JP2001039380A - 自転車用自動変速操作装置 - Google Patents
自転車用自動変速操作装置Info
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- JP2001039380A JP2001039380A JP11213280A JP21328099A JP2001039380A JP 2001039380 A JP2001039380 A JP 2001039380A JP 11213280 A JP11213280 A JP 11213280A JP 21328099 A JP21328099 A JP 21328099A JP 2001039380 A JP2001039380 A JP 2001039380A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はペダルを介して伝えられた人力の変
位に応じて変速操作を行う自転車用自動変速操作装置に
関するものであり、電池切れによる自動変速操作装置の
不動作を無くし、また走行中の抵抗を推定することによ
り、より自然に変速機の変速を切り替えすることができ
る自転車用自動変速操作装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 前輪１ａに取り付けられたダイナモ１３
で発電された電力を整流装置１４で整流し、制御回路部
１２と変位検出部９と変速操作駆動部３に供給すること
により電池無しで作動させ、さらにペダル６を介して伝
えた人力の変位と車輌の加速度を検出する変位検出部９
と、後輪の変速機を操作する変速操作用モータを備えた
変速操作駆動部３で、走行中の抵抗を推定して変速する
ことができる。
位に応じて変速操作を行う自転車用自動変速操作装置に
関するものであり、電池切れによる自動変速操作装置の
不動作を無くし、また走行中の抵抗を推定することによ
り、より自然に変速機の変速を切り替えすることができ
る自転車用自動変速操作装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 前輪１ａに取り付けられたダイナモ１３
で発電された電力を整流装置１４で整流し、制御回路部
１２と変位検出部９と変速操作駆動部３に供給すること
により電池無しで作動させ、さらにペダル６を介して伝
えた人力の変位と車輌の加速度を検出する変位検出部９
と、後輪の変速機を操作する変速操作用モータを備えた
変速操作駆動部３で、走行中の抵抗を推定して変速する
ことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はペダルを介して伝え
られた人力の変位に応じて変速操作を行う自転車用自動
変速操作装置に関するものである。
られた人力の変位に応じて変速操作を行う自転車用自動
変速操作装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、自転車用自動変速装置としては、
例えば、特公平３−１６３１６号公報、特開平９−１２
３９７８号公報に記載された自転車の自動変速装置が知
られている。特公平３−１６３１６号公報では、走行速
度によってのみ変速機を切り替えている。また、これを
改善した特開平９−１２３９７８号公報では、電力は電
池から供給されており、人力トルクと走行速度によって
変速装置を切り替えているものが一般的である。
例えば、特公平３−１６３１６号公報、特開平９−１２
３９７８号公報に記載された自転車の自動変速装置が知
られている。特公平３−１６３１６号公報では、走行速
度によってのみ変速機を切り替えている。また、これを
改善した特開平９−１２３９７８号公報では、電力は電
池から供給されており、人力トルクと走行速度によって
変速装置を切り替えているものが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平９−１２３９７８号公報の自転車の自動変速操
作装置では電源が切れると自動変速装置を作動すること
ができないため、変速ギア位置が固定されてしまい走行
状態にあった変速操作ができない。また変速条件につい
ては、特公平３−１６３１６号公報では走行速度のみの
検出で変速操作されており、特開平９−１２３９７８号
公報では速度とトルクからのみの検出で変速操作されて
いるため登り坂や向かい風等による走行抵抗が大きいと
きなどの走行状態の判断ができず、自然な変速の切り替
えをすることができないという問題があった。
た特開平９−１２３９７８号公報の自転車の自動変速操
作装置では電源が切れると自動変速装置を作動すること
ができないため、変速ギア位置が固定されてしまい走行
状態にあった変速操作ができない。また変速条件につい
ては、特公平３−１６３１６号公報では走行速度のみの
検出で変速操作されており、特開平９−１２３９７８号
公報では速度とトルクからのみの検出で変速操作されて
いるため登り坂や向かい風等による走行抵抗が大きいと
きなどの走行状態の判断ができず、自然な変速の切り替
えをすることができないという問題があった。
【０００４】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、電池切れによる自動変速操作装置の不動作を無く
し、また走行中の登り坂や向かい風等による走行抵抗を
推定することにより、より自然に変速機の変速を切り替
えることができる自転車用自動変速操作装置を提供する
ことを目的とする。
で、電池切れによる自動変速操作装置の不動作を無く
し、また走行中の登り坂や向かい風等による走行抵抗を
推定することにより、より自然に変速機の変速を切り替
えることができる自転車用自動変速操作装置を提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために本発明では、ペダルを介して伝えた人力による変
位を検出する変位検出部と、後輪の変速機を操作する変
速操作用モータを備えた変速操作駆動部と、変位検出部
の出力を処理して変速操作駆動部を制御する制御回路部
と前記変速操作駆動部および制御回路部の電源として車
輪に取り付けられたダイナモを具備した自転車用の自動
変速操作装置としたものである。
ために本発明では、ペダルを介して伝えた人力による変
位を検出する変位検出部と、後輪の変速機を操作する変
速操作用モータを備えた変速操作駆動部と、変位検出部
の出力を処理して変速操作駆動部を制御する制御回路部
と前記変速操作駆動部および制御回路部の電源として車
輪に取り付けられたダイナモを具備した自転車用の自動
変速操作装置としたものである。
【０００６】この構成とすることにより、電池切れによ
る自動変速操作装置の不動作を無くし、より自然に変速
装置の変速を可能とすることができる。
る自動変速操作装置の不動作を無くし、より自然に変速
装置の変速を可能とすることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、ペダルを介して伝えた人力による変位を検出する変
位検出部と、後輪の変速機を操作する変速操作用モータ
を備えた変速操作駆動部と、変位検出部の出力を処理し
て変速操作駆動部を制御する制御回路部と前記変速操作
駆動部および制御回路部の電源として車輪に取り付けら
れたダイナモと整流装置を具備した自転車用自動変速操
作装置としたものであり、新たに電源としての電池を搭
載することなく、電源としてダイナモを用いることによ
り電池切れによる乗り心地の悪化をなくすことができる
という作用を有する。
は、ペダルを介して伝えた人力による変位を検出する変
位検出部と、後輪の変速機を操作する変速操作用モータ
を備えた変速操作駆動部と、変位検出部の出力を処理し
て変速操作駆動部を制御する制御回路部と前記変速操作
駆動部および制御回路部の電源として車輪に取り付けら
れたダイナモと整流装置を具備した自転車用自動変速操
作装置としたものであり、新たに電源としての電池を搭
載することなく、電源としてダイナモを用いることによ
り電池切れによる乗り心地の悪化をなくすことができる
という作用を有する。
【０００８】本発明の請求項２に記載の発明は、車輪に
取り付けられたダイナモの電力を整流する整流回路部を
具備した請求項１に記載の自転車用自動変速操作装置と
したものであり、あらかじめ整流回路が装備されていな
い自転車においても直流電力を供給することができると
いう作用を有する。
取り付けられたダイナモの電力を整流する整流回路部を
具備した請求項１に記載の自転車用自動変速操作装置と
したものであり、あらかじめ整流回路が装備されていな
い自転車においても直流電力を供給することができると
いう作用を有する。
【０００９】本発明の請求項３に記載の発明は、車輪に
取り付けられたダイナモの電力を蓄える大容量のコンデ
ンサを具備した請求項１に記載の自転車用自動変速操作
装置としたものであり、ダイナモの動作が停止している
場合あるいは発電量が不足している場合でも、ある時間
だけ動作することができるという作用を有する。
取り付けられたダイナモの電力を蓄える大容量のコンデ
ンサを具備した請求項１に記載の自転車用自動変速操作
装置としたものであり、ダイナモの動作が停止している
場合あるいは発電量が不足している場合でも、ある時間
だけ動作することができるという作用を有する。
【００１０】本発明の請求項４に記載の発明は、車輪に
取り付けられたダイナモの電力を蓄える２次電池を具備
した請求項１に記載の自転車用自動変速操作装置とした
ものであり、ダイナモの動作が停止している場合或いは
発電量が不足している場合でも、ある時間だけ動作する
ことができるという作用を有する。
取り付けられたダイナモの電力を蓄える２次電池を具備
した請求項１に記載の自転車用自動変速操作装置とした
ものであり、ダイナモの動作が停止している場合或いは
発電量が不足している場合でも、ある時間だけ動作する
ことができるという作用を有する。
【００１１】本発明の請求項５に記載の発明は、変位検
出部としてペダルを介して伝えられた人力をトルクとし
て検出する請求項１に記載の自転車用自動変速操作装置
としたものであり、人力によるトルクの大きさを自動変
速のパラメータとして用いトルクの大きさによって変速
し、乗り心地を向上することができるという作用を有す
る。
出部としてペダルを介して伝えられた人力をトルクとし
て検出する請求項１に記載の自転車用自動変速操作装置
としたものであり、人力によるトルクの大きさを自動変
速のパラメータとして用いトルクの大きさによって変速
し、乗り心地を向上することができるという作用を有す
る。
【００１２】本発明の請求項６に記載の発明は、変位検
出部として自転車の走行加速度を検出する請求項１に記
載の自転車用自動変速操作装置としたものであり、加速
度の変化から車輌の走行抵抗を判断し、自動変速のパラ
メータとして用い加速度の大きさによって変速し、乗り
心地を向上することができるという作用を有する。
出部として自転車の走行加速度を検出する請求項１に記
載の自転車用自動変速操作装置としたものであり、加速
度の変化から車輌の走行抵抗を判断し、自動変速のパラ
メータとして用い加速度の大きさによって変速し、乗り
心地を向上することができるという作用を有する。
【００１３】本発明の請求項７に記載の発明は、変位検
出部として自転車の走行速度を検出する請求項１に記載
の自転車用自動変速操作装置としたものであり、速度か
ら車輌の走行状態を判断し、自動変速のパラメータとし
て用い速度の大きさによって変速し、乗り心地を向上す
ることができるという作用を有する。
出部として自転車の走行速度を検出する請求項１に記載
の自転車用自動変速操作装置としたものであり、速度か
ら車輌の走行状態を判断し、自動変速のパラメータとし
て用い速度の大きさによって変速し、乗り心地を向上す
ることができるという作用を有する。
【００１４】本発明の請求項８に記載の発明は、変速操
作駆動部において後輪の変速機の代わりにペダル部の変
速機またはペダル部と後輪の変速機を変速操作するよう
にした請求項１に記載の自転車用自動変速操作装置とし
たものであり、後輪以外の変速機にも自動変速装置を配
置できるという作用を有する。
作駆動部において後輪の変速機の代わりにペダル部の変
速機またはペダル部と後輪の変速機を変速操作するよう
にした請求項１に記載の自転車用自動変速操作装置とし
たものであり、後輪以外の変速機にも自動変速装置を配
置できるという作用を有する。
【００１５】本発明の請求項９に記載の発明は、自転車
において、一定トルク以下、一定トルク以上のときに変
速ギアをロー状態に持っていく構成とした請求項１に記
載の自転車用自動変速操作装置としたものであり、スタ
ート時やペダルが重いときに運転者の負担を小さくする
ことができるという作用を有する。
において、一定トルク以下、一定トルク以上のときに変
速ギアをロー状態に持っていく構成とした請求項１に記
載の自転車用自動変速操作装置としたものであり、スタ
ート時やペダルが重いときに運転者の負担を小さくする
ことができるという作用を有する。
【００１６】以下、本発明の自転車用自動変速操作装置
を示す実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。なお、本発明の自転車用自動変速操作装置を用いた
他の実施の形態として、ホイールチェア（車椅子）ある
いは荷物搬送車あるいは人力ボートであってもよい。
を示す実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。なお、本発明の自転車用自動変速操作装置を用いた
他の実施の形態として、ホイールチェア（車椅子）ある
いは荷物搬送車あるいは人力ボートであってもよい。
【００１７】図１は本発明の実施の形態である自転車用
自動変速操作装置の概略構成を示す構造図、図２（ａ）
は同装置の人力による変位検出機構正面図、図２（ｂ）
は同装置の人力による変位検出機構断面図、図３は同装
置の電力供給回路の一例を示すブロック図、図４は人力
駆動力と変速ポイントの関係図である。
自動変速操作装置の概略構成を示す構造図、図２（ａ）
は同装置の人力による変位検出機構正面図、図２（ｂ）
は同装置の人力による変位検出機構断面図、図３は同装
置の電力供給回路の一例を示すブロック図、図４は人力
駆動力と変速ポイントの関係図である。
【００１８】図１から図３において、１は当該自転車を
走行するための車輌走行部であり、路面と接して自転車
を走行するための前輪１ａと後輪１ｂ、前輪１ａと後輪
１ｂを回転自在にそれぞれ支持する支持機構１ｃ，１ｄ
及び前記支持機構１ｃ，１ｄを含んだ車体フレーム２を
備えている。３は変速操作用モータを備えた変速操作駆
動部である。４はクランク軸、５はペダルクランク、６
は操作者や使用者などが提供する人力を受け取るための
ペダルである。
走行するための車輌走行部であり、路面と接して自転車
を走行するための前輪１ａと後輪１ｂ、前輪１ａと後輪
１ｂを回転自在にそれぞれ支持する支持機構１ｃ，１ｄ
及び前記支持機構１ｃ，１ｄを含んだ車体フレーム２を
備えている。３は変速操作用モータを備えた変速操作駆
動部である。４はクランク軸、５はペダルクランク、６
は操作者や使用者などが提供する人力を受け取るための
ペダルである。
【００１９】人力に基づく力である人力駆動力を前記ク
ランク軸４から前記後輪１ｂに伝達するために、図示し
ない駆動力伝達機構部を介して前記クランク軸４に連結
されたドライブプロケット７及び前記ドライブスプロケ
ット７に係合したチェーン８が設けられている。チェー
ン８を介して人力が前記後輪１ｂに伝達され、これによ
り前輪１ａと後輪１ｂが回転して車輌が走行する。９は
変位検出部であり、前記クランク軸４の周りに上述の人
力駆動力を検出するための光学式トルクセンサあるいは
磁気式トルクセンサである。
ランク軸４から前記後輪１ｂに伝達するために、図示し
ない駆動力伝達機構部を介して前記クランク軸４に連結
されたドライブプロケット７及び前記ドライブスプロケ
ット７に係合したチェーン８が設けられている。チェー
ン８を介して人力が前記後輪１ｂに伝達され、これによ
り前輪１ａと後輪１ｂが回転して車輌が走行する。９は
変位検出部であり、前記クランク軸４の周りに上述の人
力駆動力を検出するための光学式トルクセンサあるいは
磁気式トルクセンサである。
【００２０】なお、前記変位検出部９は２枚のディスク
の回転の位相差を光学素子或いは磁気素子で検出し、ト
ルク以外に加速度、速度が同時検出されるものが望まし
い。１０は人力駆動力伝達機構部でクランク軸４からの
出力を一方向にのみ伝える一方向伝達部材、１１はコイ
ルばねであり、前記クランク軸４と前記ペダルクランク
５を弾性的に結合しており、人力により変位する。その
変位を前記変位検出部９で検出される。１２は前記変速
操作駆動部３を駆動させる制御回路部、１３は前記変速
操作駆動部３などの電源となる前記前輪１ａに取り付け
られたダイナモである。
の回転の位相差を光学素子或いは磁気素子で検出し、ト
ルク以外に加速度、速度が同時検出されるものが望まし
い。１０は人力駆動力伝達機構部でクランク軸４からの
出力を一方向にのみ伝える一方向伝達部材、１１はコイ
ルばねであり、前記クランク軸４と前記ペダルクランク
５を弾性的に結合しており、人力により変位する。その
変位を前記変位検出部９で検出される。１２は前記変速
操作駆動部３を駆動させる制御回路部、１３は前記変速
操作駆動部３などの電源となる前記前輪１ａに取り付け
られたダイナモである。
【００２１】１４は前記ダイナモ１３で発電された交流
電力を直流電力に変換する整流回路部、１５は前記整流
回路部１４で整流された電力を蓄えるコンデンサであ
り、前記制御回路部１２に接続されている。１６は前照
灯等のライトであり、前記ダイナモ１３の電力で点灯す
る。ここで、前記ダイナモ１３は前輪１ａのハブに取り
付けられた一例を示しており、前輪１ａに取り付けられ
た前照灯１６用のダイナモ１３から電力を供給されても
実現できる。
電力を直流電力に変換する整流回路部、１５は前記整流
回路部１４で整流された電力を蓄えるコンデンサであ
り、前記制御回路部１２に接続されている。１６は前照
灯等のライトであり、前記ダイナモ１３の電力で点灯す
る。ここで、前記ダイナモ１３は前輪１ａのハブに取り
付けられた一例を示しており、前輪１ａに取り付けられ
た前照灯１６用のダイナモ１３から電力を供給されても
実現できる。
【００２２】これにより、本実施の形態の自動変速装置
付きの自転車では、車輌が走行すると前輪１ａに取り付
けられたダイナモ１３が交流電力発電を開始し、その電
力が整流回路部１４で直流に整流された後、コンデンサ
１５に充電されると共に制御回路部１２、変位検出部
９、変速操作駆動部３に供給される。この際に前記コン
デンサ１５に蓄えられた電力により、自転車が停止して
いる場合や低速で走行し発電量が少ない場合でも制御回
路部１２、変位検出部９、変速操作駆動部３に供給する
ことができる。また、走行時人力によりペダル６が踏ま
れ、その人力駆動力がペダルクランク５に伝達し、コイ
ルばね１１を介してクランク軸４が回転する。そのとき
の変位を変位検出部９で人力駆動力を検出し、制御回路
部１２が検出した人力駆動力のデータに基づいて、変速
操作駆動部３により変速させる。また、人力機動力は所
定のサンプリング周期（例えば、１ｓｅｃ）毎に検出さ
れる。
付きの自転車では、車輌が走行すると前輪１ａに取り付
けられたダイナモ１３が交流電力発電を開始し、その電
力が整流回路部１４で直流に整流された後、コンデンサ
１５に充電されると共に制御回路部１２、変位検出部
９、変速操作駆動部３に供給される。この際に前記コン
デンサ１５に蓄えられた電力により、自転車が停止して
いる場合や低速で走行し発電量が少ない場合でも制御回
路部１２、変位検出部９、変速操作駆動部３に供給する
ことができる。また、走行時人力によりペダル６が踏ま
れ、その人力駆動力がペダルクランク５に伝達し、コイ
ルばね１１を介してクランク軸４が回転する。そのとき
の変位を変位検出部９で人力駆動力を検出し、制御回路
部１２が検出した人力駆動力のデータに基づいて、変速
操作駆動部３により変速させる。また、人力機動力は所
定のサンプリング周期（例えば、１ｓｅｃ）毎に検出さ
れる。
【００２３】なお、変位検出部９は、人力駆動力だけで
なく、走行速度、走行加速度を検出することができるの
で、より快適な乗り心地を実現させるためにこれらのパ
ラメータから変速ポイントを決定してもよい。
なく、走行速度、走行加速度を検出することができるの
で、より快適な乗り心地を実現させるためにこれらのパ
ラメータから変速ポイントを決定してもよい。
【００２４】図４は、横軸１２の人力駆動力を示したも
のである。一定時間の人力駆動力の平均値が高い状態で
は、変速操作駆動部３をロー状態に移動させ、人力駆動
力の平均値が低くなるに従って変速操作駆動部３内変速
ギアをシフトさせる。
のである。一定時間の人力駆動力の平均値が高い状態で
は、変速操作駆動部３をロー状態に移動させ、人力駆動
力の平均値が低くなるに従って変速操作駆動部３内変速
ギアをシフトさせる。
【００２５】次に自転車の走行抵抗から変位操作駆動部
３を切り替えることを考える。下記（数１）は、自転車
の運動方程式である。電動自転車のダイナミクスは次式
で表すことができる。
３を切り替えることを考える。下記（数１）は、自転車
の運動方程式である。電動自転車のダイナミクスは次式
で表すことができる。
【００２６】
【数１】
【００２７】ただし、
【００２８】
【外１】
【００２９】となる。
【００３０】
【外２】
【００３１】は路面の摩擦係数、向かい風による摩擦係
数、路面角度に影響するため、下記（数２）に示すよう
な値となる。
数、路面角度に影響するため、下記（数２）に示すよう
な値となる。
【００３２】
【数２】
【００３３】ただし、 ｄ：走行摩擦係数（路面による摩擦係数＋向かい風時の
摩擦係数） θ：路面の摩擦係数 を表わす。あらかじめ、与えた人と自転車の質量、人力
駆動力から走行中の抵抗を推定し、その走行抵抗に応じ
て、変速機をシフトさせる。具体的には、走行抵抗が大
きいときにはローギアにもっていき、走行抵抗が小さく
なるに従ってギアをシフトアップさせていく。
摩擦係数） θ：路面の摩擦係数 を表わす。あらかじめ、与えた人と自転車の質量、人力
駆動力から走行中の抵抗を推定し、その走行抵抗に応じ
て、変速機をシフトさせる。具体的には、走行抵抗が大
きいときにはローギアにもっていき、走行抵抗が小さく
なるに従ってギアをシフトアップさせていく。
【００３４】
【発明の効果】以上のように本発明の自転車用自動変速
操作装置では、ダイナモからの電力により、変位検出
部、制御回路部、変速操作駆動部を作動させることによ
り、走行中は快適な乗り心地を実現させることができ、
また、人力による変位量として走行中の加速度を検出す
ることにより、従来より、自然な変速を行うことができ
る。
操作装置では、ダイナモからの電力により、変位検出
部、制御回路部、変速操作駆動部を作動させることによ
り、走行中は快適な乗り心地を実現させることができ、
また、人力による変位量として走行中の加速度を検出す
ることにより、従来より、自然な変速を行うことができ
る。
【図１】本発明の一実施の形態における自転車用自動変
速操作装置の概略構成を示す構成図
速操作装置の概略構成を示す構成図
【図２】（ａ）同実施の形態における自転車用自動変速
操作装置の人力による変位検出機構正面図（ｂ）同実施
の形態における自転車用自動変速操作装置の人力による
変位検出機構断面図
操作装置の人力による変位検出機構正面図（ｂ）同実施
の形態における自転車用自動変速操作装置の人力による
変位検出機構断面図
【図３】同実施の形態における自転車用自動変速操作装
置の電力供給回路の一例を示すブロック図
置の電力供給回路の一例を示すブロック図
【図４】同実施の形態における人力駆動力と変速ポイン
トの関係図
トの関係図
１ 車輌走行部 １ａ 前輪 １ｂ 後輪 １ｃ 支持機構 １ｄ 支持機構 ２ 車体フレーム ３ 変速操作駆動部 ４ クランク軸 ５ ペダルクランク ６ ペダル ７ ドライブスプロケット ８ チェーン ９ 変位検出部 １０ 一方向伝達部材 １１ コイルばね １２ 制御回路部 １３ ダイナモ １４ 整流回路部 １５ コンデンサ １６ 前照灯
フロントページの続き (72)発明者 西田 政義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉田 英博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項１】 ペダルを介して伝えた人力による変位を
検出する変位検出部と、後輪の変速機を操作する変速操
作用モータを備えた変速操作駆動部と、変位検出部の出
力を処理して変速操作駆動部を制御する制御回路部と前
記変速操作駆動部および制御回路部の電源として車輪に
取り付けられたダイナモを具備した自転車用自動変速操
作装置。 - 【請求項２】 車輪に取り付けられたダイナモの電力を
整流する整流回路部を具備した請求項１に記載の自転車
用自動変速操作装置。 - 【請求項３】 車輪に取り付けられたダイナモの電力を
蓄えるコンデンサを具備した請求項１または２に記載の
自転車用自動変速操作装置。 - 【請求項４】 車輪に取り付けられたダイナモの電力を
蓄える２次電池を具備した請求項１または２に記載の自
転車用自動変速操作装置。 - 【請求項５】 変位検出部としてペダルを介して伝えら
れた人力をトルクとして検出する請求項１に記載の自転
車用自動変速操作装置。 - 【請求項６】 変位検出部として自転車の走行加速度を
検出する請求項１に記載の自転車用自動変速操作装置。 - 【請求項７】 変位検出部として自転車の走行速度を検
出する請求項１〜６のいずれか１つに記載に自転車用自
動変速操作装置。 - 【請求項８】 変速操作駆動部において後輪の変速機の
代わりにペダル部の変速機またはペダル部と後輪の変速
機を変速操作するようにした請求項１に記載の自転車用
自動変速操作装置。 - 【請求項９】 自転車において、一定トルク以下、一定
トルク以上のときに変速ギアをロー状態に持っていく構
成とした請求項１に記載の自転車用自動変速操作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11213280A JP2001039380A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 自転車用自動変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11213280A JP2001039380A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 自転車用自動変速操作装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001039380A true JP2001039380A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16636503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11213280A Pending JP2001039380A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 自転車用自動変速操作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001039380A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6926637B2 (en) * | 2001-11-21 | 2005-08-09 | Shimano, Inc. | Method and apparatus for controlling a bicycle transmission |
| US6959939B2 (en) | 2001-06-29 | 2005-11-01 | Shimano, Inc. | Electronic bicycle shift control device |
| JP2015221641A (ja) * | 2014-05-23 | 2015-12-10 | 株式会社シマノ | 自転車用電動構成部品 |
| US10167056B2 (en) | 2015-06-25 | 2019-01-01 | Shimano Inc. | Bicycle transmission control apparatus |
| JP2019194061A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-11-07 | 株式会社シマノ | 人力駆動車用制御装置 |
| CN114104186A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-03-01 | 上海尚往网络科技有限公司 | 一种用于切换齿轮的方法、设备、介质及程序产品 |
| CN115013524A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-09-06 | 跃成机电科技无锡有限公司 | 电动自行车自动换档器总成 |
-
1999
- 1999-07-28 JP JP11213280A patent/JP2001039380A/ja active Pending
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