JPH0852423A - 建築用材料 - Google Patents

建築用材料

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JPH0852423A
JPH0852423A JP19081594A JP19081594A JPH0852423A JP H0852423 A JPH0852423 A JP H0852423A JP 19081594 A JP19081594 A JP 19081594A JP 19081594 A JP19081594 A JP 19081594A JP H0852423 A JPH0852423 A JP H0852423A
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昌宏 吹擧
Kazuyuki Hirano
和志 平野
Kazuo Seto
和夫 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温の焼き付けでコーティングをおこなうこ
とができ、しかもメタリック調の外観に優れると共に耐
候性や耐腐食性に優れた建築用材料を提供する 【構成】 金属系素材をベースとし、下塗り、中塗り、
上塗りを施して形成される建築用材料に関する。中塗り
のコーティング剤として、一般式 (R1 m Si(O
2 4-m(式中、R1 は各々メチル基、エチル基又は
フェニル基を表し、R2 は各々炭素数1〜8のアルキル
基を表す。mは0,1又は2である。)で表されるケイ
素化合物及び/又はその部分加水分解物を主成分とする
ケイ素アルコキシド系コーティング剤に、顔料及び、顔
料との合計量に対して5〜90重量%の量のパール顔料
を配合したものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機コーティング剤で
メタリック調塗装をした、金属建築用材料に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】鉄やアルミニウム、ステンレス等の金属
系素材で壁材等の建築用材料を作成する場合、金属系素
材は耐腐食性や耐傷性に欠点があるために、金属系素材
の表面保護の目的で塗装することが行なわれてきた。こ
のように金属系素材の表面に塗装して建築用材料を作成
するにあたって、塗料としては有機系塗料を用いるのが
一般的であり、有機系塗料にパール顔料を配合すること
によってメタリック調塗装がおこなわれている。
【0003】しかし、有機系塗料では耐候性や耐腐食性
の面で十分な性能が得られないために、アルカリ金属ケ
イ酸塩を主成分とした無機のコーティング剤を用いて塗
装することも行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルカ
リ金属ケイ酸塩を主成分とした無機のコーティング剤
は、焼き付け温度が200℃以上の高温を必要とし、ま
た長期的実用試験で白華現象をおこし、十分な耐候性や
耐腐食性を得ることができないものであった。本発明は
上記の点に鑑みてなされたものであり、低温の焼き付け
でコーティングをおこなうことができ、しかもメタリッ
ク調の外観に優れると共に、耐候性や耐腐食性に優れた
建築用材料を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属系素材を
ベースとし、下塗り、中塗り、上塗りを施して形成され
る建築用材料において、中塗りのコーティング剤とし
て、 一般式 (R1 m Si(OR2 4-m …(I) (式中、R1 は各々メチル基、エチル基又はフェニル基
を表し、R2 は各々炭素数1〜8のアルキル基を表す。
mは0,1又は2である。)で表されるケイ素化合物及
び/又はその部分加水分解物を主成分とするケイ素アル
コキシド系コーティング剤に、顔料及び、顔料との合計
量に対して5〜90重量%の量のパール顔料を配合した
ものを用いることを特徴とするものである。
【0006】また本発明は、金属系素材をベースとし、
下塗り、中塗り、上塗りを施して形成される建築用材料
において、中塗りのコーティング剤として、 (a)一般式 (R3 n SiX4-n …(II) (式中、R3 は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8
の1価の炭化水素基を表し、Xは加水分解性基を表す。
nは0〜3の整数である。)で表される加水分解性オル
ガノシランを、有機溶媒及び/又は水に分散されたコロ
イド状シリカ中で部分加水分解してなる、オルガノシラ
ンのシリカ分散オリゴマー溶液と、 (b)平均組成式 R4 d Si(OH)e (4-d-e)/2 …(III) (式中、R4 は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8
の1価の炭化水素基を表し、dおよびeはそれぞれ0.
2≦d≦2.0、0.0001≦e≦3、d+e<4の
関係を満たす数である。)で表される、分子中にシラノ
ール基を含有するポリオルガノシロキサンと、 (c)硬化触媒の、(a),(b),(c)の3成分を
必須成分として含有するケイ素アルコキシド系コーティ
ング剤に、顔料及び、顔料との合計量に対して5〜90
重量%の量のパール顔料を配合したものを用いることを
特徴とするものである。
【0007】さらに本発明は、金属系素材をベースと
し、下塗り、中塗り、上塗りを施して形成される建築用
材料において、中塗のコーティング剤として、 一般式 (R1 m Si(OR2 4-m …(I) (式中、R1 は各々メチル基、エチル基又はフェニル基
を表し、R2 は各々炭素数1〜8のアルキル基を表す。
mは0,1又は2である。)で表されるケイ素化合物及
び/又はその部分加水分解物を主成分とするケイ素アル
コキシド系コーティング剤を用い、上塗りのコーティン
グ剤として固形分の1〜50重量%のパール顔料を配合
したものを用いることを特徴とするものである。
【0008】さらに本発明は、金属系素材をベースと
し、下塗り、中塗り、上塗りを施して形成される建築用
材料において、中塗りのコーティング剤として、 (a)一般式 (R3 n SiX4-n …(II) (式中、R3 は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8
の1価の炭化水素基を表し、Xは加水分解性基を表す。
nは0〜3の整数である。)で表される加水分解性オル
ガノシランを、有機溶媒及び/又は水に分散されたコロ
イド状シリカ中で部分加水分解してなる、オルガノシラ
ンのシリカ分散オリゴマー溶液と、 (b)平均組成式 R4 d Si(OH)e (4-d-e)/2 …(III) (式中、R4 は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8
の1価の炭化水素基を表し、dおよびeはそれぞれ0.
2≦d≦2.0、0.0001≦e≦3、d+e<4の
関係を満たす数である。)で表される、分子中にシラノ
ール基を含有するポリオルガノシロキサンと、 (c)硬化触媒の、(a),(b),(c)の3成分を
必須成分として含有するケイ素アルコキシド系コーティ
ング剤を用い、上塗りのコーティング剤として固形分の
1〜50重量%のパール顔料を配合したものを用いるこ
とを特徴とするものである。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいては、請求項1及び請求項3の発明で用いるケイ素
アルコキシド系コーティング剤(以下(A)とする)
と、請求項2及び請求項4の発明で用いるケイ素アルコ
キシド系コーティング剤(以下(B)とする)の二種類
の無機コーティング剤を使用するものであり、まずケイ
素アルコキシド系コーティング剤(A)について説明す
る。
【0010】ケイ素アルコキシド系コーティング剤
(A)は、 一般式 (R1 m Si(OR2 4-m …(I) (式中、R1 は各々メチル基、エチル基又はフェニル基
を表し、R2 は各々炭素数1〜8のアルキル基を表す。
mは0,1又は2である。)で表されるケイ素化合物と
その部分加水分解物のうち少なくとも一方を主成分すす
るものであり、次の(i)、(ii)、(iii)の化合物を
主成分とする混合物を適当な溶剤で希釈し、硬化剤及び
触媒を必要量添加して加水分解及び縮重合させて得るこ
とができ、重量平均分子量MWがポリスチレン換算で5
00〜3000で、且つ分子量分布MW/MN(MNは
数平均分子量)が1.1〜3.0であるものが望まし
い。より好ましくはMW=600〜3000で且つMW
/MN=1.2〜1.8である。重量平均分子量及び分
子量分布がこの範囲より小さいときには、縮重合の際の
硬化収縮が大きくなり、焼き付け後に塗膜にクラックが
発生し易くなる傾向がある。また重量平均分子量及び分
子量分布がこの範囲より大きいときには、反応が遅過ぎ
て硬化し難いか、硬化しても柔らかい塗膜になったり、
塗膜のレベリング性が非常に悪いものになったりする傾
向がある。 (i):一般式(I)においてm=0で示されるケイ素
化合物及びコロイド状シリカ20〜200重量部 (ii):一般式(I)においてm=1で示されるケイ素
化合物100重量部 (iii):一般式(I)においてm=2で示されるケイ素
化合物0〜80重量部 これらのケイ素化合物としては後述の(II)式における
アルコキシシラン類を用いることができる。また成分
(i)のコロイド状シリカは微粒子シリカ成分を水、メ
タノール等の有機溶剤またはこれらの混合溶剤中に分散
して使用するが、それらがコロイド状である限り、その
粒径や溶剤種等は特に制限されるものではない。尚、成
分(i)のコロイド状シリカの配合量は分散媒も含む重
量部である。
【0011】ケイ素アルコキシド系コーティング剤
(A)に必要に応じて用いられる前記の硬化剤として
は、特に限定されるものではないが、例えば、塩酸、リ
ン酸、硫酸等の無機酸や、蟻酸、酢酸、クロロ酢酸等の
有機酸の希薄溶液等の酸性触媒、あるいは後述する塩基
性触媒を単独で又は2種以上を併用して使用することが
できる。また前記成分(i)としてコロイド状シリカを
用いる場合は、コロイド状シリカが酸性を示すのでこれ
が触媒となり、酸性触媒として何も入れなくともよい。
【0012】ケイ素アルコキシド系コーティング剤
(A)に必要に応じて用いられる前記の触媒としては塩
基性触媒が使用される。この塩基性触媒としては、特に
限定されるものではないが、例えばトリエタノールアミ
ン等のアミン類;γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン等のアミノシラン類;無機酸(例
えば塩酸、硝酸、リン酸等)又は有機酸(例えば蟻酸、
酢酸、プロピオン酸等)のアンモニア、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、n−ブチルアミン等の塩、ある
いは無機酸又は有機酸の塩と第4級アンモニウム塩との
複分解塩等を例示することができる。これらの種類や添
加量については何等限定されない。
【0013】ケイ素アルコキシド系コーティング剤
(A)には前記の成分の他に、必要に応じて、コロイド
状シリカ以外の充填剤(例えばアルミナゾル、ヒューム
ドシリカ等の無機充填剤)、着色剤、希釈溶剤、増粘
剤、界面活性剤、紫外線吸収剤等の種々の添加剤を1種
以上配合することができる。この希釈溶剤としては例え
ばメタノール、エタノール、イソプロパノール(IP
A)等のアルコール類;エチレングリコール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセ
ロソルブ類を挙げることができ、これらを1種あるいは
2種以上を併せて使用することができる。
【0014】ケイ素アルコキシド系コーティング剤
(A)は、そのpH値を3.8〜6.0に調整すること
によって前記の分子量の範囲内で安定して使用すること
ができる。pH値がこの範囲外にあると、ケイ素アルコ
キシド系コーティング剤(A)は安定性が悪くなり、コ
ーティング剤を調製した後の使用できる期間が限られる
ことがある。ここで、pH値調整方法は特に制限されな
いが、例えばケイ素アルコキシド系コーティング剤
(A)の原料混合時にpH値が3.8未満となった場合
は、アンモニア等の塩基性試薬を用いて前記所定範囲内
のpH値に調整すればよく、pH値が6.0を超えた場
合は、塩酸等の酸性試薬を用いて前記所定範囲内に調整
すればよい。またpH値によっては、分子量が小さいま
ま逆に反応が進まず、前記の分子量範囲に到達させるの
に時間がかかる場合は、ケイ素アルコキシド系コーティ
ング剤(A)を加熱して反応を促進させるようにしても
よく、酸性試薬でpH値を下げて反応を進めた後、塩基
性試薬で所定のpH値に戻すようにしてもよい。
【0015】上記のようにpH値を調整した場合、また
は調整しない場合でも、使用に至るまでの間、または少
なくとも使用時に、ケイ素アルコキシド系コーティング
剤(A)に塩基性触媒を添加すれば縮合反応を促進し、
塗膜中の架橋点を増やすことができるので、安定して耐
クラック性の良い塗膜を得ることができるものである。
また、架橋反応を促進することによって、硬化時間を短
縮し、あるいは硬化温度を下げることができるために、
経済的である。
【0016】次に、ケイ素アルコキシド系コーティング
剤(B)について説明する。ケイ素アルコキシド系コー
ティング剤(B)は、 (a)一般式 (R3 n SiX4-n …(II) (式中、R3 は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8
の1価の炭化水素基を表し、Xは加水分解性基を表す。
nは0〜3の整数である。)で表される加水分解性オル
ガノシランを、有機溶媒と水のうち少なくとも一方に分
散されたコロイド状シリカ中で、X1モルに対し0.0
01〜0.5モルを使用する条件下で部分加水分解して
得られるオルガノシランのシリカ分散オリゴマー溶液
と、 (b)平均組成式 R4 d Si(OH)e (4-d-e)/2 …(III) (式中、R4 は各々同一又は異種の置換もしくは非置換
の炭素数1〜8の1価の炭化水素基を表し、dおよびe
はそれぞれ0.2≦d≦2.0、0.0001≦e≦
3、d+e<4の関係を満たす数である。)で表され
る、分子中にシラノール基を含有するポリオルガノシロ
キサンと、 (c)触媒の(a),(b),(c)の3成分を必須成
分として含有するものであり、(a)成分においてシリ
カを固形分として5〜95重量%含有し、かつ加水分解
性オルガノシランの少なくとも50モル%がn=1のオ
ルガノシランであり、(a)成分1〜99重量部に対し
て(b)を99〜1重量部(両者の合計量を100重量
部とする)配合するのが好ましい。
【0017】ケイ素アルコキシド系コーティング剤
(B)に用いられる(a)成分のシリカ分散オリゴマー
は、被膜形成に際して硬化反応に預かる官能性基として
の加水分解性基Xを有するベースポリマーの主成分であ
る。これは、有機溶媒あるいは水、もしくはこれらの混
合溶媒に分散したコロイド状シリカに、前記一般式(I
I)式で表される加水分解性オルガノシランの1種又は
2種以上を加え、コロイド状シリカ中の水あるいは別途
添加された水により加水分解性オルガノシランを部分加
水分解することで得られる。
【0018】前記一般式(II)で表される加水分解性オ
ルガノシラン中のR3 としては、炭素数1〜8の置換又
は非置換の1価の炭化水素基、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基などのアルキル基;シクロペン
チル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;2
−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基などのア
ラルキル基;フェニル基、トリル基などのアリール基;
ビニル基、アリル基などのアルケニル基;クロロメチル
基、γ−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロ
プロピル基などのハロゲン置換炭化水素基;γ−メタク
リロキシプロピル基、γ−グリシドキシプロピル基、
3,4−エポキシシクロヘキシルエチル基、γ−メルカ
プトプロピル基などの置換炭化水素基等を挙げることが
できる。これらの中でも合成の容易さ、あるいは入手の
容易さから炭素数1〜4のアルキル基及び、フェニル基
が好ましい。
【0019】前記一般式(II)中の加水分解性基Xとし
ては、アルコキシ基、アセトキシ基、オキシム基、エノ
キシ基、アミノ基、アミノキシ基、アミド基などが挙げ
られる。これらの中でも入手の容易さ及びシリカ分散オ
リゴマー溶液(a)を調製し易いことからアルコキシ基
が好ましい。このような加水分解性オルガノシランとし
ては、上記一般式(II)中のnが0〜3の整数である、
モノ−、ジ−、トリ−、テトラ−の各官能性のアルコキ
シシラン類、アセトキシシラン類、オキシムシラン類、
エノキシシラン類、アミノシラン類、アミノキシシラン
類、アミドシラン類などが挙げられる。これらの中でも
入手の容易さ及びシリカ分散オリゴマー溶液(a)を調
製し易いことからアルコキシシラン類が好ましい。アル
コキシシラン類としては前述のケイ素アルコキシド系コ
ーティング剤(B)に用いられるケイ素化合物と同様の
ものを使用することができる。
【0020】特に、n=0のテトラアルコキシシランと
しては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン
などを例示することができ、n=1のオルガノトリアル
コキシシランとしては、メチルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシ
ラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリメ
トキシシランなどを例示することができる。またn=2
のジオルガノジアルコキシシランとしては、ジメチルジ
メトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジフェニ
ルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、メ
チルフェニルジメトキシシランなどを例示することがで
きる。さらにn=3のトリオルガノアルコキシシランと
しては、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキ
シシラン、トリメチルイソプロポキシシラン、ジメチル
イソブチルメトキシシランなどを例示することができ
る。また一般にシランカップリング剤とよばれるオルガ
ノシラン化合物もアルコキシシラン類として用いること
ができる。
【0021】これらの一般式(II)の加水分解性オルガ
ノシランのうち、50モル%以上がn=1で表される3
官能性のものであることが好ましい。より好ましくは6
0モル%以上であり、最も好ましくは70モル%以上で
ある。n=1の3官能性のものが50モル%未満では、
十分な塗膜硬度を得ることが難しいと共に、乾燥硬化性
が劣り易くなるものである。
【0022】(a)成分で使用するコロイド状シリカと
しては、水分散性あるいはアルコールなどの非水系の有
機溶媒分散性コロイダルシリカを使用することができ、
前述のケイ素アルコキシド系コーティング剤(A)に用
いられるコロイド状シリカと同様のものを使用すること
ができる。一般にこのようなコロイド状シリカは固形分
としてのシリカを20〜50重量%含有しており、この
値からシリカ配合量を決定できる。
【0023】水分散性コロイダルシリカを使用する場
合、固形分以外の成分として存在する水は(a)成分の
加水分解に用いることができる。水分散性コロイダルシ
リカは通常水ガラスから作られるが、このようなコロイ
ダルシリカは市販品を容易に入手することができる。ま
た有機溶媒分散性のコロイダルシリカは、前記水分散性
コロイダルシリカの水を有機溶媒と置換することで容易
に調製することができる。このような有機溶媒分散性コ
ロイダルシリカも水分散性コロイダルシリカと同様に市
販品を容易に入手することができる。コロイダルシリカ
を分散する有機溶媒の種類は、例えば、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブ
タノールなどの低級脂肪族アルコール類;エチレングリ
コール、エチレングリコールモノブチルエーテル、酢酸
エチレングリコールモノエチルエーテルなどのエチレン
グリコール誘導体;ジエチレングリコール、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテルなどのジエチレングリコ
ール誘導体、ジアセトンアルコール等を挙げることがで
きる。これらからなる群より選ばれた1種もしくは2種
以上のものを使用することができるが、これらの親水性
有機溶剤と併用してトルエン、キシレン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、メチルエチルケトオキシムなども用いることがで
きる。
【0024】(a)成分中のコロイド状シリカは、ケイ
素アルコキシド系コーティング剤(B)の硬化被膜の硬
度を高くするために必須のものである。(a)成分中に
おいてコロイド状シリカは、シリカ固形分として5〜9
5重量%の範囲で含有されるのが好ましい。より好まし
くは10〜90重量%、最も好ましくは20〜85重量
%の範囲である。含有量が5重量%未満であると所望の
被膜硬度が得られず、また95重量%を超えるとシリカ
の均一分散が困難となり、(a)成分にゲル化等の不都
合を招来するおそれがある。
【0025】(a)成分のオルガノシランのシリカ分散
オリゴマーは、通常、一般式(II)の加水分解性オルガ
ノシランを水分散性コロイダルシリカまたは有機溶媒分
散性コロイダルシリカの少なくとも一方の中で部分加水
分解して得ることができる。加水分解性オルガノシラン
に対する水の使用量は、加水分解性基X1モルに対して
水0.001〜0.5モルが好ましい。水の使用量が
0.001モル未満であると充分な部分加水分解物を得
ることができず、また水の使用量が0.5モルを超える
と部分加水分解物の安定性が悪くなるおそれがある。部
分加水分解する方法は特に限定されないものであり、加
水分解性オルガノシランとコロイダルシリカとを混合し
て必要量の水を添加配合すればよく、このとき部分加水
分解反応は常温で進行するが、部分加水分解反応を促進
させるために60〜100℃に加温するようにしてもよ
い。さらに部分加水分解反応を促進させる目的で、塩
酸、酢酸、ハロゲン化シラン、クロロ酢酸、クエン酸、
安息香酸、ジメチルマロン酸、蟻酸、プロピオン酸、グ
ルタル酸、グリコール酸、マレイン酸、マロン酸、トル
エンスルホン酸、シュウ酸などの無機酸や有機酸を触媒
として用いてもよい。(a)成分のオルガノシランのシ
リカ分散オリゴマーは、長期的に安定した性能を得るた
めに、液のpH値を2.0〜7.0の範囲に、より好ま
しくはpH2.5〜6.5の範囲、さらにより好ましく
はpH3.0〜6.0の範囲に調整するのがよい。pH
値がこの範囲外であると、特に水の使用量がX1モルに
対し0.3モル以上のときに(a)成分の長期的な性能
低下が著しくなることがある。(a)成分のpH値がこ
の範囲外にあれば、この範囲より酸性側のときにはアン
モニア、エチレンジアミン等の塩基性試薬を添加してp
H値を調整すればよく、この範囲より塩基性側のときに
は塩酸、硝酸、酢酸等の酸性試薬を用いてpH値を調整
すればよい。この調整の方法は特に限定されるものでは
ない。
【0026】ケイ素アルコキシド系コーティング剤
(B)で用いる(b)成分のシラノール基含有ポリオル
ガノシロキサンは、平均組成式が上記(III)式で表され
るものであり、(III)式中のR4 としては、上記(II)
式中のR3 と同じものを例示することができるが、R4
中には5〜50重量%のフェニル基を含むことが好まし
い。5重量%未満では塗膜の伸びが低下しクラックが発
生し易くなり、50重量%を超えると硬化が遅くなり過
ぎてしまうおそれがある。この他のR4 は好ましくは炭
素数1〜4のアルキル基、ビニル基、γ−グリシドキシ
プロピル基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ−アミ
ノプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基な
どの置換炭化水素基、より好ましくはメチル基およびエ
チル基のアルキル基である。また(III)式中、d及びe
はそれぞれ0.2≦d≦2.0、0.0001≦e≦
3、d+e<4の関係を満たす数であり、dが0.2未
満又はeが3を超えると、硬化被膜にクラックを生じる
などの不都合があり、またdが2.0を超え4以下の場
合又はeが0.0001未満であると、硬化がうまく進
行しないものである。
【0027】このような(III)式のシラノール基含有ポ
リオルガノシロキサンは、例えば、メチルトリクロロシ
ラン、ジメチルジクロロシラン、フェニルトリクロロシ
ラン、ジフェニルジクロロシラン、もしくはこれらに対
応するアルコキシシランの1種もしくは2種以上の混合
物を公知の方法により大量の水で加水分解することによ
って得ることができる。シラノール基含有ポリオルガノ
シロキサンを得るために、アルコキシシランを用いて公
知の方法で加水分解した場合、加水分解されないアルコ
キシ基が微量に残ることがある。つまりシラノール基と
極微量のアルコキシ基が共存するようなポリオルガノシ
ロキサンが得られることがあるが、このようなポリオル
ガノシロキサンを用いても差支えない。
【0028】またこのような(b)成分のシラノール基
含有ポリオルガノシロキサンの分子量は700〜200
00が好ましい。ここでいう分子量は、GPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー)測定による標準ポ
リスチレン換算による重量平均分子量であり、700未
満の場合、形成された塗膜の硬化性が遅く、またクラッ
クが発生し易くなり、20000を超える場合、顔料を
添加されたケイ素アルコキシド系コーティング剤(B)
から形成された塗膜に光沢がなく、また平滑性も悪くな
るおそれがある。
【0029】ケイ素アルコキシド系コーティング剤
(B)で用いる(c)成分の硬化触媒は、上記の(a)
成分と(b)成分との縮合反応を促進し、被膜を硬化さ
せるものである。このような触媒としては、アルキルチ
タン酸塩、オクチル酸錫およびジブチル錫ジラウレー
ト、ジオクチル錫ジマレート等のカルボン酸の金属塩;
ジブチルアミン−2−ヘキソエート、ジメチルアミンア
セテート、エタノールアミンアセテート等のアミン塩;
酢酸テトラメチルアンモニム等のカルボン酸第4級アン
モニウム塩;テトラエチルペンタミン等のアミン類;N
−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、N−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン等のアミン系シランカップリング
剤;p−トルエンスルホン酸、フタル酸、塩酸等の酸
類;アルミニウムアルコキシド、アルミニウムキレート
等のアルミニウム化合物、水酸化カリウムなどのアルカ
リ触媒、テトライソプロピルチタネート、テトラブチル
チタネート、チタニウムテトラアセチルアセトネート等
のチタニウム化合物、メチルトリクロロシラン、ジメチ
ルジクロロシラン、トリメチルモノクロロシラン等のハ
ロゲン化シラン等があるが、これらの他にも(a)成分
と(b)成分との縮合反応に有効なものであれば特に制
限されない。
【0030】(a)成分と(b)成分の配合割合は、
(a)成分1〜99重量部に対して(b)成分99〜1
重量部であり、好ましくは(a)成分5〜95重量部に
対して(b)成分95〜5重量部、より好ましくは
(a)成分10〜90重量部に対して(b)成分90〜
10重量部である(但し、(a)成分と(b)成分の合
計量100重量部)。(a)成分が1重量部未満である
と常温硬化性に劣ると共に十分な被膜硬度が得られな
い。逆に(a)成分が99重量部を超えると硬化性が不
安定で且つ良好な被膜が得られないおそれがある。
【0031】また(c)成分の硬化触媒の添加量は、
(a)成分と(b)成分の合計100重量部に対して
0.0001〜10重量部であることが好ましい。より
好ましくは0.0005〜8重量部であり、最も好まし
くは0.0007〜5重量部である。硬化触媒(c)の
添加量が0.0001重量部未満であると常温で硬化し
ない場合があり、また硬化触媒(c)の添加量が10重
量部を超えると被膜の耐熱性や耐候性が悪くなる場合が
ある。
【0032】上記のように調製されるケイ素アルコキシ
ド系コーティング剤(A)あるいは(B)を中塗りに用
いる場合には、ベースの隠蔽と保護、あるいは意匠性付
与のために着色用の顔料を分散することが必須になる。
添加する顔料種としては、カーボンブラック、キナクド
リン、ナフトールレッド、シアニンブルー、シアニング
リーン、ハンザイエロー等の有機顔料や、酸化チタン、
硫酸バリウム、弁柄、炭酸カルシウム、アルミナ、酸化
鉄赤、複合金属酸化物等の無機顔料がよく、これらの群
から選ばれる1種もしくは2種以上を組み合わせて使用
することができる。なかでも、耐候性を向上させるには
無機顔料が好ましい。顔料の粒径は特に限定されない
が、0.01〜2μm程度が好ましい。
【0033】顔料の添加量は顔料の種類により隠蔽性が
異なるので特に限定されないが、無機塗料の場合、樹脂
固形分100重量部に対して15〜80重量部の範囲が
好ましい。15重量部未満の場合は隠蔽性を十分に得る
ことができず、また80重量部を超えると塗膜の平滑性
が悪くなるおそれがある。顔料の分散は通常の方法でお
こなうことができ、またその際に分散剤、分散助剤、増
粘剤、カップリング剤等を使用することが可能である。
【0034】ケイ素アルコキシド系コーティング剤
(A)あるいは(B)を無機塗料として使用するにあた
っては、通常の塗布方法で塗装をおこなうことができ
る。例えば刷毛塗り、スプレー、浸漬、フロー、ロー
ル、カーテン、ナイフコート等の各種の塗布方法を採用
することができる。また有機溶媒で希釈して使用するこ
ともでき、希釈割合は特に制限はなく必要に応じて希釈
割合を決定すればよい。塗布被膜の厚みは特に制限され
ないものであり、0.1〜100μm程度であればよい
が、塗膜が長期的に安定して密着し、クラックやハガレ
が発生しないようにするためには1〜80μmの範囲が
好ましい。
【0035】次に、金属系素材のベースへの塗装につい
て説明する。図1は、金属素材のベース1の表面に、プ
ライマーの下塗り2、パール顔料を配合したエナメル塗
料の中塗り3、クリヤー塗料の上塗り4をこの順に施し
て塗装した例を示すものである。また図2は、金属素材
のベース1の表面に、プライマーの下塗り2、エナメル
塗料の中塗り3、パール顔料を配合したクリヤー塗料の
上塗り4をこの順に施して塗装した例を示すものであ
り、図2のものでは上塗り4の上に必要に応じてさらに
クリヤー塗料によるクリヤー上塗り5を施すようにして
もよい。
【0036】下塗り2は、鋼板、アルミニウム、ステン
レス等の脱脂処理をおこなったベース1の表面にプライ
マーを塗布し、200℃以下の温度で乾燥硬化させるこ
とによって形成することができる。プライマーはベース
1の金属と中塗り3との密着性が良好であれば特に制限
されることはなく、エポキシ系やアクリルシリコン系あ
るいはイソシアネート系のプライマーを例示することが
できる。下塗り2との密着性を上げるためにベース1と
なる金属板の表面に化学研摩やクロメート処理等の下地
処理をおこなうようにしてもよく、また各種下地処理剤
を使用しても差し支えない。プライマーによる下塗り2
の膜厚は特に制限されるものではなく、0.1〜100
0μm程度であればよい。
【0037】本発明では中塗り3のエナメル塗料とし
て、ケイ素アルコキシド系コーティング剤(A)あるい
は(B)に顔料を分散したものを用いるものである。図
1の例では、メタリック調の塗装をおこなうために、こ
の顔料を分散したケイ素アルコキシド系コーティング剤
(A)あるいは(B)にパール顔料を配合してある。こ
のパール顔料としては表面にチタンをコーティングした
マイカあるいは金属粉を用いることができるものであ
り、顔料成分の5〜90重量%をこのパール顔料で置き
換えるようにパール顔料の配合量を設定するのがよい。
つまり顔料とパール顔料との合計量に対して5〜90重
量%の量になるようにパール顔料を配合するのがよい。
5重量%未満ではメタリック調の外観を十分に出すこと
ができない場合があり、また90重量%を超えると隠蔽
性を十分に得られなくなる場合がある。またパール顔料
の粒径は0.1〜100μmの範囲であればよい。0.
1μm未満ではメタリック調の外観がでない場合があ
り、100μmを超えるとなめらかな塗膜にならない場
合がある。中塗り3の膜厚は3〜100μm程度の範囲
であればよく、好ましくは5〜50μm、より好ましく
は10〜30μmである。
【0038】図1の例ではこのようにメタリック調の中
塗り3を施した後に、この上に表面保護の目的でクリヤ
ー塗装して上塗り4を施す。このクリヤー塗料としては
特に制限されないが、顔料を配合していないケイ素アル
コキシド系コーティング剤(A)あるいは(B)をクリ
ヤー塗料として用いることによって、耐候性や耐腐食性
を一層高めることができる。上塗り4の膜厚は1〜50
μm程度の範囲であればよく、好ましくは2〜30μ
m、より好ましくは3〜20μmである。
【0039】図2の例では、中塗り3のエナメル塗料と
してケイ素アルコキシド系コーティング剤(A)あるい
は(B)に顔料を分散したもの(パール顔料は配合して
あっても配合してなくともいずれでもよい)を用いて上
記と同様にして中塗り3を施す。中塗り3の膜厚は3〜
100μm程度の範囲であればよく、好ましくは5〜5
0μm、より好ましくは10〜30μmである。そして
このように中塗り3を施して焼き付けた後に、メタリッ
ク調の塗装をおこなうために、パール顔料を配合したク
リヤー塗料を用いて上塗り4を施すようにしてある。パ
ール顔料としては同様にチタンをコーティングしたマイ
カあるいは金属粉を用いることができるものであり、ク
リヤー塗料の固形分に対して1〜50重量%のパール顔
料を配合したものを用いる。1重量%未満ではメタリッ
ク調の外観が出ない場合があり、また50重量%を超え
ると連続膜を形成できない場合がある。またパール顔料
の粒径は0.1〜100μmの範囲であればよい。0.
1μm未満ではメタリック調の外観がでない場合があ
り、100μmを超えるとなめらかな塗膜にならない場
合がある。
【0040】この上塗り4のクリヤー塗料としては特に
制限されないが、顔料を配合していないケイ素アルコキ
シド系コーティング剤(A)あるいは(B)を用いるこ
とによって、耐候性や耐腐食性を一層高めることができ
る。パール顔料配合のクリヤー塗料による上塗り4の膜
厚は、パール顔料の配合割合によっても異なるが、1〜
50μm程度の範囲であればよく、好ましくは2〜30
μm、より好ましくは3〜20μmである。
【0041】図2の例では、このパール顔料配合のクリ
ヤー塗料による上塗り4の上に必要に応じてさらにクリ
ヤー塗料を塗装してクリヤー上塗り5を施すようにして
もよい。このクリヤー上塗り5のクリヤー塗料としては
特に制限されないが、顔料を配合していないケイ素アル
コキシド系コーティング剤(A)あるいは(B)を用い
ることによって、耐候性や耐腐食性を一層高めることが
できる。クリヤー上塗り5の膜厚は1〜50μm程度の
範囲であればよく、好ましくは2〜30μm、より好ま
しくは3〜20μmである。
【0042】
〔ケイ素アルコキシド系コーティング剤(A)の調製〕
(A−1)メチルトリメトキシシラン100部、テトラ
エトシキシラン20部、イソプロピルアルコールオルガ
ノシリカゾル(触媒化学化成工業株式会社製「OSCA
L1432」、SiO2 含有量30%)150部、ジメ
チルジメトキシシラン40部及びイソプロピルアルコー
ル100部を混合し、さらに水200部を添加して攪拌
し、これを60℃の恒温槽中で分子量Mwを1200に
調整することによって、ケイ素アルコキシド系コーティ
ング剤(A)を調製した。これをコーティング剤(A−
1)とする。
【0043】(A−2)コーティング剤(A−1)10
0部に対して酸化チタンTR−92(タイオキサイド社
製、平均粒径約0.3μm)を45部加え、ホモディス
パーで10分間攪拌して分散させた。これをコーティン
グ剤(A−2)とする。 (A−3)コーティング剤(A−1)100部に対して
酸化チタンTR−92を25部、マイカにチタンコーテ
ィングしたパールマイカIRIODIN 121WII
(メルクジャパン社製、酸化チタン被覆率15〜65
%)を20部加え、ホモディスパーで10分間攪拌して
分散させた。これをコーティング剤(A−3)とする。
【0044】(A−4)コーティング剤(A−1)10
0部に対してパールマイカIRIODIN 121WI
Iを3部加え、ホモディスパーで10分間攪拌して分散
させた。これをコーティング剤(A−4)とする。
【0045】(A−5)コーティング剤(A−1)10
0部に対して酸化チタンTR−92を40部、パールマ
イカIRIODIN 121WIIを2部加え、ホモデ
ィスパーで10分間攪拌して分散させた。これをコーテ
ィング剤(A−5)とする。 (A−6)コーティング剤(A−1)100部に対して
酸化チタンTR−92を5部、パールマイカIRIOD
IN 121WIIを55部加え、ホモディスパーで1
0分間攪拌して分散させた。これをコーティング剤(A
−6)とする。
【0046】上記コーティング剤(A−1)〜(A−
6)について、酸化チタン(顔料)とパールマイカ(メ
タッリク剤)の配合部を表1にまとめて示す
【0047】
【表1】
【0048】〔ケイ素アルコキシド系コーティング剤
(B)の調製〕 「(a)成分の調製」 (a−1)攪拌機、加温ジャケット、コンデンサー及び
温度計を取り付けたフラスコ中にメタノール分散コロイ
ダルシリカゾルMT−ST(日産化学工業社製、粒子径
10〜20μm、固形分30%、H2 O 0.5%)1
00部、メチルトリメトキシシラン68部、水10.8
部を投入し、攪拌しながら65℃の温度で約5時間かけ
て部分加水分解反応を行ない、そして冷却することによ
って(a)成分を得た。このものは室温で48時間放置
したときの固形分が36%であった。この(a)成分を
(a−1)とする。 (a−1)の調製条件; ・加水分解性基X1モルに対する水のモル数 …0.4 ・(a)成分のシリカ分含有量 …47.3% ・n=1の加水分解性基含有オルガノシランのモル%…100モル% (a−2)攪拌機、加温ジャケット、コンデンサー及び
温度計を取り付けたフラスコ中にイソプロピルアルコー
ル分散コロイダルシリカゾルIPA−ST(日産化学工
業社製、粒子径10〜20μm、固形分30%、H2
0.5%)100部、メチルトリメトキシシラン68
部、ジメチルジメトキシシラン18部、水2.7部、無
水酢酸0.1部を投入し、攪拌しながら80℃の温度で
約3時間かけて部分加水分解反応を行ない、そして冷却
することによって(a)成分を得た。このものは室温で
48時間放置したときの固形分が36%であった。この
(a)成分を(a−2)とする。 (a−2)の調製条件; ・加水分解性基X1モルに対する水のモル数 …0.1 ・(a)成分のシリカ分含有量 …40.2% ・n=1の加水分解性基含有オルガノシランのモル%…77モル% (a−3) (a−2)100部に対して酸化チタンTR−92を4
5部加え、ホモディスパーで10分間攪拌して分散させ
た。これを(a−3)とする。
【0049】(a−4) (a−2)100部に対して酸化チタンTR−92を2
5部、パールマイカIRIODIN 121WIIを2
0部加え、ホモディスパーで10分間攪拌して分散させ
た。これを(a−4)とする。 (a−5) (a−2)100部に対してパールマイカIRIODI
N 121WIIを3部加え、ホモディスパーで10分
間攪拌して分散させた。これを(a−5)とする。
【0050】(a−6) (a−2)100部に対してパールマイカIRIODI
N 121WIIを0.1部加え、ホモディスパーで1
0分間攪拌して分散させた。これを(a−6)とする。 (a−7) (a−2)100部に対してパールマイカIRIODI
N 121WIIを55部加え、ホモディスパーで10
分間攪拌して分散させた。これをコーティング剤(a−
7)とする。
【0051】上記(a)成分の(a−1)〜(a−7)
について、酸化チタン(顔料)とパールマイカ(メタッ
リク剤)の配合部を表2にまとめて示す
【0052】
【表2】
【0053】「(b)成分の調製」 (b−1)攪拌機、加温ジャケット、コンデンサー、滴
下ロート及び温度計を取り付けたフラスコに水1000
0部、アセトン50部を計り取り、その混合溶液中にメ
チルトリクロロシラン59.7部(0.4モル)、ジメ
チルジクロロシラン51.6部(0.4モル)、フェニ
ルトリクロロシラン42.3部(0.2モル)をトルエ
ン200部に溶解したものを攪拌下に滴下しながら加水
分解した。滴下40分後に攪拌を止め、反応液を分液ロ
ートに移し入れて静置した後、2層に分離した下層の塩
酸水を分液除去し、次に上層のオルガノポリシロキサン
のトルエン溶液を減圧ストリッピングにより残存してい
る水、および塩酸を過剰のトルエンと共に留去して除去
し、平均分子量3000のシラノール基含有オルガノポ
リシロキサンのトルエン60%溶液を得た。この(b)
成分を(b−1)とする。このものはR4 中のフェニル
基量が14%である。
【0054】(b−2)攪拌機、加温ジャケット、コン
デンサー、滴下ロート及び温度計を取り付けたフラスコ
に水10000部、アセトン50部を計り取り、その混
合溶液中にメチルトリクロロシラン44.8部(0.3
モル)、ジメチルジクロロシラン38.7部(0.3モ
ル)、フェニルトリクロロシラン84.6部(0.4モ
ル)をトルエン200部に溶解したものを攪拌下に滴下
しながら加水分解した。滴下40分後に攪拌を止め、反
応液を分液ロートに移し入れて静置した後、2層に分離
した下層の塩酸水を分液除去し、次に上層のオルガノポ
リシロキサンのトルエン溶液を減圧ストリッピングによ
り残存している水、および塩酸を過剰のトルエンと共に
留去して除去し、平均分子量3000のシラノール基含
有オルガノポリシロキサンのトルエン60%溶液を得
た。この(b)成分を(b−2)とする。このものはR
4 中のフェニル基量が30.8%である。
【0055】「(a)成分、(b)成分、(c)成分の
調合」(a)成分、(b)成分、硬化触媒の(c)成分
としてN−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシランを表3に示す配合量でそれぞれ秤量
し、これらを混合攪拌することによって、ケイ素アルコ
キシド系コーティング剤(B)を調製した。表3のそれ
ぞれをコーティング剤(B−1)〜(B−7)とする。
【0056】
【表3】
【0057】(実施例1)1mm厚のステンレス板(S
US304)を7×15cmの大きさに切断したものを
ベース1として用い、表面を脱脂乾燥した後に、イサム
塗料社製「E−1プライマーF−0391」をスプレー
塗装して150℃で20分間焼き付けることによって、
膜厚20μmの下塗り2を施した。次に、パール顔料を
配合したエナメル塗料としてコーティング剤(A−3)
をこの上にスプレーで塗布してセッティングを10分間
おこなった後に、150℃で20分間焼き付けることに
よって、膜厚15〜20μmの中塗り3を施した。さら
にこの上にクリヤー塗料としてコーティング剤(A−
1)をこの上にスプレーで塗布してセッティングを10
分間おこなった後に、150℃で20分間焼き付けるこ
とによって、膜厚5〜10μの上塗り3を施した。この
ようにして図1のような塗膜構成の建築用材料を得た。
【0058】(実施例2)パール顔料を配合したエナメ
ル塗料としてコーティング剤(B−4)を用いて中塗り
3を施し、クリヤー塗料としてコーティング剤(B−
1)を用いて上塗り4を施すようにした他は、実施例1
と同様にして図1のような塗膜構成の建築用材料を得
た。
【0059】(比較例1)パール顔料を配合したエナメ
ル塗料としてコーティング剤(A−5)を用いて中塗り
3を施し、クリヤー塗料としてコーティング剤(A−
1)を用いて上塗り4を施すようにした他は、実施例1
と同様にして図1のような塗膜構成の建築用材料を得
た。
【0060】(比較例2)パール顔料を配合したエナメ
ル塗料としてコーティング剤(A−6)を用いて中塗り
3を施し、クリヤー塗料としてコーティング剤(B−
1)を用いて上塗り4を施すようにした他は、実施例1
と同様にして図1のような塗膜構成の建築用材料を得
た。
【0061】(実施例3)実施例1と同様にしてベース
1に下塗り2を施し、この上にエナメル塗料としてコー
ティング剤(A−2)を実施例1と同様にスプレーで塗
布して焼き付けることによって、中塗り3を施した。さ
らにこの上にパール顔料を配合したクリヤー塗料として
コーティング剤(A−4)を実施例1と同様にスプレー
で塗布して焼き付けることによって、上塗り4を施し
た。またこの上にクリヤー塗料としてコーティング剤
(A−1)をスプレーで塗布してセッティングを10分
間おこなった後に、150℃で20分間焼き付けること
によって、膜厚5〜10μのクリヤー上塗り5を施し
た。このようにして図2のような塗膜構成の建築用材料
を得た。
【0062】(実施例4)エナメル塗料としてコーティ
ング剤(B−3)を用いて中塗り3を施し、パール顔料
を配合したクリヤー塗料としてコーティング剤(B−
5)を用いて上塗り4を施し、クリヤー塗料としてコー
ティング剤(B−2)を用いてクリヤー上塗り5を施す
ようにした他は、実施例3と同様にして図2のような塗
膜構成の建築用材料を得た。
【0063】(実施例5)エナメル塗料としてコーティ
ング剤(A−2)を用いて中塗り3を施し、パール顔料
を配合したクリヤー塗料としてコーティング剤(B−
5)を用いて上塗り4を施すようにした他は(クリヤー
上塗り5は無し)、実施例3と同様にして図2のような
塗膜構成の建築用材料を得た。
【0064】(比較例3)エナメル塗料としてコーティ
ング剤(A−2)を用いて中塗り3を施し、パール顔料
を配合したクリヤー塗料としてコーティング剤(B−
6)を用いて上塗り4を施し、クリヤー塗料としてコー
ティング剤(A−1)を用いてクリヤー上塗り5を施す
ようにした他は、実施例3と同様にして図2のような塗
膜構成の建築用材料を得た。
【0065】(比較例4)エナメル塗料としてコーティ
ング剤(B−4)を用いて中塗り3を施し、パール顔料
を配合したクリヤー塗料としてコーティング剤(B−
7)を用いて上塗り4を施し、クリヤー塗料としてコー
ティング剤(B−2)を用いてクリヤー上塗り5を施す
ようにした他は、実施例3と同様にして図2のような塗
膜構成の建築用材料を得た。
【0066】(比較例5)市販のアクリル系有機塗料を
スプレーして中塗り3を施し、このアクリル系有機塗料
に対して固形分で3%の割合でパールマイカIRIOD
IN 121WIIを加え、これをスプレーして上塗り
4を施すようにした他は(クリヤー上塗り5は無し)、
実施例3と同様にして図2のような塗膜構成の建築用材
料を得た。尚、アクリル系有機塗料は塗布後のセッティ
ングを10分間とり、200℃で20分間焼き付けた。
【0067】上記実施例1〜5及び比較例1〜5の塗装
の構成を表5にまとめて示す。
【0068】
【表4】
【0069】上記のようにして実施例1〜5及び比較例
1〜5で得た建築用材料について、外観観察をおこな
い、耐候性、塗膜密着性、耐腐食性を試験した。試験方
法等は次の通りである。 ・外観観察…塗装物の目視観察を行ない、メタリック調
の外観が出ているかどうかを評価した。 ・耐候性…アイスーパーUVテスターで、UV照射有り
(100mW/cm2 )−温度63℃−湿度50%の条
件で8時間、UV照射無し−温度35℃−湿度90%以
上(結露有り)の条件で4時間の合計12時間を1サイ
クルとする試験をおこない、この試験をUV照射時間1
000時間まで行なった後の状況を評価した。 ・塗膜密着性…煮沸水にステンレス塗装物品を5時間浸
漬後、風乾し、3時間以内に粘着テープ(セロテープ)
による引き剥がし試験をして評価した。 ・耐腐食性…ソルトスプレー試験を20000時間おこ
なった後の状況を目視で評価した。
【0070】結果を表5に示す。尚、「外観観察」の項
でメタリック調のものを「○」、メタリック調でないも
のを「×」で示す。
【0071】
【表5】
【0072】表5にみられるように、各実施例のもの
は、メタリック調の良好な外観を呈し、耐候性、塗膜密
着性、耐腐食性のいずれもが良好であった。一方、パー
ル顔料の配合が少ない比較例1や比較例3ではメタリッ
ク調の良好な外観を得ることができず、パール顔料の配
合が多過ぎる比較例2や比較例4では塗膜密着性等に問
題が生じるものであった。さらに有機塗料を用いた比較
例5では、耐候性や耐腐食性に問題が生じるものであっ
た。
【0073】
【発明の効果】本発明は、上記のような組成のケイ素ア
ルコキシド系コーティング剤(A)又は(B)を中塗り
とし、中塗りのこのケイ素アルコキシド系コーティング
剤(A)又は(B)に顔料及び顔料との合計量に対して
5〜90重量%の量のパール顔料を配合し、あるいは上
塗りのコーティング剤に固形分の1〜50重量%のパー
ル顔料を配合したものであり、比較的低温の焼き付けで
塗装をおこなうことができ、またメタリック調の外観に
優れると共に、耐候性や耐腐食性に優れた金属ベースの
建築用材料を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の他例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ベース 2…下塗り 3…中塗り 4…上塗り
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 15/08 G C09D 5/00 PPA PPC 183/04 PMS E04C 2/08 B E04F 13/12 A 9127−2E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属系素材をベースとし、下塗り、中塗
    り、上塗りを施して形成される建築用材料において、中
    塗りのコーティング剤として、 一般式 (R1 m Si(OR2 4-m (式中、R1 は各々メチル基、エチル基又はフェニル基
    を表し、R2 は各々炭素数1〜8のアルキル基を表す。
    mは0,1又は2である。)で表されるケイ素化合物及
    び/又はその部分加水分解物を主成分とするケイ素アル
    コキシド系コーティング剤に、顔料及び、顔料との合計
    量に対して5〜90重量%の量のパール顔料を配合した
    ものを用いることを特徴とする建築用材料。
  2. 【請求項2】 金属系素材をベースとし、下塗り、中塗
    り、上塗りを施して形成される建築用材料において、中
    塗りのコーティング剤として、 (a)一般式 (R3 n SiX4-n (式中、R3 は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8
    の1価の炭化水素基を表し、Xは加水分解性基を表す。
    nは0〜3の整数である。)で表される加水分解性オル
    ガノシランを、有機溶媒及び/又は水に分散されたコロ
    イド状シリカ中で部分加水分解してなる、オルガノシラ
    ンのシリカ分散オリゴマー溶液と、 (b)平均組成式 R4 d Si(OH)e (4-d-e)/2 (式中、R4 は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8
    の1価の炭化水素基を表し、dおよびeはそれぞれ0.
    2≦d≦2.0、0.0001≦e≦3、d+e<4の
    関係を満たす数である。)で表される、分子中にシラノ
    ール基を含有するポリオルガノシロキサンと、 (c)硬化触媒の、(a),(b),(c)の3成分を
    必須成分として含有するケイ素アルコキシド系コーティ
    ング剤に、顔料及び、顔料との合計量に対して5〜90
    重量%の量のパール顔料を配合したものを用いることを
    特徴とする建築用材料。
  3. 【請求項3】 金属系素材をベースとし、下塗り、中塗
    り、上塗りを施して形成される建築用材料において、中
    塗のコーティング剤として、 一般式 (R1 m Si(OR2 4-m (式中、R1 は各々メチル基、エチル基又はフェニル基
    を表し、R2 は各々炭素数1〜8のアルキル基を表す。
    mは0,1又は2である。)で表されるケイ素化合物及
    び/又はその部分加水分解物を主成分とするケイ素アル
    コキシド系コーティング剤を用い、上塗りのコーティン
    グ剤として固形分の1〜50重量%のパール顔料を配合
    したものを用いることを特徴とする建築用材料。
  4. 【請求項4】 金属系素材をベースとし、下塗り、中塗
    り、上塗りを施して形成される建築用材料において、中
    塗りのコーティング剤として、 (a)一般式 (R3 n SiX4-n (式中、R3 は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8
    の1価の炭化水素基を表し、Xは加水分解性基を表す。
    nは0〜3の整数である。)で表される加水分解性オル
    ガノシランを、有機溶媒及び/又は水に分散されたコロ
    イド状シリカ中で部分加水分解してなる、オルガノシラ
    ンのシリカ分散オリゴマー溶液と、 (b)平均組成式 R4 d Si(OH)e (4-d-e)/2 (式中、R4 は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8
    の1価の炭化水素基を表し、dおよびeはそれぞれ0.
    2≦d≦2.0、0.0001≦e≦3、d+e<4の
    関係を満たす数である。)で表される、分子中にシラノ
    ール基を含有するポリオルガノシロキサンと、 (c)硬化触媒の、(a),(b),(c)の3成分を
    必須成分として含有するケイ素アルコキシド系コーティ
    ング剤を用い、上塗りのコーティング剤として固形分の
    1〜50重量%のパール顔料を配合したものを用いるこ
    とを特徴とする建築用材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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