JPH0839709A - 化粧シートおよびその製造方法 - Google Patents
化粧シートおよびその製造方法Info
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- JPH0839709A JPH0839709A JP6176608A JP17660894A JPH0839709A JP H0839709 A JPH0839709 A JP H0839709A JP 6176608 A JP6176608 A JP 6176608A JP 17660894 A JP17660894 A JP 17660894A JP H0839709 A JPH0839709 A JP H0839709A
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- Japan
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- layer
- paper
- decorative sheet
- synthetic resin
- pattern
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
- Y02P70/62—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product related technologies for production or treatment of textile or flexible materials or products thereof, including footwear
Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、基材に再生紙を用いて、さらに柄層
の印刷インキと合成樹脂層に非塩化ビニル系樹脂を使用
して、意匠性、施工性、環境面で優れた化粧シートおよ
びその製造方法を提供することにある。 【構成】故紙を再生し2層抄きしてなる再生紙を基材
(10)として、該基材の片面に発泡合成樹脂層(1
1)と、その上に絵柄層(12)を順次設け、さらにこ
の表面にエンボス加工による凹凸模様(E)を設けた化
粧シートであって、この発泡合成樹脂層(11)がアク
リル系樹脂からなることを特徴とする。
の印刷インキと合成樹脂層に非塩化ビニル系樹脂を使用
して、意匠性、施工性、環境面で優れた化粧シートおよ
びその製造方法を提供することにある。 【構成】故紙を再生し2層抄きしてなる再生紙を基材
(10)として、該基材の片面に発泡合成樹脂層(1
1)と、その上に絵柄層(12)を順次設け、さらにこ
の表面にエンボス加工による凹凸模様(E)を設けた化
粧シートであって、この発泡合成樹脂層(11)がアク
リル系樹脂からなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁面用の壁紙、天井用
の化粧材等に用いられる内装用の化粧シートに関し、特
に基材に2層抄き再生紙を用いて施工性、意匠性に優れ
た化粧シートおよびその製造方法に関する。
の化粧材等に用いられる内装用の化粧シートに関し、特
に基材に2層抄き再生紙を用いて施工性、意匠性に優れ
た化粧シートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より代表的な内装用の化粧シートと
して、紙壁紙、塩ビ壁紙が広範囲で使用されている。例
えば、図2(A)に示す如く、紙壁紙は基材(30)と
して坪量100g/m2 程度の難燃紙又は一般紙に、塩
化ビニル系樹脂インキを用いてグラビア印刷法により木
目模様、抽象模様等の絵柄層(32)を設けたものであ
る。さらにその表面にエンボス版によるエンボス加工
(凹凸模様を加工する)を施した紙壁紙もある。一方、
壁紙の主流である塩ビ壁紙は、図2(B)に示す如く、
基材(30)として難燃処理を施した坪量70〜80g
/m2 程度の難燃性裏打紙に、塩化ビニルペースト層
(31)を塗工し、その表面に塩化ビニル系樹脂インキ
を用いてグラビア印刷法により木目模様、抽象模様等の
絵柄層(32)を設け、この全面又は部分的に発泡剤を
混合した発泡インキ(33)を施し、全体を190℃〜
210℃の発泡炉で発泡させたものが一般的であり、さ
らにこの表面にエンボス版による凹凸模様を施すことも
行われている。
して、紙壁紙、塩ビ壁紙が広範囲で使用されている。例
えば、図2(A)に示す如く、紙壁紙は基材(30)と
して坪量100g/m2 程度の難燃紙又は一般紙に、塩
化ビニル系樹脂インキを用いてグラビア印刷法により木
目模様、抽象模様等の絵柄層(32)を設けたものであ
る。さらにその表面にエンボス版によるエンボス加工
(凹凸模様を加工する)を施した紙壁紙もある。一方、
壁紙の主流である塩ビ壁紙は、図2(B)に示す如く、
基材(30)として難燃処理を施した坪量70〜80g
/m2 程度の難燃性裏打紙に、塩化ビニルペースト層
(31)を塗工し、その表面に塩化ビニル系樹脂インキ
を用いてグラビア印刷法により木目模様、抽象模様等の
絵柄層(32)を設け、この全面又は部分的に発泡剤を
混合した発泡インキ(33)を施し、全体を190℃〜
210℃の発泡炉で発泡させたものが一般的であり、さ
らにこの表面にエンボス版による凹凸模様を施すことも
行われている。
【0003】しかしながら、上記の紙壁紙は紙を主体と
しているので環境問題では優れているが、基材の表面に
樹脂層等による水分の蒸発を防ぐ層が設けられておら
ず、基材(30)への接着剤の塗布後から施工までのオ
ープンタイムが接着剤の吸収等により短い。また、エン
ボス加工は、模様が大柄でエンボス版の目が粗いものは
エンボスがよく入るが、例えば微細な干渉縞等の模様は
難しく、エンボス版の選択幅が狭い等の施工性、意匠性
において問題がある。一方、壁紙の主流である塩ビ壁紙
は、施工性、意匠性、加工性(エンボス適性、印刷適性
等)の点で他の壁紙より優れているが、塩化ビニル樹脂
を使用している関係で施工後、期日の経過とともに可塑
剤がブリードして表面に「べとつき」が発生するととも
に、表面強度の劣化が徐々に進行する。さらに塩化ビニ
ル樹脂を使用しているため、リフォーム等による廃棄処
理が制限され、焼却処理も焼却炉を傷めたり、有害ガス
の発生があり環境を汚染する等の問題を引き起こす恐れ
がある。
しているので環境問題では優れているが、基材の表面に
樹脂層等による水分の蒸発を防ぐ層が設けられておら
ず、基材(30)への接着剤の塗布後から施工までのオ
ープンタイムが接着剤の吸収等により短い。また、エン
ボス加工は、模様が大柄でエンボス版の目が粗いものは
エンボスがよく入るが、例えば微細な干渉縞等の模様は
難しく、エンボス版の選択幅が狭い等の施工性、意匠性
において問題がある。一方、壁紙の主流である塩ビ壁紙
は、施工性、意匠性、加工性(エンボス適性、印刷適性
等)の点で他の壁紙より優れているが、塩化ビニル樹脂
を使用している関係で施工後、期日の経過とともに可塑
剤がブリードして表面に「べとつき」が発生するととも
に、表面強度の劣化が徐々に進行する。さらに塩化ビニ
ル樹脂を使用しているため、リフォーム等による廃棄処
理が制限され、焼却処理も焼却炉を傷めたり、有害ガス
の発生があり環境を汚染する等の問題を引き起こす恐れ
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に鑑みなされたもので、その目的とするところは、基材
に再生紙を用いて、さらに絵柄層の印刷インキと合成樹
脂層に非塩化ビニル系樹脂を使用して、意匠性、施工
性、加工性、環境の面で優れた化粧シートおよびその製
造方法を提供することにある。
に鑑みなされたもので、その目的とするところは、基材
に再生紙を用いて、さらに絵柄層の印刷インキと合成樹
脂層に非塩化ビニル系樹脂を使用して、意匠性、施工
性、加工性、環境の面で優れた化粧シートおよびその製
造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の化粧シートは、故紙を再生し2層抄きして
なる再生紙を基材(10)として、この基材の片面に発
泡合成樹脂層(11)と絵柄層(12)を順次設け、さ
らにこの上にエンボス加工による凹凸模様(E)を設け
たことを特徴とするものである。
に、本発明の化粧シートは、故紙を再生し2層抄きして
なる再生紙を基材(10)として、この基材の片面に発
泡合成樹脂層(11)と絵柄層(12)を順次設け、さ
らにこの上にエンボス加工による凹凸模様(E)を設け
たことを特徴とするものである。
【0006】また、この化粧シートの製造方法は、故紙
を再生し2層抄きしてなる再生紙を基材(10)とし
て、この基材の片面に発泡合成樹脂層(11)と、この
上に絵柄層(12)を順次形成し、さらにこの発泡合成
樹脂層(11)を加熱、発泡させた後にエンボス加工に
よる凹凸模様を形成してなる化粧シートの製造方法であ
って、前記合成樹脂層がカプセル発泡剤を分散させたア
クリル系樹脂からなることを特徴とする。
を再生し2層抄きしてなる再生紙を基材(10)とし
て、この基材の片面に発泡合成樹脂層(11)と、この
上に絵柄層(12)を順次形成し、さらにこの発泡合成
樹脂層(11)を加熱、発泡させた後にエンボス加工に
よる凹凸模様を形成してなる化粧シートの製造方法であ
って、前記合成樹脂層がカプセル発泡剤を分散させたア
クリル系樹脂からなることを特徴とする。
【0007】また、前記絵柄層(12)の印刷に、非塩
ビ系の水性インキを用いたことを特徴とする。
ビ系の水性インキを用いたことを特徴とする。
【0008】本発明を詳細に説明すると、本発明は基材
(10)として下層紙(10a)と上層紙(10b)と
からなる再生紙を用いることで、高いピーラブル性、長
いオープンタイムの優れた施工性が得られ。また、アク
リル系樹脂のエマルジョンによる水溶性樹脂の塗布適性
(通常の裏打紙では、塗布後、しわが入ってしまう)を
有することができる。また、アクリル系樹脂のエマルジ
ョンを用いることで、焼却時の有害ガスの発生を抑える
等の環境問題に対応した化粧シートにすることができる
とともに、適度な表面硬度と割れ等を防ぐ施工性、カプ
セル発泡剤の微小な凹凸により表面が点接触となること
でのドライ感(表面のべとつきがない)、適度な表面強
度とその表面加工性により優れた意匠性が得られる。さ
らにカプセル発泡剤によるボリューム感、マット感、柔
軟性による施工性が得られる。
(10)として下層紙(10a)と上層紙(10b)と
からなる再生紙を用いることで、高いピーラブル性、長
いオープンタイムの優れた施工性が得られ。また、アク
リル系樹脂のエマルジョンによる水溶性樹脂の塗布適性
(通常の裏打紙では、塗布後、しわが入ってしまう)を
有することができる。また、アクリル系樹脂のエマルジ
ョンを用いることで、焼却時の有害ガスの発生を抑える
等の環境問題に対応した化粧シートにすることができる
とともに、適度な表面硬度と割れ等を防ぐ施工性、カプ
セル発泡剤の微小な凹凸により表面が点接触となること
でのドライ感(表面のべとつきがない)、適度な表面強
度とその表面加工性により優れた意匠性が得られる。さ
らにカプセル発泡剤によるボリューム感、マット感、柔
軟性による施工性が得られる。
【0009】
【作用】本発明の化粧シートは、基材(10)として再
生紙の2層抄き原紙を用いることで、ピーラブル性(層
間剥離のように層と層の間から平滑に剥がれる)と発泡
合成樹脂の塗布適性(通常の裏打紙等の基材では塗布後
シワが入ってしまう)が向上し、この発泡合成樹脂層
(11)に非塩化ビニル系樹脂の合成樹脂を用いること
で、焼却時の有害ガスの発生を抑え、さらにこの合成樹
脂層にカプセル発泡剤を分散させて発泡させることで、
柔軟性を付与するとともに、この層を膨潤させることで
微細なエンボス版の入りを良くすることができる。
生紙の2層抄き原紙を用いることで、ピーラブル性(層
間剥離のように層と層の間から平滑に剥がれる)と発泡
合成樹脂の塗布適性(通常の裏打紙等の基材では塗布後
シワが入ってしまう)が向上し、この発泡合成樹脂層
(11)に非塩化ビニル系樹脂の合成樹脂を用いること
で、焼却時の有害ガスの発生を抑え、さらにこの合成樹
脂層にカプセル発泡剤を分散させて発泡させることで、
柔軟性を付与するとともに、この層を膨潤させることで
微細なエンボス版の入りを良くすることができる。
【0010】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の化粧シートの構成の一例を示す断面図
である。
図1は、本発明の化粧シートの構成の一例を示す断面図
である。
【0011】図1に示す如く、基材(10)に再生紙の
2層抄きの用紙を使用したもので、上層紙(10b)と
下層紙(10a)の割合は1:1がピーラブル性が優れ
ており、上層紙(10b)の割合が少なくなるとピーラ
ブル性が落ちる。
2層抄きの用紙を使用したもので、上層紙(10b)と
下層紙(10a)の割合は1:1がピーラブル性が優れ
ており、上層紙(10b)の割合が少なくなるとピーラ
ブル性が落ちる。
【0012】また、故紙を漂白剤、塩酸等で処理した再
生パルプに少量のバージンパルプを加えて抄紙した再生
パルプ率の高い再生紙は脆く、このため使用した再生紙
による上層紙(10b)は、バージンパルプ50%、再
生パルプ50%で抄紙して、下層紙(10a)よりもバ
ージンパルプの混合率を多くしたものを使用する。一
方、下層紙(10a)はバージンパルプ30%、再生パ
ルプ70%で抄紙した再生紙を使用したものである。な
お、上層紙(10b)と下層紙(10a)を組み合わせ
て再生紙率(再生パルプの混合率)は65%以上とす
る。
生パルプに少量のバージンパルプを加えて抄紙した再生
パルプ率の高い再生紙は脆く、このため使用した再生紙
による上層紙(10b)は、バージンパルプ50%、再
生パルプ50%で抄紙して、下層紙(10a)よりもバ
ージンパルプの混合率を多くしたものを使用する。一
方、下層紙(10a)はバージンパルプ30%、再生パ
ルプ70%で抄紙した再生紙を使用したものである。な
お、上層紙(10b)と下層紙(10a)を組み合わせ
て再生紙率(再生パルプの混合率)は65%以上とす
る。
【0013】この再生紙による2層抄き用紙は、水中伸
縮(横方向に伸びて、乾くと伸びた以上に縮む)を0.
8%以下にするため、長繊維と短繊維の割合を同じにし
て抄紙したもので、これによって目開き(施工後、紙の
伸縮で繋ぎ部分が開くこと)を防止する。
縮(横方向に伸びて、乾くと伸びた以上に縮む)を0.
8%以下にするため、長繊維と短繊維の割合を同じにし
て抄紙したもので、これによって目開き(施工後、紙の
伸縮で繋ぎ部分が開くこと)を防止する。
【0014】また、この基材に難燃性を持たせるための
難燃剤を使用する。本実施例で使用した難燃剤は、スル
ファミン酸グアニジンである。
難燃剤を使用する。本実施例で使用した難燃剤は、スル
ファミン酸グアニジンである。
【0015】また、化粧シートを壁等に貼る場合、オー
プンタイム(接着剤を基材に塗布してから貼着するまで
の時間)を長くすることで施工を容易にするため、この
基材である再生紙はサイズ度を上げて抄紙して、さらに
印刷等により水性ニスをコーティングすることでオープ
ンタイムを調整したものである。
プンタイム(接着剤を基材に塗布してから貼着するまで
の時間)を長くすることで施工を容易にするため、この
基材である再生紙はサイズ度を上げて抄紙して、さらに
印刷等により水性ニスをコーティングすることでオープ
ンタイムを調整したものである。
【0016】次に、発泡合成樹脂層(11)には非塩化
ビニル系樹脂を使用したもので、例えばオレフィン系樹
脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂を用いることができ、
本実施例においては、環境問題、施工性、意匠性を考慮
して、アクリル系樹脂のエマルジョンを用いた。このア
クリル系樹脂のエマルジョンは固形分60〜70%、粘
度100〜20000cpsに調整したもので、また、
難燃性を出すため水酸化アルミニゥムを配合した。さら
に、このアクリル系樹脂100重量部に対してカプセル
発泡剤3〜25重量部、好ましくは3〜10重量部を分
散させ、発泡させることで合成樹脂層にボリューム感、
マット感による意匠性、柔軟性による施工性を付与する
ことができた。
ビニル系樹脂を使用したもので、例えばオレフィン系樹
脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂を用いることができ、
本実施例においては、環境問題、施工性、意匠性を考慮
して、アクリル系樹脂のエマルジョンを用いた。このア
クリル系樹脂のエマルジョンは固形分60〜70%、粘
度100〜20000cpsに調整したもので、また、
難燃性を出すため水酸化アルミニゥムを配合した。さら
に、このアクリル系樹脂100重量部に対してカプセル
発泡剤3〜25重量部、好ましくは3〜10重量部を分
散させ、発泡させることで合成樹脂層にボリューム感、
マット感による意匠性、柔軟性による施工性を付与する
ことができた。
【0017】<実施例1>坪量約160g/m2 の再生
紙からなる基材((株)サンファイバー、SF−160
T、このSF−160Tは故紙を利用した再生紙で2層
抄きの用紙で、上層は故紙とバージンパルプの割合が、
50:50、下層では70:30の割合で全体として6
5:35である)に、固形分約67%のアクリル樹脂系
エマルジョンに、イソブタン内包のカプセル発泡剤を約
5〜8%分散させて、厚さ50g/m2 (ドライ)にナ
イフコーター等の任意な方法で塗布し、乾燥後、水性イ
ンキ(東洋インキ製造(株)、ATS)で絵柄層(1
2)を印刷する。次に、アクリル系樹脂のエマルジョン
による発泡合成樹脂層を約150℃で40秒加熱し発泡
させる。さらに加熱発泡させた合成樹脂層上にエンボス
ロールによりエンボス加工を行い凹凸模様を有する化粧
シートを得た。
紙からなる基材((株)サンファイバー、SF−160
T、このSF−160Tは故紙を利用した再生紙で2層
抄きの用紙で、上層は故紙とバージンパルプの割合が、
50:50、下層では70:30の割合で全体として6
5:35である)に、固形分約67%のアクリル樹脂系
エマルジョンに、イソブタン内包のカプセル発泡剤を約
5〜8%分散させて、厚さ50g/m2 (ドライ)にナ
イフコーター等の任意な方法で塗布し、乾燥後、水性イ
ンキ(東洋インキ製造(株)、ATS)で絵柄層(1
2)を印刷する。次に、アクリル系樹脂のエマルジョン
による発泡合成樹脂層を約150℃で40秒加熱し発泡
させる。さらに加熱発泡させた合成樹脂層上にエンボス
ロールによりエンボス加工を行い凹凸模様を有する化粧
シートを得た。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、絵柄
層、エンボス加工による凹凸模様により高い意匠性を有
するとともに、長いオープンタイムと高いピーラブル性
が付与された優れた施工性を有する化粧シートが得られ
る。また、アクリル系樹脂のエマルジョンによる発泡合
成樹脂層により燃焼時に有害ガスの発生が極めて少な
く、環境面でも優れた効果が生ずる。
層、エンボス加工による凹凸模様により高い意匠性を有
するとともに、長いオープンタイムと高いピーラブル性
が付与された優れた施工性を有する化粧シートが得られ
る。また、アクリル系樹脂のエマルジョンによる発泡合
成樹脂層により燃焼時に有害ガスの発生が極めて少な
く、環境面でも優れた効果が生ずる。
【0019】また、以上のことから副次的効果として、
エコマーク((財)日本環境協会)の認定を得ることが
可能となる。
エコマーク((財)日本環境協会)の認定を得ることが
可能となる。
【図1】本発明の実施例における化粧シートの一例を示
す断面による断面図である。
す断面による断面図である。
【図2】(a),(b)は従来の化粧シートを示す断面
による説明図である。
による説明図である。
10 …基材(2層抄き) 10a…下層紙 10b…上層紙 11 …発泡合成樹脂層 12 …絵柄層 30 …基材(裏打紙) 31 …塩化ビニルペースト 32 …絵柄層 33 …発泡インキ(塩化ビニルペースト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 33/00 7148−4F B44C 3/02 A D21H 27/02 E04H 13/00 B // D06N 7/00
Claims (3)
- 【請求項1】故紙を再生し2層抄きしてなる再生紙を基
材として、該基材の片面に発泡合成樹脂層と絵柄層を順
次設け、さらにこの表面にエンボス加工による凹凸模様
を設けたことを特徴とする化粧シート。 - 【請求項2】故紙を再生し2層抄きしてなる再生紙を基
材として、この基材の片面に発泡合成樹脂層と、この上
に絵柄層を順次形成し、さらにこの発泡合成樹脂層を加
熱、発泡させた後にエンボス加工による凹凸模様を形成
してなる化粧シートの製造方法であって、前記発泡合成
樹脂層がカプセル発泡剤を分散させたアクリル系樹脂か
らなることを特徴とする化粧シートの製造方法。 - 【請求項3】前記絵柄層の印刷に、水性インキを用いた
ことを特徴とする請求項2に記載の化粧シートの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6176608A JPH0839709A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 化粧シートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6176608A JPH0839709A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 化粧シートおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839709A true JPH0839709A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16016549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6176608A Pending JPH0839709A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 化粧シートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0839709A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11200300A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-27 | Okamoto Ind Inc | 施工性の良い生崩壊性壁紙 |
JP2000255199A (ja) * | 1999-03-10 | 2000-09-19 | Sansho:Kk | 金属製化粧板とその製作方法 |
JP2001038849A (ja) * | 1999-07-29 | 2001-02-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP2002285492A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Nisshinbo Ind Inc | 着色エンボス紙 |
ES2177436A1 (es) * | 2000-12-12 | 2002-12-01 | Escolano Jose Manuel Lazaro | Lapida perecedera y procedimiento de obtencion de la misma |
KR100376604B1 (ko) * | 2000-10-23 | 2003-03-19 | 주식회사 엘지화학 | 입체형상을 가지는 벽지 및 그 제조방법 |
JP2003200547A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-07-15 | Sanwa Leather:Kk | 装飾模様を有する皮革等の布帛製品とその製造方法 |
JP2006022602A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Ryoichi Kitamura | 保護材及び置敷タイル |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP6176608A patent/JPH0839709A/ja active Pending
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