JPH0853302A - 鑑賞用水草育成剤 - Google Patents

鑑賞用水草育成剤

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Publication number
JPH0853302A
JPH0853302A JP18839694A JP18839694A JPH0853302A JP H0853302 A JPH0853302 A JP H0853302A JP 18839694 A JP18839694 A JP 18839694A JP 18839694 A JP18839694 A JP 18839694A JP H0853302 A JPH0853302 A JP H0853302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ornamental
aquatic plant
growing agent
agent
plant growing
Prior art date
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Pending
Application number
JP18839694A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Murasawa
浩一郎 村澤
Jun Kawamoto
順 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水草の成長効果の速効性に優れた鑑賞用水草
育成剤を提供することを目的とする。 【構成】 オーキシン,サイトカイニン,ジベレリン,
ジフェニル尿素のうち少なくとも1種類以上からなる植
物ホルモンを無機系担体に担持させた鑑賞用水草育成
剤。 【効果】 水草の成長促進効果をもたらし速効性に富む
という効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に水槽内で育成する
鑑賞用水草育成剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来これらの鑑賞用水草育成剤は、水草
の栄養源である窒素、リン、カリウム、マグネシウム等
の化合物を水溶液化もしくは造粒し、一定量を水槽内に
投入するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら従
来の鑑賞用水草育成剤は、水草の栄養源にはなるもの
の、育成効果の速効性という点では不十分であった。
【0004】本発明はこれら従来の課題を解決するもの
であり、水草の育成効果の速効性に優れた鑑賞用水草育
成剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】これら従来の課題を解決
するための手段としてオーキシン、サイトカイニン、ジ
ベレリン、ジフェニル尿素のうち少なくとも1種類以上
からなる植物ホルモンを無機系担体に担持させたもので
ある。
【0006】
【作用】本発明を構成するオーキシンに属する植物ホル
モンとしては、インドール酢酸、インドール酪酸、2,
4−ジクロロフェノキシ酢酸、2,6−ジクロロ安息香
酸等があげられ、サイトカイニンに属する植物ホルモン
としては、カイネチン、ゼアチン、4−ベンジルアミノ
ベンズイミダゾール、6−ベンジルアミノ−9−メチル
プリン、ベンジルアミノプリン、ベンゾイルアミノプリ
ン、6−(2−テニル)アミノプリン、6−(2−ナフ
チル)アミノプリン等があげられ、ジベレリンに属する
植物ホルモンとしては、ent−ジベレラン構造を有す
るジベリン酸属およびその塩があげられ、これら植物ホ
ルモンは、水草の細胞分裂、光合成促進をうながし、無
機系担体に担持させることにより水中における植物ホル
モンの溶出を制御し、除放性を有するため、水草の細胞
分解、光合成促進は成長促進、発根促進等の育成効果と
して現れ、しかもその育成効果は従来の鑑賞用水草育成
剤に比し著しく大きい。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。な
お、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0008】(実施例1)インドール酢酸1.7%エタ
ノール溶液中に活性アルミナ多孔質体(細孔容積0.4
3cm3/g)を1時間浸した後、60℃において6時間
乾燥させ本実施例に用いる鑑賞用水草育成剤を得た。
【0009】本鑑賞用水草育成剤のインドール酢酸/ア
ルミナ担持体10gを水量35lの水槽に入れ、同時に
水草としてアナカリス、アマゾンソード、ハイグロフィ
ラ各10本を植え込み1ヵ月間放置した時の成長率を比
較例1(従来の鑑賞用水草育成剤を使用)とともに測定
した結果を(表1)に示す。
【0010】
【表1】
【0011】(表1)において水草の茎成長率,根成長
率はそれぞれ初期の茎,根の長さを100とした場合の
1ヵ月後の長さの増分の比率を表わす。
【0012】(表1)から明らかなように、本実施例の
鑑賞用水草育成剤は、比較例1に比し著しい成長促進効
果を示し、特に根の成長に効果的である。
【0013】(実施例2)ベンジルアデニン0.3%エ
タノール溶液中に活性アルミナ多孔質体(細孔容積0.
43cm3/g)を1時間浸した後、60℃において6時
間乾燥させ本実施例に用いる鑑賞用水草育成剤を得た。
本鑑賞用水草育成剤のベンジルアデニン/アルミナ担持
体3.3gを水量35lの水槽に入れ、同時に水草とし
てアナカリス、アマゾンソード、ハイグロフィラ各10
本を植え込み1ヵ月間放置した時の成長率を比較例2
(従来の鑑賞用水草育成剤を使用)とともに測定した結
果を(表2)に示す。
【0014】
【表2】
【0015】(表2)において水草の茎成長率,根成長
率はそれぞれ初期の茎,根の長さを100とした場合の
1ヵ月後の長さの増分の比率を表わす。
【0016】(表2)から明らかなように、本実施例の
鑑賞用水草育成剤は、比較例2に比し著しい成長促進効
果を示し、特に茎の成長及び側芽の発芽に効果的であ
る。
【0017】(実施例3)シベレリン酸0.4%エタノ
ール溶液中に活性アルミナ多孔質体(細孔容積0.43
cm3/g)を1時間浸した後、60℃において6時間乾
燥させ本実施例に用いる鑑賞用水草育成剤を得た。本鑑
賞用水草育成剤のジベレリン酸/アルミナ担持体2.3
gを水量35lの水槽に入れ、同時に水草としてアナカ
リス、アマゾンソード、ハイグロフィラ各10本を植え
込み1ヵ月間放置した時の成長率を比較例3(従来の鑑
賞用水草育成剤を使用)とともに測定した結果を(表
3)に示す。
【0018】
【表3】
【0019】(表3)において水草の茎成長率,根成長
率はそれぞれ初期の茎,根の長さを100とした場合の
1ヵ月後の長さの増分の比率を表わす。
【0020】(表3)から明らかなように、本実施例の
鑑賞用水草育成剤は、比較例3に比し著しい成長促進効
果を示し、特に茎の成長及び側芽の発芽に効果的であ
る。
【0021】(実施例4)ジフェニル尿素7.5%エタ
ノール溶液中に活性アルミナ多孔質体(細孔容積0.4
3cm3/g)を1時間浸した後、60℃において6時間
乾燥させ本実施例に用いる鑑賞用水草育成剤を得た。
【0022】本鑑賞用水草育成剤のジフェニル尿素/ア
ルミナ担持体2.5gを水量35lの水槽に入れ、同時
に水草としてアナカリス、アマゾンソード、ハイグロフ
ィラ各10本を植え込み1ヵ月間放置した時の成長率を
比較例4(従来の鑑賞用水草育成剤を使用)とともに測
定した結果を(表4)に示す。
【0023】
【表4】
【0024】(表4)から明らかなように、本実施例の
鑑賞用水草育成剤は、比較例4に比し著しい成長促進効
果を示し、特に茎,根の成長のバランスの良さが特徴的
である。
【0025】(実施例5)ベンジルアデニン0.3%、
インドール酢酸1.7%エタノール溶液中に活性アルミ
ナ多孔質体(細孔容積0.43cm3/g)を1時間浸し
た後、60℃において6時間乾燥させ本実施例に用いる
鑑賞用水草育成剤を得た。
【0026】本鑑賞用水草育成剤のベンジルアデニン/
インドール酢酸/アルミナ担持体1.8gを水量35l
の水槽に入れ、同時に水草としてアナカリス、アマゾン
ソード、ハイグロフィラ各10本を植え込み1ヵ月間放
置した時の成長率を測定し比較例5(従来の鑑賞用水草
育成剤を使用)とともに(表5)に示す。
【0027】
【表5】
【0028】(表5)から明らかなように、本実施例の
鑑賞用水草育成剤は、比較例5に比し著しい成長促進効
果を示し、茎,根の成長及び側芽の発芽に効果的であ
る。
【0029】なお、本発明の実施例に用いた無機系担体
は活性アルミナ多孔質体を用いたが無機系担体はこれに
限定するものではなく、例えば活性炭、シリカゲル、ゼ
オライト等の多孔質体、炭酸カルシウム、燐酸カルシウ
ム等の粉末状無機物と本発明で用いる植物ホルモンとの
混合物の造粒体等の選択も可能なことは、本発明におけ
る無機系担体の役割が植物ホルモンの除放性を生み出す
役割であることを考えれば容易に理解される。
【0030】また本発明の実施例に示した鑑賞用水草育
成剤には、有効成分として植物ホルモンのみを添加した
例を示したが、従来技術である窒素、リン、カリウム、
マグネシウム等の植物成長に必須な化合物の添加は本発
明の主目的を損なわない範囲で任意になし得ることは言
うまでもない。
【0031】また本発明の実施例に示した鑑賞用水草育
成剤に用いる植物ホルモンの添加濃度はこれに限定する
ものでなく、成長速度、水草の量及び種類に応じて任意
に成し得ることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、水草の著
しい成長促進効果をもたらし、かつ速効性に富むという
優れた効果を奏するものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーキシン、サイトカイニン、ジベレリ
    ン、ジフェニル尿素のうち少なくとも1種類以上からな
    る植物ホルモンを無機系担体に担持させた鑑賞用水草育
    成剤。
  2. 【請求項2】 インドール酢酸をアルミナ多孔質体に担
    持させた請求項1記載の鑑賞用水草育成剤。
  3. 【請求項3】 ベンジルアデニンをアルミナ多孔質体に
    担持させた請求項1記載の鑑賞用水草育成剤。
  4. 【請求項4】 ジベレリン酸をアルミナ多孔質体に担持
    させた請求項1記載の鑑賞用水草育成剤。
  5. 【請求項5】 ジフェニル尿素をアルミナ多孔質体に担
    持させた請求項1記載の鑑賞用水草育成剤。
  6. 【請求項6】 ベンジルアデニン、インドール酢酸をア
    ルミナ多孔質体に担持させた請求項1記載の鑑賞用水草
    育成剤。
JP18839694A 1994-08-10 1994-08-10 鑑賞用水草育成剤 Pending JPH0853302A (ja)

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JP18839694A JPH0853302A (ja) 1994-08-10 1994-08-10 鑑賞用水草育成剤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100812114B1 (ko) * 2007-03-09 2008-03-12 윤채혁 식물성 담체를 함유하는 지베렐린 도포제 및 그의 제조방법
JP2008543714A (ja) * 2005-06-17 2008-12-04 プラント・インパクト・ピーエルシー 農業用組成物
JP2019137678A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 国立大学法人東北大学 植物のカリウムイオン輸送体の機能制御剤及び植物の育成方法

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