JP2000247264A - バン型車両の荷箱構造 - Google Patents

バン型車両の荷箱構造

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JP2000247264A JP11095300A JP9530099A JP2000247264A JP 2000247264 A JP2000247264 A JP 2000247264A JP 11095300 A JP11095300 A JP 11095300A JP 9530099 A JP9530099 A JP 9530099A JP 2000247264 A JP2000247264 A JP 2000247264A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷箱を構成する枠材および面体の構造を簡素
化し、荷箱の組立、スライドドアの架装、内装部材の取
付等の作業の効率化を図るとともに、荷箱構造に強度・
耐久性を付与すること。 【構成】 屋根部の四周端縁を画成するアルミ製の押出
形材からなる枠材は、垂下部の上端寄りから内方に湾曲
する円弧部を備えた外壁と、垂直壁の下端縁を直角に折
曲して内向水平フランジを延設した内壁と、これら外壁
と内壁の間に水平に延びる隔壁と懸垂壁とを一体的に設
けた中空部を形成した断面形状を特徴とし、該懸垂壁に
形成した係合凹所にスライドドアを取り付けるととも
に、さらに該垂直壁の上端縁に中心点Aを有する円形頭
部を形成して、該頭部には回動片の基端側の弧状凹所を
嵌め合わせて回動可能に蝶着し、サンドイッチパネルの
端部を前記水平フランジと回動片との間に挟着したこと
を特徴とするバン型車両の荷箱構造

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷箱側壁に形成した荷
物搬出用の開口部に引き戸式スライドドアを架設したバ
ン型車両の荷箱構造に関する。
【0002】
【従来技術】一般的なバン型貨物自動車の荷箱構造を図
7、図8および図9に基づいて説明する。図7に示す車
両の後部荷箱1は、前壁4、後壁5、屋根部6、左右側
壁7および床部3の6つの面体を側柱f、側枠材g、横
枠材i等の枠材からなる枠体(図7稜線部分)の対応す
る枠材を挟んで互いの端縁部を結合して内部に荷室2を
形成したものである。屋根部6の四周端に配設された横
枠材h、iと側枠材g、gについていえば、荷箱の四隅
に立設された側柱fの上端部にそれぞれの直交する端部
をリベット接合あるいは溶接接合して矩形状に枠組して
いる。通常、荷室の荷物搬出用ドアは、後壁の枠体に面
体を設けず開口部を形成し、観音式扉あるいはシャッタ
ードア等を架装する。荷箱側壁にも開口部を開設してス
ライドドア等を架設した荷箱がある。
【0003】図8は、図7の荷箱1のD−D線に沿った
長手方向縦断面図で、屋根部と前壁の面体構造を示す。
屋根部6には、上前横枠材hと上後横枠材jの間に平行
に断面ハット形状の複数の屋根梁l、l・・を所定間隔
を開けて配置し、端部を左右上側枠材g、gに固着され
梯子状の枠組がなされており、その外面に薄い屋根板m
が張設されている。また、前壁4には、左右の側柱f、
f間に所要数の中間柱rを立設し、外面に薄い波板等の
外張板pを張設している。ベニヤ等の内装板が設けられ
る。側壁7は開口部等を除けば前壁とほぼ同様に構成さ
れる。荷室内は積み荷固定装置、照明装置等を艤装して
ベニヤ板等の内装板が設けられる。後壁5は、外枠開口
部の左右側柱間にヒンジを介して蝶着された観音式扉q
が開口部を閉塞している。
【0004】図9は、このような面体構造になる荷箱の
側壁7にスライドドアbを設けた従来の開口部を示す車
幅方向縦断面図である。スライドドアbは、上端の走行
部cを上側枠材gの下面に並設された走行レールd、d
内に嵌載するとともに、下側枠材i上に並設されたガイ
ドレールe、eを下端枠nの凹溝に嵌め込んだ状態で引
き違い式に操作されて前後方向に転動するようになって
いる。
【0005】ところで、このような荷箱の他に、ポリス
チレン、ポリウレタン等の発泡体、あるいは軽量な木
材、合板等板状体の両面に内板と外板を強固に貼着し内
部に梁材を有さないサンドイッチパネルを面体として使
用し、サンドイッチパネルの端縁部を相互に嵌め合わせ
て組み立てた荷箱がある。この種の荷箱は、側柱や側枠
材等の強度部材は備えず、パネル自体の強度が面体に強
度を付与している。サンドイッチパネルからなる面体間
の結合は接着剤を当接面に塗布するとともに接着剤を塗
布した断面L型隅部材を跨設して6面体に接合力を補強
している。接着剤による接合力はリベットのそれに比べ
引っ張り張力、せん断力において優れ、このような荷箱
は保冷・冷凍車両にも適用することができる。
【0006】本発明の対象とするバン型車両は、清涼飲
料、食料品、作業用資材等の他に雑貨類の搬送にも適用
されるもので、積み荷は荷箱の側方の積み卸しを頻繁に
行うことから、側部に広い開口部を形成して引き戸式ス
ライドドアを架装している。観音式扉や跳上式扉のよう
な外方に開閉空間を要する扉を設けると、通行車両が開
かれた扉に衝突する危険があり、また狭い路上では障害
物があって開閉の妨げになることと、とりわけこのよう
な積荷の配送車両のスライドドアは、スムーズな開閉操
作が行われることとが要望されている。
【0007】従来のバン型車両は、上記した枠材の枠組
みに中間柱rや屋根梁l等を組み込んで荷箱に強度を付
与する構成を備え、荷室内は、積み荷の形態に応じて仕
様が異なるが、図1(本発明のバン型車両)に例示する
ように、後方に仕切壁9を設けて前室18と後室19に
画成し、前室には積荷の寸法に合わせて柵状体8を立設
するとともに、荷室内の前壁と仕切壁9、仕切壁9と柵
状体8と間に別途多段式棚段を設けるための棚受け棒を
支持する支持部材を側部に固定している。前記柵状体8
は、輸送中の衝撃などにより積み荷がドアや壁部に突き
当たって損傷することがないように荷崩れを防止する。
【0008】ところが、面体のリベット等による荷箱の
組立作業は、現場において煩雑で手間の掛かる上に、荷
室内に柵状体や仕切壁の他に、スライドドアbや多段式
棚段を支持する支持部材等のパーティションを架装する
場合は、荷室内は空間的に狭く仕切られて作業がし難い
ものとなる。また、スライドドア(図9)bは、長大な
面体を走行レールdに吊持しているので、レールに補強
材を要するとともに、構造上、衝撃等により走行部cや
パネル体に損傷を受け易く、またガイドレールeにゴミ
が詰まって開閉操作し難い等の不都合を生じ易く、その
ような場合にドアの部材を破壊して解体せざるを得ない
ものであった。
【0009】さらに、スライドドアを使用するバン型車
両の流通業界では、搬送先の戻り荷を積載する便宜上屋
上にルーフキャリア(囲い柵)を据え付けることがあ
る。このような場合、作業者が屋上に登って作業をする
とルーフキャリアを取り付けた結合部が緩んで漏水等の
不都合な問題を生じていた。その上、開口部が比較的広
くスライドドアが吊持されているので、屋上の雨水が荷
室内部に侵入し易い等の問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決するために、本発明者等は鋭意検討を重
ねてなされたものであり、本発明の目的とするところ
は、屋根部の外周を画成する枠材に軽量なアルミ製の押
出形材を使用して、この枠材に対応して結合される面体
の組立作業をやり易くするとともに、開口部のスライド
ドア用レール、荷室内の柵状体等のパーティションの据
え付け作業を効率化し、かつ、広い開口部に転動自在に
懸垂するスライドドアの荷重によって枠材が撓まない強
度をこの押出形材に付与すること、また、スライドドア
は、パネル面体とこれを吊持する走行部との破損し易い
連結構造を改良し、スライドドアの取り付けとともに解
体・補修作業の効率化を図ることにあり、さらに、スラ
イドドアのスムーズな操作性、耐久性を改善し、屋根部
のリベット孔等からの漏水や、雨水が荷室内への垂下す
る等、多くの課題の解消された特装車両を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述のような本発明の目
的を達成するために、側壁に開口部を設けて該積荷の搬
出用引き戸式スライドドアを架設してなる荷箱におい
て、該荷箱の屋根部の四周端縁を画成するアルミ製の押
出型材からなる上前横枠材、上後横枠材および左右の上
側枠材の少なくとも1以上の枠材は、外側に、垂下部の
上端寄りから内方に湾曲する円弧部を備えた外壁を形成
するとともに、内側に、垂直壁の下端縁を直角に折曲し
て内向水平フランジを延設した内壁を形成し、これら外
壁と内壁の間に水平に延びる隔壁と懸垂壁とを一体的に
設けて中空部を形成した断面形状を有するとともに、該
枠材の前記懸垂壁の下面に係合凹所を形成してスライド
ドア用走行レールを取り付けることを特徴とするバン型
車両の荷箱構造を提供する。また、荷箱の屋根部の四周
端縁を画成するアルミ製の押出型材からなる上前横枠
材、上後横枠材および左右の上側枠材の枠材は、外側
に、垂下部の上端寄りから内方に湾曲する円弧部を備え
た外壁を形成するとともに、内側に、垂直壁の下端縁を
直角に折曲して内向水平フランジを延設した内壁を形成
し、これら外壁と内壁の間に水平に延びる隔壁と懸垂壁
とを一体的に設けて中空部を形成し、前記垂直壁の上端
縁を外向きに折曲して先端に中心点Aを有する円形頭部
を設けて外向張出部を形成した断面形状を有するととも
に、該円形頭部には、回動片の基端側弧状凹所が嵌め合
わされ、回動片が中心点Aを中心として回動可能に蝶着
されており、回動片を開いた状態で内向水平フランジ上
にサンドイッチパネルの端部を載置し、回動片を閉じて
前記端部を挟着することを特徴とするバン型車両の荷箱
構造を提供する。さらに、前記荷箱の屋根部の四周端縁
を画成するアルミ製の押出型材からなる上前横枠材、上
後横枠材および左右の上側枠材の枠材の連結する内側端
部を斜めに切欠いて、互いに端縁部を直角に当接すると
ともに、L形状連結ブラケットの2辺を前記枠材の中空
部に挿入し、それぞれボルトを介して隔壁に固着して枠
組みされたことを特徴とするバン型車両の荷箱構造を提
供する。さらにまた、前記係合凹所は、前記懸垂壁の下
面に取り付けられるスライドドア用走行レールの上壁部
に突設された少なくとも2つ以上の突条の該走行レール
の本数に対応して穿設され、前記係合凹所の外側開口端
に内向き係合突起を突出させて横溝を形成し、前記突条
の先端の鈎状部を該横溝に嵌め込んで前記走行レールを
固着することを特徴とするバン型車両の荷箱構造を提供
する。さらにまた、スライドドアは、パネル体の上端の
断面コ字型上枠材のコ字型中央部から上方に直壁部を突
設し、該直壁部の上端に外向き鈎状部を設ける一方、走
行部の一対のローラの回転中心を連結する支持軸に軸承
された吊持片の中途部から外方側に屈折させて下方に掛
止部を垂設するとともに前記屈折位置に係合凹所を凹設
して、該係合凹所にパネル体の前記鈎状部を係り合わせ
た状態で前記直壁部と前記掛止部とを固着したことを特
徴とするバン型車両の荷箱構造を提供する。
【0012】
【実施例】つぎに、本発明の1実施例を図面を参照して
説明する。図1は本発明に係るバン型車両の屋根部を一
部切り欠いて示す外観斜視図で、図中、荷箱の矢視線に
沿ったA−A線の縦断面を図2、 B−B線の縦断面を
図3、C−C線の縦断面を図4に示す。図2乃至図4か
ら明らかなように、本発明になる荷箱1の特徴は、前壁
4、屋根部6および側壁7(開口部を除く)の面体にサ
ンドイッチパネル10、11、12を面体として使用し
たこと、また、屋根部6の外周枠に組み付けられた上前
横枠材21、上後横枠材22ならびに左右の上側枠材2
0、20には同一形状のアルミ製の押出形材を枠材とし
て使用したことにある。なお、説明の便宜上、これら枠
材の同じ断面形状を示す符号および名称は同一の枠材を
使用しているので、各枠材に共通とした。以下に6面体
の組立構造を順次説明する。
【0013】まず、荷箱の床部3は、図2と図3に示す
ように、下前横枠材24、下後横枠材25ならびに左右
の下側枠材23、23を矩形状に連結して外枠を形成
し、さらに左右下側枠材23、23間に前後方向に所定
の間隔を空けて複数のクロスメンバ29、29・・を平
行に差し渡して梯子状枠体を形成し、この梯子状枠体の
上にベニヤ板等の床材32を列設し、さらにその上にス
テンレス製等の床板31を張設する他、隅部に排水孔
(不図示)を設けて床面に水密性を付与している。
【0014】前壁4は、図2に示すように、上前枠材2
1の垂下部401の内側面には長手方向に2段に接着剤
を留保しておく留保溝405が穿設され、この窪みに沿
って接着剤が満たされている。サンドイッチパネル11
の上端部は、この垂下部401の形成する隅部にスペー
サー404を挟んで押圧するとともに、サンドイッチパ
ネル11の上面をカバー材を介在させてボルト434に
より懸垂壁43に補助的に固定する。サンドイッチパネ
ル11の下端部は、両面に接着剤を満たした状態で、下
前横枠材24の直立部241と断面L型枠部材33の直
立部331との間に挟着する。なお、サンドイッチパネ
ルは接着剤で結合されておりリベット等は結合部材とし
て使用していない。サンドイッチパネル11の内側面に
隣接する支持部材35は、上、下前横枠材21、24の
後端側に立設され、前壁5と仕切壁9間に多段式棚段を
組み立てる場合、棚板を載置する棚受け棒(不図示)の
端部を挿入する複数の係止孔を上下方向に備え、棚板上
の積み荷荷重を支持する部材で、サンドイッチパネルに
内装板と共にリベット等で固定されている。
【0015】後壁5(図2)は、開口部に跳上式扉14
を備えているが、観音式扉等の扉を設けても設けなくて
も良い。扉支持用ブラケット36が、開口部を構成する
上後枠材22の垂下部401の内側に重ねて左右の後側
柱28、28間に配設され、跳上式扉14は、該ブラケ
ット36の下端面と扉パネル体141の上枠材142間
にボルト151、151により跨設された帯状ヒンジ1
5を介して蝶着されている。跳上式扉14にはガスダン
パー等の補助装置(図示略)を付設されておりスムーズ
に開閉することができる。なお、該扉14の周端部には
ガスケット143が装着され、図示のように、下後枠材
25ならびに左右後側柱28、28の内周角部251を
押圧して外部を遮断している。
【0016】ここで、図3に示す上側枠材20を例にと
り、屋根部の枠材断面の形状について説明する。なお、
上側枠材20、20は前後上横枠材21、22と同一の
断面形状を備えていることは既に述べた。枠材は、外側
に、垂下部401の上端寄りから内方に湾曲した円弧部
402を備えて外壁40を形成し、内側に、垂直部41
1の下端部を直角に折曲した内向水平フランジ412と
上端部を外向きに折曲し先端に中心点A412を有する
円形頭部413を設けた外向張出部414とを備えて内
壁41を形成し、これら外壁40と内壁41との間に隔
壁42と懸垂壁43を差し渡して中空部44を形成して
いる。該懸垂壁43の下面には、4つの嵌合凹所431
を形成し、該凹所の開口外側端縁にいずれも嵌合突起4
32を内方側に突出させてそれぞれ横溝433を設けて
レール取付部を形成する。
【0017】屋根部(図2)は、図2から明らかなよう
に、同一の断面形状を有する上前横枠材、左右上側枠材
および上後横枠材がサンドイッチパネル10の外周を画
成している。枠材の内壁41の張出部415の先端に設
けた中心点A413を有する円形頭部413に、回動片
46の基端側の弧状凹所461が嵌め合わされており、
2点鎖線で示す回動片46は中心点A412を中心にし
て内方向に回動可能になっている。水平フランジ412
および回動片46のサンドイッチパネルに接触する面に
は長手方向に沿う接着剤の留保溝417、462および
463を有し、溝内に接着剤を溜めることができる。こ
れらの留保溝に接着剤を満した状態で、サンドイッチパ
ネル10の水平フランジ412上に載置するとともに回
動片46を内方向に回動させて四周端部を挟着する。回
動片46は接着剤が硬化して強固に結合するまでリベッ
ト等の結合部材で仮止めしても良い。この回動片46
は、図2の屋上にルーフキャリア76(二点鎖線)を設
ける場合、該ルーフキャリアの支柱を立設する架台とす
ることができるので、屋根板に直接リベット等を打ち込
む必要がなく漏水のおそれがない。また、梁材等を使用
しない面体の組み付け構造を採用して作業工数を低減し
た。
【0018】また、屋根部は、上側枠材20の隔壁42
と円弧部402と垂直部415が凹状樋部45(図2)
を形成しているので、枠組みする枠材の対向する端部を
45度の傾斜角に切欠いて結合すると、屋上の四周端部
に矩形状に連通した樋(図6参照)を設けることが出来
る。この枠材の結合構造については、後で詳述するが、
屋上の雨水は、この樋に流入し、隅部に穿設した排水孔
611からパイプを通して外部へ排出するすることがで
きる。
【0019】荷室内は、図1から明らかなように、仕切
壁9により仕切られた前室18がほぼ3分の2以上を占
め、この前室の側壁に開口部を設けて2枚のスライドド
ア30、30により覆うとともに、後室19の側壁に前
記サンドイッチパネル12を配設している。このような
後室の幅方向縦断面図を図3に示す。サンドイッチパネ
ル12の上端部の取り付けは前記した前壁の場合と同じ
ように上側枠材20の垂下部401に接着剤により結合
する。下端部の取り付け個所となる下側枠材23には上
フランジ231上に2列にサンドイッチパネル幅分の距
離を開けて断面L型枠部材38、39を並設し、これら
枠材の間にサンドイッチパネルの下端部を挟持する。サ
ンドイッチパネルの接触面には十分な接着剤を塗布して
いるので、硬化して強力な接合力を付与する。なお、前
室18と同様に室内に装着する多段式棚段の棚受け棒を
係止するための支持部材37を内装板と共にサンドイッ
チパネルにリベット等により取り付けている。
【0020】ついで、スライドドアの組付構造について
説明する。図4に示すように、スライドドア30は、木
材や樹脂発泡体等の芯材の両面に外板と内板を貼着した
サンドイッチ状パネルあるいはアルミ製の押出形材を連
接したパネル等のパネル75の外周部にアルミ製、樹脂
製等の枠材を嵌着して扉用パネル体71を形成し、上端
の枠材にローラを有する走行部72を装着したものであ
る。上枠材73は、断面下向きコ字形状の開口731を
備え、該開口731の上面中央部に鈎状部732を先端
に設けた直壁部733を備えている。パネル75の下枠
材74は、断面H形状をなし上向き開口741にパネル
と下向き開口742を備えている。図中2点鎖線で示す
ような逆凹字形の摺動部材743は、該下枠材の前端と
後端の2カ所に挿着し、該摺動部材741の凹溝744
内に下側枠材23の上面に固定された上向きコ字状ガイ
ドレール17の案内壁171を挿入して、スライドドア
の左右の揺動を規制している。なお、上枠材73の開口
731と下枠材74の開口741にはそれぞれ内部に留
保溝734と留保溝744を設け、溝に沿って接着剤を
満した状態でパネル75の端部を装着する。
【0021】走行レール70は、断面C形状のチャネル
材からなり、該チャネル材の開口を下向きに上側枠材の
懸垂壁43下面に2列に取り付けられている。走行レー
ル70の開口の両端部にはローラの転動面701が形成
され、上壁部702の頂面には外向き嵌合部703を鈎
状に有する突条704を左右に2列に突設している。該
嵌合部703はそれぞれ懸垂壁43の嵌合凹所431に
挿入されて横溝433内に嵌め合わされた状態でボルト
706等の結合部材により固定されている。嵌合凹所4
31内にくさびを介して走行レールを固定しても良い。
【0022】一方、スライドドアの走行部72は、外周
部が自在に回転する一対のローラ721と、該ローラの
回転中心を左右両端部で連結する支持軸722と、該支
持軸を挿通し支持軸の中央部に固定された吊持片723
とからなり、一対のローラはそれぞれ走行レール70の
転動面701に載置されるとともに、レール内から外れ
ないように左右の側壁部705にガイドされる。吊持片
723は、その下端の中途部から外方側に折曲して係合
凹所724を設けるとともに下方に掛止部725を垂設
している。そして、スライドドア30は、パネル体71
の上枠材73先端の鈎状部732を吊持片723の係合
凹所724に係り合わさせた状態で直壁部733を吊持
片の掛止部725にボルト735止めしている。従来、
ボルト止めされた吊持片の結合部にせん断応力が集中し
て破損の原因となっていたが、本発明は扉荷重を係合凹
所に持たせたのでボルト数を減少した上にこのような問
題を解消することができる。
【0023】以上、本発明の特徴とする枠材を屋根部に
使用し、サンドイッチパネルを荷箱の面体として組み付
け、スライドドアを架装したバン型車両の荷箱構造につ
いて説明した。ここで、図5乃至図7に基づき、屋根部
枠材が四隅において枠組みされた連結構造について説明
する。図5aは屋根部の後端隅部を上方から見た平面
図、bは側方から見たaの斜視図、図5(c)は図5a
の側面図を示す。以下、後端隅部を例にして説明する。
上側枠材20と上後横枠材22の内側端部を斜めに切欠
いて、互いの端縁部を直角に当接するとともに、L型板
部材からなる連結ブラケット60の2辺を枠材20、2
2の中空部44、44に挿入し、それぞれボルト60
1、601を介して隔壁42、42に固着して枠組みす
る。枠材は断面形状が複雑な上に、この隅部には側柱を
利用して排水孔、配水パイプ等を配設するため、図5
(a)に示すように、回動片46、46を円形頭部に嵌
め込んだ枠材の内側角部を45度の傾斜で一部を切欠い
て互いの内壁41、41を当接し、角部にほぼ方形の空
間を空けて結合しても良い。図示の例では、図中点線で
示すL形状の連結ブラケット60の両辺を枠材20、2
2の中空部44、44に挿入し隔壁42、42の下面に
ボルト601、601を介して固着している。そして、
後側柱28の外面上方を覆うように、枠材20、25の
外壁40、40間に外側からキャスティング62を嵌め
合わせ、当接面にはシール材等を介在させてリベット等
により外壁40、40間に跨設する。また、後側柱28
(点線で示す)の上端面を覆って閉塞板61を隔壁4
2、42間に掛け渡すとともに、樋部45の接続個所は
シール材で封孔処理する。このように屋上の外周端に沿
って枠材間の樋部45を連通することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を実施した
特装車両の荷箱構造は、請求項1に記載した屋根部枠材
の断面形状によりスライドドアの取付作業を容易にする
とともに、枠材に強度を付与してスライドドアの荷重で
撓むおそれを解消した。請求項2に記載した屋根部枠材
の構成により屋根部のパネル面体の取付作業を容易にす
るとともに、屋根部面体にリベット等の結合孔から漏水
するおそれを解消した。請求項3に記載した屋根部枠材
の構成により屋根隅部で当接する枠材の端部間をL形状
ブラケットを跨設して結合したので、隅部構造の簡素化
と同時に補強することができた。また、枠材の上部に備
えた樋部を塞ぎ板を介して屋根隅部で相互に結合したの
で、屋上の四周端部に樋が連通されて、積み荷の搬出に
際に開口部から雨水が流入するおそれを解消した。請求
項4に記載した構成によりスライドドア用走行レールの
取付構造が簡素化し、据え付け、取り外しを容易に行う
ことができる。なお、側壁および前壁のパネル体を枠材
の垂下部の形成する隅部に沿って立て掛け接着剤を介し
て該垂下部に固着したので、サンドイッチパネルからな
る面体によって強度を持たせたので、組立作業がやり易
くなった。請求項5に記載したスライドドアの構成によ
り、パネル体を吊持する走行部の吊持片がボルト結合部
位で破損するおそれを解消した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す特装車両の屋根部の切
欠いた全体斜視図
【図2】 図1のA−A線に沿った荷箱の長手方向縦断
【図3】 図1のB−B線に沿った荷箱の側壁部縦断面
【図4】 図1のC−C線に沿った荷箱の開口部縦断面
【図5(a)】 本発明の実施例を示す荷箱の屋根部後
端隅部の平面図
【図5(b)】 図5aの上から見た斜視図
【図5(c)】 図5の側面図
【図6】 従来のバン型車両を示す外観図
【図7】 図7のD−D線に沿った荷箱の長手方向縦断
面図
【図8】 従来の荷箱側部のスライドドア開口部を示す
断面図
【符号の説明】
1:荷箱 2:荷室 3:床部 4:前壁
5:後壁 6:屋根部 7:側壁 8:柵状体 9:仕切壁 10:屋根
部サンドイッチパネル 11:前壁サンドイッチパネル 12:側壁サンドイ
ッチパネル 13:観音式扉 14:跳上式扉 141:パネル
体 142:上枠材 143:ガスケット 15:帯状ヒンジ 151:
ボルト 17:ガイドレール 171:案内壁 18:前室
19:後室 20:上側枠材 21:上前横枠材 22:上後横枠
材 23:下側枠材 231:上フランジ 24:下前横枠材 25:下
後横枠材 251:内周角部 27:前側柱 28:後側柱
29:クロスメンバ 30:スライドドア 31:床板 32:床材
33:L型枠部材 331:直立部 332:基底部 35:支持部材
(前室) 36:扉用支持ブラケット 37:支持部材(後室) 38:L型枠部材(外) 39:L型枠部材(内) 4
0:外壁 401:垂下部 402:円弧部 403:接着剤
留保溝 404:スペーサ 405:接着剤留保溝 41:
内壁 411:垂直部 412:内向水平フランジ 413:中心点A 4
14:円形頭部 415:張出部 417:接着剤留保溝 42:
隔壁 43:懸垂壁 431:嵌合凹所 432:嵌合突起 433:横
溝 434:ボルト 44:中空部 45:樋部 46:回動片 46
1:弧状凹所 462:接着剤留保溝 60:連結ブラケット 6
01:ボルト 61:閉塞板 611排水孔 62:キャスティン
グ 70:走行レール 701:転動面 702:上壁部 703:係合部 704:突条 705:側壁部 706:ボルト
71:扉パネル体 72:走行部 721:ローラ 722:支持軸
723:吊持片 724:係合凹所 725:掛止部 73:上枠材
(スライドドア) 731:開口 732:鈎状部 733:直壁部
734:接着剤留保溝 735:ボルト 74:下枠材(スライドドア)
741:開口 742:開口 743:摺動部材 744:接着剤
留保溝 75:パネル 76:ルーフキャリア 77:ルーフキャリア支柱

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁に開口部を設けて該積荷の搬出用引き
    戸式スライドドアを架設してなる荷箱において、該荷箱
    の屋根部の四周端縁を画成するアルミ製の押出型材から
    なる上前横枠材、上後横枠材および左右の上側枠材の少
    なくとも1以上の枠材は、外側に、垂下部の上端寄りか
    ら内方に湾曲する円弧部を備えた外壁を形成するととも
    に、内側に、垂直壁の下端縁を直角に折曲して内向水平
    フランジを延設した内壁を形成し、これら外壁と内壁の
    間に水平に延びる隔壁と懸垂壁とを一体的に設けて中空
    部44を形成した断面形状を有するとともに、該枠材の
    前記懸垂壁の下面に係合凹所を形成してスライドドア用
    走行レールを取り付けることを特徴とするバン型車両の
    荷箱構造。
  2. 【請求項2】側壁に開口部を設けて該積荷の搬出用引き
    戸式スライドドアを架設してなる荷箱において、該荷箱
    の屋根部の四周端縁を画成するアルミ製の押出形材から
    なる上前横枠材、上後横枠材および左右の上側枠材の枠
    材は、外側に、垂下部の上端寄りから内方に湾曲する円
    弧部を備えた外壁を形成するとともに、内側に、垂直壁
    の下端縁を直角に折曲して内向水平フランジを延設した
    内壁を形成し、これら外壁と内壁の間に水平に延びる隔
    壁と懸垂壁とを一体的に設けて中空部を形成し、前記垂
    直壁の上端縁を外向きに折曲して形成した外向張出部の
    先端に中心点Aを有する円形頭部を形成した断面形状を
    有するとともに、該円形頭部には、回動片の基端側弧状
    凹所が嵌め合わされ、回動片が中心点Aを中心として回
    動可能に蝶着されており、回動片を開いた状態で内向水
    平フランジ上にサンドイッチパネルの端部を載置し、回
    動片を閉じて前記端部を挟着することを特徴とするバン
    型車両の荷箱構造。
  3. 【請求項3】前記荷箱の屋根部において、該屋根部の四
    周端縁を画成するアルミ製の押出型材からなる上前横枠
    材、上後横枠材および左右の上側枠材の枠材の連結する
    内側端部を斜めに切欠いて、互いに端縁部を直角に当接
    するとともに、L形状連結ブラケットの2辺を前記枠材
    の中空部に挿入し、それぞれボルトを介して隔壁に固着
    して枠組みされたことを特徴とする請求項2記載のバン
    型車両の荷箱構造。
  4. 【請求項4】前記係合凹所は、前記懸垂壁の下面に取り
    付けられるスライドドア用走行レールの上壁部に突設さ
    れた少なくとも2つ以上の突条の該走行レールの本数に
    対応して穿設され、前記嵌合凹所の外側開口端に内向き
    嵌合突起を突出させて横溝を形成し、前記突条の先端の
    鈎状部を該横溝に嵌め込んで前記走行レールを固着する
    ことを特徴とする請求項1記載のバン型車両の荷箱構造
  5. 【請求項5】前記スライドドアは、パネル体の上端の断
    面コ字型上枠材のコ字型中央部から上方に直壁部を突設
    し、該直壁部の上端に外向き鈎状部を設ける一方、走行
    部の一対のローラの回転中心を連結する支持軸に軸承さ
    れた吊持片の中途部から外方側に屈折させて下方に掛止
    部を垂設するとともに前記屈折位置に係合凹所を凹設し
    て、該係合凹所とパネル体の前記鈎状部が係り合わされ
    た状態で前記直壁部と前記掛止部とをボルト等により固
    着したことを特徴とする請求項1又は請求項4記載の特
    装車両の荷箱構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011093379A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Pabco Co Ltd 車両搭載用の接着構造荷箱
KR101573788B1 (ko) * 2014-11-04 2015-12-04 엄우종 수화물 운반용 대차
JP2017121918A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 株式会社シブヤコーポレーション 車両用コンテナの排水構造、この排水構造を備える車両用コンテナ及び車両

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