JPH084639Y2 - 吊下げ連結形マット - Google Patents

吊下げ連結形マット

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JPH084639Y2
JPH084639Y2 JP1989151371U JP15137189U JPH084639Y2 JP H084639 Y2 JPH084639 Y2 JP H084639Y2 JP 1989151371 U JP1989151371 U JP 1989151371U JP 15137189 U JP15137189 U JP 15137189U JP H084639 Y2 JPH084639 Y2 JP H084639Y2
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JP
Japan
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mat
metal fitting
hook
connection type
holding
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JP1989151371U
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JPH0390099U (ja
Inventor
勝衛 半田
紳午 大屋
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、吊下げ連結形のマット、シート或いはボー
ド(以下これらを総称して「マット」と称することとす
る)を、隣合うマットの下端と上端とを互いに連結して
複数段吊り下げて使用する吊下げ連結形マットに関す
る。
(従来の技術) 例えば、原子力発電所や原子力関連施設においては、
それらの運転時や定期点検・補修時に、作業員が放射線
に被曝しないように放射線遮蔽に関して非常に慎重な配
慮が払われている。放射線のの遮蔽は、施設建設当初か
ら設備の一部として設置されたもの、遮蔽性能を増強す
るために施設建設後取り付けたもの、定期点検時等に仮
設的に取り付け当該点検終了時に撤去するものがある。
後二者の遮蔽は、鉛毛を綿布等で包被したもの或いは
鉛箔とポリオレフィン系フィルムとの複合箔を帆布等で
包被した放射線遮蔽マットを用いてなされている。これ
らのマットには、夫々上下両端にハトメが複数箇所取り
付けられており、これらの各ハトメの孔に鉄線等の結束
線を通して放射線の発生源にマットを吊り下げる(取り
付ける)ようにすることが一般的な方法である。
(考案が解決すべき課題) しかしながら、上記従来の取付方法においては、特に
数枚の遮蔽マットを上下に吊り下げて使用する場合に
は、既に設置された遮蔽マットの下側のハトメと、新た
に取り付ける遮蔽マットの上側のハトメとを鉄線等の結
束線により結び付けるために、一人が新たに取り付ける
遮蔽マットを手で支え、もう一人が結束するという二人
作業となり、且つ結束時間も長くなる。この取り付け作
業に長時間を要することは放射線被曝が由々しき問題と
なる。また、これらのマットを取り外す場合にも同様で
ある。
更に、これらの遮蔽マットの設置、撤去作業の際にペ
ンチ等で切断された鉄線の端部で帆布に傷を付けること
も多く、本来なら何回も繰返し使用が可能である遮蔽マ
ットをときには一回の使用で再使用不能にすることも多
く不経済である等の問題もある。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、吊下げ連
結形のマットを複数段吊り下げる際における各マットの
連結・解除を容易とし、更にはこれらのマットの損傷を
防止して繰り返し使用が可能な吊下げ連結形マットを提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、放射線を
遮蔽するマットを複数段連結して吊り下げる吊下げ連結
形マットにおいて、前記マットの幅と略同じ長さを有
し、端面視略クランク状をなし且つ下端に少なくとも1
個の突起が形成され、上端が前記マットの上端に固定さ
れ、下端が当該マットの一面から離隔し且つ前記突起が
下方に臨んで配置された引掛金具と、前記引掛金具と略
同じ長さを有し、下端が略J字状に湾曲され且つ湾曲部
に前記引掛金具の突起が嵌合する孔が穿設され、上端が
前記マットの前記一面又は他面の下端に固定された保持
金具とを備える構造としたものである。
更に、前記マットは、鉛を内包して形成され、前記引
掛金具及び保持金具は、夫々前記マットの幅と略同じ長
さに設定され且つ1本づつ設けられている構造としたも
のである。
(作用) 上段のマット本体の下端に固定した保持金具の湾曲部
に、下段のマットの上端に固定した引掛金具の下端を引
っ掛けて支持し、且つ保持金具の孔に引掛金具の突起を
嵌合させて上段のマットに下段のマットを吊るす。引掛
金具の突起は保持金具の孔に嵌合しているために上、下
のマットが横揺れ又は縦揺れしても前記引掛金具が保持
金具から外れることがなく係合状態が維持される。
また、マットは、鉛を内包しているために特に放射線
の遮蔽用としてに使用される。マットに設けられた引掛
金具及び保持金具は、各長さが略マットの幅と同じ長さ
であり、引掛金具の両端を保持してマットの着脱を行
う。これにより着脱が容易であり、重く、しかも柔らか
いマットの変形が防止される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
第1図及び第2図において吊下げ連結形マット(以下
単に「マット」という)1は、例えば、放射線遮蔽マッ
トで、前述したように鉛毛または鉛箔とポリオレフィン
系フィルムとの複合箔を帆布等で包被して形成されてお
り、上下両端には当該マット1の幅方向に沿って平行に
引掛金具2、保持金具3が、夫々裏打板4、5及びボル
ト6、8、ナット7、9により固定されている。
引掛金具2は、マット1の幅よりも僅かに狭い幅(長
さ)を有する矩形状の金属板で、第3図に示すように長
手方向に沿う略中央がクランク状に折曲されており、一
端2aには係合用の突起2cが長手方向に沿って例えば、両
端及び中央の3箇所に形成され、他端2bにはボルト孔2d
が複数例えば、4個穿設されている。
また、保持金具3は、引掛金具2と同じ幅(長さ)を
有し、第4図に示すように端面視略J字状に形成されて
おり、湾曲せる一端3aの谷部の底面3eには引掛金具2の
各突起2cと対応する位置に当該突起2aが嵌合する孔3cが
穿設されており、他端3bにはボルト孔3dが引掛金具2の
各ボルト孔2dとずれた位置に例えば、各ボルト孔2dの間
に1個づつ3個穿設されている。そして、湾曲をなす一
端3aの谷部の深さは、引掛金具2の一端2aの端面2e(突
起2cの付け根)からクランク状の折曲部までの距離より
も僅かに浅く設定されている。かかる形状の保持金具3
も引掛金具2と同様に金属板により形成されている。
尚、保持金具3の孔3cは、図示のように一端3aに円形の
孔を穿設した後湾曲させてもよく、或いは、谷部にスリ
ット状に形成してもよい。
そして、引掛金具2は、第2図に示すようにマット1
の一端面1aの上端に、一端2aを当該端面1aから離隔さ
せ、且つ突起2cを当該マット1の中央(内方に)向けて
配置し、他端2bの各ボルト孔2d、マット1の各ボルト孔
(図示せず)及び他端面1bに当てた裏打板4の各ボルト
孔(図示せず)に夫々ボルト6を挿通してナット7によ
り強固に固定する。
保持金具3は、マット1の他端面1bの下端に、一端3a
の谷部を当該マット1の中央(内方)に臨ませて配置
し、他端3bの各ボルト孔3d、マット1の各ボルト孔(図
示せず)及び端面1aに当てた裏打板5の各ボルト孔(図
示せず)に夫々ボルト8を挿通してナット9により強固
に固定する。尚、ボルト6、8の各頭部及び各ナット
7、9は薄く形成されており、且つボルト6、8の先端
6a、8aは夫々第2図に示すようにナット7、9の端面か
ら僅かに突出する程度とされ、各端面は丸く面取りされ
て他の部材との干渉を無くすようにされている。
このようにして各マット1の上下両端に、且つ反対の
面に夫々引掛金具2と保持金具3とを取り付ける。
以下にマット1を複数枚吊り下げる場合の上下の各マ
ット間の連結について説明する。
第5図に示すように、上段のマット1の下端の保持金
具3の湾曲せる一端3a内に吊り下げるべき下段のマット
1の上端の引掛金具2の一端2aを嵌合させると共に、保
持金具3の谷部の底面3eの各孔3cに引掛金具2の各突起
2cを嵌合させる。引掛金具2の一端2aの端面2eは、保持
金具3の谷部の底面3eに当接し、当該保持金具3は引掛
金具2を介して下段のマット1の荷重を支持する。
また、引掛金具2の各突起2cは保持金具3の各孔3cか
ら突出しており、当該引掛金具2の保持金具3からの外
れが防止される。これにより上下の各マット1、1は、
地震等に起因して横揺れ或いは縦揺れしても引掛金具2
と保持金具3との嵌合状態が保持される。
更に、引掛金具2、保持金具3の各ボルト6、8の頭
部及びナット7、9は薄く形成されており、且つ引掛金
具2と保持金具3の各ボルト6、8の取付位置がずれて
いる(第1図)ために、これらのボルト6、8が互いに
干渉することがなく、また、引掛金具2のボルト6が保
持金具3に、保持金具3のボルト8が引掛金具2に干渉
することもない(第5図)。
しかも、上段のマット1の下端と、下段のマット1の
上端の連結部分は重なっており、従って、当該連結部分
から放射線が漏れることを防止することができる。
尚、最上段のマット1の上端の引掛金具は、吊り下げ
るべき施設の所定位置に固定された保持金具(何れも図
示せず)に引っ掛けられて吊り下げられる。このように
して所要数のマット1を順次連結して吊り下げる。
因みに、上記引掛金具2と保持金具3とを設けた放射
線遮蔽マット1を原子力発電所の施設に取り付ける際に
要する時間(取付位置までの往復時間を除く)は、4枚
のマットを縦に4段に吊した時最上段のマットは従来の
ハトメのマットと同じ約10秒、2段目〜4段目までは各
々2秒以下であり、従来のマットは2段目〜4段目まで
各々約10秒を要していたのに比べ大幅な時間短縮を図る
ことができた。そして、本考案のマット4枚の正味の取
付時間は約16秒であるのに対し、従来のマットの正味の
取付時間は約80秒を要したものであり、本考案品使用に
おける放射線被曝量は従来のマットの約1/5と激減し
た。しかも従来品に比べ一人で取付・撤去作業を行なう
ことができるなど取付撤去作業性も一段と改善される。
尚、本実施例においては引掛金具2と保持金具3とを
夫々マット本体の反対の面に取付けた場合について記述
したが、同じ面、即ち、面1a又は1bに引掛金具2、保持
金具3を取り付けてもよい。
更に、本実施例においては引掛金具2の一端2aに係止
用の突起2cを3個形成した場合について記述したが、か
かる突起は少なくとも1個形成すればよい。
更に、本実施例においては放射線遮蔽マットに適用し
た場合について記述したがこれに限るものではなく、他
の吊下げ連結形のシート或いはボード等にも適用し得る
ことはいうまでもない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の吊り下げ連結形マット
は、放射線を遮蔽するマットを複数段連結して吊り下げ
る吊下げ連結形マットにおいて、前記マットの幅と略同
じ長さを有し、端面視略クランク状をなし且つ下端に少
なくとも1個の突起が形成され、上端が前記マットの上
端に固定され、下端が当該マットの一面から離隔し且つ
前記突起が下方に臨んで配置された引掛金具と、前記引
掛金具と略同じ長さを有し、下端が略J字状に湾曲され
且つ湾曲部に前記引掛金具の突起が嵌合する孔が穿設さ
れ、上端が前記マットの前記一面又は他面の下端に固定
された保持金具とを備える構造としたので、複数のマッ
トを吊り下げる際の連結・解除に要する時間を大幅に短
縮することができると共に、一人作業を行なうことが可
能となり、作業能率の向上を図ることができる。
しかも、引掛金具の突起が保持金具の孔に嵌合するた
めに上、下のマットが横揺れしたり或いは縦揺れした場
合でもこれらの引掛金具と保持金具との係合関係が解除
することがなく、マットの落下を防止することができ
る。
更に、結束線を使用しないためにマットの取付・撤去
作業の際にマットに損傷を与えることがなくなり、繰り
返し使用可能の回数を多くすることができ、経済的であ
る等の優れた効果がある。
更に、マットに設けられた引掛金具及び保持金具の長
さが夫々略マットの幅と同じ長さに設定されていること
により、引掛金具の両端を持つことにより鉛が内包され
ている重くしかも変形しやすいマットを真っ直ぐに吊り
下げることができ、保持金具に容易に連結することがで
きる。また、着脱が極めて容易であり、マットを変形さ
せることなく着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吊下げ連結形マットの一実施例を
示す正面図、第2図は第1図の側面図、第3図は第1図
の引掛金具の斜視図、第4図は第1図の保持金具の斜視
図、第5図は上下のマットの引掛金具と保持金具との係
合状態を示す一部切欠拡大図である。 1…吊下げ連結形マット、2…引掛金具、2c…突起、3
…保持金具、4、5…裏打板、6、8…ボルト、7、9
…ナット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線を遮蔽するマットを複数段連結して
    吊り下げる吊下げ連結形マットにおいて、前記マットの
    幅と略同じ長さを有し、端面視略クランク状をなし且つ
    下端に少なくとも1個の突起が形成され、上端が前記マ
    ットの上端に固定され、下端が当該マットの一面から離
    隔し且つ前記突起が下方に臨んで配置された引掛金具
    と、前記引掛金具と略同じ長さを有し、下端が略J字状
    に湾曲され且つ湾曲部に前記引掛金具の突起が嵌合する
    孔が穿設され、上端が前記マットの前記一面又は他面の
    下端に固定された保持金具とを備えることを特徴とする
    吊下げ連結形マット。
JP1989151371U 1989-12-28 1989-12-28 吊下げ連結形マット Expired - Lifetime JPH084639Y2 (ja)

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JPH0390099U JPH0390099U (ja) 1991-09-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6527680B2 (ja) * 2014-10-06 2019-06-05 株式会社日立プラントコンストラクション 放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システム
JP6603547B2 (ja) * 2015-10-30 2019-11-06 日軽金アクト株式会社 遮蔽体及び遮蔽構造体

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JPS62167198U (ja) * 1986-04-15 1987-10-23
JPS63105900U (ja) * 1986-12-26 1988-07-08
JPH01146199U (ja) * 1988-03-30 1989-10-09

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