JP2941451B2 - 水溶液の蒸発濃縮装置 - Google Patents

水溶液の蒸発濃縮装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は水溶液、例えばハロゲ
ン化銀写真感光材料の写真処理廃液の蒸発濃縮装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハロゲン化銀写真感光材料の写
真処理は、黒白感光材料の場合には現像、定着及び水洗
等、カラー感光材料の場合には発色現像、漂白定着(ま
たは漂白、定着)、水洗、安定化等の機能の1つ又は2
つ以上を有する処理液を用いた行程を組合わせて行われ
ている。そして、多量の感光材料を処理する写真処理に
おいては、処理によって消費された成分を補充し、一
方、処理によって処理液中に溶出或は蒸発によって濃化
する成分(例えば、現像液における臭化物イオン、定着
液における銀錯塩のような)を除去して処理液成分を一
定に保つことによって処理液の性能を一定に維持する手
段が採られており、上記補充のために補充液が処理液に
補充され、写真処理における濃厚化成分の除去のために
処理液の一部が廃棄されている。
【0003】近年、補充液は水洗の補充液である水洗水
を含めて公害上や経済的理由から補充の量を大幅に減少
させたシステムに変わりつつあるが、写真処理廃液は自
動現像機の処理槽から廃液管によって導かれ、水洗水の
廃液や自動現像機の冷却水等で稀釈されて下水道等に廃
棄されていたが、これら以外の写真処理液〔例えば現像
液、定着液、発色現像液、漂白定着液(又は漂白液、定
着液)、安定液等〕の廃棄は、近年の公害規制の強化に
より実質的に不可能となっている。このため、各写真処
理業者は廃液を専門の廃液処理業者に回収料金を払って
回収してもらったり、公害処理設備を設置したりしてい
る。この廃液処理業者に委託するには、廃液を貯留して
おかなければならず、かなりのスペースが必要となる
し、またコスト的にも極めて高価である。かと言って公
害処理設備は初期投資(イニシャルコスト)が極めて大
きく、整備するのにかなり広大な場所を必要とする等の
欠点を有している。
【0004】写真処理廃液の公害負荷を低減させる公害
処理方法として具体的には、活性汚泥法(例えば特公
昭51−12943号、同51−7952号等)、蒸
発法(例えば特開昭49−89437号、同56−33
996号等)、電解酸化法(例えば特開昭48−84
462号、同49−119457号、同49−1194
58号、特公昭53−43478号等)、イオン交換
法(例えば特公昭51−37704号、同53−432
71号、特開昭53−383号等)、逆浸透法(例え
ば特開昭50−22463号等)、化学的処理法(例
えば特開昭49−64257号、同53−12152
号、同49−58833号、同53−63763号、特
公昭57−37395号、同57−37396号等)等
が知られているが、これらは未だ充分ではない。
【0005】一方、水資源面からの制約、給排水コスト
の上昇、自動現像機設備における簡易さと、自動現像機
周辺の作業環境上の点等から、近年、水洗に変わる安定
化処理を用い、自動現像機外に水洗の給排水のための配
管を要しない自動現像機(いわゆる無水洗自動現像機)
による写真処理が普及しつつある。この処理には処理液
の温度をコントロールするための冷却水も省略されたも
のが望まれている。
【0006】このような実質的に水洗水や冷却水を用い
ない写真処理は廃液量が少ないことから、給廃液用の機
外の配管を省略でき、それにより従来の自動現像機の欠
点と考えられる配管を設置するために設置後は移動が困
難であり、足下スペースが狭く、設置時の配管工事に多
大の費用を要し、温水供給圧のエネルギー費を要する等
の欠点が解消され、オフィスマシンとして使用できるま
でコンパクト化、簡易化が達成されるという極めて大き
い利点が発揮される。
【0007】反面、その廃液は水によって稀釈されない
ため、極めて高い公害負荷を有しており、河川はもとよ
り下水道にさえ、公害規制に照らして破棄することは不
可能となってきている。さらにこのような写真処理(多
量の流水を用いて、水洗を行わない処理)の廃液量は、
少ないとは言え、比較的小規模なカラー処理ラボ店でも
1日に10リットル程度ある。
【0008】このカラー処理ラボ店から出る廃液は、一
般には廃液回収業者によって回収され、二次及び三次処
理され無害化されているが、回収費の高騰により廃液引
き取り価格は年々高くなるばかりでなく、回収効率が悪
いため、なかなか回収に来てもらうことができず、廃液
が店に充満する等の問題を生じている。この問題を解決
するために写真処理廃液の処理を小規模なカラー処理ラ
ボ店でも容易に行えるようにするために廃液を加熱して
水分を蒸発乾固ないし固化することが研究されている
(例えば実開昭60−70841号等)。これらの装置
には水溶液を蒸発濃縮せしめる蒸発釜の加熱手段及び蒸
気を冷却し凝縮し液化する冷却釜の冷却手段としてヒー
トポンプ回路の放熱部及び吸熱部を用い、該蒸発釜と冷
却釜とを連通状態として全体を減圧する減圧手段を備え
て減圧蒸留するものもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、減圧蒸
留は一般には一定量を濃縮して行き、途中では補給しな
い所謂バッチ処理であったため、濃縮の進行に伴い、熱
バランスが崩れ、処理能力が低下する。また、水溶液は
蒸発させて行くと濃縮成分が変化し、蒸留液成分が変化
する。例えば、写真処理廃液はアンモニアが蒸発し、P
Hが低下し、亜硫酸が発生するという問題があった。
【0010】この発明は上記の問題を解消するためのも
ので、蒸発処理能力を高くし、蒸留液成分を安定化する
とともに、好ましくない成分の蒸発を抑えることのでき
る水溶液の蒸発濃縮装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は水溶液を蒸発濃縮せしめる蒸発釜の加熱
手段及び蒸気を冷却し凝縮し液化する冷却釜の冷却手段
としてヒートポンプ回路の放熱部及び吸熱部を用い、該
蒸発釜と冷却釜とを連通状態として全体を減圧する減圧
手段を備えた蒸発濃縮装置において、前記水溶液を貯槽
から汲み上げて蒸発釜内に給送する汲上手段と、蒸発釜
内の液面を検出し、液面が一定量降下したときに前記汲
上手段を作動させる液面検出器と、前記汲上手段による
1回の供給量を蒸発釜内の液量の1/10以下に抑える
規制手段とを備え、液面の下降に伴い蒸留液成分を安定
化と、好ましくない成分の蒸発を抑えるために必要量な
量の補給ができるように構成したものである。
【0012】
【実施例】次に、この発明を添付図面に示す実施例に基
づいて説明する。図において、1は減圧に耐える蒸発釜
で、該蒸発釜1内には水溶液(具体的には写真処理廃
液)が注入貯留される。2は蒸発釜1の外側に同心状に
設けた冷却釜で、該冷却釜2の上部は蒸発釜1と連通
し、減圧手段(エジェクターを使用したものでも真空ポ
ンプを使用したものその他でもよい)3に接続されて減
圧される。蒸発釜2内を大気圧より低い減圧下にする
と、そのものの沸騰点以下で沸騰が起こることは知られ
ており、この実施例ではガス発生の起こりにくい低温で
の蒸発をこの減圧下で行なうものである。
【0013】4は前記蒸発釜内に三次元配置した加熱手
段で、該加熱手段4はヒートポンプ回路5の放熱部を用
い、その表面温度は減圧蒸発下では100℃以下、特
に、臭気ガスの発生を防止するには20〜60℃に管理
することが最も好ましい。この加熱手段4は下部を写真
処理廃液Wに浸し、上部を液面上から突出して空中に露
出している。ここに加熱手段4を液中と空中とにまたが
るように三次元配置とした理由は、液中と液面を同時に
効率良く加熱できるようにするためである。
【0014】6はカラー処理ラボ店から出る写真処理廃
液Wを溜めた貯槽(容器)、7は該貯槽6から廃液を汲
み上げ、蒸発釜1内に給送する汲上手段(電磁弁)であ
る。汲上手段7は蒸発釜1内で加熱蒸発により液面が一
定量降下したときに作動するようになっている。この汲
上手段7により汲み上げられた廃液は、蒸発釜1内で空
中の加熱手段に直接散布させるように供給するか、図示
の如く適当な邪魔板8を介して水面を波立たせないよう
に供給する。なお、加熱手段4の液中部分と空中にある
部分とは通常同じ温度で管理されるが、その場合は電熱
効果の相違により空中にある部分の方が実質的に表面温
度は高くなる。このため、これに直接供給廃液を散布す
ると、急加熱による不快ガスの発生もあり得る。その対
策として供給量を加減するか、空中にある加熱手段の温
度をガス発生温度以下に抑えることが必要となる。又は
液中、液外で加熱手段を分けて別々に適温に制御しても
よい。
【0015】9は前記冷却釜2内に設置した冷却手段
で、該冷却手段9はヒートポンプ回路5の吸熱部を使用
し、蒸発釜1内で蒸発し、上部空間を通して冷却釜2内
に進入してきた水蒸気を捕らえて冷却凝縮させる。その
凝縮水は冷却釜2の底部2aに溜められ、釜外に設置し
た回収容器10に回収される。この回収は本実施例では
エジェクター3aを使用した減圧手段3により行われ
る。即ち、凝縮水回収容器10内の水をポンプ3bにて
汲み上げ、エジェクター3aの垂直管部を通して該容器
10内に戻すと、垂直管部と水平管部との直交部に真空
域が生じるから水平管部に連通した冷却釜2の底部2a
に溜まった液、及び冷却釜2並びにこれに連通している
蒸発釜1内の空気が吸引され、両釜内の減圧安定化に寄
与する。ここに凝縮と凝縮水の回収を連続して行うこと
は、発生蒸気によって蒸発釜1内の圧力が上昇すると減
圧バランスが崩れるが、これをすぐさま冷却凝縮して圧
力上昇を抑制するのに効果的に作用する。なお、10a
は回収容器10をオーバーフローした水の貯留容器であ
り、この容器10a内に溜められた水はそのまま下水道
に流して問題ない。
【0016】11は前記ヒートポンプ回路5の冷媒圧縮
用のコンプレッサー、12はコンプレッサーと蒸発釜1
の加熱手段4を構成する放熱部との間に設けた冷媒空冷
手段であり、強制空冷するファン13を備える。14は
膨張弁の役目をなすキャピラリーチューブで、該キャピ
ラリーチューブ14の下流側の吸熱部は前記凝縮水の回
収容器10内の水の冷却手段9a及び冷却釜2内の冷却
手段9として利用される。即ち、キャピラリーチューブ
14を挟んで上流側が加熱域、下流側が冷却域となる。
しかして、冷却釜2の冷却手段9を通過した冷媒はコン
プレッサー11に還流する。
【0017】15は蒸発濃縮を繰り返して高濃度に固形
化した成分(スラリー)を溜めるスラリー溜部で、該ス
ラリー溜部15は蒸発釜1の底部に設けられている。1
6はスラリー溜部15の底面と同一レベルの側壁外面に
突設したスラリー取出口で、該取出口16は栓手段17
により密栓されている。この栓手段17はボールバル
ブ、バタフライバルブ、スライドバルブで構成しても良
いが、図示の場合は蒸発釜1内の減圧状態を維持させる
ためにパッキング材により構成され、把手18を引いた
り押したりすることによりスラリー取出口16を開閉で
きるようになっている。19はスラリー回収容器であ
る。
【0018】20はスラリー溜部15に設けた回転羽根
で、該回転羽根20は蒸発釜1の頂面に設置した駆動源
21から垂下した出力軸22の下端に固着されている。
この回転羽根20はスラリー溜部15の内底面を全面的
に攪拌でき、かつ、スラリーをその取出口16へ向けて
掃き出し易い形態になっている。勿論、ハンドル操作に
より手動回転させ得るように構成してもよい。
【0019】23は前記蒸発釜1の濃縮液の液面を検出
する液面検出器で、液温検出器23は浮き部材23aが
基準位置から一定量下降すると、汲上手段7に駆動又は
停止(オンオフ)信号を出力する。この汲上手段7は1
回の汲上量(供給量)が規制する規制手段24を備え
る。この規制手段24としてはタイマーによる汲上時間
の管理又は電磁弁の開時間の管理をするものである。勿
論、汲上量即ち供給量が規制できる他の手段があればそ
れによることも可能である。この供給量は具体的には蒸
発釜1内の液量の1/10以下とする。即ち、蒸発釜1
内の液は突沸しているため、これより多い量を一気に供
給すると、液温が急冷してヒートポンプ回路の熱バラン
スを崩す結果となってしまい処理能力を低下させる不都
合があるからであり、また、供給量が上記数値を越える
と、蒸留液成分を安定化させず、好ましくない成分の蒸
発を促してしまうからである。従って、1回の供給量が
蒸発釜1内の液量の1/20〜1/1000であって、
しかも1回の供給から次の供給まで少なくとも20秒間
ぐらい(好ましくは2分間ぐらい)とれれば更に好まし
い。
【0020】前記液面検出器23としては、図2の如く
液面Wの上限と下限の2点a、bを2つのセンサーにて
検出し、下限を検出したときは汲上手段7にオン信号を
出力し、上限を検出したときは汲上手段7にオフ信号を
出力するようにしてもよい。この場合は液面検出器23
自信が供給量を規制する規制手段を兼ねる働きをするこ
ととなる。従って、2点間の液量は蒸発釜1内の液量の
1/10以下であることはいうまでもない。これによ
り、常に、蒸発釜内の濃縮液量及び蒸発釜内の液温を一
定の適切な温度に保つことが可能となる。
【0021】上記実施例において、汲上手段7を作動さ
せて蒸発釜1内に廃液Wを必要水位まで注入し、凝縮水
回収容器10内にも水道水を注入貯留する。しかる後、
コンプレッサー11及び減圧手段3のポンプ3bを作動
させる。このコンプレッサー11の作動により流動する
冷媒の作用により蒸発釜1内の加熱手段4が所定の温度
まで加熱され、冷却釜2内の冷却手段9が冷却される。
一方、ポンプ3bの作動によりエジェクター3aを通し
て冷却釜2及び蒸発釜1が減圧されるから、廃液はその
沸騰点以下の温度、例えば35°Cで沸騰し、蒸発する
こととなる。
【0022】蒸発釜1内で蒸発した水蒸気は上部空間を
通して冷却釜2内に進入し、ここで冷却凝縮されて水滴
となって、冷却釜2の底部2aに溜められ、真空吸引に
より釜外に設置した回収容器10に回収される。蒸発に
より釜1内に予め注入した廃液の減少を、液面検出器2
3が検出すると、汲上手段7を作動させて貯槽より新た
な廃液を所定量補給する。このようにして蒸発釜1内で
蒸発補給が繰り返し行われ、廃液を徐々に濃縮させるか
ら、蒸発処理能力が高くなる。この場合、1回の供給量
を規制手段24により蒸発釜1内の液量の1/10以下
に抑えれば、熱バランスを崩さないので蒸留液成分が安
定化するとともに、好ましくない成分、例えば写真処理
廃液ではアンモニアなどの蒸発を抑えることができる。
しかして高濃度に固形化した成分はスラリーとなって底
部に設けたスラリー溜部15に溜められる。
【0023】かくして、廃液の濃縮処理が終了したなら
ば、密栓されていたスラリー取出口16を開放させ、蒸
発釜1の底部に溜まったスラリーをスラリー回収容器1
9に取り出す。この取出し時には駆動源22により回転
羽根20が回転し、スラリーの取出作業を効率よく行う
こととなる。
【0024】
【発明の効果】以上の如く、この発明は水溶液を蒸発濃
縮せしめる蒸発釜の加熱手段及び蒸気を冷却し凝縮し液
化する冷却釜の冷却手段としてヒートポンプ回路の放熱
部及び吸熱部を用い、該蒸発釜と冷却釜とを連通状態と
して全体を減圧する減圧手段を備えた蒸発濃縮装置にお
いて、前記水溶液を貯槽から汲み上げて蒸発釜内に給送
する汲上手段と、蒸発釜内の液面を検出し、液面が一定
量降下したときに前記汲上手段を作動させる液面検出器
と、前記汲上手段による1回の供給量を蒸発釜内の液量
の1/10以下に抑える規制手段とを備えてなるから、
液面の下降に伴い必要量の補給が連続してでき、処理能
力を向上させる。また、1回の供給量が規制されるの
で、ヒートポンプ回路の熱バランスが崩されず、蒸留液
成分が安定化するとともに、好ましくない成分の蒸発を
抑えることができるなど、各種の優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願蒸発濃縮装置の概略図である。
【図2】本願蒸発濃縮装置の作用を示す概略図である。
【符号の説明】
1 蒸発釜 2 冷却釜 3 減圧手段 3a エジェクター 3b ポンプ 4 加熱手段 5 ヒートポンプ 6 貯槽(容器) 7 汲上手段 8 邪魔板 9 冷却手段 10 凝縮水回収容器 10a オーバーフロー水の貯留容器 11 コンプレッサー 12 空冷手段 13 ファン 14 キャピラリーチューブ 15 スラリー溜部 16 スラリー取出口 17 栓手段 18 把手 19 スラリー回収容器 20 回転羽根 21 駆動源 22 出力軸 23 液面検出器 24 1回の供給量の規制手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 章一 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京 電力株式会社内 (72)発明者 嶋村 典行 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京 電力株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−172584(JP,A) 特開 昭63−151301(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 3/00 B01D 1/00 C02F 1/04 G03D 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶液を蒸発濃縮せしめる蒸発釜の加熱
    手段及び蒸気を冷却し凝縮し液化する冷却釜の冷却手段
    としてヒートポンプ回路の放熱部及び吸熱部を用い、該
    蒸発釜と冷却釜とを連通状態として全体を減圧する減圧
    手段を備えた蒸発濃縮装置において、前記水溶液を貯槽
    から汲み上げて蒸発釜内に給送する汲上手段と、蒸発釜
    内の液面を検出し、液面が一定量降下したときに前記汲
    上手段を作動させる液面検出器と、前記汲上手段による
    1回の供給量を蒸発釜内の液量の1/10以下に抑える
    規制手段とを備えてなることを特徴とする水溶液の蒸発
    濃縮装置。
  2. 【請求項2】 前記規制手段が、タイマーによる汲上時
    間の管理又は電磁弁の開時間の管理により行われる請求
    項1に記載の水溶液の蒸発濃縮装置。
  3. 【請求項3】 前記濃縮せしめる水溶液が、写真処理廃
    液である請求項1〜3のうちの1に記載の水溶液の蒸発
    濃縮装置。
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