JPH085942Y2 - 搬送物の除電・除塵装置 - Google Patents
搬送物の除電・除塵装置Info
- Publication number
- JPH085942Y2 JPH085942Y2 JP8324190U JP8324190U JPH085942Y2 JP H085942 Y2 JPH085942 Y2 JP H085942Y2 JP 8324190 U JP8324190 U JP 8324190U JP 8324190 U JP8324190 U JP 8324190U JP H085942 Y2 JPH085942 Y2 JP H085942Y2
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- static
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- Cleaning In General (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本願考案は、コンベヤラインに配置して主としてプラ
スチック成形品の搬送物に帯電した静電気を除去すると
共に表面に付着した塵を取り除く装置に関する。
スチック成形品の搬送物に帯電した静電気を除去すると
共に表面に付着した塵を取り除く装置に関する。
［従来の技術］ 近年、自動車等のスピードメーターや回転計等を収納
する枠体やフロントパネルは、プラスチック成形品が使
用されることが多い。
する枠体やフロントパネルは、プラスチック成形品が使
用されることが多い。
しかしながら、自動車メーカーにおいては、精密電子
部品を多用することもあってプラスチック成形品に帯電
した静電気が原因でメーター類の破損や故障が生じるの
を避けるためにプラスチック成形品の除電や除塵をプラ
スチック成形品メーカーに厳しく要求している。
部品を多用することもあってプラスチック成形品に帯電
した静電気が原因でメーター類の破損や故障が生じるの
を避けるためにプラスチック成形品の除電や除塵をプラ
スチック成形品メーカーに厳しく要求している。
そこで、現状では、手作業によって静電気や塵埃を取
り除いたり、あるいはフロンを使用して洗浄することが
行われているが、能率性や環境汚染の点で問題があっ
た。
り除いたり、あるいはフロンを使用して洗浄することが
行われているが、能率性や環境汚染の点で問題があっ
た。
また、第６図に示すような装置を実施している場合も
あるが完全に静電気や塵埃を取り除くには至っていな
い。
あるが完全に静電気や塵埃を取り除くには至っていな
い。
この除電・除塵装置60は、平ベルト61を使用したコン
ベヤ62に配置され、しかも平ベルトの搬送路の上側のみ
に有効なものである。
ベヤ62に配置され、しかも平ベルトの搬送路の上側のみ
に有効なものである。
すなわち、平ベルト61の上部のみに搬送路を覆うフー
ド53を配設し、このフード63内の搬入路上側に除電極64
を配設すると共にその近傍にエアノズル65を配置してい
る。
ド53を配設し、このフード63内の搬入路上側に除電極64
を配設すると共にその近傍にエアノズル65を配置してい
る。
除電極64は、除電トランスよりの電圧印加によって針
先からコロナ放電によるイオンを生成するものである。
先からコロナ放電によるイオンを生成するものである。
そして、製品に付着したプラス又はマイナスイオンの
帯電体を中和して除去するとともに表面に付着したごみ
を上記エアノズル65によって吹き飛ばして除去してい
る。
帯電体を中和して除去するとともに表面に付着したごみ
を上記エアノズル65によって吹き飛ばして除去してい
る。
さらに、中和されたイオンや浮遊した塵をフード64の
上部に配設したダクトホース66に接続した図示省略の集
塵機によって吸引してフード63の外部に排出している。
上部に配設したダクトホース66に接続した図示省略の集
塵機によって吸引してフード63の外部に排出している。
［考案が解決しようとする課題］ 前記従来例は、成形品を平ベルトによって搬送するた
めとフード内の上部一箇所だけの除電極やエアノズルの
ために成形品の上面あるいは側面の除電や除塵のみが可
能であって底面に付着した静電気や塵を除去することは
不可能であった。
めとフード内の上部一箇所だけの除電極やエアノズルの
ために成形品の上面あるいは側面の除電や除塵のみが可
能であって底面に付着した静電気や塵を除去することは
不可能であった。
すなわち、平ベルトに搬送品を載置するという構造で
は、除電極からのマイナス又はプラスイオンあるいはノ
ズルからのジェット流を底面に作用させるということは
到底不可能であり、底面の除電・除塵を行うことができ
ない。
は、除電極からのマイナス又はプラスイオンあるいはノ
ズルからのジェット流を底面に作用させるということは
到底不可能であり、底面の除電・除塵を行うことができ
ない。
本願考案は、前記従来例の課題を解決するために網状
平ベルトを採用すると共に搬送路の上下に除電バーとエ
アノズルを配設して成形品全体の除電・除塵を可能にし
た。
平ベルトを採用すると共に搬送路の上下に除電バーとエ
アノズルを配設して成形品全体の除電・除塵を可能にし
た。
［課題を解決するための手段］ 本願考案は、網状ベルトコンベヤの中間部に、網状ベ
ルトコンベヤを上下から覆うフードを配設し、このフー
ド内の網状ベルトコンベヤの搬送面上下段に一以上の除
電バー及び送風管を交互に配置すると共に上段の除電バ
ーと送風管の位置に対して下段の除電バーと送風管の位
置をずらし、さらに、リターン側の網状ベルトを前記除
電バーと送風管の下側に走行させたことを特徴とする搬
送物の除電及び除塵装置である。
ルトコンベヤを上下から覆うフードを配設し、このフー
ド内の網状ベルトコンベヤの搬送面上下段に一以上の除
電バー及び送風管を交互に配置すると共に上段の除電バ
ーと送風管の位置に対して下段の除電バーと送風管の位
置をずらし、さらに、リターン側の網状ベルトを前記除
電バーと送風管の下側に走行させたことを特徴とする搬
送物の除電及び除塵装置である。
［実施例］ 第１図は本願考案の一実施例を示す正面図、第２図は
同じく平面図、第３図は同じく側面図及び第４図は要部
を示す説明図である。
同じく平面図、第３図は同じく側面図及び第４図は要部
を示す説明図である。
本願考案の除電・除塵装置１は、フレーム２の一端に
配置した駆動装置３によって駆動される網状平ベルト４
を使用したベルトコンベヤ５の搬送路のほぼ中間に配置
される。
配置した駆動装置３によって駆動される網状平ベルト４
を使用したベルトコンベヤ５の搬送路のほぼ中間に配置
される。
すなわち、搬送路を挟んでその上下に後述の除電バー
や送風管を支持するフレーム６を前記フレーム２に固定
する。
や送風管を支持するフレーム６を前記フレーム２に固定
する。
このフレーム６は、第１図に示すように搬送路の進入
側と搬出側の上下にそれぞれ一対の除電バー7,8,9,10を
支持している。
側と搬出側の上下にそれぞれ一対の除電バー7,8,9,10を
支持している。
除電バー７〜10は、別途除電トランスから供給される
電圧を印加することによって、コロナ放電で搬送物の表
面に帯電したマイナス又はプラスイオンを中和する針電
極を搬送路の幅方向の長さに応じて適宜横列している。
電圧を印加することによって、コロナ放電で搬送物の表
面に帯電したマイナス又はプラスイオンを中和する針電
極を搬送路の幅方向の長さに応じて適宜横列している。
すなわち、この除電バーは、第５図に示すように交流
コロナ放電を利用した帯電防止装置であって、円筒形の
絶縁物11内に交流高電圧を印加する導線12を配設すると
共に表面に多数の針電極13を固定し、さらに、この針電
極13を除いた周囲に接地アングル14（導体）を具備する
絶縁円筒15を配置して導線12と接地アングル14の間に交
流の高圧を加えてコロナ放電を発生する作用を奏する。
コロナ放電を利用した帯電防止装置であって、円筒形の
絶縁物11内に交流高電圧を印加する導線12を配設すると
共に表面に多数の針電極13を固定し、さらに、この針電
極13を除いた周囲に接地アングル14（導体）を具備する
絶縁円筒15を配置して導線12と接地アングル14の間に交
流の高圧を加えてコロナ放電を発生する作用を奏する。
さらに、本願考案は、搬入路と搬出路を除いて適宜の
板材15によって密閉した箱型のフード16を具備し、上記
除電バー7,8を一例としてフード16内の搬入路と搬出路
の上方にそれぞれ配置し、この除電バー7,8の間のジェ
ット流を送出する送風管17を配置している。
板材15によって密閉した箱型のフード16を具備し、上記
除電バー7,8を一例としてフード16内の搬入路と搬出路
の上方にそれぞれ配置し、この除電バー7,8の間のジェ
ット流を送出する送風管17を配置している。
他方、フード16内には、前記搬送路側の網状平ベルト
４を挟んでその下側にも針電極13を上に向けた除電バー
9,10とノズルを上に向いた送風管18を除電バー9,10の間
に配設している。
４を挟んでその下側にも針電極13を上に向けた除電バー
9,10とノズルを上に向いた送風管18を除電バー9,10の間
に配設している。
そして、上側の除電バー7,8と送風管17が下側の除電
バー9,10と送風管18と上下位置で一致しないように下側
の除電バー9,10と送風管18を搬送路の長手方向に沿って
ずらした位置に配置している。
バー9,10と送風管18と上下位置で一致しないように下側
の除電バー9,10と送風管18を搬送路の長手方向に沿って
ずらした位置に配置している。
また、フード16の側部には図示省略の集塵機に連なる
エアダクト19を接続している。
エアダクト19を接続している。
さらに、リターン側の網状平ベルト４は、前記徐電ア
ー9,10及び送風管18の下側を通過するように配置してい
る。
ー9,10及び送風管18の下側を通過するように配置してい
る。
さらにまた、本願装置の搬入路と搬出路側の開口部分に
は、搬送物の走行の妨げにならないことと送風管17,18
からの空気の流れをフード16の外側に出さないように柔
軟なスリット入り板材又は多数の帯状体あるいは線状体
を列ねたのれん20を垂下している。
は、搬送物の走行の妨げにならないことと送風管17,18
からの空気の流れをフード16の外側に出さないように柔
軟なスリット入り板材又は多数の帯状体あるいは線状体
を列ねたのれん20を垂下している。
［考案の効果］ 本願考案は、網状平ベルトを採用し、かつ、搬送路の
上下にそれぞれ除電バーと送風管を配置したことによ
り、搬送物の上部や側面はいうまでもなく特に底面に帯
電した静電気の除電及び塵埃の除塵を完全に行うことが
できる。
上下にそれぞれ除電バーと送風管を配置したことによ
り、搬送物の上部や側面はいうまでもなく特に底面に帯
電した静電気の除電及び塵埃の除塵を完全に行うことが
できる。
しかもその上下の各除電バーと送風管の位置を上下の
延長線上に重ならないように搬送路に沿って何れか一方
をずらしたことにより、上下の吹出し干渉を防止して、
さらに強力な除電・除塵を行うことができるようになっ
た。
延長線上に重ならないように搬送路に沿って何れか一方
をずらしたことにより、上下の吹出し干渉を防止して、
さらに強力な除電・除塵を行うことができるようになっ
た。
また、本願考案は、従来のフロン洗浄による環境汚染
や手作業による非能率的な作業に代わって、単にコンベ
ヤ上を走行させるだけで成形品に帯電した静電気の除電
と付着した塵埃の除去を短時間かつ容易に行うことがで
きる高作業性を実現した。
や手作業による非能率的な作業に代わって、単にコンベ
ヤ上を走行させるだけで成形品に帯電した静電気の除電
と付着した塵埃の除去を短時間かつ容易に行うことがで
きる高作業性を実現した。
第１図は本願考案の一実施例を示す正面図、第２図は同
上平面図、第３図は同上側面図、第４図は同上説明図及
び第５図は除電バーの一例を示す斜視図及び第６図は従
来例を示す斜視図である。 １……除電・除塵装置、２……フレーム、３……ベルト
駆動装置、４……網状平ベルト、５……ベルトコンベ
ヤ、６……フレーム、７〜10……除電バー、16……フー
ド、17,18……送風管、19……エアダクト、20……のれ
ん。
上平面図、第３図は同上側面図、第４図は同上説明図及
び第５図は除電バーの一例を示す斜視図及び第６図は従
来例を示す斜視図である。 １……除電・除塵装置、２……フレーム、３……ベルト
駆動装置、４……網状平ベルト、５……ベルトコンベ
ヤ、６……フレーム、７〜10……除電バー、16……フー
ド、17,18……送風管、19……エアダクト、20……のれ
ん。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｇ 45/22 Ｂ
Claims (2)
- 【請求項１】網状ベルトコンベヤの中間部に網状ベルト
コンベヤを覆うフードを配設し、このフード内の網状ベ
ルトコンベヤの搬送面上下段に一以上の除電バー及び送
風管を交互に配置し、かつ上段の除電バーと送風管の位
置に対して下段の除電バーと送風管の位置を搬送路に沿
ってずらし、さらに、リターン側の網状ベルトを前記除
電バーと送風管の下側に走行させたことを特徴とする搬
送物の除電及び除塵装置。 - 【請求項２】上記除電バーは、円筒形の絶縁物内に交流
高電圧を印加する導線を配設すると共に表面に多数の針
電極を固定し、さらに、この針電極を除いた周囲に接地
アングル（導体）を具備する絶縁円筒を配置して導線と
接地アングルの間に交流の高圧を加えてコロナ放電を発
生する請求項１記載の搬送物の除電・除塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8324190U JPH085942Y2 (ja) | 1990-08-08 | 1990-08-08 | 搬送物の除電・除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8324190U JPH085942Y2 (ja) | 1990-08-08 | 1990-08-08 | 搬送物の除電・除塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0442113U JPH0442113U (ja) | 1992-04-09 |
| JPH085942Y2 true JPH085942Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=31630742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8324190U Expired - Fee Related JPH085942Y2 (ja) | 1990-08-08 | 1990-08-08 | 搬送物の除電・除塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085942Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003068496A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-03-07 | Kasuga Electric Works Ltd | プラスチック成型品の除電方法 |
| DE102004057445A1 (de) * | 2004-11-24 | 2006-06-01 | Hauni Maschinenbau Ag | Vorrichtung zum kontaktlosen Reinigen eines Förderelementes und Anordnung zum Transportieren und/oder Speichern stabförmiger Artikel mit einer Vorrichtung zum kontaktlosen Reinigen eines Förderelementes |
| JP4637155B2 (ja) * | 2007-10-30 | 2011-02-23 | 小島プレス工業株式会社 | 除電除塵装置及び除電除塵方法 |
| JP5222572B2 (ja) * | 2008-01-28 | 2013-06-26 | 内外施設工業株式会社 | 作業室 |
| JP5572522B2 (ja) * | 2010-10-28 | 2014-08-13 | 本田技研工業株式会社 | 除電除塵装置 |
| CN109018838A (zh) * | 2018-09-22 | 2018-12-18 | 徐州市吉隆彩印包装有限公司 | 一种生产用纸箱输送装置 |
-
1990
- 1990-08-08 JP JP8324190U patent/JPH085942Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0442113U (ja) | 1992-04-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |