JP2518366Y2 - 枠組足場用補助ステップ - Google Patents

枠組足場用補助ステップ

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JP2518366Y2
JP2518366Y2 JP4876591U JP4876591U JP2518366Y2 JP 2518366 Y2 JP2518366 Y2 JP 2518366Y2 JP 4876591 U JP4876591 U JP 4876591U JP 4876591 U JP4876591 U JP 4876591U JP 2518366 Y2 JP2518366 Y2 JP 2518366Y2
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frame
scaffolding
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cloth
scaffold
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JP4876591U
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勝紀 出口
重信 山名
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丸井産業株式会社
株式会社荒木組
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】枠組足場の構築において、第5図
に示すように、構築物のコーナー部に沿設する枠組足場
間に最小限でもほぼ120mm程度の隙間Fを生じ、ま
た、第6図に示すように、構築物のコーナー部が直角に
交差しない場合、あるいは、枠組足場が途中で折れ曲が
る場合には三角形状の隙間Gが生じる。また、構築方法
によっては隣接する枠組足場間に段差(第3図を参照)
が生じる場合が多々あるが、この考案は、上記記載のよ
うに隣接する枠組足場間に生じる隙間または、段差部を
歩行する場合に架設する枠組足場用の補助ステップに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、隣接する枠組足場間に生じる隙間
または、段差を処理する方法として、合板、足場板を現
場で所望の大きさに切断、加工して隙間部または、段差
部を架設し、適宜の鉄線等で枠組足場のパイプあるい
は、床付き布わくに結束して取付け処理していた。ま
た、所望のサイズの床付き布わくを上記と同様にして架
設し、隙間または、段差を処理していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
現場で合板、足場板を使用する方法は所望の大きさに切
断、加工する作業に非常に手間がかかると共に、枠組足
場へ鉄線等を使用して取付けたり、取外したりする作業
も困難で手間がかかる。通常、所望の大きさに切断、加
工する合板、足場板は、型枠工事、足場工事等において
使用された、または加工された切れ端等を利用している
が、そのような型枠の切れ端がない場合には、新規に合
板、または足場板を購入して加工しなければならず、し
かも、使用後は産業廃棄物として処理されるために経済
的でない。一方、所望のサイズの床付き布わくを使用す
る方法は、転用可能なために使用後に産業廃棄物として
扱われないが、上記と同様に枠組足場への鉄線等を使用
して取付けたり、取外したりする作業も困難で手間がか
かり、しかも、重量があり、厚みがあるために嵩張り、
取付け、取外しの際の持ち運びも非常に能率が悪い。ま
た、合板、足場板そして床付き布わく共に隙間または、
段差に架設して処理するが、その際、それぞれの厚み分
だけ床付き布わく上に段差を生じるため、作業員がその
段差につまずき、転倒あるいは、転落などの重大な災害
を引き起こす原因となり、歩行および作業上非常に危険
である。特に、隣接する枠組足場間に段差が生じた場合
は、合板等を段差部上側から段差部下側に架設するため
傾斜がついて滑りやすくなり非常に危険である。さら
に、鉄線を使用して結束する場合、鉄線の末端処理を確
実にしておかないと狭い枠組足場を歩行する作業員の身
体、あるいは衣服を損傷する恐れがあるなどの問題点を
有する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記従来の課
題に鑑みなされたもので、その目的は、現場で切断、加
工の作業の手間なく、鉄線等の材料、または工具を必要
とすること無く、簡単に枠組足場に取付け、取外しがで
きる。軽量でかつ厚みが薄く嵩張らないために、取付け
の際に能率よく持ち運びできと共に、枠組足場間の床付
き布わく上に架設した際に段差の生じない、また、隣接
する枠組足場間に段差が生じた場合に、傾斜して架設し
ても滑ることなく安定し、作業員が安心して安全に歩行
できる枠組足場用の補助ステップを提供するものであ
る。
【0005】その手段として、鉄製の薄板あるいは、エ
キスパンドメタル板などの適所をほぼへの字形に折り曲
げたステップ部の下側面に、枠組足場に掛止する床付き
布わくに引っ掛けるフック状の固定脚を付設したことを
特徴とする。
【0006】上記構造により、ステップ部を鉄製の薄板
あるいは、エキスパンドメタル板などで形成しているた
めに、軽量でかつ厚みが薄く嵩張らないために、取付
け、取外しの際に簡単に能率よく持ち運びできる。ま
た、ステップ部はその適所をほぼへの字形に折り曲げた
形状のために、床付き布わく上に架設した際に段差を生
じない、また、隣接する枠組足場間に段差が生じた場合
に、段差部上側から段差部下側に架設しても傾斜が付か
ないために滑りが防止でき、しかも安定している。ステ
ップ部の下側面に枠組足場に掛止する床付き布わくに引
っ掛けるフック状の固定脚を付設しているために、鉄線
等の材料、または着脱用の工具を必要とすること無く、
簡単に枠組足場に取付け、取外しができるなど、前記従
来の課題を解消するものである。
【0007】
【実施例】次にこの考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。第1図は、本考案に係る枠組足場用補助ス
テップの実施例を示す斜視図、第2図は、本考案に係る
枠組足場用補助ステップの実施例を示す底面図であり、
鉄製の薄板のほぼ中央部をほぼへの字形に折り曲げ、ス
テップ部1を形成すると共に、そのステップ部1の所要
位置に孔部3を、固定脚2のフック状の端部を付設する
側の端部を固定脚2に沿うように所要の大きさの切込み
部4を穿設する。次に、ステップ部1の下側面に枠組足
場に掛止する床付き布わくに引っ掛けるフック状の固定
脚2を所要の間隔で一対的に付設する。
【0008】第3図は、本考案に係る枠組足場用補助ス
テップの実施例の使用状態を示す一部断面図であり、特
に、隣接する枠組足場間に段差が生じた場合の使用状態
を示すものである。第4図は、本考案に係る枠組足場用
補助ステップの実施例の使用状態を示す平面図あり、第
3図に示すように隣接する枠組足場の段差部下側の枠組
足場の横架材Iとその横架材Iにフック部Hで掛止する
床付き布わくBとの間に上方からステップ部1の一対の
フック状の固定脚2、2を挿入して引っ掛けると共に、
その一対のフック状の固定脚2、2の上部のステップ部
1は、床付き布わくBの上面に載置するようにし、他端
を枠組足場の段差部上側の床付き布わくAの上に載置し
て架設する。 同様にして枠組足場の幅に合わせて所要
個数架設し、配置する。隣接する枠組足場間の隙間が平
面状に生じる場合や平面状で三角形状に生じる場合も上
記と同様に架設し、配置する。また、特に中高層の構築
物等において下方から風が強く吹き上げる場合には、ス
テップ部に所要数穿設した孔と枠組足場の所望の横架材
とをロープ等で結束しておくこともできる。取付け、取
外しの際の運搬時には、固定脚を切込み部4に合わせて
嵩張らないようにすることにより、所要個数一緒に運搬
することもできる。また、ステップ部1の孔部3は、数
枚のステップを運搬する時に作業者の指が入り易いよう
にすることにより、持ち易くなる。
【0009】次にこの考案の別の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。第7図は、本考案に係る枠組足場用
補助ステップの別の実施例を示す斜視図であり、鉄製の
メッシュ板(エキスパンドメタル板など)をほぼへの字
形に折り曲げ、ステップ部21を形成し、ステップ部2
1の下側面に枠組足場に掛止する床付き布わくに引っ掛
けるフック状の固定脚22を付設するメッシュ板使用に
より、ステップ部21の表面の滑り止め効果を大きくす
ると共に、軽量化を図ったものである。 また、この実
施例によれば風の通りが良いため、浮き上がりが少なく
な効果がある。
【0010】
【考案の効果】以上詳細に説明したようにこの考案の枠
組足場用補助ステップによれば、ステップ部を鉄製の薄
板あるいはエキスパンドメタル板などで形成しているた
めに、軽量でかつ厚みが薄く嵩張らないために、取付
け、取外しの際に簡単に能率よく持ち運びでき、作業能
率の向上が期待できると共に、作業の省力化、資材の有
効利用、経費の節減を図ることができる。また、ステッ
プ部はその適所を歩行方向に亘ってほぼへの字形に折り
曲げた形状のために、床付き布わく上に架設した際に段
差を生じない、また、隣接する枠組足場間に段差が生じ
た場合に、段差部上側から段差部下側に架設しても極端
な傾斜が付かないために滑りが防止でき、しかも安定
し、作業の安全性を確保することができる。ステップ部
の下側に枠組足場に掛止する床付き布わくに引っ掛ける
フック状の固定脚を付設しているために、鉄線等の材
料、または脱着用の工具を必要とすること無く、簡単に
枠組足場に取付け、取外しができ、作業効率の向上と安
全面に効果があり、経済性にも優れるなど実用上有益な
枠組足場用補助ステップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る枠組足場用補助ステップの実施
例を示す斜視図
【図2】 本考案に係る枠組足場用補助ステップの実施
例を示す底面図
【図3】 本考案に係る枠組足場用補助ステップの実施
例の使用状態を示す一部断面図
【図4】 本考案に係る枠組足場用補助ステップの実施
例の使用状態を示す平面図
【図5】 構築物のコーナー部に沿設する枠組足場間に
生じる隙間を示す一部断面図
【図6】 構築物のコーナー部が直角に交差しない場合
に枠組足場間に生じる三角形状の隙間を示す一部断面図
【図7】 本考案に係る枠組足場用補助ステップの別の
実施例を示す斜視図
【符号の説明】
1 ステップ部 2 固定脚 3 孔部 4 切込み部 21 ステップ部 22 固定脚 A 床付き布わく B 段差部下側の床付き布わく C 枠組足場 D 構築物 E 壁つなぎ金具 F 隙間部 G 三角形状の隙間部 H 床付き布わくのフック部 I 枠組足場の横架材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄製の薄板あるいは、エキスパンドメタ
    ル板などの適所をほぼへの字形に折り曲げたステップ部
    の下側面に、枠組足場に掛止する床付き布わくに引っ掛
    けるフック状の固定脚を付設したことを特徴とする枠組
    足場用補助ステップ。
JP4876591U 1991-05-30 1991-05-30 枠組足場用補助ステップ Expired - Lifetime JP2518366Y2 (ja)

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JPH0647494U JPH0647494U (ja) 1994-06-28
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KR102520623B1 (ko) * 2021-03-17 2023-04-10 최명수 철거용 외형 구조물의 발판 측면 사이의 갭 제거 장치

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