JPH084833Y2 - 刈払機の回転刃 - Google Patents

刈払機の回転刃

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JPH084833Y2
JPH084833Y2 JP1987112763U JP11276387U JPH084833Y2 JP H084833 Y2 JPH084833 Y2 JP H084833Y2 JP 1987112763 U JP1987112763 U JP 1987112763U JP 11276387 U JP11276387 U JP 11276387U JP H084833 Y2 JPH084833 Y2 JP H084833Y2
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JP
Japan
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blade
rotary
rotary blade
blades
brush cutter
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JP1987112763U
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JPS6420136U (ja
Inventor
満 谷口
Original Assignee
小松ゼノア株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンの駆動で水平方向に回転し、外周
に設けた刃部によって地上の草等を刈り払うための刈払
機の回転刃に係るものである。
(従来技術および解決しようとする課題) 従来、この種の刈払装置の回転刃は、第4図に示すご
とく、一枚の平面状の円板の回転刃93の外周に刃部91が
設けられ、回転刃93を高速で回転させてこの刃部93によ
って地上の草等の刈り払い作業を行なっていたが、回転
刃全体が平面状であったため側方面あるいは斜め方向の
荷重に対して湾曲し易く、切断に必要な強度以上の板厚
を必要としていた。
この構成では、回転刃が高速で回転するために、小石
等をはねとばして危険であり、また柔い草では刈り残り
が生じる欠点があるので、2枚の回転刃を重ね合わせて
互いに反対方向に回転させることによって回転速度を遅
くしてこの欠点をなくそうとしたものがあるが、回転刃
が平面であったために、湾曲し易く、草が噛み込む欠点
があり、また相対する刃部が浮き上がって切断性が良好
でなかった。また湾曲を防ぐために板厚を厚くすると、
間に草片,塵埃等を噛み込んだとき回転が阻止される欠
点があった。
[考案の構成] (課題を解決するための手段および作用) 本考案は、中心部が駆動体に取付けられ、かつ上下に
重ね合わされてエンジン13の駆動で水平面内で互いに反
対方向に回転し、外周に刃部を備えた円形の刈払機の二
枚の回転刃であって、前記刃部に接続する水平で幅狭の
環状の平面と、この平面の内周で外縁が接続し前記中心
部外周で内縁が接続する所定角度の斜面の円錐形の凹部
とを有するものとした。
本考案は、これにより重ね合せた二枚の回転刃を反対
方向に回転させ、草を刈り取るものであって、その際、
側方向又は斜め荷重に対して湾曲変形せず薄い板材の使
用を可能とするものである。
(実施例) 以下、図面により本考案の一実施例について詳細に説
明を行なう。すなわち、第1図,第2図及び第3図に外
周に多数の刃部1,3を備えた2枚の円形の回転刃5,7は、
上下重ね合わせて軸受ケース9に軸支され、連結杆11を
介して軸受ケース9と連結するエンジン13の駆動によ
り、連結杆11を貫通する伝動軸15を介して回転駆動され
る。連結杆11の途中には、握り部17とハンドル19が設け
られ、ハンドル19には握り部21が固着している。軸受ケ
ース9内にはベアリング23,24により後述のベベルギヤ
ー33,回転筒43を介して回転軸25が垂直方向に軸支さ
れ、回転軸25下端のフランジ部27にはねじ29によって、
下方の回転刃7をその中心部12が固着し、このねじ29を
覆ってカバー31が回転軸25の下端に螺着している。回転
軸25の上端はベベルギヤー33がスプライン35,ボルト37
により固着し、ベベルギヤー33は、伝動軸15の先端に係
合してベアリング39によって軸受ケース9に軸支された
ベベルギヤー41と噛み合っている。回転軸25の外周に
は、回転筒43がスラスト軸受45,47によって回転軸25に
回転自在に挟持され、その外周をベアリング24によって
軸受ケース9に保持されている。回転筒43の下部には、
スプライン49を介してフランジ部51が係合し、フランジ
部51には上方の回転刃5の中心部14がねじ53によって固
着されている。回転筒43の上部にはベベルギヤー55が一
体に形成されベベルギヤー41に噛み合っている。すなわ
ち、上下の回転刃5,7は反対方向に、かつ水平方向にお
いて回転する。
回転刃5,7は、それぞれ、幅(半径方向の距離)Bが
狭く(寸法小さく)なった水平の環状の平面8,10の外周
に刃部1,3が形成されている。この平面8,10の内周が刃
部1,3の根元に狭い幅Bを介して近接し、円錐状に形成
された凹部57,59の外縁(下辺)56,58に相当している。
これにより平面8,10と凹部57,59の円錐形(円錐面、斜
面)とは方向を異にして(即ち所定角度Aをもって)接
続(交差)しているものである。凹部の内縁(上辺)6
3,65はフランジ部51,27に近接する円周、即ち、取付用
中心部14,12にその外周にて接続し下辺のものとは対称
の角度Aで交差している。刃部1,3は水平面より相対す
る回転刃の方向に僅かに折り曲げた形状に形成され、刃
部1,3が重ね合った位置では第2図に示すごとく、刃部
1,3の弾性に抗して押し拡げられて、刃部1,3の先端およ
び根元位置で互いに当接するか、あるいは根元位置で僅
かに隙間を生じるよう設けられており、刃部1,3の刃部
側縁部60,62が互いに接触する位置は点状となって、回
転にともなって根元部から先端に向って刃部側縁部60,6
2に沿って移動するものである。
前記実施例の作用を説明すると、刃部1,3が水平な平
面8,10の外周に形成されているため、水平方向で回転し
ている回転刃5,7を水平に移動させることにより、草な
どの茎に直角に刃部1,3が当り、これを能率良く切断す
る。よって作業者は、握り部17,21を両手で把持してエ
ンジン9の駆動で低速で反対方向に回転する2枚の回転
刃5,7によって地上の草等の刈り払い作業を行なうもの
である。
回転刃5,7に斜めあるいは側方向の荷重が加わって
も、凹部57,59によってすなわち、凹部57,59の円錐面
(斜面)が平面8,10とは方向を異にして即ち、所定角度
Aをもって接続しているため、円錐面、平面共に強度が
互いに大きくなり、その相乗効果によって、回転刃5,7
全体の剛性が増しているため、回転刃5,7が湾曲するこ
とがない。
[考案の効果] 本考案によれば、重ね合せた二枚の回転刃を反対方向
に回転させることにより、低速回転で作業を行なうこと
ができ、したがって小石等をはねとばすことなく安全に
作業を行なうことができ、かつ柔い草でも刈り取ること
ができるとともに、回転刃に凹部を設けることにより、
回転刃全体の剛性を増し、薄い材料でも大きく変形する
ことなく、しかも薄い材料によって刃部付近のみを弾性
的に密接することができ、草片等の噛み込みをなくし、
刃部を互いに押圧、接触せしめることを可能とするもの
で、切断性能が向上するものである。
なお、第4図は従来例を示すもので、平面状の一枚の
回転刃を高速で回転させるものである。
すなわち、軸受ケース85にはベアリング87によって回
転軸89が軸支され、外周に刃部91を備えた円形の回転刃
93が、上下の座金95,97によって挟持されている。座金9
5,97はスプライン99によって回転軸89に係合し、ナット
101によって固着されている。回転軸89の上端に一体に
形成されたベベルギヤー103にはベベルギヤー105が係合
し、ベベルギヤー105はベアリング107によって軸支さ
れ、連結杆109を貫通する伝動軸111の先端が螺合してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る回転刃を備えた刈払機の斜視説明
図、第2図は本考案の一実施例の側断面図、第3図は要
部の平面図、第4図は従来例の側断面図である。 1,3…刃部、5,7…回転刃 13…エンジン、27,51…フランジ部 57,59…凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−20330(JP,U) 実開 昭50−59255(JP,U) 実開 昭59−8526(JP,U) 実開 昭55−69931(JP,U) 実開 昭52−1561(JP,U) 実公 昭33−9539(JP,Y1) 実公 昭57−22499(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部が駆動体に取付けられ、かつ上下に
    重ね合わされてエンジン13の駆動で水平面内で互いに反
    対方向に回転し、外周に刃部を備えた円形の刈払機の二
    枚の回転刃であって、前記刃部に接続する水平で幅狭の
    環状の平面と、この平面の内周で外縁が接続し前記中心
    部外周で内縁が接続する所定角度の斜面の円錐形の凹部
    とを有することを特徴とする刈払機の回転刃。
JP1987112763U 1987-07-24 1987-07-24 刈払機の回転刃 Expired - Lifetime JPH084833Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987112763U JPH084833Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 刈払機の回転刃

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987112763U JPH084833Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 刈払機の回転刃

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6420136U JPS6420136U (ja) 1989-02-01
JPH084833Y2 true JPH084833Y2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=31351998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987112763U Expired - Lifetime JPH084833Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 刈払機の回転刃

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JP (1) JPH084833Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010087028A (ko) * 2000-03-06 2001-09-15 함장환 잔디깎는 기계
JP5097969B1 (ja) * 2011-11-22 2012-12-12 伊藤レーシングサービス株式会社 草刈刃および草刈機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5059255U (ja) * 1973-10-15 1975-06-02
JPS5320330U (ja) * 1976-07-30 1978-02-21
JPS5569931U (ja) * 1978-11-07 1980-05-14
JPS5722499U (ja) * 1980-07-14 1982-02-05
JPS598526U (ja) * 1982-07-09 1984-01-20 末瀬 三郎 刈払機用刈払刃

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6420136U (ja) 1989-02-01

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