JP4205424B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、サブフレームマウント等に好適な防振装置に関する。なお本願において単に軸線方向というときは、全体として筒状をなす防振装置全体又はその内筒の軸線と平行な方向を意味するものとする。また軸直交方向とはこの軸線と直交する方向をいうものとする。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のサブフレームマウント1における軸線方向断面図であり、図5は取付時の分解図である。このサブフレームマウント1は、サブフレーム2の取付穴3へ圧入し、上下の第1取付金具8及び第2取付金具9を介してフレームFから突出するボルト4へナット5で締結されている。内筒6、筒状弾性体7及び外筒30を備え、筒状弾性体7の下端部には第1ストッパ33が外筒30の下端に形成された屈曲部36へ一体に形成されている。筒状弾性体7の上端部と第2取付金具9の間にはリング状をなす別体の第2ストッパ34が介在され、これら第1及び第2ストッパがサブフレーム2に対する上下の抜け止めになっている。符号10は筒状弾性体7内へ一体化される中間スリーブである。なお、筒状弾性体の軸方向両端を外フランジ状にして取付部材の係合させることは公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公平7−23635号公報 第5図
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構造において、サブフレーム2からサブフレームマウント1へ図の上下方向の振動が入力すると、筒状弾性体7は内筒6と外筒30の間でせん断を主体とする弾性変形をし、かつ第1ストッパ33及び第2ストッパ34が圧縮による弾性変形を行う。したがって上下振動に対するトータルの静バネは筒状弾性体7と第1ストッパ33及び第2ストッパ34の合成されたものである。このとき筒状弾性体7においては、中間スリーブ10が存在するにもかかわらず、その内側層11及び外側層12のそれぞれにおいてせん断方向の変形が生じるから、ほぼ筒状弾性体7の肉厚全体が関与することになり、この部分の静バネは比較的小さくなる。
【0005】
その結果、必要な大きさのトータルの静バネを実現するためには、第1及び第2ストッパ33,34の静バネを大きくする必要があり、その結果、ボリュームを比較的小さくすることになる。しかし、第1及び第2ストッパ33,34は動特性に影響があるため、むしろボリュームを増大することが望まれている。また第1ストッパ33は外筒30の屈曲部36へ形成され、この屈曲部36は第1ストッパ33の荷重受け面をなすが、この面積は限定されている。したがってこの点からもボリュームアップが困難である。
【0006】
さらに、第2ストッパ34は取付時の抜け止めをなすため、サブフレーム2における取付穴3の周囲へ十分な面積で当接する必要がある。このため第2ストッパ34を予め筒状弾性体7と一体化すれば、取付穴3へ差し込むことができなくなるから、これらを一体化することができず別体に形成しなければならない。しかし、第2ストッパ34と筒状弾性体7は同じ弾性体であるから、一体に形成して部品点数を削減することが望ましい。本願発明はこのような要請を実現するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願の防振装置に係る請求項1は、被取付部材の取付穴へ差し込んで取付けるべく全体として筒状をなし、内筒とその外周側に設けられる筒状弾性体と、軸線方向両端部へ突出する第1及び第2ストッパとを備えた防振装置において、前記筒状弾性体の肉厚内中間部に中間スリーブを前記内筒と略平行に埋設一体化して、この中間スリーブにより前記筒状弾性体を径方向へ内側層と外側層に区画し、さらに前記筒状弾性体の軸線方向両端部に前記第1及び第2ストッパを一体形成し、これら第1及び第2ストッパの一部をそれぞれ前記被取付部材の取付穴周囲へ重なる大きさにするとともに、
前記中間スリーブの軸線方向両端を径方向外方へ曲げて各先端部の一方を第1の端部として前記第1ストッパ内へ延ばして一体化し、他方を第2の端部として前記第2ストッパ内へ延ばして一体化し
前記第1の端部を屈曲させて径方向外方へ張り出させた屈曲部とし、この屈曲部の先端を前記被取付部材の取付穴周囲へ重なる大きさとし、
前記第2の端部の先端部を前記第2ストッパ内へ突出させ、かつ前記取付穴の内周面の延長内側で略一致する位置としたことを特徴とする。
【0008】
請求項2は上記請求項1において、前記第1の端部の屈曲部と前記被取付部材の間に弾性体層を介在させ、この弾性体層により前記内筒の軸直交方向における前記中間スリーブの前記被取付部材に対する相対移動を許容し、かつ軸方向においては前記中間スリーブを前記被取付部材と実質的に一体移動するようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項3は上記請求項1において、前記第2ストッパは、略矢形断面の抜け止め形状をなして係合部が前記被取付部材の取付穴周囲へ係合することを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
請求項1によれば、中間スリーブを設けることにより、静バネを軸線方向と軸直交方向の入力に応じて異ならせる方向性を出すことができる。また、中間スリーブの一端に屈曲部を設けて被締結部材へ当接させたので、軸線方向の入力に対して、筒状弾性体のうち中間スリーブよりは外側層にせん断による弾性変形を生じさせず、内側層のみを中間スリーブと内筒の間でせん断による弾性変形させる。また第1及び第2ストッパは圧縮変形する。したがって軸線方向の入力に対するトータルの静バネは、内側層並びに第1及び第2ストッパの静バネとなる。
【0011】
このとき、せん断による弾性変形に関与する部分を筒状弾性体全体のうち内側層とすることができるから、それだけせん断による弾性変形する部分の肉厚が薄くなって静バネが高くなる。したがってトータルの静バネが一定の場合には、第1ストッパ及び第2ストッパのボリュームを十分に大きくして動特性を向上させることができる。しかも、第1ストッパを中間スリーブの屈曲部と一体に設けたので、従来例のように外筒へ設ける場合と比べた場合、第1ストッパの荷重受け面となる屈曲部の面積を十分に広くすることができるから、第1ストッパのボリューム増大を一層容易にすることができる。
【0012】
請求項2によれば、屈曲部と被取付部材の間に弾性体層を介在させたので、軸直交方向の入力に対しては、この弾性体層により中間スリーブが被取付部材に対して相対移動を許容される。但し軸方向には中間スリーブが被取付部材と実質的に一体移動するようになっているので、軸線方向の入力に対しては、上記のように内側層のみにせん断による変形を可能とし、軸直交方向の入力に対しては中間スリーブの移動によって内側層と外側層が同時に圧縮変形可能になる。したがって軸線方向又は軸直交方向の入力に応じて静バネを容易に変化させることができ、それぞれの方向毎に要求される静バネを最適化できる。
【0013】
請求項3によれば、中間スリーブの他端部へ一体に設けた第2ストッパを略矢形断面形状にしたので、取付穴へ差し込むことにより被取付部材へ簡単に取付けることができ、取付性が向上する。しかも従来は別体に設けていたものを一体化したので部品点数を削減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいてサブフレームマウントとして構成された一実施例を示す。図1はサブフレームマウントの軸方向断面図、図2は図1の2−2線相当断面図、図3は取付方を示す分解図である。なお、上記従来例と共通する部分には共通符号を用いるものとする。
【0015】
これらの図に示すように、このサブフレームマウント1は、外周側をサブフレーム2の取付穴3へ圧入して取付けられ、内周側をフレームFから突出するボルト4へナット5で取付けられる。この場合、サブフレーム2が振動発生部材の一部、フレームF及びボルト4が振動受部材の一部にそれぞれ相当する。
【0016】
サブフレームマウント1は、鉄等の適宜金属製の内筒6と、その周囲に一体形成された筒状弾性体7及び内筒6を備える。図1における内筒6の下端部側はディスク状の第1取付金具8を介し、上端部側は同じくディスク状の第2取付金具9を介してナット5とフレームFとの間に締め付けられる。、
【0017】
筒状弾性体7は、ゴム等防振性に優れた公知の弾性材料を用いて形成され、その肉厚中間部には内筒6と略同心円状をなす筒状の中間スリーブ10が埋設一体化されている。中間スリーブ10により筒状弾性体7は内側層11と外側層12に区分される。図3に示すように、筒状弾性体7、内側層11及び外側層12の各肉厚をt、t1及びt2とする。筒状弾性体7の下端には第1ストッパ13が下方へ一体に突出形成され、上端には、略矢形断面をなして上方へ突出する第2ストッパ14が一体に形成されている。
【0018】
図2に示すように、中間スリーブ10は軸線方向に沿って分断された半割構造であり、左右方向と前後方向の入力に対してバネが異なるようになっている。但し、このような前後・左右方向におけるバネの方向性を不要にする場合は分割せずに単一の筒状とすることもできる。
【0019】
図1及び図3に示すように、中間スリーブ10は鉄等の金属又は樹脂等の適宜材料からなり、軸方向中間部は内筒6と略平行する本体部15、下端部が略直角に屈曲して第1取付金具8の外周部8aと略平行に外方へ延出する屈曲部16をなす。外周部8aと屈曲部16の間は第1ストッパ13のボリュームに対応するよう十分な間隙dが確保されている。
【0020】
屈曲部16の表面には外側層12から連続する薄い弾性体被覆層17が一体に形成されている。この弾性体被覆層17は上下振動に対する静バネに実質上影響しない程度に著しく薄くなっている。但し内筒6の軸直交方向となる前後・左右方向の振動に対しては、屈曲部16がサブフレーム2の表面と平行に移動し、中間スリーブ10が内筒6の軸直交方向へ移動自在になるように形成されている。
【0021】
中間スリーブ10の上端部は上方に向かって斜め外方へ外開き状をなすテーパー部18をなす。テーパー部18の上端は、取付穴3における内周面の延長と略一致もしくは若干内側へ後退した位置になるようにする。また取付時においてテーパー部18の先端が取付穴3から図の上方へ突出するようにする。
【0022】
内側層11の下端部は、第1取付金具8の中心側に形成された凹部8bの周壁及び底部8cと干渉しないような逃げ凹部11aが形成されている。符号8dはボルト4の通し穴であり、内筒6の穴径と一致する。
【0023】
第2ストッパ14は内側層11の延長部に形成されテーパー部18と略平行する斜面部19と外側層12の延長部に形成されて取付穴3の開口縁部へ係合する略直角に外方へ突出して略矢形断面をなす係合部20をなす。係合部20と屈曲部16との間隔はサブフレーム2の厚さよりも若干小さめになっている。
【0024】
サブフレームマウント1の外周部には従来の外筒が設けられておらず、筒状弾性体7の外周面が露出している。第1及び第2ストッパを除く部分における筒状弾性体7の外径D2(図3)は取付穴3の内径D1(図3)より若干大きくなっており、サブフレームマウント1を取付穴3へ圧入したとき、筒状弾性体7の外側層12における外周部が圧縮されて取付穴3の内周壁へ直接圧接するようになっている。
【0025】
第2取付金具9は取付穴3へ圧入されたサブフレームマウント1の上端部側へ取付けられる第1取付金具8と同様の部材であり、外周部9aは第2ストッパ14の上端に接触し、凹部9bの周壁はテーパー部18と略平行する斜面をなし、底部9cはナット5を当接するとともに、中央にボルト4の通し穴9dが形成されている。
【0026】
斜面部19は、テーパー部18と凹部9bの間隔よりも若干肉厚に形成され、第2取付金具9を締結したとき凹部9bにより斜面部19を圧縮する締め代を形成している。この締め代の程度は目的に応じて適宜設定される。また、斜面部19と内筒6の接続部には凹部9b及び底部9cとの干渉を避ける逃げ凹部11bが形成されている。
【0027】
次に、本実施例の作用を説明する。図3に示すように、サブフレーム2の下方から第2ストッパ14が取付穴3へ入るようにサブフレームマウント1を取付穴3へ押し込む。このとき、第2ストッパ14は弾性体のみであり、かつテーパー部18の先端は取付穴3の内径D1より小さくなっているから、第2ストッパ14が弾性変形して取付穴3内へ入り、上端へ突出すると復元して係合部20が取付穴3の開口縁部へ係合する。
【0028】
このとき、筒状弾性体7の外側には従来の外筒がないアウターレス構造であるから外側層12の圧縮により容易に取付穴3内へ入り、かつその後の復元により取付穴3の内周壁へ圧接するので圧入性が向上する。
【0029】
続いて、内筒6の軸穴へ通したボルト4を第2取付金具9の通し穴9dに通し、ナット5で締め付けると、凹部9bにより斜面部19を圧縮する。これにより第2ストッパ14は図1に矢示するように斜め下方かつ外方へ変形するため、係合部20による取付穴3の開口縁部に対する係合が確実になり、確実に抜け止めできる。
【0030】
この状態でサブフレーム2からサブフレームマウント1へ上下方向の振動が入力すると、サブフレームマウント1は内側層11における内筒6と中間スリーブ10間のせん断を主体とする弾性変形と、第1ストッパ13及び第2ストッパ14からなる圧縮による弾性変形を行う。このとき筒状弾性体7のうち外側層12はせん断変形しない。すなわち屈曲部16がサブフレーム2の下面へ当接し、上端は第2取付金具9で係合部20がサブフレーム2の上面へ圧接されているため、外側層12はサブフレーム2と一体に上下動する。
【0031】
したがって、上下方向の振動に対する静バネは、内側層11、第1ストッパ13及び第2ストッパ14からなるトータルのバネとなり、外側層12はこの場合におけるトータルの静バネに影響しない。なお屈曲部16とサブフレーム2の下面の間には弾性体被覆層17が介在するが、この層は著しく薄いため上下振動に対する静バネに実質上影響しない。
【0032】
また、内側層11の肉厚t1は、筒状弾性体7全体の肉厚tに対して中間スリーブ10で区画された分だけ薄くなっているから、内側層11のせん断による静バネは、筒状弾性体7全体の肉厚tに相当する肉厚の弾性体におけるせん断方向のバネに比べ遙かに大きくなっている。したがって、従来例のように上下振動に対するせん断による変形が肉厚t全体で生じる場合と比べたとき、トータルのバネが一定であれば、第1ストッパ13及び第2ストッパ14の静バネをより下げることができる。その結果、第1ストッパ13及び第2ストッパ14のボリュームを十分に大きくして動特性を向上させることができる。
【0033】
しかも、本実施例では第1ストッパ13を中間スリーブ10の屈曲部16と一体に設けたので、従来例のように外筒へ設ける場合と比べた場合、第1ストッパ13の荷重受け面となる屈曲部16の面積を十分に広くすることができるから、第1ストッパのボリュームの増大を一層容易にすることができる。
【0034】
そのうえ、中間スリーブ10の上部にも比較的ボリュームの大きな第2ストッパ14を設けることにより動特性を改善できる。しかも第2ストッパ14をテーパー部18の周囲へ一体に形成するとともに、テーパー部18の先端を取付穴3の内径より小さくすることにより、第2ストッパ14を弾性変形させながら差し込みによりサブフレーム2へ取付けできるから圧入性が向上する。
【0035】
さらにテーパー部18の先端を取付穴3から突出させてあるので、第2取付付金具9による締め付けによって、第2ストッパ14を弾性変形させて係合部20をサブフレーム2の上面へ押し付け、確実に抜け止めすることになり、第2ストッパ14を抜け止め部とすることができる。したがって、第2ストッパ14を中間スリーブ10と一体に形成することにより、従来のように別体の第2ストッパ34(図4、5)を省略して部品点数を削減することができる。また従来の外筒を省略したアウターレス構造を採用したので、この点でも部品点数を削減できる。
【0036】
次に、前後・左右方向の振動が入力すると、内筒6の軸直交方向へ向かう内側層11及び外側層12の圧縮を主体とする弾性変形により受け止める。このとき中間スリーブ10は屈曲部16とサブフレーム2の下面の間に介在する弾性体被覆層17により、内側層11及び外側層12の変形に伴って内筒6の軸直交方向へ自在に移動することができる。したがって、前後・左右方向の振動に対する静バネは、中間スリーブ10の存在にも関わらず、内側層11の肉厚t1及び外側層12の肉厚t2を合計した筒状弾性体7全体の肉厚tによる圧縮時のバネにほぼ匹敵するものとなる。
【0037】
ゆえに、上下振動と前後・左右振動に応じて、筒状弾性体7のうち外側層12の挙動を変化させることができるから、振動入力方向によって静バネを容易に変化させることができ、それぞれの方向毎に要求される静バネを最適化できる。
【0038】
なお、本願発明は上記実施例に限定されず種々に変形や応用が可能であり、例えば、用途としてサブフレームに限らず、取付穴へ差し込んで取付けする形式であれば、他の防振装置に適用できる。また弾性体被覆層17は必ずしも屈曲部16側へ一体化する必要はなく、サブフレーム2側へ一体化するか、もしくは両部材間に別体のままで介在させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るサブフレームマウントの軸方向断面図
【図2】図1の2−2線相当断面図
【図3】上記サブフレームマウントの取付方を示す分解図
【図4】従来例に係る図1に相当する図
【図5】従来例に係る図3に相当する図
【符号の説明】
1:サブフレームマウント、2:サブフレーム、3:取付穴、4:ボルト、5:ナット、6:内筒、7:筒状弾性体、8:第1取付金具、9:第2取付金具、10:中間スリーブ、11:内側層、12:外側層、13:第1ストッパ、14:第2ストッパ、16:屈曲部、17:弾性体被覆層、18:テーパー部

Claims (5)

  1. 被取付部材の取付穴へ差し込んで取付けるべく全体として筒状をなし、内筒とその外周側に設けられる筒状弾性体と、軸線方向両端部へ突出する第1及び第2ストッパとを備えた防振装置において、
    前記筒状弾性体の肉厚内中間部に中間スリーブを前記内筒と略平行に埋設一体化して、この中間スリーブにより前記筒状弾性体を径方向へ内側層と外側層に区画し、さらに前記筒状弾性体の軸線方向両端部に前記第1及び第2ストッパを一体形成し、これら第1及び第2ストッパの一部をそれぞれ前記被取付部材の取付穴周囲へ重なる大きさにするとともに、
    前記中間スリーブの軸線方向両端を径方向外方へ曲げて各先端部の一方を第1の端部として前記第1ストッパ内へ延ばして一体化し、他方を第2の端部として前記第2ストッパ内へ延ばして一体化し
    前記第1の端部を屈曲させて径方向外方へ張り出させた屈曲部とし、この屈曲部の先端を前記被取付部材の取付穴周囲へ重なる大きさとし、
    前記第2の端部の先端部を前記第2ストッパ内へ突出させ、かつ前記取付穴の内周面の延長内側で略一致する位置としたことを特徴とする防振装置。
  2. 前記第1の端部の屈曲部と前記被取付部材の間に弾性体層を介在させ、この弾性体層により前記内筒の軸直交方向における前記中間スリーブの前記被取付部材に対する相対移動を許容し、かつ軸方向においては前記中間スリーブを前記被取付部材と実質的に一体移動するようにし、
    前記たことを特徴とする請求項1の防振装置。
  3. 前記第2ストッパは、略矢形断面の抜け止め形状をなして係合部が前記被取付部材の取付穴周囲へ係合することを特徴とする請求項1の防振装置。
  4. 前記中間スリーブの軸線方向他端部を外開き状のテーパー部としてその先端部を前記第2ストッパ内へ突出させたことを特徴とする請求項3の防振装置。
  5. 前記第1及び第2ストッパ間における前記中間スリーブの外周部は前記被取付部材の取付穴へ直接差し込まれて取付穴の内面へ接触することを特徴とする請求項1の防振装置。
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