JP2756390B2 - バギー車のフレーム構造 - Google Patents

バギー車のフレーム構造

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JP2756390B2
JP2756390B2 JP4117225A JP11722592A JP2756390B2 JP 2756390 B2 JP2756390 B2 JP 2756390B2 JP 4117225 A JP4117225 A JP 4117225A JP 11722592 A JP11722592 A JP 11722592A JP 2756390 B2 JP2756390 B2 JP 2756390B2
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偉夫 斉藤
文雄 水田
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に荷物運搬などに
使用されるバギー車のフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】牧場や農作業用として主に荷物運搬など
を目的にして四輪等のバギー車が使用されており、運転
者が搭乗してハンドルによって操向される。
【0003】上記するバギー車には、小型トラック同様
に横方向にも比較的広がりのある荷箱や、運転者が騎乗
姿勢で座るシートなどが装着されるため、フレーム構造
として、フレーム主体部は荷箱に対応させて台枠状をな
し、エンジン、ギヤケースおよび車輪に関連する機能部
品類をフレーム主体部に結合したサブフレームに装着す
るようにしている。例えば、先行技術として特開平3−
287406号がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記するような、従来
のバギー車のフレーム構造の場合、フレームに対してエ
ンジンが直付け的になるため、エンジンの振動が車体全
体に伝わって振動や共振音を発生する原因になってい
る。
【0005】また、サブフレームに対するエンジン、ギ
ヤケースおよび車輪に関連する機能部品類を装着するに
当たっては、横方向に広がりのある台枠状をなすフレー
ム内空間にこれらの部品を持ち込んでそれぞれを組付け
なければならず、この作業には、狭隘な場所で無理な姿
勢をとる作業を強要されたり、フレーム上方や下方の両
方から手を使うような作業になったりして組立ての作業
性も悪いものである。
【0006】この発明は上述の点に鑑みなされたもので
あって、車体に伝わるエンジンからの振動を遮断すると
ともに、部品の組付け作業にも便利なバギー車のフレー
ム構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの発明の要旨とするところは、運転者がフレーム
に設けられたシートに騎乗して運転する四輪バギー車に
おいて、フレームをフレーム主体部とサブフレームに分
割し、サブフレームにエンジンとギヤーボックスと後車
輪を配設し、サブフレームは側面視においてL字状に形
成された左右一対のL字状フレーム部材とそれを結合す
る連結部材で構成し、L字状フレーム部材の一方をエン
ジンより前方まで延設すると共に、他方は車軸よりも後
方で上方へ延びるように構成し、該L字状フレーム部材
の各端部に車軸に平行に短管体を一体的に固着し、各短
管体内に円筒状の制振部材を嵌装し、各短管体に対応し
てフレーム主体部にサブフレーム取付用のブラケットを
設け、サブフレームをエンジンの前部と車軸の後部にお
いて制振部材を介してフレーム主体部に脱着可能に装着
したことを特徴とするバギー車のフレーム構造にある。
【0008】
【作用】エンジン、ギヤーボックス、車輪等の車両駆動
装置全体がサブフレームに搭載され、エンジンからの振
動はフレーム主体部とサブフレームを結合するサブフレ
ーム両端部に介装した制振部材によって遮断されて車体
の振動や共振音が低減できる。
【0009】サブフレームに対してエンジンとギヤーボ
ックスと後車輪はサブフレームに配設したあと、サブフ
レームごとフレーム主体部に装着されるので、車体の組
立ておよび分解作業が簡単になる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図1はこの発明の実施例を示す要部の分解
斜視図、図2はフレーム主体部とサブフレームの結合部
を例示した断面図である。
【0012】図において、1はフレームで、フレーム主
体部2と、このフレーム主体部2に対し着脱自在に結合
部4を介して結合されるサブフレーム3を主要構成とす
る。
【0013】前記フレーム主体部2の後半部分は、荷箱
(図示せず)に対応して左右一対の直状フレーム部材2
aを所定の間隔を採って平行させ、両直状フレーム部材
2aを直接または直状フレーム部材2a下面に固着した
フレーム部材2cを介して間接的で結合するとともに、
両直状フレーム部材2aの端部をコ字状に曲成したコ字
状フレーム部材2dで結合して台枠状に形成している。
なお、荷箱はこのフレーム主体部2上に周知の手法によ
って装着される。また、フレーム主体部2の前半部分に
対しては運転者が座るシート、前車輪ならびに操向装置
などが装着されるが、これらの部品は周知の手法で装着
されるので、フレーム主体部2の前半部分は図示を省略
している。
【0014】前記サブフレーム3は、フレーム主体部2
の下方にあってエンジンA、ギヤーボックスBならびに
後車輪Cが配設されるもので、これらの部品配設空間を
フレーム主体部2との間に確保するために、このサブフ
レーム3は、側面視においてL字状に曲成した左右一対
のL字状フレーム部材3aを所定の間隔を採って平行さ
せ、両L字状フレーム部材3aを連結部材3bで結合し
てなり、L字状フレーム部材3aの一方をエンジンAよ
り前方まで延設すると共に、他方は後車輪Cの車軸より
も後方で上方へ延びるように構成している。
【0015】そして、前記フレーム主体部2とサブフレ
ーム3を結合する結合部4としては、L字状フレーム部
材3aの各端部に車軸に平行に短管体5を一体的に固着
し、各短管体5の中孔5aに、取付けボルト挿通孔6a
を有する例えばゴム資材などからなる円筒状の制振部材
6を嵌装し、また、各短管体5に対応してフレーム主体
部2の連結部材2cに取付け孔7aを有するブラケット
7を設け、ブラケット7の取付け孔7aから制振部材6
の取付けボルト挿通孔6aに取付けボルト8を挿通して
固定するようにしている。
【0016】なお、サブフレーム3に対するエンジンA
とギヤーボックスBと後車輪Cは周知の手法によって配
設されもので、これらの部品の配設のためにサブフレー
ム3には、ブラケット3cが適所に設けられ、連結部材
3bの一部もこれらの部品の配設に利用されるようにな
っている。また、前記短管体5及び該短管体5内に嵌装
される制振部材6の長さについては、適宜に設定される
が、好ましくは、制振部材6は、バギー車特有の不整地
走行時の車輪の挙動による左右のローリング等にも耐え
れる車軸方向の長さを確保できるようにする。次に、こ
の発明におけるフレーム主体部2とサブフレーム3の装
着要領を説明する。
【0017】フレーム主体部2からサブフレーム3を外
した状態で、サブフレーム3にエンジンAとギヤーボッ
クスBならびに後車輪Cを配設する。
【0018】L字状フレーム部材3aの各端部の短管体
5を対応するフレーム主体部2側のブラケット7の間に
嵌入し、取付けボルト8をブラケット7の取付け孔7a
から短管体5内の制振部材6に挿通して固定する。
【0019】こうしてエンジンA、ギヤーボックスB、
後車輪C等の車両駆動装置を搭載したサブフレーム3の
両端部は、防振構造でフレーム主体部2に脱着可能に装
着されるもので、作業性の向上が図られる。また、車輪
を含め車両駆動装置全体をサブフレーム3の前後で弾性
支持することで、バランスのよい防振を可能にする。さ
らに、サブフレーム3の両端部は、車軸に平行な短管体
5がフレーム主体部2側のブラケット7の間に嵌入さ
れ、このブラケット7から短管体5内の制振部材6に取
付けボルト8を挿通して固定されることから、サブフレ
ーム3はフレーム主体部2の後部補強部材としても機能
する。
【0020】なお、図中9はブラケット7内面と短管体
5端面との間に挟装したがた付き防止部材で、ローリン
グなどに対するがた付きを防止する。
【0021】また、フレーム主体部2に結合されたサブ
フレーム3の取外しは上記作業の逆順で行われる。
【0022】
【発明の効果】上記のように構成したこの発明によれ
ば、次のような効果を奏する。
【0023】(1) エンジン、ギヤーボックス、車輪
等の車両駆動装置全体をサブフレームに搭載し、このサ
ブフレームの両端部に円筒状の制振部材を介装してフレ
ーム主体部に装着し、サブフレームからの振動は取付け
ボルトが挿通される円筒状の制振部材で防振して車体全
体には伝わらないようにしたから、簡単な構造で車体の
振動や共振音が低減できて静粛性を向上する。また、サ
ブフレームの両端部に車軸に平行に固着した短管体内に
嵌装された制振部材の長さは、バギー車特有の 不整地走
行時の車輪の挙動による左右のローリング等にも耐えれ
る車軸方向の長さに設定できる。
【0024】(2) エンジンとギヤーボックスと後車
輪はサブフレームに配設したあと、サブフレームの両端
部を、エンジン前部と車軸の後部でフレーム主体部に結
合することで、車両駆動装置全体がサブフレームごとフ
レーム主体部に装着されるから、部品の組付けおよび分
解作業が簡単にできて作業性もよく、また、部品交換な
どにも便利でメンテナンス面からも簡便化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す要部の分解斜視図であ
る。
【図2】フレーム主体部とサブフレームの結合部を例示
した断面図である。
【符号の説明】
1…フレーム 2…フレーム主体部 3…サブフレーム 4…結合部 5…短管体 6…制振部材 7…ブラケット 8…取付けボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−235282(JP,A) 特開 昭60−213587(JP,A) 特開 平3−276821(JP,A) 特開 平3−114990(JP,A) 特開 平2−162186(JP,A) 実開 平2−115022(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62K 5/06 Fターム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転者がフレームに設けられたシートに騎
    乗して運転する四輪バギー車において、 フレームをフレーム主体部とサブフレームに分割し、サ
    ブフレームにエンジンとギヤーボックスと後車輪を配設
    し、サブフレームは側面視においてL字状に形成された
    左右一対のL字状フレーム部材とそれを結合する連結部
    材で構成し、L字状フレーム部材の一方をエンジンより
    前方まで延設すると共に、他方は車軸よりも後方で上方
    へ延びるように構成し、該L字状フレーム部材の各端部
    に車軸に平行に短管体を一体的に固着し、各短管体内に
    円筒状の制振部材を嵌装し、各短管体に対応してフレー
    ム主体部にサブフレーム取付用のブラケットを設け、サ
    ブフレームをエンジンの前部と車軸の後部において制振
    部材を介してフレーム主体部に脱着可能に装着したこと
    を特徴とするバギー車のフレーム構造。
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JPS61235282A (ja) * 1985-04-12 1986-10-20 ヤマハ発動機株式会社 不整地走行用車輛
JPH02115022U (ja) * 1989-03-03 1990-09-14
JPH03276821A (ja) * 1990-03-26 1991-12-09 Suzuki Motor Corp エンジンの支持構造

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