JPH084349A - フラップ型駐車装置 - Google Patents

フラップ型駐車装置

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Publication number
JPH084349A
JPH084349A JP15825994A JP15825994A JPH084349A JP H084349 A JPH084349 A JP H084349A JP 15825994 A JP15825994 A JP 15825994A JP 15825994 A JP15825994 A JP 15825994A JP H084349 A JPH084349 A JP H084349A
Authority
JP
Japan
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flap
drive shaft
shaft
drive
type parking
Prior art date
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Application number
JP15825994A
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English (en)
Inventor
Hisashi Yasui
久 安井
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Daiwa Tekkosho Kk
Original Assignee
Daiwa Tekkosho Kk
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Publication date
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車両の不正退出等により起立中のフラップに
無理な力が加わった際にフラップ昇降用の内部機構を防
護する。 【構成】 フラップ昇降軸2にはフラップ3が固設さ
れ、かつ駆動軸1が挿通配置されている。駆動軸1とフ
ラップ昇降軸2とはキー溝1aとキー2aとから成る係
合手段4が形成されている。またフラップ3は巻きばね
5によりX1方向に付勢されており、駆動軸1がX3方
向に回動することにより巻きばね5の弾発力を解除する
ようにしてフラップ3は3´の位置からX1方向に上昇
し起立する。また反対に駆動軸1がX4方向に回動する
と係合手段4を介してフラップ昇降軸2も同方向に同調
して回動し、フラップ3は下降する。フラップ3に対し
て下降方向に圧力P2が加わり、巻きばね5の弾発力P
1よりも大きい場合にはフラップ昇降軸2は駆動軸1と
は係わりなく回動し、フラップ3はX2方向に下降し、
無理な力がフラップに加わるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駐車装置に係り、特に車
両の重量等、フラップに加わる荷重によって装置が故障
したり破壊されたりするのを防止する機構を有する小型
のフラップ型の駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の駐車位置に駐車した車両のタイヤ
をフラップ東京都称される揺動板によってロックするこ
とにより車両の不正退出を防止するようにした駐車装置
が提案されている。
【0003】図7はこの種の駐車装置の作動状態を示
す。先ず駐車可能となっている装置ではロック用の揺動
板であるフラップ51は51´で示すように下降してお
り、矢印Aで示すように駐車区域に進入した車両Cは、
渡り板50、および下降しているフラップ51を乗り越
えて車止め52の間で停止する。この状態で例えば赤外
線センサ等から成る車両検知センサにより車両の進入停
止を検知する。これによりフラップ51は軸を中心とし
て矢印B方向に回動することによって起立し、車両の退
出が不可能なようロックする。車両退出時には例えば駐
車時間に対応する料金をメーター設置塔(図示せず)に
投入し、これにより前記フラップ51は51´に示す位
置まで下降し、車両の退出が可能となる。
【0004】上述の機構を有する駐車装置は、基本的に
は駐車場所に装置を設置するのみでよく、大型の構造物
が不要であるため簡易な駐車施設として広く利用され、
各種構成の装置が提案されている。このうちフラップの
駆動手段についてみるとばねの弾発力を用いて作動させ
るものと、電動モータで作動させるものに大別すること
ができる。ばねを用いてフラップを作動させる機構(特
公昭49−25711号等)は、機構が単純で安価であ
る反面、フラップの作動を制御することが困難であり、
かつ車体下面部と地面との間の間隔の異なる車両に対し
てそれぞれ対応するのが困難であり、更にはフラップの
急激な動作により車体を傷める等の可能性もある。一方
モータで駆動される機構の場合には前述の問題点はおお
よそ生じないが、反面フラップと車体との接触を検知す
るトルクセンサ等のセンサ類や、モータの駆動を制御す
る制御機構等を必要とし、装置が複雑、高価格化する難
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の点からフラップ
の起立方向にばねの弾発力が予め付勢されており、フラ
ップ起立時にはモータの作動によりこの弾発力を解除す
るようにしてばねの弾発力によってフラップを起立さ
せ、かつフラップ下降時はやはりモータによりばねの弾
発力に抗してフラップを下降させる装置が先に出願され
ている(特願平5−51475号)。
【0006】前記装置はフラップ駆動の一部をばねの弾
発力を利用して行うため駆動系を単純かつ小型化するこ
とが可能となり、かつ昇降の制御自体はモータによって
行うためフラップの作動は円滑であるという利点があ
る。しかしながら昨今の経済事情等も反映し次のような
問題も生じている。
【0007】上述したフラップを用いた式駐車装置にお
いては、フラップの作動のみでは駐車中の車両の不正退
出を物理的に完全に防止することは不可能である。即
ち、フラップが起立している状態でも無理に車両を後退
させようとすればフラップでロックされている車輪でも
起立中のフラップを乗り越えることは可能である。この
場合、起立中のフラップを下降させるようにして車両の
重量がフラップに加わるため、フラップの昇降機構には
大きな負荷が加わることになる。上昇起立した状態を保
持しているフラップは、昇降機構を停止させていること
によりこの昇降機構そのものがフラップのストッパとし
ての機能を果たしているため、車両が無理に退出しよう
とすると車両の重量が起立中のフラップを介して直接昇
降機構に伝わってしまう。このためこのような不正退出
が数回繰り返されると装置そのものが破壊され却って大
きな損害を被ってしまう。またこのような不正退出に備
えた強固な機構を構成することは装置を大型化しかつ価
格も上昇してしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点に
鑑み改良されたフラップによるロック式駐車装置に関す
る。即ち、本発明は、フラップを昇降させて車両をロッ
クする駐車装置(以下「フラップ式駐車装置」とする)
では、車両の不正退出を物理的に完全に防止することは
不可能であるとの認識に立ち、このような不正退出があ
る場合には装置の破損を免れるよう構成することを目的
とする駐車装置であることを特徴とする。
【0009】即ち本発明は、駆動機構に接続する第1の
軸と、この軸を内部に納めた筒でありかつ当該第1の軸
と軸心を共有する第2の軸とを有し、第2の軸にはフラ
ップが取り付けられ、フラップには当該フラップを起立
方向に付勢する弾性体が設けられ、かつ前記第1の軸と
第2の軸には、第2の軸がフラップ起立方向に自由回動
するのを規制し、かつフラップ下降方向に自由回動する
のを許容する係合手段が設けられたことを特徴とするフ
ラップ式駐車装置である。
【0010】
【作用】フラップ起立時には第1の軸が起立方向に回動
する。第2の軸はフラップ起立方向に付勢されたばねの
弾発力により第1の軸と係合しているため、当該第2の
軸は第1の軸の回動と同期し、弾性体の弾発力を解除す
るようにしてフラップ起立方向に回動する。フラップ起
立時に車両が無理に退出しようとすると車両の重量によ
りフラップは下降しようとする。この場合前記係止手段
はフラップの下降方向に対して第2の軸が自由回動する
のを許容するよう構成してあるため、弾性体の弾発力に
抗してフラップは下降する。この場合、第2の軸が自由
回動するだけであり、車両の重量はフラップ昇降機構に
は伝達されないため装置に無理な力が加わることはな
い。
【0011】また前記係止手段は第2の軸がフラップ起
立方向に自由回動するのを規制するよう構成されている
ため、通常の車両退出において、フラップを下降させる
に際しては、第1の軸がフラップ下降方向に回動する
と、第2の軸はこの係止手段により当該第1の軸の回動
と同期して回動し、ばねの弾発力に抗してフラップを下
降させる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参考に具体的に
説明する。
【0013】図1乃至図3において符号1は駆動機構
(矢印60で示す)に直接接続する第1の軸たる駆動軸
である。2はこの駆動軸1を内部に挿通配置し、かつ同
駆動軸1と軸心を共有する第2の軸(以下「フラップ昇
降軸」とする)であり、このフラップ昇降軸2にはフラ
ップ3が固設されている。
【0014】図3に示される構成は第1の実施例であっ
て、同図において矢印4で示される部分は駆動軸1およ
びフラップ昇降軸2の双方に形成された係合手段であっ
て、この係合手段4により駆動軸1に対してフラップ昇
降軸2は後述する如く一定の方向に対してのみ自由回動
が許容されるよう構成されている。図示の係合手段4は
一種のキー係合となっており、駆動軸1の外周壁の円周
方向に対してはキー溝1aが形成され、かつフラップ昇
降軸2の内周壁の円周方向にはキー2aが突出形成され
ている。この様に構成された係合手段は駆動軸1及びフ
ラップ昇降軸2の軸心方向に対して一か所以上形成され
る。図示の構成では両軸1および2の両端部分にそれぞ
れ一か所ずつ形成されているが、両軸1および2の全長
にわたって係合手段4を形成することももとより可能で
ある。
【0015】5は巻きばねであってその弾発力によって
フラップ3を上昇方向(図3のX1方向)に付勢するよ
うになっている。図示の構成では駆動軸1の両端にそれ
ぞれ巻きばね5が配置され、フラップ昇降軸2に設けら
れたフラップ3を上昇方向に付勢している。なお、フラ
ップ3を上昇方向に付勢する手段はこの巻きばね5の如
く弾性が捩じり方向に作用するもののほか、コイルの巻
き軸の軸心方向に弾性が作用するコイルばね、板ばね、
竹の子ばね等をフラップ3とコイル支持面(GL)の間
に介在配置する等、要するにフラップの上昇方向に弾性
を付勢するよう配置されるあらゆる弾性体を含むもので
ある。
【0016】以上に示す巻きばね5の弾性及び係合手段
4の構成によりフラップ3は次の如き作動をする。即ち
主として図3において、先ず車両進入時にはフラップ3
は3´に示す如く下降しておりA方向からの車両の進入
を許容している。次に車両が所定の位置に停車すると、
後述する駆動機構60により駆動軸1はゆっくりとX3
方向に回動を開始する。この間フラップ昇降軸2は巻き
ばね5の弾発力P1によりX3方向に回動するよう付勢
されているが、前記係合手段4により駆動軸1と係合し
て自由回動が阻止され、結局駆動軸1の回動と同期して
X3方向に回動することになり、駆動軸1の回動によっ
てフラップ3は所定の位置まで上昇起立し停車した車両
をロックする。
【0017】次に車両停車中に不正退出が生じた場合の
装置の作動について説明する。万一不正退出が生じる
と、車両は起立した状態のフラップ3を乗り越えようと
するためフラップ3にはフラップを下降させるよう圧力
P2が加わる。キー2aとキー溝1aとから成る係合手
段4は駆動軸1に対してフラップ下降方向たるX2方向
への自由回動を許容しているため、前記圧力P2が前記
巻きばね5の弾発力P1よりも大きければフラップ昇降
軸2は巻きばね5の弾発力に抗してフラップ3が下降す
る方向X2に自由回動する。即ち不正退出する車両が万
一あっても、この車両の重量はフラップ昇降軸2の自由
回動によって吸収されてしまうため、フラップ駆動機構
に無理な力が加わることは全く無く、装置はこの負荷に
よる故障或いは破壊を免れることになる。
【0018】なお駆動軸1とフラップ昇降軸2との係合
手段は、駆動軸1に対し、フラップ上昇方向に対しては
フラップ昇降軸の自由回動が阻止され、かつフラップ下
降方向に対しては自由回動が許容される全ての係合手段
を含むものである。
【0019】一方、通常の車両退出時には駆動機構によ
り駆動軸1はX4方向に回動する。この駆動軸1の回動
はキー2aを介してフラップ昇降軸2にそのまま伝達さ
れ、この結果フラップ昇降軸2も駆動軸1と同期してX
4方向に回動し、フラップ昇降軸2に設けられたフラッ
プ3は巻きばね5の弾発力に抗して下降する。このよう
にして所定の位置まで下降した後車両は退出する。
【0020】図4は第2の実施例を示す。
【0021】符号20は軸1に対して固設されているア
ームであって駆動軸1に直接固設され、かつ駆動軸1の
外周に位置するフラップ昇降軸2に形成された切欠き
(図示せず)を介して外部に突出位置している。21は
フラップ3裏面に固設された支持部材である。巻きばね
5の一方はアーム20に係止されるとともに他方はフラ
ップ3の裏面に係止される。巻きばね5の弾発力によっ
てアーム20は当該支持部材21の一部を成すストッパ
21aに対して係止され、これによりアーム20の巻き
ばね取り付け部とフラップ3とは常時は間隔W1を以て
位置し、かつフラップ昇降軸2はこの間隔W1を保持し
た状態で駆動軸1の回動に同期して回動することにより
フラップ3を昇降させる。
【0022】また22aは装置の基部に固設されたスト
ッパ、22bはこのストッパ22aに係合するキーであ
って、駆動軸1がX3方向に回動することによりキー2
2bがストッパ22aに接触すると、駆動装置の図示し
ないリミットスイチが作動して駆動装置が停止するよう
に構成されている。
【0023】この実施例において、フラップ3の起立時
に万一不正退出等の事態が生じた場合にはフラップ3は
巻きばね5の弾発力に抗して3´の位置に下降し、一方
駆動軸1は駆動装置の停止により固定されているため駆
動軸側のアーム20とストッパ21aとの係合状態が解
除される。即ちこの実施例の場合には巻きばね5はフラ
ップ3の起立の駆動力とはなっておらず、専ら駆動軸防
護用の安全装置として作用するため巻きばね5の弾性も
この観点からのみ決めればよい。
【0024】次に上述のフラップ3の昇降機構の一例を
具体的に示す。
【0025】図5にその概略を示す如く、軸受52に軸
支された前記駆動軸1にはカム部材10が固設され、更
にこのカム部材10には後述する駆動機構の一部が係合
するようになっている。これにより駆動機構の動作によ
って駆動軸1はカム部材10を介して回動し、この回動
動作がフラップ昇降軸2に伝達され、同軸2に設けられ
たフラップ3が起立若しくは下降するようになってい
る。
【0026】次に上記構成の詳細を図1を用いて説明す
る。
【0027】主として実施例1の構成において、巻きば
ね5はこの駆動軸1に対して挿通配置され、両端は装置
底面部とフラップ3の裏面とに係止し、このれによりフ
ラップ3は巻きばね5の弾発力により起立方向に向かっ
て付勢されると共に前記係合手段4により、常時は駆動
軸1とフラップ昇降軸軸2とは一体的に回動するように
なっている。一方実施例2の構成では巻きばね5はフラ
ップ3起立の駆動力となる構成とはなっていないので,
フラップ3は駆動軸1の回動の駆動力そのものにより起
立することになる。矢印6は駆動軸1に固設されたカム
部材10を介してこの駆動軸1に係合し、かつ駆動軸1
の回動を制御する制御機構であって駆動機構60の中心
を成す機構である。
【0028】先ず前記カム部材10は後述する駆動機構
の中心的な部材を挟むようにして軸1に対して一対取り
付けられている。このカム部材10は図5に示すように
溝10aが形成され、この溝10aに対して後述する制
御機構の一部であるピン9が係合する構成となってい
る。
【0029】7はカム駆動部材であって、ねじ棒8に挿
通配置されている。但しこのねじ棒8とは螺合しておら
ず、ねじ棒8の回転に関係無くねじ棒8の軸心方向に対
して移動可能に構成されている。符号11は移動部材で
あって、ねじ棒8と螺合し、ねじ棒8の回転により同ね
じ棒8の軸心方向に移動可能なようになっている。14
はこの移動部材11を挿通しかつ前記カム駆動部材7と
螺合するボルトであり、このボルト14により両部材7
及び11は一体化されている。また両部材7及び11の
間には前記ねじ棒8を挿通するようにしてコイルばね1
3が配置され、コイルばね13の弾発力により常時は両
部材7および11は一定の間隔Wを以て離間するように
なっている。
【0030】前記カム駆動部材7の両側にはピン9、9
が突設され、さらにこのピン9、9はカム部材10、1
0の溝10aとそれぞれ係合している。またねじ棒8は
歯車G1、G2、G3を介して電動モータMにより回転
駆動され、同ねじ棒8の回転によって移動部材11及び
カム駆動部材7をねじ棒8に沿って移動させるよう構成
されている。
【0031】次に上記装置の作動状態について説明す
る。
【0032】車両の進入に当たってはフラップ3は図5
の如く下降しているので、図7に符号50で示すものと
同様の渡り板50を経てフラップ3を通過し、所定の位
置で停車する。車両が所定の位置まで進入して停車した
ならばこれを図示しないセンサが検知し、駐車装置のモ
ータMに作動信号を発し、モータMはねじ棒8を回転さ
せる。このねじ棒8の回転により、同ねじ棒8に螺合し
ている移動部材11はこのねじ棒8に沿って図5のY1
方向に移動する。
【0033】巻きばね5及びコイルばね13の弾発力に
よりカム駆動部材7は移動部材11の移動に伴って、間
隔Wを保持したままこの移動部材11の移動と一体化し
てX1方向に直線的に移動する。このカム移動部材7の
移動により、ピン9、9を介してカム部材10は駆動軸
1を中心とてX3方向に揺動する。この場合、実施例1
の構成ではフラップ3に対しては巻きばね5の弾発力が
付加され、かつフラップ3が取り付けられたフラップ昇
降軸2は係合手段4を介して駆動軸1により自由回動が
阻止されているため、駆動軸1のX3方向への回動に対
応して巻きばね5の弾発力が徐々に開放され、フラップ
3はこの巻きばね5の弾発力により自立的に起立する。
一方実施例2の構成では前述の如く駆動軸1の回転駆動
力によりフラップ3が起立する。
【0034】フラップ3の先端側縁部が図7の如く車両
の底面に接触すると同フラップ3はこれ以上起立しなく
なり、軸1の回動も停止し、これに伴ってカム駆動部材
7のX1方向への移動も停止する。一方ねじ棒8の回転
により移動部材11は前進を続けるため、コイルばね1
3の弾発力に抗して移動部材11はカム駆動部材7に近
接し、両者の空間Wは減少する。移動部材11が一定距
離近接すると図示しないリミットスイッチが作動してモ
ータ停止信号を発し、これによりねじ棒8の回転は停止
する。
【0035】次に所定の料金を投入することにより車両
を退出させる場合には、図示しない制御装置によってモ
ータの作動信号が発せられる。この信号により電動モー
タMは前述の場合と逆方向に回転し、ねじ棒8を逆転さ
せ、これにより移動部材11はY2方向に後退する。移
動部材11と一体化されているカム移動部材7も本体移
動部材11の移動に対応してY2方向に後退し、これに
対応してカム部材4を介して駆動軸1はX4方向に回動
する。これにより係合手段4を介してフラップ昇降軸2
もX4方向に回動し、実施例1の構成では巻きばね5の
弾発力に抗してフラップ3を下降させる。また実施例2
の構成では駆動軸1の回動する駆動力によりフラップ3
は下降する。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上具体的に説明したように、
駆動機構に接続する第1の軸たる駆動軸と、この駆動軸
を内部に納めた筒でありかつ当該第1の軸と軸心を共有
する第2の軸たるフラップ昇降軸とを有し、フラップ昇
降軸にはフラップが取り付けられ、フラップには当該フ
ラップを起立方向に付勢する弾性体が設けられ、かつ前
記駆動軸とフラップ昇降軸には、フラップ昇降軸がフラ
ップ起立方向に自由回動するのを規制し、かつフラップ
下降方向に自由回動するのを許容する係合手段が設けら
れた構成となっているため、装置の小型化及びフラップ
作動の円滑性、制御性と言う点では従来の利点を全て保
持し、しかも、駆動軸とフラップ昇降軸との係合により
車両の不正退出等によりフラップに不測の負荷が加わっ
た場合にはその負荷がフラップ昇降軸の回転により全て
吸収されるため、このような負荷によって装置内部の機
構が故障したり或いは破壊されたりするのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフラップ型駐車装置の
一部を破断した平面部分図である。
【図2】図1に示すフラップ型駐車装置の側面部分図で
ある。
【図3】第1の実施例たるフラップ作動機構作動機構の
作動状態を示す図であって、図1のA−A線、図2のB
−B線及びC−C線による断面図である。
【図4】前記図3に対応しかつ第2の実施例を示す断面
図である。
【図5】本駐車装置におけるフラップ駆動機構の一例を
示す概念図である。
【図6】図5に示す機構の作動状態を示す図である。
【図7】フラップ型駐車装置の利用状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 駆動軸 1a キー溝 2 フラップ昇降軸 2a キー 3 フラップ 4 係合手段(キー係合手段) 5 巻きばね 7 カム駆動部材 8 ねじ棒 10 カム部材 11 移動部材 20 アーム 21 支持部材 21a ストッパ 60 駆動機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラップの起立、下降動作により駐車車
    両のロック及びロック解除を行う駐車装置において、フ
    ラップが設けられたフラップ昇降軸と、このフラップ昇
    降軸に挿通配置されかつ駆動機構と接続する駆動軸とを
    有し、フラップ昇降軸は係合手段を介して駆動軸に係合
    し、当該係合手段は、駆動軸に対して前記フラップ昇降
    軸がフラップ起立方向に自由回動するのを阻止し、かつ
    フラップ下降方向に自由回動するのを許容するよう構成
    されることにより、フラップ起立状態においてフラップ
    下降方向に加わる力は、前記弾性体の弾発力に抗して自
    由回動するフラップ昇降軸の回動によって吸収するよう
    構成したことを特徴とするフラップ型駐車装置。
  2. 【請求項2】 前記フラップは起立方向に回動するよう
    弾性体により予め付勢され、駆動軸のフラップ起立方向
    への回動はこの弾性体の弾発力を解放する作用をするこ
    とにより、フラップは弾性体の弾発力により起立するよ
    う構成したことを特徴とする請求項1記載のフラップ型
    駐車装置。
  3. 【請求項3】 弾性体の一端は駆動軸側に係止されかつ
    他端はフラップ側に係止され、更に前記係合手段は弾性
    体の弾発力に抗して駆動軸に対してフラップを一定開度
    で係止するよう構成されることによりフラップの昇降は
    駆動軸の回動により駆動されることを特徴とする請求項
    1記載のフラップ型駐車装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性体は駆動軸に挿通配置された1
    以上の巻きばねであることを特徴とする請求項1ないし
    3の何れかに記載のフラップ型駐車装置。
  5. 【請求項5】 前記係合手段は、駆動軸の軸心方向の少
    なくとも一部において、駆動軸外周壁の円周方向に形成
    されたキー溝と、このキー溝に係合しかつフラップ昇降
    軸の内周壁の円周方向に形成されたキーとにより構成さ
    れたキー係合機構であることを特徴とする請求項2記載
    のフラップ型駐車装置。
  6. 【請求項6】 前記係合手段は駆動軸に設けられかつ弾
    性体の一端を支持するアームと、フラップに設けられか
    つ弾性体の弾発力により起立方向に回動使用とするフラ
    ップを係止するよう前記アームと係合するストッパとに
    より構成されていることを特徴とする請求項3記載のフ
    ラップ型駐車装置。
  7. 【請求項7】 駆動軸に対してはカム部材が設けられ、
    このカム部材は駆動機構により駆動軸の軸心を中心とし
    て揺動するよう構成され、当該カム部材の揺動によって
    駆動軸が回動するよう構成したことを特徴とする請求項
    1記載のフラップ型駐車装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動機構は、モータ等の駆動装置に
    より回転するねじ棒と、このねじ棒に螺合する移動部材
    と、移動部材と一体化されたカム駆動部材とにより構成
    され、前記カム部材は接続手段を介して当該カム駆動部
    材と係合し、ねじ棒軸心方向へのカム駆動部材の直線移
    動によりカム部材は揺動し、当該カム部材の揺動により
    駆動軸を回動させるよう構成したことを特徴とする請求
    項1記載のフラップ型駐車装置。
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