JPH0842695A - 圧力流体用シール構造 - Google Patents

圧力流体用シール構造

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Publication number
JPH0842695A
JPH0842695A JP20288694A JP20288694A JPH0842695A JP H0842695 A JPH0842695 A JP H0842695A JP 20288694 A JP20288694 A JP 20288694A JP 20288694 A JP20288694 A JP 20288694A JP H0842695 A JPH0842695 A JP H0842695A
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JP
Japan
Prior art keywords
seal
seal groove
members
fastening margin
annular
Prior art date
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Pending
Application number
JP20288694A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Hayashi
哲司 林
Masaharu Minowa
正春 美濃輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
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Publication of JPH0842695A publication Critical patent/JPH0842695A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、機械加工を省略するとともに、
シールの締め代分の弾性力が、両部材a、bを離反させ
る方向に作用しないようにしたシール構造を提供するこ
とを目的にする。 【構成】 一方の部材aと他方の部材bとの両者に、向
きを反対にした環状段部17、18を形成し、これら環
状段部が相まって、環状のシール溝19を構成するよう
にする。そして、このシール溝19の側面であって、軸
線に直交する方向で互いに対向する面を締め代作用面1
9a、19bとするとともに、これら締め代作用面を、
互いに平行にし、かつ、シール溝19に組み込んだシー
ル16の締め代による弾性力が、締め代作用面にのみ作
用する構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一方の部材に他方の
部材を組み付けたとき、その組み付け部分からの流体の
もれを防止するシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示した従来のシール構造は、一方
の部材aの凹部1に、他方の部材bの突部2をはめこむ
が、この他方の部材bの突部2の周囲にシール溝3を形
成している。そして、このシール溝3に、シール4をは
め込むが、このシール溝3は機械加工によって形成して
いた。また、図5に示したシール構造は、図4に示した
ものとはそのタイプを異にするもので、一方の部材aに
組み付け孔5を形成するとともに、この組み付け孔5の
開口部に斜面6を形成している。さらに、他方の部材b
には、フランジ部7と突部8とを形成している。そし
て、上記他方の部材bの突部8を、一方の部材aの組み
付け孔5に組み込んだとき、フランジ部7と斜面6との
間にできる空間内にシール9をはめ、ボルト10で部材
bを部材aに固定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した従来のシ
ール構造では、シール溝3を機械加工していたので、そ
の加工工数が多くなるだけでなく、シール溝3のエッジ
の部分にバリができたときには、そのバリ取り作業もし
なければならないという問題があった。また、図5に示
したシール構造では、機械加工やバリ取りを必要としな
いが、シール9の締め代分の弾性力が斜面6に作用す
る。この作用力は、図5に示した矢印方向の分力として
現れるが、軸線方向の分力が、部材b、aを離反させる
方向に作用する。そして、この作用力が大きければ大き
いほど、ボルト10の強度をあげるか、あるいはその本
数を増やすかしなければならないという問題があった。
この発明の目的は、機械加工も必要なく、しかも、締め
代分の弾性力が両部材を分離する方向に作用しないよう
にしたシール構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方の部材
に他方の部材をはめこむとともに、これら両部材間にシ
ールを介在させてなる圧力流体用シール構造を前提にす
る。上記のシール構造を前提にしつつ、この発明は、両
部材のそれぞれに向きを反対にした環状段部を形成し、
これら環状段部が相まって環状のシール溝を構成する一
方、このシール溝の側面であって、軸線に平行な面を締
め代作用面とするとともに、シール溝に組み込んだシー
ルの締め代による弾性力が、締め代作用面にのみ作用す
る構成にした点に特徴を有する。
【0005】
【作用】この発明は、上記のように構成したので、一方
の部材を他方の部材に組み込んだとき、それらの環状段
部が相まってシール溝を構成する。しかも、このシール
溝は、その側面であって、軸線に平行な面を締め代作用
面としたので、シールの締め代分に相当する弾性力が、
両部材を離反させる方向には作用しない。
【0006】
【実施例】図1〜図2に示した第1実施例は、一方の部
材aに組み込み孔11を形成するとともに、その開口部
に環状段部12を形成している。また、他方の部材bに
は、フランジ部13と突部14とを形成している。した
がって、他方の部材bの突部14を、一方の部材aの組
み込み孔11にはめ込めば、環状段部12と上記フラン
ジ部13及び突部14とが相まって、シール溝15を構
成する。このシール溝15は、図2に示すように、その
側面であって、軸線Lに平行な面を締め代作用面15
a、15bとしている。このようにしたシール溝15に
シール16をはめ込むが、このシール16の締め代分の
弾性力は、上記締め代作用面15a、15bにのみ作用
するようにしている。したがって、このシール16の締
め代分の弾性力が、軸線方向に両部材a、bを離反させ
る方向には作用しないことになる。なお、この第1実施
例におけるフランジ部13は突部14と相まって、この
発明の環状段部を構成するものである。
【0007】図3に示した第2実施例は、一方の部材a
に環状段部17を形成し、他方の部材bにも、一方の部
材aとは反対向きの環状段部18を形成したものであ
る。そして、他方の部材bを一方の部材aに組み込むこ
とによって、両環状段部17、18が相まって、シール
溝19が形成される構成にしている。このようにして形
成されたシール溝19は、第1実施例と同様に、その側
面であって、軸線に平行な面を締め代作用面19a、1
9bとしている。そして、第2実施例におけるシール1
6も、その締め代分の弾性力が、平行にした締め代作用
面19a、19bにのみ作用するようにしている。した
がって、この第2実施例においても、シール16の締め
代分の弾性力が、軸方向に両部材a、bを離反させる方
向には作用しない。
【0008】上記のようにした第1、2実施例のシール
構造によれば、両部材の環状段部の組み合わせによっ
て、シール溝15、19を構成できるので、従来のよう
にシール溝を機械加工する必要がない。なぜなら、これ
ら環状段部は、型成形が可能だからである。また、これ
ら両実施例では、シール16の締め代分の弾性力が、互
いに平行な締め代作用面に作用するので、シール16か
らは軸線方向に両部材を離反させるような力が発生しな
い。そのために、両部材を止めるための構造を簡略化で
きる。例えば、両部材を止めるためのボルトの本数を少
なくしたり、あるいはそのボルトを細いものにしたりで
きる。さらには、一方の部材aを、第1図(B)に示す
ように、コネクターとし、そのフランジ部13の下側に
突部14を形成するとともに、このフランジ部13に一
つのボルト孔20を形成する。そして、このボルト孔2
0を突部14の中心に対して偏心させておけば、ボルト
孔20にボルト10を通して、コネクターを他方の部材
bに固定すれば、その回り止めを兼ねながら、当該コネ
クターを固定できる。
【0009】
【発明の効果】この発明のシール構造によれば、シール
溝を型成形できるので、従来のように機械加工が不要に
なるとともに、バリ取り作業もいらなくなるので、その
分、加工工数が少なくてすむ。また、シール溝に組み込
まれたシールは、その締め代分の弾性力が、軸線方向に
両部材を離反させる方向に作用しない。そのために、両
部材を止める構造を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は第1実施例の断面図、図1(B)
は一方の部材aをコネクターにした例の斜視図である。
【図2】第1実施例の要部拡大断面図である。
【図3】第2実施例の要部断面図である。面図である
【図4】従来のシール構造を示す断面図である。
【図5】図4とは別の従来例の要部断面図である。
【符号の説明】
a 一方の部材 b 他方の部材 12 環状段部 15 シール溝 15a 締め代作用面 15b 締め代作用面 16 シール 17 環状段部 18 環状段部 19 シール溝 19a 締め代作用面 19b 締め代作用面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の部材に他方の部材をはめこむとと
    もに、これら両部材間にシールを介在させてなる圧力流
    体用シール構造において、それら両部材のそれぞれに向
    きを反対にした環状段部を形成し、これら環状段部が相
    まって環状のシール溝を構成する一方、このシール溝の
    側面であって、軸線に平行な面を締め代作用面とすると
    ともに、互いに平行にし、かつ、シール溝に組み込んだ
    シールの締め代による弾性力が、締め代作用面にのみ作
    用する構成にしたことを特徴とする圧力流体用シール構
    造。
JP20288694A 1994-08-04 1994-08-04 圧力流体用シール構造 Pending JPH0842695A (ja)

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JP20288694A JPH0842695A (ja) 1994-08-04 1994-08-04 圧力流体用シール構造

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JPH0842695A true JPH0842695A (ja) 1996-02-16

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JP20288694A Pending JPH0842695A (ja) 1994-08-04 1994-08-04 圧力流体用シール構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207768A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Kayaba Ind Co Ltd シールチェック機能を備えた接続構造
JP2015113777A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 日立オートモティブシステムズ株式会社 ギヤポンプおよびブレーキ装置
CN105715794A (zh) * 2014-12-03 2016-06-29 威乐(中国)水泵系统有限公司 高压密闭装置

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JP2015113777A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 日立オートモティブシステムズ株式会社 ギヤポンプおよびブレーキ装置
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A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

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