JPH0426768Y2 - - Google Patents

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JPH0426768Y2
JPH0426768Y2 JP970386U JP970386U JPH0426768Y2 JP H0426768 Y2 JPH0426768 Y2 JP H0426768Y2 JP 970386 U JP970386 U JP 970386U JP 970386 U JP970386 U JP 970386U JP H0426768 Y2 JPH0426768 Y2 JP H0426768Y2
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JP
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gasket
separate plate
oil
passage hole
passage
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JP970386U
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JPS62122970U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、油圧装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 例えば自動変速機などに用いられる油圧装置
は、2つのバルブボデイの間にセパレートプレー
トをはさみ込み、セパレートプレートによつて両
バルブボデイを分離すると共に必要油路だけをセ
パレートプレートに設けた通路穴によつて連絡す
るようにしてある。バルブボデイとセパレートプ
レートとの合わせ面からの油の漏れを防止するた
めに、バルブボデイとセパレートプレートとの間
にガスケツトが設けられる(例えば、オートマチ
ツクトランスアクスルRN4F02A型1984整備要領
書118〜121頁(日産自動車発行)など)。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のような油圧装置には、ガスケツ
トに部分的に破断しやすい個所を生じ、破断した
ガスケツトがバルブステイツクなどの不具合を引
き起こすという問題点がある。すなわち、一般に
ガスケツトにはセパレートプレートの通路穴と同
じ位置に同一形状の通路穴が設けられるが、この
通路穴がバルブボデイの油路に接続されている場
合には、ガスケツトの通路穴の油路に面した外周
縁部は油路に露出されることになる。このため、
油路に作動油が流れると、縁部に油流が当り油が
セパレートプレートとガスケツトとの間に入り込
み、このガスケツトの縁部がセパレートプレート
との密着状態から変形し、持ち上げられた状態と
なる。このガスケツトの縁部の変形は作動油の流
れの状態によつて変化するため繰り返し変形が行
われることになる。すなわち、振動が発生したよ
うな状態となる。このため長時間使用するうちに
ガスケツトが疲労し、屈曲部から破断する。この
破片が作動油と共に下流に流れるため、バルブス
テイツクを引き起したり、オリフイスを詰まらせ
たりすることになる。本考案はこのような問題点
を解決することを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、ガスケツトの通路穴を油の流れ方向
にセパレートプレートの通路穴よりも湾曲凸状に
拡大することにより、上記問題点を解決する。す
なわち、本考案による油圧装置は、セパレートプ
レートとガスケツトとの同一場所に通路穴が設け
られ、このガスケツトの通路穴の外周の一部はバ
ルブボデイの壁部によつてセパレートプレートと
の間にはさみ付けられておらず通路穴と接続され
る油路に露出されており、油路に露出されたガス
ケツトの通路穴の外周の一部は、セパレートプレ
ートの通路穴の外周よりも油路方向に凸状に湾曲
して張り出している。
(ホ) 作用 セパレートプレート及びガスケツトの通路穴を
通つて作動油が油路に流れる。ガスケツトの通路
穴はセパレートプレートの通路穴よりも油路方向
に拡大してあり、しかも拡大部は凸状に湾曲させ
てあるため、セパレートプレートの通路穴から吐
出された作動油がガスケツトの通路穴の縁部に直
接的に衝突せず、縁部上を円滑に流れる。このた
めガスケツトの通路穴の縁部が変形したり振動し
たりすることがなくなり、ガスケツトの破断が防
止される。
(ヘ) 実施例 第2図に油圧装置であるコントロールバルブ組
立体10を示す。このコントロールバルブ組立体
10は、2つのバルブボデイ12及び14と、こ
れらの間に設けられるセパレートプレート16と
を有しており、更にバルブボデイ12とセパレー
トプレート16との間にはガスケツト18が、ま
たバルブボデイ14とセパレートプレート16と
の間にはガスケツト20がそれぞれ介装され、バ
ルブボデイ12とバルブボデイ14とは図示して
ないボルトによつて締め付けられている。バルブ
ボデイ14にはバルブスプール22及びスプリン
グ24が設けられており、またバルブスプール2
2によつて連通状態が切換えられる2つの油路2
6及び28を有している。油路26及び28に対
応してバルブボデイ12には油路30及び32が
設けられている。セパレートプレート16、ガス
ケツト18及びガスケツト20には油路26と油
路30とを連絡する連通穴16a,18a及び2
0aがそれぞれ設けられており、また油路28と
油路32とを連絡する連通穴16b,18b及び
20bがそれぞれ設けられている。セパレートプ
レート16の連通穴16a及び16bは、バルブ
ボデイ12の油路30及び32(及びこれを区画
する壁部)に対して、第3図に示すように配置さ
れている。また、ガスケツト18の連通穴18a
及び18bは、バルブボデイ12の油路30及び
32に対して、第1図に示すような形状としてあ
る。すなわち、通路穴18a及び18bは、通路
穴16a及び16bと比較して、油路30及び3
2の流れ方向に大きくなつており、それ以外の部
分の形状は一致している。通路穴18a及び18
bの拡大部は油路方向に凸状に滑らかに湾曲して
いる。
次にこの実施例の作用について説明する。作動
油は例えば第2図に矢印によつて示すように流れ
る(なお、別の作動条件では全く逆向きに流れる
場合がある)。油路26から油路30に作動油が
流れる際、ガスケツト20の通路穴20a、セパ
レートプレート16の通路穴16a及びガスケツ
ト18の通路穴18aを通過する。通路穴18a
の油流れ方向への縁部は油の流れ方向に湾曲して
拡大されているため、セパレートプレート16の
通路穴16aを通過した油が直接的に通路穴18
aの縁部に衝突することがなく、しかも通路穴1
8aの拡大部は滑らかな湾曲形状としてあるた
め、縁部に作用する油の影響は各方向に分散さ
れ、影響が小さくなつている。このため、セパレ
ートプレート16のガスケツト18との間に油が
入り込むことにより通路穴18aの縁部が変形し
たり振動したりすることが防止される。このた
め、ガスケツト18の疲労による破断の発生が防
止される。
油が上記と逆向きに流れた場合にも通路穴18
bは油路32の方向に湾曲させて拡大させてある
ため、同様に破断の発生が防止される。
なお、第1図に示した例では、通路穴18aは
略半球状に拡大してあるが、第4図に示すように
略半だ円状に拡大しても同様の作用を得ることが
できる。この拡大部の形状は油の流れ方向に凸で
滑らかに接続された曲線(又は曲線及び直線)に
よつて構成されていれば差し支えない。
なお、前述のようなガツケツトの破断を防止す
るためにガスケツトのバルブボデイの壁部によつ
て押圧される部分以外のすべてをくり抜くことも
できるが、この場合にはガスケツトの剛性が大幅
に低下し、取り扱いが不便になると共に横方向へ
の油圧の吹き抜けなどを生じやすくなる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、ガ
スケツトの通路穴の縁部を油路の油流れ方向に拡
大したのでガスケツトの破断を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるガスケツトの通路穴を示
す図、第2図はコントロールバルブ組立体を示す
図、第3図はセパレートプレートの通路穴を示す
図、第4図は別の実施例のガスケツトの通路穴形
状を示す図である。 12,14……バルブボデイ、16……セパレ
ートプレート、18,20……ガスケツト、16
a,16b,18a,18b,20a,20b…
…通路穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バルブボデイと、バルブボデイの合わせ面に設
    けられるセパレートプレートと、バルブボデイと
    セパレートプレートとの間に設けられるシール用
    のガスケツトと、を有し、セパレートプレートと
    ガスケツトとの同一場所に通路穴が設けられ、こ
    のガスケツトの通路穴の外周の一部はバルブボデ
    イの壁部によつてセパレートプレートとの間には
    さみ付けられておらず通路穴と接続される油路に
    露出されている油圧装置において、 油路に露出されたガスケツトの通路穴の外周の
    一部は、セパレートプレートの通路穴の外周より
    も油路方向に凸状に湾曲して張り出していること
    を特徴とする油圧装置。
JP970386U 1986-01-28 1986-01-28 Expired JPH0426768Y2 (ja)

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JP970386U JPH0426768Y2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28

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JP970386U JPH0426768Y2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28

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JPS62122970U JPS62122970U (ja) 1987-08-04
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JP4497423B2 (ja) * 2007-03-29 2010-07-07 トヨタ自動車株式会社 圧油供給構造及びその圧油供給構造を備えた車両用駆動装置
JP5011039B2 (ja) * 2007-09-07 2012-08-29 株式会社ケーヒン 電磁装置

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JPS62122970U (ja) 1987-08-04

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