JPH085467Y2 - 原稿圧着板開閉装置 - Google Patents

原稿圧着板開閉装置

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JPH085467Y2
JPH085467Y2 JP1989111127U JP11112789U JPH085467Y2 JP H085467 Y2 JPH085467 Y2 JP H085467Y2 JP 1989111127 U JP1989111127 U JP 1989111127U JP 11112789 U JP11112789 U JP 11112789U JP H085467 Y2 JPH085467 Y2 JP H085467Y2
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JP
Japan
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pressure plate
original
slider
elastic piece
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JP1989111127U
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JPH0349542U (ja
Inventor
亮 反町
Original Assignee
加藤電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば印刷機や複写機等に用いて好適な
原稿圧着板開閉装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の原稿圧着板開閉装置として、複写機等
の装置本体側へ取り付けられる取付部材へ原稿圧着板へ
取り付ける支持部材をヒンジピンを介して回動自在に連
結し、前記取付部材側の前記ヒンジピンより離れた位置
と、前記支持部材の自由端側との間に圧縮コイルスプリ
ングのような弾性部材を弾設したものが公知である。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来の開閉装置は、弾性部材が支持部材へ与
えるトルクと原稿圧着板の重量とがバランスする位置で
原稿圧着板を停止させることができたが、停止許容角度
範囲が安定的に停止できる範囲が小さいという問題があ
った。そのためフリクション機構を設けて停止可能な範
囲の拡大を図ったが、このフリクション機構は原稿圧着
板の開閉動作の間中常に一定して作用しているので、原
稿圧着板の重量が弾性部材のトルクより勝っている、と
くに小さな開成角度の間においては、原稿圧着板を開閉
する際に本来のもの以上の重さを感ずるという問題があ
った。さらに、ユーザー側からは、原稿圧着板の一定開
成角度において、さらに安定した停止機能が欲しいとい
う要望が寄せられていた。
この考案の目的は、上述した公知構成の原稿圧着板開
閉装置において、支持部材の所定回動範囲、即ち原稿圧
着板の所定開成角度範囲においてのみ作用するフリクシ
ョン機構を有し、かつ原稿圧着板を所定の開成角度で安
定的に停止保持できるものを提供せんとするにある。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するためにこの考案は、原稿圧着
板開閉装置を、複写機等の装置本体側へ取り付けられる
取付部材へ原稿圧着板へ取り付ける支持部材をヒンジピ
ンを介して回動自在に連結し、前記取付部材側の前記ヒ
ンジピンより離れた位置と、前記支持部材の自由端側と
の間に圧縮コイルスプリングのような弾性部材を弾設し
たものにおいて、前記取付部材側に回動支点を置くスプ
リングケースと、前記支持部材側に回動支点を置くスラ
イダーを設け、前記スプリングケースとスライダーを前
記支持部材の回動動作と共に回動しつつ互いに伸縮する
ように嵌合させると共に、前記スプリングケースとスラ
イダーの間の摺動面に、平面カムとこの平面カムに支持
部材の所定範囲の回動角度、即ち前記原稿圧着板の所定
範囲の開成角度において圧接する弾性片とから成るフリ
クション機構を設け、前記平面カムにはさらに前記弾性
片と係合する凸部又は凹部を設けたものである。
さらに、この考案は前記弾性片を板バネで構成したも
のである。
(作用) この考案は以上のように構成したので、開閉体の開閉
動作に伴う支持部材の回動動作にともなって、スプリン
グケースとスライダーが互いに伸縮動作を行い、この両
者の間の摺動面に設けた平面カムとこの平面カムに原稿
圧着板の所定範囲の開成角度において圧接する弾性片と
から成るフリクション機構によって、原稿圧着板の所定
開成角度の範囲内においてのみフリクションを創出する
ことができるものであり、また、原稿圧着板の所定開成
角度において、弾性片が平面カムに設けた凸部または凹
部と係合することにより、原稿圧着板の所定開成角度で
のクリック停止を行うことができるものである。
(実施例) 以下にこの考案の一実施態様を図面に基づいて詳細に
説明すると、例えば複写機等の装置本体A上には、基板
部1aと両側板1bを有する、断面略コの字形状を呈した取
付部材1が取り付けられており、この取付部材1の両側
板1bの一側端上方には、基板部2aと両側板2bと取付板2c
を有する、断面略逆凸形を呈した支持部材2が、その両
側板2bの一側端部を頭3a付きの第1ヒンジピン3によっ
て回動自在に連設させている。尚、この支持部材2には
想像線で示したように原稿圧着板Bが取り付けられてい
る。
取付部材1の両側板1bの第1ヒンジピン3を取り付け
た位置より離れて、第2ヒンジピン4が取り付けられて
おり、この第2ヒンジピン4には、筒状のスプリングケ
ース5がその軸受部5aを支承させている。支持部材2の
自由端側には支持ピン6が第2ヒンジピン4に対向して
取り付けられており、この支持ピン6にはバネ受部材を
兼ねるスライダー7がその軸受部7aを支承させている。
このスライダー7は背板7bと両側板7cを有する断面が略
コの字形状のもので、内部にスプリングケース5を収納
させている。このスライダー7とスプリングケース5と
の間には圧縮コイルスプリングから成る弾性部材8が弾
設されている。スプリングケース5がスライダー7の背
板7bと対向する面には、平面カム9が設けられており、
この平面カム9は台部9aとこの台部9aに設けた凹部9bと
台部9aの両端部に設けた始端凹部9cと終端凹部9dから構
成されている。この平面カム9と対向するスライダー7
の背板7bには、突起部10aを有する板バネから成る弾性
片10が取り付けられている。この弾性片10と平面カム9
とはフリクション機構11を構成している。尚、凹部9bは
これを凸部に代えても良い。
したがって原稿圧着板Bを閉じた状態においては、第
1図乃至第3図に示したように弾性部材8は最大に圧縮
された状態にあるが、原稿圧着板Bの重量が勝るため、
支持部材2は閉じられ取付部材1の基板部1aに対し略平
行状態にある。同時にとくに第3図に示したように、フ
リクション機構11の弾性片10の突起部10aは、平面カム
9の始端凹部9c内にあってフリクション機構は機能して
いない状態である。
このフリクション機構11の非機能状態は、図示してい
ないが支持部材2が150°に開かれるまで継続し、原稿
圧着板Bはこのフリクション機構11の影響を受けること
なくこの開閉角度範囲において開閉される。
原稿圧着板Bをさらに開くと支持部材2は時計方向に
回動する結果、スライダー7が上側へ摺動して弾性片10
の突起部10aと平面カム9の台部9aとが圧接することに
なるので、フリクション機構11が機能し、原稿圧着板B
は任意の開成角度で停止することができるようになる。
原稿圧着板Bをさらに開くと支持部材2はさらに時計方
向へ回動し、第4図に示したように約60°の開成角度に
おいて弾性片10の突起部10aは平面カム9の凹部9b内へ
嵌入するので、この開成角度において原稿圧着板Bはク
リック停止し、外部からの振動に対しても揺れることな
く安定的に停止保持されるものである。
原稿圧着板Bをさらに開くと、支持部材2はさらに時
計方向へ回動するので弾性片10の突起部10aは平面カム
9の凹部9b内を脱し、再び台部9aに圧接しつつ最終の90
°の開成角度において、第5図に示したように終端凹部
9d内に落ち込むことになるものである。
(効果) この考案は以上のように構成したので、原稿圧着板の
重量が弾性部材のトルクより勝っている0°〜15°位ま
での開成角度においては、弾性片が平面カムに圧接して
いず、フリクション機構が動作しないので、原稿圧着板
をより軽く開くことができる。中間の開成角度において
は弾性片が平面カムに圧接してフリクション機構が動作
するので、原稿圧着板を任意の開成角度で安定的に停止
保持することができる。さらに大きな開成角度において
は弾性片が平面カムに圧接しなくなり、再びフリクショ
ン機構は動作せず、原稿圧着板を自動的に開くことがで
きるものである。
また、フリクション機構の弾性片と圧接する平面カム
に凸部や凹部を設けると、この凸部や凹部と弾性片が係
合する位置で原稿圧着板をさらに安定停止保持させるこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】 図面はこの考案の実施例を示し、第1図はその側面図、
第2図は第1図の中央側断面図、第3図はフリクション
機構の部分を表す側断面図、第4図はその使用状態を説
明するための側断面図、第5図もその使用状態を説明す
るための側断面図、第6図はスライダーの斜視図、第7
図はスプリングケースの斜視図、第8図はスライダーの
平面図である。 A……装置本体 B……原稿圧着板 1……取付部材 2……支持部材 3……第1ヒンジピン 4……第2ヒンジピン 5……スプリングケース 6……支持ピン 7……スライダー 8……弾性部材 9……平面カム 9a……台部 9b……凹部 9c……始端凹部 9d……終端凹部 10……板バネ 10a……突起部 11……フリクション機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機等の装置本体側へ取り付けられる取
    付部材へ原稿圧着板に取り付ける支持部材をヒンジピン
    を介して回動自在に連結し、前記取付部材側の前記ヒン
    ジピンより離れた位置と、前記支持部材の自由端側との
    間に圧縮コイルスプリングのような弾性部材を弾設した
    ものにおいて、前記取付部材側に回動支点を置くスプリ
    ングケースと、前記支持部材側に回動支点を置くスライ
    ダーを設け、前記スプリングケースとスライダーを前記
    支持部材の回動動作と共に回動しつつ互いに伸縮するよ
    うに嵌合させると共に、前記スプリングケースとスライ
    ダーの間の摺動面に、平面カムとこの平面カムに前記原
    稿圧着板の所定範囲の開成角度においてに圧接する弾性
    片とから成るフリクション機構を設け、前平面カムには
    さらに前記弾性片と係合する凸部または凹部を設けたこ
    とを特徴とする、原稿圧着板開閉装置。
  2. 【請求項2】前記弾性片が板バネであることを特徴とす
    る、実用新案登録請求の範囲第1項記載の原稿圧着板開
    閉装置。
JP1989111127U 1989-09-22 1989-09-22 原稿圧着板開閉装置 Expired - Lifetime JPH085467Y2 (ja)

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JPH0349542U JPH0349542U (ja) 1991-05-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5160959B2 (ja) * 2007-08-21 2013-03-13 加藤電機株式会社 原稿圧着板開閉装置並びに原稿圧着板を備えた事務機器
JP5995043B2 (ja) * 2011-12-27 2016-09-21 株式会社ナチュラレーザ・ワン 原稿圧着板開閉保持装置並びにこれを備えた事務機器
JP5992183B2 (ja) * 2012-03-07 2016-09-14 下西技研工業株式会社 ダンパー

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JPS6341152U (ja) * 1986-09-03 1988-03-17
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