JPH084342Y2 - パワープラントフレームの取付構造 - Google Patents

パワープラントフレームの取付構造

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JPH084342Y2
JPH084342Y2 JP4361988U JP4361988U JPH084342Y2 JP H084342 Y2 JPH084342 Y2 JP H084342Y2 JP 4361988 U JP4361988 U JP 4361988U JP 4361988 U JP4361988 U JP 4361988U JP H084342 Y2 JPH084342 Y2 JP H084342Y2
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power plant
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bolt
mounting structure
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文隆 安藤
孝雄 貴島
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はパワープラントフレームの取付構造に関し、
より詳しくは、エンジン・ミッションユニットとディフ
ァレンシャルとを連結するパワープラントフレームのエ
ンジン・ミッションユニット及びディファレンシャルに
対する取付構造の補強に関する。
〔従来の技術〕
従来、車体前部に搭載されたエンジン・ミッションユ
ニットと、車体後部に搭載されたディファレンシャルと
をパワープラントフレームで連結して、エンジン振動の
軽減及び後輪からのトルク反力に起因するディファレン
シャルのワインドアップ振動の抑制を図るようにしたも
のが知られている(特開昭56−28053号公報参照)。
ところで、上記パワープラントフレームをエンジン・
ミッションユニットのハウジングに取付ける構造として
は、エンジン・ミッションユニットのハウジングの後部
のデフケースに、断面略コ字状のパワープラントフレー
ムの上壁部と下壁部との間に介設されるフレーム取付用
上座部と下座部とをそれぞれ突設して、上壁部、上座
部、下座部及び下壁部にボルトを挿通してナットで締結
固定するものが一般的に採用されている。
また、ディファレンシャルのデフケースに、上記パワ
ープラントフレームの上壁部と下壁部との間に介設され
るフレーム取付用上座部と下座部がそれぞれ突設し、上
記上壁部、上座部、下座部及び下壁部にボルトを挿通
し、上壁部と上座部との間及び下座部と下壁部との間に
ボルト挿通孔を有する位置決め用スペーサにより位置決
めされる同じくボルト挿通孔を有する中間部材をそれぞ
れ介設して断面係数の大きいパワープラントフレームを
ディファレンシャルに取付けられるようにしたものも提
案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかるパワープラントフレームの取付構造において
は、ディファレンシャルに突設された上座部及び下座部
に設けられた挿通孔とこの挿通孔を貫通するボルトとの
間に所定のクリアランスが設定され、これによってパワ
ープラントフレームのディファレンシャルに対する組付
性を向上させていた。
しかしながら、一般にディファレンシャル側の取付部
は、エンジン・ミッション側の取付部に比べホイールの
振幅による振動が大きく、かかるクリアランスによるボ
ルトのガタツキによってボルトが緩むという問題があっ
た。
本考案は、パワープラントフレームとディファレンシ
ャル又はエンジン・ミッションユニットとの組付性の悪
化を極力防止するとともに、ボルトのガタツキを防止
し、ボルトの緩みを防止し或いは被取付部材の金属疲労
を防止するパワープラントフレームの取付構造を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本考案は、車体前部に
搭載されたエンジン・ミッションユニットと、車体後部
に搭載されたディファレンシャルとを連結する側方開放
の断面略コ字状のパワープラントフレームの取付構造で
あって、前記ディファレンシャルのデフケースとエンジ
ン・ミッションユニットのハウジングの双方又は一方
に、前記パワープラントフレームの上壁部と下壁部との
間に介設されるフレーム取付用上座部と下座部がそれぞ
れ突設されて、前記上壁部、上座部、下座部及び下壁部
にボルトが挿通されるようになったパワープラントフレ
ームの取付構造において、前記ディファレンシャルのデ
フケースの上座部又は下座部に形成されたボルト挿通孔
の少なくとも1つにボルト挿通孔とボルトとにタイト結
合するスリーブを配設する、ことを特徴とするパワープ
ラントフレームの取付構造を提供する。
〔作用〕
本考案によれば、パワープラントフレームを被取付部
材に組付ける際には、スリーブを配設していないボルト
挿通孔にボルトを挿通させることにより、パワープラン
トフレームと被取付部材との組付が従来通り容易に行わ
れるとともに、比較的振動の大きい側の被取付部材、即
ちディファレンシャルのハウジングのボルト用挿通孔の
少なくとも1つにボルトとタイト結合するスリーブを配
設して、該スリーブにボルトを嵌合させることにより、
パワープラントフレームとボルトと被取付部材、即ちデ
ィファレンシャルのハウジングとの相対的な運動が拘束
される。その結果、ホイール等からの振動によるボルト
の緩みが防止される。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例について
詳細に説明する。
第1図はパワープラントフレームを有する自動車のシ
ャシーの平面図であり、第2図はその側面図である。
第1図及び第2図に示すように、自動車のフロント側
に搭載されるエンジン・ミッションユニット1は、車幅
方向に並ぶ一対のエンジンマウント2、2を介してフロ
ントクロスメンバ3に通常の方法により取り付けられて
いる。
該フロントクロスメンバ3には、コントロールアーム
4が揺動可能に支持され、該コントロールアーム4に
は、フロントホイール6が支持されている。
該フロントホイール6は、ダンパー装置5を介して車
体7側に支持されている。
また、前記フロントクロスメンバ3は、適宜の弾性部
材(図示せず)を介して車体7側に公知の方法で支持さ
れている。
前記エンジン・ミッションユニット1は、駆動源であ
るエンジン、クラッチおよびミッションからなってい
る。
また、前記エンジン・ミッションユニット1は、自動
車のリヤ側に搭載されたディファレンシャル8と駆動軸
9を介して連結されている。
ディファレンシャル8は、その車幅方向の両側におい
て、リヤクロスメンバ10に対して弾性部材11、11を介し
て支持されており、アクスルシャフト12、12を介してリ
ヤホイール13、13に駆動力を伝達し得るように構成され
ている。
前記リヤクロスメンバ10は、適宜の弾性部材(図示省
略)を介して車体7側に公知の方法で支持されており、
リヤホイール13のコントロールアーム14が揺動可能に枢
支されている。
前記リヤホイール13は、ダンパー装置15を介して車体
7側に支持されている。
しかして、前記エンジン・ミッションユニット1とデ
ィファレンシャル8とは、パワープラントフレーム16に
よって連結されてパワープラント体Aを構成しており、
該パワープラント体Aは、エンジン・ミッションユニッ
ト1の車幅方向の両側とディファレンシャル8の車幅方
向の両側との2箇所ずつで車体7側に支持されている。
該パワープラントフレーム16は、側壁部16aの上下端
部に上壁部16bと下壁部16cを一体に突設してなる水平方
向に開口を有する断面略コ字状のチャンネル部材からな
っており、曲げ剛性は大きいがねじれに対して柔軟性を
有するという特性を備えている。
上記パワープラントフレーム16の前端部はエンジン・
ミッションユニット1にボルト18、18とナット19、19で
結合され、該パワープラントフレーム16の後端部はディ
ファレンシャル8にボルト20、21とナット22、23で結合
されている。
次に第3図及び第4図を参照して本実施例によるパワ
ープラントフレーム16の取付構造を詳細に説明する。第
3図は第1図のI−I線における拡大断面図、第4図は
第3図のII−II線における断面図である。
第3図及び第4図に示すように、上記ディファレンシ
ャル8のデフケース25の一方のハウジング25Aには、前
方へ突出して上記パワープラントフレーム16の上壁部16
bと下壁部16cとの間に介設されるフレーム取付用上座部
25aと下座部25bとが一体形成されている。
これらの上壁部16b、上座部25a、下座部25b、及び下
壁部16cには、ボルト20のための挿通孔32a、26a、27a、
31a及びボルト21のための挿通孔32b、26b、27b、31bが
夫々設けられている。
また、ハウジング25Aの上座部25aとパワープラントフ
レーム16の上壁部16bとの間には、ボルト挿通孔28a、28
bを有するブロック状の上中間部材28が介設され、ハウ
ジング25Aの下座部25bとパワープラントフレーム16の下
壁部16cとの間には、位置決めスペーサ26により、下座
部16cに位置決めされるボルト挿通孔29a、29bを有する
ブロック状の下中間部材29が介設されている。
ボルト21のための挿通孔32b、29b、26b、27b、31b
は、ボルト21を挿通する方向に整列して設けられてお
り、挿通孔32b、29b、26b、27bはボルト21を容易に挿通
させるためのクリアランスをもっており、従ってボルト
21の直径よりも僅かに大きい直径を有し、挿通孔28b、3
1bはナット23が嵌入可能な直径を有する。上記ボルト21
は、パワープラントフレーム16の下壁部16cの下側から
ボルト挿通孔32b、29b、26b、27b、28b、31bに挿通され
て、上壁部16bの上側からナット23で締付けられ、パワ
ープラントフレーム16がディファレンシャル8に組付け
られる。
一方、ボルト20のための挿通孔32a、29a、26a、27a、
31aは、同様にボルト20を挿通する方向に整列して設け
られており、挿通孔29a、26aは挿通孔26bと同様にボル
ト20を容易に挿通させるためのクリアランスをもってお
り、従ってボルト20の直径よりも僅かに大きい直径を有
し、挿通孔28a、31aは挿通孔28b、31bと同様にナット22
が嵌入可能な直径を有するが、挿通孔32aにはボルト20
が遊嵌状態で貫通できる内径を有する鋼製の案内スリー
ブ101が嵌合し、該案内スリーブ101は下中間部材29に形
成された相補形凹部29cに更に嵌入し、また挿通孔27aに
はボルト20の直径と実質的に同じ内径を有し、上座部25
aの厚さよりも長い長さを有する鋼製のスリーブ100が圧
入されている。
ボルト20は、ボルト21によるパワープラントフレーム
16とディファレンシャル8との組付け後に、パワープラ
ントフレーム16の下壁部16cの下側から案内スリーブ101
に案内されて、挿通孔29a、26aを貫通し、スリーブ100
に案内されて、ボルト20の螺部20aがほぼスリーブ100に
嵌入するまでボルト21と同様の方法で挿通される。次い
で、ボルト20はその肩20cがスリーブ100の下端に衝合す
るまでハンマー等の工具によってその軸線方向上方に向
かってスリーブ100に圧入される。更にボルト20は上壁
部16bの上側からナット22で締付けられ、かくしてボル
ト20及びボルト21によってパワープラントフレーム16の
ディファレンシャル8に対する取付けが完了する。
かかる取付構造によってパワープラントフレーム16が
ディファレンシャル8に取付けられることにより、パワ
ープラントフレーム16とディファレンシャル8との組付
が従来通り容易に行われるとともに、上座部25aに圧入
して配設されたスリーブ100にボルト20を圧入して嵌合
させることにより、パワープラントフレーム16と上座部
25aとがタイト結合され、これによってそれらの間のガ
タツキが防止される結果、ボルト20、21の緩みが防止さ
れる。更に、該ボルトのガタツキ及び緩みによって引き
起こされるハウジング25Aとパワープラントフレーム16
の相対運動に起因するハウジング25Aの金属疲労を防止
することが可能になる。
上記パワープラントフレーム16及びエンジン・ミッシ
ョンユニット1には更に、パワープラントフレーム16及
びエンジン・ミッションユニット1から構成される振動
系の振動を減衰するためのダイナミックダンパー110
(第1図及び第2図参照)が配設されている。第5図に
示すように、ダイナミックダンパー110はマス111を有
し、マス111はラバー112を介して基部120に弾性的に支
持されている。基部120はボルト115によって取付けフラ
ンジ113に固着されており、該取付けフランジ113はボル
ト114によってパワープラントフレーム16に取付けられ
ている。基部120は又、ボルト116によってエンジン・ミ
ッションユニット1のハウジング1aに固着されている。
本考案は、以上の実施例に限定されることなく実用新
案登録請求の範囲に記載された考案の範囲内で種々の変
更が可能であり、それらも本考案の範囲内に包含される
ものであることはいうまでもない。
〔効果〕
本考案によれば、パワープラントフレームとディファ
レンシャル又はエンジン・ミッションユニットとの組付
性の悪化を極力防止するとともに、それらの間の取付構
造を補強することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はパワープラントフレームを有する自動車のシャ
シーの平面図、第2図はパワープラントフレームを有す
る自動車のシャシーの側面図、第3図は本考案に係るパ
ワープラントフレームの取付構造の第1図のI−I線に
おける拡大断面図、第4図は第3図のII−II線における
拡大断面図、第5図はダイナミックダンパーの正面図で
ある。 1……エンジン・ミッションユニット、8……ディファ
レンシャル、16……パワープラントフレーム、16a……
側壁部、16b……上壁部、16c……下壁部、20、21……ボ
ルト、22、23……ナット、25……デフケース、25A、25B
……ハウジング、25a……上座部、25b……下座部、26…
…位置決め用スペーサ、26a、26b……ボルト挿通孔、27
a、27b……ボルト挿通孔、28、29……中間部材、28a、2
8b、29a、29b、31a、31b……ボルト挿通孔、29c……凹
部、100……スリーブ、101……案内スリーブ、110……
ダイナミックダンパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前部に搭載されたエンジン・ミッショ
    ンユニットと、車体後部に搭載されたディファレンシャ
    ルとを連結する側方開放の断面略コ字状のパワープラン
    トフレームの取り付け構造であって、 前記ディファレンシャルのデフケースとエンジン・ミッ
    ションユニットのハウジングの双方に、前記パワープラ
    ントフレームの上壁部と下壁部との間に介設されるフレ
    ーム取付用座部が形成され、前記上壁部と、座部及び下
    壁部にボルトが挿通されるようになったパワープラント
    フレームの取付構造において、 前記ディファレンシャルのデフケースの上座部または下
    座部に形成されたボルト挿通孔の少なくとも1つにボル
    ト挿通孔とボルトとにタイト結合するスリーブを配設す
    る、ことを特徴とするパワープラントフレームの取付構
    造。
JP4361988U 1988-03-31 1988-03-31 パワープラントフレームの取付構造 Expired - Lifetime JPH084342Y2 (ja)

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