JP4335643B2 - 防水施工用絶縁シートおよびシート防水断熱構造 - Google Patents

防水施工用絶縁シートおよびシート防水断熱構造 Download PDF

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Description

この発明は、建造物躯体上に断熱材を介して防水シートが敷設される防水屋根等に適用される防水施工用絶縁シート、およびこの防水施工用絶縁シートを用いたシート防水断熱構造に関する。
建造物躯体の表面を、防水シートを用いて防水施工を行うに際し、躯体表面に点在状態に、複数のシート接合板を固定しておいて、躯体表面に防水シートを張り渡し、その防水シートの各シート接合板に対応する部分を、シート接合板の樹脂被覆層に接合一体化するようにした絶縁工法が周知である。また、絶縁工法においては、躯体表面に断熱材を敷設し、さらに防水シートに含有される可塑剤が断熱材に移行するのを防止するために、断熱材と防水シートの間に絶縁シートが介装されることがある。
図9に絶縁工法によるシート防水断熱構造の一例を示す。
シート防水断熱構造において、屋根下地(20)上に断熱材(21)が敷き詰められるとともに、その断熱材(21)上に絶縁シート(22)が敷設される。その絶縁シート(22)上の所要部分に金属製芯板の表面に樹脂被覆層が形成された接合板(23)が配置され、固定具(24)を打ち込むことによってそのシート接合板(23)は屋根下地(20)に固定される。そして、絶縁シート(22)上に防水シート(25)が張り渡されて、その防水シート(25)の接合板(23)に対応する部分が接合板(23)の樹脂被覆層に接合一体化されるものである。
このようなシート防水断熱構造において、断熱材(21)としては発泡ポリスチレン等の発泡樹脂が用いられ、絶縁シート(22)としてはポリエチレン等の樹脂フィルムが用いられる。また、防水シート(25)と接合板(23)とは、溶剤や高周波誘導加熱によって接合される。溶剤を用いる場合、接合板(23)上に注射器で溶剤を注入し、防水シート(22)を押圧してこれらを接合させるものであり、前記絶縁シート(22)は接合用溶剤の拡散を防止する役目も担っている。
しかしながら、前記絶縁シート(22)を構成するポリエチレンは可燃性であるために、上面に火種が降りかかると下面側に抜け落ちることがあり、防火性に難があった。そこで本出願人は、断熱材(21)と防水シート(25)との間に、耐火性樹脂組成物に金属シートまたは金属やガラス繊維等の織布からなる遮炎シートを積層させた耐火遮炎層を介装させたシート防水構造を提案した。このシート防火構造は、ISO/CD12468に準拠した飛び火試験に合格するものであり、遮炎シートが飛び火対策に有効であることは確認されている(特許文献1参照)。
このような状況にあって、絶縁シートにおいてもポリエチレンフィルムにガラス繊維の織布や不織布(以下、ガラス織布、ガラス不織布と称する)をポリエチレン樹脂やホットメルト接着剤等によってラミネート接合して防火性および強度を付与し、上述したシート防水構造(図9参照)に用いることが試みられている。
前記絶縁シートの2つの例を図10に示す。一つの絶縁シート(30)は、ポリエチレンフィルム(31)の下面側に接着層(32)を介してガラス繊維織布(33)を接合した3層構造に形成されている。もう一つの絶縁シート(34)は、ポリエチレンフィルム(31)に接着層(32)を介してガラス繊維不織布(35)を接合した3層構造に形成されている。
特開2002−266477号公報(段落番号0016)
しかしながら、ガラス繊維織布(33)で補強された絶縁シート(30)に固定具(24)を打ち込んで施工すると、防水シート(22)の接合に用いた溶剤が打ち込み孔から侵入して固定具(24)を伝って流れ落ち、一部の溶剤がガラス繊維織布(33)を通過し、さらに断熱材(21)に達して固定具(24)の周囲に吸収されることがわかった。一方、不織布は織布よりも溶剤吸収性が高く、ガラス繊維不織布(35)で補強された絶縁シート(34)では、毛細管現象により溶剤がガラス繊維不織布(35)に吸収されるものの、やがては拡散して断熱材(21)に達し、固定具(24)の周囲に吸収されることがわかった。そして、断熱材(21)は固定具(24)の周辺が侵蝕されて脆化し、脆化した断熱材(21)は固定具(24)の締め付けによって圧縮されて陥没する。従って、ガラス繊維織布(33)やガラス繊維不織布(35)で補強されたポリエチレンフィルム(31)を絶縁シート(30)(34)として用いたシート防水構造は、経年時に固定具(24)が緩んで断熱材(21)がずれたり剥がれたりする危険性を孕んでおり、防水施工における防水信頼性は十分とは言えない。
また、前記絶縁シート(30)(34)はガラス繊維織布(33)やガラス繊維不織布(35)が露出しているために、敷設作業時にガラス繊維が脱落し、作業従事者の身体や着衣に付着して作業環境を悪化させるものであった。
また、ガラス繊維織布(33)は繊維が縦横に緻密な状態で織り込まれているために重く、一方、ガラス繊維不織布(35)は軽量であるものの、外力が加わると繊維が解れやすく引張り強度に弱い構造であり、いずれもハンドリング性が悪いという問題点がある。
また、前記絶縁シート(30)(34)の敷設に際しては、断熱材(21)上やパラペットの立上り部分等にブチルテープや両面粘着テープを貼って絶縁シート(30)(34)の仮接着を行うが、ガラス繊維織布やガラス繊維不織布は表面に凹凸があるために接着力が弱く、施工作業性が悪いという問題点もある。
この発明は、上述した技術背景に鑑み、断絶工法によるシート防水断熱構造において、防水シートの接合に用いた溶剤の断熱材への移行を防止しうる防水施工用絶縁シートの提供を目的とする。
即ち、本発明の防水施工用絶縁シートは、下記(1)〜(8)に記載の構成を有する。
(1) 上面側から順に、上フィルム状接着剤層、繊維層、下フィルム状接着剤層が積層一体化されてなることを特徴とする防水施工用絶縁シート。
(2) さらに、前記上フィルム状接着剤層に上補強層が積層一体化されてなる(1)に記載の防水施工用絶縁シート。
(3) さらに、前記下フィルム状接着剤層に下補強層が積層一体化されてなる(1)または(2)に記載の防水施工用絶縁シート。
(4) 前記繊維層はガラス繊維不織布により構成されている(1)〜(3)のいずれか1項に記載の防水施工用絶縁シート。
(5) 前記繊維層の目付け量は30〜300g/m2である(1)〜(4)のいずれか1項に記載の防水施工用絶縁シート。
(6) 前記上補強層または前記下補強層は、少なくともポリエチレン補強布を含む層により構成されている(2)〜(5)のいずれか1項に記載の防水施工用絶縁シート。
(7) 前記上補強層は、上フィルム状接着材層側から順に、ポリエチレン補強布、接着剤層、ポリエステルフィルムが積層一体化された複層により構成されている(6)に記載の防水施工用絶縁シート。
(8) 前記上補強層は、上フィルム状接着材層側から順に、ポリエチレン補強布、接着剤層、金属薄膜層、ポリエステルフィルムが積層一体化された複層、またはポリエチレン補強布、接着剤層、ポリエステルフィルム、金属薄膜層が積層一体化された複層に構成されている(6)に記載の防水施工用絶縁シート。
また、本発明のシート防水断熱構造は、下記(9)(10)に記載の構成を有する。
(9) 建造物躯体上に敷設される断熱材と前記断熱材上に張り渡される防水シートとの間に、(1)〜(8)のいずれか1項に記載された絶縁シートが介装され、
前記絶縁シート上に配置された接合板が躯体に固定され、前記接合板と前記防水シートの接合板に対応する部分とが接合されるようにしたことを特徴とするシート防水断熱構造。
(10) 前記接合板は表面に樹脂被覆層を有し、その樹脂被覆層と防水シートが溶剤によって溶着接合されている(9)に記載のシート防水断熱構造。
(1)の発明にかかる防水施工用絶縁シートは、繊維層が上下のフィルム状接着剤層に挟まれているため、断絶工法によるシート防水断熱構造において、防水シートの接合に用いた溶剤が伝い落ちてきたとしても繊維層内の封じ込められる。このため、溶剤の断熱材への移行を防止し、ひいてはシート防水断熱構造の耐久性を高めることができる。また、繊維層が下フィルム状接合層に被覆されてるために、繊維の脱落がなく、またシートに腰が付与されて施工作業性にも優れている。
(2)または(3)の発明によれば、さらにシートが補強されるためにさらに施工作業性に優れた絶縁シートとなし得る。
(4)の発明によれば、軽量でありながら溶剤の保持能力に優れ、かつ耐火性にも優れた絶縁シートとなし得る。
(5)の発明によれば、溶剤の保持力、耐火性、軽量性、施工作業性を兼ね備えた絶縁シートとなし得る。
(6)の発明によれば、軽量でありながら優れた補強効果が得られる。
(7)の発明によれば、シートの補強効果および施工作業性が高められ、かつ外観体裁が良くなる。
(8)の発明によれば、シートの補強効果および施工作業性が高められ、かつ外観体裁が良くなり、さらに防水シートのピンホール検査が可能となる。
(9)の発明にかかるシート防水断熱構造は、前記絶縁シートが用いられているため、防水シートの接合に溶剤を用いた場合に溶剤の断熱材への移行が阻止され、ひいては耐久性に優れたシート防水断熱構造となし得る。
(10)の発明においては、防水シートの接合に溶剤が用いられるため、特に前記絶縁シートの使用意義が大きい。
本発明にかかる防水施工用絶縁シートの8つの実施形態を図1〜図8に示すとともに、図9にこれらの絶縁シート(1)〜(8)を用いたシート防水断熱構造を示す。なお、以下の8つの絶縁シート(1)〜(8)の説明において、同一材料については同一符号を付して重複する説明を省略する。
〔絶縁シートの第1実施形態〕
図1に示す絶縁シート(1)は、上面側から順に、上フィルム状接着剤層(11)、繊維層(12)、下フィルム状接着剤層(13)の3層が積層して接合され、一体化されてなる。この三層体(11)(12)(13)は本願発明の絶縁シートの基本構成となる。
上フィルム状接着剤層(11)は繊維層(12)の上面に接合され、防水シート(25)に含まれる可塑剤の移行を防止するとともに、防水シート(25)の接合に使用され繊維層(12)に吸収された溶剤の上方への拡散を遮断する。下フィルム状接着剤層(13)は繊維層(12)の下面に接合され、繊維層(12)吸収された溶剤の下方への拡散を遮断し、溶剤の断熱材(21)への移行を防止する。また、これらの接着剤層(11)(13)の積層によりシートに適度な腰が付与され、シートの施工作業性が改善される。さらに、後述の絶縁シート(2)〜(8)(図2〜8))においては上補強層(14)または下補強層(15)を接合するための層となる。
これらのフィルム状接着剤層(11)(13)は、繊維層(12)、補強層(14)(15)に接合可能なフィルム状材料であれば良い。例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル供重合体(EVA)、アクリル製のフィルムを例示できる。特に低密度ポリエチレン(LDPE)製のフィルムが推奨できる。フィルム状接着剤層(11)(13)厚さは1〜50μmが好ましい。1μm未満では接着力を確保できず、一方50μmであれば十分な溶剤遮断効果や接着力が得られ、50μmを超えると腰が強くなりすぎて施工性が悪くなるためである。特に好ましい厚さは10〜30μmである。
繊維層(12)は、耐火性を有する繊維が層内に微細な空間を有する状態でシート状またはフィルム状に形成されたものである。防水シート(25)の接合に使用した溶剤が固定具(24)の打ち込み孔から伝い落ちてきたとしても、溶剤は毛細管現象により層内の空間に吸収され、上下のフィルム状接着剤層(11)(13)に遮断されて繊維層(12)内に保持される。前記繊維層(12)としては、ガラスや金属等の耐火性繊維による不織布または織布を例示でき、特にガラス繊維不織布が好ましい。ガラス繊維不織布は、繊維間に空間が多いために、繊維を緻密に織り上げた織布より溶剤吸収力および保持力が優れている。また、不織布は織布よりも軽量であるために絶縁シート(1)を軽量化でき、作業性も良い。また、前記繊維層(12)は目付け量が30〜300g/m2が好ましい。30g/m2未満では溶剤保持力が不足し、断熱材(21)に移行するおそれがある。また、この繊維層(12)は遮炎層でもあるが、30g/m2未満では耐火性が不足して飛び火によるクリブの抜け落ちが発生しやすくなる。一方、300g/m2であれば十分に上記効果を達成でき、300g/m2を超えても重くなって施工作業性が悪くなるばかりで、さらなる効果の向上を期待できない。繊維層(12)の好ましい目付け量は40〜250g/m2である。
また、本発明の絶縁シートは、上述した基本構成の三層体(11)(12)(13)の片面または両面に単層または複層の補強層を付加する構成とすることもできる。以下に、種々の補強層を付加した絶縁シートについて説明する。
第2〜第4実施形態の絶縁シート(2)(3)(4)は単層の補強層が付加されたものであり、第5および第6実施形態の絶縁シート(5)(6)は複層の補強層が付加されたものである。
〔絶縁シートの第2実施形態〕
図2に示す絶縁シート(2)は、前記三層体(11)(12)(13)の上面にポリエチレン補強布(16)からなる上補強層(14)を付加して4層が積層一体化されてなる。
〔絶縁シートの第3実施形態〕
図3に示す絶縁シート(3)は、前記三層体(11)(12)(13)の下面にポリエチレン補強布(16)からなる下補強層(15)を付加して4層が積層一体化されてなる。
〔絶縁シートの第4実施形態〕
図4に示す絶縁シート(4)は、前記三層体(11)(12)(13)の両面に、それぞれポリエチレン補強布(16)からなる上補強層(14)および下補強層(15)を付加して5層が積層一体化されてなる。
第2〜第4実施形態の絶縁シート(2)(3)(4)において、上補強層(14)および下補強層(15)は、上フィルム状接着剤層(11)および下フィルム状接着剤層(13)に接合され、他層を保持して絶縁シート(2)(3)(4)を補強し、腰を付与して施工作業性を改善する効果がある。これらの補強層(14)(15)としては、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の合成樹脂、紙、布等のフィルムまたはシート、ポリエチレン補強布、金属薄膜を例示でき、単独で用いることも複数の材料を積層させて用いることもできる。また、前記材料の中でも、薄く、軽量でかつ腰が強く補強効果が高い点でポリエチレン補強布を推奨でき、複数の材料が積層された補強層を用いる場合においても、少なくとも前記ポリエチレン補強布を含む層であることが好ましい。
前記ポリエチレン補強布としてはポリエチレン織布やポリエチレン不織布を例示できる。さらに、前記ポリエチレン織布として、細幅テープ状のポリエチレンフィルムを縦横あるいは斜めに交差させ、交点を固定させてシート状に織り上げたポリエチレンフィルム織布を推奨できる。また、前記ポリエチレン不織布として、ポリエチレン繊維を3次元的に結合させてフィルム状に形成したフィルム状不織布、あるいはこのフィルム状不織布の複数枚を積層させた積層状不織布を推奨できる。
また、前記上補強層(14)および下補強層(15)の厚さは10〜1000μmが好ましい。10μm未満では補強効果が乏しく、1000μmを超えると施工作業性が悪く、また防火性能が低下するためである。特に好ましい厚さは30〜100μmである。なお、後述の複層の補強層(14)(15)において、前記厚さは各層の合計厚さとする。
〔絶縁シートの第5実施形態〕
図5に示す絶縁シート(5)は、前記三層体(11)(12)(13)の上面に上補強層(14)を付加したものである。前記上補強層(14)は、上フィルム状接着剤層(11)側から順に、ポリエチレン補強布(16)、接着剤層(17)、ポリエステルフィルム(18)の3層が積層一体化された層である。
〔絶縁シートの第6実施形態〕
図6に示す絶縁シート(6)は、図5の絶縁シート(5)の下面にポリエステルフィルム補強層布(16)からなる下補強層(15)を付加したものである。
第5および第6実施形態の絶縁シート(5)(6)に用いられている上補強層(14)は、上述したポリエチレン補強布(16)に接着剤層(17)を介してポリエステルフィルム(18)を積層した複層の補強層である。ポリエステルフィルム(18)を付加することによって補強効果が高まってさらに施工作業性が向上する。また、最上面が表面平滑性の高いポリエステルフィルム(18)が覆われることによっても施工作業性が高まり、外観体裁も良くなる。
前記ポリエステルフィルム(18)の種類はポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリブチレンテレフタレート(PBT)フィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム等を例示でき、特にポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを推奨できる。また、ポリエステルフィルム(18)の厚さは、補強効果を得るために10〜1000μmが好ましく、特に10〜100μmが好ましい。
前記接着剤層(17)は、その好ましい材料および厚さにおいて、前記上下フィルム状接着剤層(11)(13)に準ずる。
さらに、本発明の絶縁シートにおいては、上補強層(14)として金属薄膜層を含む複層構造とすることにより、防水シートのピンホール検査を可能とすることができる。ピンホール検査とは、シート施工後に、高電圧式の探傷器(ピンホールテスター)を用いて防水シート表面側から高電圧を印加し、放電現象の有無によって防水シートに傷があるか否かをする検査するものである。このようなピンホール検査は、放電現象により傷付き部分に電流を流すものであるため、防水シート下面側に導電体が配置されることが前提条件となる。本発明の絶縁シートは防水シートと断熱材との間に介装されるシートであり、この絶縁シートを構成する層の一つに金属薄膜層を用いることにより、ピンホール検査を可能とする。
以下の第7および第8実施形態の絶縁シート(7)(8)は金属薄膜層を含む補強層が付加されたものである。
〔絶縁シートの第7実施形態〕
図7に示す絶縁シート(7)は、前記三層体(11)(12)(13)の上面に上補強層(14)を付加するとともに、下面にポリエステルフィルム補強層布(16)からなる下補強層(15)を付加したものである。
前記上補強層(14)は、上フィルム状接着剤層(11)側から順に、ポリエチレン補強布(16)、接着剤層(17)、金属薄膜層(19)、ポリエステルフィルム(18)の4層が積層一体化された複層である。
〔絶縁シートの第8実施形態〕
図8に示す絶縁シート(8)は、図7の絶縁シート(7)とは上補強層(14)の構成が異なる。
前記上補強層(14)は、上フィルム状接着剤層(11)側から順に、ポリエチレン補強布(16)、接着剤層(17)、ポリエステルフィルム(18)、金属薄膜層(19)の4層が積層一体化された複層であり、第7実施形態の絶縁シート(7)とはポリエステルフィルム(18)と金属薄膜層(19)の積層順が異なる。
金属薄膜層(19)を構成する材料は導電体であれば何ら限定されず、アルミニウム等の金属や金属酸化物、導電性カーボン、導電性繊維及び金属粉末等の導電性材料を含む塗料を例示できる。例えばアルミニウムの薄膜層の場合、その厚さは1〜100nmに調整するのが好ましい。
なお、上述した第1〜第8の絶縁シート(1)〜(8)において単層の下補強層(15)を例示したが、本発明は複層の下補強層を除外するものではない。但し、施工作業者が絶縁シートの上面を歩行するために上面は下面よりも破れ易く、下面よりも強度が要求される。このため、上補強層を複層に形成して強度を高める意義は大きい。
上述した絶縁シート(1)〜(8)は、例えば熱圧プレス機やラミネータによって各層を圧着し、積層一体化することにより製作することができる。特にラミネータによる場合は、連続的に圧着でき長尺の絶縁シートを製作できる点で推奨できる。金属薄膜層を有する構成の場合には、予め担持体となるポリエステルフィルムに導電体を蒸着あるいは塗布(印刷も含む)して積層したものを用いることが好ましい。
本発明の絶縁シート(1)〜(8)は、シート防水断熱構造において従来の絶縁シートと同様に絶縁工法によって施工すれば良い。
図9に示すシート防水断熱構造において、屋根下地(20)上に敷設した断熱材(21)上に本発明にかかる絶縁シート(1)〜(8)のいずれかが敷設されている。断熱材(21)および絶縁シート(1)〜(8)は、絶縁シート(1)〜(8)上に所定間隔で配置された複数個のプレート状の接合板(23)によって屋根下地(20)に固定されている。即ち、前記接合板(23)は、鋼板等の金属製芯板の上面に樹脂被覆層が形成された樹脂被覆鋼板等により構成され、中央孔を有する板形状のものが用いられている。この接合板(23)の中央孔に固定具(24)が挿入され、固定具(24)は絶縁シート(1)〜(8)および断熱材(21)を貫通して屋根下地(20)に打ち込まれる。そして、前記絶縁シート(1)〜(8)上に防水シート(25)を張り渡し、接合板(23)上に溶剤を注入し押圧することによって接合板(23)の樹脂被覆層と防水シート(25)の対応部分とを溶着接合させる。これにより、前記防水シート(25)の一部が屋根下地(20)に固定され、残りの多くの部分が遊離した状態となっている。
上述したシート防水断熱構造において、防水シート(25)の接合に用いた溶剤が固定具(24)を伝って流れ落ちたとしても、絶縁シート(1)〜(8)の繊維層(12)に吸収され、吸収された溶剤は上下のフィルム状接着剤層(11)(13)によって層内に封じ込められて断熱材(13)への移行が阻止される。ひいては、断熱材(21)の脆化を抑制して断熱材(21)のずれや剥がれが防止され、シート防水断熱構造の耐久性が向上する。
また、前記絶縁シート(1)〜(8)は繊維層(12)が上下フィルム状接着剤層(11)(13)あるいはさらに上下補強層(14)(15)によって被覆されているため、繊維層(12)を構成するガラス繊維が脱落して作業者の身体や着衣に付着するといったことがなく、作業性が良くかつ作業者に対する安全性にも優れている。特に上下補強層(14)(15)を有する絶縁シート(2)〜(8)は、適度な腰があってさらに取り扱い易く作業性に優れている。
また、絶縁シート(1)〜(8)の露出面は上下フィルム状接着剤層(11)(13)または上下補強層(14)(15)であって、フィルム状の場合は凹凸のない平坦面、織目等の凹凸を有している場合でも微視的にみれば連続した平滑面であるから、仮接着用のブチルテープや両面粘着テープに対する接合性が良く、この点でも施工作業性が良い。
さらに、金属薄膜(19)を有する上補強層(14)が付加された絶縁シート(7)(8)においては、防水シート(25)のピンホール検査が可能となる。
なお、前記シート防水断熱構造において、断熱材(21)、接合板(23)、固定具(24)、防水シート(25)は周知の材料を適宜用いることができる。
断熱材(21)としては、例えばポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン等の樹脂発泡体からなるものを好適に用いることができ、中でも特にポリスチレン発泡体を用いるのが良い。
接合板(23)の樹脂被覆層は特に限定されるものではないが、接合対象としての防水シート(25)を構成する樹脂と同種の樹脂、特に同一の樹脂やホットメルト系の接着性樹脂を用いるのが好ましく、これにより溶剤または高周波溶着等による溶着接合の際、樹脂同士の相溶性を一層向上させることができて、接合板(23)と防水シート(25)との接合強度をより向上させることができる。この被覆層を構成する樹脂の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂やポリ塩化ビニル、ホットメルト系ポリエステル樹脂、EVA樹脂、アクリル樹脂等を挙げることができる。なお言うまでもなく、本発明においては、接合板(23)の裏面側にも上記のような樹脂被覆層が形成されても良い。また接合板(23)は、通常、中央孔を有する円板形状のものが用いられ、絶縁シート(1)〜(8)上に載置された状態で、中央孔に開脚釘やカールプラグ等の固定具(24)が挿入されて屋根下地(20)に打ち込まれることによって、屋根下地(20)に固定されている。なお、前記固定具(24)は接合板(24)に一体に形成されていても良い。
また、建造物躯体の種類や形状も限定されない。例えば、鉄筋コンクリート(RC)、軽量発泡コンクリート(ALC)、プレキャストコンクリート(PC)等のコンクリート板等により構成されるものであり、勾配を有する傾斜屋根形状であっても、勾配のない水平な陸屋根形状であっても、アーチ状の屋根形状であっても良く、材質や形状は特に限定されるものではない。
この発明の絶縁シート(1)〜(8)は、防水シート(25)と接合板(23)とを溶剤によって接合する場合に限定使用されるものではない。高周波誘導加熱等の他の接合方法による場合にも使用でき、施工作業性や安全性という効果を享受できる。
実施例1〜8において、図1〜8に構造を示す8種類の絶縁シート(1)〜(8)を製作した。これらの絶縁シート(1)〜(8)の材料および構造の概略を表1に示す。また、絶縁シートの製作は各材料をラミネータによって連続的に熱圧着することにより行い、各材料が積層一体化された長尺シートに形成した。
Figure 0004335643
(実施例1)
図1に示すように、上フィルム状接着剤層(11)、繊維層(12)、下フィルム状接着剤層(13)による3層構造の絶縁シート(1)を製作した。
絶縁シート(1)において、上フィルム状接着剤層(11)および下フィルム状接着剤層(13)として、それぞれ厚さ20μmの低密度ポリエチレンフィルムを用い、繊維層(12)として目付け量が70g/m2のガラス繊維不織布を用いた。
また、以下の実施例2〜8において、この三層体(11)(12)(13)を基本構造として共通に用いた。
(実施例2)
図2に示すように、前記三層体(11)(12)(13)の上面に上補強層(14)を付加した4層構造の絶縁シート(2)を製作した。
上補強層(14)として、ポリエチレン織布(積水化学株式会社製、商品名「ソフ」、厚さ85μm)からなるポリエチレン補強布(16)を用いた。
(実施例3)
図3に示すように、三層体(11)(12)(13)の下面に下補強層(15)を付加した4層構造の絶縁シート(3)を製作した。
下補強層(16)として、ポリエチレン不織布(積水化学株式会社製、商品名「ソフ(GX55)、厚さ85μm)からなるポリエチレン補強布(16)を用いた。
(実施例4)
図4に示すように、三層体(11)(12)(13)の上面に上補強層(14)を付加し、下面に下補強層(15)を付加した5層構造の絶縁シート(4)を製作した。
上補強層(14)および下補強層(15)として、実施例2と同じポリエチレン織布からなるポリエチレン補強布(16)を用いた。
(実施例5)
図5に示すように、三層体(11)(12)(13)の上面に、ポリエチレン補強布(16)、接着剤層(17)、ポリエステルフィルム(18)の3層からなる上補強層(14)を付加した絶縁シート(5)を製作した。
ポリエチレン補強布(16)として実施例2と同じポリエチレン織布を用い、接着剤層(17)として厚さ20μmの低密度ポリエチレンフィルムを用い、ポリエステルフィルム(18)として厚さ15μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。
(実施例6)
図6に示すように、三層体(11)(12)(13)の上面に、ポリエチレン補強布(16)、接着剤層(17)、ポリエステルフィルム(18)の3層からなる上補強層(14)を付加し、下面にポリエチレン補強布(16)からなる下補強層(15)を付加した絶縁シート(6)を製作した。
上下補強層(14)(15)を構成するポリエチレン補強布(16)として実施例3と同じポリエチレン不織布を用い、接着剤層(17)およびポリエステルフィルム(18)は実施例5と同じものを用いた。
(実施例7)
図7に示すように、三層体(11)(12)(13)の上面に、ポリエチレン補強布(16)、接着剤層(17)、金属薄膜層(19)、ポリエステルフィルム(18)の4層からなる上補強層(14)を付加し、下面にポリエチレン補強布(16)からなる下補強層(15)を付加した絶縁シート(7)を製作した。
上補強層(14)を構成する金属薄膜層(19)として厚さ40nmのアルミニウム蒸着膜を用い、ポリエチレン補強布(16)、接着剤層(17)およびポリエステルフィルム(18)は実施例5と同じものを用いた。また、下補強層(15)を構成するポリエチレン補強布(16)として実施例2と同じポリエチレン織布を用いた。
(実施例8)
図8に示すように、三層体(11)(12)(13)の上面に、ポリエチレン補強布(16)、接着剤層(17)、ポリエステルフィルム(18)、金属薄膜層(19)の4層からなる上補強層(14)を付加し、下面にポリエチレン補強布(16)からなる下補強層(15)を付加した絶縁シート(8)を製作した。
この絶縁シート(8)と実施例7の絶縁シート(7)とは、上補強層(14)におけるポリエステルフィルム(18)および金属薄膜層(19)の積層順のみが相違する。
(シート防水断熱構造)
製作した8種類の絶縁シート(1)〜(8)を用い、絶縁工法により図9に示すシート防水断熱構造を形成した。
断熱材(21)として厚さ50mmのポリスチレン発泡体を用い、防水シート(25)としてポリ
オレフィン系樹脂シートを用いた。また、接合板(23)として中央孔が形成された円形鋼板の表面にポリオレフィン被覆層が形成されたものを用いた。
そして、屋根下地(20)上に断熱材(21)および絶縁シート(1)を順次敷設し、4層構造の絶縁シート(1)上に複数の接合板(23)を所定間隔で配置し、開脚釘(24)を打ち込んで接合板(23)、断熱材(21)および絶縁シート(1)を屋根下地(20)に固定した。さらに、これらを覆うように防水シート(25)を張り渡した。そして、防水シート(25)側から各接合板(23)上に溶剤を注入し、防水シート(25)を押圧して接合板(23)の樹脂被覆層に溶着させ、防水シート(25)と接合板(23)を接合一体化させた。
他の絶縁シート(2)〜(8)についても同様にして図9に示すシート防水断熱構造を形成した。
上述した8種類シート防水断熱構造において、固定具(24)の打ち込み孔から伝い落ちた溶剤は絶縁シート(1)〜(8)の繊維層(12)内に保持され、断熱材(21)への移行は阻止された。これにより、断熱材(21)が開脚釘(24)の周辺で陥没するといった不都合も発生しなかった。
さらに、実施例7,8の絶縁シート(7)(8)を用いたシート防水断熱構造について、高電圧式の探傷器を用いて防水シート(25)のピンホール検査を実施したところ、良好に検査することができた。
本発明にかかる絶縁シートの第1実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる絶縁シートの第2実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる絶縁シートの第3実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる絶縁シートの第4実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる絶縁シートの第5実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる絶縁シートの第6実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる絶縁シートの第7実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる絶縁シートの第8実施形態を示す断面図である。 絶縁工法によるシート防水断熱構造の一例を示す断面図である。 従来の絶縁シートの断面図である。
符号の説明
1,2,3,4,5,6,7,8,22,30,34…絶縁シート
11…低密度ポリエチレンフィルム(上フィルム状接着剤層)
12…ガラス繊維不織布(繊維層)
13…低密度ポリエチレンフィルム(下フィルム状接着剤層)
14…上補強層
15…下補強層
16…ポリエチレン補強布
17…接着剤層
18…ポリエステルフィルム
19…金属薄膜層
20…屋根下地(建造物躯体)
21…ポリスチレン発泡体(断熱材)
23…接合板
24…開脚釘(固定具)
25…防水シート

Claims (8)

  1. 上面側から順に、上補強層、上フィルム状接着剤層、繊維層、下フィルム状接着剤層が積層一体化されてなり、前記上補強層は上フィルム状接着材層側から順に、ポリエチレン補強布、接着剤層、ポリエステルフィルムが積層一体化された複層により構成されていることを特徴とする防水施工用絶縁シート。
  2. 上面側から順に、上補強層、上フィルム状接着剤層、繊維層、下フィルム状接着剤層が積層一体化されてなり、前記上補強層は上フィルム状接着材層側から順に、ポリエチレン補強布、接着剤層、金属薄膜層、ポリエステルフィルムが積層一体化された複層、またはポリエチレン補強布、接着剤層、ポリエステルフィルム、金属薄膜層が積層一体化された複層により構成されていることを特徴とする防水施工用絶縁シート。
  3. 前記繊維層はガラス繊維不織布により構成されている請求項1または2に記載の防水施工用絶縁シート。
  4. 前記繊維層の目付け量は30〜300g/mである請求項1〜3のいずれか1項に記載の防水施工用絶縁シート。
  5. さらに、前記下フィルム状接着剤層に下補強層が積層一体化されてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の防水施工用絶縁シート。
  6. 前記下補強層は、少なくともポリエチレン補強布を含む層により構成されている請求項5に記載の防水施工用絶縁シート。
  7. 建造物躯体上に敷設される断熱材と前記断熱材上に張り渡される防水シートとの間に、請求項1〜6のいずれか1項に記載された絶縁シートが介装され、
    前記絶縁シート上に配置された接合板が躯体に固定され、前記接合板と前記防水シートの接合板に対応する部分とが接合されるようにしたことを特徴とするシート防水断熱構造。
  8. 前記接合板は表面に樹脂被覆層を有し、その樹脂被覆層と防水シートが溶剤によって溶着接合されている請求項7に記載のシート防水断熱構造。
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