JP2624928B2 - エレベータ扉の安全装置 - Google Patents

エレベータ扉の安全装置

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信夫 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、扉に乗客等が接触し
たときに、扉を開くことにより乗客等の安全を守るエレ
ベータ扉の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のエレベータ扉の安全装置
を示す斜視図である。図において、1はエレベータのカ
ゴ又は乗り場の扉、2a、2bは扉1の裏面の上下2箇
所に取り付けられた回転軸、3a、3bはそれぞれ回転
軸2a、2bに回転自在に取り付けられたアームであ
る。アーム3bは突出部3b1を有しL字状となってい
る。4はアーム3a、3bの端部にそれぞれカシメ部5
a、5bによって取り付けられ、扉1の端部に配置され
た断面U字状の接触部材、6はアーム3bの突出部3b
1から離れた時に動作信号を出力するスイッチ、7は突
出部3b1に当接することにより、アーム3bが回転し
て接触部材4がずり下がってしまうのを防止するストッ
パーである。
【0003】次に、上記従来のエレベータ扉の安全装置
の動作について説明する。まず、通常時には、接触部材
4は重力によってずり下がろうとして、アーム3a、3
bはそれぞれ回転軸2a、2bを中心として図中のB
a、Bb方向とは逆方向に回転しようとするが、ストッ
パー7が突出部3b1に当接しているため、接触部材4
は図示の位置にある。
【0004】一方、エレベータの扉1が閉まりかけてい
るときに乗客や荷物が接触部材4に触れると、接触部材
4は図中のA方向の力を受ける。このため、アーム3
a、3bはそれぞれ回転軸2a、2bを中心として図中
のBa、Bb方向に回転し、スイッチ6に当接していた
突出部3b1がスイッチ6から離れる。これにより、ス
イッチ6は動作信号を出力し、この動作信号を受ける扉
制御装置(図示せず)の制御によって、扉1は閉まるの
を止め開く方向に動き始める。この結果、乗客の安全が
保たれ、また、扉1の駆動機構(図示せず)に無理な力
がかかって故障してしまうのが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータ扉の
安全装置は、以上のように構成されているので、乗客等
から図3中のA方向の力が作用したときには上記の動作
が正常に行われる。しかし、A方向とは垂直のC方向の
力が作用したときには、アーム3a、3bが回転できな
いため、乗客の安全を守ることができず、また、アーム
3a、3bの折損故障のおそれや、扉1の駆動機構の故
障のおそれがあるという課題があった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、乗客や荷物から様々な方向の力
を受けた場合にも確実に動作して、乗客の安全の向上を
図ることができるとともに、種々の故障を防止すること
ができるエレベータ扉の安全装置を得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ扉の安全装置は、エレベータの扉の端部に配置されエ
レベータの乗客又は荷物と接触する接触部材と、一端が
接触部材に固定され他端が扉に固定された筒状の弾性体
と、弾性体の空洞部に挿入された動作レバーを有し動作
レバーが弾性体に押されて傾斜した時に動作信号を出力
するスイッチと、動作信号が出力された時に扉を開く扉
制御装置とを備えたものである。
【0008】
【作用】この発明に係るエレベータ扉の安全装置におい
ては、乗客等が接触部材に触れると、一端が接触部材に
固定された弾性体が変形し、弾性体はその空洞部に存在
する動作レバーに力を及ぼし、動作レバーは弾性体の弾
性変形に追従して傾斜する。そして、スイッチから動作
信号が出力され、スイッチに接続された扉制御装置の制
御によって扉が開き始める。
【0009】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す
斜視図であり、図3に示した従来のエレベータ扉の安全
装置と同一又は相当部分には同一符号を付し、その説明
は省略する。図において、8は扉1の裏面の上下2箇所
に水平方向と約60°の角度をなして上向きに取り付け
られた固定台、9は弾性体としてのコイルスプリングで
あり、その両端はソケット10及び11に固定されてい
る。そして、ソケット10は固定台8に取り付けられ、
ソケット11はカシメ部12によって接触部材4に取り
付けられている。このように、接触部材4は、2つのコ
イルスプリング9によって弾性的に支持されている。ま
た、コイルスプリング9は約60°の角度で上向きに取
り付けられている。
【0010】また、13はスイッチであり、図2にその
詳細を示す。図2において、14はスイッチ本体、15
は動作レバーである。動作レバー15が図中の動作角度
θ1以上傾斜したときに、スイッチ14本体から動作信
号が出力される。動作レバー15が傾斜する方向は、図
2に示すような上下2方向に限らず、360°どの方向に
傾斜しても動作信号が出力される。なお、図1に示すよ
うに、スイッチ本体14は固定台8に取り付けられ、動
作レバー15はコイルスプリング9内の空洞部に挿入さ
れている。
【0011】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について説明する。エレベータの扉1が閉まりかけ
ているときに乗客や荷物が接触部材4に触れると、接触
部材4は、扉1の開閉方向やこれに垂直な方向等、種々
の方向の力を受ける。このため、コイルスプリング9は
弾性変形し、コイルスプリング9はその空洞部に存在す
る動作レバー15に力を及ぼし、動作レバー15が傾斜
する。動作レバー15の傾斜が動作角度θ1以上になっ
た時に、スイッチ13は動作信号を出力し、スイッチ1
3に接続された扉制御装置(図示せず)の制御によっ
て、従来の場合と同様に、扉1は閉まるのを止め開く方
向に動き始める。
【0012】このとき、接触部材4に作用する力が扉1
の開閉方向以外の任意の方向であっても、コイルスプリ
ング9は弾性変形することができるため、スイッチ13
は確実に動作する。この結果、常に乗客の安全が保た
れ、また、扉1の駆動機構(図示せず)に無理な力がか
かって故障してしまうのが防止される。また、コイルス
プリング9は外力に応じて自由に変形するため、この安
全装置自体が故障することもほとんどない。
【0013】なお、コイルスプリング9を真っすぐに縮
める方向の力、すなわち、水平方向と約60°の角度を
なす下向きの力が接触部材4に掛かる場合には、コイル
スプリング9が縮んでもスイッチ13の動作レバー15
は傾斜しない。しかし、このような方向の力が掛かるこ
とはほとんどないため、問題は生じない。また、実施例
1では弾性体としてコイルスプリング9を採用したが、
ゴム等であってもよく、同様の効果を奏する。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明のエレベータ扉
の安全装置によれば、エレベータの扉の端部に配置され
エレベータの乗客又は荷物と接触する接触部材と、一端
が接触部材に固定され他端が扉に固定された筒状の弾性
体と、弾性体の空洞部に挿入された動作レバーを有し動
作レバーが弾性体に押されて傾斜した時に動作信号を出
力するスイッチと、動作信号が出力された時に扉を開く
扉制御装置とを備えたので、扉にどの方向の力が作用し
た場合にも、常に乗客の安全が保たれ、扉の駆動機構や
安全装置自体が故障することがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施例1に用いられるスイッチを示
す詳細図である。
【図3】従来のエレベータ扉の安全装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 扉 4 接触部材 9 コイルスプリング(弾性体) 13 スイッチ 15 動作レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの扉の端部に配置され、前記
    エレベータの乗客又は荷物と接触する接触部材と、 一端が前記接触部材に固定され、他端が前記扉に固定さ
    れた筒状の弾性体と、 この弾性体の空洞部に挿入された動作レバーを有し、こ
    の動作レバーが前記弾性体に押されて傾斜した時に動作
    信号を出力するスイッチと、 前記動作信号が出力された時に前記扉を開く扉制御装置
    と、 を備えたエレベータ扉の安全装置。
JP31367992A 1992-11-24 1992-11-24 エレベータ扉の安全装置 Expired - Fee Related JP2624928B2 (ja)

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