JPH085101Y2 - 車両の側壁構造 - Google Patents

車両の側壁構造

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JPH085101Y2
JPH085101Y2 JP1987095373U JP9537387U JPH085101Y2 JP H085101 Y2 JPH085101 Y2 JP H085101Y2 JP 1987095373 U JP1987095373 U JP 1987095373U JP 9537387 U JP9537387 U JP 9537387U JP H085101 Y2 JPH085101 Y2 JP H085101Y2
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side wall
mold
arc
shaped
groove
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JP1987095373U
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JPS641173U (ja
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晴元 熊谷
拓男 草野
純 原
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はバン、ウイングボデイ、コンテナ、鉄道車
両等の側壁に用いられる側壁構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種側壁構造としては、例えば中空型材を多
数上下に嵌合するものとして、実公昭56−35524号公報
所載の考案があり、これを第5図によつて簡単に説明す
ると、内外2枚の板体a,bとこれらを結ぶ複数のリブc
から成る中空型材dの一端部において、その一側に円弧
状溝eを形成し、他側に前記板体a,bとほぼ平行に延長
しかつ内面側に段部fを形成した突片gを突設し、前記
中空型材dの他端部において、その一側に前記円弧状溝
eと嵌合する円弧状突縁hを形成し、他側にこれとほぼ
同じ長さの前記突片gに内側から係合しかつ前記段部f
に掛け止められる鉤部iを有する係合片jを突設して成
る構造を有するものである。また、門形断面の型材を縦
にして順次結合するものとして、実公昭54−41456号公
報所載の考案があり、これを第6図によつて簡単に説明
すると、壁体を構成する形材kが、その外面lの両端部
において、各々ほぼH型およびハツト型の形状を有する
嵌合部分m,nを備える型材からなり、前記ハツト型嵌合
部分mの側面の両端に内側受部oと外側受部pとを形成
し、前記H型嵌合部分mの側面両端には前記内側受部o
及び外側受部pと嵌合する関係で内側突条q及び外側突
条rを突設し、相隣る型材kの内外側受部o,pと内外側
突条q,rとを嵌合させた状態で、締着部材sで結合する
ようにして成る構造を有するものである。なお上記構造
以外にも、柱群に波板を順次リベツト止めする、いわゆ
るコルゲートバンも提案されている。
更にウイングボデーの場合は例えば実開昭59−129626
号公報所載の考案があり、これを第7図によつて簡単に
説明すると、上隅骨材tと下骨材uとをI型断面の複数
の縦骨材vで連結し、その外側面から多数の波板wを順
次重ね合わせて、リベツトx止めしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記第5図に記載されている構造は、中空型材のみで
構成するため、巾広(25mm)で厚肉(1.7mm)の型材を
使用せざるを得ず、そのため重量が増大するのみなら
ず、前後端がコ形断面のポストに固定されるまでは自立
性がなく、架装作業に手間がかゝるという問題があつ
た。次に第6図に記載されている構造では、型材自体が
強度材であるため、巾広、厚肉で重量が嵩み、かつ各型
材を車体上で連結、ボルト締めするため、架装作業が煩
雑であつた。更に、いわゆるコルゲートバンでは強度材
と壁外面板が別々であるため、架装が自在、容易である
反面、表面で凸凹で、マーク等の表示が困難かつ外観が
劣り、水密対策も煩雑であるという問題があつた。
更に第7図に示すウイングボデーの場合は、各骨材t,
u,vをあらかじめ結合した強度部材に多数の波板wを無
数のリベツトxで止めるため、架装作業が煩雑となり、
かつ表面が凹凸で、マーク等の表示が困難で、外観も劣
つていた。
〔課題を解決するための手段〕
ここにおいてこの考案は、比較的巾狭、薄肉の門形断
面の型材の水平方向の上端縁部に円弧状突条を突設し、
下端縁部にはこの円弧状突条が係合される形状の円弧状
溝と、水密パツキン条が部分的に嵌装されるべき凹溝を
形成し、上下に相隣る型材の上側の型材の円弧状溝に下
側の型材の円弧状突条を前記凹溝に嵌装した水密パツキ
ン条を挟んで結合して嵌合部を構成し、これら型材によ
り構成される表面材を柱材に対して固定して側壁ユニツ
トを形成し、この側壁ユニツトの下端を下枠に立設固定
すると共に、上端を結合材を介して屋根材に固定してな
る車両の側壁構造を提案するものである。
〔作用〕
上記構成において、水密パツキン条を介在させて型材
の円弧状溝と円弧状突縁とを結合し、これら型材を柱材
に結合して側壁ユニツトを形成し、この側壁ユニツトに
下枠と屋根材とを固定する。
〔実施例〕
次にこの考案を第1図ないし第4図にしたがつて説明
する。
先ず第1図において、1は板体2とこの板体2に適宜
間隔で突設したL形断面のリブ3とからなる、全体とし
て門形断面を呈する型材で、巾狭(15mm)、薄肉(1.4m
m以下)のこの型材1はその水平方向の下端縁部に円弧
状溝4と、合成ゴム又はプラスチツク製の水密パツキン
条5を部分的に嵌装させる凹溝6とを形成し、上端縁部
に前記円弧条溝4と嵌合する円弧状突縁7を形成してな
るものである。
上記構成からなる型材1を、ハツト状の断面形状を有
する柱材8に対して、水平方向に前記水密パツキン条5
を介して順次嵌合し、柱材8のフランジ8a,8aにそのま
まブラインドリベツト等で固定して側壁ユニツトを構成
するのであつて、その嵌合部9においては、上下に相隣
る型材1,1の一方の円弧状溝4が、他方の円弧状突縁7
に嵌合され、この嵌合部9は前記水密パツキン条5によ
つて水密性が保持されるのである。
なお、上端の型材1aの上端においては、この型材1aと
一体の支持材10(これは別体のものを型材に固定しても
よい)を介して屋根板11及び梁12とからなる屋根材13に
支持固定するものであり、この際にも型材1a(又は支持
材10)に形成した凹溝14に水密パツキン条5を部分的に
嵌装して、上端部の嵌合部における水密性保持の処理を
施こしている。
また、下端の型材1bにはサイドレール又は床材の下枠
体15に係合させるための下垂片16を突設し、この下垂片
16と係合する前記下枠材15の面にも凹溝17を設け、これ
に水密パツキン条5を嵌装して、下端部の嵌合部におけ
る水密性保持を可能としている。
上述のように構成したあとの内装として、車体18に敷
設した荷台19上に前記柱材8の内側において内壁板20を
固定し、かつこの内壁板20の上端部には前記屋根材13の
下側において天井板21を固定するのである。この場合、
内装材20は、複数の荷ずり板としてもよく、前記柱材8
の内側面に、ねじで固定してもよいし、内外の向きを逆
にした前記柱材8のフランジ8a,8aに固定してもよい。
前記柱材8について、上述の説明ではハツト状の断面
形状を有するものとしたが、これをU字形又はL字形断
面を有するもの等を任意使用することができる。
上記したような側壁構造をバン型車両の荷箱の横断面
図として略示したのが第2図であつて、この図におい
て、Aはフロント側、Bはリヤー側、C,Cはサイド側、
D,Dはフロントコーナーポスト、E,Eはリヤーポストをそ
れぞれ示す。
次に第3図はこの考案をウイングボデイに適用した例
を示し、前述の例と同様に嵌合部9を介して結合した巾
狭、薄肉の型材1を例えばハツト状の断面形状を有する
柱材8にブラインドリベツト等で固定して構成された側
壁ユニツトの下端にアオリ28に当接するタイト材29を支
承する下枠材30を結合し、上端に上隅用の結合材31を介
して屋根材32を結合し、この屋根材32を車体の前後に通
した棟33に対してヒンジ結合34したものである。なお35
は内隅用補強板を示し、第4図は下枠材30の変形例を示
すもので、2個所にタイト材29a,29bを支承させた例を
示す。
〔考案の効果〕
この考案によれば次のような実用的効果が得られる。
すなわち、 側壁が表面材としての型材1と強度部材としての柱材
8とを一体化したユニツトとしてあらかじめ構成でき、
車体への架装が容易となる。
薄肉、巾狭の型材で側壁外表面を覆うので軽量(従来
の約30%減)になり、積荷重量を増大しうる。
各型材間に水密パツキン条を圧縮状態で介在させるの
で、水密性が確保できる。
外表面がフラツトなため、マーク、文字等の表示が容
易でかつ見易くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の要部の竪断面図、第2図はこの考案
を採用したバン型車両の荷箱の略示的横断面図、第3図
はこの考案をウイングボデイに適用した例を示す断面
図、第4図はその一部の変形例を示し、第5図ないし第
7図はそれぞれ従来例の断面図である。 なお図において、 1……型材 4……円弧状溝 5……水密パツキン条 7……円弧条突縁 8……柱材 9……嵌合部 10,30……結合材 11,31……屋根材 15,29……下枠材 である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 原 純 東京都港区三田3丁目13番12号 日本軽金 属株式会社内 (56)参考文献 実開 昭51−116516(JP,U) 実開 昭57−145036(JP,U) 実公 昭35−15416(JP,Y1) 実公 昭46−18979(JP,Y1) 実公 昭38−27117(JP,Y1) 実公 昭54−41456(JP,Y2) 実公 昭60−4953(JP,Y2) 実公 昭58−16948(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】比較的巾狭、薄肉の門形断面の型材の水平
    方向の上端縁部に円弧状突条を突設し、下端縁部にはこ
    の円弧状突条が係合される形状の円弧状溝と、水密パツ
    キン条が部分的に嵌装されるべき凹溝を形成し、上下に
    相隣る型材の上側の型材の円弧状溝に下側の型材の円弧
    状突条を前記凹溝に嵌装した水密パツキン条を挟んで結
    合して嵌合部を構成し、これら型材により構成される表
    面材を柱材に対して固定して側壁ユニツトを形成し、こ
    の側壁ユニツトの下端を下枠に立設固定すると共に、上
    端を結合材を介して屋根材に固定してなる車両の側壁構
    造。
JP1987095373U 1987-06-23 1987-06-23 車両の側壁構造 Expired - Lifetime JPH085101Y2 (ja)

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JPS641173U JPS641173U (ja) 1989-01-06
JPH085101Y2 true JPH085101Y2 (ja) 1996-02-14

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ID=30959831

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51116516U (ja) * 1975-03-17 1976-09-21
JPS5650894Y2 (ja) * 1977-08-26 1981-11-28
JPS5816948U (ja) * 1981-07-24 1983-02-02 藤田 博 送受信器用マイクロフオンとスピ−カ−の支持装置
JPS604953U (ja) * 1983-06-23 1985-01-14 三菱電機株式会社 超音波斜角探触子の保持具

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JPS641173U (ja) 1989-01-06

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