JP7477339B2 - 柱吊治具 - Google Patents
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Description
また、本発明の他の目的としては、柱への取り付け状態が安定した固定具を備えた柱吊治具を提供することにある。
上記の構成では、ガセットプレートなどの付属物は、柱の4つの側面に配置される可能性があるが、ヘッド部材の4つの側面にそれぞれ、スリットが形成されているため、柱の柱頭部に配置される付属物の数、付属物が配置される側面の組み合わせが異なる場合にも対応することが可能である。
上記の構成では、ヘッド部材の受容部内に付属物を受容しつつ、適切にワイヤを連結することが可能となる。
上記のように構成された本発明の柱吊治具は、枠状のヘッド部材が、柱頭部を囲いつつ、柱頭部に設けられた付属物を受容部に受容可能であるため、柱を確実に保持して建て起こして懸吊することが可能となる。また、固定具が柱の係合部に取り付けられるため、柱への取り付け状態が安定したものとなる。
上記の構成では、固定具が柱の係合部に取り付けられた状態でロック機構によって、第二係止部が上側へと移動して、係合部から外れることが阻止されるため、柱への取り付け状態が安定したものとなる。また、第二係止部の突出部が着脱可能なロック部材と当接することによって、第二係止部が上側へと移動することが阻止されるため、ロック状態が安定したものとなるとともに、第二係止部を係合部の上側端部の開口部に挿入する際に、ロック部材が干渉することが抑制される。
上記の構成では、固定具が柱の係合部に取り付けられた状態でロック機構によって、第二係止部が上側へと移動して、係合部から外れることが阻止されるため、柱への取り付け状態が安定したものとなる。また、第二係止部に連結されたネジ付軸部材が、基部に対してロックナットによって固定されることで、第二係止部が上側へと移動することが阻止されるため、ロック状態が安定したものとなる。また、ロックナットがネジ付軸部材に螺合しているため、簡易な構成でありつつ、ロックナットが紛失してしまうことが抑制される。
上記の構成では、係合部に対して下側から挿入される第一係止片が長く形成されているため、第一係止片が係合部の下側端部の開口部から外れ難くなるので、柱の係合部に対するワイヤ固定具の取り付け状態が安定する。
また、本発明に係る他の柱吊治具によれば、柱への取り付け状態が安定した固定具を備えた柱吊治具を提供することができる。
図1に、柱である鉄骨柱1と、鉄骨柱1を懸吊するために取り付けられた柱吊治具10とを示す。柱吊治具10は、建物の躯体に使用される鉄骨柱1を、横倒しに仮置きした状態から、吊り上げ装置により建て起こし、吊り上げて所望の場所まで移動させた後、立設させた状態で固定するために用いられる。
図2A及び図2Bに示されるように、本実施形態の柱吊治具10が備えるヘッド部材12は枠状の部材であり、本実施形態では図1に示すように鉄骨柱1の上端の柱頭部1aを囲むように配置され、クレーンから延びる2本のワイヤ14(連結部材)と連結する。後述するように、一対のワイヤ固定具20は、ヘッド部材12より下方に配置され、ヘッド部材12から延びる2本のワイヤ15(連結部材)のそれぞれと連結する。なお、連結部材としてのワイヤ14,15は、スリングやチェーンなど、他の連結部材であってもよい。
枠状のヘッド部材12の4つの側面12b(より詳細には、側面12bの中央)にはそれぞれ、ヘッド部材12の下端から上方に向かって延在する受容部としてのスリット12cが形成されている。このスリット12cは、鉄骨柱1の柱頭部1aに設けられた付属物としてのガセットプレート1bを受容可能である。スリット12cの長さは、鉄骨柱1の延在方向(つまり上下方向)におけるガセットプレート1bの長さの1/2以上となるように形成されている。
本実施形態の柱吊治具10が備える一対のワイヤ固定具20(固定具)は、鉄骨柱1の側面に取り付けられ、互いに反対方向に位置する係合部2に着脱可能に固定される。ワイヤ固定具20は、上述したように、鉄骨柱1の側部に設けられた係合部2に着脱可能に固定される治具であり、図3乃至図7に示すように、ヘッド部材12から延びるワイヤ15に連結する基部21を有する。基部21は、矩形の板状に形成された金属製の部材であり、両端部から下方に延びる支持部22が設けられている。
以下、本実施形態に係る柱吊治具10のワイヤ固定具20が備えるロック機構について図3乃至図7を参照して説明をする。以下に述べる通り、ロック機構は、第二係止片24aが係合部2の上側端部の開口部2aに挿入された状態において第二係止部24が上側へと移動することを阻止する。
図8A乃至図8Dに、本実施形態の柱吊治具10の使用状態を示す。図8Aに示すように、柱吊治具10は、横倒し状態で枕木31の上に仮置きされた鉄骨柱1に取り付けられる。まず、ヘッド部材12が、鉄骨柱1が立設されたときに上方になる柱頭部1aに被さるよう装着される。このとき、ヘッド部材12の側面12bに形成されたスリット12cに鉄骨柱1の柱頭部1aが備えるガセットプレート1bが受容される。
以上までに本発明の柱吊治具に関して、その構成及び利用方法についての一実施形態を例に挙げて説明してきたが、上述の実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の例も考えられる。
1a 柱頭部
1b ガセットプレート(付属物)
2 係合部
2a 開口部
2b 開口部
10 柱吊治具
12 ヘッド部材
12a フック掛け(連結部)
12b 側面
12c スリット(受容部)
13 ストッパ
14 ワイヤ(連結部材)
15 ワイヤ(連結部材)
16、17、18 フック
20,20X ワイヤ固定具(固定具)
21 基部
22 支持部
22a 挿通孔
23 第一係止部
23a 第一係止片
24 第二係止部
24a 第二係止片
25 付勢部
25a バネ
25b 軸部材
25Xb ネジ付軸部材(ロック機構)
25Xc 第一ロックナット(ロック機構)
25Xd 第二ロックナット(ロック機構)
26 把持部(突出部、ロック機構)
27 環状部
28 ロック部材(ロック機構)
28a ロックボルト
28b ロックナット
30 柱プレート
31 枕木
32 基礎
33 アンカーボルト
Claims (7)
- 吊り上げ装置に連結部材によって連結されて、係合部が設けられた柱を懸吊する柱吊治具であって、
前記連結部材と連結され、前記柱の柱頭部を囲む枠状のヘッド部材と、
前記ヘッド部材より下方に配置され、前記ヘッド部材から延びる連結部材と連結し、前記柱の前記係合部に着脱可能に固定される固定具と、を備え、
前記ヘッド部材の側面には、前記ヘッド部材の下端から上方に向かって延在するスリットが形成されており、
前記スリットは、前記柱頭部に設けられた付属物を受容可能であることを特徴とする柱吊治具。 - 前記ヘッド部材は、上面視において矩形状であり、前記側面を4つ備えており、
前記スリットは、前記ヘッド部材が備える4つの前記側面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の柱吊治具。 - 前記ヘッド部材の側面には、前記吊り上げ装置に連結される前記連結部材と、前記ヘッド部材から延びる連結部材とが連結される連結部が上面視において点対称となる位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の柱吊治具。
- 吊り上げ装置に連結部材によって連結されて、係合部が設けられた柱を懸吊する柱吊治具であって、
前記連結部材と連結され、前記柱の柱頭部を囲む枠状のヘッド部材と、
前記ヘッド部材より下方に配置され、前記ヘッド部材から延びる連結部材と連結し、前記柱の前記係合部に着脱可能に固定される固定具と、を備え、
前記ヘッド部材の側面には、下端から上方に向かって受容部が形成されており、
前記受容部は、前記柱頭部に設けられた付属物を受容可能であり、
前記係合部は、前記柱の側面に設けられ、上下の端部に開口部を有しており、
前記固定具は、
前記ヘッド部材から延びる連結部材と連結する基部と、
前記係合部の下側端部の開口部に挿入される第一係止片が形成された第一係止部と、
前記係合部の上側端部の開口部に挿入される第二係止片が形成され、前記基部に対して上下方向に移動可能に設けられる第二係止部と、を有することを特徴とする柱吊治具。 - 前記固定具は、前記第二係止片が前記係合部の上側端部の開口部に挿入された状態において前記第二係止部が上側へと移動することを阻止するロック機構を有し、
前記ロック機構は、
前記第二係止部に背面側から正面側に向かって突出して設けられた突出部と、
前記第二係止片が前記係合部の上側端部の開口部に挿入された状態において、前記突出部に対して上側から当接し、前記突出部が上側へと移動することを阻止する着脱可能なロック部材と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載の柱吊治具。 - 前記固定具は、前記第二係止片が前記係合部の上側端部の開口部に挿入された状態において前記第二係止部が上側へと移動することを阻止するロック機構を有し、
前記ロック機構は、
前記第二係止部に連結され、上下方向に延在するネジ付軸部材と、
前記ネジ付軸部材に螺合した第一ロックナット及び第二ロックナットと、を備え、
前記ネジ付軸部材は、前記基部に挿通されており、
前記第一ロックナットが前記基部に対して下側から当接し、かつ、前記第二ロックナットが前記基部に対して上側から当接することで、前記第二係止部が上側へと移動することを阻止することを特徴とする請求項4に記載の柱吊治具。 - 前記第二係止片の上下方向の長さよりも、前記第一係止片の上下方向の長さが長く形成されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の柱吊治具。
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