JP3001667U - 型枠取付け作業用転落防止フック - Google Patents

型枠取付け作業用転落防止フック

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JP3001667U
JP3001667U JP1994002995U JP299594U JP3001667U JP 3001667 U JP3001667 U JP 3001667U JP 1994002995 U JP1994002995 U JP 1994002995U JP 299594 U JP299594 U JP 299594U JP 3001667 U JP3001667 U JP 3001667U
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hook
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rope
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fall prevention
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JP1994002995U
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Inventor
秀人 日高
Original Assignee
ひだか建設株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 安全経費のアップを招来することなく、型枠
取付け作業中の転落事故を防止する。 【構成】 型枠の取付けを行う柱主筋20を利用して親
綱30を支持し命綱31を取付けるフックであって、フ
ック本体10下端部の取付穴には型枠が取付けられる柱
主筋の上端部を嵌入させ、フック本体の上方部分には取
付環13を設け、親綱を挿通し支持し、又命綱フック3
2を取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、型枠取付け作業中における作業者の転落事故を防止できるように したフックに関する。
【0002】
【従来の技術】
労働安全衛生規則によれば、高さが2m以上の作業床の端や開口部等で墜落に よって労働者に危険を及ぼすおそれがある箇所には囲い、手摺り、覆い等を設け ることが要求されている。
【0003】 躯体工事、例えば大梁型枠や小梁型枠の取付け作業は2M以上の高所作業であ るが、作業の動線や効率の面から安全対策を実施するのが困難とされ、作業中の 安全については専ら型枠大工自身に委ねられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、安全対策を作業者自身に委ねると、型枠取付け作業中に足場の滑り等 に起因して転落事故が多いのが実情である。
【0005】 転落事故を防止するためには、型枠取付け作業中に簡単に親綱を張り、命綱を 使用できるようにすればよい。通常、親綱や命綱はフックに取付けあるいは引っ 掛けるが、型枠取付け作業中にフックをどのように支持するかが問題となる。
【0006】 この考案は、かかる状況において、型枠取付け作業中の転落事故を防止できる ようにした型枠取付け作業用転落防止フックを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本件考案者は上述の課題を解決すべく鋭意研究した結果、躯体工事は各階下か ら順次階上へとコンクリートを打設して躯体を構築しているが、作業者が型枠取 付け作業を行う付近には柱主筋の先端が露出しており、これを利用してフックを 取付ければよいことに着目し、本考案を完成するに至った。
【0008】 即ち、本考案に係る型枠取付け作業用転落防止フックは、型枠の取付けを行う 柱主筋を利用して親綱を支持し命綱を取付けるフックであって、フック本体の下 端部には取付穴を形成して柱主筋の上端部を嵌入可能となす一方、フック本体の 上方部分には取付環を設けて親綱を挿通支持可能でかつ命綱フックを取付可能と なしたことを特徴とする。
【0009】 フック本体の形状は特に限定されず、例えば下端部にパイプを固定してその下 端穴を柱主筋の取付穴となしてもよいが、コストや製造等を考慮すると全体をパ イプを用いて製作するのがよい。また、安全確保上、フック本体の下方部分には 嵌入した柱主筋を固定するネジを設けるのがよい。
【0010】 取付環は溶接等でフック本体に固定してもよい、又ボルト・ナットで固定して もよい。取付環の数は1つでもよく、複数であってもよいが、作業現場では四隅 の柱主筋にわたって親綱を張ることが多いこと、又命綱フックを種々の方向から 取付けることを考慮すると、左右に一対設けるのがよい。
【0011】 また、柱主筋の上端が作業者より高い位置にある場合を考慮すると、フック本 体の上端に釣込み環を溶接等で設けてボートフックで引っ掛けて柱主筋の上端部 に嵌め込むことができるようにするのがよい。
【0012】 フック本体及び取付環の材料は特に限定されないが、製造及びコスト等を考慮 すると、鉄パイプと鉄筋を使用するのがよい。
【0013】
【作用及び考案の効果】
本考案によれば、型枠が取付けられる柱主筋に転落防止フックを取付け、これ に親綱や命綱フックを取付けれるようにしたので、型枠取付け作業中に作業者が 足を滑らせても柱主筋で作業者の体重を支えることができ、転落事故を確実に防 止できる。
【0014】 その結果、型枠取付けという2m以上の高所作業を安全に行うことができる。 また、構造がシンプルで、安価に製作でき、安全経費のアップを招来することも ない。
【0015】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1は本考案の 一実施例による型枠取付け作業用転落防止フックを示す。転落防止フック1にお いて、フック本体10には長さ450mm、外径41mmの鉄パイプが用いられ 、その下端穴には柱主筋20が嵌入しうるようになっている。フック本体10の 下端側周壁には挿通穴が穿設されるとともにその周縁にはナット11が溶接等で 固定され、該ナット11には蝶ねじ12が螺合されており、フック本体10に嵌 入された柱主筋20を固定できるようになっている。
【0016】 また、フック本体10の略中央には左右一対の取付環13が溶接等で固定され 、該取付環13は外径12mmの鉄筋を略四角形状に折り曲げて製作されており 、該取付環13には親綱30が挿通されあるいはその掛金具33が取付けられ、 又命綱31先端の命綱フック32が係合できるようになっている。
【0017】 さらに、フック本体10の上端には略コ字状をなす釣込み環14が溶接等で固 定され、該釣込み環14はボートフック40(図2参照)の先端部分で引っ掛け られるようになっている。
【0018】 次に、図2ないし図5を用いて型枠取付け作業について説明する。まず図2に 示すように、高所作業車50を使用し、柱型枠上部の柱主筋20とフープ21を 利用して命綱フック32を取付け、上方から垂らしたロープに転落防止フック1 をくくりつけて引き上げ、柱主筋20の先端に転落防止フック1の下端側を嵌込 み、蝶ネジ12を締付けて柱主筋20に転落防止フック1を固定する。その際、 柱主筋20の上端が高い場合にはボートフック40で釣込み環14を引っ掛けて 転落防止フック1を持ち上げて柱主筋20の先端部分に嵌込んでもよい。
【0019】 こうして転落防止フック1が柱主筋20に取付けられると、図3に示すように 、転落防止フック1の取付環13に命綱フック32を取付け、クレーン等による 玉掛けによって大梁型枠22の柱部分への取付けを行い、取付けが済むと大梁型 枠22の下方に型枠支保工サポート23を取付け(図4参照)、大梁型枠22上 架時の玉掛けワイヤーやフックを緩め、横に移動し、地上にてフックから玉掛け ワイヤーを外す。
【0020】 次に、図4に示すように、親綱30を小径ロープにて引上げ、転落防止フック 1の取付環13に親綱30の掛金具33を取付けて緊締し、各柱間に親綱30を 取付けた後、図5に示すように、親綱30に命綱フック32を取付け、小梁型枠 24の取付けの段取りを行って小梁型枠24を取付ける。
【0021】 小梁型枠24が固定されると、大梁同様に玉掛ワイヤーを横に移動させて地上 でを取外し、梁型枠22、24の固定が全て済むと、親綱30をそのまま残し、 次の柱間について上記と同様の作業を繰り返す。次の上階の躯体工事についても 同様に行う。
【0022】 従って、柱型枠上で命綱フック32を簡単にかつ確実に取付けることができ、 又親綱30を簡単に張ることができ、さらには大梁型枠22上で安全に移動でき る結果、高所作業での型枠の取付けが安心してできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例による型枠取付け作業用転
落防止フックを示す正面図である。
【図2】 上記型枠取付け作業開始時の状態を示す斜視
図である。
【図3】 上記型枠取付け作業における大梁型枠取付け
工程を示す斜視図である。
【図4】 上記型枠取付け作業における小梁型枠取付け
の段取工程を示す斜視図である。
【図5】 上記型枠取付け作業における小梁型枠取付け
工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 転落防止フック 10 フック
本体 12 蝶ネジ 13 取付環 14 釣込み環 20 柱主筋 22 大梁型枠 24 小梁型
枠 30 親綱 31 命綱 32 命綱フック 40 ボート
フック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠22、23の取付けを行う柱主筋2
    0を利用して親綱30を支持し命綱31を取付けるフッ
    ク1であって、 フック本体10の下端部には取付穴が形成されて上記柱
    主筋20の上端部が嵌入可能となっている一方、上記フ
    ック本体10の上方部分には取付環13が設けられて上
    記親綱30が挿通支持可能でかつ命綱フック32が取付
    可能となっていることを特徴とする型枠取付け作業用転
    落防止フック。
  2. 【請求項2】 上記フック本体10がパイプを用いて製
    作されて下端側に柱主筋20が嵌入可能であり、該パイ
    プの下方部分には嵌入された柱主筋20を固定するネジ
    12が設けられている一方、 上記パイプの上方部分には左右一対の取付環13が固定
    され、パイプの上端にはボートフック40を引っ掛けう
    る釣込み環14が設けられている請求項1記載の型枠取
    付け作業用転落防止フック。
JP1994002995U 1994-03-03 1994-03-03 型枠取付け作業用転落防止フック Expired - Lifetime JP3001667U (ja)

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