JPH08500638A - テクスタイル中空体とその製造方法 - Google Patents

テクスタイル中空体とその製造方法

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JPH08500638A JP6505880A JP50588094A JPH08500638A JP H08500638 A JPH08500638 A JP H08500638A JP 6505880 A JP6505880 A JP 6505880A JP 50588094 A JP50588094 A JP 50588094A JP H08500638 A JPH08500638 A JP H08500638A
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Abstract

(57)【要約】 基本的に織成によって製造しうるテクスタイル中空体。この中空体のために4層又は6層の織物が作製される。各々の層は、中心部の可利用域の外側では、1つの共通の層に移行する。共通層の外側の縁部域を切除した後に中空体を裏返す。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の名称] テクスタイル中空体とその製造方法 [産業上の利用分野] 本発明は、一般にテクスタイル中空体(以下単に「中空体」と称する)、特に 自動車用のエアバッグ、更には、リユックサック、袋、シート用被覆、被服、特 にスラックスの製造に関する。 [技術的背景] 個々の裁断片である材料部分を縫合して中空体とすることは、以前から知られ ている。 W090/09295号には、扁平な形状のエアバッグを製織することが記載されている 。このエアバッグは、2層の織物層、即ち、各々円板の形状の上部層及び下部層 、によって形成される。2つの層は、縁部のところで製織により合体されている 。これは、ジヤカード機構を備えた織機によって実現される。 この形式のエアバッグは、ステアリングホイール(ハンドル)側(即ちドライ バー側)に取付けるのには適しているが、同乗者側には適していない。同乗者側 では、エアバッグは、搭乗者と計器盤との間が奥行きの深いスペースを占めるよ うに、実質的に大きな容積 をもたねばならない。これは後部シートのスペースについても同様である。 [発明の開示] 本発明により、テクスタイル中空体、特に、中空体として形成されたエアバッ グか提供され、このエアバッグは、エアーを吹込んだ後、比較的大きなスペース を占めるのに適している。 中空体は、複雑な形状にも拘らず、縫製工程をできるだけ避けるようにして作 製されねばならない。縫製工程は、縫製に要する時間、そのための機械の設備コ スト又は縫糸に要する材料コストなどのため製造コストの中の大きな割合を占め ることから、縫製工程を可及的に避ける試みがなされている。本発明により、縫 製工程の全て又は大部分が避けられうるようにしたテクスタイル中空体及びその 製造方法が提供される。 この課題は、本発明によれば、請求の範囲第1項の構成によって達せられる。 (以下の説明では、請求の範囲の各項において定義された概念が用いられる。) 従来の扁平な形状のエアバッグに対して、当て布(Zwickel即ち、縁部が上部 及び下部の外側層と一緒に織成され、これらの外側層即ち両方の外側の織物層( Aussenlagen)の間で内方に突出している材料片)を織込むことによって、袋状 のエアバッグが作製される。 そのため4層の重なり合う織物層か形成される。 少くとも一方の当て布の両方の当て布層は、中空体の中心部に指向する縁部( 内側縁部)のところで一緒に(互いに)織成される。このようにして、その個所 の縫製過程が割愛される。エアバッグを作製するのは、特に他方の当て布の内側 縁を一緒に織成する。この場合には縫製工程が更に割愛される。このようにして 、当て布の領域では4層、当て布と当て布の間では3層、当て布の外側では2層 の、多層帯状織物が形成される。両方の当て布の間には、1つの共通の中間層が 形成される。 独立項である請求項第10項及び第11項は、請求項第1項の変形例に関する 。特にエアバッグに適したテクスタイル中空体が作成される。その第10項は4 層織物に、第11項は6層織物から成る。これら両方の場合において、縫製工程 は必要ではない。 請求項第12項によれば、S回転及びZ回転の経糸が順に交替される。撚られ ていない経糸を使用する場合、のり(サイジング Schlichte)を塗布し、後に それを洗浄除去することは、もはや必要ではない。コストが削減されると共に、 環境も損なわれない。その上、織物の張力もバランスされる。 請求項第13項に従って、異った色の経糸及び緯糸を使用することによって、 織成の欠陥を光学的に認識 できる。 請求項第14項によれば、識別用の多色糸によって、後の製造工程の際の方向 性ないし配向性( Orientierung)が達せられる。 本発明は、さらに、ジヤカード機構又は同種の機構を有する織機を用いて、冒 頭に述べた形式のテクスタイル中空体を製造する方法に関する。織成すべき中空 体のそれぞれの異った層、即ち、上部及び下部の外側層、上部及び下部の当て布 層並びに共通の中間層のために、4群の経糸が、一般的には互に上下に配される 。当て布層の外側縁では、所属する経糸は、縁部から外側では、上部外側層と上 部当て布層との[を製織する]代りに、これらを1つに結合する各1つの共通の 上部層が織製される。これは、下部当て布層及び下部外側層についても同様であ り、これらの層は、各1つの共通の層に移行する。上部及び下部の当て布層は、 少くとも一方の当て布として共通の中間層に移行する。 別の形式の中空体においては、共通の中間層は、一方又は両方の当て布層の内 側縁から見て、(各)1つの、帯状織物の長さ方向に延長する縁部片の幅のみを もつことができる。 本発明による製造方法の別の態様によれば共通の上部層及び下部層は、各1つ の全層に移行できよう。両方の全層は後に切除される。この態様の製造方法によ れば、固定前においても取扱いの容易な安定した形態が実現される。 本発明の製造方法の別の展開は、エアバッグの製造に特に向けられる。これに 対応して、(上面図として見た)上部及び下部の共通の層の幅は、これらの層の 間に、2つの外側層の一緒に織成されない部分が存在し、エアバッグの内部室が 1つの輪郭線によって画定されるように変化する。一方の外側層には、後にガス 発生器用開口部(Generatormund)となる開口部が裁断される。次にテクスタイ ル中空体は各別に切離される。共通の中間層は、(帯状織物の長さ方向に見て) 当て布の両内側縁の間で切断される。次に、個々の中空体は、特に前記開口部の ところで裏返しにされる。一方の当て布が開放されている別の場合には、別のよ り簡単な仕方で裏返しが行われる。 製織によって形成されたテクスタイル形態は、次に、装備され、特に固定され る。 裏返しの前に、一体性を保つに足る幅の縁部片から先の、上部及び下部の共通 の層を切除することができる。これにより、上部及び下部の共通の層のなお残留 している縁部片を中空体の内方に突出させ、外方へはじゃまにならないようにす る。共通の中間層のうち残留している縁部片のみが外方に突出している。しかし エアバッグは、これら2つの外方に突出している縁部 片が使用に際してじゃまにならないように、従って搭乗者の顔に接触することの ないように、常々配置される。 1つの帯状織物において互いに並置される、特にエアバッグ用の複数の中空体 部分は、裁断層の量を小くするために、ごくわずかの裁断層面のみが残置される ように配置される。特に帯状織物の横方向に複数特に3つの中空体を並べて位置 させることができる。帯状材料の横方向に上方だけでなく、下方にも、幅広の中 空体部分及び幅狭の中空体部分を交互に配することができる。帯状材料の長さ方 向には、幅狭の中空体と幅広の中空体とを互に位置をずらせて配置することがで きる。 次に、エアバッグとしての中空体の一製造列を図面に基づいて詳細に説明する 。 [図面の簡単な説明] 図1は、本発明によるエアを吹込んだエアバッグを示す斜視図である。 図2は、製織されたエアバッグを有する多層の帯状織物を示す上面図である。 図3は、この帯状織物の個々の層を通る(図2の)III−III線に沿った概略横 断面図である。 図4は、2つの別々の層から1つの共通層に至る遷 移(分岐)個所の1つにおいて経糸と直交する方向に切断して示す拡大断面図で ある。 図5、6は、一方の上部群又は両方の上部群からの各1つの開口(Fach)を形 成した状態で各群の経糸を示す側面図である。 図7は、エアバッグを作製するための多層の帯状織物を示す横断面図である。 図8は、同じ帯状織物を縁部域の切除後において示す斜視図である。 図9は、図8の帯状織物から切出され裏返されたエアバッグを示す横断面図で ある。 図10は、エアが吹込まれた非対称のエアバッグを示す斜視図である。 図11は、図12、13のXIV-XIV面に沿って切断しこの切断面のみを示した 横断面図である。 図12、13は、複数の中空体を並べて形成した帯状織物の上面及び下面をそ れぞれ示す平面図である。 図14は、4層又は6層の織物から製造しうる別の形式のエアバッグを示す斜 視図である。 図15は、4層の帯状織物を示す横断面図である。 図16は、製織後で未だエアが吹込まれてないエアバッグを示す斜視図である 。 図17は、6層の帯状織物を示す横断面図がある。 図18はこれに従って製織され未だエアが吹込まれ てないエアバッグを示す。 [実施例] 次に本発明の好ましい実施例をエアバッグの製造の例について説明する。しか し本発明の主要部は、以下の説明において特に指摘しなくとも、他の織物製の中 空体の製造に使用することができる。 図1には、自動車の同乗者用のエアが吹込まれるエアバッグ1が、使用状態で 図示されている。エアバッグは、以下に上部外側層14と呼ぶ上部側を、下部外 側層15に対応して備えている。以下に説明する当て布4 (Zwickel)に対応 する、図1の左側に示した外側壁は、同乗者の胸部に向けられ、同乗者の頭部は 、緊急時には上部外側層14に突当たる。下部外側層15には、ガス発生器の出 入口としての開口部12(使用時に図示しないガス発生器からガスを中空体の内 部に圧入するための開口部)が形成されている。 使用すべき織機は、好ましくは、ジヤカード機構を備えている。ジヤカード機 構は、有利には、個々の経糸の電子制御部を備えている。経糸は各別に経糸通し ワイヤ(Litze)に掛けられているので、全ての経糸は、各別に電子的に制御す ることができる。 図2は、エアバッグ1を織込んだ多層の帯状織物13を上面図で示している。 2重矢印Kは経糸の方向を 表わしている。2重矢印Rは1繰返しユニットの長さを表わしている。図3は、 図2のIII−III線に沿った横断面図として多層帯状織物を示している。側部壁は 、上部外側層14と下部外側層15とによって形成される。これらの2つの層は 、2枚の当て布4によって一緒に製織される。両方の当て布4は、上部当て布層 17と下部当て布層18とを備えている(図1も参照)。上部外側層14は、右 側及び左側において上部当て布層17と共に各1つの共通の上部層20となるよ うに製織され、下部当て布層18は、下部外側層15と共に、各1つの共通の下 部層21となるように製織される。 4つの全部の当て布層17、18は、1つの共通の中間層26と共に製織され る。 エアバッグ以外の中空体の製造に際しては、両方の当て布のうち一方のみを共 通の1つの中間層と共に製織することによって、他方は内方に開放し、両方の左 側の当て布層17、18が相互に対して結合部分をもたないようにすることもで きる。 共通の上部層20及び下部層21は、外方に対しては、図2、3の左方に示す ように、各1つの全体層(体化層)30となるように一緒に製織することができ る(これについては図7を参照して後に詳述する)。これらの全体層は、後に切 除されるが、織物の形態が 固定されるまでは、どんな場合も、共通の上部層20と下部層21とを相互に対 して整列された状態に保つので、製造時には利点を保っている。 図4は、2層の個別の層を1つの共通の層となるように製織するそれ自体とし て既知の原理のいくつかの可能な変形例の1つを、経糸に対する横断面図により 示している。この図の左側には、それぞれ上部織物層及び下部織物層を緯糸25 と共に形成する上部群の経糸23及び下部群の経糸24が示されている。図4の 右側には、2つの織物層が一緒に製織されることが示されている。この場台、緯 糸は、各々2本の経糸23、24と交織され、それにより1つの共通の層が形成 される。図4の図示は、図示した状態で、図3の右上と右下の個所に対応してい る。 図5、6は、互いに上下の位置の4群の経糸をその側面図により示している。 経糸は、経糸ビーム(Kettbaeume)又はルース化のための板体( Lockerbaender )から織機に導かれる。最上部の群31は上部外側層14を製織するために用い られる(図3)。この群31によって開口31’が形成される。群31の下方の 群32は、特に、上部当て布層17を製織するために用いられ、そのために開口 31.2’が最上部の群31とこの群32とによって共通に形成される。下部当 て布層18及び下部外側層15を製織するために用いら れる、より下方の2つの群33、34についても同様である。上部縁区画20は 、群31、32によって共通に製織され、下部縁区画21は、群33、34によ って共通に製織される。中間の共通の層26は群32、33によって共通に製織 される。このことはジヤカード機構を備えた製織ではよく知られているので、こ れ以上の詳細な説明は不要である。 エアバッグ用の個々の中空体を製造するための製造方法を以下に図7〜9を参 照して詳細に説明する。図7に横断面図によって示した最初の織物は、図3に示 したのと同様であるが、上部外側層14は、下部外側層15よりも幅狭となって いる。両方の縁部には全層(一体化層)30が設けられている。層20、21、 30においては経糸は希薄にされている。即ち、織物部分に比べて織機の幅1c mあたりの経糸の数が少くされている。 この形態は、まず装着され(ausgeruestet)特に固定される。次に上部及び下 部の各2層20、21を各1つの縁部片20’、21’ (一体性を失わない十 分な幅を有する)まで裁断する。一方の外側層(図8では上部外側層14)に、 ガス発生器用開口部を形成する。この開口部12を経て、共通の中間層26に、 裁断具によって2つの長手方向の切込み35を形成することによって、中間の共 通の層を切離し、両側に各1 つの縁部片26’のみが残留されるようにする。次に切断縁22に沿って上部及 び下部の共通の層20、21を切除し、エアバッグの輪郭線6の外側に各1つの 縁部片20’、21’のみが残留されるようにする。 次に帯状織物の長手方向と直角に断裁することによって各中空体(複数)を切 離す。次に開口部12を経て吸引装置により吸引して個々の中空体を裏返しにす る。図9に断面によって示した形態が得られる。縁部片20’、21’は今や内 方に指向しており、最初は内方に指向していた両方の縁部片26’は、外方に指 向している。 以上に説明した全ての裁断過程において、切断された糸は、融着によって、ほ つれが阻止される。これは周知のように赤熱ワイヤを用いて行っても、レーザ光 による切断によって行っても、超音波を用いて行っても良い。 図10は、別の実施例による、エアが吹込まれるエアバッグ40を示している 。このエアバツグは、図1、7、8に対して180゜よじった状態で図示されて いるため、上部外側層14は、今や下方に位置されている。今や上方に位置され ている下部当て布層18は、図7、8に示すように、当て布層17よりも幅広と なっている。 エアバッグは、235-940 dtexの太さの合成糸を用い て製織される。エアバッグのいろいろの部分の種々の結合部分は、エアを排出さ せたい個所では少くとも1つの当て布4によって、できる限りそうでない(エア を排出させたくない)ところでは、外側層14、15によって、予め規定する。 それは、同乗者の頭部が事故の際に外側層15に押付けられるからである。この ためには、可能な限り緻密な結合(Bindung)1/1を用いる。エアを排出させ たい領域には、図10に符号46によって示したように、ほぼ1枚の余当て布層 を配設したり、符号48によって示したように、その一部のみを備えていても良 い。ここでは低密度の結合例えば2/2,3/1又は3/3を使用する。 以上に説明した製織法によって、エアバッグが組込まれる自動車のパラメータ に従って種々の形式のエアバッグが製造される。同乗者の座席には、例えば風よ けガラスの形、計器板の形及びドア柱の位置などのパラメータが不可欠である。 後部座席には、ドア柱の位置と同様に、背もたれ、前部座席の頭部の支持体など を配慮することが必要となる。 非対称エアバッグを実現する上の別の方法は、完全には収縮(geschrumpft) されていない糸を用いて製織することによっても可能である。切断後にエアバッ グを加熱可能な型上において裏返しとし、それにより縮ませ、型によって予め定 められる所望の形状とする。 図11〜13には、2部分から成る複数の中空体を互に並べて、また帯状織物 の長手方向に巧妙に配置することによって、切片即ち切屑が可及的に少くなるよ うに利用し尽くすことが示されている。図12は、複数の上部外側層14aを帯 状織物の長手方向に(図12では上方から下方へ)織物層の上面に形成すること を示している。図11に示すように、これらの上部外側層は、上部の中空体部分 27aに対応する。帯状織物の中央部には上部外側層14bが、その長手方向に 相前後するように、また外側層14aに対して長手方向に位置をずらせて、即ち 外側層14aの比較的幅狭の部分に外側層14bの幅広の部分が位置されるよう に配置されている。下部(図13)から見ると、帯状織物の中央部には、下部外 側層15bを有する最大の中空体部分が存在している。これらの中空体部分は、 図12において上部外側層14bを備えた中空体部分に対応する。両方の外側縁 には、比較的幅狭の中空体部分28aの下部外側層15aが存在している(図1 1)。輪郭線6のところでは、上部の中空体部分は、下部の中空体部分が共通の 下部層21に移行するのに対応して、共通の上部層20に移行している。層20 、21は、外側に向って、全層30に移行している。 さらに、既述の各工程が実行される。輪郭線6の外側に、一体性を保つに足る 幅の縁部片が残留されるよ うに、中空体を切抜く。この織物に使用する経糸は、ジヤカード織機によって全 体として制御される。この実施例では、上部外側層14aは、2つの対称の半部 分を有し、上部外側層14b及び下部外側層15a、15bも同様である。従っ て両方の半部分の経糸は共通に制御できる。特に、上部外側層14aは、右側と 左側とが同一なため、全体として共通に制御できる。下部外側層15aについて も同様である。ジヤカード装置に熟達した当業者ならこのようなことは容易に実 現できるので、これ以上の説明はここでは不要である。 図14は、縫製工程を必要とせずに製織と裁断と裏返しとによって製造される エアバッグの変形例を示している。このエアバッグは、ユーザに向けられるべき 前方壁50と、右側壁52と、対応する左側壁60と、上部壁54と、下部壁5 6とを備えている。これらの壁は、後部(図14では右上)に、いわゆるガス発 生器開口部である開口部58を有し、この開口部は、既知のように、ガス発生器 に接続される。実線はエアバッグの外側縁を、1点鎖線は、材料部分間の製織結 合部分を、また破線は、慣用されるように、かくされた縁部を、それぞれ示して いる(これは図16、18についても同様である)。但し図14において、垂直 の1点鎖線51は、製織された結合部分並びに外側縁を示している。 図15は、このエアバッグの製造に適した4層の帯状織物を断面により示して いる。この織物は、前方壁50の幅に対応する最下層Aと、その上に、即ち下か ら2番目の層Bとを有する。この層は、側部壁、上部壁及び下部壁の1区画(即 ち右側が1点鎖線即ち織端縁によって画定された側部壁区画52Bと、上部壁の 1区画54Bと、下部壁の1区画56B)に対応する。 上から2番目の層Cは、右側壁52の大部分に、即ち、上記1点鎖線から開口 部58のところの右側端までの区両52Cに対応している。 最上層Dは、全ての層のうちで最大の可判用幅を有する。この層は、左側壁6 0全体を形成するために用いられる。層C,Dは図15の右側では一緒に織成さ れている。 層A,Bは、1つの共通の下部外側層A−Bとなるように、また層B,Cは、 1つの共通の中間層B−Cとなるように、それぞれ織成されている。これらの層 (中間層B−C)と最下層Aと最上層Dとは、左側で、1つの共通の外側層A− B−C−Dとなるように織成される。右側では、共通の上部層C−Dと、共通の 下部層A−Bとは、1つの共通の外側層A−B−C−Dとなるように織成される 。層B−C,A−Bの織物は、その大部分が緯糸のみから成るようにでき、不要 な個所では経糸を節減できる。しかし多くの個所では、一 体性にとって十分な幅の縁部片は必要であり、この縁部片は、経糸も含むので、 通常の織物として形成される。共通の層は、このような縁部片が残留されるよう に裁断する。切断縁は、垂直に中断された線によって表わされる。切断縁62は 、右側に1つの開口部(図14の開口部58)か形成されるように、層C−Dを 切離す。 図16は、共通の層を切離した後のエアバッグを示している。縁部片即ち外側 の実線と1点鎖線との間に示された織端縁(Webkanten)は、外方に向ってひと 先ず突出する。より低い位置にある織端縁64(図15)は、図16にも、即ち 1点/2鎖線により示される。エアバッグは、その開口部58によって裏返すこ とができ、エアを吹込んだ後の形態は、図14に示すようになる。この裏返しに より、図16の上部に示した左側壁60(層Dに対応する)は、図14において 後方に位置され、区画52B,52Cか成る側部壁52は、図14では右側に位 置される。 図14に示したエアバッグは、図17に示した6層の織物からも製造される。 帯状織物は、最上層Fと最下層Aとを有し、これらの層の可利用部分は、前方壁 50の各半幅分ずつを占める。これらの各層F,Aは、右側の縁部において、各 1つずつの層(即ち上から2番目の層E及び下から2番目の層B)と共に織成さ れ、 夫々共通の上部層E−F及び下部層A−Bを形成する。上から3番目の層D及び 下から3番目の層Cは、右側ヘ、他の層よりも先へと延長し、エアバッグの側部 壁部分(図14の52Cに対応)を形成する。これらの層D,Cは図17の右側 で一緒に織成される(C−D)と共に、層A−B及びE−Fと共に、1つの共通 の最も外側の層A−Fとなるように織成される。この場合も、層A−B及びE− Fの大部分は緯糸のみから成っていてもよい。右側において、垂直の破線に従っ て裁断がなされる。さらに層D−Cの右側端も開放されるため、エアバッグの開 口部58が形成される。左側の縁部では、下から2番目及び3番目の層D,E並 びに下から2番目及び3番目の層B,Cは、夫々1つの共通の外側層E−D及び C−Bを形成するように、一緒に織成される。全部の6つの層は、その左側の縁 部において、1つの共通の最も外側の層A−Fを形成するように織成される。 図18は切除後裏返し前の、仕上げ織成されたエアバクを示している。裏返 しの後、図14の形態を少し変更した形態が得られる。即ち、前方壁50は、そ の中心部に、垂直織端縁を備えている。左側の側部壁60も垂直に区画されてい る。これは図14に右側の側部壁52のみについて図示されている。54B,5 6Bに対応する区画も左側に設けられている。エアバ ッグの織成のための各層は、図18において、図17に対応して英大文字により 示されている。 部品の説明 1 エアバック 4 当て布 6 輪郭線 12 開口部(ガス発生器用開口部) 13 帯状織物 14a,b 上部外側層 15a,b 下部外側層 17 上部当て布層 18 下部当て布層 20、21 共通の上部及び下部層 20’、21 縁部片 22 切断縁 23、24 経糸 25 緯糸 26 共通の中間層 26’ 縁部片 27a,b 上部中空体部分 28a,b 下部中空体部分 30 全層 31〜34 経糸群 31’ 開口(Fach) 31.2’ 開口(Fach) 35 長さ方向の切込み(切断縁) 40 エアバック 46、48 領域 50 前方壁 51 直線 52 右側部壁 52B,52C 区画 54 上部壁 54B 区画 56 下部壁 56B 区画 58 開口部(Oeffnung) 60 左側部壁 62 切断縁 64 織端縁(Webkante) AないしD 個々の層 A−B,B−C等 共通の層
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年6月8日 【補正内容】 補正書の訳文 請求の範囲 1.基本的には、特にジヤカード機構又は均等の機構を用いた、織成により、裁 断工程を用いて製造できる、1つの上部織物層及び下部織物層(「外側層14、 15;14a、15a;14b,15b)を有するテクスタイル中空体(「中空 体」)であって、 a)さらに該上部織物層と下部織物層の間に配された、少くとも1つ、特に2 つ、の当て布(4)を有し、 b)各々の当て布は、1つの上部当て布層及び1つの下部当て布層(17、1 8)を有し、 c)上部及び下部の当て布層は、外側において、夫々上部外側層及び下部外側 層(14、15)と共に織成され、 d)少くとも一方の当て布の両方の当て布層は、中空体の内方に指向した内側 縁部が、共通の中間層(26)を形成するように一緒に織成される、 ことを特徴とする中空体。 2.共通の中間層(26)が、当て布(4)の内側縁部から、帯状織物の長さ方 向に延びる縁部片(26’)の幅のみをもつことを特徴とする請求項第1項記載 の中空体。 3.ジヤカード機構又は均等の機構を備えた織機を用いて請求項第1項又は第2 項記載のテクスタイル中空体(「中空体」)を製造する方法において、 a)4組の経糸(31−34)を用意し、 b)最外方の2組(31、34)は外側層(14、15)の織成に使用し、 c)他の2組(32、33)は、上部当て布層及び下部当て布層(17、18 )及び共通の中間層(26)の織成に使用し、 d)縁部から外側では、上部外側層(14)及び少くとも1つの上部当て布層 (17)の代りに、外側層(14)を上部当て布層(17)に結合する共通の上 部層(20)を織成するように、当て布層の外側縁部のところで、対応する経糸 を制御し、 e)(各)1つの共通の下部層(21)に移行する下部外側層(15)及び下 部当て布層(18)についても同様とする、 ことの組合せを特徴とする請求項第1項又は第2項記載の中空体の製造方法。 4.共通の上部層及び下部層(20、21)を外方に向って各1つの全層(30 )に移行させることを特徴とする請求項第3項記載の製造方法。 5.経糸の対応する制御によって両方の当て布(4)の当て布層(17、18) を1つの共通の中間層(2 6)に移行させることを特徴とする請求項第3項記載の製造方法。 6.エアバッグ(1、40)を製造するための請求項第3〜5項のいずれか一に 記載の製造方法において、 a)エアバッグに適した輪郭線(6)をもった、両方の外側層の一緒に織成さ れた部分が、共通の層(20、21)の間に残留しないように、(上面図で見て )共通の上部層及び下部層(20、21)の幅を、テキスタイル形態の帯状の長 手方向において変化させ、 b)一方の外側層に開口部(12)を裁断して形成し、 c)テクスタイル中空体を各別に切離し、 d)当て布(4)の内側縁と内側縁の間の共通の中間層(26)を分離し、 e)個々の中空体を特に開口部(12)を通って裏返す、 ことを特徴とする製造方法。 7.織成によって形成したテクスタイル形態を装着、特に固定することを特徴と する請求項第6項記載の製造方法。 8.一体性を保つに足る幅の縁部片(20’、21’)から先の共通の上部層及 び下部層(20、21)を裏返しの前に切除することを特徴とする請求項第3〜 6項のいずれか一に記載の製造方法。 9.裁断屑量を大幅に少くして、その上部中空体部分(27a,27b)と下部 中空体部分(28a,28b)並びに外側層(14a,14b,15a,15b )が不同の幅を有するテクスタイル中空体を製造するための、請求項第3〜8項 のいずれか一に記載の製造方法において、 a)帯状織物の横方向に複数の、特に3つの中空体を配し、 b)帯状材料の横方向の上下に幅広の中空体部分(27a,28b)と幅狭の 中空体部分(27b,28a)とを交互に配し、 c)帯状材料の長手方向に幅狭の中空体と幅広の中空体とを交互に位置をずら せて配する ことを特徴とする製造方法。 10.基本的には、特にジヤカード機構又は均等の機構を用いた、織成により、 裁断工程を用いて製造できるテクスタイル中空体であって、 a)中空体の形成のために4層の織物を使用し、 b)該4層の織物か、中空体の前方壁(50)のとりうる幅の帯状材料の横方 向の可利用幅をもった最下層(A)と、 c)その可利用幅が、最下層(A)の幅の一部分のみをカバーし、側部壁の1 区画(52B)に対応している、下から2番目の層(B)と、を有し、 d)「右」外側縁において2つの層(A,B)を1つの共通の下側層(A−B )となるように織成し、 e)最上層(D)は、帯状材料のほぼ全幅について可利用幅をもって、一方の 側部壁(60)を形成し、 f)上から2番目の層(C)は、最上層(D)よりも小さな可利用幅をもって 、1つの側部壁の1つの区画(52C)を形成し、 g)最上層(D)と上から2番目の層(C)とは、右側において、最下層及び 下から2番目の層(A,B)から先に、基本的に等距離突出し、そこで、開口部 (58)に至る側部壁(52、60)の後部区画を形成し、 h)右側において最上層と上から2番目の層(D,C)を1つの共通の上部層 (C−D)となるように一諸に織成し、 i)共通の上部層及び下部層(C−D,A−B)を、右側へ突出する1つの共 通の外側層(A−B−C−D)となるように織成し、 j)「左」内側縁において、下から2番目の層(B)を上から2番目の層(C )と共に、共通の中間層(B−C)となるように織成し、 k)最下層、最上層及び共通の中間層(A,D,B−C)を、その左側の縁部 において、左側へ突出する1つの共通の外側層(A−B−C−D)となるように 織成する ことを特徴とするテクスタイル中空体。 11.基本的には、特にジヤカード機構又は均等の機構を用いた、織成により、 裁断工程を用いて製造されるテクスタイル中空体であって、 a)中空体の形成のために6層の織物を使用し、 b)最上層及び最下層(F,A)が、中空体の前方壁(50)のほぼ半幅に等 しい可利用幅(=帯状材料の横方向の幅)を有し、 c)最上層及び最下層と基本的に同一の可利用幅を有する上から2番目の層及 び下から2番目の層(E,B)が、両側の側部壁の前方区画(52B)に対応し 、 d)「右」外側縁において、最上層が上から2番目の層と共に、また最下層が 下から2番目の層と共に、それぞれ上部及び下部の共通の外側層(E−F,A− B)となるように織成され、 e) 「左」側縁において、上から2番目の層及び下から2番目の層をそれぞ れ上から3番目の層及び下から3番目の層(D,C)と共に織成し、 f)上から3番目の層及び下から3番目の層が、帯状材料の全幅にほぼ等しい 可利用幅をもち、最下層、下から2番目の層、最上層及び上から2番目の層(A ,B,E,F)の可利用幅よりも先へ、右方へ突出して、側部壁(52、60) の後部区画(52C)を形成し、 g)これら2つの層(C,D)は、右側において、1つの共通の中間層(C− D)となるように織成され、この中間層(C−D)は、層(E−F,A−B)と 共に1つの共通の外側層(A−F)となるように織成され、 h)上から2番目の層及び上から3番目の層(E,D)と、下から2番目の層 及び下から3番目の層(B,C)とは、左側において、各1つの共通の外側層( E−D,C−B)となるように織成され、これらの層は、最上層及び最下層(F ,A)と共に、単一の共通の外側層(F−A)となるように織成される ことを特徴とするテクスタイル中空体。 12.帯状材料の幅に亘ってS回転の経糸とZ回転の経糸とを交互に交替させる ことを特徴とする請求項第1、2、10又は11項記載のテクスタイル中空体。 13.経糸と緯糸とを別々の色としたことを特徴とする請求項第1、2、10〜 12項のいずれか一に記載のテクスタイル中空体。 14.少くとも1つの経糸及び1繰返しユニット当り少くとも1つの緯糸か残り の織物と異なった色としたことを特徴とする請求項第1、2、10〜13項のい ずれか一に記載のテクスタイル中空体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BR,CA,CZ,J P,KR,PL,RU,UA,US 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.基本的には、特にジヤカード機構又は均等の機構を用いた、織成により、裁 断工程及び場合により縫製工程を用いて製造できるテクスタイル中空体(「中空 体」)であって、 a)製織される中空体が1つの上部織物層及び下部織物層(「外側層14、1 5;14a、15a;14b,15b)を有し、 b)該中空体がさらに該上部織物層と下部織物層の間に配された、少くとも1 つ、特に2つ、の当て布(4)を有し、 c)各々の当て布は、1つの上部織物層及び1つの下部織物層(当て布層17 、18)を有し、 d)上部及び下部の当て布層は、外側において、夫々上部外側層及び下部外側 層(14、15)と共に織成され、 e)少くとも一方の当て布の両方の当て布層は、中空体の内方に指向した縁部 (内側縁部)が、共通の中間層(26)を形成するように一緒に織成される、 ことを特徴とする中空体。(図2、3) 2.共通の中間層(26)が、当て布(4)の内側縁部から、帯状織物の長さ方 向に延びる縁部片(26’)の幅のみをもつことを特徴とする請求項第1項記載 の 中空体。 3.ジヤカード機構又は均等の機構を備えた織機を用いて請求項第1項又は第2 項記載のテクスタイル中空体(「中空体」)を製造する方法において、 a)4組の経糸(31−34)を用意し、 b)最外方の2組(31、34)は外側層(14、15)の織成に使用し、 c)他の2組(32、33)は、上部当て布層及び下部当て布層(17、18 )及び共通の中間層(26)の織成に使用し、 d)縁部から外側では、上部外側層(14)及び少くとも1つの上部当て布層 (17)の代りに、外側層(14)を上部当て布層(17)に結合する共通の上 部層(20)を織成するように、当て布層の外側縁部のところで、対応する経糸 を制御し、 e)(各)1つの共通の下部層(21)に移行する下部外側層(15)及び下 部当て布層(18)についても同様とする、 ことの組合せを特徴とする請求項第1項又は第2項記載の中空体の製造方法。 (図5、6、3) 4.共通の上部層及び下部層(20、21)を外方に向って各1つの全層(30 )に移行させることを特徴とする請求項第3項記載の製造方法。(図7、14) 5.経糸の対応する制御によって両方の当て布(4)の当て布層(17、18) を1つの共通の中間層(26)に移行させることを特徴とする請求項第3項記載 の製造方法。(図3、7、8) 6.エアバッグを製造するための請求項第3〜5項のいずれか一に記載の製造方 法において、 a)エアバッグに適した輪郭線(6)をもった、両方の外側層の一緒に織成さ れた部分が、共通の層(20、21)の間に残留しないように、(上面図で見て )共通の上部層及び下部層(20、21)の幅を、テキスタイル形態の帯状の長 手方向において変化させ、 b)一方の外側層に開口部(12)を裁断して形成し、 c)テクスタイル中空体を各別に切離し、 d)当て布(4)の内側縁と内側縁の間の共通の中間層(26)を分離し、 e)個々の中空体を特に開口部(12)を通って裏返す、 ことを特徴とする製造方法。(図2、8、9) 7.織成によって形成したテクスタイル形態を装着、特に固定することを特徴と する請求項第6項記載の製造方法。 8.一体性を保つに足る幅の縁部片(20’、21’)から先の共通の上部層及 び下部層(20、21)を裏 返しの前に切除することを特徴とする請求項第3〜6項のいずれか一に記載の製 造方法。(図2、8) 9.裁断屑量を大幅に少くして、その上部中空体部分(27a,27b)と下部 中空体部分(28a,28b)並びに外側層(14a;14b,15a,15b )が不同の幅を有するテクスタイル中空体を製造するための、請求項第3〜8項 のいずれか一に記載の製造方法において、 a)帯状織物の横方向に複数の、特に3つの中空体を配し、 b)帯状材料の横方向の上下に幅広の中空体部分(27a,28b)と幅狭の 中空体部分(27b,28a)とを交互に配し、 c)帯状材料の長手方向に幅狭の中空体と幅広の中空体とを交互に位置をずら せて配する ことを特徴とする製造方法。 10.基本的には、特にジヤカード機構又は均等の機構を用いた、織成により、 裁断工程を用いて製造できるテクスタイル中空体(「中空体」)であって、 a)中空体の形成のために4層の織物を使用し、 b)該4層の織物が、中空体の前方壁(50)のとりうる幅の可利用幅(=帯 状材料の横方向の幅)をもった最下層(A)と、 c)その可利用幅が、最下層(A)の幅の一部分の みをカバーし、側部壁の1区画(52B)に対応している、下から2番目の層( B)と、を有し、 d)「右」外側縁において2つの層(A,B)を1つの共通の下側層(A−B )となるように織成し、 e)最上層(D)は、帯状材料のほぼ全幅について可利用幅をもって、一方の 側部壁(60)を形成し、 f)上から2番目の層(C)は、最上層(D)よりも小さな可利用幅をもって 、1つの側部壁の1つの区画(52C)を形成し、 g)最上層(D)と上から2番目の層(C)とは、右側において、最下層及び 下から2番目の層(A,B)から先に、基本的に等距離突出し、そこで、開口部 (58)に至る側部壁(52、60)の後部区画を形成し、 h)右側において最上層と上から2番目の層(D,C)を1つの共通の上部層 (C−D)となるように一緒に織成し、 i)共通の上部層及び下部層(C−D,A−B)を、右側へ突出する1つの共 通の外側層(A−B−C−D)となるように織成し、 j)「左」内側縁において、下から2番目の層(B)を上から2番目の層(C )と共に、共通の中間層(B−C)となるように織成し、 k)最下層、最上層及び共通の中間層(A,D,B −C)を、その左側の縁部において、左側へ突出する1つの共通の外側層(A− B−C−D)となるように織成する ことを特徴とするテクスタイル中空体。 11.基本的には、特にジヤカード機構又は均等の機構を用いた、織成により、 裁断工程を用いて製造されるテクスタイル中空体(「中空体」)であって、 a)中空体の形成のために6層の織物を使用し、 b)最上層及び最下層(F,A)が、中空体の前方壁(50)のほぼ半幅に等 しい可利用幅(=帯状材料の横方向の幅)を有し、 c)最上層及び最下層と基本的に同一の可利用幅を有する上から2番目の層及 び下から2番目の層(E,B)が、両側の側部壁の前方区画(52B)に対応し 、 d)「右」外側縁において、最上層が上から2番目の層と共に、また最下層が 下から2番目の層と共に、それぞれ上部及び下部の共通の外側層(E−F,A− B)となるように織成され、 e)「左」側縁において、上から2番目の層及び下から2番目の層をそれぞれ 上から3番目の層及び下から3番目の層(D,C)と共に織成し、 f)上から3番目の層及び下から3番目の層が、帯状材料の全幅にほぼ等しい 可利用幅をもち、最下層、下から2番目の層、最上層及び上から2番目の層(A , B,E,F)の可利用幅よりも先へ、右方へ突出して、側部壁(52、60)の 後部区画(52C)を形成し、 g)これら2つの層(C,D)は、右側において、1つの共通の中間層(C− D)となるように織成され、この中間層(C−D)は、層(E−F,A−B)と 共に1つの共通の外側層(A−F)となるように織成され、 h)上から2番目の層及び上から3番目の層(E,D)と、下から2番目の層 及び下から3番目の層(B,C)とは、左側において、各1つの共通の外側層( E−D,C−B)となるように織成され、これらの層は、最上層及び最下層(F ,A)と共に、単一の共通の外側層(F−A)となるように織成される ことを特徴とするテクスタイル中空体。 12.帯状材料の幅に亘ってS回転の経糸とZ回転の経糸とを交互に交替させる ことを特徴とする請求項第1、2、10又は11項記載のテクスタイル中空体。 13.経糸と緯糸とを別々の色としたことを特徴とする請求項第1、2、10〜 12項のいずれか一に記載のテクスタイル中空体。 14.少くとも1つの経糸及び1繰返しユニット当り少くとも1つの緯糸が残り の織物と異なった色としたことを特徴とする請求項第1、2、10〜13項のい ずれか一に記載のテクスタイル中空体。
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