JPH084437A - コーナー部連結構造 - Google Patents

コーナー部連結構造

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Publication number
JPH084437A
JPH084437A JP13604094A JP13604094A JPH084437A JP H084437 A JPH084437 A JP H084437A JP 13604094 A JP13604094 A JP 13604094A JP 13604094 A JP13604094 A JP 13604094A JP H084437 A JPH084437 A JP H084437A
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JP
Japan
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frame member
vertical
horizontal
fixture
wall
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Pending
Application number
JP13604094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hanabusa
研二 花房
Satoshi Tsukahara
聡 塚原
Mitsumasa Segi
三正 世木
Noriyuki Miyagawa
仙幸 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 横枠材に掛かる荷重によって変形を生じにく
いコーナー部の連結構造の提供。 【構成】 縦枠材1の端部において、横枠材2の端面と
対向するコーナー部内側壁9が切り欠れるともに、切欠
き部17に対向したコーナー部外側壁8に孔18が設け
られる。コーナー部外側壁8に設けた挿通孔18から固
定具4の水平部が横枠材2の内部に嵌入され、同時に固
定具4の垂直部4bが縦枠材1の外面に添着される。横
枠材2の端部を切欠き部17から縦枠材1の端部に嵌入
して、縦枠材1の切欠かれた内側壁9の頂面に載置させ
ると共に先端部を固定具4の水平部4aに下方から係合
させ、縦枠材1と横枠材2および固定具4を縦枠材1の
コーナー部外面側から横枠材2にねじ込まれたタップね
じ5により固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、扉や障子などの開閉
体における枠組構造やカーポートの柱と片持ちビームと
の結合部などのフレーム構造におけるコーナー部の連結
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】扉(図21)やカーポート(図22)な
ど、枠組やフレーム組による構造では、いくつかの個所
で縦枠材1と横枠材2が角度をもって連結され、コーナ
ー部3を構成する。コーナー部3では通常、いわゆる縦
通しであって、縦枠材1のコーナー部内側壁に横枠材2
の端面が突き当てられ、縦枠材1のコーナー部外側壁か
らねじ込まれたビスによって固定されている。この様な
コーナー部のうち、扉における吊元側上部やカーポート
の柱材とビーム材の連結個所に形成されるコーナー部で
は、横枠材2に掛かる荷重でコーナー部3を中心に横枠
材2の先端が下方へ回動するような変形を生じ易い。
【0003】一方、扉体等開閉体のアルミ形材コーナー
部に関して、各種荷重による変形の許容範囲を定めたJ
IS規格があるので、これを満たすために、裏板(スチ
ール)を用いたり、ビス止め本数を増加したり、あるい
は形材の肉厚を増加するなどしてコーナーを補強し、ま
た、コーナー部全体の構造で総持ちさせる方法で強度を
補っているが十分な補強のためには、コーナー部に関す
る部品の増加や組立手間の増加およびアルミ材料費の増
加がともない商品のコストを引き上げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、横枠材に
掛かる荷重によって変形を生じにくいコーナー部の連結
構造およびこの連結構造による扉など開閉体の提供を課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】縦枠材と横枠材の固定金
具を用いたコーナー部連結構造に関する。固定金具は垂
直部と水平部を有する。少なくとも内側壁の端部を切欠
いた縦枠材に、横枠材の端部が縦枠材における切り欠き
部の頂面に載置される。固定具の垂直部が縦枠材に固定
されると共に水平部が下面で横枠材と当接される。
【0006】縦枠材の端部において、少なくとも内側壁
の端部を切欠く態様には種々のものがある。垂直部と水
平部を備えた固定具の取付け態様には種々のものがあ
る。固定具の垂直部、水平部の態様には種々のものがあ
る。支持側(吊元側)の上方個所のコーナー部にこの連
結構造を用いて扉など開閉体を構成する。
【0007】
【作用】縦枠材における切り欠き部の頂面はコーナー部
において、横枠材を支持すると共に横枠材が回転する際
の支点となる。固定具の水平部の下面が横枠材に当接す
る構成は、横枠材が縦枠材の切欠かれた内側壁の頂部を
支点に回転するのを阻止する。
【0008】
【実施例】図1、図3は、扉のコーナー部3を示してお
り、第1の実施例である。縦枠材1、横枠材2、固定具
4および固定用のタップねじ5によってコーナー部3が
形成されている。縦枠材1はアルミ合金の長尺な押出し
成形材から両端を長手方向に対し直角に切断して形成さ
れており、前面壁6、後面壁7、コーナー部外側壁8
(以下外側壁)およびコーナー部内側壁9(内側壁)を
有する。横枠材2も同様にアルミ合金の押出し成形材で
前面壁10、後面壁11、コーナー部外側壁12(外側
壁)およびコーナー部内側壁13(内側壁)を有し、前
面壁10、後面壁11の外面間の寸法(見付け方向の外
寸法)d1が縦枠材1の前・後壁6,7の内面間の寸法
(見付け方向の内寸法)d2とほぼ等しくされている。
すなわち、横枠材2の端部は縦枠材1の前・後壁6,7
間に進入することができる。横枠材2はまた、コーナー
部外側壁12の内面とコーナー部内側壁13の外面に枠
材の長手方向に沿ったビスホール14,15を備えてい
る。なお、この明細書において、枠材の断面を構成する
壁面の名称は図10のように定義してもちいている。枠
材は、中壁を有することもある。また、図10は説明の
ために一つの枠材の断面を例として用いているのであ
り、実際には具体的な点で異なることがある。
【0009】固定具4は、厚手の鋼板をプレスによる打
ち抜きと曲げ加工で成形したもので水平部4aと垂直部
4bからなり、垂直部4bにねじ孔16を有している。
固定具4は変形に対し十分な強度を備えたものとする。
タップねじ5は、通常のアルミ枠材結合用のタップねじ
である。
【0010】縦枠材1と横枠材2の連結は次のように行
われる。縦枠材1の端部において、横枠材2の端面と対
向する内側壁9が横枠材2の上下寸法d3に相当する分
だけ端部から切欠かれる(図3)。切欠き部17に対向
した外側壁8に固定具4の水平部4aが貫通する挿通孔
18と横枠材2のビスホール14,15に対応した位置
にねじ孔19,19が形成される。固定具4の水平部4
aが挿通孔18から横枠材2の内部に嵌入され、同時に
固定具4の垂直部4bが縦枠材1の外面に添着される。
すなわち、固定具4は水平部4aを下方として取付けら
れる。
【0011】横枠材2の端部を縦枠材1の切欠き部17
に嵌入して、縦枠材2の切欠かれた内側壁9の頂部に載
置させると共に先端部を固定具4の水平部に下方から係
合させる。縦枠材1の外面側から一本のタップねじ5を
固定具4のねじ孔16、縦枠材1のねじ孔19を通して
横枠材2のビスホール14にねじ込むと共に、もう一本
のタップねじ5を縦枠材1のねじ孔19を通して横枠材
2のビスホール14にねじ込んで、縦枠材1と横枠材2
を固定具4を介して固定する。コーナー部3の外観は図
7のようになる。
【0012】以上の構成により、このコーナー部3で
は、扉に荷重が掛かり吊元側の縦枠材1に対し横枠材2
の先端部が下方に押し下げられる時、横枠材2は縦枠材
1の切欠き部17における切欠かれた内側壁9の頂面で
荷重が支持される。同時に、横枠材2には内側壁9の頂
面を支点として、先端が下方へ移動する方向のモーメン
トを生じるが、縦枠材1側の端部が下方から固定具4の
水平部4aに係合しており、このモーメントによって横
枠材2が回転してしまうのを防止する。
【0013】また、縦枠材1の端部において残された前
面壁6、後面壁7は切欠き部17から嵌入された横枠材
2の端部における前面壁10と後面壁11を挟みつけて
コーナー部3において横枠材2が前後に振れるのを抑制
する。
【0014】横枠材2に対する荷重は内側壁9の頂面と
縦枠材1のコーナー部外側壁8から横枠材2にねじ込ま
れた2本のタップねじ5で支持される。一方、荷重によ
って生じるモーメントは、固定具4と孔18およびコー
ナー部外側から固定具4を貫通してねじ込まれた1本の
タップねじ5とによって支持される。荷重の支持に関し
て、2本のタップねじ5に対する力は剪断力であるが、
アルミ枠材結合用のタップねじ5は十分な強度を有する
と共に、縦枠材1の内側壁9は縦方向の荷重に対して大
きな耐力を有する。また、荷重によるモーメントの力は
固定具4の水平部4a、挿通孔18を介してコーナー部
外側壁8に上方向の力を作用し、上方のタップねじ5に
対して引っ張り力を及ぼすが、縦枠材1の内側壁9は縦
方向の荷重に対して大きな耐力を有し、タップねじ5に
は十分な強度が付与されている。この結果、コーナー部
3は頑丈で、荷重による変形を起しにくい。
【0015】図2,図4は第2の実施例を示し、扉のコ
ーナー部3であって、縦枠材1、横枠材2は第1実施例
の場合と同じであるが、固定具4の形態と取付けの態様
が異なる。なお、第1の実施例と同様の部材、個所には
同じ符号を用い、詳細な説明を省略する。固定具4は厚
手の鋼板をプレスによる打ち抜きと曲げ加工で成形され
ており、水平部4aと垂直部4bを備え、さらに、垂直
部4bの端縁にコーナーの外方に屈曲した屈曲部4c
を、また、水平部4aの端縁にコーナーの内方に屈曲し
た屈曲部4dを備えている。垂直部4bには横枠材2の
ビスホール14,15と対応してねじ孔16(a,b)
が形成されている。縦枠材1における切欠き部17に対
向した外側壁8に、固定具4の係合部4cを係合させる
ための係合孔18aと横枠材2のビスホール14,15
に対応したねじ孔19,19が形成され、また、横枠材
2の外側壁12に固定具4の係合部4cを係合させるた
めの係合孔18bが形成される。
【0016】縦枠材1と横枠材2の連結は次のように行
われる。縦枠材1の端部が第1実施例の場合と同様に切
欠かれる。横枠材2の端部を縦枠材1の端部切欠き部1
7に嵌入して縦枠材1の切欠かれた内側壁9の頂部に載
置させる。
【0017】固定具4の水平部4aを横枠材2の外側壁
12に添着して屈曲部4dを係合孔18bに係合させる
と共に垂直部4bを横枠材2の端面と縦枠材1の間に介
在させ、かつ、垂直部4bの係合部4cを縦枠材2の外
側壁8に形成した孔18に係合させる。これにより、横
枠材2の端部に固定具4が水平部4aを上方として配置
される。この場合、固定具4における水平部4aの屈曲
部4dが横枠材2の外側壁12における係合孔18bに
係合されているので、横枠材2に対する固定具4の位置
決めが容易であると共に、縦枠材1との組み付け時に脱
落する恐れが少ない。縦枠材1と横枠材2および固定具
4を縦枠材1のコーナー部外側壁8からねじ孔19,1
6を通して横枠材2のビスホール14,15にねじ込ん
だタップねじ5で固定する。
【0018】この構成によるコーナー部3においても、
扉に荷重が掛かり吊元側の縦枠材1に対し横枠材2の先
端部が下方に押し下げられる時、横枠材2は縦枠材1の
切欠き部17における切欠かれた内側壁9の頂面を支点
として、先端が下方へ移動する方向のモーメントを生じ
るが、縦枠材1側の端部が下方から固定具4の水平部4
aに係合し、このモーメントによって横枠材2が回転し
てしまうのを防止する。
【0019】また、縦枠材1の端部において残された前
面壁6、後面壁7は切欠き部17から嵌入された横枠材
2の端部における前面壁10、後面壁11を挟みつけて
コーナー部3において横枠材2が前後に振れるのを抑制
する。同様に、横枠材2に対する荷重は縦枠材1におけ
る内側壁9の頂面と縦枠材1の外側壁8から横枠材2に
ねじ込まれた2本のタップねじ5で支持される。
【0020】一方、荷重によって生じるモーメントは、
固定具4の係合部4cと孔18およびコーナー部外側か
ら固定具4を貫通してねじ込まれた2本のタップねじ5
とによって支持される。荷重の支持に関して、2本のタ
ップねじ5に対する力は剪断力であるが、アルミ枠材結
合用のタップねじ5は十分な強度を有すると共に、縦枠
材1の内側壁9は縦方向の荷重に対して大きな耐力を有
する。また、荷重によるモーメントの力は固定具4の水
平部4a、係合部4c、孔18を介して縦枠材1の外側
壁8に上方向の力を作用し、上方のタップねじ5に対し
て引っ張り力を及ぼすが、コーナー部内側壁9は縦方向
の荷重に対して大きな耐力を有し、タップねじ5には十
分な強度が付与されているから、コーナー部3は頑丈
で、荷重による変形を起しにくい。
【0021】第2実施例では、横枠材2の端部における
内側壁13の端が固定具4の垂直部4bに当接する個所
で、垂直部4bが縦枠材2のコーナー部外側壁8ともど
も湾曲し易い傾向があるが、固定具4がコーナー部3の
外側面に現れず、扉等の外観が良い。
【0022】以上、第1と第2の実施例は、縦枠材1と
横枠材2が垂直部4bと水平部4aを有する固定具4を
用い、角度をもって連結されたコーナー部3であって、
縦枠材端部の内側壁9が切り欠かれ、この切り欠き部の
頂面に横枠材2の端部が載置され、固定具4の垂直部4
bが縦枠材2に固定されると共に水平部4aが下面で横
枠材2と当接していることを特徴としたコーナー部連結
構造である。これらの実施例において、図示ではいずれ
も横枠材2の端面を縦枠材1の外側壁8の内面あるいは
固定具4の垂直部4bに突き当てているが、必ずしも突
き当てる必要はなく、横枠材2の端面と縦枠材1の外側
壁8との間に多少の間隙があっても第1、第2の実施例
の場合は、外部から見えることはない。
【0023】図5は第3の実施例で扉のコーナー部3で
あり、縦枠材1と横枠材2が垂直部4bと水平部4aを
有する固定具4を用い、角度をもって連結されたコーナ
ー部3であって、縦枠材1の端部が外側壁8を残して切
り欠かれ、この切り欠き部17の頂面に横枠材2の端部
が載置され、固定具4の垂直部4bが縦枠材1に固定さ
れると共に水平部4aの下面で横枠材2と当接している
ことを特徴としたコーナー部連結構造である。縦枠材
1、横枠材2の断面構成は第1、第2の実施例と同様で
あるが、これらの見込み方向寸法d2とd1が等しくさ
れ、切欠き部17は前面壁6、後面壁7部分も切り掛か
れている。また、縦枠材1の残された外側壁8の端縁は
固定具4における水平部4aの厚さ分だけ切り掛かれて
いる(符号20)縦枠材1と横枠材2の連結は第1、第
2の実施例に同様であるが、次のように行われる。
【0024】横枠材2の端部を縦枠材1の端部切欠き部
17に配置して切欠き部17の頂面(内側壁9の頂面、
前面壁6、後面壁7の頂面)に載置させ、横枠材2の端
面を縦枠材1における外側壁8の内面に突き当てる。固
定具4の垂直部4aを縦枠材1における外側壁8の外面
に沿わせ、水平部4aを横枠材2における外側壁12の
外面に沿わせ、水平部4aを上方として配置する。縦枠
材1における外側壁8の端縁に切欠き20が形成されて
いるので、固定具4は図示の構造において、縦枠材1、
横枠材2の外面側に形成されている溝内に嵌まり込み正
面から隠蔽される。縦枠材1と横枠材2および固定具4
を縦枠材1のコーナー部外側壁8からねじ孔19,16
を通して横枠材2のビスホール14,15にねじ込んだ
タップねじ5で固定する。
【0025】縦枠材1と横枠材2および固定具4を縦枠
材1のコーナー部外側壁8からねじ孔19,16を通し
て横枠材2のビスホール14,15にねじ込んだタップ
ねじ5で固定する。このコーナー部3の外観は図8のよ
うになり、縦枠材1と横枠材2の見込み方向寸法d2、
d1が等しいことにより、縦枠材1と横枠材2のそれぞ
れの前面壁6、10および後面壁7,11が面一に連結
される。この構成によるコーナー部3においても、扉に
荷重が掛かり吊元側の縦枠材1に対し横枠材2の先端部
が下方に押し下げられる時、横枠材2は縦枠材1の切欠
き部17における切欠かれた内側壁9の頂面を支点とし
て、先端が下方へ移動する方向のモーメントを生じる
が、縦枠材1側の端部が下方から固定具4の水平部4a
に係合し、このモーメントによって横枠材2が回転して
しまうのを防止する。
【0026】図6は、第4の実施例で扉のコーナー部3
であり、第3の実施例における固定具4を、その垂直部
4bを縦枠材1の外側壁8の内面に沿わせ水平部4aを
横枠材2における外側壁12の外面に沿わせて配置した
もので、このために横枠材2における外側壁12と内側
壁13の端縁が切り欠かれている(符号21)。他の構
成は第3の実施例と同じである。作用効果についても第
3の実施例の場合とほぼ同様であるが、この実施例の構
造では、固定具4の垂直部4bが縦枠材1の内側となる
ので、コーナー部3を側面側から見る場合にも固定具4
が目立たない。
【0027】なお、切欠き21を形成せずに横枠材2の
端面を固定具4の垂直部4bに突き当てる場合には縦枠
材1の前面壁6と横枠材2の前面壁10との間、あるい
は後面壁7と後面壁11との間に垂直部4bの厚さに相
当する間隙が生じるので、これを無くするために図6に
鎖線で示すように、縦枠材1の切欠き部17において前
面壁6と後面壁7の一部を垂直部4bの厚さに相当する
分だけ切り残す。縦枠材1の端部における切欠き部17
の形態とこれに対応した横枠材2端部の形態としては、
特殊な場合であるが第19図に示すように、縦枠材1に
おいて内側壁9と前面壁6を除去し、横枠材2において
後面壁11を除去することがある(第5の実施例)。他
の構成はほぼ同じであって、水平部4aと垂直部4bを
備えた固定具4を用いて固定される。
【0028】図9〜図18は、固定具4の垂直部4b、
水平部4aの種々な態様と固定具4の取付け種々な態様
を同時に示したもので、第1〜第5の実施例で示した縦
枠材1と横枠材2の連結構造のいずれにも適用できる。
各図はそれぞれ一つの実施例に相当するものであるが、
縦枠材1と横枠材2の連結構造は第1〜第5の実施例で
示したものと同様であるとして詳細な説明を省略する。
図9は、第1の実施例に相当するものであるが、固定具
4は水平部4aを下にし、垂直部4bが縦枠材1の外側
壁8の外面に固定され、水平部4aが縦枠材1の外側壁
8に形成された挿通孔18aを横枠材2側に貫通して取
付けられている。
【0029】図10のものでは、固定具4が水平部4a
を下にして配置され、固定具4の垂直部4bが水平部4
aを横枠材側として縦枠材1の外側壁8の内面に固定さ
れ、固定具4の垂直部4aに横枠材2の端面が突き当て
られて縦枠材1と横枠材2が連結されている。図11の
ものでは、固定具4は水平部4aを上にし、垂直部4b
が縦枠材1の外側壁8の外面に固定され、水平部4aが
縦枠材1の外側壁8に形成された挿通孔18aを横枠材
2側に貫通して取付けられている。固定具4の垂直部4
aは端縁に屈曲部4cを有し、この屈曲部4cを縦枠材
の外側壁8に形成した係合孔18cに係合して取付けら
れている。
【0030】図12のものでは、固定具4が水平部4a
を下にして、垂直部4bを縦枠材1の外側壁8の内面に
水平部4bを横枠材2における外側壁12の外面に配置
して固定されている。縦枠材1と横枠材2は、固定具4
の垂直部4aに横枠材2の端面が突き当てられてが連結
されており、この態様は、第2実施例の原形に相当す
る。図13のものでは、図12の態様において、固定具
4における水平部4aの端縁に屈曲部4dを有し、この
屈曲部4dを横枠材2の外側壁12に形成した係合孔1
8bに係合して取付けられている。
【0031】図14のものでは、図12の態様におい
て、固定具4における垂直部4bの端縁に屈曲部4cを
有し、この屈曲部4cを縦枠材21外側壁8に形成した
係合孔18bに係合して取付けられている。図15のも
のは、第3の実施例に相当するもので、固定具4は水平
部4aを上にし、垂直部4bが縦枠材1の外側壁8の外
面に固定されは、水平部4aの下面が横枠材2のにおけ
る外側壁12の外面に当接している。図16のものは、
図15の態様において、固定具4における水平部4aの
端縁に屈曲部4dを有し、この屈曲部4dを横枠材2の
外側壁12に形成した係合孔18bに係合して取付けら
れている。
【0032】図17のものは、図15の態様において、
固定具4における垂直部4bの端縁に屈曲部4cを有
し、この屈曲部4cを縦枠材1の外側壁8に形成した係
合孔18cに係合して取付けられている。図18のもの
は、図15の態様において、固定具4における水平部4
aの端縁に屈曲部4dを有し、この屈曲部4dを横枠材
2の外側壁12に形成した係合孔18bに係合して取付
けられていると共に、固定具4における垂直部4bの端
縁に屈曲部4cを有し、この屈曲部4cを縦枠材1の外
側壁8に形成した係合孔18cに係合して取付けられて
いる。
【0033】以上、実施例について説明したが本願の発
明は、図示した具体的な構成に限定されない。縦枠材
1、横枠材2の断面形状はは円形の場合もある。その場
合、前面壁6、後面壁7、外側壁8および内側壁9など
は円周を構成する周壁のそれぞれ一部分の相当個所とな
る。この様なコーナー部結合構造は図21に示すような
扉の吊元側(支持側)の上方における縦枠材1と横枠材
2の結合に用いることによって、上方からの荷重に強い
扉(開閉体)を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、縦枠材の荷重
が縦枠における切欠き部の頂面に支持されると共にこの
個所を支点としたモーメントの縦枠材側が頑丈な固定具
によって支持されて、横枠の荷重および荷重によるモー
メントが縦枠材の長手方向に作用するようにされている
ので、コーナー部に変形が生じにくい。また、横枠材2
の端部が縦枠材の前面壁と後面壁により前後方向の力に
より支持されるので、コーナー部の安定度が高い。さら
に、縦枠材の前面壁と後面壁により縦枠材と横枠材端面
の対向個所が隠蔽されるのでコーナー部の外観が良い。
【0035】請求項2の構成によれば、縦枠材の荷重が
縦枠における切欠き部の頂面に支持されると共にこの個
所を支点としたモーメントの縦枠材側が頑丈な固定具に
よって支持されて、横枠の荷重および荷重によるモーメ
ントが縦枠材の長手方向に作用するようにされているの
で、コーナー部に変形が生じにくい上、さらに、コーナ
ー部の前面と後面を面一に構成しやすく、コーナー部の
外観が向上する。請求項3の構成によれば、縦枠材の荷
重が縦枠における切欠き部の頂面に支持されると共にこ
の個所を支点としたモーメントの縦枠材側が頑丈な固定
具によって支持されて、横枠の荷重および荷重によるモ
ーメントが縦枠材の長手方向に作用するようにされてい
るので、コーナー部に変形が生じにくい上、コーナー部
の正面と後面の外観を縦通しと横通しの異なったものに
できる。
【0036】請求項4の構成によれば、固定具は取付け
に際して縦枠材に外側から当て付けて作業できるので、
固定具の取付けが簡単である。請求項5の構成によれ
ば、挿通孔による水平部の支持が確実であり、横枠材か
らのモーメントを確実に受け止めることができる。請求
項6の構成によれば、コーナー部の側面に固定具が現れ
ず、コーナー部の外観が向上する。請求項7の構成によ
れば、突き当てることによって、縦枠材に対する横枠材
の位置決めが容易であり、また、横枠材の端面によっ
て、横枠材のモーメントによる力が分散され、縦枠材や
コーナー部の変形が抑制される。
【0037】請求項8の構成によれば、コーナー部の側
面に固定具の垂直部れが現れず、また、横枠材の端面を
縦枠材に突き当てて連結することができ、外観を向上で
きると共にコーナー部の変形を抑制することができる。
請求項9の構成によれば、固定具の水平部を横枠材の外
面に現れないようにすることができ、外観を向上できる
と共に、付属装置を取付ける場合に邪魔にならない。請
求項10の構成によれば、組み付け時に縦枠材あるいは
横枠材に対し固定具は水平部で係合した形となるので、
固定具の配置が安定し、作業しやすい。
【0038】請求項11の構成によれば、固定具による
横枠モーメントの受け止めが屈曲部によって補強され
る。請求項12の構成によれば、屈曲部によって固定具
の位置決めとその一の維持が容易になり、作業性が向上
する。請求項13の構成によれば、固定具による横枠モ
ーメントの受け止めが垂直部の屈曲部によって補強され
ると共に、水平部の屈曲部によって固定具の位置決めと
その一の維持が容易になり、作業性が向上する。請求項
14の構成によれば、開閉体が上方からの荷重に対して
頑丈なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面を示すコーナー部の正面図(第1の実施
例)。
【図2】断面を示すコーナー部の正面図(第2の実施
例)。
【図3】分解して示すコーナー部の斜視図(第1の実施
例)。
【図4】分解して示すコーナー部の斜視図(第2の実施
例)。
【図5】分解して示すコーナー部の斜視図(第3の実施
例)。
【図6】分解して示すコーナー部の斜視図(第4の実施
例)。
【図7】コーナー部の斜視図(第1の実施例)。
【図8】コーナー部の斜視図(第3の実施例)。
【図9】断面で模式的に示すコーナー部の正面図(第1
の実施例)。
【図10】断面で模式的に示すコーナー部の正面図(第
6の実施例)。
【図11】断面で模式的に示すコーナー部の正面図(第
7の実施例)。
【図12】断面で模式的に示すコーナー部の正面図(第
8の実施例)。
【図13】断面で模式的に示すコーナー部の正面図(第
9の実施例)。
【図14】断面で模式的に示すコーナー部の正面図(第
10の実施例)。
【図15】断面で模式的に示すコーナー部の正面図(第
3の実施例)。
【図16】断面で模式的に示すコーナー部の正面図(第
11の実施例)。
【図17】断面で模式的に示すコーナー部の正面図(第
12の実施例)。
【図18】断面で模式的に示すコーナー部の正面図(第
13の実施例)。
【図19】分解して示すコーナー部の斜視図(第5の実
施例)。
【図20】説明のために示す斜視図(図21におけるA
−A線に沿った断面図)。
【図21】扉におけるコーナー部の位置を示す正面図。
【図22】カーポートにおけるコーナー部の位置を示す
正面図。
【符号の説明】
1 縦枠材 2 横枠材 3 コーナー部 4 固定具 5 タップねじ 6 前面壁(縦枠材) 7 後面壁(縦枠材) 8 コーナー部外側壁 9 コーナー部内側壁 10 前面壁(横枠材) 11 後面壁(横枠材) 12 コーナー部外側壁 13 コーナー部内側壁 14 ビスホール 15 ビスホール 16 ねじ孔 17 切欠き部 18 挿通孔 19 ねじ孔 20 切欠き 21 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 仙幸 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦枠材と横枠材が垂直部と水平部を有す
    る固定具を用い、角度をもって連結されたコーナー部で
    あって、縦枠材端部の内側壁が切り欠かれ、この切り欠
    き部の頂面に横枠材の端部が載置され、固定具の垂直部
    が縦枠材に固定されると共に水平部が下面で横枠材と当
    接していることを特徴としたコーナー部連結構造。
  2. 【請求項2】 縦枠材と横枠材が垂直部と水平部を有す
    る固定具を用い、角度をもって連結されたコーナー部で
    あって、縦枠材の端部が外側壁を残して切り欠かれ、こ
    の切り欠き部の頂面に横枠材の端部が載置され、固定具
    の垂直部が縦枠材に固定されると共に水平部が下面で横
    枠材と当接していることを特徴としたコーナー部連結構
    造。
  3. 【請求項3】 縦枠材と横枠材が垂直部と水平部を有す
    る固定具を用い、角度をもって連結されたコーナー部で
    あって、縦枠材端部の内側壁と前面壁あるいは後面壁の
    一方が切り欠かれ、この切り欠き部の頂面に横枠材の端
    部が載置され、固定具の垂直部が縦枠材に固定されると
    共に水平部が下面で横枠材と当接していることを特徴と
    したコーナー部連結構造。
  4. 【請求項4】 固定具の垂直部が縦枠材の外側壁の外面
    に固定されていることを特徴とした請求項1〜請求項3
    のいずれか一つに記載のコーナー部連結構造。
  5. 【請求項5】 固定具の垂直部が縦枠材の外側壁の外面
    に固定されると共に水平部が縦枠材の外側壁に形成され
    た挿通孔を横枠材側に貫通して取付けられていることを
    特徴とした請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の
    コーナー部連結構造。
  6. 【請求項6】 固定具の垂直部が水平部を横枠材側とし
    て縦枠材の外側壁の内面に固定されていることを特徴と
    した請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載のコーナ
    ー部連結構造。
  7. 【請求項7】 固定具の垂直部に横枠材の端面が突き当
    てられて縦枠材と横枠材が連結されていることを特徴と
    した請求項6に記載のコーナー部連結構造。
  8. 【請求項8】 固定具の垂直部が横枠材の外側壁端部に
    形成された切欠きに嵌入して配置されていることを特徴
    とした請求項6に記載のコーナー部連結構造。
  9. 【請求項9】 固定具の垂直部が水平部を下方として縦
    枠材に取付けられていることを特徴とした請求項4〜請
    求項8のいずれか一つに記載のコーナー部連結構造。
  10. 【請求項10】 固定具の垂直部が水平部を上方として
    縦枠材に取付けられていることを特徴とした請求項4〜
    請求項8のいずれか一つに記載のコーナー部連結構造。
  11. 【請求項11】 固定具は垂直部の端縁に屈曲部を有
    し、この屈曲部を縦枠材の外側壁に形成した係合孔に係
    合して取付けられていることを特徴とした請求項4〜請
    求項10のいずれか一つに記載のコーナー部連結構造。
  12. 【請求項12】 固定具は水平部の端縁に屈曲部を有
    し、この屈曲部を横枠材の外側壁に形成した係合孔に係
    合して取付けられていることを特徴とした請求項4〜請
    求項10のいずれか一つに記載のコーナー部連結構造。
  13. 【請求項13】 固定具は垂直部の端縁に屈曲部を有
    し、この屈曲部を縦枠材の外側壁に形成した係合孔に係
    合して取付けられると共に、水平部の端縁にも屈曲部を
    有し、この屈曲部を横枠材の外側壁に形成した係合孔に
    係合して取付けられていることを特徴とした請求項4〜
    請求項10のいずれか一つに記載のコーナー部連結構
    造。
  14. 【請求項14】 上下の横枠材と左右の縦枠材が組み付
    けられた枠構造を有する開閉体であって縦枠材の一方を
    支持側とし、支持側上部のコーナー部を請求項1〜請求
    項13のいずれか一つに記載のコーナー部結合構造とし
    てあることを特徴とした開閉体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019050A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Ykk Ap株式会社 建具および建具の改装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010019050A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Ykk Ap株式会社 建具および建具の改装方法

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