JPH08501352A - 優れたプレス成形性、熱間加工性および高温酸化抵抗を有するオーステナイト系ステンレス鋼ならびにその製造方法 - Google Patents

優れたプレス成形性、熱間加工性および高温酸化抵抗を有するオーステナイト系ステンレス鋼ならびにその製造方法

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JPH08501352A JP7507478A JP50747895A JPH08501352A JP H08501352 A JPH08501352 A JP H08501352A JP 7507478 A JP7507478 A JP 7507478A JP 50747895 A JP50747895 A JP 50747895A JP H08501352 A JPH08501352 A JP H08501352A
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Abstract

(57)【要約】 オーステナイト系ステンレス鋼およびその製造方法が開示されている。この場合、オーステナイト(γ)安定化元素としてのCu、フェライト生成元素としての微量のTi、および高温熱間加工性の向上のためのBが添加され、したがって、最適Md30温度および最適δフェライト量を制御することができ、それにより、成形性、時期割れ抵抗、熱間加工性および高温酸化抵抗が向上され、かつ熱間圧延中の表面きずが低減され、またNiの量を減少させることにより製造経費が節減される。本発明オーステナイト系ステンレス鋼には、重量百分率で、C 0.07%未満、Si 1.0%未満、Mn 2.0%未満、Cr 16〜18%、Ni 6.0〜8.0%、Al 0.005%未満、P 0.05%未満、S0.005%未満、Ti 0.03%未満、B 0.003%未満、Cu 3.0%未満、Mo 0.3%未満、Nb 0.1%未満、N 0.045%未満、残部としてのFe、およびその他の不可避不純物が含まれる。本発明によれば、プレス成形性、時期割れ抵抗、熱間加工性、高温酸化抵抗が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】 優れたプレス成形性、熱間加工性および高温酸化抵抗を有するオーステナイト系 ステンレス鋼ならびにその製造方法 発明の分野 本発明は、優れたプレス成形性、熱間加工性および高温酸化抵抗を有するオー ステナイト系ステンレス鋼ならびにその製造方法に関するものである。 発明の背景 一般に、18%Cr−8%Ni(STS)で表わされるオーステナイト鋼は、 フェライト系ステンレス鋼と比較して、成形性、耐食性および溶接性の点で優れ ており、したがってオーステナイト系ステンレス鋼は、プレス成形の目的に広く 用いられている。 しかし、このオーステナイト系ステンレス鋼は多量の高価な元素Niを含んで おり、したがってその経費は極めて高い。 それ故、Ni量を低減化した高成形性ステンレス鋼を製造する試みがなされて いる。 この試みの一つが特公昭43−8343号であり、その場合、C(炭素)0. 15%未満、Ni 5.5〜8.0%、Cr 16〜19%、Cu 0.5〜3 .5%、およびN(窒素)0.04〜0.1%が、提案されたステンレス鋼に含 まれている。 しかし、上記ステンレス鋼の場合には成分範囲が余りにも広く、成形性および その他の諸性質が大きな偏差を示す。さらに、CおよびNの量が多過ぎ、したが って時期割れ抵抗は不十分である。特に、Cuの添加により熱間加工性が悪化す る。 さらに、特開昭52−119414号および特開昭54−128919号に別 の提案が開示されており、その場合にはCuが添加され、Niの代りにMnの量 が2%だけ高められている。この場合、Mn量が多過ぎ、その結果、高温酸化抵 抗が低下し、したがって、スラブの熱間圧延中の高温酸化により表面きずが発生 するおそれがある。さらに、光輝焼鈍シートを製造する場合、光輝焼鈍中に青色 が発生する可能性がある。 特公昭59−33663号にはさらに別の試みが見られ、その場合には、Cu を含むステンレス鋼が、Nb、TiおよびTaから成る群から選定された成分の 1%未満を含むようにされ、したがって結晶粒が微細となり、その結果ステンレ ス鋼の成形性が向上する。 しかしこの場合、C量が多過ぎ、したがって時期割れ抵抗が低減化される。 特開昭54−13811号にはさらに別の試みが見られ、その場合には、極め て低いレベルのCおよびNを含む鋼にNb 0.005〜1.0%が添加される 。 このように結晶粒が微細化されてオーステナイト相が強化され、伸長性が向上す る。 しかしこの場合には、極度に低いレベルのCおよびNの故に精製作業が生産性 を低下させ、またオーステナイト当量が低く、δフェライト量が増大するという 結果をもたらし、それにより熱間加工性が悪化する。 特開昭1−92342号および独国特許公告1302975号にはさらに別の 試みが見られる。前者の場合にはCuを含む鋼が、ごく少量のTiおよびBと、 酸素50ppm未満と、Ca 0.006%未満とを含むようにされている。こ うして介在物の生成が抑制され、それにより成形性が向上する。独国特許の場合 、CuおよびBを含む鋼は、0.15%未満だけの、Nb、V、TiおよびZr から成る群から選定された1または2元素を含むようにされる。こうして、耐食 性、クリープ強度および成形性が向上する。しかし、これら2つの発明において はNi量が8%もの高さであり、高Ni量がこの鋼を不経済にしている。 特公昭55−89568号にはさらに別の試みが開示されており、その場合に は鋼が、Ni 6〜9%、Cr 16〜19%、Cu 3%未満およびAl0. 5〜3.0%を含む、さらに、0.2〜1.0%だけの、Nb、Ti、V、Zr およびTaから成る群から選定された2元素を含み、それにより鋼の成形性を向 上させている。しかしこの場合には、高Al量の故に介在物の酸化物材料の生成 が極めて多くなり、線状のきず、スリーバなどの表面にきずが熱間圧延コイル上 に発生するという結果をもたらす。 発明の要約 本発明者は、在来技術の欠点を克服するために研究および実験を行い、本発明 を提案するに至った。 したがって、本発明の目的は、高価なNiの代りに、オーステナイト(γ)安 定化元素としてのCu、フェライト形成元素としてのごく微量のTiおよび高温 熱間加工性の向上のためのB(ほう素)が添加され、したがって最適Md30温度 および最適δフェライト量を制御することができ、それにより、成形性、時期割 れ抵抗、熱間加工性および高温酸化抵抗が向し、熱間圧延中の表面きずが低下し 、またNi量を低減化することにより製造経費が節減されるようにした、オース テナイト系ステンレス鋼ならびにその製造方法をもたらすことである。 図面の簡単な説明 本発明の上記目的およびその他の諸利点は、添付諸図面を引用して本発明の好 適な実施例を詳細に説明することにより、一層明白となる。 第1図は、変形温度の変動に対して断面積の減少を示すグラフである。 第2図は、1260℃での加熱時間に対して(高温酸化による)重量ゲインの 変動を示す。 第3図は、Cu含有鋼におけるオーステナイト相安定化温度〔Md30、(℃) 、0.3の真歪の作用の下で歪誘起マルテンサイト相(α′)の50%が生成さ れる温度〕の変動に対して限界絞り比(LDR)を示すグラフである。 第4図は、Cu含有鋼におけるオーステナイト相の安定化温度(Md30、℃) の変動に対してエリクセン値を示すグラフである。 第5図は、Cu含有鋼におけるオーステナイト相の安定化温度(Md30、℃) の変動に対してコニカルカップ値(CCV)の変動を示すグラフである。 第6図は、焼鈍された冷間圧延板における粒径の変動に対して成形性の変動を 示すグラフである。 好適実施例の説明 本発明によるオーステナイト系ステンレス鋼には、重量百分率で、C(炭素) 0.07%未満、Si 1.0%未満、Mn 2.0%未満、Cr 16〜18 %、Ni 6.0〜8.0%、Al 0.005%未満、P 0.05%未満、 S 0.005%未満、Ti 0.03%未満、B(ボロン)0.003%未満 Cu 3.0%未満、Mo 0.3%未満、Nb 0.1%未満、N(窒素)0 .045%未満、残部としてのFe、およびその他の不可避不純物が含まれてい る。また本発明によれば、オーステナイト系ステンレス鋼を製造する方法が得ら れ、本発明によるオーステナイト系ステンレス鋼は、プレス成形性、時期割れ抵 抗、熱間加工性および高温酸化抵抗の点で優れている。 オーステナイト相に対する安定化温度〔Md30(℃)〕は、〔Md30(℃)= 551−462(C%+N%)−9.2(Si%)−8.1(Mn%)−29( Ni%+Cu%)−13.8(Cr%)−18.5(Mo%)−68(Nb%− 1.42(ASTM粒子番号−8.0)〕により定義される。なるべくなら、こ の安定化温度〔Md30(℃)〕が−10ないし+15℃に制限されること、およ び鋼のスラブまたはインゴット中のδフェライト量が9.0容積%に制限される ことが望ましい。 ここで、各成分および成分範囲の限界について説明する。 成分C(炭素)は強力なオーステナイト相の安定化元素であり、スラブまたは インゴット(以下、スラブと称する)の鋳造中、Cがδフェライト相の量を低下 させ、それにより熱間加工性を向上させる。さらに、Cによって、高価なNiの 量が低減化される効果が得られ、また積層欠陥エネルギが増大し、それにより成 形性が向上する。その量が多過ぎると、歪誘起マルテンサイト強度が深絞り工程 中に増大し、残留応力が高くなり、時期割れ抵抗が低下するという結果をもたら す。さらに、焼鈍中、炭化物析出による耐食性の減少が懸念される。したがって Cの量は、望ましくは0.07%未満に限定されるべきである。 成分Siは高温酸化抵抗については有利であるが、その量が多過ぎると、δフ ェライト量が増大し、熱間加工性が低下するという結果をもたらす。さらにSi 介在物が増大し、したがって介在物誘起スリーバの生成が懸念される。したがっ てSiの量は、望ましくは1.0%未満に限定されるべきである。 成分Mnについては、その量が多過ぎると、高温酸化抵抗が劣化される。特に 光輝焼鈍中、青色の形態の輝度欠陥が懸念される。したがってMn量は、望まし くは2.0%未満であるべきである。 成分Crの量が余りに低ければ、耐食性および高温酸化抵抗は減少する。その 量が多過ぎると、δフェライトの量が増大し、熱間加工性および成形性が低下す る。したがってSTS 304のそれらと同等の耐食性および高温酸化抵抗を得 るためには、Cr量が、望ましくは16.0〜18.0%に限定されるべきであ る。 Niの量は、オーステナイト相の安定性、成形性、時期割れ抵抗および製造経 費を考慮することによって調整される。その量が多過ぎると、Md30温度は余り に低くなり、したがって伸長性が低下するのみならず製造経費が増大する。その 量が多過ぎると、歪誘起マルテンサイト相の生成が増大し、時期割れ抵抗が減少 する、という結果をもたらす。したがってNi量は、望ましくは6.0〜8.0 %に限定されるべきである。 成分Alは、高温酸化抵抗を向上させるためのものである。その量が高まれば 、Al酸化物による介在物はさらに増大し、それにより、表面きずが増大し、成 形性が悪化する。したがってその量は、望ましくは0.005%未満に限定され るべきである。 成分Cuは鋼を軟化させ、積層欠陥エネルギを増大させ、且つオーステナイト 相の安定性を高める。したがってCuをNiの代りに使用でき、その量が3.0 %超であれば成形性が低下し、スラブの鋳造中、粒界に低融点のCuが偏析し、 したがって熱間圧延中のひび割れが懸念される。したがってその量は、望ましく は3.0%未満に限定されるべきである。 P(燐)の量が多過ぎると、成形性および耐食性が悪化し、したがってその量 は、望ましくは0.05%未満に限定されるべきである。 成分S(硫黄)は熱間圧延性を低下させ、特に凝固過程で、オーステナイト相 の粒界に偏析し、したがって熱間圧延中にスリーバが生成される。したがってそ の量は、望ましくは0.005%未満に限定されるべきである。 成分Tiは、スラブの加熱中の高温腐食を防止することにより、熱間圧延中の 表面きずを防止する役割を果たす。さらにそれは、粒子を微細にすることにより 、みかん肌の生成を抑制する。さらに、同一の安定化温度でフェライトを安定化 させる微量のTiを鋼が含めば、プレス成形中、歪誘起マルテンサイト相の生成 が、 Tiを含まない鋼に比べて増大する。その結果として、高歪領域の破断強度およ び加工硬化指数nが増大し、したがって成形性が向上する。Ti量が多過ぎると Ti酸化物による表面きずが生起し、したがってTi量は、望ましくは0.03 %に制限されるべきである。 成分B(ボロン)によれば、熱間加工性を向上させるという効果が得られ、し たがってそれは、熱間加工性中に生起される表面きずを防止するのに効果的であ る。しかし、その量が多過ぎると、それによりB(ボロン)化合物が生産され、 したがって鋼の融点が可成り低下し、それにより熱間加工性を悪化させる。した がってB量は、望ましくは0.003%未満に限定されるべきである。 Nの量が多いと、δフェライトを減少させるのにそれが役立つが、それにより 、鋼の降伏強度をCの影響の2倍だけ高めるという影響がもたらされ、したがっ て成形性が悪化する。さらに、硬度および強度の上昇により時期割れ抵抗が低減 され、したがってNの量は、0.045%未満に限定されるべきである。 成分MoおよびNbは不可避の理由で含まれており、したがって、それらがよ り少なく含まれる方がよい。本発明においては、MoおよびNbの量がそれぞれ 、望ましくは0.3%および0.1%に制限されるべきである。 ここで、冶金学の諸因子であるオーステナイト相の安定化温度(Md30)およ びδフェライト量の決定についての理由を説明する。 オーステナイト相の安定性を表示するMd30(℃)が高ければ、歪誘起マルテ ンサイト相が、プレス成形中、極めて多量に生成される。したがって、成形性が 向上されれば、Md30温度は最適レベルに制御されるべきである。 Cuを含む鋼に対するMd30温度が低過ぎると、成形性が低減する。その場合 、高価なNiの量を高めなければならず、したがって製造経費が増大する。Md30 温度が多過ぎると、成形性が悪化するのみならず、時期割れ抵抗も悪化し、プ レス成形後に時期割れが生じるという結果をもたらす。 したがって優れた成形性および時期割れ抵抗を得るには、Md30温度が、望ま しくは−10ないし+15(℃)に制限されるべきである。 一方、δフェライト量がスラブ中で増大すると、熱間加工性が低下し、熱間圧 延鋼板の製造中に表面きずが生じるという結果をもたらす。さらに、冷間圧延鋼 板を製造する際、δフェライト量が多くなると降伏強度が増大し、したがって成 形性が低下する。それ故、最適レベルへのδフェライト量の調整は重要である。 本発明の場合、δフェライト量は、望ましくは9.0容積%未満に限定される べきである。 スラブ中のδフェライト量(容積%)は、〔{(Cr%+Mo%+1.5Si %+0.5Nb%+18)/(Ni%+0.52Cu%+30C%+30N%+ 0.5Mn%+360}+0.262〕×161−161によって表示される。 本発明のオーステナイト系ステンレス鋼は、STS 304鋼のそれと同じ方 法で、すなわちスラブの熱間圧延、熱間圧延鋼板の焼鈍、酸洗い、冷間圧延、冷 間圧延鋼板の焼鈍、酸洗いおよびスキン・パスを経て製造される。 本発明のオーステナイト系ステンレス鋼を製造する際の好適な製造条件は次の 如くである。 熱間圧延中、鋼スラブの再加熱温度は、望ましくは1250℃超、さらに望ま しくは1250〜1270℃であるべきである。 その理由は次の如くである。すなわち、本発明の場合、高温酸化抵抗を助長す るCr量は、STS 304鋼に比し1%だけ低い。したがって、再加熱温度が STS 304鋼のそれ(1270〜1290℃)と同じ高さであれば、高温酸 化の増大により表面きずが生じる確立は極めて高く、したがって低温加熱(12 50〜1270℃)が必要である。 鋼スラブに低温加熱を施しても、Cuの2%の添加により、高温では熱間圧延 変形抵抗が低く、したがって、熱間圧延中の過剰な変形抵抗および圧延の負荷ま たは圧延疲労により生起される粗いバンドきずは全く生じない。 さらに、熱間圧延された板に対する焼鈍温度は、望ましくは1100〜118 0℃であるべきであり、一方、冷間圧延された板に対する焼鈍温度は、望ましく は1000〜1150℃であるべきである。 冷間圧延された板に対する焼鈍条件は、最終製品の粒径に密接に関連している 。本発明の場合、冷間圧延された板に対する焼鈍条件は、次の態様で制御される 。すなわち、粒径は、望ましくはASTM No.6.5〜10.0と、さらに 望ましくはΛSTM No.8.0〜9.0と同じであるべきである。 冷間圧延された板の焼鈍後の粒径がASTM No.8.0〜9.0と同じ場 合に、最も良好な成形性が得られる。粒径がそれよりも粗くなれば、プレス成形 中、表面にみかん肌きずが生ずる可能性があり、粒径がそれよりも微細であれば 成形性が低下する。 ここで本発明を、実例に基づいて説明する。 <例1> 容量50kgの真空誘導溶解炉内で表1の組成を有するオーステナイト系ステン レス鋼が溶解され、次いで25kgのインゴットが形成された。在来鋼C,Dの 場合、それらは2時間、1290℃に加熱されて熱間圧延され、それにより熱間 圧延された2.5mmの板が製造された。本発明鋼1,2ならびに比較鋼A,B の場合、それらは2時間,1270℃に加熱されて熱間圧延され、それにより熱 間圧延された2.5mmの板が製造された。そこでそれらの全てが1100℃の 温度で焼鈍され、次いで、熱間圧延された板が酸洗いされた。次いでそれらが冷 間圧延され、それにより冷間圧延された0.7mmの板が製造された。次いでそ れらは、粒径をASTM No.7〜8の範囲内に入らせるよう、1110℃の 温度で焼鈍された。次いで酸洗いおよびスキン・パスが行われ、それにより、冷 間圧延された、焼鈍された板が製造された。次いで成形性試験および引張強度試 験が行われ、その結果が下記の表2に示されている。 一方、表1の鋼の中で、本発明鋼1および比較鋼Λのインゴットは2時間,1 270℃に加熱され、在来鋼Cのインゴットは2時間,1290℃に加熱された 。次いでそれらは15mmの板に熱間圧延され、そこでそれらは直径10mmの グリーブル試験片に加工される。次いでそれらは、グリーブル試験用計測器を用 いることにより、熱間加工性について評価されるが、試験結果は下記の表1に示 されている。 グリーブル試験計測器を用いることによる熱間加工性試験中、温度は10℃/ 秒で高温試験レベルにまで高められ、そこでその温度が10秒間維持された。次 いで高温引張強度試験が変形速度30mm/秒で行われた。次いで、断面積減少 率を計算するため、破断した試験片の断面積が測定された。 上記の表2に示す如く、Ti,Bが添加されている本発明鋼1,2は、Ti, Bが添加されていない比較鋼A,Bならびに在来鋼C,Dに比し、限界絞り比( LDR)、伸長性(エリクセン)および複合成形性(CCV)の点で優れていた 。本発明鋼は、時期割れ抵抗において、比較鋼A,Bならびに在来鋼C,Dのそ れらと同一のレベルよりも高い値を示した。 ごく微量のTi,Bが成形性を向上させる理由は、フェライト安定化元素であ るTiが添加されれば、同じMd30で、添加されない鋼に比し、歪誘起マルテン サイトの生成が増大して破断強度および加工硬化指数nが増大し、それにより成 形性が向上する結果がもたらされるということである。 さらに本発明鋼1,2は、高い引張強度および低い降伏比(降伏強度/引張強 度)を示した。特に、高い変形領域である40〜30%伸び領域においては、加 工硬化指数nの値が高く、したがってプレス成形中に破断は発生せず、成形性が 向上するという結果がもたらされた。 さらに、Cuを含む本発明鋼1,2ならびに比較鋼A,Bは、在来鋼C,Dに 比し降伏強度が低かった。その上、20〜10%の伸び範囲の、低い変形領域で は加工硬化指数nが低いので、プレス成形の初期段階でそれらは容易にプレス成 形できるが、後の段階にあっては、40〜30%の伸び範囲の、高い変形領域で 加工硬化指数nが高くなるので、成形性を向上させるため、局部的なネッキング を防止することもできる。 一方、第1図に示す如く、本発明鋼1は、比較鋼Aに比し熱間加工性の点では るかに優秀であり、在来鋼Dのそれに比しては、熱間加工性の点で同じである。 Ti,Bの添加が、本発明鋼1の場合における如く熱間加工性を向上させる理 由は、次の通りである。すなわち、低融点元素であるCuが添加されると、12 90℃の温度にインゴットを加熱する場合における如く、高温加熱中に粒界結合 強度が低下する。しかし、微量のTiが添加されると、粒界酸化が防止されるだ けでなく、高温で粒子が微細になる。さらにTiは、溶湯中でN(窒素)と結合 し、熱間加工性を低下させるNの量が低下する。BがTiと一緒に添加されると 、粒界のキャビテーションを抑制し、また粒界の結合離脱を遅延させるよう、B が粒界上に偏析する。さらに、固溶体状態にあっては、Bと空孔との間の相互作 用 により、熱間加工性が向上する。 <例2> 25kgのインゴットを製造するために容量50kgの真空誘導溶解炉内で、 下記の表3の組成を有するオーステナイト系ステンレス鋼が溶解された。次いで このインゴットは2時間,1270℃に加熱され、そして、熱間圧延された2. 5mmの板を製造するために熱間圧延が行われた。次いでそれが温度1100℃ で焼鈍され、そして酸洗浄が行われた。次いで、熱重量分析(TGA)を行うた め、TGA用試験片が用意されたが、その結果は第2図に示されている。 TGAを行う際、試験雰囲気は、ガス(コークス炉ガス十高炉ガス)(C.O .G.+B.F.G.)の混合物であり、過剰酸素容積比は3%、酸化試験温度 は1260℃であった。 第2図に示す如く、本発明鋼3は、比較鋼Eに比し、高温酸化抵抗の点で優れ ていた。その理由は、酸化抵抗を高めるためにスケール中にTiが集中している ということではなく、粒界上に存在する酸素が母材中へ移動することを防止され ているということである。 <例3> インゴットを製造するために容量30kgの真空誘導炉で、下記の表4の組成 を有するオーステナイト系ステンレス鋼が溶解された。次いでそれらは2時間, 1260℃に加熱され、そしてそれらは2.5mmに熱間圧延された。そこで、 熱間圧延された、焼鈍を施された板を用意するため、1110℃で焼鈍が行われ た。次いでそれらは酸洗いされ、そこで厚さ0.5mmに冷間圧延された。そし て1110℃の温度で焼鈍が行われ、それにより、冷間圧延された、焼鈍された 鋼板が製造された。次いでそれらは酸洗いされ、そしてスキン・パスが行われた 。次いでそれらは成形性試験を受けたが、その結果は第3図〜第5図に示されて いる。 すなわち第3図は、オーステナイト相についての安定化温度〔Md30(℃)〕 の変動に対する限界絞り比(LDR)の変動を示す。第4図はエリクセン値の変 動を示し、第5図はコニカル・カップ値の変動を示す。 第3図に示す如く、Md30が高められると限界絞り比が増大し、次いで最大値 がMd30=+15℃に達し、そしてこの値が低下する。 さらに、第4図に示す如く、温度Md30が上昇すると、伸長能力を示すエリク セン値が増大する。温度Md30が0℃となる点ではエリクセン値が最大レベルを 示し、その後、エリクセン値は徐々に下降する。 さらに、第5図に示す如く、温度Md30が上昇すると、複合成形性を表示する コニカル・カップ値(CCV)は、温度Md30が0℃になる点で最小レベルを示 し、したがって、複合成形性がこの点において最も優れていることを示す。その 後、コニカル・カップ値が増大し、それにより、複合成形性が悪化していること が示される。 各結果に基づき、Cuが添加された鋼においては、−10ないし+15℃の温 度Md30の範囲内で、(深絞り成形性、伸長性および複合成形性のような)最も 優れた成形性および時期割れ抵抗が得られることが見いだされている。 <例4> 表5の組成を有するオーステナイト系鋼が、インゴットを製造するため、容量 30kgの真空誘導炉内で溶解された。本発明鋼7の場合、加熱は2時間,12 60℃の温度で行われ、比較鋼Iの場合、加熱は2時間,1290℃の温度で行 われた。次いで、それらの双方について、2.5mmに熱間圧延が行われ、さら に1110℃で焼鈍が行われた。またさらに酸洗いが行われ、次いで冷間圧延さ れた0.7mm板への冷間圧延が行われた。さらにまた、焼鈍時間の変動に応じ て焼鈍が行われた。次いで、粒径の変動に対するLDRおよびエリクセン値が試 験されたが、その結果は第6図に示されている。 第6図に示す如く、本発明鋼7は、在来鋼Iに比して優れた成形性を示し、成 形性は、ASTM 8〜9の範囲内で最も優れていた。 在来鋼I(STS 304)の場合には、粒径が大きくなると成形性がわずか に向上した。しかし、粒径がASTM No.7より以下に粗大にされると、プ レス成形された製品に表面上にみかん肌きずが発生した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リョー,ドウ イール 大韓民国 790―330 キョング サング ブック ― ド,ポハングシティ,ヒョジ ャ ― ドング,サン 32,リサーチ イ ンスチチュート オブ インダストリアル サイエンス アンド テクノロジー 気 付 (72)発明者 リー,ヨング ヘオン 大韓民国 790―330 キョング サング ブック ― ド,ポハングシティ,ヒョジ ャ ― ドング,サン 32,リサーチ イ ンスチチュート オブ インダストリアル サイエンス アンド テクノロジー 気 付 (72)発明者 パーク,ジャエ セオグ 大韓民国 790―330 キョング サング ブック ― ド,ポハングシティ,ヒョジ ャ ― ドング,サン 32,リサーチ イ ンスチチュート オブ インダストリアル サイエンス アンド テクノロジー 気 付 (72)発明者 キム,ヒュン チュル 大韓民国 790―360 キョング サング ブック ― ド,ポハング シティ,ドン グ チョン ― ドング 5 ポハング アイアン アンド スチール カンパニ ー,リミテッド 気付 (72)発明者 キム,エウング ジュ 大韓民国 790―360 キョング サング ブック ― ド,ポハング シティ,ドン グ チョン ― ドング 5 ポハング アイアン アンド スチール カンパニ ー,リミテッド 気付

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.優れたプレス成形性、時期割れ抵抗、熱間加工性および高温酸化抵抗を有 するオーステナイト系ステンレス鋼にして、重量百分率で、C 0.07%未満 、Si 1.0%未満、Mn 2.0%未満、Cr 16〜18%、Ni 6. 0〜8.0%、Al 0.005%未満、P 0.05%未満、S 0.005 %未満、Ti 0.03%未満、B 0.003%未満、Cu 3.0%未満、 Mo 0.3%未満、Nb 0.1%未満、N 0.045%未満、残部として のFe、およびその他の不可避不純物を含むオーステナイト系ステンレス鋼。 2.請求の範囲第1項に記載されたオーステナイト系ステンレス鋼において、 オーステナイト相安定化温度〔Md30(℃)〕が−10ないし+15℃の範囲内 にあり、かつδフェライト量が9.0容積%未満であり、その場合、前記安定化 温度が「Md30(℃)=551−462(C%+N%)−9.2(Si%)−8 .1(Mn%)−29(Ni%+Cu%)−13.8(Cr%)−18.5(M o%)−68(Nb%)−1.42(ASTM粒子番号−8.0)〕によって定 義されるオーステナイト系ステンレス鋼。 3.請求の範囲第1項および第2項のいずれか1項に記載されたオーステナイ ト系ステンレス鋼において、粒径がASTM No.6.5〜10.0の範囲内 にあるオーステナイト系ステンレス鋼。 4.請求の範囲第1項および第2項のいずれか1項に記載されたオーステナイ ト系ステンレス鋼において、粒径がASTM No.8.0〜9.0の範囲内に あるオーステナイト系ステンレス鋼。 5.優れたプレス成形性、時期割れ抵抗、熱間加工性および高温酸化抵抗を有 するオーステナイト系ステンレス鋼を製造する方法にして、 重量百分率で、C 0.07%未満、Si 1.0%未満、Mn 2.0%未 満、Cr 16〜18%、Ni 6.0〜8.0%、Al 0.005%未満、 P 0.05%未満、S 0.005%未満、Ti 0.03%未満、B 0. 003%未満、Cu 3.0%未満、Mo 0.3%未満、Nb 0.1%未満 、N 0.045%未満、残部としてのFe、およびその他の不可避不純物 から成る鋼スラブを用意する段階、 熱間圧延を行うため、前記鋼スラブを1250〜1270℃に加熱する段階、 温度1100〜1180℃で焼鈍を行う段階、 酸洗浄を行う段階、 冷間圧延を行う段階、 冷間圧延された板の粒径をASTM No.6.5〜10.0の範囲内に入ら せるため、焼鈍を行う段階、および 酸洗いを行い、かつスキン・パスを行う段階を含む方法。 6.請求の範囲第5項に記載された方法において、オーステナイト相安定化温 度〔Md30(℃)〕が−10〜+15℃の範囲内にあり、 δフェライトが9.0容積%であり、 その場合、前記安定化温度が「Md30(℃)=551−462(C%+N%) −9.2 Si%−8.1Mn%−29(Ni%+Cu%)−13.8Cr%− 18.5Mo%−68Nb%−1.42(ASTM 粒径番号−8.0)」によ って定義される方法。 7.請求の範囲第5項および第6項のいずれか1項に記載された方法において 、前記の冷間圧延された板の粒径がASTM No.8.0〜9.0の範囲内に 入るべき方法で、冷間圧延された板の焼鈍が行われる方法。
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