JPH08226491A - 防振マウント - Google Patents

防振マウント

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JPH08226491A
JPH08226491A JP5203095A JP5203095A JPH08226491A JP H08226491 A JPH08226491 A JP H08226491A JP 5203095 A JP5203095 A JP 5203095A JP 5203095 A JP5203095 A JP 5203095A JP H08226491 A JPH08226491 A JP H08226491A
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JP
Japan
Prior art keywords
length
mounting member
pieces
metal fittings
parts
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5203095A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumimasa Masaki
文理 正木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Megulastik Co Ltd
Original Assignee
Nok Megulastik Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Megulastik Co Ltd filed Critical Nok Megulastik Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貫通部21aを設けた一方の取付部材21の
両側に配置される一対のマウント要素1,1’を備え、
各マウント要素1,1’が取付部材21に固定される金
具2,2’およびこの金具2,2’に接続された弾性体
4,4’を備え、各金具2,2’が貫通部21aに挿入
される位置決め用の挿入部2b,2b’を備えた防振マ
ウントについて、挿入部2b,2b’の貫通部21aへ
のかかり代を大きくし、挿入部2b,2b’が貫通部2
1aから外れにくいようにする。 【構成】 一方の金具2の挿入部2bと他方の金具2’
の挿入部2b’とに貫通部21aの周縁に沿って交互に
並べられる挿入片2c,2c’を設け、各挿入片2c,
2c’の挿入方向長さを貫通部21aの同方向長さの半
分より大きく設定することにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車部品等として用
いられる防振マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】図4および図5に示すように、公知の防
振マウントにおいては、互いに同一形状で上下対称に配
置される一対のマウント要素a,a’の金具b,b’の
挿入部c,c’がそれぞれ、一方の取付部材dの貫通部
eの周縁に沿ってエンドレス(円筒状)に形成され、各
挿入部c,c’の挿入方向長さx1 が貫通部eの同方向
長さx2 の丁度半分に設定され、一対の挿入部c,c’
が互いに先端面で挿入方向に突き合わされるようになっ
ている。挿入部c,c’は貫通部eに挿入されて金具
b,b’の取付部材dに対する位置決めをなすもので、
挿入部c,c’の挿入方向長さx1 は挿入部c,c’の
貫通部eへの「かかり代」を表わしている。
【0003】したがって上記従来技術によると、挿入部
c,c’の貫通部eへのかかり代が上記構成に基づいて
貫通部eの挿入方向長さx2 の半分に限定され、よって
このかかり代が小さいために、当該防振マウントが作動
時に弾性体f,f’の予圧縮量を越えて上下に変位する
と、図6に示すように、変位して間もなく、一方の挿入
部cが貫通部eから外れてしまい、これを原因として、
以後、当該防振マウントが正常に機能しなくなる問題が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、挿入部の貫通部へのかかり代を従来より大きくし、
もって挿入部が貫通部から外れにくいようにした防振マ
ウントを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の防振マウントは、貫通部を設けた一方の取
付部材の両側に配置される一対のマウント要素を備え、
前記各マウント要素が前記取付部材に固定される金具お
よび前記金具に接続されたゴム状弾性材製の弾性体を備
え、前記各金具が前記貫通部に挿入される位置決め用の
挿入部を備えた防振マウントにおいて、一方の金具の挿
入部と他方の金具の挿入部とが前記貫通部の周縁に沿っ
て交互に並べられる挿入片を備え、前記各挿入片の挿入
方向長さが前記貫通部の同方向長さの半分より大きく設
定されていることにした。
【0006】
【作用】上記従来技術において、挿入部c,c’の貫通
部eへのかかり代が小さかったのは、このかかり代、す
なわち挿入部c,c’の挿入方向長さx1 が貫通部eの
同方向長さx2 の半分に限定されていたからであり、こ
の長さx1 が貫通部eの長さx2 の半分に限定されてい
たのは、挿入部c,c’が貫通部eの周縁に沿ってエン
ドレス(円筒形)に形成されて一対の挿入部c,c’が
互いに突き合わされる構造であったために、挿入部c,
c’の挿入方向長さx1 が貫通部eの同方向長さx2
半分より大きいと、一対の挿入部c,c’が互いに先端
面でぶつかって貫通部e内に納まり切らなかったからで
ある。これに対して、上記構成を備えた本発明の防振マ
ウントのように、一対の挿入部が貫通部の周縁に沿って
交互に並べられる挿入片を備えていれば、突き合わせの
相手となる挿入片がないために、各挿入片が貫通部の挿
入方向長さを目一杯利用することが可能となる。したが
って、これに基づいて各挿入片の挿入方向長さを貫通部
の同方向長さの半分より大きく設定することにより、挿
入部の貫通部へのかかり代を従来より大きくすることが
可能となる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0008】図1および図2に示すように、当該実施例
に係る防振マウントは、先ず、互いに同一形状で上下略
対称に配置される一対のマウント要素1,1’を備えて
おり、この一対のマウント要素1,1’によって一方の
取付部材21を上下から挾み込み、上側のマウント要素
1の上に他方の取付部材22を載せ、内筒5を組み合わ
せたボルト11およびナット12を締め込むことによっ
て、両取付部材21,22の間に介装されるようになっ
ている。一方の取付部材21には平面円形の貫通部21
aが設けられており、この貫通部21aは、両取付部材
21,22が水平方向に相対移動し得るように、比較的
大径に形成されている。また他方の取付部材22には、
内筒5およびボルト11を差し通す比較的小径のボルト
挿通孔22aが設けられている。13は座金である。
【0009】マウント要素1,1’はそれぞれ、一方の
取付部材21に固定される環状の金具2,2’と、他方
の取付部材22に固定される平板環状の金具3,3’
と、この両金具2,2’,3,3’の間に配置されて両
金具2,2’,3,3’に加硫接着された略円筒状を呈
するゴム状弾性材製の弾性体4,4’とを備えている。
【0010】一方の取付部材21に固定される金具2,
2’はそれぞれ、環状の平座部2a,2a’の内周縁に
一方の取付部材21の貫通部21aに挿入される位置決
め用の挿入部2b,2b’を一体成形したもので、一方
の取付部材21を挾んで対をなす上側の金具2と下側の
金具2’に、図3に示すように、貫通部21aの周縁に
沿って交互に並べられる挿入片2c,2c’が等配状に
三片ずつ設けられ、この各挿入片2c,2c’の挿入方
向長さx3 が貫通部21aの同方向長さx4 と丁度同じ
に設定されている。また他方の取付部材22に固定され
る金具3,3’はそれぞれ、内筒5およびボルト11を
差し通すボルト挿通孔3a,3a’を備えている。
【0011】上記構成を備えた防振マウントにおいて
は、挿入片2c,2c’の挿入方向長さx3 、すなわち
挿入部2b,2b’の貫通部21aへのかかり代が、貫
通部21aの同方向長さx4 と丁度同じに設定され、従
来技術と比較して、このかかり代が二倍の大きさに設定
されている。したがって、このかかり代が大きくなった
分、挿入部2b,2b’が貫通部21aから外れにく
く、この点について故障が少ない防振マウントを提供す
ることができる。また挿入片2c,2c’を備えた金具
2,2’が互いに同一形状であるために、金具2,2’
の種類が増えて金具コストが上昇することがない。
【0012】尚、本発明の構成は上記実施例に限定され
るものではない。例えば、 挿入片2c,2c’の総数は六片に限定されず、五
片以下または七片以上でも良い。 互いに隣り合う挿入片2c,2c’の間に、若干の
間隙があっても良い。 挿入片2c,2c’の挿入方向長さx3 は、従来技
術における同長さx1が貫通部eの同方向長さx2 の半
分であったこととの比較からして、貫通部21aの同方
向長さx4 の半分より大きければ効果が認められる。し
たがって挿入片2c,2c’の挿入方向長さx3 は、貫
通部21aの同方向長さx4 の半分より大きければ良
い。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0014】すなわち、上記構成を備えた本発明の防振
マウントにおいては、一対の挿入部が貫通部の周縁に沿
って交互に並べられる挿入片を備えており、各挿入片の
挿入方向長さが貫通部の同方向長さの半分より大きく設
定されているために、挿入部の貫通部へのかかり代が従
来より大きくなっている。したがって挿入部が貫通部か
ら外れにくく、この点について故障が少ない防振マウン
トを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る防振マウントの装着以前
の状態を示す正面図
【図2】同防振マウントの装着状態を示す断面図
【図3】図2におけるA−A線断面図
【図4】従来例に係る防振マウントの装着以前の状態を
示す断面図
【図5】同防振マウントの装着状態を示す断面図
【図6】同防振マウントの作動状態を示す断面図
【符号の説明】
1,1’ マウント要素 2,2’,3,3’ 金具 2a,2a’平座部 2b,2b’挿入部 2c,2c’挿入片 3a,3a’,22a ボルト挿通孔 4,4’ 弾性体 5 内筒 11 ボルト 12 ナット 13 座金 21 一方の取付部材 21a 貫通部 22 他方の取付部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通部(21a)を設けた一方の取付部
    材(21)の両側に配置される一対のマウント要素
    (1)(1’)を備え、前記各マウント要素(1)
    (1’)が前記取付部材(21)に固定される金具
    (2)(2’)および前記金具(2)(2’)に接続さ
    れたゴム状弾性材製の弾性体(4)(4’)を備え、前
    記各金具(2)(2’)が前記貫通部(21a)に挿入
    される位置決め用の挿入部(2b)(2b’)を備えた
    防振マウントにおいて、一方の金具(2)の挿入部(2
    b)と他方の金具(2’)の挿入部(2b’)とが前記
    貫通部(21a)の周縁に沿って交互に並べられる挿入
    片(2c)(2c’)を備え、前記各挿入片(2c)
    (2c’)の挿入方向長さ(x3 )が前記貫通部(21
    a)の同方向長さ(x4 )の半分より大きく設定されて
    いることを特徴とする防振マウント。
JP5203095A 1995-02-17 1995-02-17 防振マウント Withdrawn JPH08226491A (ja)

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