JP2794507B2 - 刈払機 - Google Patents

刈払機

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JP2794507B2
JP2794507B2 JP3326588A JP32658891A JP2794507B2 JP 2794507 B2 JP2794507 B2 JP 2794507B2 JP 3326588 A JP3326588 A JP 3326588A JP 32658891 A JP32658891 A JP 32658891A JP 2794507 B2 JP2794507 B2 JP 2794507B2
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cutting
rotating
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rotary
blade
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光司 坂田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同時に正逆転する2枚
の刈刃によって、芝や雑草、立木や竹などを刈り取るの
に好適な刈払機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2枚の刈刃を同時に正逆転させる
刈取装置として、実開平2-44927 号公報に記載された農
用バリカン型刈取装置が知られている。この装置は、直
線状の刈刃を2枚合せにして、正逆方向に往復横スライ
ド駆動することで、草類を刈取るものである。
【0003】一方、正逆回転自在な刈払機の刈刃とし
て、実開昭62-13131号公報に記載された刈払機用刈刃
や、実開平1-167833号公報に記載された正逆回転刈刃が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バリカン型の刈取装置
は、次のような問題点がある。すなわち、直線状の2枚
の刈刃をラックアンドピニオンギアで左右にスライド駆
動させる構成なので、刈刃の両端部分は、上下の刈刃が
重合せずに十分な切断力が得られない。したがって、こ
のバリカン型の刈取装置で一度刈り取った両端部分に
は、刈りむらが生じてしまい、この刈りむらを再度刈り
取るために、何度も刈取装置を操作しなければならない
不都合があった。
【0005】一方、従来の正逆回転刈刃は、刈刃の切断
能力が落ちたときに、この刈刃の回転方向を逆にするこ
とで、新しい刃面を使用して切断能力を回復しようとす
るものである。したがって、切断時の回転刃は、常に一
方方向への回転になっている。このように、一方方向に
回転する回転刃では、その回転数が高いほど切断力が高
まるものである。ところが、回転刃を高速回転で回転す
ると、切断力が高まるだけでなく、回転刃に接触した小
砂利等が周囲に飛散したり、切断時の反動で回転刃が弾
かれるなど、危険性も高まる不都合がある。また、安全
性を鑑みて回転刃を低速回転で回転すると、柔軟な草木
は、回転刃でなぎ倒されるばかりで、刈り取ることがで
きなくなる虞があった。
【0006】そこで本発明は、上述の課題を解消するた
めに創出されたもので、安全で刈りむらがなく、しか
も、操作性も良好な刈払機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この発明は、駆動源1に連結する回転シャフト2で回転
するベベルギヤ3を介し、上下に重なった2枚の回転刃
が同時に正逆方向へ水平回転する刈払機であって、シャ
フト2側の駆動ベベルギヤ3Aに連動する上下一対の連
動ベベルギヤ3Bを配し、これら連動ベベルギヤ3Bの
一方の回転軸4内部に他方の回転軸4を挿通する。回転
刃5は、各回転軸4の端部に上下一対の回転盤5Aを連
結し、各回転盤5Aの周囲に切刃5Bを周設し、切刃5
Bは、夫々相接する面を水平面5Baとする略三角柱状
に形成し、この切刃5Bの長手端部を水平面5Baから
斜めにカットした三角形状の面5Bbを有し、この三角
形状の面5Bbを囲む辺の中で水平面5Baに接する辺
以外の二辺を更に延長して切刃5Bの厚みよりも突出す
るリード片54Bを設けた事にある。
【0008】
【作用】この発明によると、駆動源1の駆動力は、回転
シャフト2を介して駆動ベベルギヤ3Aを回転せしめ
る。この回転力は、上下一対の連動ベベルギヤ3Bを相
反する方向に回し、この連動ベベルギヤ3Bに回転軸4
を介して連結した上下一対の回転盤5Aが相反する方向
に水平回転する。そして、回転盤5Aに連結した上下の
切刃5Bに、草木が挟まれて切断されるものである。ま
た、切刃5Bの厚みよりも上下に突出するリード片54
Bが切断物の切り離しを容易にする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0010】本発明は、例えば、駆動源1に車輪P1や
ハンドルP2を備えた駆動機本体Pに装着するもので、
駆動源1の回転部1Aに回転シャフト2を連結し、この
回転シャフト2をシャフトカバー2Aで保護すると共
に、回転シャフト2をテンションロッド8で駆動機本体
Pに固定するものである(図3及び図4参照)。このと
き、回転シャフト2の端部にスプライン2Bを設け、回
転部1Aに連結した連結筒体11Aに回転シャフト2の
スプライン2Bを差し込んで嵌合せしめ、カップリング
2Cで固定している。こうすることで、回転部1Aに回
転シャフト2を着脱自在に連結できる(図5参照)。ま
た、駆動機本体Pは、四輪とシャーシーP3とを有する
自立可能なものであってもよい(図7参照)。
【0011】そして、この発明の主要構成は、回転シャ
フト2で回転するベベルギヤ3と、このベベルギヤ3で
正逆方向へ水平回転する上下一対の回転刃5とで構成さ
れる(図1参照)。
【0012】回転シャフト2の先端部には、ベベルギヤ
3が設けられる。ベベルギヤ3は、回転シャフト2に連
結する駆動ベベルギヤ3Aと、この駆動ベベルギヤ3A
に連動する上下一対の連動ベベルギヤ3Bとで構成し、
駆動ベベルギヤ3Aの回転が相互の連動ベベルギヤ3B
を正逆方向に回転せしめる(図1参照)。そして、この
連動ベベルギヤ3Bには、夫々回転軸4が連結され、一
方の回転軸4内部に他方の回転軸4を挿通している。図
示例では、上部に位置する連動ベベルギヤ3Bの回転軸
4が下部に位置する回転軸4を貫通する。このとき、各
回転軸4は、夫々のベベルギヤ3中心部にネジ止めして
ある。そして、これら回転軸4の下端部に上下一対の回
転刃5を設ける。
【0013】回転刃5は、各回転軸4の端部に設けた上
下一対の回転盤5Aと、この回転盤5Aの周囲に設けた
切刃5Bとで構成する。回転盤5Aの軸部に近い相互間
にはベアリング6を介しており、また、回転盤5Aの外
周縁近傍は、環状のスペーサー7を相互間に介してい
る。このスペーサー7は、外周と内周とに相接する一対
の環体から成り、スペーサー7の相接する面に凸条7A
を設け、この凸条7Aを相嵌合して円周方向にスライド
させるものである(図1及び図2参照)。そして、各回
転盤5Aの周囲に複数本の切刃5Bを放射状に設けてあ
る(図4及び図6参照)。
【0014】切刃5Bは、夫々相接する面を水平面5B
aとする略三角柱状を成し、回転盤5Aと連結する連結
部51Bにガイド片52Bを設けている(図2参照)。
このガイド片52Bは、上下の切刃5Bの水平面5Ba
が正確に相接するようにテーパー53Bを設けたもので
ある。また、三角柱状を成した切刃5Bの長手端部にリ
ード片54Bを設けて、切断物の切り離しを容易にして
いる。このリード片54Bは、切刃5Bの長手端部を水
平面5Baから斜めにカットした三角形状の面5Bbを
有し、この三角形状の面5Bbを囲む辺の中で水平面5
Baに接する辺以外の二辺を更に延長して切刃5Bの厚
みよりも上下に突出するように形成したものである。
【0015】
【発明の効果】この発明は、駆動源1に連結する回転シ
ャフト2で回転するベベルギヤ3を介し、上下に重なっ
た2枚の回転刃が同時に正逆方向へ水平回転する刈払機
であることから、従来の一方方向に回転する回転刃のよ
うに、回転刃を高速回転で回転しなくても、切断力が高
くなる利点がある。この結果、回転刃に接触した小砂利
等が周囲に飛散したり、切断時の反動で回転刃が弾かれ
るなどといった、危険性が少いものになる。
【0016】しかも、回転刃5は、各回転軸4の端部に
上下一対の回転盤5Aを連結し、各回転盤5Aの周囲に
切刃5Bを周設したものなので、これまでのバリカン型
の刈取装置のように、一度刈り取った両端部分に刈りむ
らが生じるといった不都合も解消された。
【0017】さらに、回転刃5は、シャフト2側の駆動
ベベルギヤ3Aに連動する上下一対の連動ベベルギヤ3
Bを配し、これら連動ベベルギヤ3Bの一方の回転軸4
内部に他方の回転軸4を挿通した先に連結しているか
ら、一本の回転シャフト2で上下一対の回転刃5を極め
て効率よく回転させることができる。
【0018】また、切刃5Bの長手端部にリード片54
Bを設けて、切断物の切り離しを容易にしているから、
立木や竹などの枝の大小を問わずに伐採できるようにな
り、立木や竹などの間伐にも極めて好適である。
【0019】このように本発明によると、安全で刈りむ
らがなく、しかも、操作性も良好になり、間伐にも好適
であるなどといった産業上有益な種々の効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部断面図。
【図2】回転刃の切刃を示す要部分解斜視図。
【図3】本発明の使用状態を示す側面図。
【図4】本発明の要部平面図。
【図5】回転シャフトの連結状態を示す要部断面図。
【図6】回転刃を示す平断面図。
【図7】本発明の他の実施例を示す平面図。
【符号の説明】
P 駆動機本体 P1 車輪 P2 ハンドル P3 シャーシー 1 駆動源 1A 回転部 11A 連結筒体 2 回転シャフト 2A シャフトカバー 2B スプライン 2Cカップリング 3 ベベルギヤ 3A 駆動ベベルギヤ 3B 連動ベベルギヤ 4 回転軸 5 回転刃 5A 回転盤 5B 切刃 5Ba 水平面 5Bb 三角形状の面 6 ベアリング 7 スペーサー 7A 凸条 8 テンションロッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源に連結する回転シャフトで回転する
    ベベルギヤを介し、上下に重なった2枚の回転刃が同時
    に正逆方向へ水平回転する刈払機であって、シャフト側
    の駆動ベベルギヤに連動する上下一対の連動ベベルギヤ
    を配し、これら連動ベベルギヤの一方の回転軸内部に他
    方の回転軸を挿通し、回転刃は、各回転軸の端部に上下
    一対の回転盤を連結し、各回転盤の周囲に切刃を周設し
    た刈払機において、切刃は、夫々相接する面を水平面と
    する略三角柱状に形成し、この切刃の長手端部を水平面
    から斜めにカットした三角形状の面を有し、この三角形
    状の面を囲む辺の中で水平面に接する辺以外の二辺を更
    に延長して切刃の厚みよりも上下に突出するリード片を
    設けた事を特徴とする刈払機。
JP3326588A 1991-11-14 1991-11-14 刈払機 Expired - Lifetime JP2794507B2 (ja)

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JP3326588A JP2794507B2 (ja) 1991-11-14 1991-11-14 刈払機

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JP3326588A JP2794507B2 (ja) 1991-11-14 1991-11-14 刈払機

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Publication Number Publication Date
JPH05137441A JPH05137441A (ja) 1993-06-01
JP2794507B2 true JP2794507B2 (ja) 1998-09-10

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ID=18189500

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JP3326588A Expired - Lifetime JP2794507B2 (ja) 1991-11-14 1991-11-14 刈払機

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2798816B1 (fr) * 1999-09-29 2002-06-21 Speed France Tete de coupe pour debroussailleuses et taille-bordures
CN105359706B (zh) * 2015-11-25 2018-01-16 聊城市天工景观艺术有限公司 除草装置

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JPS5722499Y2 (ja) * 1976-11-05 1982-05-15
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JPH05137441A (ja) 1993-06-01

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Effective date: 19980512