JP2579876Y2 - バタフライバルブ - Google Patents
バタフライバルブInfo
- Publication number
- JP2579876Y2 JP2579876Y2 JP1475393U JP1475393U JP2579876Y2 JP 2579876 Y2 JP2579876 Y2 JP 2579876Y2 JP 1475393 U JP1475393 U JP 1475393U JP 1475393 U JP1475393 U JP 1475393U JP 2579876 Y2 JP2579876 Y2 JP 2579876Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- shaft
- fluid passage
- butterfly valve
- axis
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バタフライバルブに関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、排気ブレーキバルブとして従来
から採用されているバタフライバルブを示している。
から採用されているバタフライバルブを示している。
【0003】このバタフライバルブは、ハウジングaの
排気通路bを形成する相対向する側壁に孔c,cをそれ
ぞれ穿設し、それらの孔c,cに軸d,dをそれぞれ嵌
挿させるとともに、それらの軸d,dの端部で弁体eを
支持している。
排気通路bを形成する相対向する側壁に孔c,cをそれ
ぞれ穿設し、それらの孔c,cに軸d,dをそれぞれ嵌
挿させるとともに、それらの軸d,dの端部で弁体eを
支持している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、軸dが流体通路b内に臨んで配置されている場合
には、バルブ本体近傍の排気通路bの通路断面積が小さ
くなってしまうため、圧力損失が増大し、エンジン出力
が低下してしまう。
うに、軸dが流体通路b内に臨んで配置されている場合
には、バルブ本体近傍の排気通路bの通路断面積が小さ
くなってしまうため、圧力損失が増大し、エンジン出力
が低下してしまう。
【0005】そこで、本考案の目的は、流体通路のバル
ブ本体近傍での圧力損失を小さくしたバタフライバルブ
を提供することにある。
ブ本体近傍での圧力損失を小さくしたバタフライバルブ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のバタフライバル
ブでは、ハウジングの流体通路を形成する相対向する側
壁に孔を貫設し、該孔にバルブ本体の軸を嵌挿させると
ともに、該軸に弁体を配設したバタフライバルブにおい
て、上記側壁に、一端が上記弁体の閉弁状態における弁
体の上流側表面よりも下流で、上記軸の軸芯を含む上記
流体通路の軸芯に対して垂直な面よりも上流の位置か
ら、他端が少なくとも上記軸の下流側周縁を含む上記流
体通路の軸芯に対して垂直な面まで達する切り欠きを形
成している。
ブでは、ハウジングの流体通路を形成する相対向する側
壁に孔を貫設し、該孔にバルブ本体の軸を嵌挿させると
ともに、該軸に弁体を配設したバタフライバルブにおい
て、上記側壁に、一端が上記弁体の閉弁状態における弁
体の上流側表面よりも下流で、上記軸の軸芯を含む上記
流体通路の軸芯に対して垂直な面よりも上流の位置か
ら、他端が少なくとも上記軸の下流側周縁を含む上記流
体通路の軸芯に対して垂直な面まで達する切り欠きを形
成している。
【0007】
【作用】本考案のバタフライバルブでは、軸を含む断面
に必ず切り欠きが存在する。したがって軸を含む通路断
面積は、切り欠きの部分だけ拡大される。
に必ず切り欠きが存在する。したがって軸を含む通路断
面積は、切り欠きの部分だけ拡大される。
【0008】
【実施例】図1乃至図4は、本考案に係るバタフライバ
ルブを示している。
ルブを示している。
【0009】ハウジング1の流体通路2は円形に形成さ
れている。そして、流体通路2を形成する側壁の相対向
する部分には、孔3,3が貫設されている。
れている。そして、流体通路2を形成する側壁の相対向
する部分には、孔3,3が貫設されている。
【0010】一方、バルブ本体4は、軸5を有してい
る。この軸5には、スペーサ6を介して円板状の弁体7
が固定されている。
る。この軸5には、スペーサ6を介して円板状の弁体7
が固定されている。
【0011】そして、バルブ本体4は、その軸5を上記
側壁に形成した孔3に嵌挿することによって、ハウジン
グ1に支持される。
側壁に形成した孔3に嵌挿することによって、ハウジン
グ1に支持される。
【0012】このようにして配設されたバルブ本体4
は、図1に示したように、流体通路の軸芯の高さよりも
距離hだけ下方に位置している。
は、図1に示したように、流体通路の軸芯の高さよりも
距離hだけ下方に位置している。
【0013】そして、このバタフライバルブでは、閉弁
状態にあるとき、弁体7は、図1に示したように、斜め
の状態で流体通路2を閉塞する。
状態にあるとき、弁体7は、図1に示したように、斜め
の状態で流体通路2を閉塞する。
【0014】このバタフライバルブでは、図2に示した
ように、側壁に切り欠き8,8が形成されている。この
切り欠き8は、図1に示したように、閉弁状態にある弁
体7の下流側面7aからハウジング1の下流端1aまで
形成されている。
ように、側壁に切り欠き8,8が形成されている。この
切り欠き8は、図1に示したように、閉弁状態にある弁
体7の下流側面7aからハウジング1の下流端1aまで
形成されている。
【0015】したがって、このバタフライバルブでは、
図3からも明らかなように、軸5を通り、流体の流れに
対して垂直な断面積は、軸5,スペーサ6および弁体7
の断面積分だけ減少するが、切り欠き8の分だけ増大す
る。
図3からも明らかなように、軸5を通り、流体の流れに
対して垂直な断面積は、軸5,スペーサ6および弁体7
の断面積分だけ減少するが、切り欠き8の分だけ増大す
る。
【0016】また、閉弁状態においては、図4に示した
ように、流体通路2とともに、切り欠き8も閉塞され
る。
ように、流体通路2とともに、切り欠き8も閉塞され
る。
【0017】なお、上記実施例では、流体通路2を円形
にしているが、流体通路2は円形に限らず、例えば四角
形であってもよい。この場合、弁体7を四角形にするこ
とは、勿論である。
にしているが、流体通路2は円形に限らず、例えば四角
形であってもよい。この場合、弁体7を四角形にするこ
とは、勿論である。
【0018】また、上記実施例では、図1に示したよう
に、切り欠き8は、軸5に対して上方および下方に亘っ
て形成されているが、上方または下方の何れか一方であ
ってもよい。上方に形成した場合には、その切り欠き8
が弁体7との干渉を避けるために有効であり、下方に形
成した場合には、切り欠き8を軸7よりも上流まで形成
できるので、流体通路2の通路断面積を拡大するのに有
利である。また、上記実施例で示した切り欠き8は、弁
体7の閉弁状態における弁体7の下流側表面7a近傍か
らハウジング1の下流端1aまで形成されているが、こ
の切り欠き8は、上流端8aが弁体7の閉弁状態におけ
る弁体7の上流側表面7bよりも下流で、軸5の軸芯を
含む流体通路2の軸芯に対して垂直な面Aよりも上流の
位置から、他端が少なくとも軸5の下流側周縁を含む流
体通路2の軸芯に対して垂直な面Bまで達する範囲に形
成されればよい。
に、切り欠き8は、軸5に対して上方および下方に亘っ
て形成されているが、上方または下方の何れか一方であ
ってもよい。上方に形成した場合には、その切り欠き8
が弁体7との干渉を避けるために有効であり、下方に形
成した場合には、切り欠き8を軸7よりも上流まで形成
できるので、流体通路2の通路断面積を拡大するのに有
利である。また、上記実施例で示した切り欠き8は、弁
体7の閉弁状態における弁体7の下流側表面7a近傍か
らハウジング1の下流端1aまで形成されているが、こ
の切り欠き8は、上流端8aが弁体7の閉弁状態におけ
る弁体7の上流側表面7bよりも下流で、軸5の軸芯を
含む流体通路2の軸芯に対して垂直な面Aよりも上流の
位置から、他端が少なくとも軸5の下流側周縁を含む流
体通路2の軸芯に対して垂直な面Bまで達する範囲に形
成されればよい。
【0019】また、上記実施例では、それぞれ別に形成
した軸5,スペーサ6および弁体7をネジ9によって締
結したバルブ本体4を示しているが、バルブ本体4は、
それらを一体成形したものであってもよい。
した軸5,スペーサ6および弁体7をネジ9によって締
結したバルブ本体4を示しているが、バルブ本体4は、
それらを一体成形したものであってもよい。
【0020】さらにまた、上記実施例のバルブ本体4で
は、一本の軸5に弁体7を保持させているが、従来例で
示したように、弁体7を2本の軸の端部でそれぞれ支持
したものであってもよい。
は、一本の軸5に弁体7を保持させているが、従来例で
示したように、弁体7を2本の軸の端部でそれぞれ支持
したものであってもよい。
【0021】
【考案の効果】一般にバタフライバルブでは、バルブ本
体の軸を含む流体通路の通路断面積は、軸等の断面積だ
け減少するが、上記したように、本考案に係るバタフラ
イバルブでは、通路断面積が切り欠きによって拡大され
ているので、そこでの圧力損失は減少する。
体の軸を含む流体通路の通路断面積は、軸等の断面積だ
け減少するが、上記したように、本考案に係るバタフラ
イバルブでは、通路断面積が切り欠きによって拡大され
ているので、そこでの圧力損失は減少する。
【図1】本考案に係るバタフライバルブにおける流体の
流れ方向に沿った縦断面図で、閉弁状態を示している。
流れ方向に沿った縦断面図で、閉弁状態を示している。
【図2】本考案に係るバタフライバルブにおける流体の
流れ方向に対して、直角方向の断面図で、開弁状態のバ
ルブ本体を下流側から視た図である。
流れ方向に対して、直角方向の断面図で、開弁状態のバ
ルブ本体を下流側から視た図である。
【図3】本考案に係るバタフライバルブにおける流体の
流れ方向に沿った縦断面図で、開弁状態を示している。
流れ方向に沿った縦断面図で、開弁状態を示している。
【図4】本考案に係るバタフライバルブにおける流体の
流れ方向に対して、直角方向の断面図で、閉弁状態のバ
ルブ本体を上流側から視た図である。
流れ方向に対して、直角方向の断面図で、閉弁状態のバ
ルブ本体を上流側から視た図である。
【図5】従来のバタフライバルブにおける流体の流れ方
向に対して、直角方向の断面図で、開弁状態を示してい
る。
向に対して、直角方向の断面図で、開弁状態を示してい
る。
1 ハウジング 2 流体通路 3 孔 4 バルブ本体 5 軸 6 スペーサ 7 弁体 8 切り欠き
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングの流体通路を形成する相対向
する側壁に孔を貫設し、該孔にバルブ本体の軸を嵌挿さ
せるとともに、該軸に弁体を配設したバタフライバルブ
において、上記側壁に、一端が上記弁体の閉弁状態にお
ける弁体の上流側表面よりも下流で、上記軸の軸芯を含
む上記流体通路の軸芯に対して垂直な面よりも上流の位
置から、他端が少なくとも上記軸の下流側周縁を含む上
記流体通路の軸芯に対して垂直な面まで達する切り欠き
を形成したことを特徴とするバタフライバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1475393U JP2579876Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | バタフライバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1475393U JP2579876Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | バタフライバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673550U JPH0673550U (ja) | 1994-10-18 |
JP2579876Y2 true JP2579876Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=11869865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1475393U Expired - Fee Related JP2579876Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | バタフライバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579876Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP1475393U patent/JP2579876Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0673550U (ja) | 1994-10-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |