JP6527680B2 - 放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システム - Google Patents

放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システム Download PDF

Info

Publication number
JP6527680B2
JP6527680B2 JP2014205437A JP2014205437A JP6527680B2 JP 6527680 B2 JP6527680 B2 JP 6527680B2 JP 2014205437 A JP2014205437 A JP 2014205437A JP 2014205437 A JP2014205437 A JP 2014205437A JP 6527680 B2 JP6527680 B2 JP 6527680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation shielding
lead
plate
mat
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014205437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016075547A (ja
Inventor
朋弘 杉本
朋弘 杉本
宣之 岩月
宣之 岩月
享 小西
享 小西
一章 湯浅
一章 湯浅
矢野 哲憲
哲憲 矢野
英規 小泉
英規 小泉
暁生 米山
暁生 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Construction Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Plant Construction Co Ltd filed Critical Hitachi Plant Construction Co Ltd
Priority to JP2014205437A priority Critical patent/JP6527680B2/ja
Publication of JP2016075547A publication Critical patent/JP2016075547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6527680B2 publication Critical patent/JP6527680B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

本発明は、特に、放射線の発生源となる施設、機器、配管等を遮蔽して作業者の放射線被曝の低減を図り、安全性を確保する放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システムに関する。
従来、原子力施設等において、放射線源を遮蔽することで放射線被曝の低減を図り作業者の安全を確保するため、放射線遮蔽用鉛板マットが用いられている。
このような放射線遮蔽用鉛板マットとして、特許文献1,2に開示のマットは、複数枚の鉛薄板を積層して基布に収納した放射線遮蔽用鉛板マットであって、鉛薄板の積層面に合成樹脂製フィルムを接着させている。
また特許文献3の放射線遮蔽用鉛板マットは、鉛薄板とばね板の積層体を基布に収納し、積層体の端部と基布との間に空隙を設けている。そして、基布の一端部において固定具を貫通させて外皮および鉛薄板とばね板の積層体を固定するとともに、基布の他端部の積層体の端部と基布との間に設けた空隙に、固定具を貫通させて外皮および鉛薄板より張出したばね板を固定している。これにより、鉛薄板の曲性能及び耐久性能を高めている。
このような放射線遮蔽用鉛板マットは、放射線源となる機器にカーテン状に吊り下げたり、あるいは配管に直接巻き付けたりして放射線を遮蔽している。放射線遮蔽用鉛板マットを機器にカーテン状に吊り下げる場合、接続具を用いて複数枚の放射線遮蔽用鉛板マットの上下端を接続して、放射線遮蔽用鉛板マットの最上端を梁等のフックに取り付けている。しかし、複数の鉛薄板を積層させて基布に収納した放射線遮蔽用鉛板マットは、作業者が持ち運べる重量に設定されているが、その重量は1枚あたり百数十ニュートンとなる。このため、複数の放射線遮蔽用鉛板マットを接続させると、上部のマットに大きな荷重が加わる。そうすると放射線遮蔽用鉛板マットの縫製部分に荷重が集中して切断するなどの不具合が生じるおそれがあった。
そこで、特許文献4,5に開示の放射線遮蔽用鉛板マットは、被覆布内に遮蔽材が充填され、遮蔽材内の上下方向に2枚の格子状に編んだワイヤーロープの網又は遮蔽材内の上下方向に貫くワイヤーロープ等を設けている。これらのワイヤーロープは接続具に連結している。これにより遮蔽材の自重が被覆布に加わるのを防止して、耐荷重性を向上させている。
また、特許文献6は、放射線遮蔽用鉛板マットの上部に複数の吊下げ用孔を形成し、この複数の吊下げ用孔に亘る補強板をマット表面に配置している。そして補強板には吊下げ用孔に対応する孔を形成し、ハトメ金具を挿通している。これにより、ハトメ金具に放射線遮蔽用鉛板マットの自重が均一にかかるようにしている。
特許第3548977号公報 実用新案登録第3073532号公報 特許第2915781号公報 実公平5−27037号公報 実公平5−24237号公報 実公昭63−29800号公報
しかしながら特許文献1,2,4,5に開示の遮蔽用鉛板マットは、マットのハトメ部分の基布内に遮蔽材を用いていないため、放射線を遮蔽することができず、当該部分で被曝してしまう。
また、特許文献3,6はいずれも遮蔽材に直にハトメ孔を設けている。このため、マットの柔軟性、曲性能が低減するという問題があった。
さらに、従来の放射線遮蔽用鉛板マットは、作業員が現場で作業する間、放射線源からの放射線遮蔽効果があれば良く、作業の前後でマットの取り付け・取り外し作業を行っていた。しかし、マットを現場に常設できれば、このような取付け・取り外し作業がなくなり、作業者の被曝量を低減できる。そのためには、フックに吊り下げたり、複数のマットを接続したりする固定具の強度を高めて、常設に耐えうるマットが望まれていた。
そこで本発明は、上記従来技術の問題点を解決するため、基布に設けた固定具の強度と遮蔽性を確保でき、マットの折り曲げに際しても寸法的な無理が生じ難い放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システムを提供することを目的としている。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、表面に合成樹脂性フィルムを接着した鉛薄板と、複数枚積層させた前記鉛薄板を収納した基布と、前記基布の対向する端部に設けた一対の放射線遮蔽プレートと、前記基布内で一対の前記放射線遮蔽プレートをマット長辺に跨って設けた補強ベルトと、を備え、前記放射線遮蔽プレートと前記補強ベルトの交差する箇所にハトメ孔を備えた固定具を設け、前記鉛薄板の端部の複数層の間に前記放射線遮蔽プレートを挿入し、前記鉛薄板をスライド可能に構成したたことを特徴とする放射線遮蔽用鉛板マットを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、第1又は第2の解決手段において、前記固定具は、一端に第1フランジと、他端に第1雄ねじと、中心にハトメ孔を形成した第1筒体と、一端側に第2フランジと、他端に第2雄ねじと、中心に前記第1筒体の挿入孔を形成し、前記放射線遮蔽プレートの孔部と前記補強ベルトの孔部に挿入可能な第2筒体と、前記第1雄ねじに螺合する第1ナットと、前記第2雄ねじに螺合する第2ナットと、中心に前記第2筒体の挿入孔を形成した筒状のカラーと、からなり、前記放射線遮蔽プレートの孔部と前記補強ベルトの孔部を一対の前記カラーの挿入孔の間に挟んで、前記第2筒体を挿入したことを特徴とする放射線遮蔽用鉛板マットを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、前記放射線遮蔽用鉛板マットと、放射線遮蔽対象物に取り付け可能なレールと、前記レールから水平方向に延出して前記固定具を係止可能なフックを備えて前記レール上を走行可能なランナーを有する吊り具と、を備えたことを特徴とする放射線遮蔽用鉛板システムを提供することにある。
上記構成による本発明によれば、ハトメ孔を備えた固定具を放射線遮蔽プレートと補強ベルトを交差させた箇所に形成しているので、マットを吊り下げたとき固定具と補強ベルトでマット自重を受けるので、従来のハトメ孔やマット基布が破損するおそれがない。このため、放射線遮蔽用鉛板マットを常設することができる。
また、放射線遮蔽プレートにより、固定具の形成箇所の放射線を遮蔽することができる。さらに、放射線遮蔽プレートには、複数の固定具が取り付けられるように孔が形成されているため、マットを吊り下げた際に複数の固定具に均等にマット自重がかかり、マットの幅方向に縮むことを防止できる。
また、マット長辺の一対の固定具に跨って補強ベルトを取り付けているので、マットを複数吊り下げたときに、上側のマットの上下対の固定具を補強することができる。従って、フックの吊り下げ箇所やマットの接続箇所となる固定具、基布が破損するおそれがない。
上記構成による本発明によれば、放射線遮蔽プレートの長辺部分を、積層させた鉛薄板の板間に挿入しているので、マットを折り曲げたり湾曲させたりしても、鉛薄板と放射線遮蔽プレートが常時重なっているため、放射線を遮蔽することができる。
上記構成による本発明によれば、放射線遮蔽プレートの孔部と補強ベルトの孔部を一対のカラーを介して、固定具の第2筒体を挿入しているので、放射線遮蔽プレートと基布の間に、スペースを設けることができる。これにより、鉛薄板がスライド移動し易くなり、このためマットを折り曲げたときの寸法変化を吸収することができる。
上記構成による本発明を吊った場合、放射線遮蔽対象物近傍に取り付けたレールから水平方向に延出するフックに、放射線遮蔽用鉛板マットを吊り下げる場合、吊り部分に放射線遮蔽プレートを設けたので、従来、この吊り具部分から漏れていた放射線を遮蔽することができる。
また、レール上を走行可能なランナーを用いているため、複数のフック間の距離を任意に調節することができ、使用場所等に応じてサイズが任意に設計変更された放射線遮蔽用鉛板マットを吊り下げることができる。
本発明の放射線遮蔽用鉛板マットの構成概略を示す平面図である。 図1のA−A矢視を拡大した断面図である。 固定具の分解斜視図である。 放射線遮蔽用鉛板マットを配管に巻き付けて使用する場合の説明図である。 クリップの説明図であり、(A)はクリップを備えた放射線遮蔽用鉛板マットの平面図、(B)はクリップの側面図である。 本発明の放射線遮蔽用鉛板システムの構成概略を示す斜視図である。 本発明の放射線遮蔽用鉛板システムの側面から見た一部拡大図である。 吊り具の変形例の説明図である。
本発明の放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システムの実施形態を添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[放射線遮蔽用鉛板マット]
図1は本発明の放射線遮蔽用鉛板マットの構成概略を示す平面図である。図2は図1のA−A矢視を拡大した断面図である。図3は固定具の分解斜視図である。
図示のように本発明の放射線遮蔽用鉛板マット10は、鉛薄板20と、基布30と、放射線遮蔽プレート40と、補強ベルト50と、固定具80を主な基本構成としている。
[鉛薄板20]
鉛薄板20は、材質に放射線を遮蔽する鉛を用いた薄板である。実施形態の鉛薄板20は複数枚積層して使用するものである。積層された全体の鉛薄板20は、人力で屈曲する程度の厚みに積層されている。
鉛薄板20の積層面には、鉛板相互の摩擦抵抗を軽減するため、合成樹脂性フィルム(不図示)が施されている。
[合成樹脂性フィルム]
合成樹脂性フィルムは、一部もしくは全部が不飽和カルボン酸もしくはその誘導体でグラフト変性されたポリエチレンもしくはポリプロピレンを主成分とする合成樹脂性フィルムを使用するもので、この合成樹脂性フィルムを鉛薄板20の表面に強固に接着したものである。実施例では、厚さ0.7mmの鉛薄板を約7枚使用し、各鉛薄板20の両面に75〜100μm厚の合成樹脂性フィルムを接着することで、十分な放射線遮蔽効果と、極めて自由な屈曲・復元効果が認められる。なお、鉛薄板20の厚みや積層枚数、および合成樹脂性フィルムの厚み等は、本発明の放射線遮蔽用鉛板マット10のサイズや、使用場所等に応じて任意に設計変更することができる。
ポリエチレンもしくはポリプロピレンを主成分とする合成樹脂性フィルムを鉛薄板20の表面に接着する方法は、次のようなラミネート製法を用いている。
まず、各鉛薄板20を適宜温度まで加熱し、鉛薄板20の片面あるいは両面に、一部もしくは全部が不飽和カルボン酸もしくはその誘導体でグラフト変性されたポリエチレンもしくはポリプロピレンを主成分とする合成樹脂フィルムを配して圧着装置で圧着して仮接着する。次に、仮接着した合成樹脂性フィルムと鉛薄板20を加熱装置により適宜温度で加熱融着して鉛薄板20の表面に合成樹脂性フィルムを接着している。
このラミネート製法で用いる一部もしくは全部が不飽和カルボン酸もしくはその誘導体でグラフト変性されたポリエチレンもしくはポリプロピレンを主成分とする合成樹脂フィルムとは、通常密度が0.900乃至0.975g/cm3 、好ましくは0.910乃至0.960g/cm3、メルトフローインデックス(ASTM D 1238 190 ℃)が0.01乃至30、好ましくは0.1 乃至10のエチレン単独重合体、もしくはエチレンと他のα−オレフィン例えばプロピレン、1−ブテン、4−メチルペンテン−1等の共重合体の一部もしくは全部が不飽和カルボン酸もしくはその誘導体でグラフト変性されたポリエチレンもしくはポリプロピレンよりなる。
また、該ポリエチレンもしくはポリプロピレンには公知のエラストマー成分、例えば天然ゴム、エチレン−プロピレンランダム共重合体(EPR)、EPDM、ポリイソブチレン、ブチルゴム、イソプレンゴム、スチレン系熱可塑性エラストマー等が添加されてもよい。
不飽和カルボン酸もしくはその誘導体としては、例えば、アクリル酸メタクリル酸、α−エチルアクリル酸、マイレン酸、フマール酸、イタコン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、エンドシス−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン酸(ナジック酸)等、及びそれらの酸ハライド、アミド、イミド、酸無水物、エステル等の誘導体を挙げることができる。これらのうちでは不飽和ジカルボン酸又はその酸無水物が好適であり特にマレイン酸、ナジック酸、又はこれらの酸無水物が好適である。
不飽和カルボン酸もしくはその誘導体を、密度が0.900ないし0.975g/cm3のポリエチレンもしくはポリプロピレンにグラフトする方法として、公知の種々の方法を採用することができる。例えばエチレン系重合体とグラフトモノマーを溶媒の存在下又は不存在下で、ラジカル開始剤を添加して、又は添加せずに高温に加熱することによって行われる。反応に際しスチレンのような他のビニルモノマーを共存させてもよい。
ポリエチレンもしくはポリプロピレンへの前記グラフトモノマーのグラフトされる量(グラフト率)は、0.001ないし10重量%、特に0.01ないし 1重量%の範囲になるように調整するのが好ましい。又、このラミネート製法のポリエチレンもしくはポリプロピレンは、一部がグラフトされていても、全体がグラフトされていてもよいが、工業上の見地からは、あらかじめグラフト率0.1ないし10重量%程度の変性ポリエチレンもしくはポリプロピレンを製造しておき、次に未変性ポリエチレンもしくはポリプロピレンにこの変性ポリエチレンもしくはポリプロピレンを配合することが、ポリエチレンもしくはポリプロピレン中のグラフトモノマーの濃度を調整するうえで好ましい。
[基布30]
このように相互の摩擦係数を軽減した鉛薄板20は、積層した状態で基布30に収納される。基布30は、耐熱性、難燃性を有する材質が好ましく、例えば、コーテッドガラスクロスを使用することで、基布30の強度を高め、基布30に付着したゴミや放射性物質などを簡単に除去することができる。また本発明の放射線遮蔽用鉛板マット10の持ち運びや取り扱いを容易にするために、実施例では、基布30の長さを1070mm、幅340mmに設定し、鉛薄板20および一対の放射線遮蔽プレート40の周囲を縫製している(図1に、左右下の3辺の縫製部を破線で示す)。したがって、基布30の材質は、このような重量サイズの鉛薄板20、放射線遮蔽プレート40を保持できるものであれば他の材質に変更してもかまわない。また、基布30の縫製手段も、基布30の材質の変更とともに変更してもよい。さらに、鉛薄板20や基布30のサイズは、使用場所等に応じて任意に設定できる。また、基布30には、長手方向の両端に、後述の固定具80が挿入される孔部が形成されている。
[放射線遮蔽プレート40]
放射線遮蔽プレート40は、放射線を遮蔽する材質であれば良く、本実施形態では材質に鉛を用いている。放射線遮蔽プレート40は、所定の引っ張り強度を有し、鉛薄板20よりも板厚を厚く設定したプレートである。基布30内の放射線遮蔽プレート40は、図1に示すように平面視で鉛薄板20の長手方向両端であって、鉛薄板20に挟まれるように一対配置している。すなわち、放射線遮蔽プレート40は、積層した鉛薄板20の板間に、長辺部分を挿入している。放射線遮蔽プレート40の鉛薄板20の板間への重なり代(挿入長さ)は、マットを吊り下げたり、屈曲させたりしたときでも、鉛薄板20の板間から放射線遮蔽プレート40の重なり部が外れない(抜けない)長さに設定されている。例えば、マットを吊り下げたとき、基布30内の鉛薄板20が重力により下がると、後述の固定具80がストッパーとなり止まる。このとき、鉛薄板20の上端では、放射線遮蔽プレート40の端部が鉛薄板20の板間に挿入された状態を維持できる重なり代があればよい。
本発明の放射線遮蔽用鉛板マット10は、基布30に鉛薄板20,後述の補強ベルト50および一対の放射線遮蔽プレート40を収納した後、開口を縫製している。このような基布30内の鉛薄板20と一対の放射線遮蔽プレート40により、基布30を縫製して囲まれた領域が鉛で覆われた形態となり連続的に放射線を遮蔽することができる。また、放射線遮蔽プレート40には、後述の固定具80が挿入される孔部(基布30と同様な孔部)が形成されている。
[補強ベルト50]
補強ベルト50は、基布30内で基布30の長手方向に亘って帯状に形成されたベルトである。本実施形態の補強ベルト50は、厚みが薄く、温度変化又は外力による伸縮性が低く、引っ張り強度の大きい性質を備えていれば良く、一例として、材質にポリエステル繊維を用いることができる。補強ベルト50は、積層した鉛薄板20の板間に配置したり(本実施形態)、鉛薄板20の表面に沿って配置する。補強ベルト50の両端は、一対の放射線遮蔽プレート40に跨って取付られている。補強ベルト50は、放射線遮蔽プレート40の一方の主面に接するように形成するほか、図2に示すように放射線遮蔽プレートの両主面に接するように巻き回してもよい。このような補強ベルト50は、基布30内で、基布30の幅方向に配置された放射線遮蔽プレート40と交差(本実施形態ではほぼ直交)するように配置されている。また、補強ベルト50には、後述の固定具80が挿入される孔部(基布30、放射線遮蔽プレート40と同様な孔部)が形成されている。
[固定具80]
固定具80は、第1筒体82と、第2筒体84と、第1ナット86と、第2ナット88と、カラー89を備えている。固定具80は、基布30の孔部と放射線遮蔽プレート40の孔部と補強ベルト50の孔部を同一軸心上に重ねた孔部に挿入し固定すると、中心孔がハトメ孔60に相当する。
第1筒体82は、筒本体の一端に第1フランジ82aと、他端に第1雄ねじ82bを形成している。そして中心孔はハトメ孔60に相当する。筒本体の直径は、後述の第2筒体84の挿入孔84cへ挿入可能な外径に設定され、第1フランジ82aの直径は、基布30の孔部の孔径よりも大きく設定されている。このような構成の第1筒体82は、基布30の孔部に挿入すると、第1フランジ82aが基布30の一方の主面に露出して、他方の主面から第1雄ねじ82bの先端が突出する。
第2筒体84は、筒本体の一端側に第2フランジ84aと、他端に第2雄ねじ84bを形成している。そして中心孔は第1筒体82が挿入可能な孔径に設定されている。第2筒体84の全長は、第1筒体82の全長よりも短く設定されている。第2フランジ84aの直径は、第1フランジ82aの直径とほぼ同じ長さに設定されている。また、第2フランジ84aは、第2筒体84の一端側の端面から基布30の厚みに相当する長さa寸法(図3)だけ他端側に形成されている。このような構成の第2筒体84は、挿入孔84cに第1筒体82を挿入すると、第1フランジ82aと第2フランジ84aの間で基布30を挟んで固定することができる。また挿入孔84cから第1筒体82の第1雄ねじ82bが突出する(図2、図3参照)。
第1ナット86は、第1雄ねじ82bに螺合するナットである。
第2ナット88は、第2雄ねじ84bに螺合するナットである。第2ナット88を第2雄ねじ84bに螺合させた後、基布30の孔部に第2筒体84を挿入して、基布30の孔部から突出した第1雄ねじ82bに第1ナット86を螺合させると、第1ナット86および第2ナット88のナット間で、基布30を挟んで固定することができる。
カラー89は、第2筒体84の挿入孔89aを備えた筒体である。カラー89の厚さbにより、固定具80の周囲で、基布30内の放射線遮蔽プレート40と基布30が接触し難くなり、複数積層させた鉛薄板20が基布30内をスライドし易くなるべく、スペース(図2中のS)を形成する。
このような構成の固定具80は、第2筒体84を1つ目のカラー89(図2、図3の下段)の挿入孔89aに挿入し、ついで補強ベルト50の孔部と、放射線遮蔽プレートの孔部に挿入する。そして、2つ目のカラー89(図2、図3の上段)の挿入孔89aに挿入して、ついで第2ナット88を第2雄ねじ84bに螺合させる。これにより、第2筒体84の中心部で放射線遮蔽プレート40を固定することができる。そして第2筒体84の両端のそれぞれを基布30の孔部に挿入する。第2筒体84の第2フランジ84a側の挿入孔84cから第1筒体82を挿入して、第1フランジ82aと第2フランジ84aの間で基布30を挟んで固定する。また第1雄ねじ82bに第1ナット86を螺合させて、第1ナット86と第2ナット88の間で基布30を挟んで固定する。これにより、固定具80の周囲で放射線遮蔽プレート40と基布30の間にスペースSを設けることができる。
[ハトメ孔60]
基布30の長手方向の両端には、本発明の放射線遮蔽用鉛板マット10を吊り下げるためのハトメ孔60が形成されている。ハトメ孔60は固定具80の中心孔に相当する孔である。ハトメ孔60は、遮蔽する施設や機器等の付近に設置された吊り具120に係止するものである。図示のハトメ孔60は、基布30の長手方向の両端にそれぞれ2つ設けている。なお、本発明のハトメ孔60の孔径や個数は、マット全体の大きさ、使用場所等に応じて任意に設計変更することができる。
図4は放射線遮蔽用鉛板マットを配管に巻き付けて使用する場合の説明図である。本発明の放射線遮蔽用鉛板マット10は、放射線遮蔽プレート40の鉛薄板20の板間への重なり代(挿入長さ)を、マットを吊り下げたり、屈曲させたときでも、鉛薄板20の板間から放射線遮蔽プレート40の長辺部分が外れない(抜けない)長さに設定しており、放射線遮蔽プレート40は鉛薄板20の層間でスライド可能である。このため、図示のように放射線遮蔽用鉛板マット10を配管に巻き付けることが可能であり、端部のハトメ孔60を重ね合わせて締結手段により固定しても、鉛薄板20の板間から放射線遮蔽プレート40の長辺部分が外れることがない。このため、配管等の外周面であっても容易に取り付けることができ、放射線を遮蔽できる。
このような構成の放射線遮蔽用鉛板マットは、ハトメ孔の形成箇所で放射線遮蔽プレートと補強ベルトを交差(直交)させて補強しているので、マットを吊り下げた際にハトメ孔固定具に集中する荷重を補強ベルトに分散させることができる。
また、放射線遮蔽プレートにより、固定具の形成箇所のハトメ孔以外を放射線遮蔽することができる。さらに、放射線遮蔽プレートには、複数の固定具が取り付けられるように孔が形成されているため、マットを吊り下げた際に複数の固定具に均等にマット自重がかかり、マットの幅方向に縮むことを防止できる。
また、放射線遮蔽プレートの長辺部分を、積層させた鉛薄板の板間に挿入しているので、マットを吊り下げたり、屈曲させても、鉛薄板と放射線遮蔽プレートが常時重なっているため、放射線を遮蔽することができる。
また、マット長辺に渡る一対の固定具に跨って補強ベルトを取り付けているので、マットを複数吊り下げたときに下側マットの自重を上のマットの補強ベルトで受ける。すなわちマット基布自体で自重を受けることがないため、フックの吊り下げ箇所やマットの接続箇所となる固定具、基布が破損するおそれがない。
なお、マットを複数吊った場合、最上のハトメ孔は開口のため局部的に放射線遮蔽できないが、後述の吊り具120で部分的に遮蔽され、かつ人の頭上より高い位置のため直接人体に影響しない。またマット間の接続部であるハトメ孔は、金属ボルト・ナットで固定し、ハトメ孔を塞いでいるため、放射線漏れの心配はない。
[クリップ]
図5はクリップの説明図であり、(A)はクリップを備えた放射線遮蔽用鉛板マットの平面図、(B)はクリップの側面図である。マットを吊り下げたとき、基布30内の鉛薄板20が自重により下がり、下方の固定具80に鉛薄板20の全自重がかかり、鉛薄板20の数量が多い場合は固定具80の強度が低下する場合が考えられる。これを避けるため、図示のようなクリップ70を用いることにより、積層した各鉛薄板20を基布30内の同じ位置に保ち、固定具の強度の低下を防止することができる。
具体的なクリップ70は、基布30の幅方向の長さよりも長い第1把持片72と、第2把持片74を備えている。第1及び第2把持片72,74は、一端を互いにピン結合させて、他端が互いに開放自在となるように構成している。そして、第1把持片72の他端には、第2把持片74側へ折り曲げて、第2把持片74の他端と係止する留め具76を設けている。
このような構成のクリップ70は、第1及び第2把持片72,74を開放させた後、鉛薄板20の長手方向と直交する方向から、第1及び第2把持片72,74の開放側を差し込んで、鉛薄板20を収納した基布30の中央部を基布30の上から挟み込む。そして、留め具76を第2把持片74側へ折り曲げて固定している。これにより、基布30内で鉛薄板20の中央部を固定することができ、放射線遮蔽用鉛板マット10を吊り下げた際に、積層した各鉛薄板20を基布30内の同じ位置に保ち、鉛薄板の全自重が固定具80にかかることを避け、固定具の強度の低下を防止することができる。
[放射線遮蔽用鉛板システム]
図6は本発明の放射線遮蔽用鉛板システムの構成概略を示す斜視図である。図7は本発明の放射線遮蔽用鉛板システムを側面から見た一部拡大図である。図示のように、本発明の放射線遮蔽用鉛板システム100は、前述の放射線遮蔽用鉛板マット10および吊り具120を主な基本構成としている。
[吊り具]
吊り具120は、レール122と、フック付きランナー124と、ストッパー126を主な基本構成としている。
[レール122]
レール122は、一例として施設のコンクリート壁110の下端に設けられた金具111に取り付けられた等の支持具112に溶接等の固定手段によって取付け可能な部材である。本実施形態のレール122は、円筒の一部を開放、換言すると軸心と平行なスリット(切り欠き)を形成した断面視で略C字形状に形成している。レール122は、重量物の放射線遮蔽用鉛板マット10を吊り下げる耐荷重のため、レール122の肉厚を厚くしたり、所定間隔でレール122の外周を覆う補強ピース(不図示)を取り付けたり等して、所定の強度を持たせている。
[フック付きランナー124]
フック付きランナー124は、円筒状のレール122の内径よりも小さく、レール122内に挿入可能な円柱の小片である。フック付きランナー124は、外周から円柱の軸芯と直交する方向に延出して、さらに先端をL字形状に折り曲げたフック125を取り付けている。フック125は、レール122のスリットから外部へ突出可能な長さに設定されている。このようなフック付きランナー124の軸心をレール122の軸心に合わせて、換言すると同一直線上に合わせて、スリットからフック125を突出させながら、レール122のいずれか一方の端部へ挿入することができる。レール122に挿入されたフック付きランナー124は、レール122内を軸心に沿ってスライド移動可能(図6中の矢印D方向)とし、任意の位置に取り付けることができる。
[ストッパー126]
ストッパー126は、レール122の両端にレール122の軸心と直行する方向に穿孔した挿入孔(不図示)に挿入可能な部材である。このようなストッパー126は、レール122の軸方向にスライド移動するフック付きランナー124の脱落を防止することができる。
上記構成による本発明の放射線遮蔽用鉛板システム100は、放射線遮蔽用鉛板マット10のハトメ孔60と同数(図6中では3個)のフック付きランナー124をレール122に挿入したのち、ストッパー126をレール122の両端の挿入孔に挿入している。そして、フック125に放射線遮蔽用鉛板マット10のハトメ孔60を引っ掛ける。このとき、フック付きランナー124をスライド移動させて、複数のフック付きランナー124間の距離を複数のハトメ孔60間の距離に容易に合わせることができる。
このような本発明の放射線遮蔽用鉛板システム100よれば、放射線遮蔽対象物近傍に取り付けたレール122から水平方向に延出するフック125に、放射線遮蔽用鉛板マット10を吊り下げる場合、基布30内部の吊り部分に放射線遮蔽プレート40を設けたので、従来、この吊り具部分から漏れていた放射線を遮蔽することができる。
また、レール122上を走行可能なフック付きランナー124を用いているため、複数のフック125間の距離を任意に調節することができ、使用場所等に応じてサイズが任意に設計変更された放射線遮蔽用鉛板マット10を吊り下げることができる。
[変形例]
レール122の断面形状は、前述の断面視で円筒形状の他、フック付きランナー124がレール122の軸方向に移動可能な構成であれば良く、この他にも、断面視で楕円、多角形状に形成することができる。図8に示す変形例の吊り具120Aのレール122Aおよびフック付きランナー124Aの断面形状は、四角形状に形成している。このような吊り具であっても、レール122A内でフック付きランナー124Aをスライド移動することができ、複数のフック125間の距離を任意に調節することができ、使用場所等に応じてサイズが任意に設計変更された放射線遮蔽用鉛板マット10を吊り下げることができる。また従来、吊り具部分から漏れていた放射線を遮蔽することができる。
本発明の放射線遮蔽用鉛板マットおよび放射線遮蔽システムは、特に放射線源となる施設、設備機器等に広く適用することができる。
10………放射線遮蔽用鉛板マット、20………鉛薄板、30………基布、40………放射線遮蔽プレート、50………補強ベルト、60………ハトメ孔、70………クリップ、72………第1把持片、74………第2把持片、76………留め具、80………固定具、82………第1筒体、82a………第1フランジ、82b………第1雄ねじ、84………第2筒体、84a………第2フランジ、84b………第2雄ねじ、84c………挿入孔、86………第1ナット、88………第2ナット、89………カラー、89a………挿入孔、100………放射線遮蔽用鉛板システム、110………コンクリート壁、111………金具、112………支持具、120,120A………吊り具、122,122A………レール、124,124A………フック付きランナー、125………フック、126………ストッパー。

Claims (3)

  1. 表面に合成樹脂性フィルムを接着した鉛薄板と、
    複数枚積層させた前記鉛薄板を収納した基布と、
    前記基布の対向する端部に設けた一対の放射線遮蔽プレートと、
    前記基布内で一対の前記放射線遮蔽プレートに跨って設けた補強ベルトと、
    を備え、
    前記放射線遮蔽プレートと前記補強ベルトの交差する箇所にハトメ孔を備えた固定具を設け、前記鉛薄板の端部の複数層の間に前記放射線遮蔽プレートを挿入し、前記鉛薄板をスライド可能に構成したことを特徴とする放射線遮蔽用鉛板マット。
  2. 前記固定具は、
    一端に第1フランジと、他端に第1雄ねじと、中心にハトメ孔を形成した第1筒体と、
    一端側に第2フランジと、他端に第2雄ねじと、中心に前記第1筒体の挿入孔を形成し、前記放射線遮蔽プレートの孔部と前記補強ベルトの孔部に挿入可能な第2筒体と、
    前記第1雄ねじに螺合する第1ナットと、
    前記第2雄ねじに螺合する第2ナットと、
    中心に前記第2筒体の挿入孔を形成した筒状のカラーと、
    とからなり、
    前記放射線遮蔽プレートの孔部と前記補強ベルトの孔部を一対の前記カラーの挿入孔の間に挟んで、前記第2筒体を挿入したことを特徴とする請求項1に記載の放射線遮蔽用鉛板マット。
  3. 請求項1又は2に記載の放射線遮蔽用鉛板マットと、
    放射線遮蔽対象物に取り付け可能なレールと、前記レールから水平方向に延出して前記固定具を係止可能なフックを備えて前記レール上を走行可能なランナーを有する吊り具と、
    を備えたことを特徴とする放射線遮蔽用鉛板システム。
JP2014205437A 2014-10-06 2014-10-06 放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システム Active JP6527680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014205437A JP6527680B2 (ja) 2014-10-06 2014-10-06 放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014205437A JP6527680B2 (ja) 2014-10-06 2014-10-06 放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016075547A JP2016075547A (ja) 2016-05-12
JP6527680B2 true JP6527680B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=55951270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014205437A Active JP6527680B2 (ja) 2014-10-06 2014-10-06 放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6527680B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106910544B (zh) * 2017-04-13 2019-06-28 北京华力兴科技发展有限责任公司 室外防辐射屏蔽墙和室外x射线或伽马射线检查系统
CN109585050B (zh) * 2018-09-29 2022-07-26 镇江华核装备有限公司 一种用于医用x射线防护的屏蔽材料及其生产工艺

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5217208Y2 (ja) * 1973-02-21 1977-04-19
JPS59216096A (ja) * 1983-05-23 1984-12-06 三菱電線工業株式会社 遮蔽用鉛系金属シ−ト積重体
JPH0448557Y2 (ja) * 1984-09-19 1992-11-16
JPS63105900U (ja) * 1986-12-26 1988-07-08
JPH0295894U (ja) * 1989-01-19 1990-07-31
JPH084639Y2 (ja) * 1989-12-28 1996-02-07 古河電気工業株式会社 吊下げ連結形マット
JP2678890B2 (ja) * 1994-12-20 1997-11-19 ダイシンアソシエイツ株式会社ダイシン 放射線遮蔽設備
JP2002350587A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 放射線遮蔽体および遮蔽壁
EP1660779A1 (en) * 2003-08-06 2006-05-31 Partnership Twello B.V. Fastening device
US7511292B2 (en) * 2004-10-28 2009-03-31 Nfs-Radiation Protection Systems, Inc. Radiation protection shield
JP2012225753A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Alpha Giken:Kk 遮蔽装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016075547A (ja) 2016-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6527680B2 (ja) 放射線遮蔽用鉛板マット、放射線遮蔽用鉛板システム
JP5755203B2 (ja) ワイヤロープ把持具
AU2018212527B2 (en) Acoustic curtain
CN205363039U (zh) 电焊焊渣接火装置
EP0127241B1 (en) Pile of lead metal sheets for shielding environment from harmful source
JP4335643B2 (ja) 防水施工用絶縁シートおよびシート防水断熱構造
CN205822750U (zh) 电梯井操作平台
CN205973462U (zh) 吊装板夹
JP3388467B2 (ja) 建築用パネル吊具
CN108100961A (zh) 一种外墙施工专用的安全停靠提升架
CN207633784U (zh) 一种t字形建筑剪力墙结构的安全防护装置
JPH0631062Y2 (ja) 養生メッシュシート単体
CN209851873U (zh) 一种图纸夹
JP2001239369A (ja) 自在型火花受けシート
JP3548977B2 (ja) 遮蔽用鉛板マットの製造方法
CN217355060U (zh) 一种钳式悬梁扣
CN218113080U (zh) 一种塑料管捆绑辅助架
JP3233844U (ja) 金車の巻き込み防止具
CN210196355U (zh) 钢丝绳快速连接装置
CN210286454U (zh) 一种设备舱用安全吊带固定装置
WO2021130994A1 (ja) 長尺物の固定具および固定装置
CN106829730B (zh) 吊具系统
JP3209263U (ja) 高所引き上げ用補助具
DE102005013604A1 (de) Verbund stabilisierender Lagen aus Kohlefaser- und/oder Glasfasermatten mit einer beheizbaren Flächenheizung aus einem Kohlefaser-Glasfasergemisch, Kohleglasfaser-Vlies oder einer reinen Kohlefaser zur Erhöhung der Tragfähigkeit von Boden, Decken und Wänden bei Katastrophen wie z.B. Erdbeben
CN205325052U (zh) 小板件集成焊接工装

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6527680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250