓練シミュレータの機能
構成図。
【図9】第二の実施例におけるアナログの模擬信号ルー
トを割付る画面図。
【図10】本発明の第三の実施例を示し、制御盤電源の
パワーオフを模擬するプラント運転訓練シミュレータの
機能構成図。
【符号の説明】
1…運転訓練用監視制御盤、2…定検作業訓練用制御
盤、3…指導員コンソール、4…シミュレータ計算機、
5…模擬操作スイッチ、6…電源模擬スイッチ、7…リ
レー、8…端子台、40…中央処理装置(CPU)、4
1…プロセス入出力装置(PIO)、42…記憶装置
(主メモリ)、401…入出力処理手段、402…プラ
ント動特性模擬演算手段、403…訓練モード構成制御
手段、421…プラントデータ記憶エリア、422…模
擬演算モデル(プログラム)記憶エリア、423…信号
ルート設定テーブル。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの機器の模擬操作を行う複数の
    操作スイッチやプラント状態を反映する計器などの出力
    装置を備えた運転訓練制御盤と、プラントの挙動を模擬
    演算するシミュレータ計算機と、前記制御盤と前記計算
    機の間で模擬信号を入出力するプロセス入出力装置を備
    えたプラント運転訓練シミュレータにおいて、 定検作業に関わる定検訓練設備を設置した定検訓練制御
    盤を備えると共に、所定の模擬信号が前記定検訓練設備
    を経由するための入出力端子を前記プロセス入出力装置
    に備えることを特徴とするプラント運転訓練シミュレー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記定検訓練設備は、前記プロセス入出力装置と信号ケ
    ーブルで接続される複数の端子台および/またはリレー
    で、定検作業のために信号ケーブルのリフト/ジャンパ
    ーあるいはリレーの抜去が可能となるように装備される
    ことを特徴とするプラント運転訓練シミュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記所定の模擬信号は、ある模擬演算の出力が他の模擬
    演算の入力となる場合の前記出力であり、前記入出力端
    子を介して前記定検訓練設備を経由し、前記他の模擬演
    算の入力とされることを特徴とするプラント運転訓練シ
    ミュレータ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3において、 前記定検訓練制御盤は、前記運転訓練制御盤上に構成さ
    れることを特徴とするプラント運転訓練シミュレータ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、 前記シミュレータ計算機は、定検訓練モードの指定に応
    じて、前記所定の模擬信号が前記所定の定検訓練設備を
    経由するように信号の流れを切替る切替手段を備えるこ
    とを特徴とするプラント運転訓練シミュレータ。
  6. 【請求項6】 プラントの機器の模擬操作を行う複数の
    操作スイッチやプラント状態を反映する計器などの出力
    装置を備えた運転訓練制御盤と、プラントの挙動を模擬
    演算するシミュレータ計算機と、前記制御盤と前記計算
    機の間で模擬信号を入出力するプロセス入出力装置を備
    えたプラント運転訓練シミュレータにおいて、 定検作業に関わる信号ケーブルをリフトおよび/または
    ジャンパーするための複数の座標部をもつ端子台を設置
    し、前記プロセス入出力装置の所定の入/出力端子と前
    記端子台の所定座標部を信号ケーブルで接続し、所定の
    模擬信号が前記信号ケーブルを経由して前記プロセス入
    出力装置に入力または再入力するように構成される定検
    訓練制御盤を設けることを特徴とするプラント運転訓練
    シミュレータ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記所定の模擬信号は、所定のインターロックモデルの
    入力信号および/または出力信号であることを特徴とす
    るプラント運転訓練シミュレータ。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 前記所定の模擬信号は、所定の計器への出力信号であ
    り、該出力信号を経由する信号ケーブルをリフトして当
    該計器の校正を可能にすることを特徴とするプラント運
    転訓練シミュレータ。
  9. 【請求項9】 請求項6において、 前記定検訓練制御盤は、前記運転訓練制御盤の電源オフ
    を模擬し、前記プロセス入出力装置の所定入力端子から
    入力する模擬電源スイッチを設置し、 前記シミュレータ計算機は、前記模擬電源スイッチから
    の信号に応じて、前記模擬演算の初期値を電源オフ時の
    パラメータ値に切替且つ、前記模擬演算による所定のイ
    ンターロックモデルの出力をオンまたはオフの一側に切
    替る切替手段を備えることを特徴とするプラント運転訓
    練シミュレータ。
  10. 【請求項10】 模擬操作を行う複数の操作スイッチや
    プラント状態を反映する計器などの出力装置を備えた運
    転訓練制御盤と、プラントの挙動を模擬演算するシミュ
    レータ計算機と、前記制御盤と前記計算機の間で模擬信
    号を入出力するプロセス入出力装置と、前記計算機に指
    示を与える指導員コンソールを備えたプラント運転訓練
    シミュレータにおいて、 定検作業に関わる定検訓練設備を備える定検訓練制御盤
    と、所定の模擬信号が前記定検訓練設備を経由するよう
    に、前記プロセス入出力装置に設けられる入出力端子
    と、 前記所定の模擬信号毎に前記入出力端子及び前記定検訓
    練設備の接続関係を設定される信号ルート設定テーブル
    と、前記指導員コンソールからの定検訓練モードに応じ
    て前記テーブルの接続関係となるように前記所定の模擬
    信号の流れを切替る切替手段とを有する構成制御手段
    と、を備えることを特徴とするプラント運転訓練シミュ
    レータ。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記信号ルート設定テーブルは、前記指導員コンソール
    から設定されることを特徴とするプラント運転訓練シミ
    ュレータ。
  12. 【請求項12】 請求項10または11において、 前記切替手段は、前記指導員コンソールからの運転訓練
    モードに応じて、前記所定の模擬信号の前記定検訓練設
    備の経由を解除することを特徴とするプラント運転訓練
    シミュレータ。
  13. 【請求項13】 請求項10または11または12にお
    いて、 前記シミュレータ計算機は、前記模擬演算による所定模
    擬信号を前記定検訓練制御盤に周期的に出力すると共に
    リードバックすることを特徴とするプラント運転訓練シ
    ミュレータ。
  14. 【請求項14】 プラントの機器の模擬操作を行う複数
    の操作スイッチやプラント状態を反映する計器などの出
    力装置を備えた模擬制御盤と、プラントの挙動を模擬演
    算するシミュレータ計算機と、前記模擬制御盤と前記シ
    ミュレータ計算機間で模擬信号を入出力するプロセス入
    出力装置を備えた訓練シミュレータにおいて、 定検作業に関わる定検訓練設備を前記模擬制御盤に備え
    ると共に、前記プロセス入出力装置の所定の入出力端と
    前記定検訓練設備をケーブル接続し、所定の模擬信号が
    前記定検訓練設備を経由するように構成してなることを
    特徴とする定検訓練機能を備えた訓練シミュレータ。
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