JPH0624615Y2 - ポペット式方向切換弁 - Google Patents
ポペット式方向切換弁Info
- Publication number
- JPH0624615Y2 JPH0624615Y2 JP1985175458U JP17545885U JPH0624615Y2 JP H0624615 Y2 JPH0624615 Y2 JP H0624615Y2 JP 1985175458 U JP1985175458 U JP 1985175458U JP 17545885 U JP17545885 U JP 17545885U JP H0624615 Y2 JPH0624615 Y2 JP H0624615Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- discharge
- valve seat
- supply
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、弁棒に設けた複数の弁体が同時に2つの弁座
を閉鎖又は開放して流体の流れ方向を切換えるポペット
式の方向切換弁に関するものである。
を閉鎖又は開放して流体の流れ方向を切換えるポペット
式の方向切換弁に関するものである。
[従来の技術] 例えば、実開昭58-31471号公報に記載されているよう
に、中央に流体の供給口を、その両側に出力口を、さら
にその両側に排出口を備えた弁ボディの上記各口に通じ
る弁孔内に、供給口と出力口との間の弁座、及び出力口
と排出口との間の弁座に接離するポペット式の弾性弁体
を有する弁棒を挿嵌した方向切換弁は公知である。
に、中央に流体の供給口を、その両側に出力口を、さら
にその両側に排出口を備えた弁ボディの上記各口に通じ
る弁孔内に、供給口と出力口との間の弁座、及び出力口
と排出口との間の弁座に接離するポペット式の弾性弁体
を有する弁棒を挿嵌した方向切換弁は公知である。
しかしながら、かかる従来の方向切換弁においては、弁
棒を切換状態に維持するためには該弁棒に操作力を加え
続ける必要があるので、省エネルギーの点で問題があっ
た。
棒を切換状態に維持するためには該弁棒に操作力を加え
続ける必要があるので、省エネルギーの点で問題があっ
た。
この問題を解決するものとして、排出側の弁座に接離す
る弁体のシール径を供給側の弁座に接離する弁体のシー
ル径より大径にして、弁体に作用する流体圧の差圧によ
って弁棒の切換状態を維持することが、実公昭44-1198
号公報によって提案されている。
る弁体のシール径を供給側の弁座に接離する弁体のシー
ル径より大径にして、弁体に作用する流体圧の差圧によ
って弁棒の切換状態を維持することが、実公昭44-1198
号公報によって提案されている。
しかしながら、2つの弁体が同時に2つの弁座をシール
する方向切換弁においては、弁座間と弁体のシール面間
との距離を寸法的に正確に一致させる必要があるが、機
械加工のみによって一致させることは困難である。
する方向切換弁においては、弁座間と弁体のシール面間
との距離を寸法的に正確に一致させる必要があるが、機
械加工のみによって一致させることは困難である。
[考案が解決しようとする課題] 本考案が解決しようとする課題は、排出圧が作用しても
シールが確実で、しかも加工が容易な方向切換弁を提供
することにある。
シールが確実で、しかも加工が容易な方向切換弁を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案のポペット弁は、中央
に流体の供給口を、その両側に出力口を、さらにその両
側に排出口を備えた弁ボディの上記各口に通じる弁孔内
に、供給口と各出力口との間の供給弁座及び各出力口と
排出口との間の排出弁座をそれぞれ開閉するポペット式
の供給弁体及び排出弁体と、弁孔の端部を密封するシー
ル部材とを備えた弁棒を軸方向に移動自在に挿嵌し、上
記供給弁座のシール径D1と排出弁座のシール径D2、及び
シール部材による弁孔端部のシール径D3を、D1<D2で且
つD1≦D3<D2なる関係に設定するとともに、且つ弾性を
有する素材で形成した上記排出弁体を、弁棒への嵌着部
と弁座に当接するフランジ状のシール部とからなる断面
L字状としたことを特徴としている。
に流体の供給口を、その両側に出力口を、さらにその両
側に排出口を備えた弁ボディの上記各口に通じる弁孔内
に、供給口と各出力口との間の供給弁座及び各出力口と
排出口との間の排出弁座をそれぞれ開閉するポペット式
の供給弁体及び排出弁体と、弁孔の端部を密封するシー
ル部材とを備えた弁棒を軸方向に移動自在に挿嵌し、上
記供給弁座のシール径D1と排出弁座のシール径D2、及び
シール部材による弁孔端部のシール径D3を、D1<D2で且
つD1≦D3<D2なる関係に設定するとともに、且つ弾性を
有する素材で形成した上記排出弁体を、弁棒への嵌着部
と弁座に当接するフランジ状のシール部とからなる断面
L字状としたことを特徴としている。
[作用] 適宜の操作力によって弁棒が移動して流体の流れ方向が
切換わると、この弁棒には、供給弁座のシール径と排出
弁座のシール径との間に差をもたせているため、両弁座
のシール径の差に基づく受圧面積差に応じた流体圧の作
用力が閉弁を助勢する方向に作用することになる。従っ
て、弁体によるシール性が向上し、小さい操作力によっ
て確実なシール力を得ることができる。
切換わると、この弁棒には、供給弁座のシール径と排出
弁座のシール径との間に差をもたせているため、両弁座
のシール径の差に基づく受圧面積差に応じた流体圧の作
用力が閉弁を助勢する方向に作用することになる。従っ
て、弁体によるシール性が向上し、小さい操作力によっ
て確実なシール力を得ることができる。
この場合、排出弁体を、弾性を有する素材で形成すると
ともに、弁棒への嵌着部と弁座に当接するフランジ状の
シール部とからなる断面L字状としたことにより、フラ
ンジ状のシール部が屈曲して弁座をシールするため、弁
座間と弁体のシール面間との距離に多少の寸法誤差があ
っても吸収できるので、弁座や弁棒の加工が容易であ
る。
ともに、弁棒への嵌着部と弁座に当接するフランジ状の
シール部とからなる断面L字状としたことにより、フラ
ンジ状のシール部が屈曲して弁座をシールするため、弁
座間と弁体のシール面間との距離に多少の寸法誤差があ
っても吸収できるので、弁座や弁棒の加工が容易であ
る。
また、弁孔の端部におけるシール径D3をD1≦D3<D2の範
囲に設定したことにより、排出弁体とシール部材、及び
供給弁体とシール部材に作用する排出流体圧の作用力に
よるシール性の低下が可及的に抑えられるので、これが
上記弁体によるシール性の向上に有効に作用する。
囲に設定したことにより、排出弁体とシール部材、及び
供給弁体とシール部材に作用する排出流体圧の作用力に
よるシール性の低下が可及的に抑えられるので、これが
上記弁体によるシール性の向上に有効に作用する。
弁棒が反対方向に移動して流体の流れ方向が切換わって
も、上記と同様にしてその切換及びシール状態が維持さ
れる。
も、上記と同様にしてその切換及びシール状態が維持さ
れる。
[実施例] 第1図は本考案の第1実施例を示し、一体構成の弁ボデ
ィ1には、中央に流体の供給口2が、その両側に第1出
力口3a及び第2出力口3bが、されにその両側に第1排出
口4a及び第2排出口4bがそれぞれ設けられると共に、第
1出力口3aと供給口2及び第1排出口4aとの間に第1供
給弁座5a及び第1排出弁座6bが、また第2出力口3bと供
給口2及び第2排出口4bとの間に第2供給弁座5b及び第
2排出弁座6bがそれぞれ対向して設けられ、これら各口
に通じる弁孔9内に軸方向に移動可能に挿嵌された弁棒
10には、上記第1供給弁座5a及び第1排出弁座6aを開閉
するポペット式の第1供給弁体7a及び第1排出弁体8a
と、第2供給弁座5b及び第2排出弁座6bを開閉するポペ
ット式の第2供給弁体7b及び第2排出弁体8bとが設けら
れ、弁棒10の両端部には、弁孔9の端部を密封するシー
ル部材11,11と、弁棒10の移動を案内する案内環12,12と
が取付けられている。
ィ1には、中央に流体の供給口2が、その両側に第1出
力口3a及び第2出力口3bが、されにその両側に第1排出
口4a及び第2排出口4bがそれぞれ設けられると共に、第
1出力口3aと供給口2及び第1排出口4aとの間に第1供
給弁座5a及び第1排出弁座6bが、また第2出力口3bと供
給口2及び第2排出口4bとの間に第2供給弁座5b及び第
2排出弁座6bがそれぞれ対向して設けられ、これら各口
に通じる弁孔9内に軸方向に移動可能に挿嵌された弁棒
10には、上記第1供給弁座5a及び第1排出弁座6aを開閉
するポペット式の第1供給弁体7a及び第1排出弁体8a
と、第2供給弁座5b及び第2排出弁座6bを開閉するポペ
ット式の第2供給弁体7b及び第2排出弁体8bとが設けら
れ、弁棒10の両端部には、弁孔9の端部を密封するシー
ル部材11,11と、弁棒10の移動を案内する案内環12,12と
が取付けられている。
また、供給弁体7a,7b及び排出弁体8a,8bは、それぞれ弁
棒10に嵌着する嵌着部14,14及び15,15と、弁座に当接す
るフランジ状のシール部16,16及び17,17とからなる断面
L字状に形成されている。
棒10に嵌着する嵌着部14,14及び15,15と、弁座に当接す
るフランジ状のシール部16,16及び17,17とからなる断面
L字状に形成されている。
上記各弁体による弁座の開閉は、弁棒10の一方の切換位
置において第1供給弁座5aと第2排出弁座6bとが開放す
ると共に第2供給弁座5bと第1排出弁座6aとが閉鎖し、
弁棒10の他方の切換位置において第1供給弁座5aと第2
排出弁座6bとが閉鎖すると共に第2供給弁座5bと第1排
出弁座6aとが開放するように行われる。
置において第1供給弁座5aと第2排出弁座6bとが開放す
ると共に第2供給弁座5bと第1排出弁座6aとが閉鎖し、
弁棒10の他方の切換位置において第1供給弁座5aと第2
排出弁座6bとが閉鎖すると共に第2供給弁座5bと第1排
出弁座6aとが開放するように行われる。
而して、上記第1、第2供給弁座5a,5bのシール径D1と
第1、第2排出弁座6a,6bのシール径D2、及びシール部
材11による弁孔9の端部のシール径D3とは、D1<D2で且
つD1≦D3<D2なる関係に設定されている。
第1、第2排出弁座6a,6bのシール径D2、及びシール部
材11による弁孔9の端部のシール径D3とは、D1<D2で且
つD1≦D3<D2なる関係に設定されている。
上記弁棒10は、図示を省略しているが電磁力、流体圧
力、機械力等の適宜の操作力によって軸方向に駆動さ
れ、それによって流体の流れを切換える作用を行うもの
である。
力、機械力等の適宜の操作力によって軸方向に駆動さ
れ、それによって流体の流れを切換える作用を行うもの
である。
第1図は、適宜の操作力によって弁棒10が上昇した状態
を示し、第2供給弁体7bが第2供給弁座5bに当接し、且
つ第1排出弁体8aが第1排出弁座6aに当接している。し
たがって、供給口2と第1出力口3aとが連通するととも
に、第2出力口3bと第2排出口4bとが連通した状態とな
っている。
を示し、第2供給弁体7bが第2供給弁座5bに当接し、且
つ第1排出弁体8aが第1排出弁座6aに当接している。し
たがって、供給口2と第1出力口3aとが連通するととも
に、第2出力口3bと第2排出口4bとが連通した状態とな
っている。
この場合、供給口2からの流体圧力が第1排出弁体8a及
び第2供給弁体7bに逆向きに加わるが、供給弁座5a,5b
のシール径D1と排出弁座6a,6bのシール径D2とがD1<D2
となっているので、弁棒10には、上記シール径の差に基
づく面積差に応じた流体圧作用力が上向きに作用し、こ
れが操作力を助勢する力となる。従って、弁体によるシ
ール性が向上し、小さい操作力によっても確実なシール
力を得ることが可能となり、しかも、操作力が解除され
ても弁体14a,14bはこの切換状態に保持される。
び第2供給弁体7bに逆向きに加わるが、供給弁座5a,5b
のシール径D1と排出弁座6a,6bのシール径D2とがD1<D2
となっているので、弁棒10には、上記シール径の差に基
づく面積差に応じた流体圧作用力が上向きに作用し、こ
れが操作力を助勢する力となる。従って、弁体によるシ
ール性が向上し、小さい操作力によっても確実なシール
力を得ることが可能となり、しかも、操作力が解除され
ても弁体14a,14bはこの切換状態に保持される。
また、弁孔9の端部におけるシール径D3をD1≦D3<D2の
範囲に設定してあるので、これによって、第1排出口4a
へ何らかの排出圧が加わった場合の第1排出弁体8aと上
方のシール部材11とに作用する流体圧作用力による影響
や、第2排出口4bからの排出圧によって第2供給弁体7b
と下方のシール部材11とに作用する流体圧作用力による
影響が可及的に抑えられ、これが上記弁体によるシール
性の向上に有効に作用する。
範囲に設定してあるので、これによって、第1排出口4a
へ何らかの排出圧が加わった場合の第1排出弁体8aと上
方のシール部材11とに作用する流体圧作用力による影響
や、第2排出口4bからの排出圧によって第2供給弁体7b
と下方のシール部材11とに作用する流体圧作用力による
影響が可及的に抑えられ、これが上記弁体によるシール
性の向上に有効に作用する。
即ち、D1>D3とした場合にはD2≫D3となるため、第1排
出口4aに排出流体圧が作用した場合に、第1排出弁体8a
を介して弁棒10に下向きに作用する排出流体圧の作用力
が大きくなりすぎ、逆にD3>D2とするとD3≫D1となるた
め、第2排出口4bに排出流体圧が作用した場合に、下方
のシール材11を介して弁棒10に下向きに作用する排出流
体圧の作用力が大きくなりすぎるので、いずれの場合も
安定したシール性が得られないが、弁孔9の端部におけ
るシール径D3を上記範囲に設定したことによって、この
ような問題が解決されて安定したシール性を得ることが
できる。
出口4aに排出流体圧が作用した場合に、第1排出弁体8a
を介して弁棒10に下向きに作用する排出流体圧の作用力
が大きくなりすぎ、逆にD3>D2とするとD3≫D1となるた
め、第2排出口4bに排出流体圧が作用した場合に、下方
のシール材11を介して弁棒10に下向きに作用する排出流
体圧の作用力が大きくなりすぎるので、いずれの場合も
安定したシール性が得られないが、弁孔9の端部におけ
るシール径D3を上記範囲に設定したことによって、この
ような問題が解決されて安定したシール性を得ることが
できる。
さらに、弁座5bと6a間の距離と弁体7bと8a間の距離とに
多少の寸法誤差があっても、弁体7bと8aのフランジ状シ
ール部16と17が屈曲して弁座5bと6aをシールするので、
弁座や弁棒の加工が容易である。
多少の寸法誤差があっても、弁体7bと8aのフランジ状シ
ール部16と17が屈曲して弁座5bと6aをシールするので、
弁座や弁棒の加工が容易である。
次に、弁棒10に下向きの操作力が加わると、この弁棒10
は、第1供給弁体7aが第1供給弁座5aに当接し、且つ第
2排出弁体8bが第2排出弁座6bに当接する位置に切換え
られる。この場合にも、上記シール径D1,D2の関係か
ら、弁棒10にはシール径の差異に基づく面積差に応じた
流体圧作用力が下向きに作用し、これが操作力を助勢す
る力となることはいうまでもない。この場合も、D1>D3
とした場合にはD2≫となるためD3となるため、第2排出
口4bに排出流体圧が作用した場合に、第2排出弁体8bを
介して弁棒10に上向きに作用する排出流体圧の作用力が
大きくなりすぎ、逆にD3>D2とするとD3≫D1となるた
め、第1排出口4aに排出流体圧が作用した場合に、上方
のシール材11を介して弁棒10に上向きに作用する排出流
体圧の作用力が大きくなりすぎるので、いずれの場合も
安定したシール性が得られないが、弁孔9の端部におけ
るシール径D3を上記範囲に設定したことによって、この
ような問題が解決されて安定したシール性を得ることが
できる。また、シール部16と17が寸法誤差を吸収するこ
とは、上述した通りである。
は、第1供給弁体7aが第1供給弁座5aに当接し、且つ第
2排出弁体8bが第2排出弁座6bに当接する位置に切換え
られる。この場合にも、上記シール径D1,D2の関係か
ら、弁棒10にはシール径の差異に基づく面積差に応じた
流体圧作用力が下向きに作用し、これが操作力を助勢す
る力となることはいうまでもない。この場合も、D1>D3
とした場合にはD2≫となるためD3となるため、第2排出
口4bに排出流体圧が作用した場合に、第2排出弁体8bを
介して弁棒10に上向きに作用する排出流体圧の作用力が
大きくなりすぎ、逆にD3>D2とするとD3≫D1となるた
め、第1排出口4aに排出流体圧が作用した場合に、上方
のシール材11を介して弁棒10に上向きに作用する排出流
体圧の作用力が大きくなりすぎるので、いずれの場合も
安定したシール性が得られないが、弁孔9の端部におけ
るシール径D3を上記範囲に設定したことによって、この
ような問題が解決されて安定したシール性を得ることが
できる。また、シール部16と17が寸法誤差を吸収するこ
とは、上述した通りである。
第2図に示すものは、供給弁体30a及び排出弁体31aを第
1図の場合と同様に形成し、且つ大径の排出弁体31aに
おけるシール部35の屈曲性を高めるためにその屈曲部に
切込み36を設けている。また、第3図に示すものは、排
出弁体41aのシール部45及び弁棒10のフランジ状支持部1
0aを内側に向けて傾斜させており、さらに第4図に示す
ものは、排出弁体51aに凹段部56を設け、この凹段部56
内にフランジ状支持部10aを嵌合させており、これによ
って、フランジ状支持部10aが突出することによる流路
の狭小化を防止すると共に、弁孔9への弁棒挿入時にお
ける排出弁体51aの屈曲を容易化し、且つ矢印方向へ作
用する流体圧力によってシール部が支持部10a側へ湾曲
するのを防止している。
1図の場合と同様に形成し、且つ大径の排出弁体31aに
おけるシール部35の屈曲性を高めるためにその屈曲部に
切込み36を設けている。また、第3図に示すものは、排
出弁体41aのシール部45及び弁棒10のフランジ状支持部1
0aを内側に向けて傾斜させており、さらに第4図に示す
ものは、排出弁体51aに凹段部56を設け、この凹段部56
内にフランジ状支持部10aを嵌合させており、これによ
って、フランジ状支持部10aが突出することによる流路
の狭小化を防止すると共に、弁孔9への弁棒挿入時にお
ける排出弁体51aの屈曲を容易化し、且つ矢印方向へ作
用する流体圧力によってシール部が支持部10a側へ湾曲
するのを防止している。
なお、上記第2図〜第4図の各実施例における他方の弁
体についてもそれらと同様に構成されていることはいう
までもない。
体についてもそれらと同様に構成されていることはいう
までもない。
[考案の効果] 本考案によれば、弁座のシール径に差をもたせ、弁体に
加わる流体圧作用力を弁体によるシール力を助勢するよ
うに作用させたので、 (a)弁棒を駆動するための操作力を小さくすることがで
き、省エネルギーを達成することができる。
加わる流体圧作用力を弁体によるシール力を助勢するよ
うに作用させたので、 (a)弁棒を駆動するための操作力を小さくすることがで
き、省エネルギーを達成することができる。
(b)操作力を小さくすることにより弁体が弁座に衝突す
るときの衝撃力を小さくすることが可能となり、弁体の
損耗を軽減して長寿命化を実現することができる。
るときの衝撃力を小さくすることが可能となり、弁体の
損耗を軽減して長寿命化を実現することができる。
(c)流体圧に比例した助勢力を得ることができ、弁機能
の信頼性が向上すると同時に、広い圧力範囲に適用する
ことが可能になる。
の信頼性が向上すると同時に、広い圧力範囲に適用する
ことが可能になる。
また、2つの弁体が同時に2つの弁座をシールするもの
であっても、弁座間と弁体シール部間との寸法誤差をフ
ランジ状シール部で吸収できるので、加工が容易で方向
切換弁を安価なものにすることができる。
であっても、弁座間と弁体シール部間との寸法誤差をフ
ランジ状シール部で吸収できるので、加工が容易で方向
切換弁を安価なものにすることができる。
第1図は本考案の第1実施例の縦断面図、第2図〜第4
図は本考案の他の実施例の部分断面図である。 1……弁ボディ、2……供給口、 3a,3b……出力口、4a,4b……排出口、 5a,5b……供給弁座、6a,6b……排出弁座、 7a,7b,30a……供給弁体、 8a,8b,31a,41a,51a……排出弁体、 9……弁孔、10……弁棒、 11……シール部材、 D1,D2,D3……シール径。
図は本考案の他の実施例の部分断面図である。 1……弁ボディ、2……供給口、 3a,3b……出力口、4a,4b……排出口、 5a,5b……供給弁座、6a,6b……排出弁座、 7a,7b,30a……供給弁体、 8a,8b,31a,41a,51a……排出弁体、 9……弁孔、10……弁棒、 11……シール部材、 D1,D2,D3……シール径。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−31471(JP,U) 実開 昭58−31472(JP,U) 実公 昭44−1198(JP,Y1) 実公 昭52−35541(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】中央に流体の供給口を、その両側に出力口
を、さらにその両側に排出口を備えた弁ボディの上記各
口に通じる弁孔内に、供給口と各出力口との間の供給弁
座及び各出力口と排出口との間の排出弁座をそれぞれ開
閉するポペット式の供給弁体及び排出弁体と、弁孔の端
部を密封するシール部材とを備えた弁棒を軸方向に移動
自在に挿嵌し、上記供給弁座のシール径D1と排出弁座の
シール径D2、及びシール部材による弁孔端部のシール径
D3を、D1<D2で且つD1≦D3<D2なる関係に設定するとと
もに、弾性を有する素材で形成した上記排出弁体を、弁
棒への嵌着部と弁座に当接するフランジ状のシール部と
からなる断面L字状としたことを特徴とするポペット式
方向切換弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985175458U JPH0624615Y2 (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 | ポペット式方向切換弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985175458U JPH0624615Y2 (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 | ポペット式方向切換弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6285769U JPS6285769U (ja) | 1987-06-01 |
JPH0624615Y2 true JPH0624615Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31114798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985175458U Expired - Lifetime JPH0624615Y2 (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 | ポペット式方向切換弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624615Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007071216A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-03-22 | Smc Corp | 流量制御弁 |
US8151824B2 (en) * | 2007-04-05 | 2012-04-10 | Mac Valves, Inc. | Balanced solenoid valve |
JP5976593B2 (ja) * | 2013-04-25 | 2016-08-23 | イーグル工業株式会社 | ソレノイドバルブ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS441198Y1 (ja) * | 1965-08-10 | 1969-01-17 | ||
JPS577962Y2 (ja) * | 1975-09-03 | 1982-02-16 |
-
1985
- 1985-11-14 JP JP1985175458U patent/JPH0624615Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6285769U (ja) | 1987-06-01 |
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