JPH0858669A - 電動補助自転車 - Google Patents

電動補助自転車

Info

Publication number
JPH0858669A
JPH0858669A JP6194446A JP19444694A JPH0858669A JP H0858669 A JPH0858669 A JP H0858669A JP 6194446 A JP6194446 A JP 6194446A JP 19444694 A JP19444694 A JP 19444694A JP H0858669 A JPH0858669 A JP H0858669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference value
assist
motor
voltage
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6194446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3276781B2 (ja
Inventor
Sumitaka Ogawa
純孝 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP19444694A priority Critical patent/JP3276781B2/ja
Priority to TW086217167U priority patent/TW356810U/zh
Priority to CN95115098A priority patent/CN1057054C/zh
Priority to DE69501929T priority patent/DE69501929T2/de
Priority to ES95112974T priority patent/ES2116019T3/es
Priority to EP95112974A priority patent/EP0697333B1/en
Publication of JPH0858669A publication Critical patent/JPH0858669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3276781B2 publication Critical patent/JP3276781B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/45Control or actuating devices therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L50/00Electric propulsion with power supplied within the vehicle
    • B60L50/20Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power generated by humans or animals
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/55Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven at crank shafts parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2200/00Type of vehicles
    • B60L2200/12Bikes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車速センサ等を用いずに、踏力検出値に基づ
いて自転車が停車状態にあること判断した場合は、アシ
スト(モータを運転し補助力を供給する)するか否かを
判定する基準値を走行中の基準値よりも高い値に変更す
ることで、停車中にペダルに足を載せていても、不要な
アシストがなされないようにする。 【構成】 アシスト基準値変更手段120内の運転状態
判断手段121は、踏力Tが運転状態判断基準値122
a以下であると状態判断タイマ123を起動しその継続
時間を計時させ、予め設定した判断時間継続した場合
は、発進基準値設定要求121bを出力する。基準値切
替手段126は、アシストを開始する踏力基準値を走行
状態の基準値よりも高い値の発進時基準値へ変更する。
高い値の発進時基準値を越える踏力が加えられる走行状
態になると、低い値の走行状態基準値が設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人力走行の補助にモ
ータの動力を利用する電動補助自転車に係り、特に車速
センサ等を用いずに、踏力検出値に基づいて自転車が停
車状態にあると判断した場合は、アシスト(モータを運
転し補助力を供給する)するか否かを判定する基準値を
走行中の基準値よりも高い値に変更することで、停車中
にペダルに足を載せていても、不要なアシストがなされ
ないようにした電動補助自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】人力駆動系と電気駆動系とを並列に設
け、踏力の変化に対応して電気駆動系の出力を制御する
ようにした電動補助自転車においては、踏力が所定の基
準値を越えたらモータを駆動して補助力を発生させるよ
うにしている。特開平5−246378号公報には、モ
ータ駆動を併用するのは、平坦路を定時走行するときの
平地走行抵抗に基づいて求めた踏力基準値よりも実際の
踏力が大きくなった場合とするのが望ましく、踏力が走
行抵抗に基づいて求めた踏力基準値よりも小さいときに
はモータの併用を止めて自転車的な運転感を生かせるよ
うにするにするため、車速検出手段で検出した車速に基
づいて基準値を決める踏力基準値決定手段と、踏力が基
準値よりも小さいときには電気駆動系が出力すべき駆動
力を0とするモータ駆動力演算手段を備えた電動補助自
転車が提案されている。
【0003】また、特開平4−358987号公報で
は、片足をペダルに載せ、他方の足で地面を蹴りながら
自転車を発進させる際には、踏力が不規則に変化し、ま
た、極めて大きな踏力が加わることがあり、踏力に基づ
いて電動モータの駆動力を制御すると、走行感が悪くな
ったり円滑な発進がしにくくなるので、発進時の所定期
間は電動モータによるアシストを不作動にすることで、
自転車の同じ走行感が得られ円滑な発進ができるように
した電動補助自転車が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本来、運転者の踏力が
ある値を越えたら必ずアシストがかかるようにした方
が、アシスト感がよいが、ペダルに足を載せてブレーキ
をかけているような状態では、かなり大きな踏力が加わ
るために不必要なアシストが発生してしまう虞れがあ
る。特開平4−358987号公報で提案されているよ
うに、前輪もしくは後輪に回転センサを設け、回転セン
サで検出した車速に基づいて自転車が停止状態にあるこ
とを判断すれば、例えば信号待ち等で停車している状態
では、大きな踏力が検出されても、アシストが発生しな
いように制御するのは比較的容易である。しかしなが
ら、停車状態を検出するために、車輪の回転を検出する
回転センサが必要でとなったり、ブレーキが操作されて
いることを検出する手段が必要になる。
【0005】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、車速やブレーキ操作を検出するための
センサ等を用いずに、踏力に基づいて自転車が停車状態
にあると判断した場合は、アシストを開始する踏力の基
準値を走行中の基準値よりも高い値に変更することで、
停車中にペダルに足を載せていても、不要なアシストが
なされないようにした電動補助自転車を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る電動補助自転車は、踏力検出手段で検出
した踏力が、予め設定した運転状態判断基準値以下の状
態が予め設定した判断時間継続した場合は、アシストを
開始する踏力基準値を走行状態の基準値よりも高い値の
発進時基準値へ変更するアシスト基準値変更手段を備え
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】アシスト基準値変更手段は、踏力が運転状態判
断基準値以下の状態の継続時間を監視し、判断時間に達
した場合は、アシストを開始するアシスト基準値を走行
状態で使用する基準値よりも高い値の発進時基準値へ変
更する。よって、停車状態ではアシストを開始する基準
値は高い値に設定されるので、一方の足を地面に他方の
足をペダルに載せているような状態で、ペダルにかなり
大きな踏力が加えられても、モータが運転され不必要な
補助力が供給されることはない。なお、発進時基準値を
越える踏力が加えられた以降は、アシスト基準値を走行
状態で使用する基準値へ戻すことで、適宜の踏力以上で
あればモータが運転され、アシストがなされる。
【0008】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1はこの発明に係る電動補助自転車の側面
図である。電動補助自転車1のヘッドパイプ2からダウ
ンチューブ3を斜後下方に指向して延出し、ダウンチュ
ーブ3の下端で上方へ湾曲して斜後上方に指向してシー
トチューブ4を延出し、ダウンチューブ3とシートチュ
ーブ4とで略V字状のメインフレーム5を構成してい
る。シートチューブ4の上端にシート6を設けている。
【0009】ヘッドパイプ2にステアリングシャフト7
を旋回自在に嵌挿し、ステアリングシャフト7の上端に
ステアリングハンドル8を一体に装着するとともに、ス
テアリングシャフト7の下方に一体に延出した左右一対
のフロントフォーク9の下端に前車輪10を回転自在に
軸止している。
【0010】ダウンチューブ3とシートチューブ4とが
交わるメインフレーム5の湾曲部下部には、ブラケット
5a(図3参照)を突設し、伝動ギア機構を収納すると
ともに、クランクケースを兼ねたギアボックス11をブ
ラケット5aに一体に装着している。ギアボックス11
に前後方向へ指向したリヤフォーク12の前端を一体に
取り付け、シートチューブ4とリヤフォーク12の後端
とにステー13を架設し、リヤフォーク12の後端に後
車輪14を回転自在に軸止している。
【0011】ギアボックス11には、クランク軸15を
回転自在に嵌装し、クランク軸15の左右両端にクラン
クアーム16を一体に装着し、クランクアーム16の先
端にペダル17を設けている。
【0012】クランク軸15に一体に設けられた駆動ス
プロケット18と、後車輪14に一体に設けられた従動
スプロケット19とに無端チェン20を架渡しており、
ペダル17に加えられる踏力によってクランク軸15が
回転駆動されると、駆動スプロケット18、無端チェン
20および従動スプロケット19を介して後車輪14が
回転し、伝動補助自転車1が自転車として走行できるよ
うになっている。
【0013】さらに、シートチューブ4に沿ってギヤボ
ックス11にモータ21を固定し、シートチューブ4の
後側面には、モータ21の上方に位置してモータ21の
回転を制御する電子制御ユニットやモータドライバー等
の制御装置22が付設している。制御装置22によって
モータ21が回転制御されると、モータ21の回転トル
クが伝動ギヤ機構を介してクランク軸15に伝達され、
モータ21の動力でもって人力を補助するようにしてい
る。
【0014】ダウンチューブ3とシートチューブ4とか
らなるメインフレーム5は、略V字状をなした左右2分
割のサイドカバー23とセンターカバー24とによって
覆われ、ダウンチューブ3を覆うサイドカバー23の傾
斜した上面に長尺のバッテリケース組立25を着脱自在
に装着できるようにしている。サイドカバー23の前端
部にキースイッチ(コンビネーションスイッチ)等から
なるメインスイッチ41を配設している。なお、このメ
インスイッチ41の操作に連動するロック装置(図示し
ない)を介して、スイッチがオン位置に操作された場合
は、バッテリケース組立25を取り外せない構造として
いる。また、バッテリケース組立25の側面に充電用コ
ネクタ等との接続部42を設け、バッテリケース組立2
5を電動補助自転車1に装着した状態でも充電を可能に
している。
【0015】図2はバッテリケースの縦断面図である。
バッテリケース組立25は、ロアケース26とアッパケ
ース27とに上下2分割され、このバッテリケース組立
25内に、20個の円柱状をなした単一型Ni−Cd
(ニッケル−カドミウム)電池28a,28bからなる
電源用バッテリ群29が嵌脱自在に嵌装されるようにな
っている。また、バッテリケース組立25のアッパーケ
ース27が電動補助自転車1のボディの外表面の一部を
構成するようにしている。
【0016】電源用バッテリ群29は次のように構成し
ている。隣接するNi−Cd電池28aの正極と負極と
が相互に入れ代わり、Ni−Cd電池28aの周面が相
互に接触した状態でNi−Cd電池28aの中心線に対
し直角方向へ1列に10個のNi−Cd電池28aを配
列した状態で、この下層のNi−Cd電池28a列の上
方各凹部に上方Ni−Cd電池28bが落ち込むよう
に、上層のNi−Cd電池28bを重ねる。図2で点線
で示すように、下層の隣接するNi−Cd電池28aの
正極と負極とに接続片30aの両端をハンダ付けによっ
て接続し、上層の各Ni−Cd電池28bも同様に接続
片30bを用いて相互に接続し、各Ni−Cd電池28
a,28bの前端(図2では左端)では正極と負極とを
接続片30cで相互に接続した後、筒状の熱収縮性合成
樹脂製フィルム31内に、これら上下Ni−Cd電池2
8a,28bを挿入してから、熱収縮性合成樹脂製フィ
ルム31を加熱収縮させる。
【0017】下層Ni−Cd電池28aの後端(図2で
は右端)と上層Ni−Cd電池28bの後端の負極およ
び正極にそれぞれ接続された端子片32a,32bに
は、リード線33a,33bの一端がハンダ付けによっ
て一体に接続されている。リード線33a,33bの他
端は給電用コネクタ34(図3に詳細に示す)へそれぞ
れ接続し、この給電用コネクタ34を介して制御装置2
2側への給電を行なうようにしている。
【0018】上下層の各Ni−Cd電池28a,28b
間に、サーミスタ等の感熱性抵抗素子35を配設してい
る。この感熱性抵抗素子35は、リード線35aを介し
て図3に示す充電用コネクタ36へ接続しており、図示
しない充電器を用いて充電を行なう際に、図示しない充
電器側は感熱性抵抗素子35の抵抗値に基づいてNi−
Cd電池28a,28b部の温度を監視できるようにし
ている。また、バッテリケース組立25内には、各種ヒ
ューズ37や逆極性の充電電圧が供給されるのを防止す
るためのダイオード(図示しない)等の回路部品を実装
している。
【0019】図3はバッテリケース組立の後部およびセ
ンターケースの底部の縦断側面図である。バッテリケー
ス組立25の後端部に給電用コネクタ38を配設してい
る。この給電用コネクタ38は、銅合金板等の導電性弾
性材料からなる左右一対の接点端子38aを備える。各
接点端子38aはその一端側をねじ40を用いてコネク
タケースに固定するとともに、各リード線33a,33
bとの電気的接続を行なっている。そして、この給電用
コネクタ38の相手方となるコネクタ39は、センター
カバー24の底壁24aに配設している。このコネクタ
39は、左右一対の棒状の突出端子39aを備える。そ
して、バッテリケース組立25が装着された状態で、各
突出端子39aはロアケース26に形成した開口26
a、ならびに、給電用コネクタ38の開口部38bを貫
通し、各突出端子39aの先端は各接点端子38aに当
接する。これによって、バッテリ電源の供給がなされ
る。各接点端子38aの他端側は各突出端子38aに突
き上げられて変位するが、この変位部分にコイルスプリ
ング38cを設けて充分な接触圧力を得るとともに、走
行振動等によって電源供給の瞬断が発生しにくい構成と
している。
【0020】図4は伝動ギア機構ならびに踏力検出手段
の模式構造図である。クランク軸15の軸方向中間部に
は、直径方向に貫通して軸方向に延びる貫通孔15aを
形成している。この貫通孔15aの内部にクランク軸1
5と同軸に収納されたトーションバー51は、その左端
(入力端)に形成された頭部51aをカラー52を介し
てクランク軸15に結合するとともに、その右端(出力
端)に形成された頭部51bを環状の駆動部材53の内
周に形成した凹溝に圧入によって結合させている。クラ
ンク軸15の貫通孔15aの互に対向する壁面は概略円
弧状に湾曲させており、これによってトーションバー5
1の自由端側の頭部51bに対する所定角度の相対回転
を許容するとともに、過大な荷重が作用してときのトー
ションバー51の破断を防止している。
【0021】スリーブ54の内周に固着されたベベルギ
ヤ55と環状の駆動部材53との間に第1一方向クラッ
チ56を設けている。図示しないペダル17を踏んでク
ランク軸15を正転させると、クランク軸15のトルク
はトーションバー51、駆動部材53、ベベルギヤ55
およびスリーブ54を介して、このスリーブ54の外周
にスプライン結合された駆動スプロケット18に伝達さ
れ、無端チェン20ならびに図1に示した従動スプロケ
ット19を介して後車輪14へ伝達される。また、図示
しないペダル17を踏んでクランク軸15を逆転させる
と、第1一方向クラッチ56がスリップすることによっ
て、クランク軸15の逆転が許容される。
【0022】モータ21が回転駆動されるとその出力軸
21aのトルクは、4個のスパーギヤ57,58,5
9,60、2個のベベルギヤ61,55を介して駆動ス
プロケット18に伝達される。また、モータ21が停止
している状態でも人力による駆動スプロケット18の回
転を妨げないように、第2一方向クラッチ62を第1中
間軸63に設けている。なお、符号64は第2中間軸で
ある。
【0023】踏力検出手段70は、踏力(トルク)によ
るねじれを軸方向の変位に変換するトルク−変位変換手
段71と、変位に応じた電気信号を出力するストローク
センサ72とで構成している。トルク−変位変換手段7
1は、クランク軸15と一体に回転するスライダインナ
71aに端面に形成した凸状のカム面と、駆動部材53
の端面に形成した凹状のカム面とを係合させて構成して
いる。
【0024】クランク軸15の回転数を検出するため、
クランク軸15とトーションバー51の頭部51aとを
結合するカラー52の外周に歯部52aを形成し、この
歯部に対向させてクランク軸回転数センサ75を配設し
ている。クランク軸回転数センサ75は、歯部52aを
光学的もしくは磁気的に検出して検出パルスを出力する
よう構成している。
【0025】図5はこの発明に係る電動補助自転車の制
御装置のブロック構成図である。制御装置100は、C
PU、ROM・RAM、A/D変換器、タイマ等を内蔵
した1チップマイクロコンピュータを用いて構成してお
り、モータ運転制御手段110と、アシスト基準値変更
手段120と、踏力検出手段70で検出された踏力に係
る電圧信号75aを対応すデジタル信号へ変換するA/
D変換器130とからなる。
【0026】モータ運転制御手段110は、デジタル信
号へ変換された検出踏力信号(以下踏力と記す)Tが、
アシスト基準値を越えている場合はアシスト要求111
aを出力するアシスト判定手段111と、アシスト要求
111aが供給されるとアシスト力を演算するアシスト
力演算手段と、演算されたアシスト力112aをモータ
21から供給するために必要なPWM信号113aを生
成して出力するPWM信号生成手段113と、クランク
回転数センサ75で検出したクランク回転数に係るパル
ス信号75aに基づいてクランク回転数に係るデータ
(以下クランク回転数と記す)Vを出力するクランク回
転数演算手段114とを備える。
【0027】アシスト基準値変更手段120は、運転状
態判断手段121と、判定値設定手段122と、状態判
断タイマ123とからなる運転状態判断部と、発進基準
値設定手段124で設定された発進時のアシスト開始基
準値(以下発進時基準値と記す)124aと走行基準値
設定手段125で設定された走行時のアシスト開始基準
値(以下走行基準値と記す)125aとの選択切替を行
なう基準値切替手段126とを備える。発進時基準値1
24aは、走行時基準値125aよりも高い値に設定し
ている。例えば、発進時基準値124aは10〜20k
gf程度に、走行時基準値125aは2〜4kgf程度
に設定している。
【0028】判定値設定手段122は、ROM等を利用
して、予め設定した運転状態判定基準値122aを格納
している。運転状態判定基準値122aは、踏力に基づ
いて自転車が走行状態にあるか否かを判定するためのも
ので、ペダルを殆ど漕いでいない程度の小さな踏力値を
設定している。なお、運転状態判定基準値122aと走
行時基準値125aとは同じ値を用いてもよく、この場
合は判定値設定手段122を設けなくてもよい。
【0029】運転状態判断手段121は、検出した踏力
Tと運転状態判定基準値122aとを比較し、踏力Tが
運転状態判定基準値122a以下のときは、計時要求1
21aを状態判断タイマ123へ供給して、踏力Tが運
転状態判定基準値122a以下の状態の継続時間を計時
させる。そして、状態判断タイマ123の出力である継
続時間123aが予め設定した判断時間(例えば1〜3
秒)に達した場合は、自転車が停車状態にあるものと判
定し、発進基準値設定要求121bを出力するよう構成
している。
【0030】発進基準値設定手段124ならびに走行基
準値設定手段125は、ROM等を利用して、予め設定
した発進基準値124aならびに走行基準値125aを
それぞれ格納している。
【0031】基準値切替手段126は、発進基準値設定
要求121bを受けると発進基準値124aをアシスト
判定手段111へ供給し、アシスト要求111aが供給
されると走行基準値125aをアシスト判定手段111
へ供給する。なお、制御装置100の電源が投入された
初期状態では、発進基準値124aをアシスト判定手段
111へ供給するよう構成している。
【0032】アシスト判定手段111は、基準値切替手
段126から供給される基準値126aと踏力Tとを比
較し、踏力Tが基準値126aを越えている場合はアシ
スト要求を発生する。アシスト力演算手段112は、踏
力Tとクランク回転数Vとに基づいて、予め設定した演
算式もしくは予め登録した変換テーブルを参照してアシ
スト力112aを設定する構成としている。
【0033】PWM信号生成手段113から出力された
PWM信号113aに基づいて電界効果トランジスタF
ETがスイッチング駆動され、モータ21のPWM運転
がなされる。なお、符号Bはバッテリ電源、符号SWは
メインスイッチやメインスイッチに連動するリレーの接
点とうの給電スイッチ手段である。
【0034】図6は制御装置の動作を示すタイムチャー
トである。初期状態では図6(e)に示すように発進基
準値が選択されているので、図6(a)に示す踏力Tが
発進基準値に達するまでは、図6(b)に示すアシスト
要求111aはLレベルであり、モータ21からのアシ
スト力(モータ駆動力)は供給されない。踏力Tが発進
基準値を越えるとアシスト要求111aはHレベルとな
り、モータ21がPWM制御で運転される。よって、図
6(c)に示すように検出踏力Tに応じたアシスト力が
供給される。アシスト要求111aが発生したことによ
って、基準値切替手段126は走行基準設定値125a
を選択して出力するので、最初にペダルを大きな踏力で
踏んで走行を開始した以降は、踏力Tが走行基準値を越
えている間はアシスト力(モータ駆動力)が供給され
る。
【0035】検出踏力Tが走行基準値よりも低い状態で
は、図6(d)に示すように、状態判断タイマ123に
よる計時がおこなわる。減速等のためペダルを踏まない
状態、すなわち、検出踏力Tが走行基準値よりも低い状
態が判断時間(例えば1〜3秒)継続すると、運転状態
判断手段121は自転車が停止した状態にあると判断
し、図6(e)に示すように、発進基準値を選択する。
したがって、停止状態等でペダルに足を載せ、走行基準
値よりも大きな踏力をかけても、発進基準値以下であれ
ばアシスト要求111aは発生せず、アシスト力は供給
されない。
【0036】図7は制御装置の一具体例を示す回路構成
図である。バッテリケース組立25内の電池電源BAT
は、給電側フューズFOを介して給電用コネクタ38の
各端子B+,B−から制御装置200の各電源端子B
+,B−へ印加される。なお、充電は、充電用コネクタ
36の正極側端子36aからダイオードDIおよび充電
側フューズFIを介して行なう構成としている。充電時
のバッテリ温度を検出するための感熱性抵抗素子35は
その一端側を負極側端子36bへ接続し、その他端を信
号端子36cに接続している。
【0037】メインスイッチ(キースイッチ)41がオ
ン状態に操作されると、制御装置200の正極側電源端
子VBからフューズF0、メインスイッチ41、端子S
Wを介して電源・リセット回路部201へ電池電源BA
Tが供給されるとともに、ダイオードD1と充電電流制
限抵抗R1とからなるプリチャージ回路202を介して
モータ電源安定化用のコンデンサC1の充電がなされ
る。
【0038】電源・リセット回路部201は、例えば2
4V系のバッテリ電源を降圧して12V系と5V系の安
定化した電源を出力する12V系・5V系電源201a
と、5V系電源で動作するリセット回路201bとを備
える。12V系電源は、クランク軸回転センサ75、な
らびに、モータ21への通電を制御する電力用電界効果
トランジスタFETのゲート制御電圧用として使用して
いる。5V系電源は、1チップマイクロコンピュータ2
03、モータ駆動制限手段210、モータ電流検出回路
204等で使用される。
【0039】リセット回路201bは、5V系電源の立
上り時にリセットパルスRSをCPUへ供給するととも
に、CPU203aから所定の周期で出力されるウォッ
チドッグパルスWPを監視し、このウォッチドッグパル
スWPが所定の時間以上供給されない場合は、リセット
パルスRSを出力して、CPUをリセット(初期化)す
るようにしている。また、リセットパルスRSを出力し
た後もウォッチドッグパルスWPの供給が再開されない
場合、リセット回路201bは12V・5V系電源の遮
断指令POFFを12V系・5V系電源101aへ供給
して12V・5V系電源の供給を停止させる。
【0040】主制御系は、CPU203a、ROM・R
AM203b、A/D変換器203c、複数系統のタイ
マ203T等を内蔵した1チップマイクロコンピュータ
203を用いて構成している。この回路例では、CPU
203aとタイマ203Tを用いてアシスト基準値変更
手段を構成している。
【0041】モータ電源安定化用コンデンサC1の両端
電圧を、抵抗R2と抵抗R3とでA/D変換器203c
の入力許容電圧範囲になるよう分圧して、分圧した電圧
をA/D変換器203cの入力端子A1へ供給してい
る。CPU203aは、リセット信号RSに基づく初期
化処理の後に、A/D変換された分圧電圧値が予め設定
した電圧を越えた時点でリレー駆動指令203dを出力
する。これにより、リレー駆動回路205を介してリレ
ー206の励磁巻線が通電され、リレー206の接点が
閉状態となってモータ21へバッテリ電源BATが印加
される。
【0042】モータ電源安定化用コンデンサC1の両端
電圧を監視し、このコンデンサC1が充電された以降
に、リレー206の接点を閉駆動する構成としているの
で、リレー206の接点を介して過大な充電電流が流れ
ることはなく、接点が損傷するようなことはない。な
お、コンデンサC1の両端電圧の時間当たりの上昇率が
所定値以下になった時点でコンデンサC1へのプリチャ
ージが完了したものと判断して、リレー206を動作さ
せる構成としてもよい。電圧の変化に基づく判定は、バ
ッテリ電源BATの電圧値に無関係にプリチャージの完
了を検出することができる。
【0043】モータ21の通電を制御する電界効果トラ
ンジスタFETのドレイン−ソース間が短絡不良になっ
ていたり、ドレイン−ソース間に並列に接続される逆方
向サージ電圧吸収用のダイオードD2の短絡不良等が発
生している場合、コンデンサC1の両端電位は、バッテ
リ電圧を充電電流制限抵抗R1とモータ21の巻線の抵
抗とで分圧した電圧となる。充電電流制限抵抗R1の抵
抗値はモータ21の巻線の抵抗値よりも充分高く設定し
ている。したがって、前述の短絡障害が発生していると
プリチャージでコンデンサC1の端子電圧が上昇しない
ので、リレー206の駆動が禁止され、短絡障害に伴っ
て過電流が供給されることを事前に防止できる。
【0044】また、CPU203aはモータ21の運転
状態においても、コンデンサC1の両端電圧を監視し、
モータ21へ印加されている実際の電圧値に基づいて所
望の補助トルクが得られるようPWM信号203eの通
電比率の補正を行なっている。これにより、バッテリ電
源電圧が低下等した場合でも、所望の補助トルクを発生
させることができる。
【0045】モータ21への通電を停止する際に発生す
る逆極性のサージ電圧は、ダイオードD3を介してバッ
テリ電源BATで吸収する構成としている。給電側フュ
ーズFOは大電流用(数10アンペア)のものを用いて
いる。モータ21への給電はリレー106の接点を介し
て行なっているので、メインスイッチ41の電流耐量な
らびにこのメインスイッチ41と直列に接続されたフュ
ーズF1は小容量(数アンペア)のものでよい。
【0046】クランク軸回転数センサ75に対してはブ
リード抵抗R4を介して12V系電源を供給している。
端子VCよりもクランク軸回転数センサ75側で短絡障
害等が生じても、短絡電流はブリード抵抗R4で制限さ
れので、電源系統は保護される。端子CPに供給される
クランク回転数検出信号75aは、波形整形回路206
で波形整形され、5V系の論理振幅に変換されてCPU
203aの入力端子へ供給される。
【0047】踏力検出手段70に対してはブリード抵抗
R5を介して5V系電源を供給している。端子VTより
も踏力検出手段70側で短絡障害等が生じても、短絡電
流はブリード抵抗R5で制限されるので、電源系統は保
護される。端子TSに供給される踏力検出出力(電圧信
号)70aは、分圧比の異なる2組の分圧回路で分圧さ
れ、各分圧電圧をA/D変換器203cへそれぞれ供給
している。抵抗R6と抵抗R7からなる一方の分圧回路
の分圧比は例えば1/2に、抵抗R8と抵抗R9からな
る他方の分圧回路の分圧比は例えば1/4に設定してい
る。
【0048】分圧比の異なる2系統の検出電圧を用意
し、CPU203aは2系統のA/D変換データに基づ
いて検出トルクの大きさを検出するとともに、検出トル
クが小の時はA/D入力端子A2に供給された電圧(分
圧比1/2)のD/A変換データを、トルクが大の時は
A/D入力端子A3に供給された電圧(分圧比1/4)
のD/A変換データを選択し、分圧比を考慮してトルク
を換算する。このような構成ならびに処理を行なうこと
で、A/D変換器203cの分解能が同一でも、小さい
トルクから大きいトルクまで広範囲にわって精度の高い
トルク値検出が可能である。
【0049】踏力検出手段70の検出出力は供給されて
いる電源電圧の影響を受けるので、踏力検出手段70へ
実際に供給している電圧をA/D入力端子A1へ供給
し、そのD/A変換データに基づいて検出電圧を補正す
ることで、より正確な踏力検出を行なっている。
【0050】モータ駆動制限手段210内の電圧比較器
212は、踏力検出手段70へ供給している電圧を抵抗
211aと抵抗211bとで分圧して得たしきい値電圧
VTHと、踏力検出出力70aを抵抗R8と抵抗R9と
で分圧した電圧とを比較する構成としている。踏力検出
手段70へ供給している電圧を分圧してしきい値電圧V
THを得ているので、踏力が所定値を越えてか否かをよ
り正確に判定できる。
【0051】電圧比較器212の出力212aはCPU
203aの入力端子へ供給している。CPU203a
は、電圧比較器212の出力212aがLレベル、すな
わち、踏力がゼロの状態が周期的に発生することを監視
している。そして、A/D変換データに基づく踏力検出
に基づいてモータ21を運転している状態で、踏力がゼ
ロの状態が周期的に検出されない場合は、PWM信号2
03eの出力を停止し、モータ21の運転を停止する構
成としている。これによって、踏力検出手段70やA/
D変換器203c等の踏力検出系の動作が正常でなく、
不要な補助トルクを発生させることを防止している。
【0052】CPU203aは、A/D変換器203c
を介して検出した踏力と、クランク回転軸回転数に対応
する信号75aに基づいて検出したクランク軸回転数と
に基づいてPWMデューティマップを検索し、求めたデ
ューティに対応したPWM信号203eを生成し出力す
る。
【0053】このPWM信号203eは、比較器212
の出力212aがHレベルの間、すなわち、所定以上の
踏力が検出されている間、論理積回路213を介してF
ET駆動回路207へ供給される。FET駆動回路20
7は、論理積出力信号213aに基づいて電界効果トラ
ンジスタFETのゲートへ電力を供給し、電界効果トラ
ンジスタFETをスイッチング駆動させる。これによっ
て、モータ21がPWM制御で運転される。
【0054】CPU203aは、モータ21の運転動作
が正常になされているか否かをモータ電流に基づいて監
視し、異常な電流値を検出したときはモータ21の運転
を制限するようにしている。モータ通電時、電界効果ト
ランジスタFETのドレイン−ソース間には、モータ電
流にこの電界効果トランジスタFETのオン抵抗を乗じ
た電圧(以下FETオン電圧と記す)が発生する。
【0055】モータ電流検出回路204内の電子スイッ
チ204aは、論理積出力信号213aのHレベルに同
期してオン状態となって、FETオン電圧を抵抗R10
とコンデンサC2からなる時定数回路204bへ供給す
る。電子スイッチ104aはバイポーラトランジスタや
電界効果トランジスタ等を用いて構成することができ
る。論理積出力信号213aに同期して取り込まれたF
ETオン電圧は、時定数回路204bでFETオン電圧
に対応した概ね直流電圧(脈流電圧)となる。この直流
電圧(脈流電圧)を電圧増幅器204cで直流増幅して
得た電圧信号204dをA/D変換器203bのA/D
変換入力端子A5へ供給している。そして、CPU20
3aは、A/D変換されたモータ電流値に係る電圧デー
タに基づいてモータ電流値が過大となっている場合は、
通電デューティを低く押さえたり、モータ21の運転を
停止するよう構成している。
【0056】さらに、CPU203cはA/D変換され
たモータ電流値に係る電圧データが予め設定したほぼモ
ータ電流がゼロに相当もしくはゼロに近い値を越えた時
点でタイマ203Tの計時を開始させ、予め設定した許
容時間内にモータ電流がほぼゼロに相当する値以下にな
らない場合は、モータ駆動指令203dの出力を停止し
て、モータ21への給電を停止させるよう構成してい
る。このように、本回路例では1チップマイクロコンピ
ュータ203内のA/D変換器203cやタイマ203
Tを利用して、モータ給電停止手段を構成している。
【0057】なお、この回路例ではFETオン電圧に基
づいてモータ電流を検出する構成としたので、電流検出
用抵抗をモータ電流経路に挿入による回路構成と比較し
て、不要な電力損失がなく、バッテリ電源BATを有効
に利用できる。
【0058】また、CPU203aは、A/D変換器2
03cを介して取り込んだバッテリ電源電圧に係るデー
タと予め設定した残量判定電圧値とを比較し、バッテリ
電源電圧が残量判定電圧値以下に低下している場合は、
表示出力203fを発生し、ランプ駆動回路207を介
してランプLを点灯させて、充電を促す表示を行なう。
なお、ランプLは連続通電せずにダイナミック点灯する
ことで節電を図っている。数秒周期で間欠点灯するよう
にしてもよい。
【0059】図8はモータ駆動制限手段の動作を示すタ
イムチャートである。自転車のペダルを漕ぐとペダルの
上死点、下死点では踏力が加わらないため、踏力検出出
力70aは図8(a)に示すように周期的な増減を繰り
返す電圧波形となる。電圧比較器212は、踏力検出出
力70aの電圧がしきい値電圧VTHを越えている間、
図8(c)に示すように、Hレベルの信号212aを出
力する。したがって、踏力検出出力70aに基づいてC
PU203aから図8(b)に示すPWM信号203e
が生成・出力されると、論理積回路(アンドゲート)2
13を介して図8(d)に示す論理積出力信号213a
が出力され、この論理積出力信号213aに基づいてモ
ータ21の運転が制御される。すなわち、踏力がしきい
値を越えている間のみ、モータ21の運転が許可され、
補助力が供給される。
【0060】1チップマイクロコンピュータ203等が
何らかの原因で正常な動作ができなくなり、例えば図8
(e)に示すように、時刻t1以降はHレベルの出力が
保持された状態となっても、図8(f)に示すように、
踏力がしきい値を越えている間しかモータ21の運転は
許可されない。したがって、1チップマイクロコンピュ
ータ203等の動作が正常でなくなっても、ペダルを踏
んでいない状態ではモータ21からの補助動力が供給さ
れることはない。
【0061】図9は制御装置の全体動作を示すフローチ
ャートである。CPU203aは、ステップS1で、モ
ータ電源安定化用コンデンサC1へのプリチャージが完
了した否かを判定し、プリチャージ完了後にリレー駆動
指令203dを出力する(S2)。そして、アシスト開
始基準値の初期値として発進基準値を設定する(S
3)。
【0062】そして、ステップS4でCPU203a
は、踏力Tが基準値を越えているか否かをチェックし、
基準値を越えている場合、状態タイマをリセットし(S
5)、基準値を走行基準値へ変更し(S6)、踏力なら
びにクランク軸回転数に応じてPWM信号を生成して出
力する(S7)。これにより、モータ21のPWM運転
がなされ、アシスト力が供給される。
【0063】ステップS4で踏力Tが基準値を越えてい
ない場合、停止状態を判定するための状態判断タイマ、
踏力Tが基準値の状態の継続時間を計時させ(S8)、
継続時間が判断時間となった場合は(S9)、基準値を
発進基準値に変更する(S10)。これによって、ペダ
ルをしばらく漕いでいなかった場合やブレーキをかけて
停車させた場合に、基準値を発進基準値に戻されている
ので、ペダルに足を載せても発進基準値以内であれば、
アシスト力が供給されることはない。この実施例では、
ステップS3〜S10の処理によって、アシスト基準値
変更手段の機能を実現している。
【0064】CPU203aは、モータ電流を検出し
(S11)、モータ電流が基準値を越えているか否か判
定する(S12)。基準値を越えている間は、タイマ2
03Tを利用し計時を進め(S13)、基準値を越えて
いる時間が許容時間に達したときは(S14)、PWM
信号の出力を停止し(S15)し、リレー駆動指令20
3dの出力を停止して、モータ21への給電を停止させ
る(S16)。ステップS12でモータ電流が基準値以
下と判定された場合、ステップS17でタイマ203T
の計時時間をリセットし、ステップS4以降の処理を繰
り返す。このように、ステップS7からステップS13
の処理で、モータ給電停止手段の機能動作を実現してい
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る電動
補助自転車は、アシスト基準値変更手段を備え、踏力が
運転状態判断基準値以下の状態の継続時間を監視し、予
め設定した判断時間に達した場合は、アシストを開始す
るアシスト基準値を走行状態で使用する基準値よりも高
い値の発進時基準値へ変更する構成としたので、停車状
態ではアシストを開始する基準値は高い値に設定され
る。よって、一方の足を地面に他方の足をペダルに載せ
ているような状態で、ペダルにかなり大きな踏力を加え
ても、モータが運転され不必要な補助力が供給されるこ
とはない。なお、発進時基準値を越える踏力が加えられ
た以降は、アシスト基準値を走行状態で使用する基準値
へ戻すことで、適宜の踏力以上であればモータが運転さ
れ、アシストがなされる。また、踏力検出値に基づいて
自転車が停車状態にあると判断する構成であるから、車
速センサ等を備える必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電動補助自転車の側面図
【図2】バッテリケースの縦断面図
【図3】バッテリケース組立の後部およびセンターケー
スの底部の縦断側面図
【図4】伝動ギア機構ならびに踏力検出手段の模式構造
【図5】この発明に係る電動補助自転車の制御装置のブ
ロック構成図
【図6】制御装置の動作を示すタイムチャート
【図7】制御装置の一具体例を示す回路構成図
【図8】モータ駆動制限手段の動作を示すタイムチャー
【図9】制御装置の全体動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 電動補助自転車 21 モータ 70 踏力検出手段 100,200 制御装置 110 モータ運転制御手段 120 アシスト基準値変更手段 121 運転状態判断手段 123 状態判断タイマ 126 基準値切替手段 203a CPU 203c A/D変換器 203T タイマ
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本来、運転者の踏力が
ある値を越えたら必ずアシストがかかるようにした方
シスト感がよいが、ペダルに足を載せてブレーキをか
けているような状態では、かなり大きな踏力が加わるた
めに不必要なアシストが発生してしまう虞れがある。特
開平4−358987号公報で提案されているように、
前輪もしくは後輪に回転センサを設け、回転センサで検
出した車速に基づいて自転車が停止状態にあることを判
断すれば、例えば信号待ち等で停車している状態では、
大きな踏力が検出されても、アシストが発生しないよう
に制御するのは比較的容易である。しかしながら、停車
状態を検出するために、車輪の回転を検出する回転セン
サが必要になったり、ブレーキが操作されていることを
検出する手段が必要になる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】モータ運転制御手段110は、デジタル信
号へ変換された検出踏力信号(以下踏力と記す)Tが、
アシスト基準値を越えている場合はアシスト要求111
aを出力するアシスト判定手段111と、アシスト要求
111aが供給されるとアシスト力112aを演算する
アシスト力演算手段112と、演算されたアシスト力1
12aをモータ21から供給するために必要なPWM信
号113aを生成して出力するPWM信号生成手段11
3と、クランク回転数センサ75で検出したクランク回
転数に係るパルス信号75aに基づいてクランク回転数
に係るデータ(以下クランク回転数と記す)Vを出力す
るクランク回転数演算手段114とを備える。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】PWM信号生成手段113から出力された
PWM信号113aに基づいて電界効果トランジスタF
ETがスイッチング駆動され、モータ21のPWM運転
がなされる。なお、符号Bはバッテリ電源、符号SWは
メインスイッチやメインスイッチに連動するリレーの接
等の給電スイッチ手段である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】検出踏力Tが走行基準値よりも低い状態で
は、図6(d)に示すように、状態判断タイマ123に
よる計時がおこなわる。減速等のためペダルを踏まない
状態、すなわち、検出踏力Tが走行基準値よりも低い状
態が判断時間(例えば1〜3秒)継続すると、運転状態
判断手段121は自転車が停止した状態にあると判断
し、図6(e)に示すように、発進基準値124aを選
択する。したがって、停止状態等でペダルに足を載せ、
走行基準値125aよりも大きな踏力をかけても、発進
基準値以下であればアシスト要求111aは発生せず、
アシスト力は供給されない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】図7は制御装置の一具体例を示す回路構成
図である。バッテリケース組立25内の電池電源BAT
は、給電側フューズFOを介して給電用コネクタ38の
各端子B+,B−から制御装置200の各電源端子
B,Gへ印加される。なお、充電は、充電用コネクタ3
6の正極側端子36aからダイオードDIおよび充電側
フューズFIを介して行なう構成としている。充電時の
バッテリ温度を検出するための感熱性抵抗素子35はそ
の一端側を負極側端子36bへ接続し、その他端を信号
端子36cに接続している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】メインスイッチ(キースイッチ)41がオ
ン状態に操作されると、制御装置200の正極側電源端
子VBからフューズF1、メインスイッチ41、端子S
Wを介して電源・リセット回路部201へ電池電源BA
Tが供給されるとともに、ダイオードD1と充電電流制
限抵抗R1とからなるプリチャージ回路202を介して
モータ電源安定化用のコンデンサC1の充電がなされ
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】リセット回路201bは、5V系電源の立
上り時にリセットパルスRSをCPU203aへ供給す
るとともに、CPU203aから所定の周期で出力され
るウォッチドッグパルスWPを監視し、このウォッチド
ッグパルスWPが所定の時間以上供給されない場合は、
リセットパルスRSを出力して、CPUをリセット(初
期化)するようにしている。また、リセットパルスRS
を出力した後もウォッチドッグパルスWPの供給が再開
されない場合、リセット回路201bは12V・5V系
電源の遮断指令POFFを12V系・5V系電源201
へ供給して12V・5V系電源の供給を停止させる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】モータ電源安定化用コンデンサC1の両端
電圧を、抵抗R2と抵抗R3とでA/D変換器203c
の入力許容電圧範囲になるよう分圧して、分圧した電圧
をA/D変換器203cの入力端子A5へ供給してい
る。CPU203aは、リセット信号RSに基づく初期
化処理の後に、A/D変換された分圧電圧値が予め設定
した電圧を越えた時点でリレー駆動指令203dを出力
する。これにより、リレー駆動回路205を介してリレ
ー206の励磁巻線が通電され、リレー206の接点が
閉状態となってモータ21へバッテリ電源BATが印加
される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】モータ21への通電を停止する際に発生す
る逆極性のサージ電圧は、ダイオードD3を介してバッ
テリ電源BATで吸収する構成としている。給電側フュ
ーズFOは大電流用(数10アンペア)のものを用いて
いる。モータ21への給電はリレー206の接点を介し
て行なっているので、メインスイッチ41の電流耐量な
らびにこのメインスイッチ41と直列に接続されたフュ
ーズF1は小容量(数アンペア)のものでよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】クランク軸回転数センサ75に対してはブ
リード抵抗R4を介して12V系電源を供給している。
端子VCよりもクランク軸回転数センサ75側で短絡障
害等が生じても、短絡電流はブリード抵抗R4で制限
れるので、電源系統は保護される。端子CPに供給され
るクランク回転数検出信号75aは、波形整形回路20
で波形整形され、5V系の論理振幅に変換されてCP
U203aの入力端子へ供給される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】分圧比の異なる2系統の検出電圧を用意
し、CPU203aは2系統のA/D変換データに基づ
いて検出トルクの大きさを検出するとともに、検出トル
クが小の時はA/D入力端子A2に供給された電圧(分
圧比1/2)のA/D変換データを、トルクが大の時は
A/D入力端子A3に供給された電圧(分圧比1/4)
A/D変換データを選択し、分圧比を考慮してトルク
を換算する。このような構成ならびに処理を行なうこと
で、A/D変換器203cの分解能が同一でも、小さい
トルクから大きいトルクまで広範囲にわって精度の高い
トルク値検出が可能である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】踏力検出手段70の検出出力は供給されて
いる電源電圧の影響を受けるので、踏力検出手段70へ
実際に供給している電圧をA/D入力端子A1へ供給
し、そのA/D変換データに基づいて検出電圧を補正す
ることで、より正確な踏力検出を行なっている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】モータ電流検出回路204内の電子スイッ
チ204aは、論理積出力信号213aのHレベルに同
期してオン状態となって、FETオン電圧を抵抗R10
とコンデンサC2からなる時定数回路204bへ供給す
る。電子スイッチ204aはバイポーラトランジスタや
電界効果トランジスタ等を用いて構成することができ
る。論理積出力信号213aに同期して取り込まれたF
ETオン電圧は、時定数回路204bでFETオン電圧
に対応した概ね直流電圧(脈流電圧)となる。この直流
電圧(脈流電圧)を電圧増幅器204cで直流増幅して
得た電圧信号204dをA/D変換器203bのA/D
変換入力端子A4へ供給している。そして、CPU20
3aは、A/D変換されたモータ電流値に係る電圧デー
タに基づいてモータ電流値が過大となっている場合は、
通電デューティを低く押さえたり、モータ21の運転を
停止するよう構成している。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】さらに、CPU203aはA/D変換され
たモータ電流値に係る電圧データが予め設定したほぼモ
ータ電流がゼロに相当もしくはゼロに近い値を越えた時
点でタイマ203Tの計時を開始させ、予め設定した許
容時間内にモータ電流がほぼゼロに相当する値以下にな
らない場合は、モータ駆動指令203dの出力を停止し
て、モータ21への給電を停止させるよう構成してい
る。このように、本回路例では1チップマイクロコンピ
ュータ203内のA/D変換器203cやタイマ203
Tを利用して、モータ給電停止手段を構成している。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】なお、この回路例ではFETオン電圧に基
づいてモータ電流を検出する構成としたので、電流検出
用抵抗をモータ電流経路に挿入する回路構成と比較し
て、不要な電力損失がなく、バッテリ電源BATを有効
に利用できる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】また、CPU203aは、A/D変換器2
03cを介して取り込んだバッテリ電源電圧に係るデー
タと予め設定した残量判定電圧値とを比較し、バッテリ
電源電圧が残量判定電圧値以下に低下している場合は、
表示出力203fを発生し、ランプ駆動回路208を介
してランプLを点灯させて、充電を促す表示を行なう。
なお、ランプLは連続通電せずにダイナミック点灯する
ことで節電を図っている。数秒周期で間欠点灯するよう
にしてもよい。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】そして、ステップS4でCPU203a
は、踏力Tが基準値を越えているか否かをチェックし、
基準値を越えている場合、状態判断タイマ123をリセ
ットし(S5)、基準値を走行基準値へ変更し(S
6)、踏力ならびにクランク軸回転数に応じてPWM信
号を生成して出力する(S7)。これにより、モータ2
1のPWM運転がなされ、アシスト力が供給される。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】ステップS4で踏力Tが基準値を越えてい
ない場合、停止状態を判定するための状態判断タイマ1
23で踏力Tが基準値以下の状態の継続時間(TS)を
計時させ(S8)、継続時間(TS)が判断時間となっ
た場合は(S9)、基準値を発進基準値に変更する(S
10)。これによって、ペダルをしばらく漕いでいなか
った場合やブレーキをかけて停車させた場合に、基準値
を発進基準値に戻されているので、ペダルに足を載せて
も発進基準値以内であれば、アシスト力が供給されるこ
とはない。この実施例では、ステップS3〜S10の処
理によって、アシスト基準値変更手段の機能を実現して
いる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】CPU203aは、モータ電流を検出し
(S11)、モータ電流が基準値を越えているか否か判
定する(S12)。基準値を越えている間は、タイマ2
03Tを利用し計時を進め(S13)、基準値を越えて
いる時間が許容時間に達したときは(S14)、PWM
信号の出力を停止し(S15)し、リレー駆動指令20
3dの出力を停止して、モータ21への給電を停止させ
る(S16)。ステップS12でモータ電流が基準値以
下と判定された場合、ステップS17でタイマ203T
の計時時間をリセットし、ステップS4以降の処理を繰
り返す。このように、ステップS11からステップS1
7の処理で、モータ給電停止の機能動作を実現してお
り、例えばモータ21の通電をスイッチングする電界効
果トランジスタFETの動作が正常でなくなった場合で
も、モータ21への給電を停止させて、不要なアシスト
がなされないようにすることができる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人力走行の補助にモータの動力を利用す
    る電動補助自転車において、踏力検出手段で検出した踏
    力が、予め設定した運転状態判断基準値以下の状態が予
    め設定した判断時間継続した場合は、アシストを開始す
    る踏力基準値を走行状態の基準値よりも高い値の発進時
    基準値へ変更するアシスト基準値変更手段を備えたこと
    を特徴とする電動補助自転車。
JP19444694A 1994-08-18 1994-08-18 電動補助自転車 Expired - Fee Related JP3276781B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19444694A JP3276781B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 電動補助自転車
TW086217167U TW356810U (en) 1994-08-18 1995-03-07 Electrically assisted bicycle
CN95115098A CN1057054C (zh) 1994-08-18 1995-08-17 电动助力自行车
DE69501929T DE69501929T2 (de) 1994-08-18 1995-08-17 Fahrrad mit elektrischem Hilfsmotor
ES95112974T ES2116019T3 (es) 1994-08-18 1995-08-17 Bicicleta asistida por un motor electrico.
EP95112974A EP0697333B1 (en) 1994-08-18 1995-08-17 Electrically assisted bicycle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19444694A JP3276781B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 電動補助自転車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0858669A true JPH0858669A (ja) 1996-03-05
JP3276781B2 JP3276781B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=16324714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19444694A Expired - Fee Related JP3276781B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 電動補助自転車

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0697333B1 (ja)
JP (1) JP3276781B2 (ja)
CN (1) CN1057054C (ja)
DE (1) DE69501929T2 (ja)
ES (1) ES2116019T3 (ja)
TW (1) TW356810U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002205683A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動自転車及びそれに用いられる通信方法
JP2014051137A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Taiyo Yuden Co Ltd モータ駆動制御装置及び電動アシスト車
US10259529B2 (en) 2016-08-18 2019-04-16 Shimano Inc. Bicycle controller and bicycle controlling method

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3493906B2 (ja) * 1996-07-04 2004-02-03 松下電器産業株式会社 電気自転車
ES2295248T3 (es) 2001-02-28 2008-04-16 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Unidad de control para una bicicleta asistida por motor.
DE10301027B4 (de) * 2003-01-14 2005-02-24 Iacov Grinberg Verfahren zur Steuerung eines Fahrrades mit einem zusätzlichen Motorantrieb
DE202004014264U1 (de) 2004-09-10 2004-11-18 Irion, Siegfried Fahrrad, insbesondere Klappfahrrad
CN101423102A (zh) * 2008-08-26 2009-05-06 陈戈平 一种电动助力自行车脚踏力矩传感系统
US9248880B2 (en) 2009-09-17 2016-02-02 Keter Plastic Ltd. Frame structure
CN103430446B (zh) * 2010-12-22 2016-09-07 微空间株式会社 电动机驱动控制装置
TWM417321U (en) * 2011-06-30 2011-12-01 China Motor Corp Force assistant control device for bicycle
US10457350B2 (en) * 2015-04-27 2019-10-29 Shimano Inc. Bicycle control system
JP2017077126A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 ヤマハ発動機株式会社 電動推進機およびバッテリユニット
JP6786435B2 (ja) * 2017-04-06 2020-11-18 株式会社シマノ 自転車用制御装置
JP6916140B2 (ja) * 2018-03-29 2021-08-11 株式会社シマノ 人力駆動車用制御装置
CN111924037B (zh) * 2019-12-05 2022-04-05 南京溧水电子研究所有限公司 电动助力自行车爬坡补偿处理方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04358987A (ja) 1991-06-04 1992-12-11 Yamaha Motor Co Ltd 電動モータ付き自転車
JP3230760B2 (ja) 1992-03-09 2001-11-19 ヤマハ発動機株式会社 電動モータ付き自転車
US5370200A (en) * 1992-05-11 1994-12-06 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Bicycle with electric motor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002205683A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動自転車及びそれに用いられる通信方法
JP4698030B2 (ja) * 2001-01-10 2011-06-08 パナソニック株式会社 電動自転車及びそれに用いられる通信方法
JP2014051137A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Taiyo Yuden Co Ltd モータ駆動制御装置及び電動アシスト車
US10259529B2 (en) 2016-08-18 2019-04-16 Shimano Inc. Bicycle controller and bicycle controlling method

Also Published As

Publication number Publication date
CN1057054C (zh) 2000-10-04
ES2116019T3 (es) 1998-07-01
CN1123752A (zh) 1996-06-05
DE69501929T2 (de) 1998-07-30
EP0697333B1 (en) 1998-04-01
DE69501929D1 (de) 1998-05-07
JP3276781B2 (ja) 2002-04-22
TW356810U (en) 1999-04-21
EP0697333A1 (en) 1996-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5806621A (en) Electric power assisted bicycle
JP3276783B2 (ja) 電動補助自転車
JP3276781B2 (ja) 電動補助自転車
JP3528996B2 (ja) 電動補助自転車
EP0786399B1 (en) Muscle-operated vehicle with an auxiliary electrical power drive system and method for controlling said system
EP1702837B1 (en) Bicycle power source apparatus
EP0798204B1 (en) Regeneration control device for bicycle with auxiliary motor
CA2511260C (en) Electrically assisted bicycle
CN1106315C (zh) 助力人力车
JP3350236B2 (ja) 電動補助自転車
JP4129084B2 (ja) 電動補助自転車の補助動力制御方法
JP4518298B2 (ja) 電動補助自転車の制御装置
EP0650888B1 (en) Electrically assisted pedal operated vehicle
JP3377242B2 (ja) 電動モータ付き自転車
US20200102050A1 (en) Control device and transmission system
JPH09272486A (ja) 補助動力付き自転車
JP3276443B2 (ja) 電動モータ付き自転車
JPH10170616A (ja) 車両用二次電池の残量確認方法
JP3499948B2 (ja) 電動自転車
JP2001055188A (ja) 電動モータ付き自転車およびその制御方法
JPH11291970A (ja) 電動補助動力装置付自転車
JP2004243923A (ja) 電動車両のライト装置
JPH10258788A (ja) 補助動力付自転車
JPH0879902A (ja) 電動車両のバッテリ残量警告装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020129

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090208

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees