JPH0852044A - ヘッドレストの前後位置調節装置 - Google Patents

ヘッドレストの前後位置調節装置

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Publication number
JPH0852044A
JPH0852044A JP21052394A JP21052394A JPH0852044A JP H0852044 A JPH0852044 A JP H0852044A JP 21052394 A JP21052394 A JP 21052394A JP 21052394 A JP21052394 A JP 21052394A JP H0852044 A JPH0852044 A JP H0852044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
headrest
engaging piece
shaft
piece
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21052394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ohata
孝 大畑
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TS Tech Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seat Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seat Co Ltd filed Critical Tokyo Seat Co Ltd
Priority to JP21052394A priority Critical patent/JPH0852044A/ja
Publication of JPH0852044A publication Critical patent/JPH0852044A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後位置調節の容易化、構造の簡素化、コス
ト削減。 【構成】 フレーム1内に係合凹部43を形成したシャ
フト9を設ける。シャフト9は、シャフト9を挿通する
挿通孔23を有するロック係合片22と、ロック係合片
22を上動させるロックバネ27と、ロック係合片22
の上動を許す窓孔33およびロック係合片22の上動を
阻止するロック阻止部34を有する係合片移動規制板3
0とにより構成するロック機構10に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドレストの前後位
置調節装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来、シートに設けた支持装置に挿入支持
されるヘッドレストピラーの水平部にヘッドレストフレ
ームを回動自在に取付け、ヘッドレストフレームとヘッ
ドレストピラーのいずれか一方にラッチを、いずれか他
方にラチエットを設け、前方移動は自由で後方移動は阻
止するようにしたものは公知である。また、従来公知
の、特開昭59−62016号公報には、前記ヘッドレ
ストフレーム内には係合凹部を所定間隔を置いて複数形
成した前後方向のシャフトを設け、前記ロック機構は、
前記係合凹部に係合するロック係合片と、該ロック係合
片を係合凹部より離脱させる操作軸と、前記ロック係合
片をロック位置となるようにするアンロックバネとによ
り構成したものについて記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例のうち前者
のものは、ヘッドレストがヘッドレストピラーの水平部
を中心とする円弧回動することによって、前後位置を変
更させるから、前後位置を変更させると、ヘッドレスト
の高さも変化するという課題がある。また、前記公知例
のうち後者のものは、ヘッドレストをヘッドレストピラ
ーに対して水平前後方向に移動させるから、前記課題は
解決しているが、操作軸によりロック機構のロック解除
させた状態でヘッドレストを前後させなければならず、
操作が面倒であるという課題がある。
【0004】
【発明の目的】前後位置調節の容易化、構造の簡素化、
コスト削減を図ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、シー
トに設けた支持装置に挿入支持されるヘッドレストピラ
ー8と、該ヘッドレストピラー8に対して前後位置調節
自在に設けたヘッドレストフレーム1と、ヘッドレスト
フレーム1とヘッドレストピラー8との間にロック機構
10を設けて前方移動は自由で後方移動は阻止するよう
にしたものにおいて、前記ヘッドレストフレーム1内に
は前後方向のシャフト9を設け、該シャフト9の外周に
は該シャフト9の軸心方向と交差する係合面44と該係
合面44に続いて後側に至るに従い径大となる案内面4
5からなる係合凹部43を所定間隔を置いて複数形成
し、前記ロック機構10は、前記シャフト9を挿通する
挿通孔23を有して前記シャフト9の交差方向の一方へ
移動すると前記係合凹部43に係合するロック係合片2
2と、前記ロック係合片22を前記一方側へ移動させる
ロックバネ27と、前記ロック係合片22の移動方向の
前記一方側に設けられ前記ロック係合片22が前記一方
側と元の位置の間移動しうる窓孔33および前記ロック
係合片22の移動を阻止するロック阻止部34を有し前
記ロック係合片22の移動を容認するロック位置と前記
ロック係合片22の移動を規制するアンロック位置との
間切替る係合片移動規制板30とにより構成したヘッド
レストの前後位置調節装置、および、前記係合片移動規
制板30には係合片移動規制板30をアンロック位置と
なるように付勢するアンロックバネ40を設け、前記シ
ャフト9の後部には前記ロック係合片22の移動方向の
他方側に移動させ、もって、前記ロック係合片22を窓
孔33より退避させてロック阻止部34に係合させるア
ンロック案内傾斜面48を形成したヘッドレストの前後
位置調節装置、および、シートに設けた支持装置に挿入
支持されるヘッドレストピラー8と、該ヘッドレストピ
ラー8に対して前後位置調節自在に設けたヘッドレスト
フレーム1と、ヘッドレストフレーム1とヘッドレスト
ピラー8との間にロック機構10を設けて前方移動は自
由で後方移動は阻止するようにしたものにおいて、前記
ヘッドレストフレーム1内には略垂直の係合面44と該
係合面44に続いて後側に至るに従い低くなる案内面4
5からなる係合凹部43を所定間隔を置いて複数形成し
た前後方向のシャフト9を設け、前記ロック機構10
は、前記シャフト9を挿通する挿通孔23を有して上下
動するロック係合片22と、該ロック係合片22を装着
する上下挿通溝21および前記シャフト9を挿通する挿
入孔20を有するボディ17と、前記ロック係合片22
と前記ボディ17との間に設けた前記ロック係合片22
を上動させるロックバネ27と、前記ロック係合片22
の上方に設けられ前記ロック係合片22が上下しうる窓
孔33および前記ロック係合片22の上動を阻止するロ
ック阻止部34を有し前記ロック係合片22の上下動を
容認するロック位置と前記ロック係合片22の上動を規
制するアンロック位置との間移動する係合片移動規制板
30と、該係合片移動規制板30と前記ボディ17との
間に設けられ前記係合片移動規制板30をアンロック位
置となるようにするアンロックバネ40とにより構成
し、前記シャフト9の後部にはロック係合片22を窓孔
33より下動させるアンロック案内傾斜面48を形成し
たヘッドレストの前後位置調節装置、および、前記ロッ
ク係合片22の上部は左右に設けた屈曲部24と該屈曲
部24の間に設けた上方に突出する係合突出部28とに
より形成し、前記屈曲部24と前記ボディ17との間に
前記ロック係合片22を上動させるロックバネ27を設
けたヘッドレストの前後位置調節装置、および、前記係
合片移動規制板30がアンロック位置より過剰回動する
のを防止するストッパー41を設けたヘッドレストの前
後位置調節装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1
はヘッドレストフレームであり、前側フレーム2と後側
フレーム3とに分割形成している。4は前板、5は後
板、6は底板、7は後述するヘッドレストピラー8に対
してヘッドレストフレーム1が前後に移動しうるように
底板6に形成した移動用孔である。前記前板4と後板5
の間には左右一対の前後方向のシャフト9を固定し、左
右のシャフト9のうちいずれか一方または両方にはロッ
ク機構10を設け、前記シャフト9を前記ヘッドレスト
ピラー8に対して位置調節自在に取付ける。即ち、ヘッ
ドレストピラー8は図示は省略するが、シート側に取付
けて固定側となり、移動側となるシャフト9を設けたヘ
ッドレストフレーム1がヘッドレストピラー8に対して
前後に移動して前後位置調節可能となり、ロック機構1
0がヘッドレストフレーム1をヘッドレストピラー8に
対して固定することになる。
【0007】前記ヘッドレストピラー8には、側面視下
方を開放したコ字形状のフレーム15を固定し、フレー
ム15には前記シャフト9を挿通する挿通孔16を形成
する。フレーム15の後面にはロック機構10のボディ
17をネジ18により固定する。ボディ17にはネジ1
8の挿通孔19を形成する。ボディ17の上下中間部に
は前後方向に貫通する挿入孔20を形成し、挿入孔20
に前記シャフト9を挿通する。また、ボディ17には挿
入孔20を上下に貫通する上下挿通溝21を形成し、上
下挿通溝21にはロック係合片22を上下動自在に挿入
する。ロック係合片22は平板形状に形成され、ロック
係合片22には前記シャフト9が挿通する挿通孔23を
形成する。ロック係合片22の上部には後側に屈曲する
屈曲部24を形成し、屈曲部24の下方のボディ17に
は上下方向の収納穴26を形成し、収納穴26にロック
係合片22を常時上動させるように付勢するロックバネ
27を装着する。前記屈曲部24はロック係合片22の
上部の左右両側に形成し、屈曲部24、24の間には上
方に突き出る係合突出部28を形成する。
【0008】前記フレーム15には、ロック係合片22
の係合突出部28の上下動を許すロック位置と上動を規
制するアンロック位置とに切替わる係合片移動規制板3
0を設ける。係合片移動規制板30は水平方向の平板上
に形成し、基部を軸31により回動自在にフレーム15
に軸着する。係合片移動規制板30の先端後部には前記
係合突出部28が上方に突出しうる窓孔33を形成し、
窓孔33の後部には前記係合突出部28の上動を阻止す
るロック阻止部34を形成する。したがって、係合片移
動規制板30の窓孔33が係合突出部28の上方に位置
するときは、係合突出部28はロックバネ27の弾力に
より上動してロック状態となり、係合片移動規制板30
のロック阻止部34が係合突出部28の上方に位置する
ときは係合突出部28の上端がロック阻止部34の下面
に当接して停止してアンロック状態となる。前記係合片
移動規制板30の前縁には下方に突き出るガイド板36
を設け、ガイド板36には孔37を形成し、孔37には
前記フレーム15に固定のガイド軸38を挿入する。ガ
イド軸38は係合片移動規制板30の回動軌跡に合せて
円弧形状に形成し、ガイド板36とフレーム15との間
のガイド軸38外周には係合片移動規制板30を常時前
側に回動させるように付勢するアンロックバネ40を装
着し、一方、フレーム15または係合片移動規制板30
には、係合片移動規制板30の前方回動を停止させるス
トッパー41を設ける。
【0009】また、前記係合片移動規制板30の前縁に
は、前板4が当接することにより係合片移動規制板30
を後方回動させ、係合片移動規制板30と係合突出部2
8との関係をロック可能状態にするアンロック解除板部
42を設ける。しかして、前記シャフト9の前後中間位
置の下面には係合凹部43を前後に所定間隔を置いて複
数形成し、各係合凹部43の前側は略垂直の係合面44
とし、係合面44の後側は、後側に至るに従い低く傾斜
した案内面45に形成する。したがって、ロック係合片
22の挿通孔23の下縁が係合縁46となって前記係合
凹部43に係合し、ロック係合片22に係合面44が当
接して、ヘッドレストフレーム1の後動を阻止するが、
ヘッドレストフレーム1を前方に移動させると、係合縁
46が案内面45に沿って摺動することでロック係合片
22は下動し、次の係合凹部43に係合する。このと
き、ロック係合片22の係合突出部28の上端は係合片
移動規制板30の窓孔33よりも下方に位置しないよう
に設定する。
【0010】前記シャフト9の後部には、シャフト9の
下面47より後側至るに従い低くなるアンロック案内傾
斜面48を形成し、アンロック案内傾斜面48に続い
て、ロック係合片22の係合突出部28の上端を係合片
移動規制板30の窓孔33よりも下方に位置させるアン
ロック面49を形成する。50は、フレーム15と前板
4との間に設けた常時ヘッドレストフレーム1を後動さ
せる後動付勢バネである。また、前記シャフト9の前部
には、前板4がアンロック解除板部42に当接して、係
合片移動規制板30を後方回動させ、係合片移動規制板
30の窓孔33が係合突出部28の上方に位置したと
き、ロック係合片22の挿通孔23が上動して係合突出
部28が窓孔33より突き出ることを可能にするロック
用凹部51を形成する。52はロック用凹部51から係
合凹部43に案内する案内傾斜面である。図中、53は
係合片移動規制板30の回動案内ガイド、54はネジ1
8の挿通孔、55はネジ18に対するナット、56はブ
ッシュである。
【0011】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成であ
り、通常は、係合片移動規制板30の窓孔33が係合突
出部28の上方に位置しているから、ロック係合片22
がロックバネ27の弾力で上動し、ロック係合片22の
挿通孔23の係合縁46がシャフト9の係合凹部43に
係合し、ヘッドレストフレーム1は後動付勢バネ50に
より常時後動するように付勢されているから、ロック係
合片22の下部前面に係合凹部43の係合面44が当接
し、ロック機構10はロック状態となって、ヘッドレス
トフレーム1の後動は阻止される。
【0012】次に、ヘッドレストフレーム1を前側に押
すと、ロック係合片22の挿通孔23の係合縁46はシ
ャフト9の係合凹部43の案内面45により案内され、
その結果、ロック係合片22はロックバネ27の弾力に
抗して下動し、係合凹部43より離脱し、次の係合凹部
43に至ると、ロックバネ27の弾力によりロック係合
片22が上動して係合し、一段ごとの係合凹部43をロ
ック係合片22に選択係合させて、ヘッドレストフレー
ム1の位置調節を行なう。この場合、ロック係合片22
の係合縁46が次の係合凹部43に係合するために、最
大に下降するのは、シャフト9の下面47が通過すると
きであり、この状態でも、ロック係合片22の係合突出
部28は係合片移動規制板30の窓孔33よりも上方に
突出しているから、係合片移動規制板30が回動するこ
とはなく、ロック係合片22はシャフト9の係合凹部4
3の範囲で自由に上下する。
【0013】しかして、最前方位置に位置するように係
合凹部43にロック係合片22が係合している状態のヘ
ッドレストフレーム1を更に前進させると、ロック係合
片22は係合凹部43より離脱し、シャフト9のアンロ
ック案内傾斜面48がロック係合片22の係合縁46を
押し下げ、係合縁46はアンロック面49に係合し、こ
の状態のとき、ロック係合片22の係合突出部28の上
端は係合片移動規制板30の窓孔33より遥に下方に位
置し、係合片移動規制板30はアンロックバネ40の弾
力により前方回動し、ロック機構10はアンロック状態
となる。即ち、係合片移動規制板30が前方回動する
と、係合片移動規制板30のロック阻止部34がロック
係合片22の係合突出部28の上方に位置することにな
り、この状態で、ヘッドレストフレーム1を後動させる
と、ロック係合片22はロックバネ27の弾力で上動す
るが、ロック係合片22の挿通孔23の係合縁46はシ
ャフト9の下面47よりも下方に位置しているから、係
合凹部43が係合縁46の上方に位置しても、ロック係
合片22は係合凹部43に係合せず、したがって、ヘッ
ドレストフレーム1は前後、特に後方移動が自由のアン
ロック状態となる。
【0014】次に、この状態のヘッドレストフレーム1
は、後動付勢バネ50により最前方位置に移動し、ヘッ
ドレストフレーム1の前板4が係合片移動規制板30の
アンロック解除板部42に当接し、係合片移動規制板3
0をアンロックバネ40に抗して後方回動させるから、
係合片移動規制板30の窓孔33が係合突出部28の上
方に臨むことになり、また、シャフト9には、ロック係
合片22の挿通孔23が上動して係合突出部28が窓孔
33より突き出るようにするロック用凹部51を形成し
ているから、ロック係合片22はロックバネ27の弾力
により上動し、係合片移動規制板30によるアンロック
状態を解除する。
【0015】しかして、ロック機構10は、ボディ17
をフレーム15に固定し、ロックバネ27をボディ17
の収納穴26に装着し、ボディ17の上下挿通溝21に
ロック係合片22を装着し、ガイド軸38にアンロック
バネ40を挿入し、係合片移動規制板30のガイド板3
6の孔37をガイド軸38に挿通し、この係合片移動規
制板30をフレーム15に軸31により固定し、次に、
係合突出部28を押し下げて係合片移動規制板30のロ
ック阻止部34に当接させると、ロック機構10の組立
・取付が完了する。次に、シャフト9をフレーム15お
よびボディ17の挿入孔20に挿通し、このシャフト9
に前側フレーム2と後側フレーム3を固定すると、ヘッ
ドレストフレーム1の組立が完了する。
【0016】なお、前記実施例において、「上下左右」
等の方向は説明状便宜的に使用したもので有り、取付位
置方向あるいは作用における移動方向は実施例に限定さ
れるものではない。即ち、本発明は、ロック機構10を
解除する操作部材を有しないから、取付位置や方向の設
計の自由度が高く、小型軽量にできる。
【0017】
【効果】本発明は、シートに設けた支持装置に挿入支持
されるヘッドレストピラー8と、該ヘッドレストピラー
8に対して前後位置調節自在に設けたヘッドレストフレ
ーム1と、ヘッドレストフレーム1とヘッドレストピラ
ー8との間にロック機構10を設けて前方移動は自由で
後方移動は阻止するようにしたものにおいて、前記ヘッ
ドレストフレーム1内には前後方向のシャフト9を設
け、該シャフト9の外周には該シャフト9の軸心方向と
交差する係合面44と該係合面44に続いて後側に至る
に従い径大となる案内面45からなる係合凹部43を所
定間隔を置いて複数形成し、前記ロック機構10は、前
記シャフト9を挿通する挿通孔23を有して前記シャフ
ト9の交差方向の一方へ移動すると前記係合凹部43に
係合するロック係合片22と、前記ロック係合片22を
前記一方側へ移動させるロックバネ27と、前記ロック
係合片22の移動方向の前記一方側に設けられ前記ロッ
ク係合片22が前記一方側と元の位置の間移動しうる窓
孔33および前記ロック係合片22の移動を阻止するロ
ック阻止部34を有し前記ロック係合片22の移動を容
認するロック位置と前記ロック係合片22の移動を規制
するアンロック位置との間切替る係合片移動規制板30
とにより構成したヘッドレストの前後位置調節装置とし
たから、ロック機構10に対して水平方向のシャフト9
を移動させるので、ヘッドレストは水平前後方向に移動
して前後位置調節ができる。また、ヘッドレストを前方
移動させると、ロック係合片22は係合凹部43の案内
面45に案内されて自動的に下動するので、ヘッドレス
トを前方移動させて、所望位置の係合凹部43をロック
係合片22に係合させればよく、調節を容易に行え、操
作部材を使用しなくても調節できるから正確にできる。
また、ロック機構10を解除する操作部材を有しないか
ら、取付位置や方向の設計の自由度が高く、小型軽量に
できる。また、本発明は、前記係合片移動規制板30に
は係合片移動規制板30をアンロック位置となるように
付勢するアンロックバネ40を設け、前記シャフト9の
後部には前記ロック係合片22の移動方向の他方側に移
動させ、もって、前記ロック係合片22を窓孔33より
退避させてロック阻止部34に係合させるアンロック案
内傾斜面48を形成したヘッドレストの前後位置調節装
置としたから、ヘッドレストを最前方位置にまで前進さ
せると、アンロック案内傾斜面48によりロック係合片
22の係合縁46を押し下げ、ロック係合片22が係合
凹部43より離脱し、係合片移動規制板30はアンロッ
クバネ40の弾力により前方回動し、ロック機構10は
アンロック状態となり、ヘッドレストを後側に戻すこと
ができ、操作も頗る簡単容易である。また、本発明は、
シートに設けた支持装置に挿入支持されるヘッドレスト
ピラー8と、該ヘッドレストピラー8に対して前後位置
調節自在に設けたヘッドレストフレーム1と、ヘッドレ
ストフレーム1とヘッドレストピラー8との間にロック
機構10を設けて前方移動は自由で後方移動は阻止する
ようにしたものにおいて、前記ヘッドレストフレーム1
内には略垂直の係合面44と該係合面44に続いて後側
に至るに従い低くなる案内面45からなる係合凹部43
を所定間隔を置いて複数形成した前後方向のシャフト9
を設け、前記ロック機構10は、前記シャフト9を挿通
する挿通孔23を有して上下動するロック係合片22
と、該ロック係合片22を装着する上下挿通溝21およ
び前記シャフト9を挿通する挿入孔20を有するボディ
17と、前記ロック係合片22と前記ボディ17との間
に設けた前記ロック係合片22を上動させるロックバネ
27と、前記ロック係合片22の上方に設けられ前記ロ
ック係合片22が上下しうる窓孔33および前記ロック
係合片22の上動を阻止するロック阻止部34を有し前
記ロック係合片22の上下動を容認するロック位置と前
記ロック係合片22の上動を規制するアンロック位置と
の間移動する係合片移動規制板30と、該係合片移動規
制板30と前記ボディ17との間に設けられ前記係合片
移動規制板30をアンロック位置となるようにするアン
ロックバネ40とにより構成し、前記シャフト9の後部
にはロック係合片22を窓孔33より下動させるアンロ
ック案内傾斜面48を形成したヘッドレストの前後位置
調節装置としたから、ロック係合片22をボディ17に
挿着したので、取付が容易であり、ボディ17の上下挿
通溝21がロック係合片22のガイド作用を奏するので
作動も確実となる効果を奏する。また、本発明は、前記
ロック係合片22の上部は左右に設けた屈曲部24と該
屈曲部24の間に設けた上方に突出する係合突出部28
とにより形成し、前記屈曲部24と前記ボディ17との
間に前記ロック係合片22を上動させるロックバネ27
を設けたヘッドレストの前後位置調節装置としたから、
取付が容易となり、コストも削減できるという効果を奏
する。また、本発明は、前記係合片移動規制板30には
前記係合片移動規制板30がアンロック位置より過剰回
動するのを防止するストッパー41を設けたヘッドレス
トの前後位置調節装置としたから、誤作動を防止する効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヘッドレストフレームの縦断側面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 ロック機構等の斜視図。
【図4】 ヘッドレストの前後動の作用状態側面図。
【図5】 同平面図。
【図6】 ロック機構の通常作用状態の平面および側面
図。
【図7】 ロック機構のアンロック作用状態の平面およ
び側面図。
【図8】 ロック機構の復帰作用状態の平面および側面
図。
【符号の説明】
1…ヘッドレストフレーム、2…前側フレーム、3…後
側フレーム、4…前板、5…後板、6…底板、7…移動
用孔、9…シャフト、10…ロック機構、11…ヘッド
レストピラー、15…フレーム、16…挿通孔、17…
ボディ、18…ネジ、19…挿通孔、20…挿入孔、2
1…上下挿通溝、22…ロック係合片、23…挿通孔、
24…屈曲部、26…収納穴、27…ロックバネ、28
…係合突出部、30…係合片移動規制板、31…軸、3
3…窓孔、34…ロック阻止部、36…ガイド板、37
…孔、38…ガイド軸、40…アンロックバネ、41…
ストッパー、42…アンロック解除板部、43…係合凹
部、44…係合面、45…案内面、46…係合縁、47
…下面、48…アンロック案内傾斜面、49…アンロッ
ク面、50…後動付勢バネ、51…ロック用凹部、52
…案内傾斜面、53…回動案内ガイド、54…挿通孔、
55…ナット、56…ブッシュ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに設けた支持装置に挿入支持され
    るヘッドレストピラー8と、該ヘッドレストピラー8に
    対して前後位置調節自在に設けたヘッドレストフレーム
    1と、ヘッドレストフレーム1とヘッドレストピラー8
    との間にロック機構10を設けて前方移動は自由で後方
    移動は阻止するようにしたものにおいて、前記ヘッドレ
    ストフレーム1内には前後方向のシャフト9を設け、該
    シャフト9の外周には該シャフト9の軸心方向と交差す
    る係合面44と該係合面44に続いて後側に至るに従い
    径大となる案内面45からなる係合凹部43を所定間隔
    を置いて複数形成し、前記ロック機構10は、前記シャ
    フト9を挿通する挿通孔23を有して前記シャフト9の
    交差方向の一方へ移動すると前記係合凹部43に係合す
    るロック係合片22と、前記ロック係合片22を前記一
    方側へ移動させるロックバネ27と、前記ロック係合片
    22の移動方向の前記一方側に設けられ前記ロック係合
    片22が前記一方側と元の位置の間移動しうる窓孔33
    および前記ロック係合片22の移動を阻止するロック阻
    止部34を有し前記ロック係合片22の移動を容認する
    ロック位置と前記ロック係合片22の移動を規制するア
    ンロック位置との間切替る係合片移動規制板30とによ
    り構成したヘッドレストの前後位置調節装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記係合片移動規制
    板30には係合片移動規制板30をアンロック位置とな
    るように付勢するアンロックバネ40を設け、前記シャ
    フト9の後部には前記ロック係合片22の移動方向の他
    方側に移動させ、もって、前記ロック係合片22を窓孔
    33より退避させてロック阻止部34に係合させるアン
    ロック案内傾斜面48を形成したヘッドレストの前後位
    置調節装置。
  3. 【請求項3】 シートに設けた支持装置に挿入支持され
    るヘッドレストピラー8と、該ヘッドレストピラー8に
    対して前後位置調節自在に設けたヘッドレストフレーム
    1と、ヘッドレストフレーム1とヘッドレストピラー8
    との間にロック機構10を設けて前方移動は自由で後方
    移動は阻止するようにしたものにおいて、前記ヘッドレ
    ストフレーム1内には略垂直の係合面44と該係合面4
    4に続いて後側に至るに従い低くなる案内面45からな
    る係合凹部43を所定間隔を置いて複数形成した前後方
    向のシャフト9を設け、前記ロック機構10は、前記シ
    ャフト9を挿通する挿通孔23を有して上下動するロッ
    ク係合片22と、該ロック係合片22を装着する上下挿
    通溝21および前記シャフト9を挿通する挿入孔20を
    有するボディ17と、前記ロック係合片22と前記ボデ
    ィ17との間に設けた前記ロック係合片22を上動させ
    るロックバネ27と、前記ロック係合片22の上方に設
    けられ前記ロック係合片22が上下しうる窓孔33およ
    び前記ロック係合片22の上動を阻止するロック阻止部
    34を有し前記ロック係合片22の上下動を容認するロ
    ック位置と前記ロック係合片22の上動を規制するアン
    ロック位置との間移動する係合片移動規制板30と、該
    係合片移動規制板30と前記ボディ17との間に設けら
    れ前記係合片移動規制板30をアンロック位置となるよ
    うにするアンロックバネ40とにより構成し、前記シャ
    フト9の後部にはロック係合片22を窓孔33より下動
    させるアンロック案内傾斜面48を形成したヘッドレス
    トの前後位置調節装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ロック係合片2
    2の上部は左右に設けた屈曲部24と該屈曲部24の間
    に設けた上方に突出する係合突出部28とにより形成
    し、前記屈曲部24と前記ボディ17との間に前記ロッ
    ク係合片22を上動させるロックバネ27を設けたヘッ
    ドレストの前後位置調節装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4において、前記係合片移動規制板30が
    アンロック位置より過剰回動するのを防止するストッパ
    ー41を設けたヘッドレストの前後位置調節装置。
JP21052394A 1994-08-11 1994-08-11 ヘッドレストの前後位置調節装置 Withdrawn JPH0852044A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012086747A1 (ja) 2010-12-24 2012-06-28 テイ・エス テック株式会社 ヘッドレストの前後位置調整装置
JP2014226400A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 テイ・エス テック株式会社 ヘッドレスト

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