JP2003314053A - 大型プレキャスト擁壁用作業台 - Google Patents

大型プレキャスト擁壁用作業台

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JP2003314053A
JP2003314053A JP2002118271A JP2002118271A JP2003314053A JP 2003314053 A JP2003314053 A JP 2003314053A JP 2002118271 A JP2002118271 A JP 2002118271A JP 2002118271 A JP2002118271 A JP 2002118271A JP 2003314053 A JP2003314053 A JP 2003314053A
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JP
Japan
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retaining wall
precast retaining
wall
large precast
frame
Prior art date
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Application number
JP2002118271A
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Inventor
Setsuo Sugano
節男 菅野
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Maeda Corp
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Maeda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて安全に作業を行うことができるととも
に、作業効率をも向上させることができるようにした大
型プレキャスト擁壁用作業台を提供する。 【解決手段】 クレーンで吊り下げるための玉掛け用の
吊り治具を有する大型プレキャスト擁壁に着脱自在に取
り付けられる作業台において、大型プレキャスト擁壁1
の壁部2に沿って鉛直方向に取り付けられ、前記壁部2
の上部に係止する係止部3を有する取り付けフレーム4
と、この取り付けフレーム4の下端側に直角に設けられ
た床フレーム5と、この床フレーム5の外周部に立設さ
れた籠フレーム6とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は大型プレキャスト擁
壁用作業台に関し、更に詳細には大型プレキャスト擁壁
をクレーンで持ち上げるための諸作業を容易にするため
のものに関する。 【0002】 【従来の技術】大型プレキャスト擁壁としてL型擁壁が
一般に知られている。これは図4に示すように、底部3
0と垂直部31からなる断面L型のプレキャスト擁壁3
2を地盤33上に施工し、プレキャスト擁壁32の底部
30側を法面Gまで埋め戻すことで地盤の段差をプレキ
ャスト擁壁32の垂直部31で補強するもので、法止ブ
ロックなどとも呼称されている。 【0003】作業の初期段階では、プレキャスト擁壁3
2をクレーンのワイヤー34で吊り下げ、多数のプレキ
ャスト擁壁32を所定の位置に設置するが、この吊下げ
作業にあたっては、プレキャスト擁壁の上部に予め取り
付けた吊り治具35にワイヤー34を取り付けたり外し
たりする作業、いわゆる玉掛け玉外しの諸作業が必要で
ある。 【0004】従来、この作業は、図4に示すようにプレ
キャスト擁壁32に梯子36を設置し、作業員37が梯
子36に上って行うようにしていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の方法では、大型プレキャスト擁壁上部での高さHが5
メートルになることもあり、足場が不安定な梯子36上
で、高所作業を行うことは危険を伴うという問題があ
る。 【0006】また、滑り易いコンクリート上では、梯子
自体の固定も困難であるため補助者39が必要となる。 【0007】なお、作業者自身が体を安定させるため
に、一方の手で梯子を握り片手だけで作業を行うような
場合には作業の能率が上がらないばかりでなく、作業員
37には安全帯38の着用が不可欠であるため、これの
着脱も手間取る原因となっている。 【0008】本発明はかかる従来の問題点を解決するた
めになされたもので、極めて安全に作業を行うことがで
きるとともに、作業効率をも向上させることができるよ
うにした大型プレキャスト擁壁用作業台を提供すること
にある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、大型プレキャ
スト擁壁用作業台は前述した技術的課題を解決するため
にされたものである。 【0010】本発明では、クレーンで吊り下げるための
玉掛け用の吊り治具を有する大型プレキャスト擁壁に着
脱自在に取り付けられる作業台において、以下のように
構成されている。すなわち、大型プレキャスト擁壁1の
壁部2に沿って鉛直方向に取り付けられ、前記壁部2の
上部に係止する係止部3を有する取り付けフレーム4
と、この取り付けフレーム4の下端側に直角に設けられ
た床フレーム5と、この床フレーム5の外周部に立設さ
れた籠フレーム6とを備えている。 【0011】大型プレキャスト擁壁の形状には種々ある
が、L型擁壁のように垂直な壁部が板状になっている形
式のものに対して特に適合する。 【0012】これは、垂直部が板状になっているとその
上縁に係止部3を係止するにあたってより固定の確実性
が増すからである。すなわち、係止部3をカギ型に折り
曲げた形状にすれば垂直部の上縁に強固かつ着脱可能に
保持することが可能となる。 【0013】係止部3を有する取り付けフレーム4はC
型あるいは角パイプ型の鋼材、あるいは肉厚の鋼板を使
用でき、この取り付けフレーム4の下端に床フレーム5
を溶接やボルト締めで設ける。床フレーム5にはパンチ
ングメタルやグレーチングなど軽量で水はけの良好な床
材を設けるのがよい。籠フレーム6はパイプやL型鋼材
で柵状に構成したもので、作業員の落下を防止するため
のものである。なお、作業員の乗降のため籠フレーム6
の一部に開口部を設けるのがよい。 前記した構成の作
業台はクレーン吊り下げてプレキャスト擁壁1に取り付
けるが、もともとクレーンはプレキャスト擁壁1を移動
させるために現場に常備されるものであるため、何ら特
別な機材等を用意する必要はない。 【0014】このように玉掛けなどの高所作業を籠フレ
ームを有する作業台上で行うことができるから、極めて
安全であるとともに、両手が空くために作業能率も大幅
に向上する。 【0015】さらに補助者も不要となり、安全帯も必要
に応じて使用すればよいので、省人化と作業の能率化が
実現できる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の大型プレキャスト
擁壁用作業台を図1ないし図3に示される実施形態につ
いて更に詳細に説明する。 【0017】1は大型プレキャスト擁壁であり、断面L
型に成型されており、垂直な壁部2にはクレーン(図示
せず)で吊り下げるための玉掛け用の吊り治具7が設け
られている。 【0018】本発明の作業台は前記壁部2の上面に引っ
かけて固定するものである。作業台は2本の取り付けフ
レーム4と、この取り付けフレーム4の下端側に直角に
設けられた床フレーム5と、この床フレーム5の外周部
に立設された籠フレーム6からなっている。 【0019】前記取り付けフレーム4は大型プレキャス
ト擁壁1の壁部2に沿って鉛直方向に取り付けられるべ
きもので、その上端には前記壁部2の上部に係止する係
止部3が形成されている。この係止部3は図2に示すよ
うに鋼板を「コ」字状に折り曲げて形成されており、壁
部2の上面にがたつきなく係止するようになっている。
また、係止部3の上面にはクレーンで吊り下げるための
アンカー3aが夫々設けられている。 【0020】床フレーム5は長方形に形成したメインフ
レームの内側に3本のサブフレーム5aを溶接して構成
され、全面を覆うようにグレーチング5bが設けられて
いる。この床フレーム5は作業員の足場となる。 【0021】籠フレーム6は作業員が誤って落下しない
ように床フレーム5の外周部に立設されるもので、L型
鋼材により柵の形状に形成されている。なお、籠フレー
ム6の正面部分の柵は切り欠いてあり、この切り欠き部
分8から作業員が乗り降りできるようになっている。 【0022】前記した構成の作業台を大型プレキャスト
擁壁1に取り付ける場合には、図示しないクレーンにか
ら降ろされたワイヤー34の先端をアンカー3aに取り
付け、リフトさせて壁部2の上面に置く。この後。作業
員が作業台に乗り込みワイヤーの先端をアンカー3aか
ら外す。そしてワイヤー34を玉掛け用の吊り治具7に
つけ替える。 【0023】吊り治具7は図3に示す構造になってい
る。壁部2の側面には凹部10が設けられており、この
凹部10の内部に「U」字を上下逆にした形状に形成し
た鉄棒すなわち吊り治具7を埋め込んである。 【0024】一方、この吊り治具7に簡単確実に係脱で
きるカプラー11が用意されている。このカプラー11
はフック15を介してワイヤー34に接続されており、
このカプラー11を吊り治具7に取り付けることで、大
型プレキャスト擁壁1を持ち上げることができるように
なっている。 【0025】カプラー11は高荷重に耐える材質で形成
され、軸14を中心としてストッパー12と係合爪13
が延出されており、係合爪13の先端と軸14との間に
開口部が形成されている。軸14にはグリップ16が回
動自在に取り付けられておりこのグリップ16に前記フ
ック15が取り付けられている。 【0026】カプラー11を吊り治具7に係合させる場
合には図3の状態、つまり開口部を吊り治具7に対応さ
せた状態からカプラー11を矢示F方向に回転させる。
すると、係合爪13が「U」字の空間部分に入り込み両
者が係止される。この状態で大型プレキャスト擁壁1を
持ち上げることができる。大型プレキャスト擁壁1を所
定の位置に置いた後はカプラー11を矢示F方向と逆に
回転させる。すると、係合爪13が「U」字の空間部分
から抜けて両者の係止が解除される。なお、カプラー1
1は構造上特定の角度(図3における角度)以外の角度
では外れることがないためつり下げ中に外れるなどの虞
はない。また、つり下げ以外の状態ではストッパー12
の自重により図3に状態に保持されるため取り外しが容
易となる。 【0027】このように作業者は安全な作業台の上で簡
単に玉掛け作業を行うこができる。 【発明の効果】本発明によれば、大型プレキャスト擁壁
に着脱自在な作業台を取り付けたので、玉掛けなどの高
所作業を極めて安全に行うことができる。また、両手が
空くために作業能率も大幅に向上する。 【0028】さらに従来の梯子を使うものとは異なり補
助者が不要で、安全帯も必要に応じて使用すればよいの
で、省人化と作業の能率化を両立することができた。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態である大型プレキャスト擁
壁用作業台を示す斜視図である。 【図2】本発明の一実施形態である大型プレキャスト擁
壁用作業台を大型プレキャスト擁壁に取り付けた状態を
示す側面図である。 【図3】本発明の一実施形態である大型プレキャスト擁
壁に設けられている吊り治具を示す断面図である。 【図4】従来の大型プレキャスト擁壁における玉掛け作
業を示す側面図である。 【符号の説明】 1 大型プレキャスト擁壁 2 壁部 3 係止部 4 取り付けフレーム 5 床フレーム 6 籠フレーム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 クレーンで吊り下げるための玉掛け用の
    吊り治具を有する大型プレキャスト擁壁に着脱自在に取
    り付けられる作業台であって、大型プレキャスト擁壁の
    壁部に沿って鉛直方向に取り付けられ、前記壁部の上部
    に係止する係止部を有する取り付けフレームと、この取
    り付けフレームの下端側に直角に設けられた床フレーム
    と、この床フレームの外周部に立設された籠フレームと
    を備えていることを特徴とする大型プレキャスト擁壁用
    作業台。
JP2002118271A 2002-04-19 2002-04-19 大型プレキャスト擁壁用作業台 Pending JP2003314053A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084416A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Okasan Livic Co Ltd 足場用吊り金具
CN107605140A (zh) * 2017-08-08 2018-01-19 中建钢构有限公司 便捷式操作挂笼
CN108857150A (zh) * 2017-05-10 2018-11-23 五冶集团上海有限公司 网架高空焊接施工用吊笼

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