JPH07216257A - コーティング用組成物 - Google Patents

コーティング用組成物

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JPH07216257A
JPH07216257A JP683394A JP683394A JPH07216257A JP H07216257 A JPH07216257 A JP H07216257A JP 683394 A JP683394 A JP 683394A JP 683394 A JP683394 A JP 683394A JP H07216257 A JPH07216257 A JP H07216257A
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JP683394A
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English (en)
Inventor
Yasuyo Iwabuchi
靖世 岩渕
Motomasa Haruna
基全 春名
Kazuo Seto
和夫 瀬戸
Masahiro Fukiage
昌宏 吹擧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)一般式R1 n SiX4-n (R1 は炭素
数1〜8の1価炭化水素基、nは0〜3の整数、Xは加
水分解性基)で表される加水分解性オルガノシランを、
微粒子酸化物を微粒子径0.2〜3μmに分散させた状
態で、X1モルに対して水0.001〜0.5モルを使
用する条件下で部分加水分解させて得られる微粒子酸化
物分散オリゴマー。(B)平均組成式R2 a Si(O
H)b (4-a -b)/2 (R2 は炭素数1〜8の1価炭化水
素基、aおよびbはそれぞれ0.2≦a≦2.0、0.
0001≦b≦3、a+b<4の関係を満たす数)で表
される、分子中にシラノール基を含有するポリオルガノ
シロキサン。(C)触媒。これら各成分を含有してコー
ティング用組成物を調製する。 【効果】 常温での硬化乾燥や比較的低温における加熱
促進による硬化が可能。耐熱性や耐候性等に優れた被膜
を形成できる。光沢を自由に制御して意匠性に優れた被
膜を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンレスなどの鋼
板、アルミニウムなどの非鉄金属、コンクリートやスレ
ートなどの無機建材、またはプラスチック基材等の表面
にコートして被膜を形成するために用いられるコーティ
ング用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ステンレスなどの鋼板、アル
ミニウムなどの非鉄金属、コンクリートやスレートなど
の無機建材、プラスチック基材等の表面保護を目的とし
た耐久性被膜を形成し得るコーティング用組成物とし
て、加水分解性オルガノシランを加水分解もしくは部分
加水分解して得られるコーティング剤や、このコーティ
ング剤にコロイダルシリカを混合したコーティング剤が
知られている。
【0003】例えば、特開昭51−2736号公報、特
開昭51−2737号公報、特開昭53−130732
号公報、特開昭63−168470号公報には、オルガ
ノアルコキシシラン、このオルガノアルコキシシランの
加水分解物および/又はその部分縮合物およびコロイダ
ルシリカとからなり、過剰の水でアルコキシ基をシラノ
ールに変換して成るコーティング剤が提案されている。
これらのコーティング剤により得られる被膜は硬度が高
く、耐候性も良く、基材保護用として優れている。
【0004】しかしながら、上記特許公報で提案されて
いるコーティング剤は、所要の被膜特性を得るためには
約100℃以上の高温もしくは長時間の加熱処理による
焼き付けが必要であり、基材の成形方法や寸法、耐熱性
によっては、また屋外などの場所によっては、適用でき
ない場合があるという不都合があった。またこれらのコ
ーティング用組成物はアルコキシシランの加水分解によ
り得られるシラノールの活性が高く、常温でも徐々にそ
れらの縮合反応が起こり、ゲル化し易いために安定性が
悪いという問題があった。特にこれらのコーティング用
組成物をビヒクルとして顔料を加えて塗料化しようとす
るとさらに安定性が悪くなり、塗料化することができな
いなどの欠点があった。
【0005】また特開昭64−168号公報では、塗装
直前に、アルコキシシランの部分加水分解物、部分縮合
物に硬化剤として水と触媒を加え、アルコキシ基をシラ
ノール基に変換するコーティング剤が提案されている。
このようにして得られるコーティング剤は貯蔵安定性が
良く、顔料を加えて塗料化しても比較的安定である。し
かし所要の被膜特性を得るためには、前述のコーティン
グ剤と同様に約100℃以上の高温もしくは長時間の加
熱処理による焼き付けが必要であり、基材の成形方法や
寸法、耐熱性によっては、また屋外などの場所によって
は、適用できない場合がある。
【0006】一方、耐熱塗料あるいは耐候性塗料用のビ
ヒクルとしてシリコーンレジンが知られている。これら
の多くはシラノール基含有オルガノポリシロキサンから
なっており、一般にこのようなシラノール基含有オルガ
ノポリシロキサンはオルガノクロロシラン類を加水分解
してトルエンあるいはキシレン溶液にしている場合が多
く、またオルガノアルコキシシランを用いてもその加水
分解物がトルエンあるいはキシレンに溶解するまでシラ
ノール基を縮合反応させるようにしている。このように
して得られたシリコーンレジン溶液は顔料を練り込んで
塗料にしても、その塗料の安定性が良い。しかし、この
シリコーンレジン溶液を用いた塗料は、前述のコーティ
ング剤と同様に、加熱硬化被膜を形成するのに高温で長
時間処理しなければならないという欠点があり、さらに
は長時間加熱処理してもその被膜硬度を高めるのには限
界があり、耐久性被膜として充分な特性を得ることがで
きないものであった。
【0007】また上記のような欠点を解消する目的で、
特開昭63−268772号公報には、ケイ素アルコキ
シドを主体としたプレポリマーと硬化触媒および水から
なり、常温近傍で硬化するコーティング剤が提案されて
いる。しかし、このコーティング剤は塗装性及び硬化性
が悪く、しかもその硬化性が湿度に影響され易いなどの
欠点がある。
【0008】そこで、上記の各コーティング用組成物の
各欠点を解消することを目的として、特開平4−175
388号公報には、加水分解性オルガノシランを有機溶
媒または水に分散されたコロイダルシリカ中で部分加水
分解してなるオルガノシランのシリカ分散オリゴマー溶
液と、分子中にシラノール基を含有するオルガノポリシ
ロキサンと、触媒とを必須成分とし、常温近傍で、湿度
に影響されず硬化するコーティング用組成物が提案され
ている。そしてこのコーティング用組成物は、硬度が高
く、耐熱性、耐候性等に優れ十分な性能を有する被膜を
基材の表面に形成することができるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この特開平4
−175388号公報で提案されたコーティング用組成
物は、被膜の光沢を制御することができず、被膜の意匠
性の上で問題を有するものであった。そこで本発明は、
特開平4−175388号公報で提案されたコーティン
グ用組成物を改良し、常温での硬化乾燥や比較的低温に
おける加熱促進による硬化が可能であり、耐熱性や耐候
性等に優れた被膜を形成することができると共に、光沢
を自由に制御して意匠性に優れた被膜を形成することが
できるコーティング用組成物を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコーティン
グ用組成物は、 (A)一般式 R1 n SiX4-n …(1) (式中、R1 は同一又は異種の置換もしくは非置換の炭
素数1〜8の1価炭化水素基を示し、nは0〜3の整
数、Xは加水分解性基を示す)で表される加水分解性オ
ルガノシランを、微粒子酸化物を微粒子径0.2〜3μ
mに分散させた状態で、X1モルに対して水0.001
〜0.5モルを使用する条件下で部分加水分解させて得
られる微粒子酸化物分散オリゴマーと、 (B)平均組成式 R2 a Si(OH)b (4-a-b)/2 …(2) (式中、R2 は同一又は異種の置換もしくは非置換の炭
素数1〜8の1価炭化水素基を示し、aおよびbはそれ
ぞれ0.2≦a≦2.0、0.0001≦b≦3、a+
b<4の関係を満たす数である)で表される、分子中に
シラノール基を含有するポリオルガノシロキサンと、 (C)触媒 の各成分を含有して成ることを特徴とするものである。
【0011】さらに本発明は、(A)成分が微粒子酸化
物を固形分として5〜30重量%含有し、加水分解性オ
ルガノシランの少なくとも50モル%がn=1のオルガ
ノシランであり、(A)成分30〜70重量部に対して
(B)成分70〜30重量部(但し(A)成分と(B)
成分の合計100重量部)を配合することを特徴とする
ものである。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いられる(A)成分の微粒子酸化物分散オリゴマー
は、被膜形成に際して硬化反応に預かる官能性基として
の加水分解性基Xを有するベースポリマーの主成分であ
る。これは、一般式が上記(1)式で表される加水分解
性オルガノシランを、粉体状の微粒子酸化物を分散させ
ながら、あるいは微粒子酸化物の分散を完了した後に、
必要量の水を添加することによって部分加水分解するこ
とで得られる。
【0013】ここで、上記一般式(1)で表される加水
分解性オルガノシラン中のR1 は炭素数1〜8の置換又
は非置換の1価の炭化水素基を示し、例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基、オクチル基などのアルキル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル
基、2−フェニルエチル基、2−フェニルプロピル基、
3−フェニルプロピル基などのアラルキル基、フェニル
基、トリル基などのアリール基、ビニル基、アリル基な
どのアルケニル基、クロロメチル基、γ−クロロプロピ
ル基、3,3,3−トリフルオロプロピルなどのハロゲ
ン置換炭化水素基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ
−グリシドキシプロピル基、3,4−エポキシシクロヘ
キシルエチル基、γ−メルカプトプロピル基などの置換
炭化水素基を例示することができる。これらの中でも合
成の容易さ、あるいは入手の容易さから炭素数1〜4の
アルキル基及び、フェニル基が好ましい。
【0014】また上記一般式(1)で表される加水分解
性オルガノシラン中の加水分解性基Xとしては、アルコ
キシ基、アセトキシ基、オキシム基(*1)、エノキシ
基(*2)、アミノ基、アミノキシ基(*3)、アミド
基(*4)などが挙げられる。入手の容易さ及び微粒子
酸化物分散オリゴマー溶液を調製し易いことからアルコ
キシ基が好ましい。
【0015】
【化1】
【0016】そしてこのような加水分解性オルガノシラ
ンとしては、上記一般式(1)中のnが0〜3の整数で
ある、モノ−、ジ−、トリ−、テトラ−の各官能性のア
ルコキシシラン類、アセトキシシラン類、オキシムシラ
ン類、エノキシシラン類、アミノシラン類、アミノキシ
シラン類、アミドシラン類などが挙げられる。入手の容
易さ及び微粒子酸化物分散オリゴマー溶液を調製し易い
ことからアルコキシシラン類が好ましい。
【0017】特に、n=0のテトラアルコキシシランと
しては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン
などを例示することができ、n=1のオルガノトリアル
コキシシランとしては、メチルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシ
ラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリメ
トキシシランなどを例示することができる。またn=2
のジオルガノジアルコキシシランとしては、ジメチルジ
メトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジフェニ
ルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、メ
チルフェニルジメトキシシランなどを例示することがで
き、n=3のトリオルガノアルコキシシランとしては、
トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラ
ン、トリメチルイソプロポキシシラン、ジメチルイソブ
チルメトキシシランなどを例示することができる。尚、
一般にシランカップリング剤と呼ばれるオルガノシラン
化合物もアルコキシシラン類として使用することができ
るものである。
【0018】上記のような一般式(1)で表される加水
分解性オルガノシランのうち、50モル%以上がn=1
の3官能性のものであるのが好ましい。より好ましくは
60モル%以上であり、最も好ましくは70モル%以上
である。n=1の3官能性のものが50モル%未満で
は、十分な被膜硬度を得ることが難しいと共に、乾燥硬
化性が劣り易くなることがある。
【0019】本発明において(A)成分中の粉体状の微
粒子酸化物は、コーティング用組成物の光沢を制御する
ために必須のものである。微粒子酸化物としては、ケイ
素酸化物、アルミニウム酸化物、チタン酸化物等を挙げ
ることができ、分散性を高める目的で、それらの表面に
シリカ処理、アルミナ処理、カップリング処理等を施し
たものを使用することができる。
【0020】そして、この微粒子酸化物を一般式(1)
で表される加水分解性オルガノシランに直接分散させ、
必要量の水でこの加水分解性オルガノシランを部分加水
分解することによって、微粒子酸化物が長期に亘って安
定して分散された(A)成分の微粒子酸化物分散オリゴ
マーを調製することができるが、粉体状の微粒子酸化物
の分散度を高める目的でアルコールなどの有機溶媒とと
もに分散し、必要量の水で加水分解性オルガノシランを
部分加水分解して(A)成分の微粒子酸化物分散オリゴ
マーを調製するようにしてもよい。有機溶媒の種類は、
例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、
n−ブタノール、イソブタノール等の低級脂肪族アルコ
ール類、エチレングリコール、エチレングリコールモノ
ブチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエ
ーテル等のエチレングリコール誘導体、ジエチレングリ
コール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の
ジエチレングリコール誘導体、ジアセトンアルコール等
を挙げることができる。これらからなる群より選ばれた
1種もしくは2種以上のものを使用することができる
が、これらの親水性有機溶剤と併用してトルエン、キシ
レン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトオキシムな
ども用いることができる。
【0021】(A)成分の加水分解性オルガノシランの
オリゴマー中に分散された微粒子酸化物の粒子径は0.
2〜3μmの範囲である。粒子径が0.2μm未満であ
ると、光沢を制御することが難しく、また粒子径が3μ
mを超えると、成膜性が損なわれるおそれがある。そし
て(A)成分のオリゴマー中において、微粒子酸化物は
固形分として好ましくは5〜30重量%の範囲で、より
好ましくは8〜25重量%の範囲で含有されるものであ
る。含有量が5重量%未満であると、光沢の制御が難し
く、また30重量%を超えると被膜の成膜性が損なわれ
るなどの不都合を招来するおそれがある。
【0022】(A)成分の微粒子酸化物分散オルガノシ
ランオリゴマーは、一般式(1)の加水分解性オルガノ
シランを部分加水分解して得ることができる。加水分解
性オルガノシランに対する水の使用量は、加水分解性基
X1モルに対して水0.001〜0.5モルが好まし
い。水の使用量が0.001モル未満であると充分な部
分加水分解物を得ることができず、また水の使用量が
0.5モルを超えると部分加水分解物の安定性が悪くな
るおそれがある。部分加水分解する方法は特に限定され
ないものであり、加水分解性オルガノシランと必要量の
水を添加配合すればよく、このとき部分加水分解反応は
常温で進行するが、部分加水分解反応を促進させるため
に60〜100℃の温度で加熱するようにしてもよい。
さらに部分加水分解反応を促進させる目的で、塩酸、酢
酸、ハロゲン化シラン、クロロ酢酸、クエン酸、安息香
酸、ジメチルマロン酸、蟻酸、プロピオン酸、グルタル
酸、グリコール酸、マレイン酸、マロン酸、トルエンス
ルホン酸、シュウ酸などの無機酸や有機酸を触媒として
用いてもよい。
【0023】(A)成分の微粒子酸化物分散オリゴマー
は、長期的に安定した性能を得るために、液のpHを
2.0〜7.0の範囲に、より好ましくはpH2.5〜
6.5の範囲、さらにより好ましくはpH3.0〜6.
0の範囲に調整するのがよい。pHがこの範囲外である
と、特に水の使用量がX1モルに対し0.3モル以上の
ときに(A)成分の長期的な性能低下が著しくなること
がある。(A)成分のpHがこの範囲外にあれば、この
範囲より酸性側のときにはアンモニア、エチレンジアミ
ン等の塩基性試薬を添加してpHを調整すればよく、こ
の範囲より塩基性側のときには塩酸、硝酸、酢酸等の酸
性試薬を用いてpHを調整すればよい。この調整の方法
は特に限定されるものではない。
【0024】平均組成式が上記(2)式で示される
(B)成分のシラノール基含有ポリオルガノシロキサン
は、本発明の特徴の一つをなす重要な成分である。式
(2)中、R2 としては、上記式(1)中のR1 と同じ
ものを例示することができるが、好ましくは炭素数1〜
4のアルキル基、フェニル基、ビニル基、γ−グリシド
キシプロピル基、γ−メタクリロキシプロピル基、3,
3,3−トリフルオロプロピル基などの置換炭化水素基
であり、より好ましくはメチル基およびフェニル基であ
る。また式(2)中、a及びbはそれぞれ0.2≦a≦
2.0、0.0001≦b≦3、a+b<4の関係を満
たす数であり、aが0.2未満又はbが3を超えると、
硬化被膜にクラックを生じるなどの不都合があり、また
aが2.0を超え4以下の場合又はbが0.0001未
満であると、硬化がうまく進行しないものである。
【0025】このような(2)式のシラノール基含有ポ
リオルガノシロキサンは、例えば、メチルトリクロロシ
ラン、ジメチルジクロロシラン、フェニルトリクロロシ
ラン、ジフェニルジクロロシラン、もしくはメチルトリ
イソプロポキシシランなどこれらに対応するアルコシキ
シランの1種もしくは2種以上の混合物を公知の方法に
よる大量の水で加水分解することによって得ることがで
きる。シラノール基含有ポリオルガノシロキサンを得る
のにアルコキシシランを用いて公知の方法で加水分解し
た場合、加水分解されないアルコキシ基が微量に残るこ
とがある。つまりシラノール基と極微量のアルコキシ基
が共存するようなポリオルガノシロキサンが得られるこ
とがあるが、このようなポリオルガノシロキサンを用い
ても差支えない。
【0026】本発明で用いる(C)成分の触媒は、上記
の(A)成分と(B)成分との縮合反応を促進し、被膜
を硬化させる硬化触媒として働くものである。このよう
な触媒としては、アルキルチタン酸塩、オクチル酸錫お
よびジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジマレート
等のカルボン酸の金属塩、ジブチルアミン−2−ヘキソ
エート、ジメチルアミンアセテート、エタノールアミン
アセテート等のアミン塩、酢酸テトラメチルアンモニム
等のカルボン酸第4級アンモニウム塩、テトラエチルペ
ンタミン等のアミン類、N(−β−アミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N(−β−アミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン等のアミン系シランカップリング剤、p−トルエンス
ルホン酸、フタル酸、塩酸等の酸類、アルミニウムアル
コキシド、アルミニウムキレート等のアルミニウム化合
物、水酸化カリウムなどのアルカリ触媒、テトライソプ
ロピルチタネート、テトラブチルチタネート、チタニウ
ムテトラアセチルアセトネート等のチタニウム化合物、
メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、ト
リメチルモノクロロシラン等のハロゲン化シラン等があ
るが、これらの他にも(A)成分と(B)成分との縮合
反応に有効なものであれば特に制限されない。
【0027】(A)成分と(B)成分の配合割合は、
(A)成分30〜70重量部に対して(B)成分70〜
30重量部が好ましく、より好ましくは(A)成分40
〜60重量部に対して(B)成分60〜40重量部であ
る(但し、(A)成分と(B)成分の合計量100重量
部)。(A)成分が30重量部未満であると被膜の光沢
の制御が難しく、(A)成分が70重量部を超えると被
膜の成膜性が損なわれるおそれがある。(A)成分と
(B)成分の配合割合を上記の範囲で変化させることに
よって、被膜の光沢を容易に調整することができるもの
であり、(A)成分を増量するように配合割合を調整す
ると被膜の光沢度を小さくすることができ、(A)成分
を減量するように配合割合を調整すると被膜の光沢度を
大きくすることができるものである。
【0028】また、(C)成分の触媒の添加量は、
(A)成分と(B)成分の合計100重量部に対して
0.0001〜10重量部であることが好ましい。より
好ましくは0.0005〜8重量部であり、最も好まし
くは0.0007〜5重量部である。触媒の添加量が
0.0001重量部未満であると常温で硬化しない場合
があり、また触媒の添加量が10重量部を超えると被膜
の耐熱性や耐候性が悪くなる場合がある。
【0029】本発明に係るコーティング用組成物は、取
り扱いの容易さから各種有機溶媒で希釈して使用するこ
とができる。有機溶媒の種類は、(A)成分あるいは
(B)成分の1価炭化水素基の種類もしくは分子量の大
きさによって選定されるものであり、このような有機溶
媒としては微粒子酸化物の分散溶媒として示したもの等
を挙げることができ、これらからなる群より選ばれた1
種もしくは2種以上のものを使用することができる。
【0030】本発明に係るコーティング用組成物の保存
方法は、(A)成分、(B)成分及び(C)成分をそれ
ぞれ別々に保存する3包装形をとるのが一般的である
が、(A)成分と(C)成分の混合成分と、(B)成分
とを分けて2包装形としておき、使用時に両者を混合す
るようにしてもよく、またすべての成分を混合して一容
器内に保存する1包装形とすることも可能である。但
し、(A)成分と(C)成分を混合して保存する場合
は、(A)成分のpHを2〜7に調整した後に(C)成
分を加えて混合するようにするのが好ましく、さらには
(A)成分としてそのオルガノシロキサンの加水分解性
基X1モルに対する水の使用量を0.3モル以下にした
ものを使用するのが好ましい。
【0031】しかして、本発明に係るコーティング用組
成物は、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ABS
樹脂などのプラスチックや、アルミニウム、ステンレ
ス、銅、鉄、ジュラルミンなどの金属、あるいは紙、木
材、ガラス、セメントや石膏などで作られた壁材などの
表面保護用に適用することができ、さらにはアクリル
系、アルキッド系、ポリエステル系、エポキシ系、ウレ
タン系塗料等の表面保護用にも適用することができる。
被膜の厚みは、長時間高温で耐久性が必要な用途に適用
する場合、1〜35μmが好ましい。35μmを超える
厚みの被膜になると耐沸騰水性の試験でクラックが生じ
ることがある。
【0032】また本発明に係るコーティング用組成物
は、通常の塗布方法でコーティングすることができ、例
えば、刷毛塗り、スプレー、浸漬、フロー、ロール、カ
ーテン、ナイフコート等の各種塗布方法を選択すること
ができる。また有機溶媒での希釈割合は特に制限がな
く、必要に応じて希釈割合を決定すればよい。またこの
コーティング用組成物には、必要に応じてレベリング
剤、増粘剤、顔料、染料、アルミニウムペースト、金属
粉、抗酸化剤、紫外線吸収剤等を、本発明に影響を与え
ない範囲で添加することができる。
【0033】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
る。実施例中特に断らない限り「部」は総て「重量部」
を、「%」は総て「重量%」を表す。尚、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものでないのはいうまでもな
い。 (A成分の調製例A−1)簡易密閉できるプラスチック
容器に微粒子ケイ素酸化物として日本アエロジル社製
「アエロジルR972」を40部及びメタノールを60
部入れ、ペイントシェイカーで約45分間攪拌すること
によってメタノール分散エアロジルを得た。次に、攪拌
機、加湿ジャケット、コンデンサーおよび温度計を取り
付けたフラスコ中に上記メタノール分散エアロジルを1
00部、メチルトリメトキシシラン70部、水6部、1
N塩酸水溶液1部を投入して攪拌しながら65℃の温度
で約5時間かけて部分加水分解反応をおこない、冷却
後、トルエン80部を加えて平均分子量約580の微粒
子酸化物分散オルガノシラン溶液を得た。このA成分を
「A−1」とする。
【0034】(A成分の調製例A−2)微粒子ケイ素酸
化物として20部の日本アエロジル社製「アエロジル#
380」と2部のデグサ社製「OK520」を用いると
共に、メタノールを78部用いて、メタノール分散エア
ロジルを得るようにした他は、上記調製例A−1と同様
にして微粒子酸化物分散オルガノシラン溶液を得た。こ
のA成分を「A−2」とする。
【0035】(A成分の調製例A−3)微粒子ケイ素酸
化物として60部の「アエロジル#380」と5部の
「OK520」を用いると共に、メタノールを155部
用いて、メタノール分散エアロジルを得るようにし、さ
らにトルエンの使用量を0部に変更した他は、上記調製
例A−1と同様にして微粒子酸化物分散オルガノシラン
溶液を得た。このA成分を「A−3」とする。
【0036】(A成分の調製例A−4)簡易密閉できる
プラスチック容器に微粒子チタン酸化物としてチタン工
業社製「酸化チタンST200」を30部及びメタノー
ルを70部入れ、ペイントシェイカーで約45分間攪拌
することによってメタノール分散酸化チタンを得た。上
記調製例A−1においてメタノール分散エアロジルの代
わりにこのメタノール分散酸化チタンを用い、後は調製
例A−1と同様にして微粒子酸化物分散オルガノシラン
溶液を得た。このA成分を「A−4」とする。
【0037】(A成分の調製例A−5)微粒子チタン酸
化物として30部のチタン工業社製「酸化チタンST3
00」を用いると共に、メタノールを70部用いて、メ
タノール分散酸化チタンを得るようにした他は、上記調
製例A−4と同様にして微粒子酸化物分散オルガノシラ
ン溶液を得た。このA成分を「A−5」とする。
【0038】(A成分の調製例A−6)微粒子酸化物を
用いず、攪拌機、加湿ジャケット、コンデンサーおよび
温度計を取り付けたフラスコ中にメチルトリメトキシシ
ラン70部、水6部、1N塩酸水溶液1部を投入して攪
拌しながら65℃の温度で約5時間かけて部分加水分解
反応をおこない、冷却後、トルエン80部を加えてオル
ガノシラン溶液を得た。このA成分を「A−6」とす
る。
【0039】(A成分の調製例A−7)微粒子ケイ素酸
化物として15部の「アエロジルR972」と55部の
「OK520」を用いると共に、メタノールを120部
用いて、メタノール分散エアロジルを得るようにし、さ
らにトルエンの使用量を0部に変更した他は、上記調製
例A−1と同様にして微粒子酸化物分散オルガノシラン
溶液を得た。このA成分を「A−7」とする。
【0040】上記A成分の調整例A−1〜A−7の各配
合量を表1に示す。また表1にA成分中に分散された微
粒子酸化物の平均粒子径と、A成分のオリゴマーの平均
分子量を示す。尚、粒子径はSEM写真観察により計測
し、分子量はGPC(ゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィー)により標準ポリスチレンで検量線を作成して
測定した。
【0041】
【表1】
【0042】(B成分の調整例)攪拌機、加湿ジャケッ
ト、コンデンサーおよび温度計を取り付けたフラスコ
に、メチルトリイソプロポキシシラン220部(1モ
ル)とトルエン150部との混合物を計り取り、1%塩
酸水溶液108部を上記混合物に20分間を要して滴下
することによって、メチルトリイソプロポキシシランを
加水分解した。滴下40分後に攪拌を止め、二層に分離
したうちの少量の塩酸を含んだ下層の水・イソプロピル
アルコールの混合液を分液し、次に残ったトルエンの樹
脂溶液の塩酸を水洗して除去し、さらにトルエンを減圧
除去した後、イソプロピルアルコールで希釈することに
よって平均分子量2000のシラノール基含有オルガノ
ポリシロキサンのイソプロピルアルコール40%溶液を
得た。
【0043】(実施例1〜5) A成分として「A−6」〜「A−7」を用い、このA成
分とB成分とを30部:70部、50部:50部、70
部:30部の割合で混合し、さらに触媒のC成分として
N(−β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシランを2部混合して、コーティング用組成
物を調製した。
【0044】(比較例1〜2)A成分として「A−1」
〜「A−2」を用いるようにした他は、上記実施例1〜
5と同様にしてコーティング用組成物を調製した。上記
実施例1〜5及び比較例1〜2で調製したコーティング
用組成物を、アルミニウム溶射したテストピース(日本
テストパネル社製「アルスター」)にスプレー塗装で塗
布し、常温で硬化させた。そして一週間経過後に被膜特
性を試験した。被膜特性の試験は次の評価方法に拠っ
た。 ・被膜硬度:鉛筆硬度試験法(JIS K 5400に
準拠) ・耐沸騰水性:煮沸した水道水に試験片を16時間浸漬
した後、試験片を1時間放置して塗膜の状態を観察し、
変化のないものを良好とした。 ・光沢:鏡面光沢度測定法(JIS K 5400に準
拠)でおこない、色差計(日本電色工業株式会社製「Z
−Σ80」)の60度鏡面光沢を測定。
【0045】結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】表2にみられるように、各実施例のものは
被膜の硬度が高く、耐熱性にも優れており、またA成分
とB成分の混合割合を変えることによって被膜の光沢を
大きく変化させることができ、光沢の制御が容易である
ことが確認される。一方、微粒子酸化物を分散させない
A成分を用いた比較例1のものではA成分とB成分の混
合割合を変えても光沢は殆ど変化せず、光沢の制御が困
難であり、またA成分中の微粒子酸化物の粒子径が大き
い比較例2のものでは、成膜性が悪いものであった。
【0048】
【発明の効果】上記のように本発明に係るコーティング
用組成物は、(A)成分、(B)成分、(C)成分から
成るものであり、常温での硬化乾燥や比較的低温におけ
る加熱促進による硬化が可能であり、耐熱性や耐候性等
に優れた被膜を形成することができると共に、(A)成
分と(B)成分の配合割合を調整することによって光沢
を自由に制御することができ意匠性に優れた被膜を形成
することができるものである。従って、耐熱性のない基
材に対して塗装することができ、熱のかけられない作業
現場で塗装することができるものであって、その工業的
・産業的価値は極めて大きいものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 和夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吹擧 昌宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式R1 n SiX4-n (式中、R1 は同一又は異種の置換もしくは非置換の炭
    素数1〜8の1価炭化水素基を示し、nは0〜3の整
    数、Xは加水分解性基を示す)で表される加水分解性オ
    ルガノシランを、微粒子酸化物を微粒子径0.2〜3μ
    mに分散させた状態で、X1モルに対して水0.001
    〜0.5モルを使用する条件下で部分加水分解させて得
    られる微粒子酸化物分散オリゴマーと、 (B)平均組成式R2 a Si(OH)b (4-a-b)/2 (式中、R2 は同一又は異種の置換もしくは非置換の炭
    素数1〜8の1価炭化水素基を示し、aおよびbはそれ
    ぞれ0.2≦a≦2.0、0.0001≦b≦3、a+
    b<4の関係を満たす数である)で表される、分子中に
    シラノール基を含有するポリオルガノシロキサンと、 (C)触媒の各成分を含有して成ることを特徴とするコ
    ーティング用組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分が微粒子酸化物を固形分とし
    て5〜30重量%含有することを特徴とする請求項1に
    記載のコーティング用組成物。
  3. 【請求項3】 加水分解性オルガノシランの少なくとも
    50モル%がn=1のオルガノシランであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のコーティング用組成物。
  4. 【請求項4】 (A)成分30〜70重量部に対して
    (B)成分70〜30重量部(但し(A)成分と(B)
    成分の合計100重量部)を配合することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載のコーティング用組成
    物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014173020A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Panasonic Corp 金属塗装用コーティング剤組成物
JP2014173019A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Panasonic Corp 金属塗装用コーティング剤組成物
JP2017197693A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社トクヤマ 分散液、その製造方法、及び、それを用いたcmp用研磨剤

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JP2014173020A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Panasonic Corp 金属塗装用コーティング剤組成物
JP2014173019A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Panasonic Corp 金属塗装用コーティング剤組成物
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