JPH0857202A - ヒートポンプ方式蒸発濃縮装置及びそれを用いた処理方法 - Google Patents

ヒートポンプ方式蒸発濃縮装置及びそれを用いた処理方法

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JPH0857202A
JPH0857202A JP20099494A JP20099494A JPH0857202A JP H0857202 A JPH0857202 A JP H0857202A JP 20099494 A JP20099494 A JP 20099494A JP 20099494 A JP20099494 A JP 20099494A JP H0857202 A JPH0857202 A JP H0857202A
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liquid
heat
heat pump
heating
cooling
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Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 写真感光材料の処理廃液の蒸発濃縮を臭気の
発生もなく、濃縮体と蒸留液に再生し、その蒸留液は再
度現像処理に水資源として活用させ、濃縮液は効率的に
回収して廃棄手続が簡単にできるようにし、しかも低エ
ネルギーで小規模ラボでも充分活用出来る蒸発濃縮装置
とそれを用いた処理方法の提供。 【構成】 圧縮機21、放熱部2、膨張弁、吸熱部8を
順次に接続し熱媒体を密閉したヒートポンプ回路の放熱
部を、蒸発濃縮を対象とする液体の加熱蒸発部の加熱手
段として使用し、吸熱部を該液体から発生する蒸気を冷
却液化するための冷却凝縮部の冷却手段として使用する
ヒートポンプ方式蒸発濃縮装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真処理液等の廃液を蒸
発濃縮して廃棄するための蒸発濃縮装置及びそれを用い
た処理方法に関し、更に詳しくは、ヒートポンプ方式の
加熱手段と冷却手段によりエネルギー効率の高い処理を
行い、減圧下で蒸発濃縮することで臭気成分の蒸留液中
への留出を少なくした装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から写真処理廃液等を蒸発濃縮して
その廃棄を容易にすると共に廃棄公害を軽減する方式が
とられて来た。
【0003】そして、最近、蒸発濃縮装置としては低電
力消費、安全性、臭気等の面より蒸発濃縮に関しては減
圧ヒートポンプ方式のものがカラーミニラボ市場に市販
されている。
【0004】市販されている上記蒸発濃縮装置は廃液を
1つの蒸発濃縮部で濃縮し発生蒸気を凝縮液化する方法
である。この装置で現像、定着、安定液等全てを混合し
て処理し、得られる凝縮液は現像液以外の処理液の溶解
水として使用し、余った凝縮液はpH調整剤とI2消費量
低減のための酸化剤を添加した後、下水に排出してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記蒸発濃縮装置は、
廃液を処理するという面では、目的を達成しているが、
白黒現像液又は発色現像液にも凝縮液を溶解水として使
用したいという要求や、上記のようなpH調整剤や酸化
剤を添加するという2次処理をせずに下水に放流したい
という要求を新たに生み出している。
【0006】そして、検討の結果、現像液を単独に蒸発
濃縮した場合には、その凝縮液が溶解水として使用可能
であることが分かった。即ち、蒸発濃縮装置を処理液の
数だけ台数を用意すれば現像液の凝縮液を溶解水として
使用可能であることがわかった。しかしながら、実際に
はコスト、装置設置場所より現実的でない。
【0007】また、加熱蒸発部のみを2系列以上にし
て、冷却凝縮部、減圧部、ヒートポンプ回路を1系列と
する特開平3-293078号は蒸発効率向上には効果がある
が、凝縮液中には現像、定着、安定等の成分が混入し、
現像液溶解水には使用できない。一方、前述の市販の廃
液を処理する蒸発濃縮装置が使用されるなかで、排出さ
れる濃縮物が液状であるため、取り扱い性と濃縮効率の
面より固型に近い状態まで濃縮できる装置が要求されて
いる。
【0008】しかし、廃液を固形に近い状態まで濃縮し
ようとすると、従来、提案されている加熱蒸発部、即
ち、濃縮カラム下部にスパイラル押し出し機や掻き出し
棒や回転羽根を設けて濃縮物を取り出す方式(特開平3-
258386号、同4-338947号)では、固型に近い状態まで濃
縮すると、取り出し不能になるという欠点を有してい
る。
【0009】本発明の目的は、前述の従来技術の欠点を
除去すると共に、上記の市場要求を満足させ、低コスト
で小型で高性能なヒートポンプ方式、蒸発濃縮装置及び
それを用いた処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(11)項の何れか1項によって達成される。
【0011】(1)圧縮機、放熱部、膨張弁、吸熱部を
順次に接続し熱媒体を密閉したヒートポンプ回路の該放
熱部を、蒸発濃縮を対象とする液体の加熱蒸発部の加熱
手段として使用し、該吸熱部を該液体から発生する蒸気
を冷却液化するための冷却凝縮部の冷却手段として使用
し、前記加熱蒸発部と前記冷却凝縮部を連通状態とした
連結容器を構成し、該連結容器を減圧する減圧手段を具
備したヒートポンプ方式蒸発濃縮装置において、前記加
熱蒸発部、前記冷却凝縮部、該加熱蒸発部へ前記対象と
する液体を供給する給液手段、該冷却凝縮部からの凝縮
液回収手段を2系列以上、分離独立させて設け、前記ヒ
ートポンプ回路は1回路とし、前記放熱部と前記吸熱部
を並列又は直列に接続して2系列以上の蒸発濃縮を行う
前記加熱蒸発部の加熱手段と前記冷却凝縮部の冷却手段
とすることを特徴とするヒートポンプ方式蒸発濃縮装
置。
【0012】(2)(1)項において、それぞれの系の
減圧手段が冷却凝縮部と接続した凝縮液循環型の水流ポ
ンプであり、前記蒸発濃縮の系を該水流ポンプによって
減圧状態にし該水流ポンプにより凝縮液を減圧系外の容
器に取り出し該取り出し凝縮液を前記水流ポンプの循環
凝縮液とする構造とし、前記ヒートポンプ回路の吸熱部
により、前記水流ポンプ循環凝縮液を冷却する構成と
し、更にヒートポンプ回路の高圧側にファンにより熱を
外気に放出する放熱部を設けたことを特徴とするヒート
ポンプ方式蒸発濃縮装置。
【0013】(3)(2)項において、加熱蒸発部の濃
縮液の温度センサーと、ヒートポンプ回路の圧縮機の入
口又は出口、膨張弁の入口又は出口の少なくとも1箇所
に熱媒体の温度センサーとを設け、その検出値により前
記ファンのON/OFF及び前記加熱蒸発部へ前記対象
とする液体を供給する給液手段のON/OFFによる給
液量増減の制御を行うことを特徴とするヒートポンプ方
式蒸発濃縮装置。
【0014】(4)(1)〜(3)項の何れか1項にお
いて、前記対象とする液体をストックする給液ストック
タンクをそれぞれの給液手段に設け、該給液ストックタ
ンクに液面検出手段により少なくとも下位、中位の2液
面以上を検出可能とし、液面位の高いストックタンクの
液を液面位の低いストックタンクの液より多く給液する
ように給液手段をON/OFF又は給液量増減の制御を
するようにしたことを特徴とするヒートポンプ方式蒸発
濃縮装置。
【0015】(5)圧縮機、放熱部、膨張弁、吸熱部を
順次に接続し熱媒体を密閉したヒートポンプ回路の放熱
部を、蒸発濃縮を対象とする液体の加熱蒸発部の加熱手
段として使用し、該吸熱部を該液体から発生する蒸気を
冷却液化するための冷却凝縮部の冷却手段として使用
し、前記加熱蒸発部と前記冷却凝縮部を連通状態とした
連結容器を構成し、該連結容器を減圧する減圧手段を具
備したヒートポンプ方式蒸発濃縮装置において、前記加
熱蒸発部を金属製筒状体とし、該筒状体内に濃縮物を系
外に取り出す濃縮物運搬手段を設け、該筒状体の端部に
開閉可能な濃縮物排出口を設け、該筒状体の外周に金属
パイプを巻き付けて該金属パイプをヒートポンプ回路の
放熱部とし、前記加熱蒸発部への給液手段を設けたこと
を特徴とするヒートポンプ方式蒸発濃縮装置。
【0016】(6)前記金属筒状体は直径に対して高さ
が3〜20倍であることを特徴とする(5)項に記載のヒ
ートポンプ方式蒸発濃縮装置。
【0017】(7)(5)項において給液手段のON/
OFF又は給液量増減の制御をヒートポンプ回路に設け
た温度検出手段の検出値によって行う制御手段を設けた
ことを特徴とするヒートポンプ方式蒸発濃縮装置。
【0018】(8)(5)〜(7)項の何れか1項にお
いて、濃縮物運搬手段が濃縮物を撹拌する撹拌ブレード
を前記筒状体の軸方向に設けた撹拌搬送軸に配され、定
期的に前記筒状体内の減圧状態を解除して濃縮物排出口
を開き、撹拌ブレードを配した撹拌搬送軸の駆動がなさ
れるようにしたことを特徴とするヒートポンプ方式蒸発
濃縮装置。
【0019】(9)圧縮機、放熱部、膨張弁、吸熱部を
順次に接続し熱媒体を密閉したヒートポンプ回路の該放
熱部を、蒸発濃縮を対象とする液体の加熱蒸発部の加熱
手段として使用し、該吸熱部を該液体から発生する蒸気
を冷却液化するための冷却凝縮部の冷却手段として使用
し、前記加熱蒸発部と前記冷却凝縮部を連通状態とした
連結容器を構成し、該連結容器を減圧する減圧手段を具
備したヒートポンプ方式蒸発濃縮装置において、前記加
熱蒸発部と該加熱蒸発部への給液手段を2系列以上設
け、少なくとも1つの加熱蒸発部より発生する蒸気が冷
却凝縮部に至る経路に、別の加熱蒸発部へ給液する液と
該蒸気を接触させる気液接触手段を設け、前記複数系列
のヒートポンプ回路は1回路とし、放熱部を並列又は直
列に接続して2系列以上の蒸発濃縮の加熱手段とするこ
とを特徴とするヒートポンプ方式蒸発濃縮装置。
【0020】(10)写真用自動現像機より排出される処
理廃液を現像廃液と現像廃液以外の処理廃液とに分割
し、それぞれをヒートポンプ方式蒸発濃縮装置により蒸
発濃縮処理を行い、現像廃液の蒸留液を現像液の補充液
溶解水及び/又は希釈水及び蒸発補正水として使用し、
現像以外の処理液の廃液よりの蒸留液を現像以外の補充
液溶解水及び/又は希釈水及び蒸発補正水として使用す
ることを特徴とする処理方法。
【0021】(11)水洗工程を有する白黒写真用自動現
像機より排出する定着廃液と水洗工程より電気透析又は
逆浸透にて濃縮処理した水洗濃縮液排水又は多段向流少
量水洗排水及び水洗前リンス廃液を1つ目の廃液とし、
現像廃液及び定着前リンス廃液を2つ目の廃液として、
1つ目の廃液をヒートポンプ方式蒸発濃縮装置により蒸
発濃縮処理を行うときに発生する蒸気を2つ目の廃液と
接触させた後に冷却凝縮を行うことを特徴とする処理方
法。
【0022】
【作用】請求項1のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置にお
いては、1つの装置で2種類以上の処理液を全く別系列
で処理する機能を低コスト、小型で可能とし、且つ、全
体の最大処理速度に対して各系列への処理速度の分配を
変更可能にしている。
【0023】請求項2のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
においては、装置が低コスト、小型となり、且つ、装置
からの臭気発生を防止し、安定状態に運転させる作用を
示している。
【0024】請求項3のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
においては、装置の安定した自動運転が行われる。
【0025】請求項4のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
においては、残量の多い液を多く給液するので、装置の
液供給が円滑で途切れが起きにくい。
【0026】請求項5のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
においては、固型に近い濃縮物を系外に排出するので、
廃棄のための運搬効率が優れたものとなる。
【0027】請求項6のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
においては、固型に近い濃縮物を安定して系外に排出す
ることが可能になり、廃棄物の運搬効率がよく、回収依
託コストを下げることができる。
【0028】請求項7のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
においては、濃縮物の固型化状態を一定に維持すること
が可能になる。
【0029】請求項8のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
においては、装置を小型にすることが可能になる。
【0030】請求項9のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
においては、凝縮液中のアミン、炭酸、亜硫酸、酢酸等
の公害負荷成分を減少させることができる。
【0031】請求項10のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
を用いて行う処理方法においては、凝縮液を全ての処理
液溶解水に使用したときに、写真性能に問題なく対処で
きることが確認された。
【0032】請求項11のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
を用いて行う処理方法においては、凝縮液中の亜硫酸、
酢酸成分を減少させることができる。
【0033】
【実施例】本発明の実施例を図を用いて以下に記述す
る。
【0034】先ず本発明の蒸発濃縮装置の構成の概要を
図1,図2の概要図を用いて説明する。
【0035】蒸発濃縮装置の加熱蒸発部は廃液を収容し
てそれを加熱蒸発濃縮させる容器を形成したもので濃縮
カラム1A,1Bといわれるものである。そして廃液の
加熱手段としてヒートポンプの放熱部2A,2Bが前記
加熱蒸発部としての前記濃縮カラム1A,1Bに配設さ
れている。
【0036】また、冷却凝縮部は前記廃液を加熱して蒸
発した蒸気を冷却して凝縮させる容器を形成したもので
凝縮カラム5A,5Bといわれるものであり、前記濃縮
カラム1A,1Bにそぞれ連通して設けたものである。
そして、前記蒸発蒸気の冷却手段としてヒートポンプの
吸熱部8A,8Bが前記冷却凝縮部としての凝縮カラム
5A,5Bに配設されている。
【0037】減圧に耐える2つの加熱蒸発部としての濃
縮カラム1A,1B内に、それぞれ前述のような現像液
の廃液とそれ以外の処理液の廃液とに分割した写真処理
廃液を注入貯留し、該濃縮カラム1A,1Bの上部の冷
却凝縮部の凝縮カラム5A,5Bには、減圧手段として
の水流ポンプ7A,7Bをそれぞれ接続して、該凝縮カ
ラム5A,5B内を前記濃縮カラム1A,1Bと共に減
圧するようにした。大気圧より低い減圧下では、通常気
圧の沸騰点以下で沸騰が起こることは知られており、こ
の装置は、この作用を利用し、減圧下で行うものであ
る。前記濃縮カラム1A,1B内には、加熱手段として
ヒートポンプの放熱部2A,2Bを設け、該放熱部2
A,2Bにより減圧下での加熱蒸発を繰り返し、効率よ
く急速に濃縮化を行うものである。
【0038】また、該凝縮カラム5A,5Bには蒸発し
た水蒸気の冷却手段としてヒートポンプの吸熱部8A,
8Bとそれによって回収される凝縮水の案内溝(図示せ
ず)及び水受け8E,8Fを設ける。一方、上記の蒸発
濃縮を繰り返して、高濃度に固形化した成分はこの濃縮
カラム1A,1Bの下部に設けた受け部61A,61Bで受
け取り回収する。但し、該受け部61A,61Bは図1には
省略してある。濃縮カラム1A,1Bの上部に連通して
設けた前記凝縮カラム5A,5Bの冷却手段としてのヒ
ートポンプの吸熱部8A,8Bにより、下部より上がっ
てきた水蒸気を捕らえて冷却凝縮して、水滴として回収
するようにした。これは発生蒸気によって、濃縮カラム
1A,1B内の減圧バランスが崩れ、減圧装置としての
水流ポンプ7A,7B(本実施例ではエジェクターを使
用)で規定の減圧状態を維持するために多大の負荷がか
かるのを軽減する効果がある。即ち発生蒸気により濃縮
カラム1A,1B内の圧力が上昇するところをすぐさま
発生蒸気を冷却凝縮して圧力上昇を制御するのである。
【0039】従って発生蒸気中の臭気成分は増々減少す
る。
【0040】さらに上記加熱手段としての放熱部2A,
2B及び冷却手段としての吸熱部8A,8Bにはヒート
ポンプを使用した。水蒸気は冷却手段としての吸熱部8
A,8Bの表面に触れて凝縮し、水滴となって、冷却手
段としての吸熱部8A,8Bを伝わって水回収容器9
A,9Bに集められる。加熱手段の表面温度は好ましく
は100℃以下で、特に、20℃〜60℃が最も好ましい。
【0041】本実施例では上記加熱手段としての放熱部
2A,2Bはヒートポンプの放熱部であり、上記冷却手
段としての吸熱部8A,8B及び水回収容器9A,9B
内に設けた冷却手段としての吸熱部8C,8Dはヒート
ポンプの吸熱部である。
【0042】ヒートポンプ回路にフレオンガス等の熱媒
体をチャージさせるチャージパイプ25及び該加熱手段と
しての放熱部2A,2Bの後に配管した膨張弁の役目を
するキャピラリーチューブ26や、冷却手段としての吸熱
部8D,8C,8B,8Aに接続し配設される冷媒圧縮
用のコンプレッサ21及びその冷媒を空冷凝縮させる空冷
凝縮器22、及びそのファン24とモータ23は濃縮カラム1
A,1B及び凝縮カラム5A,5Bの外側に置かれてい
る。
【0043】又、加熱手段としての放熱部2A,2Bを
通りキャピラリーチューブ26から水回収容器9A,9B
内の冷却手段としての吸熱部8C,8Dに接続し、前記
凝縮カラム内の前記冷却手段としての吸熱部8A,8B
として接続されコンプレッサ21に還るようにしてある。
【0044】以上の配列は図2に基づいて説明したが図
1においては、冷却手段は8D,8Bと8C,8Aが並
列の配列にしてある。配列は自由であり、又、順序を入
れ替えることもできる。
【0045】そして、水回収容器9A,9B内の冷水は
水循環ポンプ33A,33Bによって減圧装置(水流ポン
プ,エジェクター,アスピレーター)7A,7Bにつな
げられ、濃縮カラム1A,1B上部で連通した凝縮カラ
ム5A,5Bの水受け8E,8Fからパイプ134A,134
Bで引かれた水を水回収容器9A,9Bに入れると共に
同時に濃縮カラム1A,1B内の減圧を行うようにして
ある。
【0046】又、水回収容器9A,9Bからオーバーフ
ローした水は図2に詳細に示すようにパイプ36によって
水槽36A,36Bに送られる。そしてこの凝縮液はそのま
ま、又は必要に応じて2次処理を行い、再利用又は下水
に排水される。(その再利用については後述する。)そ
して、同じく図2に詳しく示すように濃縮カラム1A,
1B内に注入貯留する処理廃液は現像廃液とそれ以外の
処理液の廃液に分割された給液ストックタンク31A,31
Bから適時電磁バルブ32A,32B等で給送される。
【0047】ここで請求項1の発明の実施例は放熱部と
吸熱部をそれぞれ別々に2系列のカラムにし、分割した
それぞれの液体及び発生蒸気が混合しないようにしたも
のであるが、吸熱と放熱はヒートポンプ1系列で処理で
きるようにしたものである。
【0048】ヒートポンプ回路が2系列より1系列であ
ることにより低コスト、小型化が可能となる。
【0049】又、ヒートポンプ回路が1回路であるた
め、例えば濃縮カラム1Aへの液供給を停止し、濃縮カ
ラム1Bにのみに液供給した場合には、放熱部2Aと吸
熱部8Aではエネルギーは消費されずに、殆んどが放熱
部2Bと吸熱部8Bで使われる。そして、別な処理量の
調整方式としては、熱媒体回路を図1の様に並列とし
て、分枝部分に図示はしないが電磁弁を設け、流れる熱
媒体量を調節する方式、蒸発濃縮部の濃縮液液面を変え
る事で伝熱面積を変化させる方式、供給廃液を増減させ
る方式がある。この様に、2系列以上の蒸発濃縮処理の
処理量を変化することが可能となる。尚、合計の最大処
理能力は一定である。これは、ヒートポンプ回路も別
な、いわゆる2台以上の廃液装置の場合には得られない
特徴であり、処理液の種類での処理すべき量の日間変動
や月間変動等がある場合に対して有効に機能する。
【0050】請求項2は前記濃縮カラム1A,1Bの減
圧を水流ポンプ7A,7Bで循環凝縮蒸留液を循環しな
がら行うようにし、更に該循環凝縮蒸留液をヒートポン
プ回路の吸熱部8C,8Dによって冷却しながら行うよ
うにしたものであり、ヒートポンプの高圧側22にはファ
ン24をモータ23でまわして外部に熱を放出することが可
能にもしてある。尚、ファンの位置は図1の如く、コン
プレッサー出口又は、キャピラリチューブ手前に設けて
もよく、どちらか一方に設けることでも良い。
【0051】即ち、水流ポンプは送水ポンプとアスピレ
ータよりなり、一般の真空ポンプに比較して、低コス
ト、小型であり、排気ガスは循環水中に溶解して臭気発
生防止に有効であり、ヒートポンプの高圧側にファンに
よる放熱部を設けることで、熱バランスがとれた安定な
運転を可能とする。
【0052】請求項3では、図2の概要図に示すように
圧縮機としてのコンプレッサ21の入口及び出口と膨張弁
としてのキャピラリチューブ26の入口と出口と図1に示
す蒸発濃縮部の濃縮液との少なくとも1箇所に温度セン
サーTCを設け、パイプ内の熱媒体の温度変化がキャッ
チできるようにしたものである。そしてその温度の変化
により、ファン23の運転のON/OFF及び給液手段32
A,32Bの制御を行い、ヒートポンプの熱バランスの維
持及び/又は濃縮の進度の加減をするようにしたもので
ある。
【0053】即ち、上記制御はヒートポンプの加熱と冷
却の熱バランスを取り、過負荷状態や処理能力低下のな
い安定した処理能力を維持するための手段であり、ま
た、濃縮により熱伝達効率の変化や蒸気温度等が変わる
ことを熱媒体温度により検出するための手段である。そ
して、これにより、安全な自動運転が可能となり、一定
濃度で又は一定の濃縮物蓄積量で濃縮を終了させること
も出来る。
【0054】制御の1例を次の表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】請求項4では、濃縮カラム1A,1Bに供
給する写真処理廃液の給液ストックタンク31A,31Bに
液面検出手段である液面レベル計34A,34Bを設け、液
面位の高いストックタンクの液を液面位の低いストック
タンクの液よりも多く供給できるように電磁弁32A,32
Bを開く時間、及び開く回数を制御することによりコン
トロールする。
【0057】請求項5の発明の実施例は、図2の概要図
及びその詳細図である図3の側面図に示すように加熱蒸
発部である濃縮カラム1A,1Bをチタンや、内側に好
ましくはテフロンコーティングをしたSUS 304,SU
S 316等の金属製円筒とし、その外周にSUS 304又は
銅等のパイプ材料を巻付けたフレオンガス等の熱媒体を
封入したヒートポンプの放熱部2A,2Bが配設され、
該金属円筒内に濃縮物撹拌搬送手段としてモータ53に直
結して駆動されるブレード52を1軸上に配列した撹拌搬
送軸51が設けられている。そして該金属円筒の端部には
排出口56が設けられ、前記軸51の回転によって搬送され
て来た濃縮物はその下に配置された受け部61A,61Bの
中の容器62及びその内側に嵌め込まれた袋63の中に排出
収納される。
【0058】その受け部61A,61Bには扉64A,64Bが
設けられ、そのつまみ65をもって開けることにより、内
部の容器62をガイドローラ67上をスライドさせて外部に
引き出し、濃縮物を袋63ごと取り出して廃棄処分を行う
ようにした。
【0059】尚、扉64A,64Bと受け部61A,61Bとの
間には閉時にパッキン66があるため減圧が維持でき、臭
気等がもれたりしないようにできる。
【0060】本実施例では濃縮カラム1A,1Bは円筒
としたがそれに限らず任意の形の筒状のものにすること
ができる。
【0061】請求項6の発明は、前記金属円筒の直径に
対しその長さを3〜20倍にしてある。これは前記撹拌搬
送軸51が特に補強を要することなく小型化できて安定し
て作動できる範囲として適当なものである。
【0062】3倍以下では処理能力に対してモータート
ルクが大きくなり好ましくなく、20倍以上では処理能力
に対して、3〜20倍の範囲と比較して容量の大きい濃縮
カラムや凝縮カラムが必要となり好ましくない。また、
対象液が活性剤を含み、発泡性を有する場合に、泡の発
生量を抑えて、3〜20倍の範囲が好ましい。
【0063】請求項7の発明の実施例は給液手段の制御
をヒートポンプ回路の温度検出により行うものであり、
表1の如くコンプレッサー21の入口に温度センサーTC
を設けて、温度を測定し、給液手段の制御を行うもので
ある。ここで、ヒートポンプ回路の温度とは配管上より
測定する熱媒体温度を示す。
【0064】即ち、通常は図1や図3の如く、蒸発濃縮
部に液面センサーを設けて、該液面を維持するように液
供給を制御することが一般的であるが、濃縮物の全量が
固型に近い状態では液面センサーは使用し難く、熱媒体
温度と蒸発する濃縮液状態との関係により、温度により
液供給を制御する。尚、蒸発する濃縮液状態との関係
は、濃縮が進行すると、コンプレッサー入口濃度は低下
し、濃縮カラム出口温度は上昇し、キャピラリー出口温
度は低下する関係にある。これにより液面センサーのよ
うな誤動作の心配がなく、安定運転が可能となる。
【0065】請求項8の発明は、請求項5〜7の発明に
加えて、定期的に減圧状態を解除して濃縮物の排出口を
開いて撹拌搬送軸を駆動して濃縮物を受け部61A,61B
の容器62の袋63の中に回収するようにしたものであり、
減圧を停めるのは、金属筒内の濃縮物が減圧蒸留部5
A,5Bの内部にまで飛び散るのを防止するためであ
る。これにより、濃縮物容器が満杯となるまで連続運転
が可能となる。
【0066】請求項9の発明の実施例は、図5の概要図
により説明する。このヒートポンプ方式蒸発濃縮装置は
加熱蒸発部として濃縮カラム1A,1Bと該加熱蒸発部
としての濃縮カラム1A,1Bへの給液手段としての電
磁弁32A,32Bをもつ配管を2系列設けている。電磁弁
32Aを開くことで、加熱蒸発部としての濃縮カラム1A
に給液ストックタンク31A内の液が供給される。そし
て、加熱蒸発部としての濃縮カラム1Aより発生した蒸
気は気液接触カラム81で給液ストックタンク31Bより供
給された液と接触する。ここで、蒸気中に含まれる臭気
成分が供給液に吸収される。給液ストックタンク31Bよ
り電磁弁32Bを開くことで液が供給され、減圧下のため
に発泡が起こり、この発泡をバッファータンク84で液と
泡およびガスに分離し、泡およびガスはパイプ86を通し
て加熱蒸発部1Bに供給され、分離された液は気液接触
手段としての気液接触媒体82にパイプ85を通して自然落
下する。気液接触媒体82は、親水性で広い気液接触面積
を持ち、通気性の高い材料が好ましく、ハニカム体、粒
充填体、デミスター類等が使用でき、気液接触カラム構
造は図6の縦型カラム形状とすることもできる。また、
ここで蒸気中で液をスプレーする方法、蒸気を液中に吹
き込む方法等も使用できる。そして、気液接触により臭
気成分を吸収した液はパイプ83を通して加熱蒸発部とし
ての濃縮カラム1Bに供給される。そして、気液接触カ
ラム81を通過した蒸気は加熱蒸発部としての濃縮カラム
1Bより発生した蒸気と混合され、冷却凝縮部である凝
縮カラム5で冷却され凝縮水となる。
【0067】即ち、給液ストックタンク31A内の処理液
Aが酸性である定着液の場合、亜硫酸ガス、酢酸ガスを
蒸気中に多量に含み、これに対して、給液ストックタン
ク31B内の処理液Bがアルカリ性である現像液の場合、
前記亜硫酸ガス、酢酸ガスを効率よく吸収する。そし
て、現像液はアルカリ性が強いため、加熱蒸発した時に
は、吸収したガス成分を蒸気中には再放出しない。この
ため、得られる凝縮液は臭気成分の少ない、下水に放流
可能な、又は処理剤溶解水等に使用し易い液となる。
【0068】このように請求項9の処理方法は処理液A
を定着処理の定着成分を主成分とする廃液とし、処理液
Bを現像成分を主成分とした廃液に分割して処理する方
法で、上記の如く凝縮液中の臭気成分の減少を抑える方
法についてクレームしたものである。
【0069】更に図5の41,43,42A,42Bは消泡剤の
タンク、液面センサー、供給電磁弁であり、処理する液
が発泡性を有する場合に供給される。また、図5の図2
と異なるもう1つの点は、冷却凝縮部5と減圧手段7,
9,33は1系列である点である。
【0070】図2の如く、冷却凝縮部を2系列以上設け
ることも可能であるが、請求項9および後述する請求項
11では、図5の如く1系列であってもよい。
【0071】ヒートポンプ回路はこのため、コンプレッ
サー21から外部放熱部の前記各部材22,23,24を経て2
つの加熱蒸発部としての濃縮カラム1A,1Bの加熱手
段としての放熱部2A,2Bに並列に2分割接続後、再
び1本となりキャピラリーチューブ26に接続する。そし
て水回収容器9及び凝縮カラム5の吸熱部8C,8Aに
接続後コンプレッサーに戻る回路となっている。ここ
で、電磁弁27A,27Bは前記放熱部2A,2Bへの供給
熱媒体ガス量を調整し、31Aと31Bの処理液の処理速度
を調整する役目をしている。排熱ファンモータ23のコン
トロールは、図示しないがキャピラリーチューブ入口と
出口に設けた温度センサーにより行われ、一定温度以上
でファン24を稼動し、一定温度以下で停止とする。尚、
濃縮終了検出は、濃縮液温度が一定温度に昇温した点、
又はキャピラリーチューブ入口と出口の温度差が一定以
上となった点とする。更に、コンプレッサー入口と出口
温度について検出し、制御に使用することにより安定し
た運転が可能となる。
【0072】請求項10の発明の実施例は現像液廃液から
の蒸留液を現像部の補充液の溶解水及び/又は希釈水及
び蒸発補正水として使用し、現像液以外の処理液の廃液
からの蒸留液を現像液以外の処理液の溶解水及び/又は
希釈水及び蒸発補正水として使用させるようにしたもの
であり、これらの蒸留液水は水道水と異なり、カルシウ
ム、マグネシウム等の硬質成分を含まず、処理が極めて
安定する。
【0073】特に、水道水の硬度が高い地域では、硬水
によるトラブルがあったが、本発明のシステムを採り入
れることによりそのようなトラブルが解消されるように
なった。
【0074】又、蒸発蒸留液は河川等の配水規制の厳し
い地域では更に2次処理しないと排出できないことにな
る。したがって、写真処理液の溶解水として再利用がで
きれば、実質的に濃縮物のみを排出廃棄処理すれば良く
て、蒸留液の排出の心配がなくなり安心できる。
【0075】本発明では実際に分割処理は次のように行
っている。
【0076】モノクロ処理(Xレイ,印刷産業用フィル
ム)では現像廃液と定着廃液で分割する場合があり、更
に現像廃液及び現像後リンス廃液と定着廃液及び定着後
リンス廃液とで分割する場合がある。
【0077】カラー感光材料処理では、次のように分割
する。
【0078】カラーペーパーの場合:発色現像廃液と漂
白定着廃液,無水洗安定液とで分割 カラーネガ処理の場合:発色現像廃液と漂白廃液,定着
廃液,安定廃液とで分割 カラーネガ処理とカラーペーパー処理の混合の場合:ネ
ガ発色現像廃液,ペーパー発色現像廃液とネガ漂白廃
液,ネガ定着廃液,ネガ安定廃液,ペーパー漂白定着廃
液,ペーパー無水洗安定液とで分割 補充液は通常濃縮液キット、粉体キット、錠剤キット等
を水に溶解して作成するものである。
【0079】尚、自動現像機の処理タンクに対して、濃
縮液キットや錠剤キットを直接添加(自動供給)し、蒸
留液も自動添加する方式にすることが、補充液作成作業
もしくは、蒸留液の移し替え作業がなくなり、又、ミス
防止のために好ましい。
【0080】図4の処理系統図に示すものは上記カラー
ネガ処理とカラーペーパー処理との混合の場合について
のものであり、これについてやや詳細に説明する。
【0081】カラーネガ自現機の発色現像槽201及びカ
ラーペーパー自現機の発色現像槽101からのオーバーフ
ロー廃液Aは給液ストックタンクとしての廃液槽31Aに
集められる。
【0082】カラーネガ自現機の漂白槽202、定着槽20
3,204、安定槽205,206,207及びカラーペーパー自現
機の漂白定着槽102、安定槽I105、安定槽II 106、安定
槽III107からのオーバーフロー廃液Bは給液ストックタ
ンクとしての廃液槽31Bに集められている。
【0083】廃液槽31Aからの廃液Aは加熱蒸発部とし
ての濃縮カラム1Aに給液され該廃液はヒートポンプの
放熱部で加熱濃縮されると共に蒸発蒸気は凝縮カラム5
Aに連通してヒートポンプの吸熱部で吸熱凝縮され水回
収容器9Aに一旦貯留され、該凝縮液は適宜、前記カラ
ーネガ自現機及びカラーペーパー自現機の発色現像槽20
1,101へ送り込まれ該発色現像液の補充剤槽201D,101
Dの溶解水や発色現像槽内の発色現像液の希釈水や前記
各発色現像槽の蒸発補正水とすることができるようにし
てある。
【0084】そして給液ストックタンクとしての廃液槽
31Bからの廃液Bは加熱蒸発部としての濃縮カラム1B
に給液され該廃液Bはヒートポンプで加熱濃縮されると
共に蒸発蒸気は冷却凝縮部としての凝縮カラム5Bに連
通してヒートポンプの吸熱部で吸熱凝縮され水回収容器
(凝縮液槽)9Bに一旦貯留され、該凝縮液は適宜、前
記カラーネガ自現機の漂白槽202及びカラーペーパー自
現機の漂白定着槽102、カラーネガ自現機の定着槽203,
204、両自現機の安定槽205,206,207,105,106,107
へ送り込まれ、前記各槽への補充剤槽202D,204D,20
7D,102D,107Dの溶解水や各槽内の処理液の希釈
水や蒸発補正水とすることができるようにしてある。
【0085】尚、定着槽203,204と安定槽205,206,20
7及び105,106,107では矢印Cで示すようにカウンター
カレントになっている。請求項10の発明の一実施例はこ
のようなシステムで、2分割して各処理廃液を処理する
処理方法を示す。
【0086】次に請求項11の発明の実施例を図を用いて
説明する。
【0087】図7の処理系統図に示すものは印刷産業用
白黒銀塩フィルム処理の場合についてのものであり、詳
細に説明する。印刷産業白黒銀塩フィルム自動現像機は
現像浴181、定着浴182、水洗浴183と図示しない乾燥部
等からなり、フィルムを処理したときに現像補充剤72
A、定着補充剤72B及び希釈水を供給する構成となって
いる。水洗浴は、逆浸透により、フィルム処理で持ち込
まれた定着成分及びフィルムからの溶出物を濃縮して廃
液タンク71Bに排出し、減少した液を補充する構成であ
る。ここで、逆浸透ユニット92A,92Bへは高圧送水ポ
ンプ91A,91Bで水洗水を圧送し、濃縮液と脱塩水に分
離する2段階方式の構成であり、中間に濃縮液タンク93
A,93Bを装えている。廃液タンク71A,71Bには、そ
れぞれ現像廃液と定着廃液、水洗水濃縮液とに2分割さ
れて廃液が収容される。
【0088】そして、濃縮カラムBに定着及び水洗廃液
が給液され、発生した蒸気は気液接触カラム81にて現像
廃液タンク71Aより給液された現像廃液と接触する。こ
こで気液接触手段としての気液接触媒体82には現像液が
循環スプレー用ポンプにより常に又は定期的に供給され
る。そして蒸気中の臭気成分を吸収した現像廃液は濃縮
カラムAに供給される。
【0089】発生する蒸気は蒸気を冷却する凝縮カラム
で凝縮液となり減圧手段の水流ポンプにより排出され、
凝縮液タンク72に貯められる。凝縮液は定着浴、水洗浴
の補充液用希釈水、蒸発補水等として使用される。又、
電気透析装置95で凝縮液を処理し、脱塩水タンク97に脱
塩水を貯め、現像浴の希釈水、蒸発補充水として使用す
る。また、処理補充剤が固型、錠剤、粉剤の場合には全
体の系として、水が足らなくなると考えられ、システム
のいずれかの部分に水道水等を給液する必要があるが、
処理補充剤が濃縮液の場合、水が余るため、脱塩水タン
ク97より、下水、河川等へ排出することができる。ここ
で脱塩水を下水、河川へ排出するのは脱塩水が排水法規
制をクリアできているからである。
【0090】請求項11の発明はこのように、白黒処理の
水洗廃液を含む自動現像機からの廃液を実質的になく
し、濃縮物のみの回収とし、又、供給水道水、排水配管
がない場所への設置を可能とする。
【0091】尚、図7で使用した水洗工程からの濃縮廃
液の回収方式としては、図では示さないが逆浸透方式に
換えて、電気透析方式、水洗槽を多槽分割した多段向流
少量水洗方式であっても良い。
【0092】又、定着、水洗の前工程に設けられるリン
ス等の廃液はその前工程の現像又は定着の廃液タンクに
混合される。
【0093】更に、濃縮カラムより回収される濃縮物
は、カラム毎に別々に回収する方式と混合して回収する
方式がある。
【0094】
【発明の効果】本願の各請求項に示す発明は次に示すよ
うな効果を奏するものである。
【0095】請求項1のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
によれば対象とする2種類以上の液体を1台の蒸発濃縮
装置で、2台以上の蒸発濃縮器で処理したのと同様に別
々に蒸発濃縮処理ができ、低コストで処理能力の分配が
自由に変更できる合理的な蒸発濃縮が可能になる。
【0096】請求項2のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
によれば、低コスト小型で処理効率の高い蒸発濃縮運転
が可能となる。
【0097】請求項3のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
によれば、外気温度の異なる場合や、各種の対象とする
液体の組成に対して安定した蒸発濃縮運転が可能とな
る。
【0098】請求項4のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
によれば、対象とする液体がストックされた給液ストッ
クタンクのなかで、残量の多い液を優先して処理するこ
とを可能とする。
【0099】請求項5のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
によれば、対象とする液体を固型に近づくまで濃縮して
も、系外への濃縮物の自動排出を可能とする。
【0100】請求項6のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
によれば、固型に近い濃縮物を系外に出す構造を小型な
もので可能とする。
【0101】請求項7のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
によれば、濃縮物の固型化状態を安定化して一定に維持
する運転を可能とする。
【0102】請求項8のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
によれば、固型に近い濃縮物を系外に排出することを小
型の装置で且つ自動連続運転することを可能とする。
【0103】請求項9のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
によれば、発生蒸気を凝縮して得られる凝縮液中のアミ
ン、炭酸、亜硫酸、酢酸等の公害負荷成分を減少させる
ことができる。
【0104】請求項10のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
を用いて行う処理方法によれば、写真性能に問題を起こ
すことなく回収される凝縮液を全ての処理液の溶解水に
使用可能とする。
【0105】請求項11のヒートポンプ方式蒸発濃縮装置
を用いて行う処理方法によれば、白黒写真処理の廃液を
蒸発濃縮処理して得られる凝縮液中の亜硫酸、酢酸成分
を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸発濃縮装置の一実施例の構成を示す
概要図。
【図2】本発明の蒸発濃縮装置の他の一実施例の構成を
示す概要図。
【図3】本発明に用いる加熱蒸発部の一実施例を示す側
面図。
【図4】本発明の蒸発濃縮装置及び方法の一実施例の処
理系統図。
【図5】本発明の蒸発濃縮装置の別の一実施例の構成を
示す概要図。
【図6】縦型・気液接触カラムの部分断面図。
【図7】本発明の蒸発濃縮装置及び方法の他の一実施例
の処理系統図。
【符号の説明】
1A,1B 濃縮カラム 2A,2B 放熱部 5,5A,5B 凝縮カラム 7A,7B 減圧手段(水流ポンプ) 8A,8B,8C,8D 吸熱部 8E,8F 水受け 9,9A,9B 水回収容器 21 コンプレッサ(圧縮機) 22 空冷凝縮器(外部放熱部) 23 モータ 24 ファン 25 チャージパイプ 26 膨張弁としてのキャピラリーチューブ 31A,31B 給液ストックタンク 33A,33B 水循環ポンプ 34A,34B 液面レベル計 36A,36B 水槽 41 消泡剤タンク 51 撹拌搬送軸 52 ブレード 53 モータ 56 排出口 61A,61B 受け部 62 容器 63 袋 64A,64B 扉 65 つまみ 66 パッキン 72 凝縮液タンク 81 気液接触カラム 82 気液接触媒体 91A,91B 高圧送水ポンプ 92A,92B 逆浸透ユニット 93A,93B 濃縮液タンク 95 電気透析装置 97 脱塩水タンク 101,201 発色現像槽 102 漂白定着槽 202 漂白槽 203,204 定着槽 105,106,107,205,206,207 安定槽 102D,107D,202D,204D,207D 補充剤槽 TC 温度センサー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、放熱部、膨張弁、吸熱部を順次
    に接続し熱媒体を密閉したヒートポンプ回路の該放熱部
    を、蒸発濃縮を対象とする液体の加熱蒸発部の加熱手段
    として使用し、該吸熱部を該液体から発生する蒸気を冷
    却液化するための冷却凝縮部の冷却手段として使用し、
    前記加熱蒸発部と前記冷却凝縮部を連通状態とした連結
    容器を構成し、該連結容器を減圧する減圧手段を具備し
    たヒートポンプ方式蒸発濃縮装置において、前記加熱蒸
    発部、前記冷却凝縮部、該加熱蒸発部へ前記対象とする
    液体を供給する給液手段、該冷却凝縮部からの凝縮液回
    収手段を2系列以上、分離独立させて設け、前記ヒート
    ポンプ回路は1回路とし、前記放熱部と前記吸熱部を並
    列又は直列に接続して2系列以上の蒸発濃縮を行う前記
    加熱蒸発部の加熱手段と前記冷却凝縮部の冷却手段とす
    ることを特徴とするヒートポンプ方式蒸発濃縮装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、それぞれの系の減圧
    手段が冷却凝縮部と接続した凝縮液循環型の水流ポンプ
    であり、前記蒸発濃縮の系を該水流ポンプによって減圧
    状態にし該水流ポンプにより凝縮液を減圧系外の容器に
    取り出し該取り出し凝縮液を前記水流ポンプの循環凝縮
    液とする構造とし、前記ヒートポンプ回路の吸熱部によ
    り、前記水流ポンプ循環凝縮液を冷却する構成とし、更
    にヒートポンプ回路の高圧側にファンにより熱を外気に
    放出する放熱部を設けたことを特徴とするヒートポンプ
    方式蒸発濃縮装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、加熱蒸発部の濃縮液
    の温度センサーと、ヒートポンプ回路の圧縮機の入口又
    は出口、膨張弁の入口又は出口の少なくとも1箇所に熱
    媒体の温度センサーとを設け、その検出値により前記フ
    ァンのON/OFF及び前記加熱蒸発部へ前記対象とす
    る液体を供給する給液手段のON/OFFによる給液量
    増減の制御を行うことを特徴とするヒートポンプ方式蒸
    発濃縮装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項において、前
    記対象とする液体をストックする給液ストックタンクを
    それぞれの給液手段に設け、該給液ストックタンクに液
    面検出手段により少なくとも下位、中位の2液面以上を
    検出可能とし、液面位の高いストックタンクの液を液面
    位の低いストックタンクの液より多く給液するように給
    液手段をON/OFF又は給液量増減の制御をするよう
    にしたことを特徴とするヒートポンプ方式蒸発濃縮装
    置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、放熱部、膨張弁、吸熱部を順次
    に接続し熱媒体を密閉したヒートポンプ回路の放熱部
    を、蒸発濃縮を対象とする液体の加熱蒸発部の加熱手段
    として使用し、吸熱部を該液体から発生する蒸気を冷却
    液化するための冷却凝縮部の冷却手段として使用し、該
    前記加熱蒸発部と前記冷却凝縮部を連通状態とした連結
    容器を構成し、該連結容器を減圧する減圧手段を具備し
    たヒートポンプ方式蒸発濃縮装置において、前記加熱蒸
    発部を金属製筒状体とし、該筒状体内に濃縮物を系外に
    取り出す濃縮物運搬手段を設け、該筒状体の端部に開閉
    可能な濃縮物排出口を設け、該筒状体の外周に金属パイ
    プを巻き付けて該金属パイプをヒートポンプ回路の放熱
    部とし、前記加熱蒸発部への給液手段を設けたことを特
    徴とするヒートポンプ方式蒸発濃縮装置。
  6. 【請求項6】 前記金属筒状体は直径に対して高さが3
    〜20倍であることを特徴とする請求項5に記載のヒート
    ポンプ方式蒸発濃縮装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において給液手段のON/OF
    F又は給液量増減の制御をヒートポンプ回路に設けた温
    度検出手段の検出値によって行う制御手段を設けたこと
    を特徴とするヒートポンプ方式蒸発濃縮装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7の何れか1項において、濃
    縮物運搬手段が濃縮物を撹拌する撹拌ブレードを前記筒
    状体の軸方向に設けた撹拌搬送軸に配され、定期的に前
    記筒状体内の減圧状態を解除して濃縮物排出口を開き、
    撹拌ブレードを配した撹拌搬送軸の駆動がなされるよう
    にしたことを特徴とするヒートポンプ方式蒸発濃縮装
    置。
  9. 【請求項9】 圧縮機、放熱部、膨張弁、吸熱部を順次
    に接続し熱媒体を密閉したヒートポンプ回路の該放熱部
    を、蒸発濃縮を対象とする液体の加熱蒸発部の加熱手段
    として使用し、該吸熱部を該液体から発生する蒸気を冷
    却液化するための冷却凝縮部の冷却手段として使用し、
    前記加熱蒸発部と前記冷却凝縮部を連通状態とした連結
    容器を構成し、該連結容器を減圧する減圧手段を具備し
    たヒートポンプ方式蒸発濃縮装置において、前記加熱蒸
    発部と該加熱蒸発部への給液手段を2系列以上設け、少
    なくとも1つの加熱蒸発部より発生する蒸気が冷却凝縮
    部に至る経路に、別の加熱蒸発部へ給液する液と該蒸気
    を接触させる気液接触手段を設け、前記複数系列のヒー
    トポンプ回路は1回路とし、放熱部を並列又は直列に接
    続して2系列以上の蒸発濃縮の加熱手段とすることを特
    徴とするヒートポンプ方式蒸発濃縮装置。
  10. 【請求項10】 写真用自動現像機より排出される処理
    廃液を現像廃液と現像廃液以外の処理廃液とに分割し、
    それぞれをヒートポンプ方式蒸発濃縮装置により蒸発濃
    縮処理を行い、現像廃液の蒸留液を現像液の補充液溶解
    水及び/又は希釈水及び蒸発補正水として使用し、現像
    以外の処理液の廃液よりの蒸留液を現像以外の補充液溶
    解水及び/又は希釈水及び蒸発補正水として使用するこ
    とを特徴とする処理方法。
  11. 【請求項11】 水洗工程を有する白黒写真用自動現像
    機より排出する定着廃液と水洗工程より電気透析又は逆
    浸透にて濃縮処理した水洗濃縮液排水又は多段向流少量
    水洗排水及び水洗前リンス廃液を1つ目の廃液とし、現
    像廃液及び定着前リンス廃液を2つ目の廃液として、1
    つ目の廃液をヒートポンプ方式蒸発濃縮装置により蒸発
    濃縮処理を行うときに発生する蒸気を2つ目の廃液と接
    触させた後に冷却凝縮を行うことを特徴とする処理方
    法。
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