JPH0856764A - 収納ケースにおける扉の取付装置 - Google Patents

収納ケースにおける扉の取付装置

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JPH0856764A
JPH0856764A JP20070794A JP20070794A JPH0856764A JP H0856764 A JPH0856764 A JP H0856764A JP 20070794 A JP20070794 A JP 20070794A JP 20070794 A JP20070794 A JP 20070794A JP H0856764 A JPH0856764 A JP H0856764A
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hinge component
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Hiroki Ogasawara
裕樹 小笠原
Tsugio Fukazawa
次男 深沢
Kunio Okubo
国男 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納ケースの扉の揺動取付機構を簡素化し、
従来の鋼製蝶番の取付けを省略する。扉の取付工数を削
減し、取付け作業に手間がかゝらず、製造コストを低減
する。扉の全閉時、扉の取付部分の外面に凹凸のない円
滑な外観を得て、高級感を出す。扉の開閉をスムーズに
行なう。軽量化を果たす。 【構成】 収納ケース1 の開口部2 一側に扉3 がヒンジ
部7 を介して揺動自在に取り付けられている。ヒンジ部
7 は、側壁パネル10のアルミニウム押出形材製側枠部材
11に設けられた第1ヒンジ構成部12と、扉3 の同側縁部
のアルミニウム押出形材製側枠部材21に設けられた第2
ヒンジ構成部22との組合わせによって構成されており、
扉3 が閉じた状態では、第2ヒンジ構成部22が第1ヒン
ジ構成部12の凹部19内に嵌め込まれ、扉3 の開放時に
は、扉側枠部材21が、パネル側枠部材11の第2ヒンジ構
成部22の係合部26先端の断面円弧形の端面27の中心点A
を中心として揺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、収納ケースにおける
扉の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家具として用いられる収納ケース
には、扉が小型の鋼製蝶番を介して揺動自在に取り付け
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、収納ケースに扉を、鋼製蝶番を介して取り付ける
ものとすると、その取付け作業が非常に面倒で、取付け
工数が多く、かつ不慣れな作業者では、複数の蝶番の回
転芯をそろえて、取付精度を出すのが難しいという問題
があるし、また汎用の蝶番を単に組み付けるだけでは、
収納ケースの開口側縁部の外面に蝶番が凹凸となって現
れて見えるため、外観が非常に悪く、見た目に高級感が
損なわれ、高級感を出そうとすると、扉取付部分の周囲
の加工に手間がかゝり、コスト高となるという問題があ
った。そのうえ、蝶番は鋼製で、個々の重量が重いた
め、収納ケース全体としての重量が増大するとともに、
鋼製蝶番は長期の使用により錆が発生するという問題が
あった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、収納ケースの扉の揺動取付機構を簡素化し、
従来の鋼製蝶番の取付けが全く不要で、扉の取付工数を
削減することができて、取付け作業に手間がかゝらず、
製作コストが安くつき、しかも扉の全閉時に、扉の取付
部分の外面に凹凸のない円滑な外観を得ることができ
て、高級感を出すことができ、また扉の開閉をスムーズ
に行なうことができるとともに、錆の発生がなく、かつ
軽量化を果たし得る、収納ケースにおける扉の取付装置
を提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、収納ケースの開口部の一側のパネル
側枠部材に第1ヒンジ構成部が設けられ、扉の同側縁部
の側枠部材に第2ヒンジ構成部が設けられ、パネル側枠
部材の第1ヒンジ構成部が、左方にのびる左方張出部
と、左方張出部の内側に設けられかつ断面円弧形を有す
る案内部とによって構成されて、第1ヒンジ構成部に、
左方に向かって開口した開口部を有する第2ヒンジ構成
部嵌込み用凹部が形成され、かつ左方張出部の先端寄り
部分の内側に段状凸部が設けられて、段状凸部の内側に
断面凹弧状の案内面が設けられ、扉側枠部材の第2ヒン
ジ構成部が、右方にのびかつ内側面が断面円弧形の凸面
部となされた右方張出部と、右方張出部の先端寄り部分
から外方に突出しかつ先端に点(A) を中心とする断面円
弧形の端面を有する係合部とによって構成されて、第2
ヒンジ構成部に、外方に向かって開口した開口部を有す
る第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部が設けられてお
り、収納ケースの扉が閉じた状態では、扉側枠部材の第
2ヒンジ構成部が、パネル側枠部材の第1ヒンジ構成部
の凹部内に嵌め込まれて、その係合部先端の断面円弧形
の端面が、第1ヒンジ構成部側の段状凸部に係り合わせ
られ、扉側枠部材が、パネル側枠部材に対してその第2
ヒンジ構成部の係合部先端の断面円弧形の端面の中心点
(A) を中心として揺動した扉の開放状態では、第2ヒン
ジ構成部の凹部内に、第1ヒンジ構成部の左方張出部先
端の段状凸部が嵌め込まれて、係合部と段状凸部とが相
互に係り合わせられるようになされている、収納ケース
における扉の取付装置を要旨としている。
【0006】
【作用】上記において、収納ケースの開口部一側のパネ
ル側枠部材に扉を取り付けるには、パネル側枠部材の第
1ヒンジ構成部と、扉側枠部材の第2ヒンジ構成部とを
単に嵌め合わせるだけで良いので、収納ケースにおける
扉の揺動取付機構が簡素化されており、従来の鋼製蝶番
の取付けが全く不要であり、扉の取付工数を削減するこ
とができて、取付け作業に手間がかゝらず、製作コスト
が安くつく。
【0007】また、第1および第2ヒンジ構成部を嵌め
合わせるだけで、両者の回転芯をそろえることができ、
取付精度を確実に出すことができる。
【0008】収納ケースの扉が閉じている状態では、扉
側枠部材の第2ヒンジ構成部が、パネル側枠部材の第1
ヒンジ構成部の凹部内に嵌め込まれて、第2ヒンジ構成
部の係合部先端の断面円弧形の端面が、第1ヒンジ構成
部の段状凸部に係り合わせられている。
【0009】そして、収納ケースの扉の開放時には、扉
側枠部材が、パネル側枠部材に対してその第2ヒンジ構
成部の係合部先端の断面円弧形の端面の中心点(A) を中
心として揺動し、扉がパネル側枠部材に対し最終的に略
135°回転して、扉が開かれる。この扉の開放状態に
おいては、第2ヒンジ構成部の凹部内に、第1ヒンジ構
成部の左方張出部先端の段状凸部が嵌め込まれて、第2
ヒンジ構成部の係合部と段状凸部とが相互に係り合わせ
られる。
【0010】また、扉の開放前あるいは開放後の状態に
おいては、いずれもパネル側枠部材の第1ヒンジ構成部
と、扉の第2ヒンジ構成部との引っ掛かり部分(係合部
分)が大きいので、結合強度が充分に大きいものであ
る。
【0011】また従来の鋼製蝶番を使用しないため、扉
の全閉時には、扉の取付部分の外面に凹凸のない円滑な
外観を得ることができて、高級感を出すことができると
ともに、扉の開閉をスムーズに行なうことができ、さら
に錆の発生がなく、扉の取付け部分の美観を向上し得
る。
【0012】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0013】この明細書において、左右は図1を基準と
し、左とは図1の左側、右とは同右側をいうものとす
る。また、内とは収納ケースの内側を、外とは同外側を
いうものとする。
【0014】図1、図2と図5において、収納ケース
(1) の開口部(2) 一側に扉(3) がヒンジ部(7) を介して
揺動自在に取り付けられている。
【0015】ヒンジ部(7) は、ケース開口部(2) 一側の
側壁パネル(10)の側枠部材(11)に設けられた第1ヒンジ
構成部(12)と、扉(3) の同側縁部の側枠部材(21)に設け
られた第2ヒンジ構成部(22)との組合わせによって構成
されている。
【0016】収納ケース(1) の扉(3) および側壁パネル
(10)は、いずれも断熱パネルよりなる芯材(6) の内外両
面にアルミニウム製の表面板(4)(5)が張り合わせられ、
その周縁部にアルミニウム押出形材製の側枠部材(11)(2
1)が取り付けられたものである。
【0017】側壁パネル(10)の側枠部材(11)は中空状
で、断熱パネルよりなる芯材(6) の端面に被せられた取
付壁部(11a) と、横断面略円弧形のコーナー壁部(11b)
と、内壁部(11c) と、内壁部(11c) より内側表面板(4)
に沿って張り出した張出壁部(11d) とによって構成され
ている。
【0018】そして、このパネル側枠部材(11)のコーナ
ー壁部(11b) と内壁部(11c) との角部に、第1ヒンジ構
成部(12)が設けられている。
【0019】また、パネル側枠部材(11)の取付壁部(11
a) の幅中央部に、パネル芯材(6) 側に突出しかつ多数
の戻止め凸条(31)を有する結合壁部(30)が設けられてい
て、この結合壁部(30)が断熱パネルよりなる芯材(6) の
端面に強制的に差し込まれることにより、結合壁部(30)
と同じ横断面形状を有する切込み(8) が形成せられて、
パネル側枠部材(11)が芯材(6) に結合されている。また
パネル側枠部材(11)のコーナー壁部(11b) と取付壁部(1
1a) との角部に、コーナー壁部(11b) を延長するように
係合突起(32)が設けられて、この係合突起(32)が外側表
面板(5) の端部外面に係り合わせられている。
【0020】パネル側枠部材(11)の第1ヒンジ構成部(1
2)は、左方にのびる左方張出部(13)と、左方張出部(13)
の内側に設けられかつ断面円弧形を有する案内部(14)と
によって構成されている。この第1ヒンジ構成部(12)
に、左方に向かって開口した開口部(18)を有する第2ヒ
ンジ構成部嵌込み用凹部(19)が設けられ、かつ左方張出
部(13)の基部寄りに嵌合凸部(15)が設けられるととも
に、左方張出部(13)の先端寄り部分の内側に段状凸部(1
6)が設けられて、段状凸部(16)の内側に断面凹弧状の案
内面(17)が形成せられている。
【0021】これに対し、扉(3) の側枠部材(21)は横断
面略L形で、断熱パネルよりなる芯材(6) の端面に被せ
られた取付壁部(21a) と、取付壁部(21a) の内側縁部よ
り内側表面板(4) に沿って張り出した内壁部(21b) とに
よって構成されている。
【0022】そして、この扉側枠部材(21)の取付壁部(2
1a) の外側縁部に第2ヒンジ構成部(22)が設けられてい
る。
【0023】また、扉側枠部材(21)の取付壁部(21a) の
幅中央部に、パネル芯材(6) 側に突出しかつ多数の戻止
め凸条(31)を有する結合壁部(30)が設けられていて、こ
の結合壁部(30)が断熱パネルよりなる芯材(6) の端面に
強制的に差し込まれることにより、結合壁部(30)と同じ
横断面形状を有する切込み(8) が形成せられて、扉側枠
部材(21)が芯材(6) に結合されている。また扉側枠部材
(21)の取付壁部(21a)の外側縁部に係合突起(32)が設け
られて、この係合突起(32)が外側表面板(5) の端部外面
に係り合わせられている。
【0024】扉側枠部材(21)の第2ヒンジ構成部(22)
は、右方にのびかつ内側面が断面円弧形の凸面部(24)と
なされた右方張出部(23)と、右方張出部(23)の先端寄り
部分から外方に突出しかつ先端に点(A) を中心とする断
面円弧形の端面(27)を有する係合部(26)とによって構成
されている。なお、この実施例では、係合部(26)の先端
部に横断面円形の径大の頭部が設けられており、この頭
部は、扉(3) が揺動するさいの軸部となされるものであ
る。
【0025】この第2ヒンジ構成部(22)には、外方に向
かって開口した開口部(28)を有しかつこの開口部(28)の
左側縁より係合部(26)の基部に至る横断面円弧形の案内
面を有する第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(29)が設
けられるとともに、係合部(26)の基部より右方張出部(2
3)の先端部(23a) に至る嵌合凹部(25)が設けられてい
る。
【0026】パネル側枠部材(11)の第1ヒンジ構成部(1
2)と扉側枠部材(21)の第2ヒンジ構成部(22)とが互いに
嵌め合わせられている。
【0027】上記において、収納ケース(1) の開口部
(2) 一側のパネル側枠部材(11)に、扉(3) を取り付ける
には、パネル側枠部材(11)の第1ヒンジ構成部(12)の凹
部(19)内に、扉側枠部材(21)の第2ヒンジ構成部(22)が
挿入されるように、パネル側枠部材(11)の一端より扉側
枠部材(21)をスライドさせながら、両ヒンジ構成部(12)
(22)を嵌め合わせれば良い。
【0028】このような扉(3) の取付けは、両ヒンジ構
成部(12)(22)を単に嵌め合わせるだけで良く、かつこれ
らのヒンジ構成部(12)(22)を有する側枠部材(11)(21)
は、いずれもアルミニウム押出形材製であるため、素人
でも作業可能であり、扉(3) の取付工数を大幅に削減す
ることができ、扉(3) の取付け作業に手間がかゝらず、
しかも取付精度を確実に出すことができる。
【0029】図1と図2は、収納ケース(1) の扉(3) が
閉じている状態を示している。このとき、扉側枠部材(2
1)のヒンジ構成部(22)が、パネル側枠部材(11)の第1ヒ
ンジ構成部(12)の凹部(19)内に嵌め込まれて、第2ヒン
ジ構成部(22)の係合部(26)先端の断面円弧形の端面(27)
が、第1ヒンジ構成部(12)の段状凸部(16)に係り合わせ
られるとともに、第2ヒンジ構成部(22)の嵌合凹部(25)
内に第1ヒンジ構成部(12)の嵌合凸部(15)が嵌め合わせ
られている。なお、この場合、第1ヒンジ構成部(12)と
第2ヒンジ構成部(22)との引掛かり部分(係合部分)が
大きいので、パネル側枠部材(11)およびひいてはパネル
側枠部材(11)に対する扉(3) の結合強度が非常に大きい
ものである。
【0030】つぎに、収納ケース(1) の扉(3) の開放時
には、図3に示すように、扉(3) をパネル側枠部材(11)
に対して揺動させると、扉側枠部材(21)は、パネル側枠
部材(11)に対してその第2ヒンジ構成部(22)の係合部(2
6)先端の断面円弧形の端面(27)の中心点(A) を中心とし
て揺動し、このとき、第2ヒンジ構成部(22)の右方張出
部(23)の断面円弧形の凸面部(24)が、パネル側枠部材(1
1)の第1ヒンジ構成部(12)の断面円弧形の案内部(14)に
沿って案内されるとともに、パネル側枠部材(11)の左方
張出部(13)の先端が、第2ヒンジ構成部(22)の右方張出
部(23)の凹部(29)の横断面円弧形の案内面に沿って案内
され、扉(3) の開閉がスムーズである。なお、図3は、
扉(3) が略90°開いた状態を示している。
【0031】さらに、扉(3) がパネル側枠部材(11)に対
して略135°回転した状態では、図4に示すように、
第2ヒンジ構成部(22)の凹部(29)内に、第1ヒンジ構成
部(12)の左方張出部(13)の先端部および段状凸部(16)が
嵌め込まれて、第2ヒンジ構成部(22)の係合部(26)と段
状凸部(16)とが互いにしっかりと係り合わせられるとと
もに、第2ヒンジ構成部(22)の右方張出部(23)の先端部
(23a) が、第1ヒンジ構成部(12)の凹部(19)内の開口部
(18)の側壁に係り合うため、パネル側枠部材(11)に対す
る扉(3) の結合強度が、やはり大きいものである。
【0032】なお、第1ヒンジ構成部(12)および第2ヒ
ンジ構成部(22)は、パネル側枠部材(11)と扉側枠部材(2
1)とに全長にわたって設けられるのが好ましいが、短い
ものを所定間隔おきに数個設ける場合もあり、この点は
限定されない。
【0033】また、第1ヒンジ構成部(12)を有するパネ
ル側枠部材(11)および第2ヒンジ構成部(22)を有する扉
側枠部材(21)は、通常アルミニウム押出形材製である
が、これに限らず、その他の金属、あるいは硬質の合成
樹脂などによりつくられていても良い。
【0034】なお、上記実施例においては、第2ヒンジ
構成部(22)の第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(29)
に、開口部(28)の左側縁より係合部(26)の基部に至る横
断面円弧形の案内面が設けられていて、扉(3) が回転す
るさい、段状凸部(16)の先端がこの案内面に案内される
ようになされているが、その他、例えば第2ヒンジ構成
部(22)の凹部(29)の開口部(28)左側縁に凸縁部(図示
略)が設けられて、扉(3)の回転前の状態においては、
段状凸部(16)の先端がこの凸縁部の先端にほゞ突き合わ
せられることもあり、このような場合には、凹部(29)内
の横断面円弧形の案内面は不要となる。従って要する
に、第2ヒンジ構成部(22)には、段状凸部(16)を含む第
1ヒンジ構成部(12)の一部を嵌め込み得る凹部(29)が設
けられておれば良い。
【0035】また、上記実施例では、第1ヒンジ構成部
(12)の左方張出部(13)の基部寄りに嵌合凸部(15)が設け
られ、これに対応して第2ヒンジ構成部(22)に嵌合凹部
(25)が設けられていて、扉(3) の回転前の状態において
は、嵌合凸部(15)が嵌合凹部(25)内に嵌め合わせられて
いるが、これらの嵌合凸部(15)および嵌合凹部(25)は、
省略することもある。
【0036】なお、図示の収納ケース(1) の扉(3) は、
いわゆる片開き式であるため、これの開口部(2) 一側の
パネル側枠部材(11)にのみ第1ヒンジ構成部(12)が設け
られ、これに扉(3) の側枠部材(21)の第2ヒンジ構成部
(22)が嵌め合わせられているが、収納ケース(1) の扉
(3) がいわゆる観音開き(両開き)式のものである場合
には、ケース開口部(2) の両側のパネル側枠部材(11)(1
1)に第1ヒンジ構成部(12)(12)が設けられて、これらの
第1ヒンジ構成部(12)(12)に、扉(3)(3)の側枠部材(21)
(21)の第2ヒンジ構成部(22)(22)がそれぞれ嵌め合わせ
られることもある。
【0037】
【発明の効果】この発明による収納ケースにおける扉の
取付装置は、上述のように、収納ケースの開口部の一側
のパネル側枠部材に第1ヒンジ構成部が設けられ、扉の
同側縁部の側枠部材に第2ヒンジ構成部が設けられ、パ
ネル側枠部材の第1ヒンジ構成部が、左方にのびる左方
張出部と、左方張出部の内側に設けられかつ断面円弧形
を有する案内部とによって構成されて、第1ヒンジ構成
部に、左方に向かって開口した開口部を有する第2ヒン
ジ構成部嵌込み用凹部が形成され、かつ左方張出部の先
端寄り部分の内側に段状凸部が設けられて、段状凸部の
内側に断面凹弧状の案内面が設けられ、扉側枠部材の第
2ヒンジ構成部が、右方にのびかつ内側面が断面円弧形
の凸面部となされた右方張出部と、右方張出部の先端寄
り部分から外方に突出しかつ先端に点(A) を中心とする
断面円弧形の端面を有する係合部とによって構成され
て、第2ヒンジ構成部に、外方に向かって開口した開口
部を有する第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部が設けら
れており、収納ケースの扉が閉じた状態では、扉側枠部
材の第2ヒンジ構成部が、パネル側枠部材の第1ヒンジ
構成部の凹部内に嵌め込まれて、その係合部先端の断面
円弧形の端面が、第1ヒンジ構成部側の段状凸部に係り
合わせられ、扉側枠部材が、パネル側枠部材に対してそ
の第2ヒンジ構成部の係合部先端の断面円弧形の端面の
中心点(A) を中心として揺動した扉の開放状態では、第
2ヒンジ構成部の凹部内に、第1ヒンジ構成部の左方張
出部先端の段状凸部が嵌め込まれて、係合部と段状凸部
とが相互に係り合わせられるようになされているもの
で、この発明によれば、収納ケースの開口部の側枠部材
に扉を取り付けるには、パネル側枠部材の第1ヒンジ構
成部と、扉側枠部材の第2ヒンジ構成部とを単に嵌め合
わせるだけで良いので、収納ケースにおける扉の揺動取
付機構が簡素化されており、従来の鋼製蝶番の取付けが
全く不要であり、扉の取付工数を削減することができ
て、取付け作業に手間がかゝらず、製作コストが安くつ
く。
【0038】また、第1および第2ヒンジ構成部を嵌め
合わせるだけで、両者の回転芯をそろえることができ、
取付精度を確実に出すことができる。
【0039】そして、扉の開放前あるいは開放後の状態
においては、いずれもパネル側枠部材の第1ヒンジ構成
部と、扉の第2ヒンジ構成部との引っ掛かり部分(係合
部分)が大きいので、結合強度が充分に大きいものであ
る。
【0040】また従来の鋼製蝶番を使用しないため、扉
の全閉時には、扉の取付部分の外面に凹凸のない円滑な
外観を得ることができて、高級感を出すことができると
ともに、扉の開閉をスムーズに行なうことができ、さら
に錆の発生がなく、扉の取付け部分の美観を向上し得る
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納ケースの扉取付部分の拡大水平断面図で、
扉が閉じた状態を示している。
【図2】同要部拡大水平断面図である。
【図3】同要部拡大水平断面図で、扉が略90°開放し
た状態を示している。
【図4】同要部拡大水平断面図で、扉が略135°開放
した状態を示している。
【図5】扉を備えた収納ケースの概略斜視図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 2 ケース開口部 3 扉 7 ヒンジ部 10 側壁パネル 11 パネル側枠部材 12 第1ヒンジ構成部 13 左方張出部 14 断面円弧形の案内部 16 段状凸部 17 断面凹弧状の案内面 18 開口部 19 第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部 21 扉側枠部材 22 第2ヒンジ構成部 23 右方張出部 23a 先端部 24 断面円弧形の凸面部 26 係合部 27 断面円弧形の端面 A 中心点 28 開口部 29 第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納ケース(1) の開口部(2) の一側のパ
    ネル側枠部材(11)に第1ヒンジ構成部(12)が設けられ、
    扉(3) の同側縁部の側枠部材(21)に第2ヒンジ構成部(2
    2)が設けられ、パネル側枠部材(11)の第1ヒンジ構成部
    (12)が、左方にのびる左方張出部(13)と、左方張出部(1
    3)の内側に設けられかつ断面円弧形を有する案内部(14)
    とによって構成されて、第1ヒンジ構成部(12)に、左方
    に向かって開口した開口部(18)を有する第2ヒンジ構成
    部嵌込み用凹部(19)が形成され、かつ左方張出部(13)の
    先端寄り部分の内側に段状凸部(16)が設けられて、段状
    凸部(16)の内側に断面凹弧状の案内面(17)が設けられ、
    扉側枠部材(21)の第2ヒンジ構成部(22)が、右方にのび
    かつ内側面が断面円弧形の凸面部(24)となされた右方張
    出部(23)と、右方張出部(23)の先端寄り部分から外方に
    突出しかつ先端に点(A) を中心とする断面円弧形の端面
    (27)を有する係合部(26)とによって構成されて、第2ヒ
    ンジ構成部(22)に、外方に向かって開口した開口部(28)
    を有する第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(29)が設け
    られており、収納ケース(1) の扉(3) が閉じた状態で
    は、扉側枠部材(21)の第2ヒンジ構成部(22)が、パネル
    側枠部材(11)の第1ヒンジ構成部(12)の凹部(19)内に嵌
    め込まれて、その係合部(26)先端の断面円弧形の端面(2
    7)が、第1ヒンジ構成部(12)側の段状凸部(16)に係り合
    わせられ、扉側枠部材(21)が、パネル側枠部材(11)に対
    してその第2ヒンジ構成部(22)の係合部(26)先端の断面
    円弧形の端面(27)の中心点(A) を中心として揺動した扉
    (3) の開放状態では、第2ヒンジ構成部(22)の凹部(29)
    内に、第1ヒンジ構成部(12)の左方張出部(13)先端の段
    状凸部(16)が嵌め込まれて、係合部(26)と段状凸部(16)
    とが相互に係り合わせられるようになされている、収納
    ケースにおける扉の取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3029924U (ja) * 1996-04-09 1996-10-18 株式会社アッド 建材断熱パネルの中仕切り壁とそのくり抜きドア
KR101021751B1 (ko) * 2010-11-23 2011-03-15 대림산업 주식회사 힌지측에서 보강철물에 의해 날개부를 형성하여 결로와 열손실을 방지하는 구조의 현관문

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06219159A (ja) * 1993-01-22 1994-08-09 Showa Alum Corp 扉等の開閉装置

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