JP2525650Y2 - 地下構造物用蓋受枠 - Google Patents

地下構造物用蓋受枠

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JP2525650Y2
JP2525650Y2 JP1991047694U JP4769491U JP2525650Y2 JP 2525650 Y2 JP2525650 Y2 JP 2525650Y2 JP 1991047694 U JP1991047694 U JP 1991047694U JP 4769491 U JP4769491 U JP 4769491U JP 2525650 Y2 JP2525650 Y2 JP 2525650Y2
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侃二 戸部田
英二 吉村
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Hinode Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地下構造物内への出入
りの際安全に昇降することができるとともに、その際に
種々の器具を取付けられる取付座を設けた地下構造物用
蓋受枠に関する。
【0002】
【従来の技術】上下水道,電力・通信施設等の地下埋設
物には、その維持管理のため所定間隔で地下構造物が設
けられており、この地下構造物には作業者の出入りのた
めの開閉可能な蓋本体が設けられている。そしてこの蓋
本体を開口部と蓋本体の受面とを有する蓋受枠によって
支持する構造となっている。
【0003】この受枠には、設置後も、切削加工時にチ
ャック等で掴むために設けた突出部が受枠の内周面に
3,4か所等間隔にかつ局部的に突出されたままとなっ
ている。
【0004】近来、この受枠においては、蓋本体を支持
するという受枠本来の機能に加え、維持管理のために地
下構造物内に出入りする際に、種々の機能を有する器具
を取付けることが行われるようになった。
【0005】例えば、蓋受枠に転落防止或いは昇降用と
しての梯子を取付けるのがその一例であり、蓋本体を受
け支える受枠の開口部内周面に左右一対の取付部及び載
置片を突出し、この取付部に取付け脚を有する転落防止
用梯子を立設したり、載置片上に倒伏させるようにして
いる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが上述した受枠
は、受枠の開口部内周面に切削加工時にチャック等で掴
む突出部の他に、左右一対の取付部及び載置片を突出し
た状態で設けている。このため、地下構造物内で昇降す
ると、この局部的に突出した突出部や載置片に作業者の
着衣を引っ掛けたり、あるいは頭部や背中等を打ち当て
るなど、昇降の際の邪魔になり安全な作業の阻害要因と
なっている。
【0007】また、左右一対の取付部及び載置片である
ために、取付方向を変更することができなかった。
【0008】本考案は、地下構造物用蓋受枠におけるこ
のような問題点を解消するものであり、地下構造物内で
の作業者の安全な昇降を確保しながら、しかも受枠の切
削加工時にチャック等で掴む取付座に転落防止や昇降用
の梯子を取付けることが可能な地下構造物用蓋受枠を得
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、地下構造物内
へ昇降するのに使用する種々の器具を取り付けるための
取付座を内周に沿って複数の位置に備える丸型蓋用の地
下構造物用蓋受枠であって、前記取付座は、受枠の嵌合
面を切削加工するのにチャッキング可能な最小限度の突
き出し長さの弓形状で且つ前記受枠の中心側に臨む弦を
前記受枠の中心線と直交する直線状とした平坦な棚部
と、前記弦の略中央部分で前記棚部の上部に形成され且
つ前記器具を係合することのできる突起状の係止部とか
らなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案の地下構造物用蓋受枠にあっては、受枠
の内周面に設けた切削加工時の取付座をそのまま利用し
て受枠設置後に種々の器具を取付けることができる。
【0011】また、取付座の棚部は、受枠の嵌合面を切
削加工する際にチャッキングすることができる最小限度
の突き出し長さの弓形状で且つ受枠の中心側に臨む弦を
受枠の中心線と直交する直線状としている。このため、
取付座の弦の中央からずれていくに従って受枠の中心か
ら取付座の弦までの距離は長くなり、これによって複数
の取付座を受枠の内周に設けていても、取付座の中央部
分だけが受枠の開口面積を最小に絞る形状となるだけで
あり、作業者が地下構造物内で昇降する際に邪魔になる
ことがなくなる。そして、取付座の係止部は、弦の略中
央部分で棚部の上部に突起状に形成しているので、器具
を容易に係合させることができ、また浸入水や土砂等が
棚部に堆積した場合も容易に取り除くことができるの
で、地下構造物内で昇降する際に使用する種々の器具を
迅速且つ確実に取り付けることができる。
【0012】
【実施例】次いで図に示す実施例に基づいて本考案の特
徴を具体的に説明する。
【0013】図1は本実施例の地下構造物用蓋受枠の平
面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−
B線断面図、図4は取付座部分の斜視図である。
【0014】1は、本実施例を示す鋳鉄製の地下構造物
用蓋受枠であり、内部には作業者出入り用の開口部2を
形成するとともに、受枠1の内周面の一か所に地下構造
物用蓋aを開閉可能に連結する蝶番機構3が設けられて
いる。4は受枠1を補強するとともに地下構造物躯体b
上に安定的に載置するためのフランジであり、このフラ
ンジ4にはアンカーボルトc挿通用のアンカー穴5を設
けている。また、受枠1の開口部2上面には、受枠1上
縁から下方に向かって縮径するテーパー状の嵌合面6を
形成している。6aは蓋aの過剰のくい込みを防止する
ためストッパーである。
【0015】7は、転落防止や昇降用の梯子などを取付
けるための取付座であるが、元来は受枠1の切削加工時
に切削加工機のチャック等で掴むものである。この取付
座7は、受枠1の内周面を形成する円弧8aの一部とこ
の円弧8aの両端を結ぶ弦8bとで区画された平面形状
が弓形状の水平状の棚部8と、この水平状の棚部8の先
端から上方に突出した係止部9とを有している。本実施
例では、受枠開口部2の直径が600mmに対して、取
付座7の弦8bの長さを180mm程度にし、受枠1の
内周面に60度の等間隔で6か所設けている。この取付
座7の大きさ及び個数としては本実施例に限定されるも
のではないが、出入りの際の開口部面積を余り減じない
程度が好ましい。
【0016】また、取付座7の弦8bは直線状であるの
で、この弦8bの中央と受枠1との中心を結ぶ線分はこ
の弦8bと直交し、この弦8bの中央部分が最も受枠1
の中心に近い。このため、この中央部分をはずれるに従
って弦8bまでの距離は長くなって受枠1の開口面積が
広くなり、取付座を局部的に大きく突き出す場合に比べ
ると作業者の出入りの邪魔になることがなくなる
【0017】なお取付座7および突出した係止部9は前
記ストッパ6aよりも低く配置させている。
【0018】次いで上記実施例の地下構造物用蓋受枠を
設置した後、維持管理のために作業者が地下構造物内に
出入りする場合に昇降用の梯子を取付ける例について説
明する。
【0019】図5は本実施例の地下構造物用受枠に、昇
降用の梯子を取付た状態を示す斜視図、図6は断面図で
ある。
【0020】10は取付座7を上下から挟持固定する締
付手段を備えた携帯用の梯子であり、10aはL型状の
両側杆、10bは両側杆10a,10a間に渡した3本
の横杆、11は両側杆10aの下端を連結する補強横杆
である。この補強横杆11の両端部には一対のロッド1
2を設け、ロッド12の下端にはブロック状の固定上片
13を取付けている。さらに固定上片13には、取付座
7に設けた係止部9が嵌合可能な切欠13aを形成して
いる。
【0021】14は門型固定具、14aは並行に配置し
た側杆、14bは側杆14aを連結する連結杆であり、
両側杆14aは固定上片13内を貫通し上下に摺動可能
である。側杆14aの下端には前記固定上片13とで受
枠1の開口部内周面に設けた取付座を挟持固定する固
定下片14cを設けている。
【0022】15は、門型固定具14を上方に押し上
げ、固定下片14cを取付座7の下面に当接させ締めつ
ける締付手段としてのクランプであり、本体は梯子10
の補強横杆11にリベットで取付けられ、クランプ15
の先端は連結杆14bに取付けられている。
【0023】上記構成の携帯用の梯子10は、図5に示
すようにクランプ15のハンドル15bを略水平位置ま
で回動させ、取付座7の厚みよりも広い状態とした固定
上片13と固定下片14cとで取付座7を挟むように配
置する。そして、図6の実線で示すようにハンドル15
bを垂直位置まで回動させることにより、固定上片13
と固定下片14cとで取付座7を挟持して梯子10を固
定する。
【0024】本実施例の受枠1にあっては、取付座7を
60度の等間隔で設けているため梯子10の取付け箇所
を現場条件に応じて自由に変更することも可能である。
【0025】また、転落防止用の梯子10を倒伏させる
場合には、梯子10の基端を取付座7に取付けるととも
に、梯子10の先端を他の取付座7上に載置させる。
【0026】なお、本実施例では、転落防止や昇降用の
梯子を取りつけた場合について説明したが、無論これに
限定されるものではなく、その他のものの取付け用とし
使用することができるのは言うまでもない。
【0027】
【考案の効果】本考案では、取付座の棚部を、受枠の嵌
合面を切削加工する際にチャッキング可能な最小限度の
突き出し長さの弓形状で且つ受枠の中心側に臨む弦を受
枠の中心線と直交する直線状としているので、受枠の開
口を最も狭くする部分は取付座の弦の中央部分となり、
この中央をはずれるに従って弦までの距離は長くなって
受枠の開口面積が広くなり、局部的に取付座を突き出す
場合に比べると作業者が衣服を引っ掛けたり身体を打ち
当てることなく地下構造物内への出入りが可能となる。
また、取付座の係止部は、弦の略中央部分で棚部の上部
に突起状に形成しているので、器具を容易に係合させる
ことができ、また浸入水や土砂等が棚部に堆積した場合
も容易に取り除くことができるので、地下構造物内で昇
降する際に使用する種々の器具を迅速且つ確実に取り付
けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の地下構造物用蓋受枠の平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】取付座を示す斜視図である。
【図5】本実施例の地下構造物用受枠に昇降用の梯子を
取付た状態を示す斜視図である。
【図6】図5の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 受枠 2 開口部 3 蝶番機構 4 フランジ 5 アンカー穴 6 嵌合面 7 取付座 8 棚部 9 係止部 10 梯子 11 補強横杆 12 ロッド 13 固定上片 14 門型固定具 14c 固定下片 15 クランプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下構造物内へ昇降するのに使用する種
    々の器具を取り付けるための取付座を内周に沿って複数
    の位置に備える丸型蓋用の地下構造物用蓋受枠であっ
    て、前記取付座は、受枠の嵌合面を切削加工するのにチ
    ャッキング可能な最小限度の突き出し長さの弓形状で且
    つ前記受枠の中心側に臨む弦を前記受枠の中心線と直交
    する直線状とした平坦な棚部と、前記弦の略中央部分で
    前記棚部の上部に形成され且つ前記器具を係合すること
    のできる突起状の係止部とからなることを特徴とする地
    下構造物用蓋受枠。
JP1991047694U 1991-06-24 1991-06-24 地下構造物用蓋受枠 Expired - Lifetime JP2525650Y2 (ja)

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JPH04138446U JPH04138446U (ja) 1992-12-25
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