JPH11291970A - 電動補助動力装置付自転車 - Google Patents

電動補助動力装置付自転車

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JPH11291970A
JPH11291970A JP9737298A JP9737298A JPH11291970A JP H11291970 A JPH11291970 A JP H11291970A JP 9737298 A JP9737298 A JP 9737298A JP 9737298 A JP9737298 A JP 9737298A JP H11291970 A JPH11291970 A JP H11291970A
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JP
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battery
force
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gear
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JP9737298A
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Yasushi Morimoto
康司 森本
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Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電池の消耗を抑制して一回の充電
での走行距離を長くできるようにした電動補助動力装置
付自転車を提供することにある。 【解決手段】 車体に設けられ電池15から電力の供給
を受ける電動機40、ペダルに踏力を検出する回転力検
出器100(回転力検出手段)、前記電池15の残量を
検出する電池残量検出手段251を有し、この電池残量
検出手段251で検知された前記電池15の残量の低下
に応じて踏力のしきい値を大きな値に決定するしきい値
決定手段262を設け、走行中に電池の残量が低下した
とき前記きしきい値を大きな値とすることにより補助す
る動力を少なくし電池の消耗を抑制する電動補助動力装
置付自転車。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ペダルの踏力に
応じて電動機の回転力つまり動力を補助して楽な走行が
できるようにした電動補助動力装置付自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ペダルの踏力に応じて電動機の回
転力つまり動力を補助して楽な走行ができるようにした
電動補助動力装置付自転車が開発され使用されている。
そして、この種の電動補助動力装置付自転車は、クラン
ク軸の両端に設けられたクランクのペダルの踏力を、前
記クランク軸の回転力と、このクランク軸の回転力およ
び減速機構を介して電動機の動力つまり回転力が伝達さ
れる中空軸の回転力との差を機械的な変化量に変換し、
この変化量を踏力を検出するトルクセンサー等からなる
回転力検出手段に伝達して前記ペダルの踏力に応じた検
出値を出力し、この検出値に基づいて補助する回転力を
算出し、また、車速検出器により車速値を検出し、この
車速値と前記回転力に基づいて電動機の駆動力を決定
し、そして、制御手段によって前記駆動力を出力させる
ように電動機を制御し、走行中に踏み込まれるペダルの
踏力に応じた回転力を補助して楽な走行ができるように
なっているものである。
【0003】また、前記回転力検出手段の出力値は、ノ
イズ等による誤動作を防止するため予め設定された一定
のしきい値が設けられ、このしきい値以下の出力値はノ
イズとして切り捨てるようになっている。
【0004】そして、前記電動機への電力の供給はバッ
テリー(以下電池という)によってなされるものであ
り、また、使い勝手の面からは充電作業はできるだけ少
なくすることが望まれる。つまり電池の一回の充電によ
る走行可能な距離をできるだけ長くすることが望まれ、
このためには走行中の電動機の駆動電流を小さくする必
要がある。しかし、この走行中に電動機の駆動電流を小
さくすると補助する回転力(以下補助力という)が小さ
いくなってしまう。この補助力が小さくなる、つまり踏
力に対する補助力の比率を小さくすることは、走行中の
運転者のペダルの踏力を大きくしなければならなず、結
果として運転者は踏み込むペダルが重いと感じることに
なりこの状態で運転をしなければならない。
【0005】ところでこの重いと感じることは、人つま
り運転者の感覚では一般的に踏力が小さいときつまり平
坦面を略一定の車速で走行している時は踏力に対する補
助力の比率が小さくとも比較的ペダルを踏み込むことに
重さを感じないが、登り坂を走行するとき等のように大
きいな踏力を要している時は、前記踏力の小さい時と同
じ比率の補助力では重く感じるものである。
【0006】このようなことから、踏力が小さく補助力
の比率が小さくとも比較的踏み込むペダルの重さを感じ
ない走行時に、前記しきい値を大きくして電動機の駆動
電流を小さくするつまり補助する比率を小さくすること
により電池の消費を抑制することが考えられる。
【0007】しかし、この方法では電池の消費は抑制で
きるが、この場合はしきい値を大きくしない状態に比べ
て大きな踏力を必要とすることから運転者はある程度重
いと感じながら運転することになり、この状態が走行中
常に維持されるため運転者にとって必ずしも満足できる
ものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の電
動補助動力装置付自転車は、電池の一回の充電における
走行距離を長くするという構成となっていないことか
ら、充電の回数が多くなるという問題があり、また、走
行中の電動機の駆動電流を小さくするために上記したよ
うに、踏力が小さいく補助力の比率が小さくとも比較的
ペダルの踏み込みに重さを感じない走行時に、前記しき
い値を大きくして電動機の駆動電流を小さくし電池の消
耗を抑制することにより電池の一回の充電における走行
距離を長くする方法も考えられるが、この方法では電池
の消費を抑制して走行距離を長くできるものの運転者に
はある程度重いと感じること強いることになり、この重
いという状態で運転し続けなければならず必ずしも満足
できるものではないという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みるとともに、運転面および電池の消耗の抑制面から
は、電池の消耗の抑制は電池の残量が少なくなったとき
になすことにより効果的であるという観点からなされた
ものであり、請求項1記載の発明は、前輪および後輪が
設けられた車体と、筐体、この筐体に配設された電動
機、複数の歯車からなり前記電動機の回転力を伝達する
減速機構、この減速機構の最終段の歯車と噛合する駆動
歯車、前記車体のハンガラグに回転自在に設けられ一端
を前記駆動歯車に取り付けられ他端にスプロケットが設
けられた中空軸、この中空軸を貫通し両端にペダルを有
するクランクが取り付けられるとともに一方向性クラッ
チを介し前記駆動歯車に踏力を伝達するクランク軸から
なる電動補助動力装置と、前記電動機に電力を供給する
電池と、前記クランク軸に加わる踏力を検出する回転力
検出手段とを備え、前記回転力検出手段の検出値がしき
い値を超えたとき前記検出値の大きさに応じて前記電動
機の出力を決定しこの決定された出力値に基づいて動力
を補助する電動補助動力装置付自転車において、前記電
池の残量を検出する電池残量検出手段を設けるととも
に、前記電池残量検出手段で検出された前記電池の残量
の低下に応じて前記しきい値を大きな値に決定するしき
い値決定手段を設け、電池の残量が低下したとき前記し
きい値を大きな値とすることにより補助する動力を少な
くし、電池の消耗を抑制することとした電動補助動力装
置付自転車としたものである。
【0010】このように請求項1記載の発明は、回転力
検出手段の検出値がしきい値を超えたとき前記検出値の
大きさに応じて前記電動機の出力を決定し、この決定さ
れた出力値に基づいて動力を補助する電動補助動力装置
付自転車において、電動機に電力を供給する電池の残量
を検出する電池残量検出手段を設けるとともに、前記電
池残量検出手段で検出された前記電池の残量の低下に応
じて前記しきい値を大きな値の決定するしきい値決定手
段を設けたことから、走行中に電池の残量が低下した際
に補助する動力を少なくし電動機の駆動電流を小さくで
きるとともに、電池の残量が低下するまでは踏力に対す
る補助力を所定の大きさつまり重く感じない大きさの補
助力を補助できるという作用を有するものである。した
がって、電池の消費を抑制して一回の充電における走行
距離を長くできるとともに、運転者は電池の残量が低下
するまでは重さを感じることなく運転できるものであ
る。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記電池残量検出手段で検出された
電池の残量を不連続に順次切り替えて表示させる表示手
段を設けるとともに、前記しきい値決定手段によるしき
い値の決定を前記表示手段の表示の切り替えに連動させ
て決定するようにした電動補助動力装置付自転車とした
ものである。
【0012】このように請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明において、電池残量検出手段で検出された
電池の残量を不連続に順次切り替えて表示させる表示手
段を設けるとともに、しきい値決定手段によるしきい値
の決定を前記表示手段の表示の切り替えに連動させて決
定するようにしたことから、請求項1記載の発明の作用
に加えて、電池の残量に応じて段階的にしきい値を大き
くして電動機の駆動電流を小さくし踏力に対する補助力
の比率を小さくして補助力を小さくし電池の消耗を抑制
して走行距離を長くするとともに、運転者は表示手段の
表示により電池の残量状態を知ることができるという作
用を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図7に基づいて説明する。図1に示すよう
に、電動補助動力装置付自転車(以下単に自転車とい
う)Aは、車体Bとこの車体Bに取り付けられた電動補
助動力装置(以下単に動力装置という)Cとから構成さ
れている。そして、前記車体Bは一般用自転車つまり一
般に市販されている汎用自転車からなるもので、ハンガ
ラグ1に一端側を固定された立パイプ2および下パイプ
3と、この下パイプ3の他端側に固定されたヘッドパイ
プ4に一端側を固定され他端側を前記立パイプ2の下方
部に固定された上パイプ5とからなるフレーム6、前記
ハンガラグ1に一端側を固定されたチェーンステー7、
前記ヘッドパイプ4に取り付けられた前ホーク8、この
前ホーク8の上端に取り付けられたハンドル9、前記前
ホーク8の下端部に取り付けられた前輪10、前記立パ
イプ2の上部に一端側を固定され他端側を前記チェーン
ステー7の他端側と図示しない後つめを介して固定され
たバックホーク11、前記チェーンステー7の他端側に
取り付けられた後輪12、前記立パイプ2の上方に取り
付けられたサドル13、前記後輪12の上部に設けた荷
受台14等から構成されている。なお、前記前輪10お
よび後輪12の一部はそれぞれカバー10aおよび12
aによって覆われている。
【0014】また、図2に示すように前記ハンガラグ1
には回動自在に後述する中空軸70およびこの中空軸7
0を貫通したクランク軸80が設けられ、このクランク
軸80の両端部にはそれぞれペダル81aと82aが設
けられた左クランク81と右クランク82が取り付けら
れている。また、前記荷受台14にはバッテリーケース
15aが取り付けられており、このバッテリーケース1
5a内には電池であるバッテリー15が挿脱可能に収納
されている。
【0015】また、前記立パイプ2にはコントロールボ
ックス16が取り付けられており、このコントロールボ
ックス16の内部には、後述する回転力算出手段26
1、しきい値決定手段262、出力決定手段263、駆
動力決定手段264、駆動回路265およびマイクロコ
ンピューター等からなる制御手段266を含む制御装置
260が収納されいる。前記バッテリー15と制御装置
260とはリード線17aで接続され、また、制御装置
260と後述する電動機40とはリード線17bによっ
て接続されている。
【0016】また、走行時の回転力を伝達するスプロケ
ット18と後輪12の図示しないスプロケットにはチェ
ーン19が架けられている。また、前記コントロールボ
ックス16には図示しない駆動スイッチが設けられてい
る。
【0017】つぎに、前記動力装置Cの構成について説
明する。
【0018】この動力装置Cは図2および図3に示すよ
うに、筐体としてのケース30に取着された電動機4
0、前記ケース30内に配設され前記電動機40の回転
力を伝達する減速機構50、この減速機構50の最終段
の歯車と噛合する駆動歯車56、一端側を前記駆動歯車
56に取り付けられる中空軸70、この中空軸70を貫
通して設けらたクランク軸80、このクランク軸80の
一端側に取り付けられる歯車90等から構成されてい
る。
【0019】そして、前記ケース30は、ケース本体3
1とケース蓋32とから構成され、ケース本体31には
電動機40を取り付ける取付部31a、第一の軸受取付
部31b、中央部に貫通孔31cを有した第二の軸受取
付部31dがそれぞれ形成されており、また、ケース蓋
32には前記第一の軸受取付部31b、貫通孔31cに
それぞれ対応した軸受取付部32a、貫通孔32bが形
成されている。そして、ケース本体31とケース蓋32
とは減速機構50等を収納した状態で複数の取付ねじ3
3によって一体的に結合されるようになっている。
【0020】また、前記ケース本体31には第二の軸受
取付部31dの側方に位置して後述する回転力検出手段
としてのトルクセンサーからなる回転力検出器100を
収納する収納部35が設けられ、この収納部35は蓋ケ
ース32側を開口部35aとした有底凹状に形成されて
おり、この収納部35の前記開口部35aには軸受36
が取り付けられている。また、この軸受36はその軸心
を、前記第二の軸受取付部31dに後述するボールベア
リング77を介して取り付けられる中空軸70およびこ
の中空軸70の貫通孔71に設けられるクランク軸80
の軸心と平行にして前記開口部35aに取り付けられて
いるものである。
【0021】つぎに、前記減速機構50は、前記電動機
40の出力軸41の先端部に取り付けられた歯車42と
噛合する径大な歯車51、この歯車51と同軸に設けら
れた径小な歯車52、固定軸53cに回転自在に取り付
けられ前記歯車52と噛合する径大な歯車53aとこの
歯車53aと一体の傘歯車53bとからなる歯車53、
傘歯車53bと噛合する傘歯車54と、この傘歯車54
の軸と同じ軸54aに取り付けられた最終段の歯車55
とから構成されており、この歯車55には前記駆動歯車
56が噛合している。
【0022】そして、前記傘歯車54と歯車55とが取
り付けられている軸54aの両端にはボールベアリング
からなる軸受54c、54dが取り付けられ、これら軸
受54c、54dは前記ケース本体31およびケース蓋
32にそれぞれ設けた第一の軸受取付部31b、32a
に取り付けられている。また、前記歯車55は前記軸5
4aに一方向性クラッチ54bを介して取り付けられて
いる。
【0023】この一方向性クラッチ54bは前記電動機
40の回転力を自転車が正規に走行するつまり前進方向
に走行するように前記駆動歯車56に伝達するように前
記歯車55を回転させるが、逆方向には空転するように
機能するものである。つまり一方向性クラッチ54bは
後述する人力走行の際にペダル81a、82aが取り付
けられているクランク81、82が走行方向に回転した
ときは空転するように機能するものである。
【0024】そして、前記駆動歯車56の中央部には軸
孔56aが形成されており、この軸孔56aには軸方向
に沿った凹凸条56cが形成されている。また、駆動歯
車56の前記ケース蓋32側の側面には、図3に示すよ
うに軸孔56aと同心状に配置された複数(実施例では
3個設けられており、図3では2個のみ図示)の後述す
る駆動スプリング60の一端側を規制するL字状の規制
部材58が形成されている。
【0025】つぎに、前記駆動歯車56に形成された軸
孔56aに嵌合して取り付けられ、減速機構50を介し
て伝達される前記電動機40の動力をスプロケット18
に伝達する中空軸70について説明する。
【0026】この中空軸70は内部に貫通孔71を有す
るとともに一端側に前記軸孔56aに形成された凹凸条
56cと係合する凹凸条72が形成され、前記軸孔56
aに嵌合した状態では両凹凸条56c、72の係合によ
って周方向に回り止めされて駆動歯車56と一体に回転
するようになっている。また、他端側の端部外周には凹
凸条73が形成されており、この凹凸条73はスプロケ
ット18が取り付けられる取付部材18aに形成された
凹凸条18bに整合するように形成されている。
【0027】また、この中空軸70は前記一端側に形成
した凹凸条72が形成された近傍を前記ボールベアリン
グ77の内輪に圧入して取り付けられており、このボー
ルベアリング77の外輪を前記ケース本体31に設けた
前記第二の軸受取付部31dに圧入することによって、
前記中空軸70はケース本体31に取り付けられるよう
になっている。
【0028】なお、前記中空軸70はハンガラグ1に両
端側に嵌合して取り付けられた取付部材161および1
62に、ニードルベアリング161aおよび162aを
介して回転自在に取り付けられるようになっている。
【0029】つぎに、前記中空軸70の貫通孔71に貫
通して取り付けられるクランク軸80について説明す
る。
【0030】このクランク軸80の一端側には外周を角
柱状に形成した嵌合部83aとこの嵌合部83aに突設
したねじ部83bとからなる取付部83が、また、他端
側には同様に外周を角柱状に形成した嵌合部84aとこ
の嵌合部84aに突設したねじ部84bとからなる取付
部84がそれぞれ形成されている。なお、前記取付部8
3および84は前記した一般用自転車の左クランク81
および右クランク82の嵌合部81b、82bに整合す
る形状および寸法に形成されている。
【0031】また、前記クランク軸80には、前記中空
軸70に取り付けられた駆動歯車56に接近した部位に
一方向性クラッチ85が取り付けられ、この一方向性ク
ラッチ85を介してクランク軸80には、その外周に前
記駆動歯車56と同数の歯を有する前記歯車90が取り
付けられている。前記一方向性クラッチ85はクランク
軸80が後述する人力走行の際にペダル81a、82a
が取り付けられたクランク81、82を介して走行方向
に回転する場合は前記歯車90を回転させ、これとは逆
方向にクランク軸80が回転したときは空転させるよう
に機能するものである。
【0032】また、前記歯車90には前記駆動歯車56
の側面との間に空間を形成するように環状凹部91が形
成されている。
【0033】そして、この環状凹部91の駆動歯車56
側の面には、図3に示すように前記駆動スプリング60
の他端側に当接して圧縮する圧縮部92が形成されてい
る。そして、前記L字状の規制部材58と前記圧縮部9
2との間に前記駆動スプリング60が収納されている。
【0034】そして、この駆動スプリング60の付勢力
の大きさは、人力走行の際に前記クランク軸80、一方
向性クラッチ85を介して歯車90に加えられる踏力に
基づく回転力が所定値を超えると圧縮し始める大きさに
設定されている。すなわち、走行中に後輪12に大きな
負荷が加わりこれに抗して踏み込むペダル81a、82
aによる回転力つまり踏力がクランク81、82を介し
て前記クランク軸80に加えられることにより、一方向
性クラッチ85を介してクランク軸80と共に回転する
歯車90が駆動スプリング60を徐々に圧縮して駆動歯
車56より先行して回転し相対的に移動する大きさに設
定されているものである。
【0035】つまり、人力走行の際には、前記クランク
軸80の回転に伴って一方向性クラッチ85とともに回
転する歯車90の回転力が所定値を超えると駆動歯車5
6と相対移動が生じる大きさに設定されているものであ
り、このことによって、歯車90は駆動歯車56と相対
移動しつつ同期して回転するようになっている。また、
歯車90に加わる回転力が除かれると歯車90は駆動ス
プリング60の付勢力によって初期状態に戻される。
【0036】したがって、前記クランク軸80に加わる
回転力が所定値を超えない場合は、歯車90はほとんど
圧縮されない状態に維持つまり相対移動が生じない状態
で駆動スプリング60を介して駆動歯車56と同期して
回転することになる。
【0037】つぎに、前記ペダル81a、82aの踏力
を機械的な変化量に変換する変換手段200について説
明する。
【0038】この変換手段200は、前記駆動歯車56
に噛合する第一の従動歯車210、前記歯車90と噛合
する第二の従動歯車220、これら第一の従動歯車21
0および第二の従動歯車220に設けられ、踏力の大き
さに応じ前記第二の従動歯車220が第一の従動歯車2
10に対して先行しあるいは復帰することによって相対
的に移動するにつれて第一の従動歯車210と第二の従
動歯車220とを接近・離反させる傾斜面215aおよ
び225aが形勢された突起215および225から構
成されている。
【0039】そして、第一の従動歯車210は、歯車部
211とこの歯車部211の中心に設けられた回動軸2
12からなり、この回動軸212を前記ケース本体31
に取り付けた軸受36に軸方向に摺動しつつ回転可能に
軸支され取り付けられている。
【0040】また、前記回動軸212にはこの回動軸2
12の軸方向に沿ったガイド孔213が設けられてお
り、また、前記歯車部211の蓋ケース32側の面には
ガイド孔213の軸心を中心として同心状に配置された
複数(実施例では3個設けてあり、図2では1個のみ図
示)の前記突起部215が形成されており、この突起部
215には図4に示すように後に詳述する歯車90が走
行時に回転する方向に回転した際にこの歯車90に噛合
して第二の従動歯車220が図4の矢印の方向に回転す
る方向に沿って同図に示すように左側下方に向かって次
第に下降する前記傾斜面215aが形成されている。
【0041】また、第一の従動歯車210は、その先端
が後述する回転力検出器100の作動体102の先端面
に当接している前記回動軸212を介して回転力検出器
100内に設けられ前記作動体102を突出方向に付勢
している図示しないコイルスプリングによって図2にお
いて第二の従動歯車220側に向けて付勢されている。
【0042】つぎに、第二の従動歯車220は、第一の
従動歯車210と同数の歯が形成された歯車部221と
この歯車部221の中心に突設した回動軸222からな
り、この回動軸222は前記回動軸212に形成したガ
イド孔213に軸方向に沿ってスライド可能にかつ回動
可能に嵌合して取り付けられている。また、前記歯車部
221の前記第一の従動歯車210の歯車部211と対
向する面には、前記第一の従動歯車210に形成した前
記突起部215と対応するとともに突起部215に形成
した傾斜面215aに摺接する前記傾斜面225aを有
する突起部225が3個形成されている。
【0043】また、前記第二の従動歯車220のケース
蓋32側には軸226が設けられこの軸226をケース
蓋32に取り付けられた軸受227に回転可能にかつケ
ース蓋32側への移動を規制されて軸支されている。ま
た、この第二の従動歯車220に設けた突起部225の
傾斜面225aは、前記図示しないコイルスプリングに
よって第二の従動歯車220側に向けて付勢されている
第一の従動歯車210に設けた突起部215の傾斜面2
15aと傾斜面同志で当接しており、このことにより第
一の従動歯車210と第二の従動歯車220とが静止状
態つまり駆動スプリング60が圧縮されることなく両者
間に相対移動が生じていない状態では第一の従動歯車2
10と第二の従動歯車220とは互いに傾斜面215a
と225aの中間位置で当接するようになっている。
【0044】そして、ペダル81a、82aの踏力が大
きくなると駆動スプリング60が圧縮され前記クランク
軸80に一方向性クラッチ85を介して設けられた歯車
90と中空軸70に設けた駆動歯車56とに相対移動が
生じ、駆動歯車56に噛合している第一の従動歯車21
0に対して歯車90と噛合している第二の従動歯車22
0との間に相対移動が生じる、つまり第二の従動歯車2
20は第一の従動歯車210に対して先行して回転する
ことになる。
【0045】この結果前記コイルスプリングによって第
二の従動歯車220側に付勢されている第一の従動歯車
210は、図4に二点鎖線で示すように前記踏力に応じ
た移動量であるLだけ第二の従動歯車220側に近接す
る方向に移動することになり、この移動に伴って回動軸
212の前記軸受36からの突出量が減少する。
【0046】また、逆にペダル81a、82aの踏力が
減少したときは駆動スプリング60の復元により上記と
は逆に歯車90は初期つまり位相差がない状態に戻さ
れ、第一の従動歯車210は第二の従動歯車220から
離反し、回動軸212の軸受36からの突出量は増大す
る。
【0047】上述のように構成された変換手段200の
自転車の走行中における動作つまりペダル81a、82
aの踏力が機械的な変化量に変換される動作について説
明すると、まず、自転車の走行中に、平地等において等
加速状態で走行がされているときは、ペダル81a、8
2aの踏力は極めて小さいため、前記クランク軸80に
加わる回転力が所定値を超えることはなく、歯車90は
ほとんど圧縮されない状態に維持それている駆動スプリ
ング60を介して駆動歯車56と同期して回転してい
る。
【0048】この状態から例えば登り坂への走行あるい
は加速する走行になり、ペダル81a、82aを強く踏
み込むことペダル81a、82aに加わる踏力が大きく
なり、この大きな踏力によって回転するクランク軸80
の回転力と後輪12から負荷を受けつつ回転している中
空軸70の回転力とに差が生じ、この差の大きさに応じ
て駆動スプリング60が圧縮され歯車90は駆動歯車5
6に対して相対移動つまり先行することから位相差が生
じる。そして、この位相差が生じるとこの位相差に正比
例した位相差が第二の従動歯車220と第一の従動歯車
210との間に生じ、この第二の従動歯車220と第一
の従動歯車210との位相差に応じて第一の従動歯車2
10は第二の従動歯車220に対して軸方向に接近する
ように移動することになる。すなわち前記ペダル81
a、82aの踏力の大きさは、第一の従動軸210の軸
方向への移動とともに移動する回動軸212の軸方向へ
の移動量つまり機械的な変化量に変換されることにな
る。
【0049】なお、登り坂の走行から平坦面の走行つま
りペダル81a、82aに踏力が加えられなくなると、
前記駆動スプリング60の復元力により初期状態に復帰
し、歯車90と駆動歯車56および第二の従動歯車22
0と第一の従動歯車210との相対移動はなくなり、第
一の従動歯車210の突起部215の傾斜面215aは
第二の従動歯車220の突起部225の傾斜面225a
に沿って移動し第一の従動歯車210は第二の従動歯車
220と離反した初期の状態に保持されつつ回転する。
【0050】つぎに、前記第一の従動歯車210の回動
軸212の軸方向への移動に応じて前記クランク軸80
の回転力つまりペダル81a、82aの踏力を検出する
回転力検出器100について説明する。
【0051】この回転力検出器100は、ケース本体1
01内に配設された検出部である図示しない歪みゲー
ジ、前記第一の従動歯車210の回動軸212の作用力
を受ける作動体102およびこの作動体102が受けた
作用力を歪みゲージに伝達するとともに作動体102を
介して前記回動軸212を押圧して第一の従動歯車21
0を第二の従動歯車220に向けて付勢する前記図示し
ないコイルスプリング等から構成されている。
【0052】そして、前記歪みゲージは、例えばアルミ
ニウム等からなる起歪体(不図示)の表面に絶縁被膜を
介して薄膜からなる4個の抵抗体R1ないしR4を貼着
あるいはいわゆる半導体技術等により配設するととも
に、これら4個の抵抗体R1ないしR4をプリント配線
された導体によって、図5に示すようにブリッジWを構
成するように接続して構成されている。そして、前記ブ
リッジWの抵抗体R1とR3との接続点および抵抗体R
4とR2との接続点はリード線103aおよび103b
を介して電源に接続され、また、抵抗体R1とR4との
接続点はおよび抵抗体R2とR3との接続点は出力端部
となっており、この出力端部からの出力つまり踏力の大
きさに応じた電気的出力はリード線104aおよび10
4bを介して増幅器105に送られ、この増幅器105
からの増幅された出力は、後に詳述する回転力算出手段
261に送られるようになっている。
【0053】つぎに、前記回転力検出器100の動作に
ついて説明する。
【0054】この回転力検出器100は従来周知の歪み
ゲージを用いた回転力検出器と同一の原理で動作するも
のである。すなわち、ペダル81a、82aの踏力が前
記変換手段200によってつまり第一の従動歯車210
の回動軸212の軸方向の移動量に変換され、この移動
する回動軸212によって作動体102を動作つまり軸
方向に作動体102を移動させて起歪体に曲げ力の付与
または解除をして、前記抵抗体R1ないしR4の抵抗値
を変化させて、この抵抗値の変化に伴うブリッジWから
の電気的出力を取り出すものである。
【0055】なお、この実施の形態においては、起歪体
に最大曲げ力が加えられたときのブリッジWからの出力
を基準値とし、この最大曲げ力から次第に減少すること
によって変化するブリッジWから出力される電気的出力
に応じて、制御装置260によって電動機40を制御す
るように構成している。
【0056】具体的には人力走行中にペダル81a、8
2aの踏み込み力が所定値を超えない状態、すなわち駆
動歯車56と歯車90に相対移動が生じておらず、第一
の従動歯車210と第二の従動歯車220とに相対移動
が生じていない状態では、第一の従動歯車210は第二
の従動歯車220側に移動することなく初期状態に位置
しこの状態では回動軸212、作動体102およびコイ
ルスプリングを介して起歪体には最大曲げ力が加えら
れ、このときブリッジWから出力される電気的出力が基
準値とされ、この基準値では前記電動機40は停止状態
となるように制御装置260によって制御される。
【0057】また、登り坂の走行等の場合のようにペダ
ル81a、82aの踏み込み力が大きくなり、この踏み
込み力つまり踏力が所定値を超えると、駆動歯車56と
歯車90に相対移動が生じ第一の従動歯車210と第二
の従動歯車220にも相対移動が生じ、第一の従動歯車
210は第二の従動歯車220に接近しこれとともに回
動軸212が作動体102から遠ざかるように移動し、
作動体102およびコイルスプリングを介して加えられ
ていた起歪体の曲げ力が減少し、この曲げ力の減少に伴
って起歪体が復元方向に変形し、その結果ブリッジWの
抵抗体R1ないしR4の抵抗値が変化し、この変化に応
じた電気的出力がブリッジWから出力され、この出力は
増幅器105で増幅されて制御装置つまり回転力算出手
段261に送られるものである。
【0058】また、前記動力装置Cには図3に示すよう
に、車速検出手段としての周知の磁気センサーが用いら
れているスピードセンサーからなる車速検出器250が
設けられており、この車速検出器250の図示しない検
出部は前記駆動歯車56の歯の先端部に近接して配置さ
れている。そして、前記駆動歯車56の回転によりその
歯の先端部が前記検出部に接近する毎に発生する単位時
間当たりのパルス数に基づいて車速を検出し、その車速
値を後述する電動機の駆動力を決定する駆動力決定手段
264に送るようになっている。
【0059】つぎに、前記収納ケース16内には収納さ
れた電池の残量を検出する電池残量検出手段としての電
池残量検出器251(図1、図6参照)は、例えば電池
の端子電圧を検出しこの端子電圧の低下によってその残
量を検出するようになっている。そして、この電池残量
検出器251の出力は後述するしきい値決定手段262
に送られるようになっている。
【0060】また、前記電池残量検出器251には、複
数個の発光ダイオード252aないし252cを有する
表示手段としての残量表示器252が接続され、この残
量表示器252は図1に示すように運転者はが走行中等
に表示状態を見易くする位置である前記車体Bに前ホー
ク8の上端部に取り付けられている。なお、残量表示器
252と電池残量検出手段251とは図示しないリード
線で接続されているものである。
【0061】また、前記発光ダイオード252aないし
252bは、前記電池残量検出器251で検出された電
池の残量に応じて、不連続的につまり電池残量が減少す
るにつれて段階的に切り替えられて点灯するようになっ
ているものである。また、前記電池残量検出器251か
らしきい値決定手段262に送られる出力は前記表示器
252の前記発光ダイオード252aないし252cの
点灯の切り替えと連動して段階的に送られるようになっ
ているものである。
【0062】つぎに、前記電動機40の駆動力の後輪1
2への伝達について説明する。
【0063】人力走行により登り坂等を走行すると、上
述したようにペダル81a、82aの踏力が大きくなっ
て所定値を超えると、前記駆動歯車56に対して歯車9
0が先行して回転して両者に相対移動が生じ、その結果
変換手段200の第一の従動歯車210に対して第二の
従動歯車220が先行して回転し両者に相対移動が生
じ、第一の従動歯車210は第二の従動歯車220に接
近し回動軸212は作動体102から遠ざかる方向に移
動し、作動体102およびコイルスプリングを介して起
歪体に加えられていた最大曲げ力が減少し、起歪体は復
元方向に変形し、この変形に伴いブリッジWの抵抗R1
ないしR4の抵抗値が変化して、この変化に応じた電気
的出力つまり踏力が増幅器105を介して回転力算出手
段261に送られ、この電気的出力の大きさに応じて前
記電動機40は制御手段266によって制御されて駆動
つまり回転する。
【0064】電動機40が回転すると、電動機40の回
転力は前記減速機構50、駆動歯車56を介して中空軸
70に伝達され、この中空軸70に取り付けられている
スプロケット18、チェーン19を介して後輪12に伝
達されるものである。つまりペダル81a、82aを踏
み込むことによってクランク軸80に伝達される人力に
よる回転力に前記電動機40の回転力が付加つまり補助
されて自転車Aは走行するものである。
【0065】つぎに、上記自転車Aの制御構成および制
御を図6の制御ブロック図に基づいて説明する。
【0066】図6に示すように、回転力算出手段261
には前記回転力検出器100が接続されおり、この回転
力算出手段261は回転力検出器100から出力される
電気信号つまり踏力に基づいて、この踏力に応じた回転
力を算出するものである。そして、この回転力の算出す
る方法は、図示しないが前記踏力に対応した回転力の値
を格納したメモリー手段からなる回転力格納手段を設
け、前記回転力検出器100から出力された踏力に対応
した回転力を回転力格納手段から読み出すことによって
なされるものである。
【0067】また、前記電池残量検出器251には、し
きい値決定手段262が接続されており、このしきい値
決定手段261は電池残量検出器251から送られてき
た電池残量値に応じて踏力のしきい値を決定するもので
る。そして、このしきい値を決定する方法は、図示しな
いが前記電池残量値に対応したしきい値を格納したメモ
リー手段からなるしきい値格納手段を設け、前記電池残
量検出器251から電池残量値が出力さたときこの電池
残量値に対応して格納されているしきい値を前記しきい
値格納手段から読み出すことによってなされるものであ
る。
【0068】また、前記しきい値格納手段262に格納
されているしきい値は、電池残量が少なくなるにつれて
大きい値となるように設定されているものである。つま
り、電池残量が少なくなるにつれて決定されるしきい値
は大きくなるようになっている。
【0069】また、前記回転力算出手段261およびし
きい値決定手段262は電動機40の出力を決定する出
力決定手段263に接続され、この出力決定手段263
は前記回転力算出手段261から出力された回転力値
と、しきい値決定手段262から出力されたしきい値に
基づいて、電動機40の電動機出力値を決定するもので
ある。この電動機出力値の決定は、それぞれの回転力値
としきい値とに対応してあらかじめ定められた電動機出
力値を格納したメモリー手段からなる出力値格納手段を
設け、回転力算出手段261およびしきい値決定手段2
62から、回転力値および電動機出力値が送られつまり
出力された際に、これら回転力値および電動機出力値に
対応した電動機出力値を読み出すことにより決定される
ようになっているものである。
【0070】また、この出力値格納手段に格納されてい
る電動機出力値は、前記しきい値が大きくなるにつれて
小さい値となるように設定されいるものである。
【0071】また、前記出力値決定手段263は電動機
40の駆動力を決定する駆動力決定手段264に接続さ
れており、また、この駆動力決定手段264には前記車
速検出器250が接続されている。そして、この駆動力
決定手段264は、出力決定手段263および車速検出
器250からの電動機出力値および車速値に基づいて、
電動機40の駆動力を決定するものである。
【0072】そして、この電動機の駆動力の決定は、図
示しないがそれぞれの電動機出力値と車速値とに対応し
てあらかじめ定められた駆動力を格納したメモリー手段
からなる駆動力格納手段を設け、前記出力決定手段26
3および車速検出器250から、電動機出力値および車
速値が送られた際に、これら電動機出力値と車速値に対
応した電動機の駆動力を読み出すようになっているもの
である。
【0073】そして、前記駆動力決定手段264は電動
機40を駆動する駆動回路265に接続させており、こ
の駆動回路265は前記駆動力決定手段265によって
決定された駆動力を出力するように前記電池15からの
供給電力を供給して電動機40を駆動するものである。
【0074】なお、前記回転力算出手段261ないし駆
動回路265は制御手段266によって制御されるよう
になっている。
【0075】つぎに、上記のように構成された自転車A
の制御について説明する。
【0076】まず、電池は充電されたばかりの状態つま
り電池残量は少なくなっていない状態の場合について説
明する。運転者は前記コントロールボックス16に設け
た図示しない駆動スイッチを閉成状態として自転車に乗
り運転する。
【0077】そして、平地あるいは下り坂を走行してい
る場合のようにペダル81a、82aに踏力がほとんど
加わらない状態では、上述したようにクランク軸80を
介して駆動歯車56に加わる回転力は所定値を超えてい
ないため、駆動歯車56と歯車90との間に配設されて
いる駆動スプリング60は圧縮されることがない。
【0078】したがって、駆動歯車56と歯車90とは
相対移動が生じない状態で同期して回転し、第二の従動
歯車220も第一の従動歯車210に対して相対移動を
生じない状態で第一の従動歯車210と同期して回転す
る。このため回動軸212は軸方向に移動しないことか
ら、起歪体には作動体102、コイルスプリングを介し
て最大曲げ力が加わった状態となっている。なお、前述
したように最大曲げ力が加わった状態における回転力検
出器100からの出力値つまり踏力は基準値とされこの
時電動機40は停止状態となるようなっているものであ
る。
【0079】この最大曲げ力によって定まる抵抗体R1
ないしR4の値に応じた電気的出力つまり踏力がブリッ
ジWから出力され、この踏力は回転力算出手段261に
送られる。回転力算出手段261は前記踏力に対応して
格納された回転力値を回転力格納手段から読み出すとと
もに、この回転力値を出力決定手段263に出力する。
【0080】また、この時の電池15の残量は減少して
いないことから、この状態の検出値が電池残量検出手段
251からしきい値決定手段262に出力され、しきい
値決定手段262は前記検出値に対応したしきい値をし
きい値格納手段から読み出しこのしきい値を出力決定手
段263に出力する。
【0081】なお、この時の電池15の残量は減少して
いないことから、前記表示器251の発光ダイオード2
52aないし252cはいずれも点灯してないつまり滅
灯していることから運転者は、この表示器の発光ダイオ
ードに滅灯状態を見て電池残量は減少していないことを
認識できる。
【0082】そして、前記出力決定手段263は、前記
回転力値としきい値に対応した電動機出力値を出力値格
納手段から読み出し、この電動機出力値を駆動力決定手
段264に出力する。なお、この場合出力値格納手段か
ら読み出された電動機出力値は、電動機40を駆動しな
い値つまり「0」である。
【0083】また、車速検出器250からは駆動力決定
手段264にこの時の車速値が出力され、駆動力決定手
段264は、前記車速値と出力決定手段263からの前
記電動機出力値とに対応して格納されている駆動力を駆
動力格納手段から読み出し、前記駆動回路265に出力
し、この駆動回路265は前記駆動力に基づいて電動機
40を駆動する。なお、この場合車速値と出力決定手段
263からの前記電動機出力値とに対応して格納されて
いる駆動力は「0」であることから電動機40は駆動さ
れず停止状態を維持する。
【0084】つまり、この場合は電動機40からの動力
の補助はされず、ペダル81a、82aを踏み込むこと
によりクランク81、82を介して付与されるクランク
軸80の回転力は駆動歯車56、中空軸70、スプロケ
ット18、チェーン19を介して後輪12に伝達され人
力走行がなされる。
【0085】また、走行中登り坂を走行するときは等は
大きな回転力を要することになり、その結果ペダル81
a、82aを強く踏み込むことになり、ペダル81a、
82aの踏力は大きくなり前記クランク軸80および歯
車90に加わる回転力が大きくなって所定値を超える。
【0086】一方、駆動歯車56には、チェーン19を
介して後輪12に伝達するスプロケット18に回転力を
伝える中空軸70に加わる負荷が大きくなるため、ペダ
ル81a、82aが強く踏み込まれることにより歯車9
0は、駆動歯車56の回転より速く回転することにな
り、その結果駆動スプリング60は圧縮され歯車90は
駆動歯車56より先行し駆動歯車56との間に相対移動
が生じ、この状態で駆動歯車56と同期して回転する。
【0087】そして、歯車90が駆動歯車56に対して
先行して相対移動が生じると、変換手段200を構成す
る第二の従動歯車220が第一の従動歯車210に先行
して回転し両者間に相対移動が生じ、第一の従動歯車2
10は第二の従動歯車220側に移動し接近し、第一の
従動歯車210の回動軸212は作動体102から遠ざ
かる方向に移動することから、起歪体に加えられている
曲げ力は減少し起歪体は復元つまり変形するようにな
り、この変形に伴って抵抗体R1ないしR4の抵抗値が
変化し、この変化に応じた電気的出力つまり踏力がブリ
ッジWから出力され、踏力は前記回転力算出手段261
に出力され、回転力算出手段261は前記踏力に対応し
て格納された回転力値を回転力格納手段から読み出すと
ともに、この回転力値を出力決定手段263に出力す
る。
【0088】また、この時の電池15の残量は減少して
いないことから、この状態の検出値がしきい値決定手段
262に出力され、しきい値決定手段262は前記検出
値に対応したしきい値をしきい値格納手段から読み出し
このしきい値を出力決定手段263に出力する。
【0089】そして、前記出力決定手段263は、前記
回転力値としきい値に対応した電動機出力値を電動機出
力格納手段から読み出し、この電動機出力値を駆動力決
定手段264に出力する。
【0090】また、車速検出器250からは駆動力決定
手段264にこの時の車速値が出力され、駆動力決定手
段264は前記車速値と出力決定手段263からの前記
電動機出力値とに対応して格納されている駆動力を駆動
力格納手段から読み出し、前記駆動回路265に出力
し、この駆動回路265は前記駆動力に基づいて電動機
40を駆動する。
【0091】電動機40が駆動するとこの回転力つまり
動力は減速機構50、駆動歯車56を介して、中空軸7
0、スプロケット18、チェーン19を介して後輪12
に伝達される。この電動機40からの回転力はペダル8
1a、82aの踏み込みによってクランク軸80に伝達
される回転力つまり人力による回転力に付加されるもの
である。つまり人力による回転力が所定値を超えたとき
に電動機40の回転力が補助されるものであり、したが
って、登り坂等の大きな回転力を要する場合も楽に走行
がなされるものである。
【0092】つぎに、電池15の残量が少なくなった状
態について説明する。なお、平地あるいは下り坂を走行
しておりペダル81a、82aに踏力がほとんど加わら
ない状態、つまり、前記変換手段200の第一の従動歯
車210の回動軸212が軸方向に移動しな状態では、
上述したように電動機40は停止しており回転力の補助
はなされないつまり電動機40には駆動電流の供給はさ
れない。
【0093】つぎに、走行中登り坂を走行するときは等
は大きな回転力を要することになり、その結果ペダル8
1a、82aを強く踏み込むことになり、ペダル81
a、82aの踏力は大きくなり前記クランク軸80およ
び歯車90に加わる回転力が大きくなって所定値を超え
る。
【0094】一方、駆動歯車56には、チェーン19を
介して後輪12に伝達するスプロケット18に回転力を
伝える中空軸70に加わる負荷が大きくなるため、ペダ
ル81a、82aが強く踏み込まれることにより歯車9
0は、駆動歯車56の回転より速く回転することにな
り、その結果駆動スプリング60は圧縮され歯車90は
駆動歯車56より先行し駆動歯車56と相対移動が生
じ、この状態で駆動歯車56と同期して回転する。
【0095】そして、歯車90が駆動歯車56に対して
先行して相対移動が生じると、上記したように前記変換
手段200の第一の従動歯車210の回動軸212は作
動体102から遠ざかる方向に移動することから、起歪
体に加えられている曲げ力は減少し起歪体は復元する方
向に変形するようになり、この変形に伴って抵抗体R1
ないしR4の抵抗値が変化し、この変化に応じた電気的
出力つまり踏力がブリッジWから出力され、この踏力は
前記回転力算出手段261に出力され、回転力算出手段
261は前記踏力に対応して格納された回転力値を回転
力格納手段から読み出すとともに、この回転力値を出力
決定手段263に出力する。
【0096】また、この時の電池15の残量は減少して
いることから、この減少した状態の検出値がしきい値決
定手段262に出力され、しきい値決定手段262は前
記検出値に対応して格納されたしきい値をしきい値格納
手段から読み出し、このしきい値を出力決定手段263
に出力する。この時のしきい値は電池残量が減少してい
ることから減少していない時に比べて大きい値となって
いる。
【0097】また、この時は前記表示器252の発光ダ
イオード252aない252cのうち電池15の減少に
対応した発光ダイオードの一つが点灯することから、運
転者は電池15に残量が少なくなくなったことを知るこ
とができる。
【0098】そして、前記出力決定手段263は、前記
回転力値としきい値に対応した電動機出力値を出力値格
納手段から読み出し、この電動機出力値を駆動力決定手
段264に出力する。この時の出力値格納手段から読み
出される電動機出力値は、前記しきい値が大きくなって
いることから小さいものである。
【0099】また、車速検出器250から駆動力決定手
段264にはこの時の車速値が出力され、駆動力決定手
段264は、前記車速値と出力決定手段263からの前
記電動機出力値とに対応して格納されている駆動力を駆
動力格納手段から読み出し、前記駆動回路265に出力
しこの駆動回路265は前記駆動力に基づいて電動機4
0を駆動する。
【0100】そして、前記電池15の残量が少なくなっ
ているため、この検出値に対応するしきい値は大きいく
電動機40の駆動力は小さいことから電動機40から補
助される回転力は小さくなる。この状態を示したのが図
7である。
【0101】つまり、電池15の残量が減少していない
ときのいしきい値をS1とすると、この場合のクランク
81、82の回転によってクランク軸80に加わる踏力
の変化曲線(正弦波状に変化する)Fに応じて二点鎖線
で示した曲線L1のように電動機40から回転力つまり
駆動力が補助されるが、電池15の残量が少なくなっ
て、この時のしきい値がS2と大きくなると、このしき
い値S2よりも小さい踏力(前記二点鎖線で示した曲線
L1の部分)は切り捨てられることから、図7の実線で
示した曲線L2のようにしきい値S2よりも大きい踏力
となったときから電動機40から駆動力の補助がされ
る、つまりしきい値S2よりも下方では踏力は生じてい
るものの電動機40は駆動することなく駆動力は補助さ
れないものであり、したがって、走行中の電動機40の
駆動電流は少なくなり、電池15の消耗の抑制ができる
ものである。
【0102】そして、この駆動力によって電動機40が
駆動するとこの回転力つまり動力は減速機構50、駆動
歯車56を介して、中空軸70、スプロケット18、チ
ェーン19を介して後輪12に伝達される。この電動機
40からの回転力はペダル81a、82aの踏み込みに
よってクランク軸80に伝達される回転力つまり人力に
よる回転力に付加されて走行がされるものである。
【0103】そして、電池15の残量が少なくなったと
きは、この少なくなった状態が電池残量検出器251に
よって検出され、この検出値に応じた大きい値のしきい
値と回転力に基づいて電動機出力値(電池15の残量が
多い場合よりも小さい値)が出力値決定手段263によ
って決定され、この出力値と車速検出器250の車速値
によって駆動力(電池15の残量が多い場合よりも小さ
い値)が決定されこの駆動力によって電動機40は駆動
されるものである。そして、この時の駆動力は電池15
の残量が多い場合よりも小さい値であることから電池1
5の消耗を抑制できるものである。
【0104】したがって、この電池15の残量が減少し
た際は電動機40から補助される補助力は小さくなる
り、運転者は電池15の残量が多い場合時よりもペダル
を踏む際に重いと感じるが、これは前記電池15の残量
が少なくなった時点から発生するものであり、また運転
者はこのことは電池15の残量が少なくなったことに起
因していることを認識しているこから重くなることを承
知していることから不快感を覚えることがないものであ
る。
【0105】このように、電池の残量が少なくなると踏
力のしきい値が大きくなり、回転力検出器100で検出
されたクランク81、82の回転により生じる踏力のう
ち、前記しきい値よりも小さい踏力に対応する値は切り
捨てられ電動機40は駆動しないことから、クランク8
1、82が一回転する周期における電動機40の平均駆
動電流は小さくなり、したがって、電池の消耗を抑制で
き一回の充電による走行可能な距離を長くできるもので
ある。
【0106】また、運転者は残量表示器252によって
電池の残量状態を運転中においても容易にしることがで
きるものである。
【0107】なお、上記実施の形態においては、この発
明を一般の汎用自転車に動力装置Cを取り付ける構成と
した自転車に適用した場合について説明したが、これは
専用の車体に動力装置を取り付ける構成とした自転車に
適用してもよいものである。また、上記実施の形態にお
いては、出力決定手段263と駆動力決定手段264を
設け、出力決定手段263によって回転力算出手段26
1からの回転力値としきい値決定手段262からの出力
とから電動機出力値を決定し、駆動力決定手段264に
よって前記電動機出力値と車速検出器250からの車速
値から電動機40の駆動力を決定する構成としたが、こ
れは出力決定手段263を省略し、回転力算出手段26
1の回転力値、しきい値決定手段262のしきい値およ
び車速検出器250の車速を直接駆動力決定手段264
に入力して駆動力を決定する構成としてもよい。
【0108】また、上記実施の形態においては、車速検
出器250を設ける構成としたが、単に踏力に応じて駆
動力を補助する構成とした場合は、車速検出器250省
略してもよいものである。
【0109】また、上記実施の形態においては、第一の
従動歯車210の第二の従動歯車220側への付勢を、
回転力検出器100に設けたコイルスプリングによって
構成するようにしたが、これは例えば図2に二点鎖線で
示したように軸受36と第一の従動歯車210の歯車部
211との間に設置したコイルスプリング150aによ
って構成するようにしてもよい。
【0110】また、上記実施の形態においては、回転力
検出器100の起歪体に最大曲げ力が加わった状態のブ
リッジWの出力を基準値として、この基準値のとき電動
機40を停止状態とする構成としたが、これと逆に、起
歪体に加わる曲げ応力がない状態のブリッジWの出力を
基準値とし、この基準値のとき電動機40を停止状態と
し、曲げ力が加わった状態のブリッジWの出力によって
電動機40を駆動するように構成してもよい。
【0111】
【発明の効果】上記の請求項1記載の発明は、回転力検
出手段の検出値がしきい値を超えたとき前記検出値の大
きさに応じて前記電動機の出力を決定し、この決定され
た出力値に基づいて動力を補助する電動補助動力装置付
自転車において、電動機に電力を供給する電池の残量を
検出する電池残量検出手段を設けるとともに、前記電池
残量検出手段で検出された前記電池の残量の低下に応じ
て前記しきい値を大きい値に決定するしきい値決定手段
を設けたことから、電池の残量が低下した際に補助する
動力を少なくし電動機の駆動電流を小さくできるととも
に、電池の残量が低下するまでは踏力に対する補助力を
所定の大きさつまり重く感じない大きさの補助力を補助
でき、したがって、電池の消費を抑制して一回の充電に
おける走行距離を長くできるとともに、運転者は電池の
残量が低下するまでは重さを感じることなく運転できる
という効果を有するものである。
【0112】また、請求項2記載の発明は、このように
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
電池残量検出手段で検出された電池の残量を不連続に順
次切り替えて表示させる表示手段を設けるとともに、し
きい値決定手段によるしきい値の決定を前記表示手段の
表示の切り替えに連動させて決定するようにしたことか
ら、請求項1記載の発明の効果に加えて、電池の残量に
応じて段階的にしきい値を大きくして電動機の駆動電流
を小さくし踏力に対する補助力の比率を小さくして補助
力を小さくし電池の消耗を抑制して走行距離を長くする
とともに、運転者は表示手段の表示により電池の残量状
態を知ることができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電動補助動力装置付自転
車の側面図。
【図2】上記実施の形態の自転車本体に補助動力装置を
取り付けた状態の断面図。
【図3】上記実施の形態の補助動力装置の一部を断面し
た側面図。
【図4】上記実施の形態における変換手段の動作を示す
図。
【図5】上記実施の形態の回転力検出器の電気回路を示
図。
【図6】上記実施の形態の制御構成を示すブロック図。
【図7】上記実施の形態のしきい値の変化と補助される
駆動力の関係を示す図。
【符号の説明】
A 補助動力装置付自転車 B 自転車本体(車体) 15 バッテリー(電池) 30 ケース(筐体) 40 電動機 50 動力伝達手段 56 駆動歯車 70 中空軸 80 クランク軸 81 左クランク(クランク) 82 右クランク(クランク) 100 回転力検出器(踏力検出手段) 250 電池残量検出手段 251 残量表示器(表示器) 262 しきい値検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪および後輪が設けられた車体と、筐
    体、この筐体に配設された電動機、複数の歯車からなり
    前記電動機の回転力を伝達する減速機構、この減速機構
    の最終段の歯車と噛合する駆動歯車、前記車体のハンガ
    ラグに回転自在に設けられ一端を前記駆動歯車に取り付
    けられ他端にスプロケットが設けられた中空軸、この中
    空軸を貫通し両端にペダルを有するクランクが取り付け
    られるとともに一方向性クラッチを介し前記駆動歯車に
    踏力を伝達するクランク軸からなる電動補助動力装置
    と、前記電動機に電力を供給する電池と、前記クランク
    軸に加わる踏力を検出する回転力検出手段とを備え、前
    記回転力検出手段の検出値がしきい値を超えたとき前記
    検出値の大きさに応じて前記電動機の出力を決定しこの
    決定された出力値に基づいて動力を補助する電動補助動
    力装置付自転車において、前記電池の残量を検出する電
    池残量検出手段を設けるとともに、前記電池残量検出手
    段で検出された前記電池の残量の低下に応じて前記しき
    い値を大きな値に決定するしきい値決定手段を設け、電
    池の残量が低下したとき前記しきい値を大きな値とする
    ことにより補助する動力を少なくし、電池の消耗を抑制
    することを特徴とする電動補助動力装置付自転車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記電池
    残量検出手段で検出された電池の残量を不連続に順次切
    り替えて表示させる表示手段を設けるとともに、前記し
    きい値決定手段によるしきい値の決定を前記表示手段の
    表示の切り替えに連動させて決定するようにしたことを
    特徴とする電動補助動力装置付自転車。
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