JPH08501949A - 操作自在なカテーテル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 身体の血管内、又は身体の内腔内に使用するカテーテル（３０）であって、使用者の手に容易に保持される寸法のハウジング（５０）と、一端をこのハウジングに連結してこのハウジングから外方に突出する細長い管装置（８０）とを有する。この管装置は外力を加えなければ、ほぼ直線状態に維持される十分剛強な材料で形成されており、この管装置の外端部は可撓性である。案内ワイヤ（２０２、２０３）の内端を上記ハウジングに連結し、上記細長い管装置に貫通してこの案内ワイヤをハウジングから外方に突出する。案内ワイヤの外端を上記細長い管装置の可撓性外端部に連結する。細長い管装置の上記可撓性外端部の角度位置を制御するため、案内ワイヤ制御装置（６０）をハウジングに支持し、この案内ワイヤ制御装置を案内ワイヤの内端部に協働させる。

Description

【発明の詳細な説明】 操作自在なカテーテル 発明の分野 本発明は医療用カテーテル、また特に身体の血管内、又は身体の内腔内に挿入 するための操作自在なカテーテルに関するものである。 発明の背景 Ｘ線撮影用コントラスト材料、血管形成バルーン、ファイバースコープ、レー ザー光線、及び切開器具のような種々の外科的器具、流体、及びその他の材料を 身体の血管、及び身体の内腔内に導入するため、種々のカテーテル、及び内視鏡 が市販されており、入手することができる。また、これ等の器具、流体、及びそ の他の材料を使用するため、身体の血管、及び身体の内腔内にカテーテルを案内 し操作する目的で種々の技術、及びシステムが開発されている。 カテーテルのためのこのような案内、又は操作の技術、及びシステムの例は次 のような特許明細書に開示されている。即ち、「血管カテーテル等の案内システ ム」の発明の名称でLoiterman に与えられた米国特許第４９８３１６５号、「医 療用チューブ」の発明の名称でUedaに与えられた米国特許第４７７６８４４号、 「医療用カテーテル及びスコープの案内装置」の発明の名称でEbling等に与えら れた米国特許第４９３４３４０号、「可変剛性食道用カテーテル」の発明の名称 でMetzger 等に与えられた米国特許第４９３０５２１号、「操作できるカテーテ ル」の名称でBarchilon に与えられた米国特許第３４７０号、「制御される運動 装置」の名称でBentovに与えられた米国特許第３６０５７２５号、及びTenerz等 の「心臓血管検査でのカテーテルの機械的案内のためのガイド」の発明の名称の 特許協力条約に基づく国際出願第PCTWO88/00810 号である。しかし、これ等のカ テーテルは、医師、又はその他の操作者がカテーテルの末端を十分に制御できる ものでなく、しかも身体の血管、及び身体の内腔の特定の部分での特別な分離の ための末端の操作が困難である欠点がある。 外科的な処置を行っている間に、医師がカテーテルを制御できるようにするた め、その他の操作可能なカテーテル、又はシステムが作られており、その場合カ テーテルの末端を動かす方向を制御するため可撓性管を設けることにより、操作 のための流体、及び種々の器具を必要としている。これ等の試みの例は次のよう な特許出願明細書に記載されている。即ち、Lundquist 等の発明の名称「カテー テル操作機構」の国際出願第PCTWO91/11213 号、Martinの発明の名称「延長操作 のためのカテーテル」のヨーロッパ特許出願第３７０１５８号、及び「身体内の 通路の検査治療用具」の発明の名称でHeckele に与えられた米国特許第４７３７ １４２号である。しかし、これ等の装置は、外科的工具と、操作のために必要な 流体との使用のためカテーテルの制御と、操作とがなお十分でない。 従って、ファイバースコープ等の外科的器具を使用すると同時に、医療操作の ために必要な流体を使用するため、カテーテルを制御し、操作することができ、 医師が身体の血管内、又は身体の内腔内の問題の区域を位置決めし、分離するこ とができる操作自在のカテーテルが待望されている。 発明の要約 従って、本発明の目的は操作性を向上させたカテーテルを得るにある。 また、本発明の目的は医師、又は操作者がカテーテルの末端を一層よく制御す ることができ、末端の角度位置を医師にフィードバックできるカテーテルを得る にある。 本発明の他の目的は医師、又は操作者がカテーテルの操作を制御し得るよう、 使用者の手に容易に保持し得る寸法のハウジングを有し、同時に種々の外科的器 具、又は流体のためのカテーテル内の内腔に接近し得るカテーテルを得るにある 。 本発明の更に他の目的はファイバースコープをカテーテルの内腔内に挿入する ためカテーテルのハウジングに掛合するようにしたファイバースコープ用シース を有するカテーテルを得るにある。 カテーテルの末端の運動を一層制御でき、この運動をカテーテルの使用者にフ ィードバックできるカテーテルによって、本発明のこれ等の目的、及びその他の 目的、及び利点を達成することができ、その詳細は本明細書、及び添付図面に開 示されている。 本発明により身体の血管内、又は身体の内腔内に使用する操作自在のカテーテ ルを提供する。この操作自在のカテーテルは使用者の手に容易に保持し得る寸法 のハウジングを具える。また、このカテーテルはハウジングに一端を連結してハ ウジングから外方に突出し、外力を加えなければほぼ直線状に維持される十分剛 強な材料で形成された細長い管手段を具える。この細長い管手段の外端部は可撓 性である。案内ワイヤの内端をハウジングに連結して、上記細長い管手段を通じ てこのハウジングから外方に突出する。この案内ワイヤの外端を上記細長い管手 段の可撓性外端部に連結する。案内ワイヤ制御手段をハウジングに支持し、案内 ワイヤの内端部に協働させ、細長い管手段の可撓性外端部の角度位置を制御する 。案内ワイヤと制御手段とは協働して細長い管手段の可撓性外端部の角度位置を 制限し、ハウジングの上面にほぼ平行に延びる共通平面内での角度調整を行い、 他の全ての平面内での細長い管手段の可撓性外端部の角度調整を使用者の手の回 転によって達成し、これによりカテーテルの使用中、細長い管手段の可撓性外端 部の位置を一層よく制御することができる。 少なくとも１個の内腔を細長い管手段の外端からハウジング内に縦方向に延在 させる。内腔への少なくとも１個の接近ポートをハウジングに設ける。この接近 ポートを通じて内腔内へファイバースコープ等を挿入するため、ハウジングの接 近ボートにファイバースコープ用シースを取り付けられるようにする。また、基 端管を設け、ハウジングから外方に突出する。 図面の簡単な説明 第１図はカテーテル操作者の手に保持されている本発明の好適な実施例の操作 自在なカテーテルを示し、同時にカテーテルのハウジングの接近ポート内に挿入 されたファイバースコープを示す斜視図である。 第２図は明瞭に示すためハウジングから頂部カバーを除去し、一部を切除した 本発明操作自在なカテーテルの平面図である。 第３図は明瞭に示すためハウジングから底部カバーを除去し、一部を切除した 本発明操作自在なカテーテルの平面図である。 第４図は本発明の好適な実施例の操作自在なカテーテルの断面側面図である。 第５図は本発明の好適な実施例の操作自在なカテーテルのハウジングの制御盤 の分解斜視図である。 第６図は第４図の丸で囲んだ部分を９０度回転して詳細に示すための操作自在 なカテーテルの細長い管手段の可撓性外端部の拡大図である。 第７図は第６図の７−７線の方向に見た操作自在なカテーテルの細長い管手段 の可撓性外端部の拡大図である。 第８図は操作自在なカテーテルの細長い管手段の可撓性外端部を右に動かすよ うに回転した制御盤を示すためハウジングから頂部カバーを除去した操作自在な カテーテルの平面図である。 第９図は操作自在なカテーテルの細長い管手段の可撓性外端部を左に動かすよ うに回転した制御盤を示すためハウジングから頂部カバーを除去した操作自在な カテーテルの平面図である。 第１０図は本発明の好適な実施例によるハウジング内の接近ポートにファイバ ースコープ用シースを取り付けた操作自在なカテーテルの側面図である。 第１１図は操作自在なカテーテルの第１０図の丸で囲んだ部分を詳細に示すた め一部を除去した拡大図である。 第１２図は本発明の好適な実施例としてファイバースコープ用シースを有する 操作自在なカテーテルの第１０図の１２−１２線に沿う横断面図である。 第１３図はカテーテルのための制御手段の他の実施例を明瞭に示すためハウジ ングから頂部カバーを除去し、一部を切除した本発明操作自在なカテーテルの平 面図である。 第１４図はカテーテルのための制御手段の他の実施例を明瞭に示すためハウジ ングから底カバーを除去し、一部を切除した本発明操作自在なカテーテルの平面 図である。 第１５図はカテーテルのための制御手段の他の実施例を明瞭に示すため一部を 切除した本発明操作自在なカテーテルの側面図である。 第１６図は本発明の他の実施例による制御盤の分解図である。 第１７図は第１５図の丸で囲んだ部分を９０度回転して詳細に示すため本発明 の他の実施例の操作自在なカテーテルの細長い管手段の可撓性外端部の拡大図で ある。 第１８図は第１７図の１８−１８線の方向に見た本発明操作自在なカテーテル の細長い管手段の可撓性外端部の拡大図である。 第１９図は本発明の他の実施例の操作自在なカテーテルの細長い管手段の可撓 性外端部の運動を示すためハウジングの頂部カバーを除去した平面図である。 第２０図は本発明の他の実施例の操作自在なカテーテルの細長い管手段の可撓 性外端部の運動を示すため、ハンドル部材の頂部カバーを除去した平面図である。 好適な実施例の説明 以後、本発明の好適な実施例を示す添付図面を参照して本発明を一層詳細に説 明する。全体にわたり、同一部分には同一符号を付す。 第１図は、本発明による末端３５と基端４５とを有する操作自在なカレーテル ３０の好適な実施例を示す斜視図である。この操作自在なカテーテル３０は医師 のようなカテーテル操作者の手に保持されている。この操作自在なカレーテル３ ０はハウジング５０と、細長い管手段８０と、基端管１２０とを有する。細長い 管手段８０は第１管９０と第２管１００とを有する。カテーテルの末端３５から 細長い管手段８０の第１管９０と第２管１００とを通じてハウジング５０内に２ 個の内腔９４、９５（第７図参照）を縦方向に延在させる。外力が加わらなけれ ばほぼ直線状態に維持されるような剛強な材料で第１管９０を形成する。ここで 、ほぼ直線状態とは、一般に、管がほぼ湾曲しないが、或る条件下で、即ち最初 に述べたような外力が加わると、或る程度弓形になることを意味する。一般に第 ２管１００は第１管９０より一層可撓性である。この実施例の細長い管手段８０ は第１管９０と第２管１００とを具えるが、本発明は１個の管、２個の管、又は それ以上の管を具えることができる。 ハウジング５０はカテーテル操作者、又はその他の使用者の手に保持できるよ うな大きさである。細長い管手段８０内の２個の内腔９４、９５に接近するため 、ハウジング５０に接近ポート１６１、１６２を設ける。第１管９０の一端９１ をハウジング５０に連結し、次に第１管９０をその位置から外方に突出させる。 次に第２管１００を第１管９０の第２端９２から縦方向に突出させる。第２管１ ００の端部１０２はこの操向可能のカテーテル３０の末端３５を形成している。 基端管１２０をハウジング５０に通して縦方向に延在し、ハウジング５０から縦 方向に突出させる。基端管１２０の第１端１２１（この図面には図示せず）はハ ウジング５０内の第１管９０の第１端９１に接する。基端管１２０の第２端１２ ２に取り付けたコネクタ１４０はこの操作自在なカテーテル３０の基端４５を形 成している。 操作自在なカテーテル３０の末端３５を案内し、操作するのを助けるため、制 御盤６０をハウジング５０に取り付ける。この制御盤６０は、形状がほぼ円形で 、前端６１、後端６２、頂端６３、底端６４、及び２個の側端６６、６７を有す る。制御盤の２個の側端６６、６７に耳片６８、６９を設置する。制御盤６０の 頂端６３に方向指示針７０を設置する。方向指示針７０はハウジング５０の上面 ５５に対し縦方向にある。制御盤６０の側端６６、６７の耳片６８、６９を介し て制御盤６０を回転することにより、この操作自在なカテーテル３０の末端３５ が動く。また、カテーテル３０の末端３５の方向と、角度状態とを示す位置に方 向指示針７０は時計方向、及び反時計方向に回転する。制御盤６０の頂端６３の 周りのハウジング５０の上面５５に位置目盛５８を設け、これにより、操作自在 なカテーテル３０の末端３５が偏向し、制御された時のその相対角度位置を表示 する。 第２図〜第７図は、本発明の操作自在なカテーテル３０の内部構造を示す。第 ２図、及び第３図では、ハウジング５０から頂部カバー５６と底カバー５７とを それぞれ除去し、内部の構造を明示する。これ等の図面は第１管９０の第１端９ １への基端管１２０の第１端１２１の取付け状態を示している。また、これ等の 図面はハウジング５０内の基端管１２０の一部の配置を示している。 第４図の断面側面図は更に、ハウジング５０の内側、及び外側の基端管１２０ 、第１管９０）及び第２管１００の端部の連結状態を示している。また、この図 面はハウジング５０内での基端管１２０に対する制御盤６０の取付け状態を示し ている。 第２図、及び第３図を再び参照して説明すると、第２管１００と第１管９０と を通じて操作自在なカテーテル３０の末端３５から２個の案内ワイヤ２０１、２ ０２を縦方向に延在させる。また、第１管９０の第１端９１から、ワイヤ案内部 材２０６、２０７の周りに案内ワイヤ２０１、２０２を延在して制御盤６０に取 り付ける。従って、制御盤６０を回転すると、案内ワイヤ２０１、２０２は動い て、操作自在なカテーテル３０の末端３５の運動と制御とを達成する。 第５図は制御盤６０内での案内ワイヤ２０１、２０２の連結を示す制御盤６０ の分解斜視図である。制御盤６０の底端６４の円形ボスベース２１３の周りに、 ハウジング５０内の案内ワイヤ２０１、２０２の内端を巻き付ける。スリーブ２ １４とねじ２１６とによってボスベース２１３内のワイヤ受け２１２に案内ワイ ヤ２０１、２０２を取り付ける。案内ワイヤ２０１、２０２の外端を超音波溶接 によって第２管１００に取り付ける。案内ワイヤ２０１、２０２の外端を第２管 １００に連結するため、第２管１００内にプラグを使用してもよい。 上述のようなワイヤと制御盤との特殊な構成によって、この制御盤をハウジン グ内で回転した時、制御盤を自己ロック性にすることができる。ハウジング５０ に垂直力として働くワイヤの引張り力（Ｗ）によって摩擦力（ｆ）が発生する。 使用中、制御盤が自由に回転しないことが使用者の希望であるが、ワイヤの引張 り力に起因するモーメントＭ１（Ｍ１＝Ｗ×ｒ）ここにｒはボスベース２１３の 半径）が摩擦力に起因するモーメントＭ２（Ｍ２＝ｆ×Ｒ、ここにＲは制御盤６ ０の半径）を超過しなければこの使用者の希望は達成される。ｆ＝μ×Ｗ（ここ にμは摩擦係数）であるから、代入すればＭ２＝μ×Ｗ×Ｒである。ワイヤの引 張り力に起因するモーメントＭ１が摩擦力に起因するモーメントＭ２より小さけ れば、Ｗ×ｒ＜μ×Ｗ×Ｒである。従って、ｒ／Ｒ＜μであれば、制御盤はワイ ヤの引張り力によって回転しない。 制御盤６０及び、案内ワイヤ２０１、２０２の内端は協働して、上述したよう に第２管１００の角度状態２２０を制御する。制御盤６０、及び案内ワイヤ２０ １、２０２は協働して、第２管１００の角度状態を制限し、ハウジング５０の上 面にほぼ平行に延在する共通平面内で第２管１００の角度調節を行う。使用者の 手の回転によって、他の全ての平面内での角度調整２２０も得られるから、カテ ーテル３０の使用中、第２管１００の状態を一層よく制御することができる。ま た、カテーテル３０の末端３５の角度位置２２０に関し制御盤の０度、１５度、 ３０度の位置に戻止めを設ける。しかし、これ等の戻止めを全く使用しなくとも よいし、これ等の戻止めを種々の角度位置２２０に設置してもよい。 第６図、及び第７図は操作自在なカテーテル３０の末端３５と、その内部の案 内ワイヤ２０１、２０２と内腔９４、９５とを示す。第６図は第４図の丸で囲ん だ部分の可撓性の第２管１００と第１管９０との拡大断面図である。第７図は第 ６図の７−７線から見た操作自在なカテーテル３０の末端３５の拡大正面図であ る。細長い管手段８０の第２管１００及び第１管９０は案内ワイヤ２０１、２０ ２に沿って２個の内腔９４、９５を有するが、これ等内腔は末端３５から第２管 １００を通じて、更に第１管９０を通じて、ハウジング５０内に縦方向に延在す る。内腔９４、９５は、Ｘ線撮影用コントラスト材料、血管形成バルーン、ファ イバースコープ、レーザー光線、及び切開器具のような種々の外科的器具、流体 、及びその他の材料を操作することを可能にする。このように操作が可能である から、医師、又はカテーテル操作者が処置に必要な種々の外科的器具、流体、及 びその他の材料を使用しながら、同時にカテーテルを操作することができる。 第８図、及び第９図は更に制御盤６０の回転による操作自在なカテーテル３０ の末端３５の制御された運動を示す。第８図、及び第９図は第２図と同様、ハウ ジング５０の頂部カバー５６を外し、簡明のため部片を切除した平面図である。 第８図、及び第９図から明らかなように、制御盤６０の頂端６３に設置した方向 指示針７０の方向に末端３５は水平に移動する。制御盤６０の側端６６、６７の 耳片６８、６９を操作者が手で動かすことによって、制御盤６０を回転させる。 耳片６８、６９を介する制御盤６０の回転によって、ボスベース２１３の周りに 巻いた案内ワイヤ２０１、２０２に一方向、又は他方向の張力を発生させ、これ により末端３５を制御された量、即ち限定された量だけ動かす。末端３５の角度 状態２２０が３０度を越えないように、制御盤６０と案内ワイヤ２０１、２０２ との構造を定める。 第１０図〜第１２図において、操作自在なカテーテル３０の好適な実施例のフ ァイバースコープ用シース２５０を説明する。図示する目的で拡大して示したフ ァイバースコープ用シース２５０の第１０図から明らかなように、ファイバース コープ用シース２５０を接近ポート１６１、１６２のいずれかに連結する。ファ イバースコープ用シース２５０は、ファイバースコープ２９０等をカテーテル３ ０の内腔９４、９５内に入れた時、ファイバースコープ２９０等の設置位置にあ る操作自在なカテーテル３０の操作者にフィードバックを行う。一般に、ファイ バースコープ２９０は小径であり、身体の内腔、又は血管内に押し込む時、脆弱 である。ファイバースコープ２９０は放射線不透過性でないから、操作自在なカ テーテル３０の末端３５に対するファイバースコープの先端位置は、透視検査等 によって生ずる映像のようなファイバースコープの映像を表示する映像スクリー ンに検知されない。カテーテル３０の末端３５の位置を表示するため透視検査装 置等を使用してもよい。操作自在なカテーテル３０と共にファイバースコープ２ ９０を使用する時には、ファイバースコープ用シース２５０はファイバースコー プ２９０のための映像表示、制御、及び防護を行う。 第１０図、及び第１１図に示すように、ファイバースコープ用シース２５０を 本来内腔９４に接近する位置で終わらせ、上述のように、映像表示、制御、及び 防護を行わせる。第１２図はファイバースコープ用シース２５０を有する細長い 管手段８０を示す第１０図の１２−１２線に沿う横断面図である。これ等の図面 に示すように、ファイバースコープ用シース２５０は第１端２５６、第２端２５ ７、内管壁２５８、及び外管壁２５９を有する第１シース管２５５を具える。第 １シース管２５５の内管壁２５８はその第１端２５６を通じてファイバースコー プ２９０を縦方向に収容する。第１端２６１、第２端２６２、内管壁２６３、及 び外管壁２６４を有する第２シース管２６０は第１シース管２５５を縦方向に収 容する。第２シース管２６０の内管壁２６３は第１シース管２５５の外管壁２５ ９に掛合するリブ２７０を有する。ハウジング５０内で接近ポート１６１、１６ ２の１個に連結するようにしたコネクタ２８０に第２シース管２６０の第２端２ ６２が掛合する。次に、ファイバースコープ２９０は第１シース管２５５を通じ て操作自在なカテーテル３０の内腔９４、９５の１個に入り、接近ポート１６１ 、１６２の１個内に入る。第１１図は接近ポート１６１、１６２内のシール１６ ５の拡大横断面図である。これ等シールをシリコーンゴムのような弾性材料で形 成し、非常に細い軸線方向の開口を貫通して設け、これによりファイバースコー プ２９０等のような小さい物体を入れることができるようにするが、それ以外は いずれの方向にも流体が流入するのを防止し、従って内腔９４、９５に汚染物質 等が進入するのを防止する。 本発明操作自在なカテーテル３０′の他の実施例の構造を明らかにするよう第 １３図〜第２０図を次に説明する。第１図〜第１２図と同一の部分には同一の符 号にダッシュを付して示し、説明を省略する。第１８図は操作自在なカテーテル ３０′の末端３５′を示す第１７図の１８−１８線の方向に見た平面図である。 この図面は操作自在なカテーテル３０の好適な実施例の円形断面の案内ワイヤ２ ０１、２０２の代わりに、長方形断面の案内ワイヤ５０１、５０２を示す。その 他の全体としての構造は上述の実施例と同様であるが、長方形断面の案内ワイヤ ５０１、５０２が操作自在なカテーテル３０′の末端３５′の運動の付加的な制 御を行う点で相違している。 第１３図、第１４図、及び第１６図は制御盤６０′及びハウジング５０′に対 し操作自在なカテーテル３３５の他の実施例の案内ワイヤ５０１、５０２の掛合 と、連結とを示す。案内ワイヤ５０１、５０２は末端３５′から細長い管手段４ ０′を通じてハウジング５０′内に延在する。ハウジング５０′の内側で案内ワ イヤ５０１、５０２は細長い管手段４０′から出て、制御盤６０′を通り、ワイ ヤ端子３５６、３５７内で終わる。この実施例の制御盤６０′のボスベース４１ ３はカムの形状をしており、制御盤６０′を時計方向、又は反時計方向に回転し た時、このカムによって案内ワイヤ５０１、５０２に張力を加える。案内ワイヤ ５０１、５０２を側方に動かすため、制御盤６０′はハウジング５０′内の中心 部に位置し、これにより案内ワイヤ５０１、５０２を動かすことによって、管手 段８０′の可撓性外端部を制御する。制御盤６０′の中心部から懸垂するカムボ スベース４１３はカムボスベース４１３に隣接する案内ワイヤ５０１、５０２の 部分を押圧し、この部分を側方に移動させるから、案内ワイヤ５０１、５０２は 縦方向に押圧され、従って管手段８０′の可撓性外端部を動かす。 第１９図、及び第２０図は制御盤６０′を回転して、操作自在なカテーテル３ ０′の末端３５′の角度位置２２０′を動かし、調整する状態を示す。案内ワイ ヤ５０１、５０２を末端管４０′及び制御盤６０′内に掛合し、連結することに よって操作自在なカテーテル３０′の末端３５′のための付加的制御を行う。 本明細書、及び添付図面においては、本発明の代表的な好適な実施例を説明し 、特定の用語を採用したが、これ等の用語は一般的、記述的観念で使用したに過 ぎず、本発明を限定するものでなく、本発明の範囲は次の請求の範囲に記載する 通りである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年６月２８日 【補正内容】 め、若干の操作可能なカテーテル、又はシステムが作られており、その場合カテ ーテルの末端を動かす方向を制御するため可撓性管を設けることにより、操作の ための流体、及び種々の器具を必要としている。これ等の試みの例は次のような 特許出願明細書に記載されている。即ち、Lundquist 等の発明の名称「カテーテ ル操作機構」の国際出願第PCTWO91/11213 号、Martinの発明の名称「延長操作の ためのカテーテル」のヨーロッパ特許出願第３７０１５８号、及び「身体内の通 路の検査治療用具」の発明の名称でHeckele に与えられた米国特許第４７３７１ ４２号である。しかし、これ等の装置は、外科的工具と、操作のために必要な流 体との使用のためカテーテルの制御と、操作とがなお十分でない。 カテーテルを制御し、操作するその他の試みは次のような特許明細書に記載さ れている。即ち発明の名称「テーパ軸を有する内視鏡」でCho 等に与えられた米 国特許第４９８６２５８号、及びSchmitt 等の発明の名称「医療器具」のヨーロ ッパ公開特許第０−４８９−９３７−Ａ１号である。しかし、これ等の器具は外 科的治療等を行っている間、制御と操作とが十分でなく、カテーテルの内腔に十 分接近することができない欠点がある。 従って、ファイバースコープ等の外科的器具を使用すると同時に、医療操作の ために必要な流体を使用するため、カテーテルを制御し、操作することができ、 医師が身体の血管内、又は身体の内腔内の問題の区域を位置決めし、分離するこ とができる操作自在のカテーテルが待望されている。 発明の要約 従って、本発明の目的は操作性を向上させたカテーテルを得るにある。 また、本発明の目的は医師、又は操作者がカテーテルの末端を一層よく制御す ることができ、末端の角度位置を医師にフィードバックできるカテーテルを得る にある。 本発明の他の目的は医師、又は操作者がカテーテルの操作を制御し得るよう、 使用者の手に容易に保持し得る寸法のハウジングを有し、同時に種々の外科的器 具、又は流体のためのカテーテル内の内腔に接近し得るカテーテルを得るにある。 本発明の更に他の目的はファイバースコープをカテーテルの内腔内に挿入する ためカテーテルのハウジングに掛合するようにしたファイバースコープ用シース を有するカテーテルを得るにある。 カテーテルの末端の運動を一層制御でき、この運動をカテーテルの使用者にフ ィードバックできるカテーテルによって、本発明のこれ等の目的、及びその他の 目的、及び利点を達成することができ、その詳細は本明細書、及び添付図面に開 示されている。 本発明により身体の血管内、又は身体の内腔内に使用する操作自在のカテーテ ルを提供する。この操作自在のカテーテルは上面と下面とを有するハウジングで あって使用者の手に容易に保持し得る寸法のハウジングを具える。また、このカ テーテルはハウジングに基端を連結してハウジングから外方に突出し、外力を加 えなければほぼ直線状に維持される十分剛強な材料で形成された細長い管手段を 具える。この細長い管手段の末端部は可撓性である。案内ワイヤの基端をハウジ ングに連結して、上記細長い管手段を通じてこのハウジングから外方に突出する 。この案内ワイヤの末端を上記細長い管手段の可撓性末端部に連結する。案内ワ イヤ制御手段をハウジングに支持し、案内ワイヤの基端部に協働させ、細長い管 手段の可撓性末端部の角度位置を制御する。案内ワイヤと制御手段とは協働して 細長い管手段の可撓性末端部の角度位置を制限し、ハウジングの上面にほぼ平行 に延びる共通平面内での角度調整を行い、他の全ての平面内での細長い管手段の 可撓性末端部の角度調整を使用者の手の回転によって達成し、これによりカテー テルの使用中、細長い管手段の可撓性末端部の位置を一層よく制御することがで きる。 １対の内腔を細長い管手段の末端からハウジング内に縦方向に延在させる。ハ ウジングの上面に位置する１対の接近ポートをハウジングに設け、この接近ポー トにより、好適には管コネクタを通じて１対の内腔に接近し得るようにする。上 記接近ポートの１個を通じて内腔の１個内へファイバースコープ等を挿入するた め、ハウジングの接近ポートにファイバースコープ用シースを取り付けられるよ うにする。また、基端管を設け、ハウジングを通じて突出するが、好適にはハウ ジングの基端から外方に突出する。 請求の範囲 １．上面（５５）と下面とを有し、使用者の手に容易に保持し得る寸法のハウジ ング（５０）と、 このハウジング（５０）に基端（４５）を連結してこのハウジングから外方 に突出すると共に、可撓性末端部（３５）を有し、更にこの末端部（３５）から 前記基端（４５）まで縦方向に延在する１対の作用内腔（９４、９５）を有し、 外力を加えなければほぼ直線状態に維持される十分剛強な材料で形成された細長 い管手段（８０）と、 前記ハウジング（５０）内に位置する基端をこのハウジングに連結して前記 細長い管手段（８０）を通じてこのハウジングから外方に突出すると共に、前記 細長い管手段（８０）の前記可撓性末端部（３５）に末端を連結した案内ワイヤ （２０１、２０２）と、 前記細長い管手段（８０）の前記可撓性末端部（３５）の角度位置（２２０ ）を制御するため、前記案内ワイヤ（２０１、２０２）の基端部に協働するよう 前記ハウジング（５０）によって支持された案内ワイヤ制御手段とを具え、 前記案内ワイヤ（２０１、２０２）と前記案内ワイヤ制御手段との協働によ って、前記細長い管手段（８０）の前記可撓性末端部（３５）の角度位置（２２ ０）を制限して前記ハウジング（５０）の前記上面（５５）にほぼ平行に延在す る共通平面内で角度調整（２２０）を行わせ、使用者の手の回転によって全ての 他の平面内での前記細長い管手段（８０）の前記可撓性末端部（３５）の角度調 整（２２０）を行い、このカテーテル（３０）の使用中、前記細長い管手段（８ ０）の前記可撓性末端部（３５）の状態を一層よく制御することができ、身体の 血管内、又は身体の内腔内に使用するカテーテルにおいて、 前記細長い管手段（８０）の前記作用内腔（９４、９５）に接近できるよう 前記ハウジング（５０）の前記上面（５５）内に位置する１対の接近ポート（１ ６１、１６２）と、 前記細長い管手段（８０）の前記作用内腔（９４、９５）に前記接近ポート （１６１、１６２）を連結するため、前記ハウジング（５０）内に位置する連 結手段とを設け、 内部に複数個の開口を有する管コネクタ（１４０）を前記連結手段に設け、 前記ハウジング（５０）の前記上面（５５）内に位置する前記１対の接近ポート （１６１、１６２）を前記複数個の開口によって前記細長い管手段（８０）の前 記作用内腔（９４、９５）に連結することを特徴とするカテーテル（３０）。 ２．前記ハウジング（５０）から外方に突出する第１管（９０）と、この第１管 （９０）に連結されこの第１管から外方に突出する第２管（１００）とを前記細 長い管手段（８０）に設け、前記第１管（９０）が前記第２管（１００）より一 層剛強であり、前記細長い管手段（８０）の前記可撓性末端部（３５）を前記第 ２管（１００）に設けた請求の範囲１に記載のカテーテル（３０）。 ３．前記ハウジング（５０）に一端（９１）を連結し、このハウジングから外方 に突出する細長い基端管（１２０）を更に設け、この基端管（１２０）に縦方向 に貫通し前記細長い管手段（８０）の前記内腔（９４、９５）の少なくとも１個 に接近し得る内腔を前記基端管（１２０）に更に設けた請求の範囲１に記載のカ テーテル（３０）。 ４．前記基端管（１２０）を前記ハウジング（５０）内の前記連結手段に連結し 、この連結手段を通じて前記細長い管手段（８０）の前記内腔（９４、９５）の 少なくとも１個に前記基端管（１２０）を接近させ得るように構成した請求の範 囲３に記載のカテーテル（３０）。 ５．前記細長い管手段（８０）に縦方向に貫通する前記内腔（９５）のうちの一 方の内腔が他方の内腔（９４）より大きな直径を有する請求の範囲１に記載のカ テーテル（３０）。 ６．身体の血管、又は身体の内腔、皮膚、又は組織に挿入し、貫通し易いよう、 前記細長い管手段（８０）の前記可撓性末端部（３５）を細くしてカテーテル （３０）の先端（１０２）を形成し、前記細くした先端（１０２）の両側で前記 １対の内腔（９４、９５）のおのおのを終わらせた請求の範囲１に記載のカテー テル（３０）。 ７．前記細長い管手段（８０）の前記可撓性末端部（３５）から、この細長い管 手段（８０）を通り、前記ハウジング（５０）内に入る縦方向に延在する中心軸 線を更に設け、前記制御手段が２個の前記案内ワイヤ（２０１、２０２）の前記 基端に連結した回転制御盤（６０）から成り、前記制御盤（６０）の回転によっ て、前記縦方向に延在する中心軸線からほぼ横方向の角度位置（２２０）内で前 記細長い管手段（８０）の前記可撓性末端部（３５）を案内する請求の範囲１に 記載のカテーテル（３０）。 ８．前記制御盤（６０）の回転中、前記可撓性末端部（３５）の角度位置（２２ ０）を対応して表示するため、前記接近ポート（１６１、１６２）に隣接し前記 ハウジング（５０）の前記上面（５５）に連結した表示手段を前記ハウジング（ ５０）に更に設けた請求の範囲７に記載のカテーテル（３０）。 ９．前記案内ワイヤ（２０１、２０２）を動かすことによって前記可撓性末端部 （３５）を制御するため前記案内ワイヤ（２０１、２０２）を側方に動かすよう 前記ハウジング（５０）内の中間部に位置する制御盤（６０）を前記制御手段に 設け、前記制御盤（６０）の中心部から懸垂するカムボス（２１３）を前記制御 盤（６０）に設け、前記カムボス（２１３）に隣接する前記案内ワイヤ（２０１ 、２０２）の基端部に前記カムボス（２１３）を押しつけて側方に移動させ、前 記案内ワイヤ（２０１、２０２）を縦方向に押圧し、これにより前記可撓性末端 部（３５）を動かす請求の範囲１に記載のカテーテル（３０）。 １０．前記案内ワイヤ（２０１、２０２）を前記ハウジング（５０）の基端部（ ４５）に取り付け、前記案内ワイヤ（２０１、２０２）の横断面を非円形に構成 した請求の範囲９に記載のカテーテル（３０）。 １１．縦方向に貫通する１対の内腔（９４、９５）を有すると共に、可撓性末端 部（３５）を有し、外力を加えなければほぼ直線状態に維持される十分剛強な材 料で形成された細長い管手段（８０）と、 上面（５５）と下面とを有するハウジング（５０）であって、前記細長い管 手段（８０）に連結され、使用者の手に容易に保持され得る寸法のハウジング（ ５０）と、 前記ハウジング（５０）に基端を連結して前記細長い管手段（８０）を通じ てこのハウジング（５０）から外方に突出すると共に、前記細長い管手段（８０ ）の前記可撓性末端部（３５）に末端を連結した案内ワイヤ（２０１、２０２） と、 前記細長い管手段（８０）の前記可撓性末端部（３５）の角度位置（２２０ ）を制御するため、前記案内ワイヤ（２０１、２０２）の基端部に協働するよう 前記ハウジング（５０）によって支持された案内ワイヤ制御手段とを具え、身体 の血管内、又は身体の内腔内に使用するカテーテルにおいて、 前記細長い管手段（８０）の前記内腔の少なくとも１個に接近し得るよう前 記上面（５５）内に位置する１対の接近ポート（１６１、１６２）と、この接近 ポート（１６１、１６２）に汚染物質が進入するのを防止し、前記内腔（９４、 ９５）の１個から前記接近ポート（１６１、１６２）の外に流体が流出するのを 防止するため前記接近ポート（１６１、１６２）のおのおのに位置し弾性材料で 形成したシールとを前記ハウジング（５０）に設け、 前記細長い管手段（８０）の前記内腔（９４、９５）の少なくとも１個に前 記接近ポート（１６１、１６２）を連結するため前記ハウジング（５０）内に位 置するマニフォルドと、 前記ハウジング（５０）に縦方向に貫通して前記マニフォルドに連結され、 縦方向に貫通する内腔を有する基端管（１２０）と、 前記可撓性末端部（３５）の角度位置（２２０）を対応して表示するため、 前記接近ポート（１６１、１６２）に隣接して前記ハウジング（５０）の前記上 面（５５）に連結された表示手段とを具えることを特徴とするカテーテル（３０ ）。 １２ 前記案内ワイヤ（２０１、２０２）に隣接するカムボス（２１３）を有す る制御盤（６０）を前記案内ワイヤ制御手段に設け、前記案内ワイヤ（２０１、 ２０２）の前記基端部に前記カムボス（２１３）を協働させることにより、前記 案内ワイヤ（２０１、２０２）の基端部に前記カムボス（２１３）を押しつけて 前記案内ワイヤ（２０１、２０２）を縦方向に押圧し、これにより前記可撓性末 端部（３５）を動かす請求の範囲１１に記載のカテーテル（３０）。 １３．内部に複数個の開口を有する管コネクタ（１４０）を前記マニフォルドに 設け、これ等複数個の開口によって、前記ハウジング（５０）の前記上面（５５ ）内に位置する前記２個の接近ポート（１６１、１６２）を前記細長い管手段（ ８０）の前記１対の内腔（９４、９５）の１個に連結すると共に、前記基端管を 前記細長い管手段（８０）の前記１対の内腔（９４、９５）の他方に連結する請 求の範囲１２に記載のカテーテル（３０）。 １４．前記細長い管手段（８０）を縦方向に貫通する前記内腔のうちの少なくと も１個の内腔（９５）か他のいずれの内腔（９４）より大きな直径を有する請求 の範囲１１に記載のカテーテル（３０）。 １５．前記制御盤（６０）を回転して前記細長い管手段（８０）の前記可撓性末 端部（３５）を動かすため、前記ハウジング（５０）の両側部から外方に突出す る１対の耳片（６８、６９）を前記制御盤（６０）に更に設けた請求の範囲１２ に記載のカテーテル（３０）。 １６．縦方向に貫通する少なくとも１個の内腔（９４、９５）を有すると共に、 可撓性末端部（３５）を有する細長い管手段（８０）と、 前記細長い管手段（８０）の少なくとも１個の内腔（９４、９５）に接近し 得る少なくとも１個の接近ポート（１６１、１６２）を内部に有し、前記細長い 管手段（８０）に連結され、使用者の手に容易に保持され得る寸法のハウジング （５０）と、 前記ハウジング（５０）に基端を連結して前記細長い管手段（８０）を通じ てこのハウジングから外方に突出すると共に、前記細長い管手段（８０）の前記 可撓性末端部（３５）に末端を連結した案内ワイヤ（２０１、２０２）と、 前記細長い管手段（８０）の前記可撓性末端部（３５）の角度位置（２２０ ）を制御するため、前記案内ワイヤ（２０１、２０２）の基端部に協働するよう 前記ハウジング（５０）によって支持された案内ワイヤ制御手段とを具え、身体 の血管内、又は身体の内腔内に使用するカテーテルにおいて、 前記細長い管手段（８０）の少なくとも１個の内腔（９４、９５）内にファ イバースコープ（２９０）等を挿入するため、ファイバースコープ（２９０）等 を収容できるように構成され、前記ハウジング（５０）の前記接近ポート（１６ １、１６２）から縦方向に突出するファイバースコープ用シース手段（２５０） を具えることを特徴とするカテーテル（３０、３０′）。 １７．第１端（２５６）と第２端（２５７）と、内管壁（２５８）と外管壁（２ ５９）とを有し、前記第１端（２５６）を通じてファイバースコープ（２９０） を縦方向に収容できるように前記内管壁（２５８）を構成した細長い第１シース 管（２５５）と、 第１端（２６１）と第２端（２６２）と、内管壁（２６３）と外管壁（２６ ４）とを有し、この第１端（２６１）を通じて前記第１シース管（２５５）の前 記第２端（２５７）を縦方向に収容できるように前記内管壁（２６３）を構成す ると共に、この内管壁（２６３）には前記第１シース管（２５５）の前記外管壁 （２５９）に掛合するリブ（２７０）を設けた細長い第２シース管（２６０）と を前記ファイバースコープ用シース手段（２５０）が具え、 前記細長い管手段（８０）の少なくとも１個の内腔（９４、９５）内にファ イバースコープ（２９０）等を縦方向に挿入するため、前記カテーテル（３０′ ）の前記接近ポート（１６１、１６２）に掛合するよう前記第２シース管（２６ ０）の前記第２端（２６２）を構成した請求の範囲１６に記載のカテーテル（３ ０）。 １８．前記第１シース管（２５５）の前記第１端（２５６）を前記ファイバース コープ（２９０）の一部に取り付けるための管取付け手段を前記ファイバースコ ープ用シース手段（２５０）に設けた請求の範囲１７に記載のカテーテル（３０ ′）。 １９．前記管取付け手段を収縮ラップで構成した請求の範囲１８に記載のカテー テル（３０′）。 ２０．前記第２シース管（２６０）の前記第２端（２６２）に取り付けられ、前 記第２シース管（２６０）をカテーテル（３０′）に連結するよう構成したコネ クタ手段を前記ファイバースコープ用シース手段（２５０）に更に設けた請求の 範囲１６に記載のカテーテル（３０′）。 ２１．第１端と第２端とを有し、前記ハウジング（５０）から縦方向に延在する 基端管を更に設けた請求の範囲１６に記載のカテーテル（３０′）。 ２２．カテーテル（３０、３０′）の内腔（９４、９５）内に挿入するファイバ ースコープ（２９０）等を収容するファイバースコープ用シースにおいて、 第１端（２５６）と第２端（２５７）と、内管壁（２５８）と外管壁（２５ ９）とを有し、前記第１端（２５６）を通じてファイバースコープ（２９０）等 を縦方向に収容できるように前記内管壁（２５８）を構成した細長い第１シース 管（２５５）と、 第１端（２６１）と第２端（２６２）と、内管壁（２６３）と外管壁（２６ ４）とを有し、この第１端（２６１）を通じて前記第１シース管（２５５）の前 記第２端（２５７）を縦方向に収容できるように前記内管壁（２６３）を構成す ると共に、この内管壁（２６３）には前記第１シース管（２５５）の前記外管壁 （２５９）に掛合するリブ（２７０）を設けた細長い第２シース管（２６０）と を具え、 前記カテーテル（３０′）の少なくとも１個の内腔（９４、９５）内にファ イバースコープ（２９０）等を縦方向に挿入するため、前記カテーテル（３０′ ）の前記接近ポート（１６１、１６２）に掛合するよう前記第２シース管（２６ ０）の前記第２端（２６２）を構成したことを特徴とするファイバースコープ用 シース（２５０）。 ２３．前記第１シース管（２５５）の前記第１端（２５６）を前記ファイバース コープ（２９０）の一部に取り付けるための管取付け手段を更に設けた請求の範 囲２２に記載のファイバースコープ用シース（２５０）。 ２４．前記管取付け手段を収縮ラップで構成した請求の範囲２３に記載のファイ バースコープ用シース（２５０）。 ２５．前記ファイバースコープ（２９０）の前記一部がこのファイバースコープ （２９０）の一端から所定距離にある請求の範囲２３に記載のファイバースコー プ用シース（２５０）。 ２６．前記第２シース管（２６０）の前記第２端（２６２）に取り付けられ、前 記第２シース管（２６０）をカテーテル（３０′）に連結するよう構成したコネ クタ手段を更に設けた請求の範囲２２に記載のファイバースコープ用シース（２ ５０）。 ２７．前記第１シース管（２５５）が前記第２シース管（２６０）より一層長い 請求の範囲２２に記載のファイバースコープ用シース（２５０）。 ２８．前記第２シース管内に前記第１シース管（２５０）を縦方向に所定距離挿 入した請求の範囲２７に記載のファイバースコープ用シース（２５０）。 ２９．前記所定距離が前記第２シース管（２６０）の長さである請求の範囲２８ に記載のファイバースコープ用シース（２５０）。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＨＵ，Ｊ Ｐ，ＫＰ，ＫＲ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ， ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ (72)発明者 リンカン デヴィッド ジョージ アメリカ合衆国 ジョージア州 30080 スマーナ パークウッド ロード 2860 (72)発明者 チャールズ カーク ウィリアム アメリカ合衆国 ジョージア州 30001 オーステル ブロッサム レイン 1725

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．身体の血管内、又は身体の内腔内に使用ずるカテーテルにおいて、 使用者の手に容易に保持し得る寸法のハウジングと、 このハウジングに一端を連結してこのハウジングから外方に突出すると共に 、可撓性外端部を有し、外力を加えなければほぼ直線状態に維持される十分剛強 な材料で形成された細長い管手段と、 前記ハウジングに内端を連結して前記細長い管手段を通じてこのハウジング から外方に突出すると共に、前記細長い管手段の前記可撓性外端部に外端を連結 した案内ワイヤと、 前記細長い管手段の前記可撓性外端部の角度位置を制御するため、前記案内 ワイヤの内端部に協働するよう前記ハウジングによって支持された案内ワイヤ制 御手段とを具え、 前記案内ワイヤと前記案内ワイヤ制御手段との協働によって、前記細長い管 手段の前記可撓性外端部の角度位置を制限して前記ハウジングの上面にほぼ平行 に延在する共通平面内で角度調整を行わせ、使用者の手の回転によって全ての他 の平面内での前記細長い管手段の前記可撓性外端部の角度調整を行い、このカテ ーテルの使用中、前記細長い管手段の前記可撓性外端部の状態を一層よく制御し 得ることを特徴とするカテーテル。 ２．前記ハウジングから外方に突出する第１管と、この第１管に連結されこの第 １管から外方に突出する第２管とを前記細長い管手段が具え、前記第１管が前記 第２管より一層剛強である請求の範囲１に記載のカテーテル。 ３．前記細長い管手段に縦方向に貫通して前記ハウジング内に延びる２個の内腔 をこの細長い管手段に更に設けた請求の範囲１に記載のカテーテル。 ４．前記細長い管手段に縦方向に貫通する前記内腔の少なくとも１個に接近し得 るよう前記ハウジング内の接近ポートをこのハウジングに更に設けた請求の範 囲３に記載のカテーテル。 ５．前記ハウジングに一端を連結し、このハウジングから外方に突出する細長い 基端管を更に設けた請求の範囲３に記載のカテーテル。 ６．前記基端管に縦方向に貫通し前記細長い管手段の前記内腔の少なくとも１個 に接近し得る内腔を前記基端管に更に設けた請求の範囲５に記載のカテーテル。 ７．流体源に連結し、この流体源から流体を受け入れるよう前記基端管の前記内 腔に流体連通するコネクタを前記基端管の外端部に更に設けた請求の範囲６に記 載のカテーテル。 ８．前記細長い管手段に縦方向に貫通する前記内腔のうちの一方の内腔が他方の 内腔より大きな直径を有する請求の範囲３に記載のカテーテル。 ９．身体の血管、又は身体の内腔、皮膚、又は組織に挿入し、貫通し易いよう、 前記細長い管手段の前記可撓性外端部を細くしてカテーテルの先端を形成した請 求の範囲１に記載のカテーテル。 １０．前記細長い管手段の前記可撓性外端部から、この細長い管手段を通り、前 記ハウジング内に入る縦方向に延在する中心軸線を更に設けた請求の範囲１に記 載のカテーテル。 １１．前記制御手段が２個の前記案内ワイヤの前記内端に連結した回転制御盤か ら成り、前記制御盤の回転によって、前記縦方向に延在する中心軸線からほぼ横 方向に３０度までの角度位置内で前記細長い管手段の前記可撓性外端部を案内す る請求の範囲１０に記載のカテーテル。 １２．前記案内ワイヤを動かすことによって前記可撓性外端部を制御するため前 記案内ワイヤを側方に動かすよう前記ハウジング内の中心部に位置する制御盤を 前記制御手段に設け、前記制御盤の中心部から懸垂するカムボスを前記制御盤に 設け、前記カムボスに隣接する前記案内ワイヤの部分に前記カムボスを押しつけ て前記案内ワイヤを側方に移動させて縦方向に押圧し、これにより前記可撓性外 端部を動かす請求の範囲１に記載のカテーテル。 １３．前記案内ワイヤを前記ハウジングの一部に取り付け、前記案内ワイヤの横 断面を非円形に構成した請求の範囲１２に記載のカテーテル。 １４．身体の血管内、又は身体の内腔内に使用するカテーテルにおいて、 縦方向に貫通する少なくとも１個の内腔を有すると共に、可撓性外端部を有 し、外力を加えなければほぼ直線状態に維持される十分剛強な材料で形成された 細長い管手段と、 前記細長い管手段の前記少なくとも１個の内腔に接近し得る少なくとも１個 の接近ポートを内部に有し、前記細長い管手段に連結され、使用者の手に容易に 保持され得る寸法のハウジングと、 前記ハウジングに内端を連結して前記細長い管手段を通じてこのハウジング から外方に突出すると共に、前記細長い管手段の前記可撓性外端部に外端を連結 した案内ワイヤと、 前記細長い管手段の前記可撓性外端部の角度位置を制御するため、前記案内 ワイヤの内端部に協働するよう前記ハウジングによって支持された案内ワイヤ制 御手段とを具えることを特徴とするカテーテル。 １５．前記ハウジングから縦方向に延びる基端管を更に設けた請求の範囲１４に 記載のカテーテル。 １６．汚染物質が前記接近ポートに進入するのを防止すると共に、前記内腔から 前記接近ポートの外に流体が流出するのを防止するため、前記接近ポート内のシ ールを前記ハウジングに設けた請求の範囲１４に記載のカテーテル。 １７．前記基端管に縦方向に貫通し前記細長い管手段の前記内腔の少なくとも１ 個に接近し得る内腔を前記基端管に更に設けた請求の範囲１５に記載のカテーテ ル。 １８．流体源に連結し、この流体源から流体を受け入れるよう前記基端管の前記 内腔に流体連通するコネクタを前記基端管の外端部に更に設けた請求の範囲１５ に記載のカテーテル。 １９．前記細長い管手段を縦方向に貫通する前記内腔のうちの少なくとも１個の 内腔が他のいずれの内腔より大きな直径を有する請求の範囲１４に記載のカテー テル。 ２０．身体の血管、又は身体の内腔、皮膚、又は組織に挿入し、貫通し易いよう 、前記細長い管手段の前記可撓性外端部を細くしてカテーテルの先端を形成した 請求の範囲１４に記載のカテーテル。 ２１．身体の血管内、又は身体の内腔内に使用するカテーテルにおいて、 縦方向に貫通する少なくとも１個の内腔を有すると共に、可撓性外端部を有 する細長い管手段と、 前記細長い管手段の前記少なくとも１個の内腔に接近し得る少なくとも１個 の接近ポートを内部に有し、前記細長い管手段に連結され、使用者の手に容易に 保持され得る寸法のハウジングと、 前記ハウジングに内端を連結して前記細長い管手段を通じてこのハウジング から外方に突出すると共に、前記細長い管手段の前記可撓性外端部に外端を連結 した案内ワイヤと、 前記細長い管手段の前記可撓性外端部の角度位置を制御するため、前記案内 ワイヤの内端部に協働するよう前記ハウジングによって支持された案内ワイヤ制 御手段と、 前記細長い管手段の少なくとも１個の内腔内にファイバースコープ等を挿入 するため、ファイバースコープ等を収容できるように構成され前記ハウジングの 前記接近ポートから縦方向に突出するファイバースコープ用シース手段とを具え ることを特徴とするカテーテル。 ２２．第１端と第２端と、内管壁と外管壁とを有し、前記第１端を通じてファイ バースコープを縦方向に収容できるように前記内管壁を構成した細長い第１シー ス管と、 第１端と第２端と、内管壁と外管壁とを有し、この第１端を通じて前記第１ シース管の前記第２端を縦方向に収容できるように前記内管壁を構成すると共に 、この内管壁には前記第１シース管の前記外管壁に掛合するリブを設けた細長い 第２シース管とを前記ファイバースコープ用シース手段が具え、 前記細長い管手段の少なくとも１個の内腔内にファイバースコープ等を縦方 向に挿入するため、前記カテーテルの前記接近ポートに掛合するよう前記第２シ ース管の前記第２端を構成した請求の範囲２１に記載のカテーテル。 ２３．前記第１シース管の前記第１端を前記ファイバースコープの一部に取り付 けるための管取付け手段を前記ファイバースコープ用シース手段に設けた請求の 範囲２２に記載のカテーテル。 ２４．前記管取付け手段を収縮ラップで構成した請求の範囲２３に記載のカテー テル。 ２５．前記第２シース管の前記第２端に取り付けられ、前記第２シース管をカテ ーテルに連結するよう構成したコネクタ手段を前記ファイバースコープ用シース 手段に更に設けた請求の範囲２１に記載のカテーテル。 ２６．第１端と第２端とを有し、前記ハウジングから縦方向に延在する基端管を 更に設けた請求の範囲２１に記載のカテーテル。 ２７．カテーテルの内腔内に挿入するファイバースコープ等を収容するファイバ ースコープ用シースにおいて、 第１端と第２端と、内管壁と外管壁とを有し、前記第１端を通じてファイバ ースコープ等を縦方向に収容できるように前記内管壁を構成した細長い第１シー ス管と、 第１端と第２端と、内管壁と外管壁とを有し、この第１端を通じて前記第１ シース管の前記第２端を縦方向に収容できるように前記内管壁を構成すると共に 、この内管壁には前記第１シース管の前記外管壁に掛合するリブを設けた細長い 第２シース管とを具え、 前記カテーテルの少なくとも１個の内腔内にファイバースコープ等を縦方向 に挿入するため、前記カテーテルの前記接近ポートに掛合するよう前記第２シー ス管の前記第２端を構成したことを特徴とするファイバースコープ用シース。 ２８．前記第１シース管の前記第１端を前記ファイバースコープの一部に取り付 けるための管取付け手段を更に設けた請求の範囲２７に記載のファイバースコー プ用シース。 ２９．前記管取付け手段を収縮ラップで構成した請求の範囲２８に記載のファイ バースコープ用シース。 ３０．前記ファイバースコープの前記一部がこのファイバースコープの一端から 所定距離にある請求の範囲２８に記載のファイバースコープ用シース。 ３１．前記第２シース管の前記第２端に取り付けられ、前記第２シース管をカテ ーテルに連結するよう構成したコネクタ手段を更に設けた請求の範囲２７に記載 のファイバースコープ用シース。 ３２．前記第１シース管が前記第２シース管より一層長い請求の範囲２７に記載 のファイバースコープ用シース。 ３３．前記第２シース管内に前記第１シース管を縦方向に所定距離挿入した請求 の範囲３２に記載のファイバースコープ用シース。 ３４．前記所定距離が前記第２シース管の長さである請求の範囲３３に記載のフ ァイバースコープ用シース。