JPH084029A - プレキャストコンクリート基礎構造 - Google Patents
プレキャストコンクリート基礎構造Info
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Abstract
を最も簡略化できるPC基礎構造を提供することにあ
る。 【構成】 布基礎と、出入口内側の内基礎床と、出入口
外側の外基礎床と、からなる基礎構造において、布基礎
は、PC底盤30にフーティング部18を一体的に有す
るPC布基礎10を架設して構成され、内基礎床は、P
C布基礎10の支持部にPC内基礎床版を支持させて構
成され(図示せず)、外基礎床は、フーティング部18
及びPC底盤32の上に、PC支持板42、44を設置
し、このPC支持板42、44にPC床版46を支持さ
せて構成され、PC布基礎10同士の接合部、及びPC
布基礎10の下端部と地盤100との間にコンクリート
を打設して構築されることを特徴とする。
Description
れる基礎構造に関し、特に、建築現場での作業を大幅に
簡略化するプレキャストコンクリート(以下、PCとい
う)基礎構造に関する。
を安定した状態で構築するためには、まず地盤に基礎部
を安定かつ的確に構築する必要がある。従来、住宅用の
基礎部は、まず建物構築部分の地盤を連続的に掘削して
根切り部を形成し、この根切り部に玉砂利を敷いて型枠
を組み、支持手段を介してこの型枠を立設支持させ、そ
して、この型枠内にコンクリートを打設し、養生して固
化させた後、型枠を取り外し表面をモルタル処理して構
築されていた。
て、型枠を根切り部に沿って連続して立設する作業は、
手間のかかるもので工期の長期化につながり、コストを
上昇させるものであった。また、コンクリートを養生す
る作業も、数日を必要とするもので工期を長引かせる原
因となっており、さらに、型枠の取り外しやモルタル処
理も手間のかかる作業であった。
をより簡略化かつ迅速化するために、工場段階において
予め製造されたプレキャストコンクリート(以下PCと
いう)基礎を根切り部に設置する構築形式が考えられ
た。
での作業を最大限に簡略化する形式が要望された。
れたもので、その目的は、フーティング構築のための建
築現場での作業を最も簡略化できるPC基礎構造を提供
することにある。
に、請求項1記載の発明は、建物の躯体を連続して支持
する布基礎と、出入口内側の内基礎床と、からなる基礎
構造において、前記布基礎は、根切り部に所定間隔で設
置される複数のプレキャストコンクリート底盤に、建物
を支持する立上部とこの立上部の下部から側方に突出す
るフーティング部とを一体的に有するプレキャストコン
クリート基礎を架設して構成され、前記プレキャストコ
ンクリート基礎は、前記立上部から支持部が突出するも
のを含み、前記内基礎床の形成領域には、この支持部を
有するプレキャストコンクリート基礎が用いられ、前記
内基礎床は、前記プレキャストコンクリート基礎の支持
部にプレキャストコンクリート内基礎床版を支持させて
構成され、前記プレキャストコンクリート基礎同士の接
合部、及び前記プレキャストコンクリート基礎の下端部
と地盤との間にコンクリートを打設して構築されること
を特徴とする。
載のプレキャストコンクリート基礎構造と、出入口外側
の外基礎床と、からなる基礎構造において、前記外基礎
床は、前記フーティング部とこのフーティング部に対向
する位置で地盤上に設置されるプレキャストコンクリー
ト外基礎床底盤との間に、プレキャストコンクリート支
持部材を架設し、このプレキャストコンクリート支持部
材にプレキャストコンクリート外基礎床版を支持させて
構成されることを特徴とする。
又は請求項2記載のプレキャストコンクリート基礎構造
と、床を支持する床支持基礎と、からなる基礎構造にお
いて、前記床支持基礎は、床梁を架け渡し可能なプレキ
ャストコンクリート支持台を、前記フーティング部の上
に載置し又は前記フーティング部の上に一体的に設けて
構成されることを特徴とする。
から請求項3のいずれかに記載されたプレキャストコン
クリート基礎構造と、柱の下に単一に設けられる独立基
礎と、からなる基礎構造において、前記独立基礎は、プ
レキャストコンクリート独立基礎を所定位置に設置して
構成されることを特徴とする。
ら請求項4のいずれかに記載されたプレキャストコンク
リート基礎構造と、設備を設置する設備基礎床、とから
なる基礎構造において、前記設備基礎床は、前記設備の
設置領域に設置されるプレキャストコンクリート設備基
礎床底盤上に、プレキャストコンクリート設備基礎床版
を設置してなることを特徴とする。
記載のプレキャストコンクリート基礎構造において、前
記設備基礎床は、前記プレキャストコンクリート設備基
礎床底盤を省略して、前記フーティング部の上にプレキ
ャストコンクリート設備基礎床版を設置してなることを
特徴とする。
C製として、建築現場ではPC基礎同士の接合部、及び
PC基礎の下端部と地盤との間にコンクリートを打設す
ることとなっている。したがって、建築現場でのコンク
リート打設作業が大幅に少なくなって、最大限に作業の
簡略化を図ることができる。
を架設して構築され、内基礎床は、PC基礎の立上部に
形成された支持部にPC内基礎床版を支持させて構成さ
れる。
グ部とPC外基礎床底盤との間に、PC支持部材を架設
し、このPC支持部材にPC外基礎床版を支持させて構
成される。
なPC支持台によって構成されるので、このPC支持台
に床梁を架け渡せば床を支持できることとなる。そし
て、独立基礎も、PC製となって所定位置に設置するだ
けで構成される。
盤上にPC設備基礎床版を設置して構成される。あるい
は、PC設備基礎床底盤を省略し、PC設備基礎床版を
PC基礎のフーティング部上に設置してもよい。
て説明する。本実施例は、建物の躯体を連続して支持す
る布基礎と、出入口外側の外基礎床と、出入口内側の内
基礎床と、床を支持する床支持基礎と、浴室ユニットな
どの設備を設置する設備基礎床と、からなる基礎構造に
本発明を適用したものである。そして、これらの基礎を
PC化して、建築現場でのコンクリート打設作業を大幅
に簡略化したものである。
床を示す斜視図である。同図において、PC布基礎10
が、根切り部20に設置されたPC底盤30間に架設さ
れて布基礎が構築されている。
形成されており、この根切り部20のコーナー部および
所定位置にPC底盤30が設置されている。
ず)を内部に有して強化されたコンクリート板であるた
め、建築現場で補強鉄筋をこのPC底盤30上に配設す
る作業を省略できる。また、このPC底盤30は、上面
が滑らかな平面となっており、PC布基礎10を架設す
るときにこの上面に位置合わせのための墨出しを行える
ようになっている。
に設置するときには、このPC底盤30の設置位置にモ
ルタル22を設置し、このモルタル22の上にPC底盤
30を載置する。そして、このPC底盤30を掛矢等で
叩いて所定の高さで上面がほぼ水平になるよう調整作業
を行う。なお、この作業は、水糸や水準器やレーザー光
線による水準装置等を用いて水平レベルおよび高さを確
認しながら行う。
に架設されるPC布基礎10について説明すると、PC
布基礎10には二種類があり、両端部に凹部11が形成
されたPC布基礎12(図1中右側)と、一方の端部に
凹部11が形成され他方の端部に凸部13が形成された
PC布基礎14(図1中左側)とがある。そして、これ
らのPC布基礎12、14は、いずれも立上部16とフ
ーティング部18とを有する。
立上部16は、鉛直方向に直立して上端面に建物を載置
して支持するもので、所定の厚さで直方体形状に形成さ
れ、内部に図示しない補強用の鉄筋が埋設されてコンク
リートにて構成され、両端部には、肉厚が厚くなって横
断面コ字状の凹部11が形成されている。そして、PC
布基礎12同士を直線状に接合するときには、それぞれ
の凹部11を対向させて設置し、この凹部11の内部に
鉄筋を配設してコンクリートを打設し、連結部の強化を
図れるようになっている。また、立上部16は、図1に
示すように、玄関を形成する位置に切り欠き16aが形
成されている。
上部16から支持部52が突出している(図2参照)
が、この説明は内基礎床に関する説明と併せて後述す
る。
させて支持するものであって、立上部16の両側面にお
いて、内部に図示しない鉄筋を有して下端から側方に直
角に突出して形成されて、設置時に上面が水平となる。
さらに、上面は滑らかな面となっている。また、このフ
ーティング部18は、立上部16の中央部に形成されて
おり、上記凹部11の側面にはこのフーティング部18
は形成されない構成となっている。したがって、図1に
示すように、このPC布基礎12は、凹部11の下端面
を架設部としてPC底盤に載置できる。そして、このフ
ーティング部18は、根切り部20の地盤との間に所定
間隔の隙間が形成されて、この隙間にコンクリートを打
設できるようになっている。
リート充填口19が形成されている。このコンクリート
充填口19は、フーティング部18の上面から下面に貫
通する複数の矩形の穴であって、このコンクリート充填
口19からコンクリートを打設養生し固化させて、フー
ティング部18を地盤100に強固に固定できるように
なっている。
部13を有する点で上記PC布基礎12と異なる。
上記PC布基礎12と直角に接合するため、立上部16
の一方の端部に軸に直角に突出して形成されるものであ
る。そして、この凸部13の前端面には図示しない鉄筋
が突出しており、この鉄筋を接合されるPC布基礎12
の凹部11に挿入し、この凹部11にコンクリートを打
設、養生し固化したときに、PC布基礎12とPC布基
礎14とをしっかりと結合することができる。
フーティング部18が形成されず、フーティング部18
は立上部16の中央部に形成された構成となっている。
その他の構成は上記PC布基礎12と同様である。
4は、いずれも予め工場で表面が処理された状態となっ
ている。
底盤30の上面に設置位置の墨出しを行い位置合わせを
して、PC底盤30間に架け渡して設置される。このP
C布基礎10にはフーティング部18が一体的に形成さ
れているので、建築現場でフーティングを構築する必要
がない。
0が設置固定されると、次に、建物の玄関ポーチに設け
られる外基礎床を、PC製の部材にて構築する。この外
基礎床は、図1に示すように、PC底盤32と、PC支
持板42、44と、PC床版46にて構成される。
8の上面と同じ高さにして、PC支持板42、44を載
置支持するものである。そして、このPC底盤32は、
上記PC底盤30を小型化したようなものであるが、P
C底盤30ほどの重い荷重を支持するものではないた
め、内部に鉄筋などは設けられていなくてもよい。
ィング部18との間に立てた状態で架け渡されるもので
ある。また、PC支持板44は、PC底盤32、32間
に立てた状態で架け渡して、PC支持板42、42の先
端部に接続されるものである。そして、接続されたPC
支持板42、44は、図示しないボルト及びインサート
にて固定できるようになっている。なお、PC支持板4
2、44は、予め一体的に製造されたものであってもよ
い。
に切り溝42a、44aが設けられており、この切り溝
42a、44aに、PC床版46を載置できるようにな
っている。そして、公知のボルト及びインサート等の締
結治具にて、PC支持板42、44とPC床版46とは
固定できるようになっている(図示せず)。
が、外基礎床の床面を構成するものである。したがっ
て、例えば、この面にモルタルを塗ったり、タイルを貼
り付けたりして、予め表面処理を施しておけば、建築現
場での作業を簡略化することができる。
たようにして設置されたPC布基礎10のフーティング
部18と対向する位置に、PC底盤32を設置する。こ
こで、このPC底盤32は、上面がフーティング部18
の上面と同じ高さにする。そして、フーティング部18
とPC底盤32との間に架け渡して、PC支持板42を
載置し、PC底盤32、32間にPC支持盤44を架け
渡して載置し、これらPC支持板42、44を固定し、
さらにこれらの上にPC床版46を載置し固定すれば外
基礎床が完成する。なお、PC支持板42、44及びP
C床版46のそれぞれの接合部分に隙間があく場合に
は、コンクリートで隙間を埋めることが好ましい。
は、実施例における内基礎床の断面図である。また、こ
の内基礎床は玄関の土間床であって、図1における外基
礎床の建物内部側に構築されるものである。
礎10の立上部16に突設された支持部52にPC床版
56を支持させて構築されるものである。
補強されて立上部16と一体的に形成されたブラケット
状の部位で、上面がPC床版56の載置面となってイン
サート(図示せず)が埋設されている。
有するPC板であって、端部にボルト挿通穴が形成され
ている。したがって、ボルト58を挿通して上記インサ
ートに螺合させることで、このPC床版56は、支持部
52に固定できるようになっている。また、このボルト
挿通穴の形成領域には、図2に示すように、切り溝が形
成されているので、挿通されたボルトの頭部が突出しな
いようになる。
が構築され、コンクリートの打設が不用であることか
ら、建築現場での作業を大幅に簡略化することができ
る。
の躯体は、上述した布基礎によって支持されるが、1階
の床がたわまないようにするために、布基礎と布基礎と
の間に、例えば束基礎のような床支持基礎を設けること
がある。そこで、本実施例では、この床支持基礎もPC
製の基礎を用いることとしたものである。
す斜視図である。同図に示すように、床支持基礎は、P
C布基礎10のフーティング部18にPC支持台60を
載置して構成される。
るための床梁64を架設するものである。詳しくは、対
向するPC布基礎10のフーティング部18に、対向す
る状態で一対が設置されて、床梁64を架け渡して設置
できるようにするものである。
ブロックをなし、厚みがフーティング部18の突出長さ
を超えない程度となっている。そして、PC支持台60
の下端面は、滑らかな面となっているので、フーティン
グ部18の上端面に安定して載置できるようになってい
る。
ボルト62が設けられて、床梁64との取付固定が容易
に行えるようになっている。すなわち、床梁64には、
図3に示すように、端部に取付板66が設けられ、この
取付板66に形成された取付穴66aに取付ボルト62
を挿通して、ナット68にて固定することで、床梁64
をPC支持台60に取付固定することができる。
が形成されたインサートをPC支持台60の上端面に形
成しておき、ボルトを螺合させて床梁64を取付固定す
るようにしてもよい。
の切欠に床梁をはめ込んで取り付けられるようにしても
よい。このような構成とすれば、図3におけるPC支持
台60の取付ボルト42を省略できるので製造が容易に
なる。
体化させて製造しておいてもよい。または、PC基礎の
立上部の上端部に切り欠きを形成して、この切り欠きに
床梁をはめ込んで取り付けられるようにして、立上部自
体をPC支持台とした構成であってもよい。
が、近年の木材の価格高騰に鑑みて、H形鋼などの鋼材
を用いることが好ましい。また、鋼材は、防蟻処理が不
要であるという利点もある。
れたPC支持台60に、床梁64を取付固定すれば、こ
の床梁64にて床を支持できるので、束基礎や独立基礎
を省略することができる。
ト充填口19にコンクリートを打設するときに、PC支
持台60の下端部をもコンクリートにて固定する。
設すると、地盤100とフーテイング部18との間に隙
間が形成されるので、コンクリートを打設したときにこ
の隙間から侵入したコンクリートが前記コンクリート充
填口19に下から満たされて、上端部から溢れ出たこと
を確認してコンクリートの充填を確実に行うことができ
る。この作業は、フーティング全体を構築する作業と比
較すると、打設するコンクリートが少量なので養生期間
も短期間で足り、コンクリート打設、養生作業を簡略化
できる。そして、コンクリート充填口19内にコンクリ
ートを打設、養生し固化すると、このフーティング部1
8を地盤100にしっかりと固定することができる。
設備基礎床は、例えば、浴室ユニットなどの設備を設置
するために構築される基礎床である。そして、図4は、
実施例に係る設備基礎床を示す縦断面図である。同図に
示すように、設備基礎床は、PC底盤34にPC床版7
0を設置して構成される。
ンクリート打設用又は配管用の開口部72が形成されて
なる。
0で囲まれる形状に相応したほぼ方形状のものとされ、
その寸法はPC布基礎10で囲まれる領域より若干小さ
く形成されている。そして、図4に示すように、PC布
基礎10の立上部16の内側面とPC床版70の外端面
との間に若干の隙間74が形成されるようになってい
る。なお、このPC床版70も、予め内部に図示しない
鉄筋が配設され、十分な強度を有するものである。
避けた位置に、例えば4箇所貫通形成されるものであ
る。また、この開口部72は、コンクリート打設用とし
て用いられる場合には、ポンプ車のホース口径を考慮し
た大きさに設定され、かつ打設したコンクリートが全体
に回り込むことができるような位置を考慮して設定され
ている。あるいは、この開口部72が配管用に用いられ
る場合には、配管(図示せず)の立上り部に相応した位
置に貫通形成されることとなる。なお、配管用の開口部
72は、1箇所のみ形成されてもよいが、複数の配管が
設けられる場合には、その複数の配管に対応した数ある
いは複数の配管を一括して挿通できる大きさに設定する
ことも可能である。
基礎10で囲まれる地面上に配設したPC底盤34上の
載置して、コンクリート打設用の開口部72からコンク
リートを打設して、PC床版70とPC底盤34とを固
定させれば設備基礎床が構築される。このような構成と
することで、PC床版70をコンクリート打設時の捨て
型枠として使用することができ、打設コンクリートの養
生期間を待つことなく、PC床版70上で他の作業を継
続することも可能となる。
布基礎10のフーティング部18にコンクリートを打設
することで、PC布基礎10にも固定されることとな
る。
34を省略した構成として、図5に示すようにしてもよ
い。同図において、PC床版80は、PC布基礎10の
フーティング部18の上に架け渡されている。こうする
ことで、フーティング部18にてPC床版80を支持さ
せることができて、PC底盤34を省略できることとな
り、PC床版80とPC底盤とのコンクリートによる固
定が不用であることから、PC床版80には、コンクリ
ート打設用の開口部を形成する必要がなくなる。そし
て、PC床版80の周端面とPC布基礎10との間に形
成される隙間84にコンクリートを打設すれば、PC床
版80は、PC布基礎10に固定されることとなる。
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。
床、外基礎床、床支持基礎、及び設備基礎床からなる基
礎構造に本発明を適用したものであるが、これに独立基
礎を加えた基礎構造にも本発明は適用できる。この場合
には、独立基礎をPC製とし、地盤に形成された根切り
部に設置して、地盤との間にのみコンクリートを打設し
て独立基礎を構築する。こうすることで、上記実施例と
同様に、建築現場でのコンクリート打設作業を大幅に簡
略化できる。
支持基礎又は設備基礎床のうち少なくとも一つを除いた
形式の基礎構造であっても、本発明を適用して基礎を構
成する部材を全てPCすることで、建築現場でのコンク
リート打設作業を大幅に簡略化することができる。
0同士の接合部、及び、このPC布基礎10の下端部と
地盤100との間にのみコンクリートを打設するように
すれば、建築現場での作業を最大限に簡略化できる。
に凹型溝92を構成しておき、床梁94の端部にはアン
カー筋またはアンカーボルト96を設けておいて、上記
凹型溝92にこのアンカーボルト96を入れ込んだ状態
で配置し、コンクリートを打設して両者を固定するよう
にしてもよい。
基礎を構成する部材を全てPC製として、建築現場での
コンクリート打設作業を大幅に少なくして、作業の簡略
化を図ることができる。
図である。
る。
る。
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 建物の躯体を連続して支持する布基礎
と、出入口内側の内基礎床と、からなる基礎構造におい
て、 前記布基礎は、根切り部に所定間隔で設置される複数の
プレキャストコンクリート底盤に、建物を支持する立上
部とこの立上部の下部から側方に突出するフーティング
部とを一体的に有するプレキャストコンクリート基礎を
架設して構成され、 前記プレキャストコンクリート基礎は、前記立上部から
支持部が突出するものを含み、前記内基礎床の形成領域
には、この支持部を有するプレキャストコンクリート基
礎が用いられ、 前記内基礎床は、前記プレキャストコンクリート基礎の
支持部にプレキャストコンクリート内基礎床版を支持さ
せて構成され、 前記プレキャストコンクリート基礎同士の接合部、及び
前記プレキャストコンクリート基礎の下端部と地盤との
間にコンクリートを打設して構築されることを特徴とす
るプレキャストコンクリート基礎構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のプレキャストコンクリー
ト基礎構造と、出入口外側の外基礎床と、からなる基礎
構造において、 前記外基礎床は、前記フーティング部とこのフーティン
グ部に対向する位置で地盤上に設置されるプレキャスト
コンクリート外基礎床底盤との間に、プレキャストコン
クリート支持部材を架設し、このプレキャストコンクリ
ート支持部材にプレキャストコンクリート外基礎床版を
支持させて構成されることを特徴とするプレキャストコ
ンクリート基礎構造。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のプレキャス
トコンクリート基礎構造と、床を支持する床支持基礎
と、からなる基礎構造において、 前記床支持基礎は、床梁を架け渡し可能なプレキャスト
コンクリート支持台を、前記フーティング部の上に載置
し又は前記フーティング部の上に一体的に設けて構成さ
れることを特徴とするプレキャストコンクリート基礎構
造。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
されたプレキャストコンクリート基礎構造と、柱の下に
単一に設けられる独立基礎と、からなる基礎構造におい
て、 前記独立基礎は、プレキャストコンクリート独立基礎を
所定位置に設置して構成されることを特徴とするプレキ
ャストコンクリート基礎構造。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
されたプレキャストコンクリート基礎構造と、設備を設
置する設備基礎床、とからなる基礎構造において、 前記設備基礎床は、前記設備の設置領域に設置されるプ
レキャストコンクリート設備基礎床底盤上に、プレキャ
ストコンクリート設備基礎床版を設置してなることを特
徴とするプレキャストコンクリート基礎構造。 - 【請求項6】 請求項5記載のプレキャストコンクリー
ト基礎構造において、 前記設備基礎床は、前記プレキャストコンクリート設備
基礎床底盤を省略して、前記フーティング部の上にプレ
キャストコンクリート設備基礎床版を設置してなること
を特徴とするプレキャストコンクリート基礎構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15051394A JP3408629B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | プレキャストコンクリート基礎構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15051394A JP3408629B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | プレキャストコンクリート基礎構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084029A true JPH084029A (ja) | 1996-01-09 |
JP3408629B2 JP3408629B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=15498509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15051394A Expired - Lifetime JP3408629B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | プレキャストコンクリート基礎構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3408629B2 (ja) |
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JP2015014136A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 大和ハウス工業株式会社 | 免震建物 |
JP2015172284A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | 大和ハウス工業株式会社 | 免震建物構造 |
JP2018035531A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 積水化学工業株式会社 | 建物の基礎構造 |
-
1994
- 1994-06-08 JP JP15051394A patent/JP3408629B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3408629B2 (ja) | 2003-05-19 |
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