JPH0858736A - 折り畳み式コンテナの自動組立機 - Google Patents

折り畳み式コンテナの自動組立機

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JPH0858736A
JPH0858736A JP6202045A JP20204594A JPH0858736A JP H0858736 A JPH0858736 A JP H0858736A JP 6202045 A JP6202045 A JP 6202045A JP 20204594 A JP20204594 A JP 20204594A JP H0858736 A JPH0858736 A JP H0858736A
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Japan
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container
side plate
side plates
rectangular frame
containers
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JP6202045A
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Inventor
Morio Yokoyama
盛夫 横山
Keita Kurata
慶太 倉田
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SEIKATSU KYODO KUMIAI HIROSHIM
SEIKATSU KYODO KUMIAI HIROSHIMA
Orii KK
Original Assignee
SEIKATSU KYODO KUMIAI HIROSHIM
SEIKATSU KYODO KUMIAI HIROSHIMA
Orii KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B43/00Forming, feeding, opening or setting-up containers or receptacles in association with packaging
    • B65B43/26Opening or distending bags; Opening, erecting, or setting-up boxes, cartons, or carton blanks
    • B65B43/265Opening, erecting or setting-up boxes, cartons or carton blanks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B43/00Forming, feeding, opening or setting-up containers or receptacles in association with packaging
    • B65B43/12Feeding flexible bags or carton blanks in flat or collapsed state; Feeding flat bags connected to form a series or chain
    • B65B43/14Feeding individual bags or carton blanks from piles or magazines
    • B65B43/16Feeding individual bags or carton blanks from piles or magazines by grippers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 4個の爪でコンテナを内側から支持するコン
テナ把持機構をもつ構造の簡潔な自動組立機の提供。 【構成】 矩形枠2と、矩形枠2に対して上辺が回動自
在に設けられ下辺に底板5が回動自在に設けられ中央で
横V字型に内側に折り畳まれる対向する1対の第1の側
板3と、矩形枠2に対して上辺が回動自在に設けられ水
平に内側に畳まれる対向する1対の第2の側板4と、か
らなる無蓋の箱型のコンテナ1を組み立てる自動組立機
であって、折り畳まれたコンテナを段積みして搬入する
コンテナ搬入装置(台車)10と、搬入された段積みコ
ンテナの最上部のコンテナ矩形枠2の内側を把持して持
ち上げることでコンテナを懸吊状態し、第2の側板4を
上方から突き押しすることで側板3,4を外側に拡開し
てコンテナ1を箱型に組み立てるローダハンド20と、
から構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、止め針等を全く使用せ
ずに箱形態に組み立てたり、偏平な形態に折り畳んだり
することのできるコンテナを組み立てる自動組立機の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば冷凍食品等を入れて運搬する発泡
スチロール製の箱型のコンテナは、空箱の状態でも、運
搬に必要なスペースが小さくならない。この欠点を解消
するために、折り畳み式コンテナが開発された。この折
り畳み式コンテナは全体がプラスチックでできている。
即ち外装はポリエチレンとポリプロピレンであり、内部
には断熱材としてウレタンが用いられている。そして、
図1及び図2に示すように、折り畳めば、運搬に必要な
スペースは約3分の1となる。構造は、水平に配置され
る矩形枠2に対して第1の側板3と第2の側板4とがそ
れぞれ上辺が回動自在に設けられている。第1の側板3
の下辺には底板5が回動自在に設けられている。またこ
の第1の側板3の中央には内面に水平方向に切り込み6
が形成されている。この切り込み6により中央で横V字
型の状態で内側に折り畳むことができる。第2の側板4
は水平に内側に畳まれる。蓋はない。
【0003】折り畳む場合は、第2の側板4を跳ね上げ
るようにして水平な状態で内側に畳む。次に第1の側板
3を横V字型に折り畳む(図1)。組み立てる場合に
は、逆の順序となる。即ち、まず第1の側板3を伸長さ
せ、次に第2の側板4を押し降ろして拡開させる。これ
により第2の側板4は対向する第1の側板3,3の間に
嵌め込まれ、全体が箱型に組み立てられる(図2)。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】この開発された折り畳
み式コンテナは作業員が手でも組み立てることができる
が、組立機により自動的に組み立てることが望まれてい
る。即ち、この様な折り畳み式コンテナを用いて食品等
を運搬する物流ラインにおいては、折り畳まれて複数が
積み重ねられたコンテナを自動的に搬入し1個づつ組み
立てることにより、ラインの合理化が行われることが期
待されている。
【0005】そこで特願平4−185216号(平成4
年7月13日出願)に示す自動組立機が提案された。こ
れは、図9に示すように、搬入装置aによって搬入され
た段積みコンテナ全体を下送り装置である押圧ベルトb
で左右両側(図9紙面垂直方向)から挟んで支持し、支
持された段積みコンテナの下方を開放する。すると押圧
ベルトbで挟持されている段積みコンテナの最下部位置
のコンテナでは、底板5の自重により第1の側板3が拡
がる(図1参照)ので、この第1の側板3をプッシュ装
置cで拡げた後、搬出装置d上において拡開装置eを使
って第2の側板4とともに第1の側板3を拡げて、箱状
に組み立てる構造となっている。
【0006】しかし、この先行技術では、段積みコンテ
ナを下方から1個ずつ分離して箱型に組み立てる構造で
あるため、段積みコンテナ全体を浮いた状態に支持する
押圧ベルト(下送り装置)bが必要で、装置が大型とな
り、第1の側板3を拡げるためのプッシュ装置cを下送
り装置(押圧ベルト)bの下方に設けることからも、装
置が複雑となるという問題があった。また前記した先行
技術では、1個ずつしかコンテナの組立てができず、組
立効率が悪いという問題もあった。
【0007】発明者は、組立機が大型化する第1の原因
は、コンテナを外側から支持する構造であるためと考
え、コンテナの構造を詳細に調べ、何とかコンテナを内
側から支持できないものかと検討したところ、コンテナ
は、側板4がヒンジ4aの回りに回動できるという構造
であるため、コンテナの矩形枠2と側板4との間には、
図3に示されるような、微小隙間Sが存在していること
がわかった。発明者はこの微小隙間Sに注目し、装置
(組立機)側に設けた爪をこの隙間Sに入れることで、
コンテナを支持できると考えた。
【0008】本発明は前記した様な知見の下になされた
もので、その第1の目的は、4個の爪でコンテナを内側
から支持することで、構造の簡潔な自動組立機を提供す
ることであり、第2の目的は、複数個のコンテナを同時
に箱状に組み立てることができる構造とすることで、処
理速度の速い自動組立機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る折り畳み式コンテナの自動組立機に
おいては、水平な矩形枠と、前記矩形枠に対して上辺が
回動自在に設けられ下辺に底板が回動自在に設けられ中
央で横V字型に内側に折り畳まれる対向する1対の第1
の側板と、前記矩形枠に対して上辺が回動自在に設けら
れ水平に内側に畳まれる対向する1対の第2の側板と、
からなる無蓋の箱型のコンテナを組み立てる自動組立機
であって、折り畳まれて複数が積み重ねられたコンテナ
を載せて搬入するコンテナ搬入装置と、搬入された段積
みコンテナの最上部のコンテナの矩形枠の内側を把持し
て持ち上げることでコンテナを懸吊状態にするととも
に、前記1対の第2の側板を上方から突き押しすること
で前記第1,第2の側板を外側に拡開してコンテナを箱
型に組み立てるローダハンドとを備える構成にしたもの
である。
【0010】請求項2では、請求項1に係わる折り畳み
式コンテナの自動組立機において、ローダハンドを、横
行動作および昇降動作可能に支持されたスライダに、コ
ンテナの矩形枠の内側四隅を把持するコンテナ把持機構
と、前記コンテナ把持機構に把持されて懸吊されたコン
テナの第2の側板を下方に突き押しする側板突き押し機
構とを設けた構成にしたものである。
【0011】請求項3では、請求項2に係わる折り畳み
式コンテナの自動組立機において、コンテナ把持機構
を、コンテナ矩形枠の内側四隅と係合可能な位置に垂設
された互いに連係回動する4本の垂直回動ロッドと、こ
の回動ロッドの下端側方にそれぞれ突設され、回動ロッ
ドの回動によりコンテナの矩形枠と第2の側板との間の
微小隙間に侵入できる係止爪とを備えた構成とし、この
コンテナ把持機構の内側に前記側板突き押し機構を配置
するようにしたものである。
【0012】請求項4では、請求項3に係わる折り畳み
式コンテナの自動組立機において、コンテナ搬入装置
を、段積みコンテナを前後左右に隣接させた状態で搬入
できる構成とするとともに、ローダハンドのスライダ
に、コンテナ把持機構の内側に側板突き押し機構の配置
されたコンテナ把持・側板突き押し機構をコンテナ搬入
装置によって搬入されるコンテナの平面配置形態に対応
させて、並設するようにしたものである。
【0013】
【作用】コンテナ搬入装置によって搬入された段積みコ
ンテナの最上部のコンテナは、矩形枠内側がローダハン
ドによって把持されて持ち上げられる。懸吊状態となっ
て自重で拡がった第1の側板は、第2の側板が下方に突
き押しされることで、さらに拡げられて箱型となる。
【0014】ローダハンドは、横行および昇降可能なス
ライダに、コンテナ把持機構と側板突き押し機構が一体
に内蔵された構造である。特にコンテナ把持機構は、コ
ンテナ矩形枠の内側を把持する構造で、しかもコンテナ
把持機構の内側に側板突き押し機構が配置されて、ロー
ダハンドは非常にコンパクトである。請求項4では、横
行および昇降動作可能なスライダに並設されたコンテナ
把持・側板突き押し機構が、複数個のコンテナを同時に
組立てる。
【0015】
【実施例】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は折り畳み式コンテナを折り畳む様子を示す斜
視図、図2は折り畳み式コンテナを組み立てる様子を示
す斜視図、図3は折り畳み式コンテナの第2の側板のヒ
ンジ部周辺の断面図、図4は本発明の一実施例であるコ
ンテナの自動組立機の斜視図、図5はローダハンド本体
の平面図、図6は垂直回動ロッドの縦断面図、図7は係
止爪がコンテナ矩形枠を把持する様子を説明する図、図
8は自動組立機によるコンテナの組立工程を説明する図
で、(a)はローダハンド本体の真下にコンテナが位置
決めされた状態を示す図、(b)はローダハンド本体が
下降し、垂直回動ロッドが回動して係止爪がコンテナ矩
形枠を把持した状態を示す図、(c)はローダハンド本
体が上昇して、コンテナを懸吊した状態を示す図、
(d)は側板突き押し機構が第2の側板を突き押しする
状態を示す図、(e)はコンテナが箱型に組み立てられ
た状態を示す図である。
【0016】本実施例において組み立てられる折り畳み
式コンテナ1は、図1〜図3に示す構造を有するものと
する。内部の断熱材はウレタンのみならず発砲スチロー
ルでもよい。また外装はポリエチレンやポリプロピレン
のみならず他のプラスチックであってもよい。最も、ヒ
ンジ部分即ち第1の側板3の中央の切り込み6の部分
や、第1の側板3と底板5との回動自在な部分は、繰り
返し折り曲げに強いポリプロピレン等の樹脂を採用する
のが望ましい。なお第2の側板4と矩形枠2との間に
は、符号Sで示される微小隙間が形成されており、後述
するコンテナ把持機構50の係止爪54がこの微小隙間
Sに侵入できる。また第1の側板3の中央の切り込み6
は、図8に示されるコンテナのように、ピンヒンジ6a
であってもよい。
【0017】図4〜図8において、コンテナ自動組立機
は、折り畳まれたコンテナを段積みして搬入するコンテ
ナ搬入装置である台車10と、台車10によって搬入さ
れたコンテナを箱型に組み立てるローダハンド20と、
組み立てられたコンテナを搬出する搬出装置70とから
構成されている。台車10は、前後左右方向にそれぞれ
2個のコンテナ(合計4個のコンテナ)を隣接させて載
置できる大きさで、上下方向には複数個(例えばそれぞ
れ8個)段積みした状態で、人手により、あるいは図示
しない自動走行手段によって所定位置まで走行させるこ
とができる。符号12は、コンテナ搬入位置において台
車10の左右方向位置を位置決めするためのガイドであ
る。
【0018】ローダハンド20は、矩形枠状の本体フレ
ーム41内にコンテナ把持機構50及び側板突き押し機
構60を備えたスライダであるローダハンド本体40
が、ボールねじスライド機構42によって左右方向にス
ライド可能な横行フレーム44に固定支持されるととも
に、横行フレーム44は上下方向にチェーン走行可能な
昇降フレーム46に支持された構造で、ハンド本体40
は横行および昇降動作ができる。符号43は昇降フレー
ム46に設けられたボールねじで、横行フレーム44は
図示しないモータによって回転するボールねじ43に沿
って走行できる。符号22は、一対の支柱で、支柱22
の前面には昇降フレーム46が支柱22に沿って上下方
向昇降可能に組み付けられ、この支柱22,22間には
モータM2によって回動する回転軸23が架設されてい
る。回転軸23には、一対のチェーンホイール24,2
4が軸着され、ホイール24に巻装されたチェ−ン47
の一端が昇降フレーム46に結束され、他端がバランサ
ー26に結束されている。
【0019】コンテナ把持機構50は、図5に示すよう
に、本体フレーム41に垂設されてコンテナ1の矩形枠
内側四隅に係合できる形態に配置された16本の垂直回
動ロッド52が連係して回動し、垂直回動ロッド52の
下端に設けた係止爪54がコンテナ矩形枠2と第2の側
板4との間の微小隙間S(図6参照)に入り込んで、コ
ンテナ1を内側から把持できる構造となっている。即
ち、左右方向(図5左右方向)に対向する垂直回動ロッ
ド52,52間には、リンク55(55a,55b,5
5c)が介装されて、エアシリンダ57の駆動により左
右対向ロッド52,52はそれぞれ逆方向に回動する。
図5矢印は、エアシリンダ57の伸長時の各ロッド52
の回動方向を示す。回動ロッド52の下端部には、先端
に係止爪54の設けられた爪部材53が固設されてお
り、図7に示すように、回動ロッド52が回動すると爪
部材53の外周面53a(図6参照)がコンテナ矩形枠
2の内側を押圧するとともに、係止爪54が隙間Sに入
り込んでコンテナ矩形枠2の内側四隅が把持機構50に
よって把持される。
【0020】符号58(58a,58b)(図4参照)
は、本体フレーム41の四隅下方に設けられた段積みコ
ンテナの高さを検出するための光電センサで、送光部5
8aと受光部58bとからなり、送光部58aから出射
した光が障害物に遮られて受光部58bで受光できない
状態となると、信号を出力するという構造で、ローダハ
ンド制御ユニット内のマイクロコンピュータ(図示せ
ず)は、光電センサ58からの検出信号に基づいて本体
フレーム41の下降量(昇降フレーム駆動用のモータM
2 の駆動)を制御する。即ち、光電センサ58(58
a,58b)から係止爪54までの距離hは予めわかっ
ており、光電センサ58からの信号を受けた後、本体フ
レーム41を所定量(h)だけ下降させることで、垂直
回動ロッド52の下端(係止爪54)がちょうど段積み
コンテナにおける最上部コンテナの矩形枠2内所定深さ
(矩形枠2と側板4間の微小隙間Sに整合する位置)と
なる。さらに、折り畳んだコンテナ1個の上下高さ(厚
さ)は一定であるため、マイクロコンピュータは、2段
目以降のコンテナの把持に最適な本体フレーム41の下
降量を演算し、本体フレーム41の下降量(モータM2
の駆動)を制御する。
【0021】また垂直回動ロッド52の上端部には、図
6に示すように、垂直回動ロッド52を下方にばね付勢
する誤差吸収スプリング59が介装されている。即ち、
本体フレーム41が下降して垂直回動ロッド52下端部
がコンテナ1を把持する際には、まず第1に、ロッド5
2の下端部は、矩形枠2内側に折り畳まれて延在する第
2の側板4に当接するが、スプリング59は回動ロッド
52がコンテナ1(第2の側板4)に当接する際の衝撃
を吸収するとともに、縮むことで係止爪54が隙間Sに
ちょうど整合する位置となる。そしてこの位置におい
て、垂直回動ロッド52を回動させると、係止爪54が
隙間Sに侵入し、この状態でハンド本体40(本体フレ
ーム41)を上昇させると、コンテナ1はハンド本体4
0によって懸吊された状態となる。
【0022】側板突き押し機構60は、図8(d)に示
すように、逆T字型の先端部62が本体フレーム41に
配設されたエアシリンダ63(図4参照)によって上下
昇降し、さらにT字型先端部62に内蔵されたエアシリ
ンダ(図示せず)によって水平突押部材64が進退する
構造となっている。そして懸吊状態となっているコンテ
ナ1に対し、先端部62を下降させ、かつ突押部材64
を前進させることで、第2の側板4とともに第1の側板
3が外側に押し拡げられて、コンテナ1が箱型となる。
【0023】符号70は、ローラコンベア72とベルト
コンベア74とからなるコンテナ搬出装置で、ローダハ
ンド20によって4個同時に組み立てられたコンテナ
は、コンテナ載置台71において一旦待機させられた
後、順次ローラコンベア72によって搬出される。コン
テナ載置台71には、2列のベルトコンベア74a,7
4bが並設され、ローラコンベア72を構成するローラ
と交錯する位置に設けられたベルトコンベア74aは昇
降動作でき、これによって所定のタイミングでコンテナ
は2個ずつ搬出される。
【0024】次に、本実施例に示す自動組立機の動きを
図8を参照しつつ説明する。図8(a)に示すように、
段積みコンテナは台車10によって所定位置に搬入され
ており、まず昇降用モータM2 が駆動してハンド本体4
0が下降する。ハンド本体40が下降し、光電センサ5
8(58a,58b)によって段積みコンテナ最上端部
が検出されると、ローダハンド制御ユニット内のマイク
ロコンピュータによってハンド本体40の停止位置が演
算されてモータM2 の駆動が制御される。これによって
ハンド本体40は段積みコンテナ上方所定位置に停止す
る。このとき図8(b)に示すように、コンテナ把持機
構50の垂直回動ロッド52の下端部が最上端コンテナ
の側板4に当接する。そして垂直回動ロッド52が回動
して、爪部材53がコンテナ矩形枠2の内側を外側に押
圧し、かつ係止爪54がコンテナ矩形枠2と側板4との
間の微小隙間Sに侵入して、コンテナ把持機構50がコ
ンテナ1を内側から把持する。するとモータM2 が駆動
してハンド本体40が上昇し、コンテナ1を懸吊状態と
する。このときコンテナ1内の底板5および側板3は、
図8(c)に示すように、自重によって下方に垂れ下が
った状態となる。次に側板突き押し機構60のエアシリ
ンダ63が作動し、図8(d)に示すように、T字型先
端部62が下降しかつ内蔵シリンダの作動により突押部
材64が前進して、側板4を外側に押し拡げる。これに
よって側板3は側板4に押されて、真っ直ぐな形態とな
って、図8(e)に示されるような箱型のコンテナとな
る。
【0025】またハンド本体40がコンテナ1を懸吊し
た後、側板突き押し機構60が側板4を突き押ししてコ
ンテナを箱型に組み立てる動作が行われている間に、ハ
ンド本体40はボールねじスライド機構42によって横
行して、コンテナ載置台71の真上に位置する。そして
この位置で昇降フレーム46が所定量下降し、垂直回動
ロッド52が回動して係止爪54が微小隙間Sから抜け
る。コンテナ把持機構50による把持が解除されたコン
テナ1は載置台71上に載置され、搬出装置70によっ
て2個ずつ搬出される。
【0026】一方、コンテナを載置台71に載置したハ
ンド本体40は、上昇および横行して段積みコンテナ上
に移動する。そして再び下降し、コンテナを把持、懸吊
し組み立てて載置台に移送する。ローダハンド20によ
って台車上のすべてのコンテナの組立・移送が終了する
と、人手により、あるいは図示しない自動走行手段によ
って空の台車10は前方に送られ、段積みコンテナを哉
せた新たな台車10が搬入される。
【0027】なお前記実施例では、4個のコンテナを同
時に組み立てる構造となっているが、台車10における
コンテナの平面的収容スペースをもっと大きくし、同時
にローダハンド20側も搬入されるコンテナ1の並列配
置個数に合わせて、コンテナ把持機構50及び側板突き
押し機構60の数を多くすることで、4個以上のコンテ
ナを同時に組み立てるようにすることもできる。
【0028】また前記実施例において使用されるコンテ
ナ1は、側板内に断熱材が入った冷凍食品等の運搬に特
に有効なコンテナであったが、本発明に適用できるコン
テナは、第1の側板,第2の側板を折り畳むことのでき
る構造であれば、断熱作用のあるコンテナに限るもので
はない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる折
り畳み式コンテナの自動組立機によれば、コンテナ搬入
装置によって搬入された段積みコンテナの最上部のコン
テナが、ローダハンドによって自動的に1個ずつ組み立
てられるので、組立てに要する時間を短縮できる。また
ローダハンドは、コンテナの矩形枠内側を把持して持ち
上げてコンテナを懸吊状態にして側板を下方に突き押し
することで箱型にする構造であるため、コンテナ外側を
把持する先行技術に比べてコンパクトとなる。
【0030】請求項2,3では、ローダハンドは、横行
および昇降可能なスライダに、コンテナ把持機構と側板
突き押し機構が一体に内蔵された構造であり、特にコン
テナ把持機構は、コンテナ矩形枠の内側を把持する構造
で、しかもコンテナ把持機構の内側に側板突き押し機構
が配置されているため、ローダハンドは非常にコンパク
トとなって設置スペースが小さくすむ。
【0031】また請求項4では、横行および昇降動作可
能なスライダに並設されたコンテナ把持・側板突き押し
機構が、複数個のコンテナを同時に組立てるので、コン
テナの組立処理速度が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において使用される折り畳み式
コンテナを折り畳む様子を示す斜視図
【図2】同折り畳み式コンテナを組み立てる様子を示す
斜視図
【図3】同折り畳み式コンテナの第2の側板のヒンジ部
周辺の断面図
【図4】本発明の一実施例であるコンテナの自動組立機
の斜視図
【図5】ローダハンド本体の平面図
【図6】垂直回転ロッドの縦断面図
【図7】係止爪がコンテナ矩形枠を把持する様子を説明
する図
【図8】自動組立機によるコンテナの組立工程を説明す
る図
【図9】先の提案に係わるコンテナの自動組立機の全体
【符号の説明】
1 コンテナ 2 矩形枠 3 第1の側板 4 第2の側板 5 底板 10 コンテナ搬入装置である台車 20 ローダハンド 40 スライダであるローダハンド本体 50 コンテナ把持機構 52 垂直回動ロッド 54 係止爪 60 側板突き押し機構 70 コンテナ搬出装置 S コンテナ矩形枠と第2の側板間の微小隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平な矩形枠と、前記矩形枠に対して上
    辺が回動自在に設けられ下辺に底板が回動自在に設けら
    れ中央で横V字型に内側に折り畳まれる対向する1対の
    第1の側板と、前記矩形枠に対して上辺が回動自在に設
    けられ水平に内側に畳まれる対向する1対の第2の側板
    と、からなる無蓋の箱型のコンテナを組み立てる自動組
    立機であって、折り畳まれて複数が積み重ねられたコン
    テナを載せて搬入するコンテナ搬入装置と、搬入された
    段積みコンテナの最上部のコンテナの矩形枠の内側を把
    持して持ち上げることでコンテナを懸吊状態にするとと
    もに、前記1対の第2の側板を上方から突き押しするこ
    とで前記第1,第2の側板を外側に拡開してコンテナを
    箱型に組み立てるローダハンドとを備えたことを特徴と
    する折り畳み式コンテナの自動組立機。
  2. 【請求項2】 前記ローダハンドは、横行動作および昇
    降動作可能に支持されたスライダに、コンテナの矩形枠
    の内側四隅を把持するコンテナ把持機構と、前記コンテ
    ナ把持機構に把持されて懸吊されたコンテナの第2の側
    板を下方に突き押しする側板突き押し機構とが設けられ
    て構成されたことを特徴とする請求項1記載の折り畳み
    式コンテナの自動組立機。
  3. 【請求項3】 前記コンテナ把持機構は、コンテナ矩形
    枠の内側四隅と係合可能な位置に垂設された互いに連係
    回動する4本の垂直回動ロッドと、この回動ロッドの下
    端側方にそれぞれ突設され、回動ロッドの回動によりコ
    ンテナの矩形枠と第2の側板との間の微小隙間に侵入で
    きる係止爪とを備え、このコンテナ把持機構の内側に前
    記側板突き押し機構が配置されたことを特徴とする請求
    項2記載の折り畳み式コンテナの自動組立機。
  4. 【請求項4】 前記コンテナ搬入装置は、段積みコンテ
    ナを前後左右に隣接させた状態で搬入できるとともに、
    前記ローダハンドのスライダには、コンテナ把持機構の
    内側に側板突き押し機構が配置されたコンテナ把持・側
    板突き押し機構が、前記コンテナ搬入装置によって搬入
    されたコンテナの平面配置形態に対応して並設されたこ
    とを特徴とする請求項3記載の折り畳み式コンテナの自
    動組立機。
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