JPH085072B2 - 情報記録媒体用基板の製造方法 - Google Patents

情報記録媒体用基板の製造方法

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JPH085072B2
JPH085072B2 JP33606787A JP33606787A JPH085072B2 JP H085072 B2 JPH085072 B2 JP H085072B2 JP 33606787 A JP33606787 A JP 33606787A JP 33606787 A JP33606787 A JP 33606787A JP H085072 B2 JPH085072 B2 JP H085072B2
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resin
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casting
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は情報記録媒体用基板を注型成形法で製造する
方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、情報記録媒体用基板(以下、基板と記す)に
は、その情報記録面にトラッキング用溝、情報用ピット
などの凹凸が形成されている。
このように基板に凹凸を形成する方法としては、基
板が熱可塑性樹脂からなる場合には、インジェクション
法や熱プレス法によりスタンパー型のトラック溝を転写
する方法、又は熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂から成る
透明樹脂板上に光硬化性樹脂組成物を塗布した後、スタ
ンパー型を密着させて、透明樹脂側から紫外線の如きエ
ネルギーを付与し、前記光硬化性樹脂組成物を硬化させ
て、スタンパー型のレプリカを透明樹脂板に転写する、
いわゆる2P法による方法、あるいは樹脂のモノマー又
は溶剤を含んだプレポリマーを注型成形する際に、片側
あるいは両側にトラック用溝や情報用ピットがあらかじ
め形成されている注型成形用型を用いて注型成形する方
法等が知られている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記の従来例では、得られる基板の表
面が傷つきやすい欠点があった。
一方、光カードは通常携帯して使用されるために表面
がこすられる機会が多く、傷がつく可能性が大きい。こ
の様に、記録再生信号に悪影響を及ぼす光カードの表面
の傷を避けるために、基板上に保護層としてハードコー
ト層等を設けている例が多い。
しかしながら、保護層を基板上に設けるには、製造工
程を増やす必要があり、またハードコート層等の保護層
を基板上に設置する時にはゴミ等の付着,侵入を避ける
ために、工程管理が難しい等の問題があった。さらに、
保護層を基板に接着剤を介して加熱して接着すると、記
録・再生時に接着剤による影響が生じ、また両者の熱膨
張率の差から保護層が収縮して接着される欠点があっ
た。
本発明は、このような従来技術の欠点を改善するため
になされたものであり、注型成形法により基板を作製す
る方法において、基板と保護層を同時に一体に成形する
ことにより、保護層を容易に精度よく設けることがで
き、光カード製造工程を簡略化することが可能な基板の
製造方法を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 即ち、本発明は、凹凸プレフォーマットパターンを有
する基板の製造方法において、対向して設けられた表面
に凹凸プレフォーマットパターンを有する注型用型と鏡
面基板により形成された注型成形装置の鏡面基板面に一
面にハードコート層を設けた樹脂シートをハードコート
層が鏡面基板面に接するように設置し、該注型成形装置
内に液状樹脂を注入し、固化せしめて前記樹脂シートと
液状樹脂を一体に成形した後脱型することを特徴とする
基板の製造方法である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、対向して設けられた表面に凹凸プレフォー
マットパターンを有する注型用型と鏡面基板により形成
された注型成形装置を用いて、樹脂基材上に保護層を一
体に固着した基板を製造する方法であり、鏡面基板の内
側面に保護層を設けて液状樹脂を注型成形することを特
徴とする。
鏡面基板面に保護層を設ける方法としては、鏡面基板
面に、基板の透明樹脂基材と屈折率が等しいシートにハ
ードコート層を設ける方法により行なうことができる。
保護層の材質としては、特に限定することなく通常の
ものが用いられ、例えば、ウレタンアクリレート、エポ
キシアクリレート、有機シラン化合物等が挙げられる。
注型用型は、例えば光記録媒体のトラッキング用溝、
情報用ピットなどの凹凸の形状と逆の断面形状を有する
注型用型が用いられ、該注型用型としては特に限定する
ことなく通常のものを用いることができる。
以上の様にして保護層を鏡面基板面に設け、該鏡面基
板と注型用型を用いて注型成形装置を作製し、該注型成
形装置に液状透明樹脂を通常の注型成形法により、注入
し固化せしめた後脱型することにより保護層を設けた基
板を得ることができる。
本発明における注型成形装置に注入される液状樹脂
は、透明な未硬化の熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂もしく
は未重合の熱可塑性樹脂が用いられ、例えば、熱硬化性
樹脂ではフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル
系樹脂等、熱可塑性樹脂では、ビニル樹脂、スチレン樹
脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、酢酸樹脂、
ポリエステル系樹脂等が挙げられる。
この様にして、本発明の製造方法によれば、光学的に
等方でそりのない、表面が平坦で平滑な、トラッキング
用溝、情報用ピットの形状が良好な記録再生型の基板を
得ることができる。
[作用] 本発明は、対向して設けられた表面に凹凸プレフォー
マットパターンを有する注型用型と鏡面基板により形成
された注型成形装置の鏡面基板面に一面にハードコート
層を設けた樹脂シートをハードコート層が鏡面基板面に
接するように設置し、該注型成形装置内に液状樹脂を注
入し固化する注型成形法により、前記樹脂シートと液状
樹脂を一体に成形するので、基板に注型と同時に保護層
を設けることができるため、基板と保護層の間にゴミ等
が侵入したり、保護層が収縮したりすることがなく、ま
たカード製造工程の簡略化を図り、容易に基板の樹脂基
材に保護層を設けることが可能となる。
[実施例] 以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例1 第1図(a)〜(e)は本発明の特徴を最もよく表わ
す基板の製造工程を示す工程図である。図はいずれも断
面図である。以下、光カード基板の製造工程を、追って
詳細に説明する。
第1図(a)は鏡面を有する厚さ6mmのガラス板1を
示し、その上に真空蒸着法により厚さ1000〜3000Åのク
ロム膜2を形成した。(第1図(b)) この厚みは、トラッキング用溝の深さに、硬化する液
状樹脂の収縮率を考慮した設計値とする。さらに、その
上にポジ型フォトレジストをスピンコート法により厚み
1000Åとなるように塗布した。次に、トラッキング用溝
巾と同じ巾で、フォトレジスト下面のクロム膜が露出で
きるように、EDで露光後、現像を行った。次に、トラッ
キング用溝面が露出したクロム膜を6規定塩酸でエッチ
ングしてクロム膜を溶解し、十分に洗浄したのち乾燥し
た。
次に、残存フォトレジストを酸素プラズマ灰化法によ
り灰化除去し、パターニングされたクロム膜3からなる
トラッキング用溝を形成したガラス板を得た。(第1図
(c))これを注型用型とした。
一方、ポリメタアクリレートシート9(0.2mm厚)に
ロールコーターにより、エポキシアクリレートからなる
厚さ1μmのハードコート層8を設け、該シート9を前
記注型用型と同じ大きさの鏡面を有する厚み6mmのガラ
ス板4にガラス板面とハードコート層8が接するように
配置した。
次いで、前記注型用型とガラス板4を、ハードコート
層8とシート9が内側になる様に対向させ、スペーサー
5を介し設置し、注型成形装置を作成した。(第1図
(d)) 該注型成形装置に液状樹脂として、以下の配合組成の
樹脂を注入し、120℃,10時間重合を行なった。
(配合組成) メタクリル酸メチル 70重量部 メタクリル酸ターシャリブチル 25重量部 ポリエチレングリコールジメタクリレート(分子量62
0) 5 重量部 次に、型から脱型して厚さ0.4mmの光カード用基板7
を得た。(第1図(e)) 得られた光カード用基板面には、ハードコート層が密
着して固定され、縮み等のしわは認められなかった。
実施例2 実施例1と同様の方法により、実施例1のポリメタア
クリレートシートの代りにエポキシ樹脂シートを使用
し、また液状樹脂として以下の配合組成の未硬化の液状
エポキシ樹脂を使用し、100℃,10時間硬化させた。
〈配合組成〉 ビスフェノールA型エポキシ樹脂 100重量部 メチルヘキサヒドロフタール酸無水物 88 重量部 2-エチル‐4-メチルイミダゾール 0.5重量部 2,6-ジ‐ターシャリーブチル‐p-クレゾール 1.0重量
部 次に型から脱型後、光カード用基板を得た。
得られた光カード用基板面には、ハードコート層が密
着して固定され、縮み等のしわは認められなかった。
参考例 実施例1と同様の方法で注型用型を製造した。これと
対向する平面型(ガラス板4)に離型剤を塗布後、スプ
レー方式ハードコート(ウレタンアクリレート)を該型
面上に散布し、厚さ1μmのハードコート層を形成し
た。
注型成形装置を組みたて、該装置に実施例1と同様の
液状樹脂を注入し、120℃,10時間重量を行なった。
次に型から脱型後、光カード用基板を得た。
得られた光カード用基板面には、ハードコート層が密
着して固定され、縮み等のしわは認められなかった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、基板注型時
に、ハードコート層を設けた樹脂シートを注型用型内に
設置して基板を注型することにより、基板に注型と同時
に保護層を容易に精度よく設けることができ、光カード
製造工程を簡略化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は本発明の実施例1の光カード用
基板の製造方法を示す工程図である。 1…ガラス板、2…クロム膜 3…パターニングされたクロム膜 4…ガラス板、5…スペーサー 6…液状樹脂、7…光カード用基板 8…ハードコート層、9…シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹凸プレフォーマットパターンを有する情
    報記録媒体用基板の製造方法において、対向して設けら
    れた表面に凹凸プレフォーマットパターンを有する注型
    用型と鏡面基板により形成された注型成形装置の鏡面基
    板面に一面にハードコート層を設けた樹脂シートをハー
    ドコート層が鏡面基板面に接するように設置し、該注型
    成形装置内に液状樹脂を注入し、固化せしめて前記樹脂
    シートと液状樹脂を一体に成形した後脱型することを特
    徴とする情報記録媒体用基板の製造方法。
JP33606787A 1987-12-29 1987-12-29 情報記録媒体用基板の製造方法 Expired - Fee Related JPH085072B2 (ja)

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