JP4157220B2 - バン型車両の荷箱構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、荷箱側壁に形成した荷物搬出用の開口部に引き戸式スライドドアを架設したバン型車両の荷箱構造に関する。
【0002】
【従来技術】
一般的なバン型貨物自動車の荷箱構造を図7、図8および図9に基づいて説明する。図7に示す車両の後部荷箱1は、前壁4、後壁5、屋根部6、左右側壁7および床部3の6つの面体を側柱f、側枠材g、横枠材i等の枠材からなる枠体(図7稜線部分)の対応する枠材を挟んで互いの端縁部を結合して内部に荷室2を形成したものである。屋根部6の四周端に配設された横枠材h、iと側枠材g、gについていえば、荷箱の四隅に立設された側柱fの上端部にそれぞれの直交する端部をリベット接合あるいは溶接接合して矩形状に枠組している。通常、荷室の荷物搬出用ドアは、後壁の枠体に面体を設けず開口部を形成し、観音式扉あるいはシャッタードア等を架装する。荷箱側壁にも開口部を開設してスライドドア等を架設した荷箱がある。
【0003】
図8は、図7の荷箱1のD−D線に沿った長手方向縦断面図で、屋根部と前壁の面体構造を示す。屋根部6には、上前横枠材hと上後横枠材jの間に平行に断面ハット形状の複数の屋根梁l、l・・を所定間隔を開けて配置し、端部を左右上側枠材g、gに固着され梯子状の枠組がなされており、その外面に薄い屋根板mが張設されている。また、前壁4には、左右の側柱f、f間に所要数の中間柱rを立設し、外面に薄い波板等の外張板pを張設している。ベニヤ等の内装板が設けられる。側壁7は開口部等を除けば前壁とほぼ同様に構成される。荷室内は積み荷固定装置、照明装置等を艤装してベニヤ板等の内装板が設けられる。後壁5は、外枠開口部の左右側柱間にヒンジを介して蝶着された観音式扉qが開口部を閉塞している。
【0004】
図9は、このような面体構造になる荷箱の側壁7にスライドドアbを設けた従来の開口部を示す車幅方向縦断面図である。スライドドアbは、上端の走行部cを上側枠材gの下面に並設された走行レールd、d内に嵌載するとともに、下側枠材i上に並設されたガイドレールe、eを下端枠nの凹溝に嵌め込んだ状態で引き違い式に操作されて前後方向に転動するようになっている。
【0005】
ところで、このような荷箱の他に、ポリスチレン、ポリウレタン等の発泡体、あるいは軽量な木材、合板等板状体の両面に内板と外板を強固に貼着し内部に梁材を有さないサンドイッチパネルを面体として使用し、サンドイッチパネルの端縁部を相互に嵌め合わせて組み立てた荷箱がある。この種の荷箱は、側柱や側枠材等の強度部材は備えず、パネル自体の強度が面体に強度を付与している。サンドイッチパネルからなる面体間の結合は接着剤を当接面に塗布するとともに接着剤を塗布した断面L型隅部材を跨設して6面体に接合力を補強している。接着剤による接合力はリベットのそれに比べ引っ張り張力、せん断力において優れ、このような荷箱は保冷・冷凍車両にも適用することができる。
【0006】
本発明の対象とするバン型車両は、清涼飲料、食料品、作業用資材等の他に雑貨類の搬送にも適用されるもので、積み荷は荷箱の側方の積み卸しを頻繁に行うことから、側部に広い開口部を形成して引き戸式スライドドアを架装している。観音式扉や跳上式扉のような外方に開閉空間を要する扉を設けると、通行車両が開かれた扉に衝突する危険があり、また狭い路上では障害物があって開閉の妨げになることと、とりわけこのような積荷の配送車両のスライドドアは、スムーズな開閉操作が行われることとが要望されている。
【0007】
従来のバン型車両は、上記した枠材の枠組みに中間柱rや屋根梁l等を組み込んで荷箱に強度を付与する構成を備え、荷室内は、積み荷の形態に応じて仕様が異なるが、図1(本発明のバン型車両)に例示するように、後方に仕切壁9を設けて前室18と後室19に画成し、前室には積荷の寸法に合わせて柵状体8を立設するとともに、荷室内の前壁と仕切壁9、仕切壁9と柵状体8と間に別途多段式棚段を設けるための棚受け棒を支持する支持部材を側部に固定している。前記柵状体8は、輸送中の衝撃などにより積み荷がドアや壁部に突き当たって損傷することがないように荷崩れを防止する。
【0008】
ところが、面体のリベット等による荷箱の組立作業は、現場において煩雑で手間の掛かる上に、荷室内に柵状体や仕切壁の他に、スライドドアbや多段式棚段を支持する支持部材等のパーティションを架装する場合は、荷室内は空間的に狭く仕切られて作業がし難いものとなる。また、スライドドア(図9)bは、長大な面体を走行レールdに吊持しているので、レールに補強材を要するとともに、構造上、衝撃等により走行部cやパネル体に損傷を受け易く、またガイドレールeにゴミが詰まって開閉操作し難い等の不都合を生じ易く、そのような場合にドアの部材を破壊して解体せざるを得ないものであった。
【0009】
さらに、スライドドアを使用するバン型車両の流通業界では、搬送先の戻り荷を積載する便宜上屋上にルーフキャリア(囲い柵)を据え付けることがある。このような場合、作業者が屋上に登って作業をするとルーフキャリアを取り付けた結合部が緩んで漏水等の不都合な問題を生じていた。その上、開口部が比較的広くスライドドアが吊持されているので、屋上の雨水が荷室内部に侵入し易い等の問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点を解決するために、本発明者等は鋭意検討を重ねてなされたものであり、本発明の目的とするところは、屋根部の外周を画成する枠材に軽量なアルミ製の押出形材を使用して、この枠材に対応して結合される面体の組立作業をやり易くするとともに、開口部のスライドドア用レール、荷室内の柵状体等のパーティションの据え付け作業を効率化し、かつ、広い開口部に転動自在に懸垂するスライドドアの荷重によって枠材が撓まない強度をこの押出形材に付与すること、また、スライドドアは、パネル面体とこれを吊持する走行部との破損し易い連結構造を改良し、スライドドアの取り付けとともに解体・補修作業の効率化を図ることにあり、さらに、スライドドアのスムーズな操作性、耐久性を改善し、屋根部のリベット孔等からの漏水や、雨水が荷室内への垂下する等、多くの課題の解消された特装車両を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述のような本発明の目的を達成するために、
側壁に開口部を設けて該積荷の搬出用引き戸式スライドドアを架設してなる荷箱において、該荷箱の屋根部の四周端縁を画成するアルミ製の押出型材からなる上前横枠材、上後横枠材および左右の上側枠材の少なくとも1以上の枠材は、外側に、垂下部の上端寄りから内方に湾曲する円弧部を備えた外壁を形成するとともに、内側に、垂直壁の下端縁を直角に折曲して内向水平フランジを延設した内壁を形成し、これら外壁と内壁の間に水平に延びる隔壁と懸垂壁とを一体的に設けて中空部を形成した断面形状を有するとともに、該枠材の前記懸垂壁の下面に係合凹所を形成してスライドドア用走行レールを取り付けることを特徴とするバン型車両の荷箱構造を提供する。
また、荷箱の屋根部の四周端縁を画成するアルミ製の押出型材からなる上前横枠材、上後横枠材および左右の上側枠材の枠材は、外側に、垂下部の上端寄りから内方に湾曲する円弧部を備えた外壁を形成するとともに、内側に、垂直壁の下端縁を直角に折曲して内向水平フランジを延設した内壁を形成し、これら外壁と内壁の間に水平に延びる隔壁と懸垂壁とを一体的に設けて中空部を形成し、前記垂直壁の上端縁を外向きに折曲して先端に中心点Aを有する円形頭部を設けて外向張出部を形成した断面形状を有するとともに、該円形頭部には、回動片の基端側弧状凹所が嵌め合わされ、回動片が中心点Aを中心として回動可能に蝶着されており、回動片を開いた状態で内向水平フランジ上にサンドイッチパネルの端部を載置し、回動片を閉じて前記端部を挟着することを特徴とするバン型車両の荷箱構造を提供する。
さらに、前記荷箱の屋根部の四周端縁を画成するアルミ製の押出型材からなる上前横枠材、上後横枠材および左右の上側枠材の枠材の連結する内側端部を斜めに切欠いて、互いに端縁部を直角に当接するとともに、L形状連結ブラケットの2辺を前記枠材の中空部に挿入し、それぞれボルトを介して隔壁に固着して枠組みされたことを特徴とするバン型車両の荷箱構造を提供する。
さらにまた、前記係合凹所は、前記懸垂壁の下面に取り付けられるスライドドア用走行レールの上壁部に突設された少なくとも2つ以上の突条の該走行レールの本数に対応して穿設され、前記係合凹所の外側開口端に内向き係合突起を突出させて横溝を形成し、前記突条の先端の鈎状部を該横溝に嵌め込んで前記走行レールを固着することを特徴とするバン型車両の荷箱構造を提供する。
さらにまた、スライドドアは、パネル体の上端の断面コ字型上枠材のコ字型中央部から上方に直壁部を突設し、該直壁部の上端に外向き鈎状部を設ける一方、走行部の一対のローラの回転中心を連結する支持軸に軸承された吊持片の中途部から外方側に屈折させて下方に掛止部を垂設するとともに前記屈折位置に係合凹所を凹設して、該係合凹所にパネル体の前記鈎状部を係り合わせた状態で前記直壁部と前記掛止部とを固着したことを特徴とするバン型車両の荷箱構造を提供する。
【0012】
【実施例】
つぎに、本発明の1実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るバン型車両の屋根部を一部切り欠いて示す外観斜視図で、図中、荷箱の矢視線に沿ったA−A線の縦断面を図2、 B−B線の縦断面を図3、C−C線の縦断面を図4に示す。図2乃至図4から明らかなように、本発明になる荷箱1の特徴は、前壁4、屋根部6および側壁7(開口部を除く)の面体にサンドイッチパネル10、11、12を面体として使用したこと、また、屋根部6の外周枠に組み付けられた上前横枠材21、上後横枠材22ならびに左右の上側枠材20、20には同一形状のアルミ製の押出形材を枠材として使用したことにある。なお、説明の便宜上、これら枠材の同じ断面形状を示す符号および名称は同一の枠材を使用しているので、各枠材に共通とした。以下に6面体の組立構造を順次説明する。
【0013】
まず、荷箱の床部3は、図2と図3に示すように、下前横枠材24、下後横枠材25ならびに左右の下側枠材23、23を矩形状に連結して外枠を形成し、さらに左右下側枠材23、23間に前後方向に所定の間隔を空けて複数のクロスメンバ29、29・・を平行に差し渡して梯子状枠体を形成し、この梯子状枠体の上にベニヤ板等の床材32を列設し、さらにその上にステンレス製等の床板31を張設する他、隅部に排水孔(不図示)を設けて床面に水密性を付与している。
【0014】
前壁4は、図2に示すように、上前枠材21の垂下部401の内側面には長手方向に2段に接着剤を留保しておく留保溝405が穿設され、この窪みに沿って接着剤が満たされている。サンドイッチパネル11の上端部は、この垂下部401の形成する隅部にスペーサー404を挟んで押圧するとともに、サンドイッチパネル11の上面をカバー材を介在させてボルト434により懸垂壁43に補助的に固定する。サンドイッチパネル11の下端部は、両面に接着剤を満たした状態で、下前横枠材24の直立部241と断面L型枠部材33の直立部331との間に挟着する。なお、サンドイッチパネルは接着剤で結合されておりリベット等は結合部材として使用していない。サンドイッチパネル11の内側面に隣接する支持部材35は、上、下前横枠材21、24の後端側に立設され、前壁5と仕切壁9間に多段式棚段を組み立てる場合、棚板を載置する棚受け棒(不図示)の端部を挿入する複数の係止孔を上下方向に備え、棚板上の積み荷荷重を支持する部材で、サンドイッチパネルに内装板と共にリベット等で固定されている。
【0015】
後壁5(図2)は、開口部に跳上式扉14を備えているが、観音式扉等の扉を設けても設けなくても良い。扉支持用ブラケット36が、開口部を構成する上後枠材22の垂下部401の内側に重ねて左右の後側柱28、28間に配設され、跳上式扉14は、該ブラケット36の下端面と扉パネル体141の上枠材142間にボルト151、151により跨設された帯状ヒンジ15を介して蝶着されている。跳上式扉14にはガスダンパー等の補助装置(図示略)を付設されておりスムーズに開閉することができる。なお、該扉14の周端部にはガスケット143が装着され、図示のように、下後枠材25ならびに左右後側柱28、28の内周角部251を押圧して外部を遮断している。
【0016】
ここで、図3に示す上側枠材20を例にとり、屋根部の枠材断面の形状について説明する。なお、上側枠材20、20は前後上横枠材21、22と同一の断面形状を備えていることは既に述べた。枠材は、外側に、垂下部401の上端寄りから内方に湾曲した円弧部402を備えて外壁40を形成し、内側に、垂直部411の下端部を直角に折曲した内向水平フランジ412と上端部を外向きに折曲し先端に中心点A412を有する円形頭部413を設けた外向張出部414とを備えて内壁41を形成し、これら外壁40と内壁41との間に隔壁42と懸垂壁43を差し渡して中空部44を形成している。該懸垂壁43の下面には、4つの嵌合凹所431を形成し、該凹所の開口外側端縁にいずれも嵌合突起432を内方側に突出させてそれぞれ横溝433を設けてレール取付部を形成する。
【0017】
屋根部(図2)は、図2から明らかなように、同一の断面形状を有する上前横枠材、左右上側枠材および上後横枠材がサンドイッチパネル10の外周を画成している。枠材の内壁41の張出部415の先端に設けた中心点A413を有する円形頭部413に、回動片46の基端側の弧状凹所461が嵌め合わされており、2点鎖線で示す回動片46は中心点A412を中心にして内方向に回動可能になっている。水平フランジ412および回動片46のサンドイッチパネルに接触する面には長手方向に沿う接着剤の留保溝417、462および463を有し、溝内に接着剤を溜めることができる。これらの留保溝に接着剤を満した状態で、サンドイッチパネル10の水平フランジ412上に載置するとともに回動片46を内方向に回動させて四周端部を挟着する。回動片46は接着剤が硬化して強固に結合するまでリベット等の結合部材で仮止めしても良い。この回動片46は、図2の屋上にルーフキャリア76(二点鎖線)を設ける場合、該ルーフキャリアの支柱を立設する架台とすることができるので、屋根板に直接リベット等を打ち込む必要がなく漏水のおそれがない。また、梁材等を使用しない面体の組み付け構造を採用して作業工数を低減した。
【0018】
また、屋根部は、上側枠材20の隔壁42と円弧部402と垂直部415が凹状樋部45(図2)を形成しているので、枠組みする枠材の対向する端部を45度の傾斜角に切欠いて結合すると、屋上の四周端部に矩形状に連通した樋(図6参照)を設けることが出来る。この枠材の結合構造については、後で詳述するが、屋上の雨水は、この樋に流入し、隅部に穿設した排水孔611からパイプを通して外部へ排出するすることができる。
【0019】
荷室内は、図1から明らかなように、仕切壁9により仕切られた前室18がほぼ3分の2以上を占め、この前室の側壁に開口部を設けて2枚のスライドドア30、30により覆うとともに、後室19の側壁に前記サンドイッチパネル12を配設している。このような後室の幅方向縦断面図を図3に示す。サンドイッチパネル12の上端部の取り付けは前記した前壁の場合と同じように上側枠材20の垂下部401に接着剤により結合する。下端部の取り付け個所となる下側枠材23には上フランジ231上に2列にサンドイッチパネル幅分の距離を開けて断面L型枠部材38、39を並設し、これら枠材の間にサンドイッチパネルの下端部を挟持する。サンドイッチパネルの接触面には十分な接着剤を塗布しているので、硬化して強力な接合力を付与する。なお、前室18と同様に室内に装着する多段式棚段の棚受け棒を係止するための支持部材37を内装板と共にサンドイッチパネルにリベット等により取り付けている。
【0020】
ついで、スライドドアの組付構造について説明する。図4に示すように、スライドドア30は、木材や樹脂発泡体等の芯材の両面に外板と内板を貼着したサンドイッチ状パネルあるいはアルミ製の押出形材を連接したパネル等のパネル75の外周部にアルミ製、樹脂製等の枠材を嵌着して扉用パネル体71を形成し、上端の枠材にローラを有する走行部72を装着したものである。上枠材73は、断面下向きコ字形状の開口731を備え、該開口731の上面中央部に鈎状部732を先端に設けた直壁部733を備えている。パネル75の下枠材74は、断面H形状をなし上向き開口741にパネルと下向き開口742を備えている。図中2点鎖線で示すような逆凹字形の摺動部材743は、該下枠材の前端と後端の2カ所に挿着し、該摺動部材741の凹溝744内に下側枠材23の上面に固定された上向きコ字状ガイドレール17の案内壁171を挿入して、スライドドアの左右の揺動を規制している。なお、上枠材73の開口731と下枠材74の開口741にはそれぞれ内部に留保溝734と留保溝744を設け、溝に沿って接着剤を満した状態でパネル75の端部を装着する。
【0021】
走行レール70は、断面C形状のチャネル材からなり、該チャネル材の開口を下向きに上側枠材の懸垂壁43下面に2列に取り付けられている。走行レール70の開口の両端部にはローラの転動面701が形成され、上壁部702の頂面には外向き嵌合部703を鈎状に有する突条704を左右に2列に突設している。該嵌合部703はそれぞれ懸垂壁43の嵌合凹所431に挿入されて横溝433内に嵌め合わされた状態でボルト706等の結合部材により固定されている。嵌合凹所431内にくさびを介して走行レールを固定しても良い。
【0022】
一方、スライドドアの走行部72は、外周部が自在に回転する一対のローラ721と、該ローラの回転中心を左右両端部で連結する支持軸722と、該支持軸を挿通し支持軸の中央部に固定された吊持片723とからなり、一対のローラはそれぞれ走行レール70の転動面701に載置されるとともに、レール内から外れないように左右の側壁部705にガイドされる。吊持片723は、その下端の中途部から外方側に折曲して係合凹所724を設けるとともに下方に掛止部725を垂設している。そして、スライドドア30は、パネル体71の上枠材73先端の鈎状部732を吊持片723の係合凹所724に係り合わさせた状態で直壁部733を吊持片の掛止部725にボルト735止めしている。従来、ボルト止めされた吊持片の結合部にせん断応力が集中して破損の原因となっていたが、本発明は扉荷重を係合凹所に持たせたのでボルト数を減少した上にこのような問題を解消することができる。
【0023】
以上、本発明の特徴とする枠材を屋根部に使用し、サンドイッチパネルを荷箱の面体として組み付け、スライドドアを架装したバン型車両の荷箱構造について説明した。ここで、図5乃至図7に基づき、屋根部枠材が四隅において枠組みされた連結構造について説明する。図5aは屋根部の後端隅部を上方から見た平面図、bは側方から見たaの斜視図、図5(c)は図5aの側面図を示す。以下、後端隅部を例にして説明する。上側枠材20と上後横枠材22の内側端部を斜めに切欠いて、互いの端縁部を直角に当接するとともに、L型板部材からなる連結ブラケット60の2辺を枠材20、22の中空部44、44に挿入し、それぞれボルト601、601を介して隔壁42、42に固着して枠組みする。枠材は断面形状が複雑な上に、この隅部には側柱を利用して排水孔、配水パイプ等を配設するため、図5(a)に示すように、回動片46、46を円形頭部に嵌め込んだ枠材の内側角部を45度の傾斜で一部を切欠いて互いの内壁41、41を当接し、角部にほぼ方形の空間を空けて結合しても良い。図示の例では、図中点線で示すL形状の連結ブラケット60の両辺を枠材20、22の中空部44、44に挿入し隔壁42、42の下面にボルト601、601を介して固着している。そして、後側柱28の外面上方を覆うように、枠材20、25の外壁40、40間に外側からキャスティング62を嵌め合わせ、当接面にはシール材等を介在させてリベット等により外壁40、40間に跨設する。また、後側柱28(点線で示す)の上端面を覆って閉塞板61を隔壁42、42間に掛け渡すとともに、樋部45の接続個所はシール材で封孔処理する。このように屋上の外周端に沿って枠材間の樋部45を連通することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明を実施した特装車両の荷箱構造は、請求項1に記載した屋根部枠材の断面形状によりスライドドアの取付作業を容易にするとともに、枠材に強度を付与してスライドドアの荷重で撓むおそれを解消した。請求項2に記載した屋根部枠材の構成により屋根部のパネル面体の取付作業を容易にするとともに、屋根部面体にリベット等の結合孔から漏水するおそれを解消した。請求項3に記載した屋根部枠材の構成により屋根隅部で当接する枠材の端部間をL形状ブラケットを跨設して結合したので、隅部構造の簡素化と同時に補強することができた。また、枠材の上部に備えた樋部を塞ぎ板を介して屋根隅部で相互に結合したので、屋上の四周端部に樋が連通されて、積み荷の搬出に際に開口部から雨水が流入するおそれを解消した。請求項4に記載した構成によりスライドドア用走行レールの取付構造が簡素化し、据え付け、取り外しを容易に行うことができる。なお、側壁および前壁のパネル体を枠材の垂下部の形成する隅部に沿って立て掛け接着剤を介して該垂下部に固着したので、サンドイッチパネルからなる面体によって強度を持たせたので、組立作業がやり易くなった。請求項5に記載したスライドドアの構成により、パネル体を吊持する走行部の吊持片がボルト結合部位で破損するおそれを解消した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す特装車両の屋根部の切欠いた全体斜視図
【図2】 図1のA−A線に沿った荷箱の長手方向縦断面
【図3】 図1のB−B線に沿った荷箱の側壁部縦断面図
【図4】 図1のC−C線に沿った荷箱の開口部縦断面図
【図5(a)】 本発明の実施例を示す荷箱の屋根部後端隅部の平面図
【図5(b)】 図5aの上から見た斜視図
【図5(c)】 図5の側面図
【図6】 従来のバン型車両を示す外観図
【図7】 図7のD−D線に沿った荷箱の長手方向縦断面図
【図8】 従来の荷箱側部のスライドドア開口部を示す断面図
【符号の説明】
1:荷箱 2:荷室 3:床部 4:前壁 5:後壁 6:屋根部
7:側壁 8:柵状体 9:仕切壁 10:屋根部サンドイッチパネル
11:前壁サンドイッチパネル 12:側壁サンドイッチパネル
13:観音式扉 14:跳上式扉 141:パネル体 142:上枠材
143:ガスケット 15:帯状ヒンジ 151:ボルト
17:ガイドレール 171:案内壁 18:前室 19:後室
20:上側枠材 21:上前横枠材 22:上後横枠材 23:下側枠材
231:上フランジ 24:下前横枠材 25:下後横枠材
251:内周角部 27:前側柱 28:後側柱 29:クロスメンバ
30:スライドドア 31:床板 32:床材 33:L型枠部材
331:直立部 332:基底部 35:支持部材(前室)
36:扉用支持ブラケット 37:支持部材(後室)
38:L型枠部材(外) 39:L型枠部材(内) 40:外壁
401:垂下部 402:円弧部 403:接着剤留保溝
404:スペーサ 405:接着剤留保溝 41:内壁 411:垂直部
412:内向水平フランジ 413:中心点A 414:円形頭部
415:張出部 417:接着剤留保溝 42:隔壁 43:懸垂壁
431:嵌合凹所 432:嵌合突起 433:横溝 434:ボルト
44:中空部 45:樋部 46:回動片 461:弧状凹所
462:接着剤留保溝 60:連結ブラケット 601:ボルト
61:閉塞板 611排水孔 62:キャスティング 70:走行レール
701:転動面 702:上壁部 703:係合部
704:突条 705:側壁部 706:ボルト 71:扉パネル体
72:走行部 721:ローラ 722:支持軸 723:吊持片
724:係合凹所 725:掛止部 73:上枠材(スライドドア)
731:開口 732:鈎状部 733:直壁部 734:接着剤留保溝
735:ボルト 74:下枠材(スライドドア) 741:開口
742:開口 743:摺動部材 744:接着剤留保溝 75:パネル
76:ルーフキャリア 77:ルーフキャリア支柱

Claims (5)

  1. 側壁に開口部を設けて該積荷の搬出用引き戸式スライドドアを架設してなる荷箱において、該荷箱の屋根部の四周端縁を画成するアルミ製の押出型材からなる上前横枠材、上後横枠材および左右の上側枠材の少なくとも1以上の枠材は、外側に、垂下部の上端寄りから内方に湾曲する円弧部を備えた外壁を形成するとともに、内側に、垂直壁の下端縁を直角に折曲して内向水平フランジを延設した内壁を形成し、これら外壁と内壁の間に水平に延びる隔壁と懸垂壁とを一体的に設けて中空部44を形成した断面形状を有するとともに、該枠材の前記懸垂壁の下面に係合凹所を形成してスライドドア用走行レールを取り付けることを特徴とするバン型車両の荷箱構造。
  2. 側壁に開口部を設けて該積荷の搬出用引き戸式スライドドアを架設してなる荷箱において、該荷箱の屋根部の四周端縁を画成するアルミ製の押出形材からなる上前横枠材、上後横枠材および左右の上側枠材の枠材は、外側に、垂下部の上端寄りから内方に湾曲する円弧部を備えた外壁を形成するとともに、内側に、垂直壁の下端縁を直角に折曲して内向水平フランジを延設した内壁を形成し、これら外壁と内壁の間に水平に延びる隔壁と懸垂壁とを一体的に設けて中空部を形成し、前記垂直壁の上端縁を外向きに折曲して形成した外向張出部の先端に中心点Aを有する円形頭部を形成した断面形状を有するとともに、該円形頭部には、回動片の基端側弧状凹所が嵌め合わされ、回動片が中心点Aを中心として回動可能に蝶着されており、回動片を開いた状態で内向水平フランジ上にサンドイッチパネルの端部を載置し、回動片を閉じて前記端部を挟着することを特徴とするバン型車両の荷箱構造。
  3. 前記荷箱の屋根部において、該屋根部の四周端縁を画成するアルミ製の押出型材からなる上前横枠材、上後横枠材および左右の上側枠材の枠材の連結する内側端部を斜めに切欠いて、互いに端縁部を直角に当接するとともに、L形状連結ブラケットの2辺を前記枠材の中空部に挿入し、それぞれボルトを介して隔壁に固着して枠組みされたことを特徴とする請求項2記載のバン型車両の荷箱構造。
  4. 前記係合凹所は、前記懸垂壁の下面に取り付けられるスライドドア用走行レールの上壁部に突設された少なくとも2つ以上の突条の該走行レールの本数に対応して穿設され、前記嵌合凹所の外側開口端に内向き嵌合突起を突出させて横溝を形成し、前記突条の先端の鈎状部を該横溝に嵌め込んで前記走行レールを固着することを特徴とする請求項1記載のバン型車両の荷箱構造
  5. 前記スライドドアは、パネル体の上端の断面コ字型上枠材のコ字型中央部から上方に直壁部を突設し、該直壁部の上端に外向き鈎状部を設ける一方、走行部の一対のローラの回転中心を連結する支持軸に軸承された吊持片の中途部から外方側に屈折させて下方に掛止部を垂設するとともに前記屈折位置に係合凹所を凹設して、該係合凹所とパネル体の前記鈎状部が係り合わされた状態で前記直壁部と前記掛止部とをボルト等により固着したことを特徴とする請求項1又は請求項4記載の特装車両の荷箱構造。
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