JPH06207467A - 防護ネット装置 - Google Patents

防護ネット装置

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JPH06207467A
JPH06207467A JP213893A JP213893A JPH06207467A JP H06207467 A JPH06207467 A JP H06207467A JP 213893 A JP213893 A JP 213893A JP 213893 A JP213893 A JP 213893A JP H06207467 A JPH06207467 A JP H06207467A
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JP
Japan
Prior art keywords
protective net
mounting jig
frame
jig
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP213893A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kikuchi
章 菊地
Yukio Yamamoto
由紀夫 山本
Tetsuro Yumura
哲朗 湯村
Koji Hamada
晃司 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP213893A priority Critical patent/JPH06207467A/ja
Publication of JPH06207467A publication Critical patent/JPH06207467A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築構造物を建築する際の防護ネット装置に
おいて、その設置、撤去作業を容易にし、落下物を確実
に捕捉することができるようにする。 【構成】 防護ネット装置は、躯体1の開口部に設置さ
れる防護ネット本体3と、該防護ネット本体3を躯体1
に取り付ける複数の取付治具4とからなり、前記防護ネ
ット本体3は、前記開口部内に配置可能な枠体6にネッ
トを張設した構成とされ、前記取付治具4は、前記躯体
1に掛止する掛止部13を有するとともに、該躯体1に
掛止した状態で上方に開口して前記防護ネット本体3の
枠体6の一部を嵌合自在とする溝12を有する構成とさ
れている。また、前記防護ネット装置は、前記防護ネッ
ト本体3の枠体6を前記溝12に嵌合させたときに、該
防護ネット本体3を前記取付治具4に螺着手段により固
定する固定手段を有する構成とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築途中にある建築構造
物の躯体に設置して、建築用の資材や工具類等が落下し
た場合にこれら落下物を捕捉する防護ネット装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、高層建築物の建築に際し
ては、上層階において工事を実施する場合に、各種建築
用の資材や工具類が下方に落下すると下層階にいる作業
者に危険が及ぶので、その危険を防止する手段を講じて
工事を行なうようにしている。
【0003】従来この種の防護手段としては、例えば、
建築中の建築構造物が鉄骨躯体を有する場合に、各階の
躯体を構成する梁(鉄骨)の開口部に繊維製のネットを
配置し、このネットの外縁部の複数箇所を紐等でその階
の梁を構成する鉄骨に縛り付けるようにし、この開口部
に張ったネットによって落下物を捕捉するようにしてい
た。また、当該階の作業が終了し、次にその上層階で作
業を実施する際には設置したネットを撤去、回収し、再
度上層階にネットを設置することを繰り返していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な落下物の防護手段においては、ネットの設置および撤
去作業は非常に手間がかかり、かつ時間を要する非能率
的な作業であった。また、近年、建築構造物施工工事の
自動化、省力化が進められているが、前記のネットの設
置および撤去作業は人手に頼らなければならないため、
自動化、省力化推進の障害にもなっていた。
【0005】さらに、ネットが設置された状態で時間が
経過するとともに、ネットを梁に固定している紐等が解
けたり、緩んだりして、極端な場合、ネットが落下物を
捕捉できずに下層階の作業者を防護する目的を果たせな
くなる恐れもあった。
【0006】本発明は前記の事情に鑑みてなされたもの
であって、ネットの設置、撤去作業を容易にし、またネ
ットが設置された状態において落下物を確実に捕捉する
ことができる防護ネット装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、前記の目的を達
成するために、請求項1記載の防護ネット装置において
は、建築中の建築構造物躯体の開口部に略水平状態に設
置される防護ネット本体と、この防護ネット本体を前記
躯体に取り付ける複数の取付治具とを具備してなり、前
記防護ネット本体は前記開口部内に配置可能な枠体にネ
ットを張設した構成とされ、前記取付治具は前記躯体に
掛止する掛止部を有するとともに該躯体に掛止した状態
で上方に開口して前記防護ネット本体の枠体の一部を嵌
合自在とする溝を有する構成とされていることを特徴と
した。
【0008】また、請求項2記載の防護ネット装置にお
いては、前記防護ネット本体の枠体を前記溝に嵌合させ
たときに、該防護ネット本体を前記取付治具に螺着手段
により固定する固定手段を有することを特徴とした。
【0009】
【作用】請求項1記載の防護ネット装置によれば、防護
ネット本体の枠体が複数の取付治具の溝内に嵌合される
ことにより、該防護ネット本体が建築中の建築構造物躯
体の開口部内に略水平状態に保持される。この状態にお
いて上方から落下物があった場合には、防護ネット本体
がこの落下物を捕捉する。
【0010】請求項2記載の防護ネット装置によれば、
前記防護ネット本体を前記取付治具に螺着手段により固
定する固定手段を有しているので、防護ネット本体が取
付治具に堅固に固定されることにより前記躯体に堅固に
保持される。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4は本発明による防護ネット装置の一実
施例を示す図である。まず、図4は、この発明による防
護ネット装置が建築途中にある建築構造物に設置された
状態を示す図である。図において、符号1は建築構造物
の躯体(梁)を構成する鉄骨であり、この躯体には防護
ネット装置2が設置されている。この防護ネット装置2
は、図3に示す防護ネット本体3と、図1に示す取付治
具4とで構成されている。
【0012】図3において、防護ネット本体3は、躯体
1の開口部5の形状に合わせて形成された枠体6内に中
桟7を設置し、これら枠体6と中桟7の上面全体にネッ
ト8を張設、固定してなるものである。枠体6および中
桟7は軽量の金属製の断面が矩形の管体である。ネット
8は、合成樹脂製の線または鋼線が前記枠体6の形状に
合わせて落下物を捕捉するのに十分な大きさのメッシュ
となるように升目状に編まれてなるものである。
【0013】また、取付治具4は図1に示すように、薄
厚の鋼板がその開口部を下方に向けて外観がコ字状に成
形された取付治具本体9と、下端から側方に突出したコ
字状の支持壁部10とがその交差部においてボルト11
で固定されたものである。そして、前記取付治具本体9
と支持壁部10との間には前記躯体1に掛止した状態で
上方に開口して前記防護ネット本体3の枠体6を嵌合自
在とする溝12が左右両方に形成されている。
【0014】前記取付治具本体9の掛止部13の幅は、
躯体1に掛止された場合、若干の余裕をもった上で確実
に嵌合する程度の寸法とされており、この取付治具4は
図に示すように躯体1に掛止されている。また、前記溝
12には前記防護ネット本体3の枠体6が嵌合されてい
る。
【0015】図2は前記枠体6を支持する前記取付治具
4の溝12部分を示す図である。取付治具4の支持壁部
10の上面の部材14の裏面にはナット15が溶接、固
定されている。一方、防護ネット本体3の外縁部上面の
複数箇所には金属板のプレート16が設置されていると
ともに、該プレート16にはボルト穴17が形成されて
おり、このボルト穴17を通してボルト18が前記取付
治具4のナット15に螺着されることによって防護ネッ
ト本体3が取付治具4に固定される。
【0016】前記の構成からなる防護ネット装置2を設
置する際には、まず、前記躯体1のの複数箇所に取付治
具本体9を掛止させ、この取付治具本体9の下端に支持
壁部10をボルト11によって固定する。図4におい
て、符号19は取付治具4の掛止位置である。そこで、
設置しようとする躯体1の開口部5の形状に合った防護
ネット本体3を該開口部5に搬入し、該防護ネット本体
3の枠体6が前記開口部5内に設置された全ての取付治
具4の溝12に嵌合するように設置する。次に、取付治
具4の支持壁部10に固定されたナット15の位置と防
護ネット本体3のプレート16のボルト穴17の位置が
一致するように取付治具4の掛止位置を調整し、ボルト
18を前記プレート16のボルト穴17を通して取付治
具4のナット15に螺着する。
【0017】工事を行なう階の躯体1の全ての開口部5
において、前記の作業を繰り返し行なうことにより防護
ネット装置2の設置作業は終了し、その階の建築構造物
の建築工事に取り掛かることができる。
【0018】前記の防護ネット装置の構成によれば、取
付治具4の掛止部13が躯体1に嵌合し、また防護ネッ
ト本体3の枠体6が複数の取付治具4の溝12内に嵌合
されることにより、該防護ネット本体3が建築中の建築
構造物躯体1の開口部5内において略水平状態に保持さ
れる。従って、この状態において上方から落下物があっ
た場合には、防護ネット本体3によってこの落下物が捕
捉される。
【0019】さらに、前記防護ネット本体3が複数の取
付治具4にボルト18によって螺着、固定されるように
なっているので、防護ネット本体3が取付治具4に堅固
に固定されることによって、風やその他の外力により外
れる恐れもなく前記躯体1に堅固に保持される。
【0020】本実施例によれば、防護ネット本体3を設
置するに際して、取付治具4を躯体1に掛止させた後、
防護ネット本体3の枠体6を取付治具4の溝12に嵌合
させるとともにボルト18で防護ネット本体3を固定す
るのみで防護ネット装置2を躯体1に簡単に設置するこ
とができる。また、防護ネット装置2を撤去する際に
も、前記と逆の手順を経て簡単に撤去することができ
る。従って、防護ネット装置2の設置および撤去作業が
容易になり、作業能率が改善される。
【0021】また、防護ネット本体3がボルト18の螺
着によって取付治具4に固定され、躯体1に堅固に保持
されるので、上方から落下物があった場合に、この落下
物を確実に捕捉することができ、下層階にいる作業者に
危険を及ぼす恐れをなくすことができる。
【0022】次に、本発明における別の実施例について
図5を用いて説明する。なお、この実施例においては、
防護ネット本体3の構成は前記実施例と同様であり、取
付治具20の構造のみが前記実施例と異なるものであ
る。
【0023】この取付治具20は、取付治具本体21
と、L字状の支持壁部22、22とを一体に形成したも
のである。取付治具本体21と支持壁部22、22との
間には上方に開口して前記防護ネット本体3の枠体6を
嵌合自在とする溝23が形成されている。
【0024】取付治具本体21の中間には係止部材24
がピン25で回動自在に支持され、この係止部材24の
他端がボルト26によって取付治具本体21に固定され
るようになっている。この場合、前記係止部材24は、
取付治具本体21と係止部材24とによって囲まれる空
間に躯体1が若干の余裕をもって収まるような位置に設
置されている。
【0025】この取付治具20を躯体1に設置する際に
は、まず、係止部材24の一端をボルト26で固定しな
い状態で、図において二点鎖線で示す位置に設置してお
き、取付治具本体21を前記躯体1に掛止させた後、係
止部材24を実線で示す位置に設置しボルト26で固定
する。以下、前記溝23に防護ネット本体3の枠体6を
嵌合させ、防護ネット本体3をボルト18によって取付
治具20に固定する手順は前記実施例と同様である。
【0026】この実施例によれば、係止部材24が躯体
1の下方に近接して設けられることにより、この係止部
材24が取付治具20が躯体1から浮き上がることを防
止するように作用し、風やその他の外力によって取付治
具20自体、ひいては防護ネット装置2全体が躯体1か
ら浮き上がることを防止し、防護ネット装置2がさらに
堅固に躯体1に固定される効果がある。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば以下の効果が得られる。
請求項1記載の防護ネット装置によれば、防護ネット本
体と複数の取付治具とからなる構成とされており、建築
途中にある建築構造物の躯体に防護ネットを設置するに
際して、取付治具を躯体に掛止させるとともに、防護ネ
ット本体を取付治具に固定するのみで防護ネット装置を
躯体に簡単に設置することができる。また、防護ネット
装置を撤去する際にも簡単に撤去することができる。従
って、防護ネットの設置および撤去作業が容易になり、
作業能率が改善される。そして、この防護ネット装置を
設置した場合には、上方から落下物があったときに、こ
の落下物を確実に捕捉することができ、下層階にいる作
業者に危険を及ぼす恐れをなくすことができる。
【0028】請求項2記載の防護ネット装置によれば、
防護ネット本体が螺着手段によって取付治具に固定され
るため、装置を躯体に堅固に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例として示した防護ネット装
置を躯体に設置した状態を示す一部を断面視した側面図
である。
【図2】 同取付治具の溝部分の拡大側面図である。
【図3】 本発明の一実施例として示した防護ネット装
置の防護ネット本体の平面図である。
【図4】 同実施例における防護ネット装置を建築構造
物の躯体に設置した状態における平面図である。
【図5】 本発明の別の実施例として示した防護ネット
装置を躯体に設置した状態を示す一部を断面視した側面
図である。
【符号の説明】
1 建築構造物の躯体 2 防護ネット装置 3 防護ネット本体 4 取付治具 5 躯体の開口部 6 枠体 8 ネット 12 溝 13 掛止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 晃司 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築中の建築構造物躯体の開口部に設置
    して落下物を捕捉する防護ネット装置であって、前記開
    口部に略水平状態に設置される防護ネット本体と、この
    防護ネット本体を前記躯体に取り付ける複数の取付治具
    とを具備してなり、前記防護ネット本体は前記開口部内
    に配置可能な枠体にネットを張設した構成とされ、前記
    取付治具は前記躯体に掛止する掛止部を有するとともに
    該躯体に掛止した状態で上方に開口して前記防護ネット
    本体の枠体の一部を嵌合自在とする溝を有する構成とさ
    れていることを特徴とする防護ネット装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防護ネット装置におい
    て、前記防護ネット本体の枠体を前記溝に嵌合させたと
    きに、該防護ネット本体を前記取付治具に螺着手段によ
    り固定する固定手段を有することを特徴とする防護ネッ
    ト装置。
JP213893A 1993-01-08 1993-01-08 防護ネット装置 Pending JPH06207467A (ja)

Priority Applications (1)

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JP213893A JPH06207467A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 防護ネット装置

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JP213893A Pending JPH06207467A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 防護ネット装置

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JP (1) JPH06207467A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105178618A (zh) * 2015-07-31 2015-12-23 中天建设集团有限公司 一种带飘窗预制外挂墙板施工用的防护架
JP2020190079A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 清水建設株式会社 落下防止構造

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Effective date: 20001010