JPH078699U - タンクの断熱装置 - Google Patents

タンクの断熱装置

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JPH078699U
JPH078699U JP4313993U JP4313993U JPH078699U JP H078699 U JPH078699 U JP H078699U JP 4313993 U JP4313993 U JP 4313993U JP 4313993 U JP4313993 U JP 4313993U JP H078699 U JPH078699 U JP H078699U
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JP
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heat insulating
insulating material
tank
heat
outer cover
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和一 平郡
昌孝 川口
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Nichias Corp
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nichias Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンクの断熱装置を構成する全ての部材をユ
ニットとし、プレハブ化することにより、短時間で断熱
材の取り付け取り外しができるようにする。 【構成】 タンク壁体1を支持部材10で抱き込み、支
持部材10の内外輪10a,10b間に外皮付き断熱材
11を位置づけると共に係止具12,13を介して内輪
10aに支持させ、断熱材相互は面ファスナー14等の
係止具で結合し、断熱材11の表面に位置づける外装板
15をクリップ16等の係止具を介して外輪10bに支
持させ、かつ外装板同士はバックル17等の係止具で結
合させる。 【効果】 断熱構造を構成する全ての部材をユニットと
し、プレハブ化しているので、短時間に断熱施工がで
き、また、再使用が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、原子力発電プラント、石油化学プラント、食品化学プラント等に設 けられるタンクの断熱装置に係るもので、特に縦型塔槽に適したタンクの断熱装 置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、縦型塔槽の断熱装置(主として保温を目的とした装置)として、図5お よび図6に示す断熱構造が知られている。
【0003】 図5および図6において、1はタンク壁体、2はタンク壁体の外周面に固定さ れた軽量鉄骨等の支持部材、3は成形断熱材、4はワイヤー等の緊縛材、5は断 熱材を保護する金属外装板、6は外装板取り付けビスである。
【0004】 上記断熱構造の施工では、まず、断熱材3を支持部材2に支持させ、緊縛材4 により固定し、次に断熱材3の表面に、ハゼ折り加工を施した外装板5を組み付 けると共にビス6で固定し、タンク頂部などの鏡部では、断熱材は現物合わせで 扇形に切断加工して支持部材2に支持させ、前記と同様に緊縛材4で固定し、外 装板5を組み付け、ビスにて固定する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成の断熱構造にあっては、繊維質断熱材や粉末質断熱材を裸状態で取り 付けたり、現場合わせで切断加工するため、多量の粉塵が発生する。 また、タンクの定期検査にともなって断熱材の一部を取り外すとき、容易に取 り外しができないため、粉塵の発生がある。このような粉塵の発生は、原子力発 電プラントや食品化学プラントでは、極めて有害なものとなる。また、取り外し た部材には再利用できない部材がある。更にプラントの老朽化にともなってタン ク設備を更新する場合、多量の産業廃棄物が生じるなどの問題がある。また、外 装板のように板金加工などの特殊技能を必要とすることから、人的確保が難しく 、建設工事に遅延を招くなどの問題もある。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、短時間で断熱材の取り付け取り外しが可能であり、粉塵の発生が極 めて軽微であり、かつ再利用が可能な改良されたタンクの断熱装置を提供するこ とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のタンクの断熱装置は、タンク壁体をその円周方向に着脱自在に抱き込 んでタンク側に固定可能な内輪・外輪からなる支持部材と、前記支持部材の内外 両輪間に位置づけられ、支持部材に係止具を介して着脱自在に支持可能な外皮付 き断熱材と、前記外皮付き断熱材の表面に設けられ、前記支持部材に係止具を介 して着脱自在に支持可能であり、かつ別の係止具により相互に結合可能な外装板 とで構成したことを要旨としている。
【0008】
【作用】
上記構成のタンクの断熱装置にあっては、支持部材、外皮付き断熱材、外装板 は全てユニットとされ、プレハブ化しているので、着脱は容易であり、再使用が 可能である。また断熱材は外皮付き断熱材を使用しているので、粉塵の発生は極 めて軽微である。
【0009】
【実施例】
図1〜図4に、本考案の一実施例を示す。 同図において、1はタンク壁体、10はタンク壁体の外周に設けられた支持部 材である。この支持部材10はタンク壁体面に当接される内輪10aと、それよ り所定間隔をとった円心状の外輪10bと、両輪を連結する連結板10cとで構 成され、内外両輪はそれぞれ複数のセグメントに分割され、ネジ10dで輪状と なるように構成されている。
【0010】 11は断熱材であり、無機質繊維材11aを耐熱性繊維からなる袋状外皮11 bで被覆したものである。この外皮付き断熱材11は前記支持部材10の内外輪 10a,10b間に位置づけられ、内輪10aに設けたフック12と断熱材の上 側に設けたリング13とからなる係止具により、内輪10aに着脱自在に支持可 能とされている。外輪10bにもフック12を設け、断熱材11を内輪10aお よび外輪10bに支持させることもできる。また、外皮付き断熱材11の左右両 側には、外皮付き断熱材相互を着脱自在に結合可能な耐熱チャックまたはマジッ クテープと呼称されている面ファスナー14からなる係止具が設けられている。 15は金属外装板である。この外装板15はその上下両縁部位に設けたクリップ 16からなる係止具により、支持部材10の外輪10bに着脱自在に支持可能と されている。また、外装板15の左右両側には、外装板同士をバックル17で着 脱自在に結合可能の係止具が設けられている。
【0011】 上記構成の断熱装置にあっては、タンク壁体1に支持部材10を抱き込ませて 固定し、この支持部材10を構成している内外輪10a,10b間に外皮付き断 熱材11を位置づけし、その係止用リング13を内輪10a側のフック12に引 き掛け支持させると共に面ファスナー14により外皮付き断熱材同士を接合し、 次に外装板15をそのクリップ16で外輪10bに引き掛けて支持させると共に バックル17により外装板同士を連結することにより、断熱構造が完成する。 なお、上記断熱構造は、前述した各部材を、組み付け時とは逆に順次に取り外 してゆくことにより、容易に解体することができる。
【0012】
【考案の効果】
以上、詳述したように、本考案を適用すれば、下記の効果が得られる。 (1)断熱構造を構成する全ての部材をユニットとし、プレハブ化しているので 、簡単に短時間に取り付け取り外し作業をすることができる。 (2)断熱材は外皮付き断熱材であるから、粉塵の発生はほとんどない。 (3)特に原子力発電所や食品工場においては、従来、断熱材(保温材)を取り 外したり、復旧作業をするために仮設のクリーンルーム、局所排気設備を備える などの費用を要したが、このような設備を必要とせず、多大な経済的効果を得る ことができる。 (4)また、断熱構造を構成する各部材は繰り返し使用が可能となるので、産業 廃棄物の発生を低減することができる。同時に省資源にも大きく貢献することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すタンクの断熱装置の斜
視図である。
【図2】支持部材の斜視図である。
【図3】外皮付き断熱材の斜視図である。
【図4】断熱構造の要部の断面図である。
【図5】従来のタンクの断熱装置の全体斜視図である。
【図6】図5の断熱構造要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 タンク壁体 2 支持部材 3 断熱材 4 緊縛材 5 外装板 6 ビス 10 支持部材 10a 内輪 10b 外輪 10c 連結板 10d ネジ 11 外皮付き断熱材 11a 無機質繊維断熱材 11b 外皮 12 係止用フック 13 係止用リング 14 面ファスナー 15 外装板 16 係止用クリップ 17 係止用バックル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク壁体をその円周方向に着脱自在に
    抱き込んでタンク側に固定可能な内輪・外輪からなる支
    持部材と、前記支持部材の内外両輪間に位置づけられ、
    支持部材に係止具を介して着脱自在に支持可能な外皮付
    き断熱材と、前記外皮付き断熱材の表面に設けられ、前
    記支持部材に係止具を介して着脱自在に支持可能であ
    り、かつ別の係止具により相互に結合可能な外装板とで
    構成したことを特徴とするタンクの断熱装置。
  2. 【請求項2】 前記外皮付き断熱材は、無機質繊維断熱
    材を耐熱性繊維の外皮で被覆したものであり、かつ外皮
    付き断熱同士を着脱自在に結合するための耐熱性チャッ
    クまたは面ファスナーからなる係止具を備えている請求
    項1に記載のタンクの断熱装置。
  3. 【請求項3】 前記外装板は、外装板同士を着脱自在に
    結合するバックルからなる係止具を備えている請求項1
    または請求項2に記載のタンクの断熱装置。
JP1993043139U 1993-07-12 1993-07-12 タンクの断熱装置 Expired - Lifetime JP2591686Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013096624A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Sumiju Kankyo Engineering Kk 水処理用薬品の冷却装置
JP2016106212A (ja) * 2016-02-17 2016-06-16 住重環境エンジニアリング株式会社 水処理用薬品の冷却装置の製造方法
CN114275393A (zh) * 2020-09-27 2022-04-05 湖南梨树园涂料有限公司 一种防水涂料生产用储存装置

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