JPH02241952A - エンジンのシリンダブロック - Google Patents

エンジンのシリンダブロック

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Publication number
JPH02241952A
JPH02241952A JP6050389A JP6050389A JPH02241952A JP H02241952 A JPH02241952 A JP H02241952A JP 6050389 A JP6050389 A JP 6050389A JP 6050389 A JP6050389 A JP 6050389A JP H02241952 A JPH02241952 A JP H02241952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
cylinder
damping material
outside
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6050389A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Umemura
梅村 匡一
Yuji Takamori
高森 勇治
Hirobumi Yamauchi
山内 博文
Fumihiko Saito
史彦 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP6050389A priority Critical patent/JPH02241952A/ja
Publication of JPH02241952A publication Critical patent/JPH02241952A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジンのシリンダブロックに関し、特にシリ
ンダブロック本体に嵌入してシリンダを形成するための
シリンダライナの構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、シリンダライナの構造として、例えば特開昭55
−151138号公報に開示されるように、シリンダラ
イナを内側ライナと該内側ライナの外側に配置された外
側ライナとの二重構造により構成するとともに、二つの
ライチ間に制振鋼板など低剛性の緩衝体を介在させて、
この緩衝体が有しているところの振動を抑制する機能、
つまり制振機能によってピストンスラップが内側ライナ
から外側ライナに伝達されることを阻止してエンジン振
動を低減するようにしたものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記従来のものでは、緩衝体の剛性が低いの
で、エンジンの運転時にこの緩衝体が変形し易く、外側
ライナに対する内側ライナの位置ズレが問題となる。そ
の場合、この位置ズレを抑制すべく緩衝体の剛性を高目
に設定すると、十分な割振機能を得ることができない。
さらには、このような緩衝体は一般的に熱伝導性に欠け
るため、内側ライナの受けた熱が外側ライナに伝達され
難く、冷却性が不良である。
本発明はこのような点に管口してなされたものであり、
その目的とするところは、上述したように制振材を挟ん
で二重構造としたシリンダライナの内側ライナと外側ラ
イナとを部分的に接触させて、ライナ間の制振材の制振
機能を確保しつり制振材の変形を防止するとともに内側
ライナの熱を外側ライナに良好に伝達することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、シリン
ダライナを、制振材を挾んで内側に設けられた内側ライ
ナと外側に設けられた外側ライナとの二重構造により構
成するとともに、上記ライナの相対向する壁面に相手側
のライナに当接する凸部を設ける構成としたものである
(作用) 上記の構成により、本発明では、割振材の制振機能によ
ってピストンスラップが内側ライナから外側ライナに伝
達されることが阻止されてエンジン振動が低減する。
その場合、上記ライナの相対向する壁面に相手側のライ
ナに当接する凸部が設けられているので、この凸部によ
って外側ライナに対する内側ライナの位置が保持されて
内側ライナの位置ズレが防止される。そのため、割振材
を充分に低剛性なものに設定できてエンジン振動を良好
に低減することができる。
しかも、内側ライナの受けた熱が上記凸部を介して外側
ライナに伝達されるので、シリンダライナの冷却性が向
上する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す。同図において、1
はシリンダライナであって、該シリンダライナ1はシリ
ンダブロック本体(図示省略)に嵌入して、その内壁に
よってシリンダを形成するものである。
上記シリンダライナ1は、内側に配置された内側ライナ
2と、該内側ライナ2の外側に同心状に配置された外側
ライナ3とを備えて二重構造により構成されている。そ
して、この内側ライナ2と外側ライナ3との間に制振材
4が充填されている。
該割振材4は、例えば樹脂材などであって、その内部摩
擦等によって振動を抑制する機能、つまり制振機能を有
している。
そして、上記内側ライナ2の外壁には、外側ライナ3の
内壁に当接する凸部5が設けられている。
該凸部5は内側ライナ2の外壁に螺旋状に設けられてい
る。そして、断面が略矩形状であって、その外側端面で
もって外側ライナ3の内壁に当接している。
したがって、上記実施例においては、制振材4の制振機
能によってピストンスラップが内側ライナ2から外側ラ
イナ3に伝達されることが阻止されてエンジン振動が低
減する。
その場合、内側、ライナ2の外壁に、外側ライナ3の内
壁に当接する凸部5を設けたので、この凸部5によって
外側ライナ3に対する内側ライナ2の位置が保持されて
内側ライナ2の位置ズレが防止される。
また、このように位置ズレが確実に防止されることから
、“制振材4に位置ズレ防止機能を持たせるべくその剛
性を高目に設定する”という配慮が不要になって、制振
材4を制振機能本位に充分に低剛性なものに設定できて
エンジン振動を良好に低減することができる。
しかも、内側ライナ2の受けた熱が上記凸部5を介して
外側ライナ3に伝達されるので、シリンダライナ1の冷
却性が向上する。
次に、上記シリンダライナ1の製造方法を第2図〜第4
図により説明する。まず、第2図および第3図にそれぞ
れ示すように、外側ライナ3および内側ライナ2をそれ
ぞれ機械加工する。
そして、内側ライナ2を外側ライナ3に嵌入し、内側ラ
イナ2と外側ライナ3との間に隙間を形成する。この状
態で外側ライナ3の軸方向両端を冶具11.12でそれ
ぞれ固定する。この各治具11.12にはライナ間に形
成された上記隙間に連通ずるように連通路11a、12
aが形成されている。そして、上記一方の連通路11a
に真空ポンプを接続してライナ間の隙間の空気を吸引し
てほぼ真空化する。
その後、他方の連通路12aから流動状態にある制振材
を注入する。
さらに、ライナ2.3を熱処理して制振材4とライナ2
.3との密着性を改善する。その後、必要があれば仕上
の機械加工を行い、シリンダライナ1の製造を完了する
次に、第5図は本発明の第2実施例を示す。同図におい
て、1′はシリンダライナ、2′は内側ライナ、3゛は
外側ライナ、4′は制振材であって、上記第1実施例同
様にシリンダライナ1′を、割振材4″を挾んで内側に
設けられた内側ライナ2′と外側に設けられた外側ライ
ナ3″との二重構造により構成している。そして、上記
内側ライナ2′の外壁には、外側ライナ3゛の内壁に当
接する凸部5−.5−・・・が設けられている。該凸部
5−,5−・・・は内側ライナ2′を軸方向からみて、
その全周を四等分する位置に設けられているとともに、
内側ライナ2′の軸方向に等間隔で設けられている。
したがって、この実施例においても、上記第1実施例同
様に、内側ライナ2′の位置ズレ防止およびシリンダラ
イナ1゛の冷却性向上を図りながら、制振材4′の制振
機能によってエンジン振動を低減することができる。
尚、上記各実施例では内側ライナ2(2=)の外壁に凸
部5(5″)を設けたが、外側ライナ3(3′)の内壁
に凸部を設けてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のエンジンのシリンダブロ
ックによれば、シリンダライナを、制振材を挟んで内側
に設けられた内側ライナと外ff1lに設けられた外側
ライナとの二重構造により構成し、上記ライナの相対向
する壁面に相手側のライナに当接する凸部を設けたので
、内側ライナの位置ズレを防止するとともにシリンダラ
イナの冷却性を向上させながらエンジン振動を良好に低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を例示し、第1図
はシリンダライナの縦断側面図、第2図は外側ライナの
斜視図、第3図は内側ライナの斜視図、第4図はシリン
ダライナの製造状態を示す縦断側面図である。第5図は
本発明の第2実施例を示すシリンダライナの縦断側面図
である。 2・・・・・・内側ライナ 3・・・・・・外側ライナ 4・・・・・・制振材 5・・・・・・凸部 2−・・内側ライナ 3′・・・外側ライナ 4′・・・制振材 5′・・・凸部 二1 リ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダライナを、制振材を挟んで内側に設けら
    れた内側ライナと外側に設けられた外側ライナとの二重
    構造により構成し、上記ライナの相対向する壁面に相手
    側のライナに当接する凸部を設けたことを特徴とするエ
    ンジンのシリンダブロック。
JP6050389A 1989-03-13 1989-03-13 エンジンのシリンダブロック Pending JPH02241952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6050389A JPH02241952A (ja) 1989-03-13 1989-03-13 エンジンのシリンダブロック

Applications Claiming Priority (1)

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JP6050389A JPH02241952A (ja) 1989-03-13 1989-03-13 エンジンのシリンダブロック

Publications (1)

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JPH02241952A true JPH02241952A (ja) 1990-09-26

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ID=13144178

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JP6050389A Pending JPH02241952A (ja) 1989-03-13 1989-03-13 エンジンのシリンダブロック

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JP (1) JPH02241952A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19530496A1 (de) * 1994-12-13 1996-06-27 Mitsubishi Electric Corp Umschalter
US5553585A (en) * 1994-05-27 1996-09-10 Wartsila Diesel International Ltd Oy Anti-polishing ring
KR20030021472A (ko) * 2001-09-06 2003-03-15 현대자동차주식회사 차량 엔진의 실린더블록
US9803583B2 (en) 2015-03-18 2017-10-31 Federal-Mogul Llc Double wall self-contained liner

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